JPH04101233U - 故障検出装置 - Google Patents

故障検出装置

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JPH04101233U
JPH04101233U JP1263991U JP1263991U JPH04101233U JP H04101233 U JPH04101233 U JP H04101233U JP 1263991 U JP1263991 U JP 1263991U JP 1263991 U JP1263991 U JP 1263991U JP H04101233 U JPH04101233 U JP H04101233U
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JP
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relay
failure
power supply
timer
failure detection
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Application number
JP1263991U
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English (en)
Inventor
忠宣 近藤
博一 安井
Original Assignee
日新電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 故障継続が一時的でかつその一時的な故障が
設備運用上問題とならないような瞬時故障の発生の際に
は、故障検出リレーの故障表示を自動復帰させる。 【構成】 故障表示機能を有し復帰スイッチの操作又は
制御電源のオフによって故障表示を復帰する故障検出リ
レーと、このリレーの故障検出信号により起動してリレ
ーへの制御電源をオフにし瞬時故障の時間より長い一定
時間後にリレーへの制御電源をオンにする電源制御回路
と、故障検出信号により起動しこの信号出力が電源制御
回路の起動から制御電源のオフまでの時間より長い所定
時間継続した後に警報回路を作動する遅延手段とを備え
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、地絡過電流リレー等の故障表示機能付きの故障検出リレーを使用し て故障検出を行う故障検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
地絡等の故障を検出するリレーは、一旦動作すればリレー本体で故障を表示し 、人為的に復帰するまでこの故障表示を保持するのが一般的である。
【0003】 そして、通常、発生した故障が一定時限以上継続する継続故障のような重大な 故障の場合、リレーの動作により保持した故障表示を故障復旧後に復帰するよう な手順をとるが、そうでない場合、すなわち故障継続が一時的でかつその一時的 な故障発生が設備運用上問題とならないようないわゆる瞬時故障の場合には、特 に何も処置する必要がなく、わざわざ故障を確認する必要もない。
【0004】 ところが、このような瞬時故障に対しても、その都度、リレー本体での故障表 示復帰操作,警報停止の操作が必要であり、面倒なものとなる。
【0005】 そこで、従来では、例えば、図6に示すように、故障検出リレーの出力接点R y1,Ry2,…,Rynに、瞬時故障の発生から消滅までの時間より長い遅延時限を もたせたオンディレータイマのタイマコイルTC を直列接続し、故障発生後この 時限以内に故障が復帰すれば、タイマの接点Ta が接続された外部警報回路を非 動作とすることができるようにしている。なお、P,Nは制御電源端子、K1 , K2 は警報回路接続端子である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前記故障検出装置にあっては、単にリレーの出力接点Ry1からRyn の閉成により起動するタイマを設けて遅延時限を持たせているだけであるため、 その時限以内の故障復帰により警報出力を停止することができるものの、タイマ の起動時にはリレー本体の故障表示は既に動作しているため、本体表示復帰を行 わねばならないといった問題は依然解決されていない。
【0007】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に留意してなされたものであ り、その目的とするところは、瞬時故障の際には故障検出リレーの故障表示を自 動復帰させることの可能な故障検出装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案の故障検出装置においては、故障表示機能 を有し復帰スイッチの操作又は制御電源のオフによって故障表示を復帰する故障 検出リレーと、このリレーの故障検出信号により起動してリレーへの制御電源を オフにし瞬時故障が発生してから消滅するまでの時間より長い一定時間後にリレ ーへの制御電源をオンにする電源制御回路と、前記故障検出信号により起動しこ の故障検出信号が電源制御回路の起動から制御電源のオフまでの時間より長い所 定時間継続した後に警報回路を作動する遅延手段とを備える。
【0009】
【作用】
前述した構成の故障検出装置にあっては、故障発生時、これを故障検出リレー が検出すると、故障表示動作が行われると共に故障検出信号が出力され、電源制 御回路及び遅延手段がそれぞれ起動する。
【0010】 電源制御回路はその起動後一旦リレーへの制御電源をオフにするため、リレー からの故障検出信号の出力は停止し、遅延手段においてはこの故障検出信号が所 定時間継続しないため、警報回路が作動することはない。
【0011】 その後、瞬時故障の時間より長い一定時間が経過すると、電源制御回路により リレーへの制御電源がオンになり、ここで、前記故障が瞬時故障の場合には、こ の時点で既に故障が消滅しているため、制御電源のオフにより故障表示は自動復 帰し、制御電源がオンしてもリレーは故障検出動作することはない。
【0012】 また、継続故障の場合は、リレーの制御電源が回復した後も故障が継続してい るため、故障検出動作を継続しているリレーは再び故障検出信号を出力し、遅延 手段はこの故障検出信号で再起動し、所定時間後に警報回路が作動する。
【0013】
【実施例】
実施例につき、図1ないし図5を用いて説明する。
【0014】 図1は回路構成を示し、RY1,RY2,…,RYnはN個の故障検出リレーのそれ ぞれの電源コイル、Ry1,Ry2,…,Rynは各リレーのそれぞれの出力接点であ り、各リレーの故障検出により該当する出力接点Ry1〜Rynがオンし、故障検出 信号が出力される。
【0015】 T1Cはオフディレイ形第1タイマT1 のタイマコイル、T2Cは遅延手段を構成 するオンディレイ形第2タイマT2 のタイマコイルであり、両タイマコイルT1C ,T2Cの並列回路と各出力接点Ry1〜Rynの並列回路とが直列接続されて制御電 源端子P,N間に接続されている。
【0016】 T3Cはオンディレイ形第3タイマT3 のタイマコイル、XC は補助リレーXの リレーコイルであり、この両コイルT3C,XC の並列回路が第1タイマT1 の常 開のタイマ接点T1aを介して制御電源端子P,N間に接続され、第3タイマT3 の常開のタイマ接点T3aと補助リレーXの常閉のリレー接点Xb との並列回路が 各電源コイルRY1〜RYnの並列回路に直列接続されて制御電源端子P,N間に接 続されている。
【0017】 そして、各コイルT1C,T3C,XC 及び接点T1a,T3a,Xb により、故障検 出リレーの故障検出信号により起動して故障検出リレーへの制御電源端子を一旦 オフにし瞬時故障の時間より長い一定時間後に故障検出リレーへの制御電源をオ ンにする電源制御回路Aが構成されている。
【0018】 また、前記第2タイマT2 には、そのコイルT2Cへの通電が少なくとも制御電 源回路Aの起動から制御電源のオフまでの時間より長い所定時間継続した時に閉 成する常開のタイマ接点T2aが備えられており、このタイマ接点T2aが警報回路 の接続端子K1,K2間に接続されている。
【0019】 ここで、図1において、1点鎖線で囲んだ電源コイルRY1〜RYn及び出力接点 Ry1〜Ryn以外は外部装置として構成され、図4及び図5に示すように、左右両 側に端子台1を備えた基台2に各タイマT1 , T2 , T3 及び補助コイルXを組 み込んでこれらをガラスカバー3で覆い、基台2の上下に設けた取付片4,5を 利用して故障検出リレー等が組み込まれたリレー盤にねじ止めされており、端子 台1を介して配線することにより図1の回路構成が得られるようになっている。
【0020】 つぎに、動作について説明する。
【0021】 通常、各故障検出リレーには、それぞれの電源コイルRY1〜RYnが補助リレー Xのリレー接点Xb を介して励磁されることにより制御電源が供給されている。
【0022】 そして、例えば継続故障が発生した場合、図2に示すように、t1時に故障検出 リレーが動作すると、故障表示と共にその出力接点がt2時にオンになり、両タイ マコイルT1C,T2Cが励磁されて第1,第2タイマT1 ,T2 がそれぞれ起動し 、第1タイマT1 のタイマ接点T1aがオンになったt3時にコイルT3C,XC がそ れぞれ励磁されて第3タイマT3 及び補助リレーXが起動する。
【0023】 この場合、第3タイマT3 はそのタイマ接点T3aがオンするまでに一定時間を 必要とするため、補助リレーXの励磁によりそのリレー接点Xb がオフしたt4時 に電源コイルRY1〜RYnへの通電が断たれ、t5時、各リレーへの制御電源がオフ になり、t6時、その出力接点がオフになる。
【0024】 したがって、両タイマコイルT1C,T2Cへの通電が断たれ、第2タイマT2 は 、そのタイマ接点T2aがそれ以前にオンすることがないため、警報回路を作動す ることなく停止し、他方、第1タイマT1 は、オフディレイ動作によりそのタイ マ接点T1aのオン状態が保たれているため、タイマコイルT3C及びリレーコイル XC の励磁状態が継続される。
【0025】 そして、故障発生後一定時間が経過すると、第3タイマT3 の設定時限となり 、t8時、タイマ接点T3aがオンになり、各電源コイルRY1〜RYnへの通電が再開 され、t9時、各リレーへの制御電源がオンになる。
【0026】 この例の場合、故障は依然として継続し、故障検出リレーは検出動作を継続し ているため、電源回復によりその出力接点が再びオンになりt1 0 時、両タイマコ イルT1C,T2Cが励磁され、第1タイマT1 では、タイマ接点T1aがオフする以 前にタイマコイルT1Cへの通電が再開されることになるため、タイマ接点T1aを 介したタイマコイルT3C及びリレーコイルXC への通電が継続されることになる 。
【0027】 そして、所定時間が経過し、第2タイマT2 の設定時限になると、t1 1 時、タ イマ接点T2aがオンになり、警報回路が作動して警報出力される。
【0028】 その後、故障を確認してt1 2 時にリレー本体の復帰スイッチを操作すると、故 障表示が復帰すると共に、t1 3 時にリレーの出力接点がオフし、両タイマコイル T1C,T2Cが無励磁になり、t1 4 時、第2タイマT2 のタイマ接点T2aがオフに なって警報出力が停止し、さらに、第1タイマT1 の設定時限経過後のt1 5 時、 タイマ接点T1aがオフになり、タイマコイルT3C及びリレーコイルXC が無励磁 になってt1 6 時にタイマ接点T3aがオフ,リレー接点Xb がオンに切り換わり、 元の状態に戻る。
【0029】 つぎに、瞬時故障の場合、前述と同様に、故障検出リレーの故障検出により電 源制御回路A及び第2タイマT2 が起動し、図3に示すように、補助リレーXに より電源コイルRY1〜RYnへの通電が断たれることによりリレーへの制御電源が オフになる。
【0030】 その後、第3タイマT3 の設定時限経過によりリレーへの制御電源がオンにな るが、この第3タイマT3 のタイマ接点T3aがオンする時限は、少なくとも瞬時 故障の発生から消滅までの時間より長く設定されているため、タイマ接点T3aが オンになる以前に瞬時故障は消滅しており、したがって、リレーの故障表示は制 御電源がオフになっているため故障が消滅した時点で自動復帰し、また、各故障 検出リレーは、t9時に制御電源が与えられても故障消滅により動作復帰している ため、出力接点はオフのままとなる。
【0031】 したがって、第2タイマT2 は停止したままで、警報回路が作動することはな く、また、第 1タイマT1 のオフディレイ動作に伴なってそのタイマ接点T1aが オフしたt1 0 時にタイマコイルT3C及びリレーコイルXC が無励磁となり、元の 状態に戻る。
【0032】 この結果、故障発生時、一旦故障検出リレーへの制御電源を一定時間オフにす ることにより、継続故障の場合には、故障表示を継続保持したまま、制御電源の オンの後所定時間後に警報出力でき、また、瞬時故障の場合には、一旦表示した 故障表示を自動復帰させて元の状態に戻すことができ、検出リレー本体での表示 復帰操作及び警報停止操作の省略が可能となる。
【0033】 特に、実施例のように、電源制御回路A及び遅延手段を構成する第1〜第3タ イマT1 〜T3 と補助リレーXとを外部装置としてまとめることにより、通常の 故障検出リレーの機能を変更することなく、この外部装置を接続することで容易 に前述したような自動復帰の機能を満足させることができる。
【0034】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成されているため、つぎに記載する効果を奏 する。
【0035】 故障表示機能を有する故障検出リレーを使用して故障あるいは以上検出する際 に、瞬時故障に対しては、一旦表示した故障表示を制御電源のオフにより自動復 帰させ、継続故障に対しては、この故障表示を継続保持させかつ警報を出力する ことができ、一時的でしかも設備運用上問題とならない瞬時故障の場合にのみ故 障表示を自動復帰することが可能となり、従来のような面倒な操作が全く不要と なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による故障検出装置の1実施例を示す回
路図である。
【図2】図1における継続故障の場合の動作を説明する
タイムチャートである。
【図3】図1における瞬時故障の場合の動作を説明する
タイムチャートである。
【図4】電源制御回路及び遅延手段を構成する外部装置
の正面図である。
【図5】図4の外部装置の側面図である。
【図6】従来例の回路図である。
【符号の説明】
A 電源制御回路 T2 第2タイマ RY1〜RYn 電源コイル Ry1〜Ryn 出力接点

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 故障表示機能を有し復帰スイッチの操作
    又は制御電源のオフによって故障表示を復帰する故障検
    出リレーを備えた故障検出装置であって、前記リレーの
    故障検出信号により起動して前記リレーへの制御電源を
    オフにし瞬時故障が発生してから消滅するまでの時間よ
    り長い一定時間後に前記リレーへの制御電源をオンにす
    る電源制御回路と、前記故障検出信号により起動し該故
    障検出信号が前記電源制御回路の起動から制御電源のオ
    フまでの時間より長い所定時間継続した後に警報回路を
    作動する遅延手段と、を備えた故障検出装置。
JP1263991U 1991-02-13 1991-02-13 故障検出装置 Pending JPH04101233U (ja)

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