JP3718944B2 - Ups制御システム - Google Patents
Ups制御システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP3718944B2 JP3718944B2 JP04950597A JP4950597A JP3718944B2 JP 3718944 B2 JP3718944 B2 JP 3718944B2 JP 04950597 A JP04950597 A JP 04950597A JP 4950597 A JP4950597 A JP 4950597A JP 3718944 B2 JP3718944 B2 JP 3718944B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ups
- power
- power supply
- output
- relay
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Power Sources (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンピュータ装置で制御するUPS(無停電電源装置)制御システム、詳しくは、商用電源復電時の再起動を確実行うことができるUPS制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
UPSは、常時は商用電源入力を、商用電源停電時はバッテリを電源として定周波,定電圧の交流を出力するように順変換器,バッテリ,逆変換器等で構成されている。図3に示すように、UPS1の制御には、異常検出機能や異常通知機能及びエラーリカバリ機能を備えたUPS対応のコンピュータ装置2を用いてる。
【0003】
このコンピュータ装置2は、CPU(RSAモジュール)22と、ソフトウェア操作により独自で電源操作可能な電源モジュール21とその周辺回路を持ち、電源モジュール21はUPS1からのUPS電源出力により動作し、CPU22へDC電源出力すると共に、UPS電源出力との連動出力をCRTなどに出力する。
【0004】
図3において、SW1は電源モジュール21へ入力するUPS電源出力を直接入切するメインパワースイッチで、このスイッチSW1がONしているときのみコンピュータ装置2は、下記の動作を行う。
【0005】
a)メインパワースイッチSW1がONしている状態で、パワースイッチSW2をONすると、電源モジュール21は動作し、CPU22に電源を供給する。
【0006】
b)パワースイッチSW2がOFFし検出回路がこれを検出した場合、シャットダウン操作を終了した後、S/W操作でCPU22からパワーオフ制御が出力され、電源モジュール21の動作を止め、電源供給を止める。
【0007】
c)UPS1は内部の一次電源の停電を検出し、UPS停電検出信号をコンピュータ装置2に出力する。UPS1は停電検出後、内部バッテリを用いてコンピュータ装置2に電源を供給するが、供給できる時間が限られているので、UPS停電検出信号を伝え安全にシャットダウン操作を行う。シャットダウン終了後、上記b)の処理と同様に電源モジュール21の動作を止める。
【0008】
このUPS制御システムは、停電時CPU22がパワーオフ制御信号を電源モジュール21に出力してCPU22の電源供給を止めるが、一次側(メインパワースイッチSW1側)を切るわけではないので電源モジュール21内部の一次側の電力消費を完全に切ることができない。このため、時間が経過するとUPS1のバッテリが上がってしまう。
【0009】
また、停電時に安全にコンピュータ装置2を止めることはできるが、復電時に再起動することができない。
【0010】
この場合、図4のようにUPS1の商用電源を検出するリレーR2とCPU2の電源を検出リレーR1を設け、それぞれのb接点の論理積にてコンピュータ装置2の電源を止めると、UPS1から電源モジュール21へのUPS電源出力が抑制され復電時に再起動が図5のように可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記図5のようにリレーR1,R2を用いてコンピュータ22の電源を止める処理を行っている間に復電してしまった場合、図6に示すようにUPS1からコンピュータ装置2へのUPS電源出力を抑制できなくなり、再起動することができない。
【0012】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところはコンピュータの電源を止める処理を行っている間に復電してしまった場合でも再起動ができるUPS制御方式を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、UPSからの電源出力を受けてCPUへの電源連動出力及び装置CPUへのDC電源を出力する電源モジュールを有するUPS対応のコンピュ−タ装置と、UPSの商用電源入力を検出するリレーと、電源モジュールの出力を検出するリレーと、この各リレーのb接点の一方又は両方がOFFの場合前記UPS電源出力を電源モジュールに出力させるUPSの制御回路とを備えたUPS制御システムにおいて、前記商用電源入力を検出するリレーを、電源モジュールの動作を止めるのに要する時間より長いONデイレィタイムのタイムリレーとなし、商用電源が復電するとタイムリレーのONディレイ動作によりコンピュータ装置が再起動することを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1にUPS対応機能を装備したコンピュータ装置を適用したUPSシステムにおける商用電源の停電/復電時にシステムを自動復帰させるリレーシーケンスを示す。
【0015】
図1において、1はUPS、11はUPSの信号出力カード、2はコンピュータ装置、21はコンピュータ装置の電源モジュール、22は異常検出機能や異常通知機能及びエラーリカバリー機能を備えたRASモジュール(CPU)。
【0016】
TRy1はUPSの商用電源入力▲1▼の復帰から180秒遅れで動作するONデイレィタイムリレー、Ry1は電源モジュール21へ入力するUPS電源出力▲2▼と連動して電源モジュール21からCRT等へ出力される電源連動出力▲4▼により付勢されるリレーで、タイムリレーRy1とリレーRy1のb接点TRy1−bとRy1−bの論理積で電源モジュール21へのUPS電源出力2を制御するリモートON/OFF信号▲6▼を出力するように構成されている。
【0017】
なお、図中、▲3▼は電源モジュール21からCPU22への電源出力、▲5▼はUPS1が商用電源入力停電を検出してCPU22に電源モジュール21からDC電源出力▲3▼を出力させるためのバックアップ信号出力である。
【0018】
上記UPS制御システムは、常時商用電源入力▲1▼を電源としてUPS1が動作しており、UPS電源出力▲2▼をコンピュータ装置2に出力し、装置2の電源モジュール21はUPS電源出力▲2▼に連動して電源連動出力▲4▼をCRTに出力すると共にCPU22にDC電源出力▲3▼を出力する。また、常時はタイムリレーTRy1及びリレーRy1のb接点TRy1−b及び、Ry−bは共にOFFし、リモートON/OFF信号▲6▼はONしている。
【0019】
次に上記UPSシステムの商用電源1の停電時の動作を図2を用いて説明する。商用電源1が停電すると、UPS1は商用電源▲1▼1の停電を検出し、バックアップ信号出力BUをONにしてコンピュータ装置2に知らせる。コンピュータ装置2は停電検出によりシャットダウンを行い、自らDC電源出力▲3▼を切る。商用電源▲1▼の停電でタイムリレーTRx1のb接点TRy1−bはONするが、リレーRy1のb接点Ry1−bはOFFのままであるから、UPSリモートON/OFF信号▲6▼はOFFとならない。
【0020】
コンピュータ装置2はDC電源出力▲3▼が切れると共に電源連動出力▲4▼が切れることで、リレーRy1のb接点Ry1−bがONするので、リモートON/OFF信号▲6▼がOFFになり、UPS電源出力▲2▼が停止する。
【0021】
商用電源▲1▼が復電すると、タイムリレーTRy1が180秒後にOFFし、リモートON/OFF信号▲6▼がONになりUPS電源出力▲2▼が復旧するので、コンピュータ装置2は再起動する。
【0022】
以上のように、UPS1の商用電源入力▲1▼にONデイレィタイムリレーを接続し、タイムリレーのONデイレィの値を電源モジュール21の動作を止めるのに要する時間より長め(例えば、180秒)に設定したので、コンピュータ装置の電源を止めるシャットダウン処理を終わった後にUPSリモートON/OFF信号▲6▼がONするので、再起動が可能となる。
【0023】
なお、上記ONデイレィタイムリレー(ONデイレィタイマ)のONデイレィ時間としての電源モジュールの動作を止めるに要する時間は、コンピュータ装置がシャットダウン処理を開始したら電源モジュールの動作を止める操作を止められない場合、シャットダウン処理時間を含めることもある。
【0024】
【発明の効果】
本発明は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0025】
(1)停電の際に、コンピュータ装置を安全に止め、復電後再起動することが停電時間の長短に関係なく確実に行える。
【0026】
(2)停電時にコンピュータ装置の電源モジュール内部の一次側の電力を完全に切ることができるので、電源モジュールの電力消費によりUPSのバッテリが上がることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態にかかるUPSシステムのUPSとコンピュータ装置間のリレーシーケンス構成図。
【図2】UPSシステムにおける商用電源停電時の動作を説明するタイミング図。
【図3】従来UPS制御システム構成図。
【図4】従来出力を抑制する信号が設けられているUPS制御システム構成図。
【図5】従来UPS制御システムの復電時再起動可能な場合のタイミング図。
【図6】従来UPS制御システムの復電時再起動可能な場合のタイミング図。
【符号の説明】
1…UPS(無停電電源装置)
11…UPSの信号出力カード
2…UPS対応のコンピュータ装置
21…コンピュータ装置の電源モジュール
22…コンピュータ装置の処理装置(CPU,RASモジュール)
R1,R2,Ry1…リレー
TRy…ONデイレィタイムリレー
Claims (1)
- UPSからの電源出力を受けてCRTへの電源連動出力及び装置CPUへのDC電源を出力する電源モジュールを有するUPS対応のコンピュ−タ装置と、UPSの商用電源入力を検出するリレーと、電源モジュールの出力を検出するリレーと、この各リレーのb接点の一方又は両方がOFFの場合前記UPS電源出力を電源モジュールに出力させるUPSの制御回路とを備えたUPS制御システムにおいて、
前記商用電源入力を検出するリレーを、電源モジュールの動作を止めるのに要する時間より長いONデイレィタイムのタイムリレーとなし、商用電源が復電するとタイムリレーのONディレイ動作によりコンピュータ装置が再起動することを特徴とするUPS制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04950597A JP3718944B2 (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | Ups制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04950597A JP3718944B2 (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | Ups制御システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10247126A JPH10247126A (ja) | 1998-09-14 |
JP3718944B2 true JP3718944B2 (ja) | 2005-11-24 |
Family
ID=12833004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04950597A Expired - Fee Related JP3718944B2 (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | Ups制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3718944B2 (ja) |
-
1997
- 1997-03-05 JP JP04950597A patent/JP3718944B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10247126A (ja) | 1998-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3718944B2 (ja) | Ups制御システム | |
JP2004023918A (ja) | 電源制御回路 | |
JPH11202986A (ja) | 無停電電源システム | |
JP4110313B2 (ja) | 無停電電源装置 | |
JPH01231622A (ja) | 電源制御方式 | |
JPH03127216A (ja) | 無停電電源装置 | |
JPH04160420A (ja) | 無停電電源装置 | |
JP2009296744A (ja) | 電力制御装置 | |
JPH04170619A (ja) | 半導体製造装置用制御装置 | |
JPH09238434A (ja) | システムパワータップの制御方式 | |
JPH0516050B2 (ja) | ||
JPH06217472A (ja) | 無停電電源装置の停電処理方式 | |
JP2010152421A (ja) | 電源制御方法 | |
KR970005697Y1 (ko) | 유닉스시스템의 파워제어장치 | |
JPH057633Y2 (ja) | ||
JP2533116B2 (ja) | デ−タ処理装置 | |
JPH0454508Y2 (ja) | ||
JPH0378585A (ja) | クライオポンプ用コンプレッサーの瞬間的停止後の再起動方法 | |
JPH01222633A (ja) | 電子機器の稼動方式 | |
JPS60153501A (ja) | マイクロプロセツサによる電気付勢装置 | |
JP2005267126A (ja) | 制御機器の制御方法および制御機器 | |
JPH01233608A (ja) | 停電処理方式 | |
JPS59194227A (ja) | 電源断検出方式 | |
JPH0282177A (ja) | バッテリー装置 | |
JPH11292450A (ja) | マンコンベアの制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050808 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050816 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050829 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080916 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090916 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090916 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100916 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110916 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110916 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120916 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120916 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130916 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |