JPH0395059A

JPH0395059A - 帯状走行生地の蛇行修正、拡布装置

Info

Publication number: JPH0395059A
Application number: JP22904889A
Authority: JP
Inventors: Masao Oyana; 御簗　政男
Original assignee: Toyo Kikai Co Ltd
Current assignee: Toyo Kikai Co Ltd
Priority date: 1989-09-04
Filing date: 1989-09-04
Publication date: 1991-04-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野〉本発明は、長尺の帯状走行生地の蛇行修正、拡布装置の
改良に関し、ざらに詳しくは、シャフトに回転可能に軸
支せしめたパイプ等の円筒部材の周囲に複数本のガイド
バーを軸線方向にスライド可能に、且つ生地の走行作用
により連れ回り回転可能に放射状に配置し、この各ガイ
ドバーのスライド作用と回転作用により、ガイドバーに
掛け渡した帯状走行生地の蛇行を修正すると共に、拡布
を行なうように構戒した装置に関する。

（従来の技術〉上記のように、ガイドバーのスライド作用と回転作用を
利用した帯状走行生地の案内装置としては、いくつかの
装置が提案実施ざれているが、例えば特公昭６２−　４
０２６３号公報に記載されているような装置が知られて
いる。　即ち、「シャフトに回転可能に軸支せしめた円
筒部材の周囲に複数本のガイドバーを軸線方向にスライ
ド可能に放射状に配設すると共に、各ガイドバーの一方
の端部を回転コロ等を介してリング状案内板に支持せし
め、該案内板の傾動による各ガイドバーの軸線方向への
スライド作用と、シャフトを中心軸とする各ガイドバー
の回転作用により走行生地の蛇行を修正するように構成
した装置において、リング状案内板の側面２個所にボス
を介して雌ネジ部材を夫々枢着し、両雌ネジ部材に雄ネ
ジ部材を夫々螺拝すると共に、両雄ネジ部材に適宜の回
転機構を各別に取着け、両回転機構の回転速度差により
両雄ネジ部材の回転速度を変えて両雌ネジ部材の移動距
離を変えるように構成し、もってリング状案内板を軸線
方向に沿って移動させつ）傾動させるように構成したこ
とを特徴とする走行生地の蛇行修正装置」が知られてい
る。

（発明が解決しようとする課題）然るに、上記従来の装置の場合は、その構戒上、帯状走
行生地の蛇行修正は可能であっても、走行生地の巾出し
、即ち、生地の巾方向の弛み、皺等の発生を是正する所
謂拡布効果は達或できない問題があり、したがって拡布
効果を得るためには、この装置に更に拡布装置を併設す
る必要があり、設備費用及び設備スペースの点で多くの
問題点があった。

本発明は、上記の問題点を解決することを課題として開
発完戒されたもので、スライド可能なガイドバーを利用
したこの種の装置により、走行生地の蛇行修正効果と拡
布効果を確実に併有発揮させることのできる構成簡単に
して至便な装置を提供することを目的とする。

く課題を解決するための手段）上記の課題を解決する手段として、本発明では、シャフ
トに回転可能に軸支せしめた円筒部材の周囲に複数本の
ガイドバーを軸線方向にスライド可能に放射状に配設す
ると共に、各ガイドバーの端部を回転コロ等を介して傾
斜リングに支持せしめ、該傾斜リングの傾動による各ガ
イドバーの軸線方向へのスライド作用と、シャフトを中
心軸とする各ガイドバーの回転作用により走行生地の蛇
行を修正するように構成した装置において、各ガイドバ
ーを中間部で分離して左右の各ガイドバーを各別に作動
するように構成すると共に、各ガイドバーの外側両端部
を傾斜リングにより各別に支持せしめ、且つ各傾斜リン
グに傾動機構を夫々設けて、ガイドバーに掛け渡した帯
状走行生地の蛇行時及び巾方向の弛み、皺等の発生時に
、該傾動機構を作動せしめて各傾斜リングを所要方向に
所要量だけ傾動させるように構成し、もって帯状走行生
地の蛇行修正と拡布を行ない得るように構成したことを
特徴とする帯状走行生地の蛇行修正、拡布装置を開発し
、採用した。

（作　用〉本発明は、上記のように構戒したので次のような作用が
ある。　即ち、各ガイドバーに添接させて掛け渡した走
行生地の蛇行を検出器により検出すると、その検出信号
によりモータを介し傾動機構を作動させて各傾斜リング
を生地の蛇行を修正する方向に傾動し、各ガイドバーの
スライド作動により生地の偏位を修正して蛇行修正を行
なうように作用する。　また、この時、各ガイドバーは
中間部で分離ざれていて、左右の各ガイドバーは各別に
スライド可能に構成されているので、上記の蛇行修正作
用に加えて、走行生地の拡布く巾出し）を行なうように
作用する。

（実施　例）以下に、本発明の実施の一例を添付図面に基づいて説明
すれば、第１図において、１は左右のブラケット２、２
に固定ざれた中空のシャフトであって、該シャフト１に
軸受３を介してパイプ等の円筒部材４を回転可能に被嵌
して回転ロールを構成すると共に、この円筒部材の外周
複数個所にスライド軸受５が放射状に配設してある。　
６は中間部で分離して所要の間隔を保たせた状態で上記
スライド軸受５に放射状に配設された複数のがイドバー
であって、この左右に分離ざれた各ガイドバー６は軸線
方向に各別にスライド可能に、且つシャフト１を中心軸
にして回転可能に構戒されている。　また、左右の各ガ
イドバー６の外側両端部にはスライド用ブラケット７が
取付けてあり、この各ブラケット７にボールジョイント
８を介してベアリング９により回転可能に傾斜リング１
０が装設されている。　この両側の傾斜リング１０は、
中空のシャフト１内に挿入ざれた連結バー１１の両側に
ピン１２により連結ざれ、該連結バー１１の移動時に同
時に移動するように構戒されている。

Ｌは両側の傾斜リング１０を傾動させるためのリンク機
構から或る傾動機構であって、次のように構成されてい
る。　即ち、傾斜リング１０の外側面にリンクピン１３
、１４を介してリンクパー１５、１６が夫々連結される
と共に、このリンクパ　ー１５、１６がシャフト１の端
部近傍に被嵌したスライドブロック１７にリンクピン１
８、２０を介して夫々連結ざれ、且つ一方のリンクパー
１６は、図示するようにリンクアーム２２にリンクピン
２０により連結ざれると共に、このリンクアーム２２は
リンクピン１９によりスライドブロック１７に連結ざれ
ており、更にリンクアーム２２の回転作用ピン２１はス
ライドパー２３に固設されており、このようにしてリン
ク機構から或る傾斜リング１０の傾動機構Ｌが構成され
ている。

また、リンクアーム２２の回転中心はスライドブロック
１７上のリンクピン１９である。

上記の構戒において、後述するようにモータにより連結
バー１１の端部に形戒した移動用ネジ部を介して連結バ
ー１１が左右いづれかに移動すると、傾斜リング１０は
ピン１２を介してシャフト１に設けた長孔の長さ範囲内
で左右いづれかに移動じ、したがって上記したリンク機
構を介してスライドブロック１７が移動する。　この時
、リンクピン１４側の移動量は、リンクアーム２２の増
幅作用によってピン１２の動きより大きくなると共に、
リンクビン１３側の移動量は逆に小さくなり、かくして
傾斜リング１０を傾動させることができる。　また、こ
の傾動の中心は、第２図及び第３図に示すＢ−Ａ延長線
上であり、走行生地Ｗの入口側に仮想中心として設定で
き、また、リンクアーム２２のレバー長さの比率、即ち
、リンクピン１９〜２０間の長さと、回転作用ピン２１
〜リンクピン１９間の長さ比率を変えることにより、仮
想中心の位置を変えることができる。

また、傾斜リング１０の左右への移動方法としては、こ
の実施例では、走行生地の偏位量を検出器２４で検出し
、その検出信号によりアンプ２５を介してモータ２６を
回転させ、その回転をベルト及びプーり等の伝達手段に
より前記連結バー１１のモータ側端部に連結した移動用
ネジ部２７に伝達し、該連結バー１１を移動して傾斜リ
ング１０に伝達することにより所期の蛇行修正を行なう
ものである。　なお、こ）に言う検出器２４とは、走行
生地の耳端検出器とセンターリング検出器とを含むもの
であり、耳端検出器とは、帯状走行生地の一方の耳端位
置の偏位量を検出する検出器であり、また、センターリ
ング検出器とは、帯状走行生地のセンターの偏位量を検
出する検出器である。

また、本発明に係る装置の各ガイドバ−６は、既述した
ように中間部で分割分離ざれ、両側の各傾斜リング１０
にスライド用ブラケット７を介して連結されており、第
１図及び第３図の（ハ〉に示す本装置の中立位置の状態
において、スライドブロック１７上のリンクピン１８と
１９の位置をずらすか、或はリンクパー１５、１６の長
さ比率を変えるか、または回転作用ピン２１と、傾斜リ
ング１０との結合ざれたピン１２の位置関係を変えるこ
とにより、対応する各ガイドバ−６が傾斜リング１０の
回転につれて、最初の半回転迄は左右外側方向に拡がり
ながら移動し、残りの半回転では左右内側方向に縮まり
ながら移動し、この拡縮運動を連続的に行なうことにな
る。　したがって、傾斜リング１０のこの拡がり移動の
部分を使用して走行生地を添接して掛け渡すと所期の拡
布を達或でき、また、上記の寸法、位置を変えることに
より、拡布量を適宜に変更できるものである。

次に、本発明装置による蛇行修正動作の基本原理を説明
すれば、検出器２４で検出された信号により、アンプ２
５を介してモータ２６を駆動ざせ、前記したようにシャ
フト１に対して傾斜リング１０が右または左に傾斜（傾
動）した状態になる。

一方、傾斜リング１０に連結ざれた各ガイドバ＝６は放
射状に複数本配置ざれていて、ロール状体を形成してい
る。　このロール状体に所定の範囲で生地Ｗを添接掛け
渡して走行させると、このロール状体の自由回転性によ
り走行生地の走行作用で連れ回ねる。　また、第２図に
示す蛇行修正動作の基本原理図において、同図の（イ〉
に示すように、例えば各ガイドバ−６の軸線方向への移
動量は、Ａの点から増加し始めてＢの点で最大となり、
また、Ｂの点かＡの点に至る間に減少するように構戒ざ
れているので、この増加する部分を使って走行生地Ｗを
添接掛け渡すと、走行生地はこのガイドバ−６のスライ
ド作用により左右に移動される。　これを切目なく継続
して行なえば走行生地の蛇行修正が達或される。　この
蛇行修正装置の基本動作は、第２図において、走行生地
が装置のセンターより（χ一ｙ〉／２ずれると、検出器
２４から信号が出て傾斜リング１ｏを作動させる。　上
式の数値が負の場合は、傾斜リング１ｏはその分量だけ
左側に傾斜しながら移動し、正の場合は、右側に傾斜し
ながら移動し、また、（χ一ｙ）／２がゼロの場合は、
傾斜リング１ｏは中立位置を保って移動しない。　なお
、第２図において、（口）は走行生地が右側に蛇行した
ときの修正動作を示しており、（二〉は走行生地が左側
に蛇行したときの修正動作を示しており、更に（ハ〉は
走行生地が正常位置にあるときの中立状態（無修正動作
）を示している。

また、ガイドバ−６の横移動量は、傾斜リングの仮想回
動中心が走行生地の走行ラインの前方に位置しているた
め、（ｃ十ｄ）の式で表わされる。

これを速応性による修正量と称しているが：これはガイ
ドバー６が生地の走行方向と直角方向に移動して偏位を
瞬間的に修正する量を意味している。

また、第２図に示す修正量ｄは、持続性による修正量で
あって、ガイドバ−６が傾斜リング１ｏにより傾いた傾
斜角と生地の走行量で決まる偏位修正量により連続的に
偏位修正動作を行なうものである。

次に、第３図の（口）、（ハ〉、（二）は、第２図に示
した基本的蛇行修正機構の傾斜リング１０を装置の左右
に配置すると共に、中間部で分割分離ざれた各ガイドバ
−６の夫々の外側端部を両傾斜リング１０に装着した本
発明に係る帯状走行生地の蛇行修正、拡布装置の動作説
明図である。

こ）で、左右の各ガイドバー６間の分離間隙を第３図の
（イ）に示すＡの位置では、同図の（口）、（ハ）、（
二〉に示すａの寸法にすると共に、第３図の（イ）に示
すＢの位置では、同図の（口）、（ハ）、（二〉に示す
ｂの寸法にして、ａ＜ｂの状態になるように傾斜リング
１ｏ及びガイドパー６を配置する。　このガイドバ−６
から或るロール状体は、第３図の（イ）に示す最小の間
隙Ａ点から最大の間隙Ｂ点に回転移動し、再びＢ点から
八点に減少しながら戻るが、このＡ点かＢ点に移動する
部分に走行生地Ｗを添接して掛け渡すと、この間のガイ
ドバ−６の横移動（スライド）により、走行生地はガイ
ドバー６に案内ざれて、第３図の（口〉、〈ハ〉、（二
）に示すようにＷＡからＷＢに拡布作用を受ける。　即
ち、ＷＢ　−：ＷＡ＋（ｂ−ａ）の状態にまで拡布する
機能を発揮できるものであり、第２図に示す装置の機能
では中央維持動作（蛇行修正動作〉は行なっているが、
その走行入口部の生地巾ＷＡと出口部の生地巾ＷＡが同
じ状態であるのに対して、第３図に示す本発明に係る装
置では、走行入口部の生地巾ＷＡに対して出口部の生地
巾Ｗ８となるもので、走行生地の蛇行修正機能と同時に
、拡布機能を発揮できるものである。　なお、第３図に
において、（口〉は走行生地が右側に蛇行したときの修
正動作と拡布動作を示しており、（二）は走行生地が左
側に蛇行したときの修正動作と拡布動作を示しており、
更に（ハ）は走行生地が正常位置にあるときの中立状態
における拡布動作を示している。

（発明の効果）以上、詳述したように、本発明によれば、単一の装置に
より走行生地の蛇行修正機能と拡布機能を確実に発揮で
きる多大な利点があり、生地の品質の向上に著しく寄与
し得ると共に、生地の走行ラインの複雑化や設備スペー
ス及び設備費用に関する支障もなく、従来のこの種の帯
状走行生地の案内装置によっては達或できない有用顕著
な作用、効果を奏し得るものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は一部を縦
断した概略正面図、第２図の（イ）、（口〉、（ハ）、
（二）は帯状走行生地の蛇行修正作動の基本原理の説明
図、第３図の（イ〉、（口）、（ハ〉、（二）は本発明
の装置による帯状走行生地の蛇行修正作動と拡布作動の
説明図である。（符号の説明）１・・・シャフト、４・・・円筒部材、６・・・中間部で分割分離したガイドバ−１０・・・傾
斜リング、Ｌ・・・傾斜リングの傾動機構。（符号の説明）１・・・シャフト、４・・・円筒部材、６・・・中間部で分割分離したガイドバ−１０・・・傾
斜リング、Ｌ・・・傾斜リングの傾動機構。負味 −４４５−

Claims

【特許請求の範囲】

シャフトに回転可能に軸支せしめた円筒部材の周囲に複
数本のガイドバーを軸線方向にスライド可能に放射状に
配設すると共に、各ガイドバーの端部を回転コロ等を介
して傾斜リングに支持せしめ、該傾斜リングの傾動によ
る各ガイドバーの軸線方向へのスライド作用と、シャフ
トを中心軸とする各ガイドバーの回転作用により走行生
地の蛇行を修正するように構成した装置において、各ガ
イドバーを中間部で分離して左右の各ガイドバーを各別
に作動するように構成すると共に、各ガイドバーの外側
両端部を傾斜リングにより各別に支持せしめ、且つ各傾
斜リングに傾動機構を夫々設けて、ガイドバーに掛け渡
した帯状走行生地の蛇行時及び巾方向の弛み、皺等の発
生時に、該傾動機構を作動せしめて各傾斜リングを所要
方向に所要量だけ傾動させるように構成し、もつて帯状
走行生地の蛇行修正と拡布を行ない得るように構成した
ことを特徴とする帯状走行生地の蛇行修正、拡布装置。