JPH03938A - 内燃機関の出力制御装置 - Google Patents

内燃機関の出力制御装置

Info

Publication number
JPH03938A
JPH03938A JP13418189A JP13418189A JPH03938A JP H03938 A JPH03938 A JP H03938A JP 13418189 A JP13418189 A JP 13418189A JP 13418189 A JP13418189 A JP 13418189A JP H03938 A JPH03938 A JP H03938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
throttle
throttle valve
valve
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP13418189A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2535799B2 (ja
Inventor
Toru Hashimoto
徹 橋本
Akira Takahashi
晃 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP1134181A priority Critical patent/JP2535799B2/ja
Publication of JPH03938A publication Critical patent/JPH03938A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2535799B2 publication Critical patent/JP2535799B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、内燃機関(以下、必要に応じrエンジン」と
いう)の出力を制御するための装置に関する。
[従来の技術] 一般に、自動車に搭載されたエンジンの出力番よアクセ
ルペダルと索でリンクされたスロットル弁により制御さ
れるが、路面状態(例えば雪路面)によっては、スロッ
トル弁は必ずしもアクセルペタルとリンクした動きをし
た方がよいとはいえない。
そこで、スロットル弁のほかに、このスロットル弁と直
列にサブスロットル弁を配設し、このサブスロットル弁
を車輪のスリップ状態に応じて制御することにより、エ
ンジン出力をアクセルペダルの動きにかかわらず制御す
るトラクション制御方式や、アクセルペタルとスロット
ル弁とを索でリンクせずに、アクセルペタルの踏込量を
センサで検出するとともに、スロットル弁をステッパモ
ータで駆動できるようにし、更には上記のセンサとモー
タとの間にコンピュータ等のコントローラを介在させて
3コントローラからの制御信号でステッパモータを制御
することにより、スロットル弁の開度を調整して、エン
ジンの出力を制御するいわゆるスロットルバイワイヤ方
式等が提案されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記のような従来のエンジン出力制御手
段では、まず、前者のものでは、サブスロットル弁を必
要とし、これに伴う機構も複雑であるので、構造の複雑
化およびコスト高を招くという問題点がある。
また、後者のものでは、アクセルペダルとスロットル弁
との間を機械系から電気系に置き換えているので、フェ
ールセーフの機構等がシビアになり、更にはステッパモ
ータを用いたり高価な制御系を必要とするため、コスト
の点で問題がある。
本発明は、このような問題点を解決しようとするもので
、スロットル弁駆動機構に工夫を加えることにより、サ
ブスロットル弁を必要とすることなく、しかもスロット
ル弁とアクセルペダルのごとき人為的操作部材との間を
機械系にしたままエンジンの出力を人為的操作部材のほ
かにアクチュエータでも制御できるようにした、内燃機
関の出力制御装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] このため、本発明の内燃機関の出力制御装置は、給気系
に出力制御用スロットル弁を有する内燃機関において、
人為的操作部材に連動する第1レバーと、該スロットル
弁と一体的な動きをする第2レバーと、該ルバーと該第
2レバーとを接続して該第2レバーを該第1レバーに追
従させるよう付勢する付勢手段と、該第2レバーを該第
1レバーから切り離した状態で該スロットル弁を回転駆
動することにより該内燃機関の出力を制御するアクチュ
エータとをそなえて構成されたことを特徴としている。
[作 用] 上述の本発明の内燃機関の出力制御装置では、人為的操
作部材によってエンジン出力を制御するには、まず人為
的操作部材を操作すると、これに連動して第1レバーが
駆動され、更にはこれに連動して付勢手段によって第1
レバーに追従している第2レバーも駆動される。これに
よりスロットル弁が人為的操作部材の操作量に応じた量
だけ回転駆動されることにより、エンジン出力も人為的
操作部材の操作量に応じて制御される。
一方、人為的操作部材の操作量とは別にアクチュエータ
によってエンジン出力を制御するには、まずアクチュエ
ータを駆動させると、第2レバーが第1レバーから切り
離された状態で、スロットル弁が回転駆動される。これ
によりエンジン出力は人為的操作部材の操作量によらず
アクチュエータの駆動量に応じて#御される。
[実施例] 以下1図面により本発明の一実施例としての内燃機関の
出力制御装置について説明すると、第1図はそのスロッ
トル弁近傍の構造とアクチュエータ制御系とを合わせて
示す図、第2図は本装置の概略構成図、第3図は本装置
を有するエンジンシステムを示す全体構成図、第4図は
その車輪速検出系を説明する図、第5図は本装置を有す
るエンジン制御系を示すブロック図、第6図(a)はそ
の第1の制御態様を実施するための要部ブロック図、第
6図(b)はその第2の制御態様を実施するだめの要部
ブロック図、第7図はその第1の制御態様を説明するた
めのフローチャート、第8図はその第1の制御態様の説
明に使用する特性図。
第9図はその第2の制御態様を説明するためのフローチ
ャート、第10図はその第2の制御態様の説明に使用す
る特性図、第11図はその変形例を第1図に対応させて
示す図、第12図は第11図の店方向から見たスロット
ルレバーと全開ストッパとの関係を示す部分図である。
さて、本装置を有するガソリンエンジンシステムは、第
3図のようになるが、この第3図において、エンジン(
内燃機関)EはV型6気筒エンジンとして構成されてい
る。
また、このエンジンEにおける各気筒の燃焼室1(この
燃焼室1には図示しないが点火プラグの点火部が露出し
ている)には、吸気通路(給気系)2および排気通路(
排気系)3が連通接続されており、吸気通路2と各燃焼
室1とは吸気弁4によって連通制御されるとともに、排
気通路3と各燃焼室1とは排気弁5によって連通制御さ
れるようになっている。
また、吸気通路2には、上流側から順にエアクリーナ6
、スロットル弁7および電磁式燃料噴射弁(電磁弁;イ
ンジェクタ)8が設けられており、排気通路3には、そ
の上流側から順に排ガス浄化用の触媒コンバータ(三元
触媒)9および図示しないマフラ(消音器)が設けられ
ている。なお、吸気通路2には、サージタンク2aが設
けられている。
さらに、電磁弁8は吸気マニホルド部分に気筒数だけ設
けられている。今、本実施例のエンジンEはV形6気筒
エンジンであるから、電磁弁8は6個設けられているこ
とになる。即ちいわゆるマルチポイント燃料噴射(MP
I)方式のエンジンであるということができる。
ところで、スロットル弁7の開度を変えると、吸入空気
量が変わるため、エンジンEの出力を制御することがで
きるが、次にこのスロットル弁7を回転駆動するための
構造について説明する。
すなわち、第1図に示すように、スロットル弁7は吸気
通路2に介装されたスロットルボデー70内に設けられ
ているが、このスロットル弁7には、スロットルシャフ
ト71が一体に取り付けられていて、このスロットルシ
ャフト71がスロットルボデー70を貫通して吸気通路
外へ延在している。そして、このスロットルシャフト7
1の吸気通路外部分には、第1レバーとしてのアクセル
レバ−72と、第2レバーとしてのスロットルレバー7
3とが同軸的に嵌合されている。なお、アクセルレバ−
72の方がスロットルレバー73よりもスロットルシャ
フト71の外端部りに嵌合されている。
ここで、アクセルレバ−72は車室内のアクセルペタル
(人為的操作部材)10oにアクセル索101を介して
連係接続されており、これによりアクセルレバ−72は
アクセルペタル100の踏込量に応じて回動するように
なっているが、このアクセルレバ−72はスロットルシ
ャフト71に対しては遊嵌されている。即ち、スロット
ルシャフト71の外端部には、スペーサ74および樹脂
リング75を介してアクセルレバ−72の円筒部72b
が嵌合されており、樹脂リング75とスペーサ74との
間が相対摺動可能となっている。
また、スロットルレバー73はスロットルシャフト71
と一体に取り付けられており、これによりスロットルレ
バー73を回転駆動すると、スロットルシャフト71ひ
いてはスロットル弁7も回転するようになっている。な
お、スロットルレバー73には、アクセルレバ−72側
へ延びた係合アーム部73aが形成されており、この係
合アーム部73aがアクセルレバ−72付きのストッパ
部72aと係合できるようになっている。
ここで、アクセルレバ−72とスロットルレバー73と
が係合するのは、スロットルレバー73がスロットル弁
開方向へ回動していったとき、あるいはアクセルレバ−
72がスロットル弁閉方向へ回動していったときである
さらに、スロットルボデー70とスロットルレバー73
との間には、スロットルレバー73の係合アーム部73
aがアクセルレバ−72のストッパ部72aに係合する
ように、即ち第2図において矢印入方向(スロットル弁
開方向)に付勢するリターンスプリング76が装填され
ている。なお、このリターンスプリング76は、コイル
スプリングとして構成されて、スロットルシャフト71
に嵌合されており、このリターンスプリング76はその
一端がスロットルボデー70に係止されるとともにその
他端がスロットルレバー73に係止されている。また、
このリターンスプリング76の各端部とスロットルシャ
フト71との間には、リターンスプリング76の収縮を
許容しうるように間隔をあけて配設された樹脂リング7
7.78が介装されている。これにより、このリターン
スプリング76は、スロットルレバー73とアクセルレ
バ−72と7を接続してスロットルレバー73をアクセ
ルレバ−72に追従させるよう付勢する付勢手段を構成
する。
なお、スロットルボデー70とアクセルレバ−72との
間には、リターンスプリング76とは反対方向(スロッ
トル弁閉方向)に付勢しアクセルペダル100に対して
デイテント感を付与するリターンスプリング79が装填
されている。このリターンスプリング79は、アクセル
レバ−72の円筒部72bの外側から樹脂リング80を
介してスロットルシャフト71に嵌合されており、この
リターンスプリング79はその一端がスロットルボデー
70に係止されるとともにその他端がアクセルレバ−7
2に係止されている。
また、上記のような各部品72〜80をスロットルシャ
フト71に取り付けたあとは、スロットルシャフト外端
の雄ねじ部71aにナツト81を螺合させて締め付ける
ことが行なわれる。このナツト81の締め付けに際して
は、ワッシャ82を介在させるが、このときワッシャ8
2がスペーサ74を押しつけている。しかし、このとき
、樹脂リング75の長さはスペーサ74の長さより短く
設定されているので、ワッシャ82に樹脂リング75の
端面ば押さえられていない。従って、樹脂リング75と
スペーサ74との間が相対摺動可能な状態となり、これ
により、アクセルレバ−72がスロットルシャフト71
に対して遊嵌されることになるのである。
なお、第1図において、72cはアクセルレバ−72と
一体に形成さ九てスロットル弁7が全開位置より更に全
閉側となるのを規制する全開ストッパで、この全開スト
ッパ72cはアクセルレバ−72がスロットル弁全開位
置まで回動してくると、スロットルホゾ一部分70aに
当接して、アクセルレバ−72のそれ以上のスロットル
弁閉方向への回動を阻止するようになっている。
さらに、第1〜3図(但し、第3図には1図面の煩雑化
を避けるため、アクセルレバ−72はその図示を省略′
されている)に示すごとく、スロットルレバー73には
、ロンド90を介してアクチュエータとしての圧力応動
機構(ブーストモータ)91が取り付けられている。こ
こで、圧力応動機構91は、ケーシング本体91aとダ
イアフラム91bとで形成される圧力室91cをそなえ
ており、この圧力室91c内には、2つのソレノイド弁
92.93で調圧された圧力が制御通路94を介して供
給されるようになっている。
また、圧力応動機構91の圧力室91c内には、リター
ンスプリング91dが装填されており、このリターンス
プリング91dは前述のリターンスプリング76と同様
スロットルレバー73とアクセルレバ−72とを接続し
てスロットルレバー73をアクセルレバ−72に追従さ
せるよう付勢するもので、これによりこのリターンスプ
リング91dと前述のリターンスプリング76とで、上
記の付勢手段を構成するのである。ここで、リターンス
プリング76.91dによる付勢力は、リターンスプリ
ング79による付勢力はよりも弱くなるように設定され
ている。
2つのソレノイド弁92.93は、一方92がバキュー
ム制御用のソレノイド弁で、他方93がベンチレーショ
ン制御用のソレノイド弁であって、バキューム制御用ソ
レノイド弁92は、バキュームタンク95(このバキュ
ームタンク95は省略可)およびチエツク弁96を介し
て、スロットル弁配設部分より下流側の吸気通路2に接
続されてオリ、ベンチレーション制御用ソレノイド弁9
3はフィルタ97を介して大気側に連通している。
また、バキューム制御用ソレノイド弁92は弁体92a
とこの弁体92ati駆動するソレノイド92bと弁体
92aを閉方向に付勢するリターンスプリング92cと
をそなえており、ベンチレーション制御用ソレノイド弁
93は弁体93aとこの弁体93aを駆動するソレノイ
ド93bと弁体93aを開方向に付勢するリターンスプ
リング93cとをそなえている。そして、各ソレノイド
92b、93bには、電子制御ユニット(ECU)23
からデユーティ制御のための信号が供給されるようにな
っている。したがって、バキューム制御用ソレノイド弁
92はデユーティ100(%)で全開、デユアティ0(
%)で全閉となり、ベンチレーション制御用ソレノイド
弁93はデユーティ100(%)で全開、デユーティ0
(%)で全開となる。
なお、制御通路94の各ソレノイド弁92,93への分
岐部分には、必要に応じオリフィス94a、94bが設
けられる。
したがって、各ソレノイド弁92.93についてデユー
ティ100 (%)とすると、圧力応動機構91の圧力
室91c内が吸気マニホールド圧となり、各ソレノイド
弁92.93についてデユーティを小さくしていくと、
圧力室91c内の圧力が大きくなっていき、各ソレノイ
ド弁92.93についてデユーティをO(%)にすると
、圧力室91c内の圧力は大気圧になる。これにより、
ソレノイド弁92.93についてデユーティ100(%
)とすると、ロッド90はリターンスプリング91d、
76の付勢力に抗して矢印a方向に駆動され、その結果
、スロットルレバー73を矢印B方向に回動させアクセ
ルレバ−72から切り離した状態でスロットル弁7を閉
側へ回転駆動させることができる。一方、ソレノイド弁
92.93についてデユーティを小さくしていくと、ロ
ッド90はリターンスプリング91d、76によって徐
々に矢印す方向に駆動されていくようになっている。こ
れにより、この圧力応動機構91は、スロットルレバー
73をアクセルレバ−72から切り離した状態で、即ち
アクセルペダル100で設定されるスロットル弁開度よ
りも小さいスロットル弁開度範囲でスロットル弁7を回
転駆動することによりエンジンEの出力を制御するアク
チュエータを構成する。
なお、ソレノイド弁92.93についてデユーティを0
にすると、スロットルレバー73はその係合アーム部7
3aがリターンスプリング91d。
76によってアクセルレバ−72のストッパ部72aに
当接してスロットルレバー73がアクセルレバ−72に
追従するようになる。
したがって、アクセルペダル100によってエンジン出
力を制御するには、まず、ソレノイド弁92.93につ
いてデユーティを0にした状態(圧力応動機構91の圧
力室91c内を大気圧状態にした状態)で、アクセルペ
ダル100を操作する。これにより、アクセルペダル1
00を踏み込むと、アクセル索101が矢印C方向にひ
っばられ、アクセルペダル100に連動してアクセルレ
バ−72が矢印A方向に駆動され、更にはこれに連動し
てリターンスプリング76.91cによってアクセルレ
バ−72に追従しているスロットルレバー73も矢印A
方向に駆動されて、スロットル弁7が開く。逆に、アク
セルペダル100から足を雛すと、リターンスプリング
79によってアクセル索101が矢印C方向とは逆の方
向にひっばられ、これによりアクセルペダル100に連
動してアクセルレバ−72が矢印B方向に駆動され、更
にはこれに連動してスロットルレバー73も矢印B方向
に駆動されて、スロットル弁7が閉じる。その結果スロ
ットル弁7がアクセルペダル100の操作量に応じた量
だけ回転駆動されることにより、エンジン出力もアクセ
ルペダル100の操作量に応じて制御される。
一方、アクセルペダル100の操作量とは別に圧力応動
機構91によってエンジン出力を制御するには、ソレノ
イド弁92.93についてスリップ量に応じたデユーテ
ィにすることにより、圧力応動機構91を駆動させれば
よい。これにより、スロットルレバー73がアクセルレ
バ−72から切り離された状態で、即ちアクセルペダル
100で設定されるスロットル弁開度よりも小さいスロ
ットル弁開度範囲でスロットル弁7が回転駆動される。
その結果、エンジン出力も圧力応動機構91のロッド駆
動量に応じて制御される。そして、この場合は、アクセ
ルペダル100で設定される場合に比ベエンジン出力を
トルクダウン状態にできる。
なお、圧力応動機構91によるスロットル弁閉方向駆動
は、スロットル弁が全閉位置以下とならないように制御
されている。すなわち、スロットルセンサ14で検出さ
れたスロットル弁開度を常に検出しておき、スロットル
弁開度が全開位置以下にならないよう、各ソレノイド9
2b、93bへのデユーティを制御するのである。
また、バキューム制御用ソレノイド弁92はデユーティ
Oで全開、ベンナレーション制御用ソレノイド弁93は
デユーティ0で全開となるので。
ソレノイド弁92.93が故障して作動しなくなった場
合は、バキューム制御用ソレノイド弁92は全開、ベン
チレーション制御用ソレノイド弁93は全開となるため
、この状態では、スロットルレバー73がアクセルレバ
−72に当接して追従する状態となる。これにより、フ
ェールセーフ機能が付与されていることなる。
なお、ロッド90のスロットルレバー73への取付部は
スロットルレバー73の回動を許容すべく枢着されてい
る。
このような構成により、スロットル弁7の開度に応じエ
アクリーナ6を通じて吸入された空気が吸気マニホルド
部分で電磁弁8からの燃料と適宜の空燃比となるように
混合され、燃焼室1内で点火プラグを適宜のタイミング
で点火させることにより、燃焼せしめられて、エンジン
トルクを発生させたのち、混合気は、排ガスとして排気
通路3へ排出され、触媒コンバータ9で排ガス中のC0
2HC,NOXの3つの有害成分を浄化されてから、マ
フラで消音されて大気側へ放出されるようになっている
さらに、第3図に示すごとく、スロットル弁7の配設部
分と並列にこのスロットル弁7をバイパスするバイパス
路2Aが設けられており、このバイパス路2Aには、ア
イドルスピードコントロールバルブ(ISCバルブ)1
0とファストアイドルエアバルブ(FIAバルブ)16
とが相互に並列的に配設されている。
ここで、アイドルスピードコントロールバルブ10は、
ステッピングモータ(ステッパモータ)10aと、この
ステッパモータ10aによって開閉駆動される弁体10
bと、弁体10bを閉方向へ付勢するリターンスプリン
グ10cとをそなえて構成されている。
なお、ステッパモータ10aは、4つのコイル部を環状
に配し、且つ、これらのコイル部で囲まれた空間にロー
タ(回転部分)を有し、このロータが回転するロータリ
タイプのもの(4相ユニポーラ、2相励磁型)で、パル
ス信号をコイル部に所定の順序で受けると、所定角度だ
け左右に回動するようになっている。
さらに、ステッパモータ10aのロータは弁体10b付
きのロッド10dと同軸的に配設されこれに外側から螺
合している。また、ロッド10dには1回転止めが施さ
れている。これにより、ステッパモータ10aが回動作
動すると、弁体10b付きロッド10dは軸方向に沿い
移動して、弁開度が変わるようになっている。その結果
、アイドリング時にアクセルペダルを踏まなくても、吸
気通路2を流通する吸気量を変えて、アイドルスピード
制御ができるようになっている。
ファストアイドルエアバルブ16は、ワックスタイプの
もので、エンジン温度が低いときは収縮してバイパス路
2Aを開き、エンジン温度が高くなるにしたがい伸長し
てバイパス路2Aを閉じていくようになっている。
なお、各電磁弁8へは燃料ポンプからの燃料が供給され
るようになっているが、この燃料ポンプからの燃料圧は
燃圧レギュレータ51によって調整されるようになって
いる。
ここで、燃圧レギュレータ51は、ダイアフラムで仕切
られた2つのチャンバのうちの一方に制御通路52をつ
なぎ、この一方のチャンバに制御通路52を通じ制御圧
(吸気マニホルド圧)を加えることにより、燃圧調整を
行なうようになっている。なお、燃圧レギュレータ51
のチャンバ内には、基準燃圧を決めるためのリターンス
プリングが設けられている。
さらに、このエンジンEについては、上述のスロットル
弁制御のほかに、燃料供給制御2点火時期制御、アイド
ルスピード制御等、種々の制御が施されるが、かかる制
御を行なうために、種々のセンサが設けられている。
まず、吸気通路2側には、吸入空気量をカルマン渦情報
から検出するエアフローセンサ11.大気圧を検出する
大気圧センサ26.吸入空気温度を検出する吸気温セン
サ12が設けられている。
また、吸気通路2におけるスロットル弁配設部分には、
スロットルレバー73などからスロットル弁7の開度を
検出するポテンショメータ式のスロットルセンサ14.
アイドリング状態を検出するアイドルスイッチ15.ア
クセルレバ−72などからアクセルペダル100の開度
を検出するポテンショメータ式のアクセル開度センサ1
8が設けられている。このように、スロットルセンサ1
4およびアクセル開度センサ18を別個に設けるのは、
スロットル弁7の開度とアクセルペダル開度とは必ずし
も同じにならない場合があり、別個に検出する必要があ
るからである。
さらに、排気通路3側における触媒コンバータ9の上流
側部分には、排ガス中の酸素濃度(0□濃度)を検出す
る。2センサ17が設けられており、更に触媒コンバー
タ9の下流側部分には、触媒温度を監視するための高温
センサ24が設けられている。
ここで、02センサ17は、固体電解質の酸素濃淡電池
の原理を応用したもので、その出力電圧は理論空燃比付
近で急激に変化する特性を持ち、理論空燃比よりもリー
ン側の電圧が低く、理論空燃比よりもリッチ画の電圧が
高い。即ち、これらの02センサ17はいわゆるλ型0
2センサとして構成される。
さらに、第4図に示すごとく、前車輪FWの回転速度を
検出する前車輪速センサ20Aおよび後車@RWの回転
速度を検出する後車輪速センサ20Bが設けられている
。なお、第4図において。
TMはトランスミッションである。
また、その他のセンサとして、第3,5図に示すごとく
、エンジン冷却水温を検出する水温センサ19が設けら
れるほかに、クランク角度を検出するクランク角センサ
21(このクランク角センサ21はエンジン回転数を検
出する回転数センサも兼ねている)および第1気筒(基
準気筒)の上死点を検出するTDCセンサ22がそれぞ
れディストリビュータに設けられている。
また、車室内(例えば運転席から容易に操作できる部分
)には、運転モードをハード(HARD)モードとマイ
ルド(MILD)モードとの間で切り替えるための運転
モード切替スイッチ25が設けられている。なお、ハー
ドモードとマイルドモードの意味は後述する。
そして、これらのセンサからの検出信号は、第5図に示
すごとく、電子制御ユニット(ECU)23へ入力され
るようになっている。ここで、ECU23は、その主要
部としてCPUをそなえており、このCPUの入力ポー
トへは、上記の各センサからの信号が適宜の入力インタ
フェースを介しであるいは直接的に入力されるようにな
っている。
さらに、CPUは、パスラインを介して、プログラムデ
ータや固定値データを記憶するROM。
更新して順次書き替えられるRAMおよびバッテリによ
ってバッテリが接続されている間はその記憶内容が保持
されるこ、とによってバックアップされたバッテリバッ
クアップRAM (BURAM)との間でデータの授受
を行なうようになっている。
また、CPUからの各種の制御信号は適宜の出力インタ
フェースを介して燃料噴射用の電磁弁8゜アイドルスピ
ードコントロール用のステッパモータ10a9点火時期
制御用のパワートランジスタ30、スロットル弁開度制
御用のソレノイド92b、93b (ソレノイド92b
はバキューム制御用ソレノイドで、ソレノイド93bは
ベンナレーション制御用ソレノイドである)へ出力され
るようになっている。
次に、スロットル弁7の開度をアクセルペダル100と
は別に制御する場合について説明する。
この場合は、ECU23で演算されたスロットル弁開度
制御用の信号がバキューム制御用ソレノイド92bとベ
ンナレーション制御用ソレノイド93bとにデユーティ
制御信号として供給されるようになっている。
ところで、本実施例では1前後車輪間にスリップが生じ
ると、このスリップ量に応じてスロットル弁開度を制御
する態様(これを第1の制御態様という)と、予め運転
モードを設定しておくと。
このモードに応じてスロットル弁開度を制御する態様(
これを第2の制御態様という)とがある。
まず、前後車輪間にスリップが生じるとこのスリップ量
に応じてエンジン出力(エンジン出力トルク)を抑制す
るようにスロットル弁開度を制御する第1の制御態様か
ら説明する。
かかる第1の制御態様のための制御ブロック図を示すと
、第6図(a)のようになる。すなわち、この場合は、
スリップ量算出手段110と駆動デユーティ設定手段1
11とを有している。
ここで、スリップ量算出手段110は、前車輪速センサ
2OAからの信号と後車輪速センサ20Bからの信号を
受けて1前後車輪間にスリップが生じたかどうかを判定
するするとともに、スリップ有と判断すると、スリップ
量を1前輪速−後輪速1から算出するものである。なお
、スリップ有無の判定は、1前輪速−後輪速1≧αであ
れば、スリップが生じたとし、そうでなければ、スリッ
プは生じていないものとすることにより行なう。
また、駆動デユーティ設定手段111は、スリップ量算
出手段110でスリップ有と判定されると、スリップ量
に応じたバキューム制御用ソレノイド92bの駆動デユ
ーティD VAnおよびベンナレーション制御用ソレノ
イド93bの駆動デユーティD VEnを、第8図に実
線で示すバキューム制御用ソレノイド92bの駆動デユ
ーティ特性DMAおよび第8図に点線で示すベンナレー
ション制御用ソレノイド93bの駆動デユーティ特性D
VEからそれぞれ求めるもので、更にはスリップがなく
なると、各ソレノイド92b、93bへのデユーティを
漸減させていく機能も有するものである。
なお、駆動デユーティ設定手段111は、スリップなし
の場合は、DvAn= Ov DvEn= Oにする。
そして、上記のようにして設定された各駆動デユーティ
情報を有する信号が、駆動デユーティ設定手段111か
ら、バキューム制御用ソレノイド92bおよびベンナレ
ーション制御用ソレノイド93bへ出力されるようにな
っている。
つぎに、この第1の制御態様についての作用につき、主
として第7図のフローチャートを用いて説明する。
この場合は、まず第7図のステップA1で、フラグSを
0にするとともに、ステップA2で、バキューム制御用
ソレノイド92bの駆動デユーティDVAnおよびベン
ナレーション制御用ソレノイド93bの駆動デユーティ
DVEnを0にして、初期化を行なう。
ついで、ステップA3で、前後の車輪速、吸入空気量、
エンジン回転数、冷却水温、スロットル開度、アクセル
開度等の各種入力情報を読み取り、ステップA4におい
て、スリップ量算出手段110で、前後車輪間にスリッ
プが生じたかどうかを判定する。この場合は、1前輪速
−後輪速1≧αであれば、スリップが生じたと判断し、
そうでなければ、スリップは生じていないものと判断す
ることが行なわれる。
もし、スリップ有と判断されると、ステップA5におい
て、同じくスリップ量算出手段110で。
スリップ量を1前輪速−後−輪速1から算出し、ステッ
プ八6において、即動デユーティ設定手段111で、ス
リップ量に応じたバキューム制御用ソレノイド92bの
駆動デユーティDVAnおよびベンナレーション制御用
ソレノイド93bの駆動デユーティDVEnを設定する
。この場合、第8図に実線で示すバキューム制御用ソレ
ノイド92bの駆動デユーティ特性DVAおよび第8図
に点線で示すベンナレーション制御用ソレノイド93b
の駆動デユーティ特性DVEからそれぞれのデユーティ
を求める。この例では、DVAn=βl DVEn=γ
と設定されたとする。
その後は、ステップA7で、フラグSを1として、リタ
ーンする。
このようにして、スリップが生じている間は、ステップ
A1からA7を繰り返す。
このとき圧力応動機構91の圧力室91c内は負圧状態
であるので、ロッド90が矢印a方向に駆動され、これ
によりスロットルレバー73が、矢印B方向に回動せし
められて、アクセルレバ−72から離れる。その結果、
アクセルペダル1.00で設定されているスロットル開
度よりも小さいスロットル開度が設定される。ここで、
スリップ量が大きいほど、デユーティが大きくなるよう
に設定されているので(第8図参照)、スリップ量が大
きいほど、圧力応動機構91に作用する負圧の絶対値が
大きくなるため、この圧力応動機構91によって設定さ
れるスロットル開度は、スリップ量が大きいほど、小さ
く設定される。従って、スリップ量が大きいほど、エン
ジン出力を抑制できる。
ところで、スリップがなくなると、ステップA4で、N
oルートをとって、ステップ八8で、フラグS=1かど
うかが判定される。この場合は。
ステップA7で、S=1とされていたから、YESルー
トをとり、ステップA9で、各ソレノイド92b、93
bへのデユーティを漸減させていく、いわゆるテーリン
グ処理を施す。すなわち、これを関係式で示すと、 D
vAn=DvAr)(X1≧0゜Dv+:n=Dvcn
−+  Y1≧0となる。ここで、DvAn+D VE
nはそれぞれn番目のバキューム制御用ソレノイド92
bの駆動デユーティおよびベンナレーション制御用ソレ
ノイド93bの駆動デユーティ、DVAn−1n I)
VEn−1はそれぞれn−1番目のバキューム制御用ソ
レノイド92bの駆動デユーティおよびベンナレーショ
ン制御用ソレノイド93bの即動デユーティであり、X
□r ’/1は1回に減少する値(漸減度合)である。
したがって、スリップがなくなってからは、このステッ
プA9を通るたびに、各ソレノイド92b、93bのデ
ユーティが漸減されていくことにより、実際のスロット
ル開度がアクセルペダル100で設定されているスロッ
トル開度に近付いていく。
そして、DvAn= Or DvEn= Oとなると、
ステップA10でYESルートをとって、ステップA1
1で、フラグSをOにする。これにより、スロットルレ
バー73はアクセルレバ−72に再度当接して、実際の
スロットル開度がアクセルペダル100で設定されてい
るスロットル開度と一致する。
従って1、前後輪間にスリップが生じると、スリップが
生じないように、アクセルペダル100によるスロット
ル弁操作と独立してしかもアクセルペダル100の踏込
量に影響を与えることなくスロットル弁操作を圧力応動
機構91に行なわせることができるのである。
つぎに、予め運転モードを設定しておくと、このモード
に応じてスロットル弁開度を制御する第2の制御態様に
ついて説明する。
かかる第2の制御態様のための制御ブロック図を示すと
、第6図(b)のようになる。すなわち、この場合は、
駆動デユーティ設定手段121を有している。
ここで、駆動デユーティ設定手段121は、運転モード
切替スイッチ25からの信号とアクセル開度センサ18
からの信号とを受けて、バキューム制御用ソレノイド9
2bおよびベンナレーション制御用ソレノイド93bの
ための駆動デユーティを設定するものである。
さらに、この駆動デユーティ設定手段121について詳
述すると、この駆動デユーティ設定手段121では、運
転モード切替スイッチ25でマイルドモードが選択され
ている場合において、アクセルペダル100を急に踏み
込む(急加速操作をする)と、加速操作の度合(アクセ
ル開度センサ18で検出された値θACLの変化情報Δ
θAcL)に応じたバキューム制御用ソレノイド92b
の初期駆動デユーティDvAn(=β′)およびベンナ
レーション制御用ソレノイド93bの初期駆動デユーテ
ィDvEn(=γ′)を、第10図に実線で示すバキュ
ーム制御用ソレノイド92bの駆動デユーティ特性DV
A’および第10図に点線で示すベンナレーション制御
用ソレノイド93bの駆動デユーティ特性DvE’から
それぞれ求め、減速操作をしないかぎり、上記の各初期
駆動デユーティを漸減させていく機能を有するものであ
る。
なお、駆動デユーティ設定手段111は、急加速操作が
行なわれていない間は、D VAn ” OrDVEn
”Oにしている。
そして、上記のようにして設定された各駆動デユーティ
情報を有する信号が、駆動デユーティ設定手段121か
ら、バキューム制御用ソレノイド92bおよびベンナレ
ーション制御用ソレノイド93bへ出力されるようにな
っている。
つぎに、この第2の制御態様についての作用につき、主
として第9図のフローチャートを用いて説明する。
この場合は、まず第9図のステップB1で、フラグAC
Lを0にするとともに、ステップB2で、バキューム制
御用ソレノイド92bの駆動デユーティI)vAnおよ
びベンナレーション制御用ソレノイド93bの駆動デユ
ーティD VEnを0にして、初期化を行なう。
ついで、ステップB3で、運転モード、アクセル開度(
アクセル開度変化)、吸入空気量、エンジン回転数、冷
却水温、スロットル開度等の各種入力情報を読み取り、
ステップB4において、運転モードがマイルドがハード
かを判定する。
ここで、運転モードがマイルドというのは、急加速操作
をした場合でも、スロットル開度はアクセルペダル10
0の踏込変化量よりも緩やかに変化していくモードであ
る。したがって、このマイルドモードを選択すると、ア
クセルペダル100を急に踏み込んだ場合でも、急な加
速が避けられる。即ちマイルドな加速あるいは発進等が
期待できるものである。
一方、運転モードがハードというのは、急加速操作をし
た場合、スロットル開度はアクセルペダル100の踏込
変化量に追随していくモードである。したがって、この
ハードモードを選択すると、アクセルペダル100を急
に踏み込んだ場合、これに追随するような急な加速を実
現できる。即ちスポーティな加速あるいは発進等が期待
できるものである。
ところで、ステップB4において、運転モードがマイル
ドであると、判定されると、ステップB5で、フラグA
CLが1かどうかが判定される。
最初はACL=Oであるから、ステップB5では、No
ルートをとり1次のステップB6で、アクセルペダル1
00の踏込操作が急加速操作かどうかを判定する。もし
、そうであれば、ステップB6で、YESルートをとっ
て、ステップB7で、加速操作量(ΔθACL )に応
じたバキューム制御用ソレノイド92bの初期即動デユ
ーティDvAn(=β′)およびベンナレーション制御
用ソレノイド93bの初期即動デユーティDVEn(=
γ′)を設定する。この場合、第10図に実線で示すバ
キューム制御用ソレノイド92bの開動デユーティ特性
I)VAおよび第10図に点線で示すベンチレージ目ン
制御用ソレノイド93bの駆動デユーティ特性DVEか
らそれぞれのデユーティを求める。
この例では、D VAn ”β F DVEn=γ′と
設定されている。
そして、このとき圧力応動機構91の圧力室91c内は
負圧状態であるので、ロッド90が矢印a方向に駆動さ
れ、これによりスロットルレバー73が、矢印B方向に
回動せしめられて、アクセルレバ−72から煎れる。そ
の結果、アクセルペダル100で設定されているスロッ
トル開度よりも小さいスロットル開度が設定される。こ
こで、アクセルペダル踏込変化量ΔθACLが大きいほ
ど、デユーティが大きくなるように設定されているので
(第10図参照)、アクセルペダル踏込変化量が大きい
ほど、圧力応動機構91に作用する負圧の絶対値が大き
くなるため、この圧力応動機構91によって設定される
スロットル開度は、アクセルペダル踏込変化量ΔθAC
Lが大きいほど、小さく設定される。
さらに、ステップB7の後は、ステップB8で、フラグ
ACLを1として、リターンする。
そして、再度ステップB5までくると、今度はACL=
1となっているから、ステップB5でYESルートをと
り、ステップB9で、ΔθACL <−bであるかどう
か、即ち減速操作を行なったかどうかを判定する。減速
操作を行なっていない場合は、ステップBIOで、各ソ
レノイド92b。
93bへのデユーティを漸減させていく、いわゆるテー
リング処理を施す。すなわち、これを関係式で示すと、
D VAn ” D VAr)−I  X z≧0yD
VEn=DVEn−13’!≧0となる。ここで、D 
VAn * D VEnはそれぞれn番目のバキューム
制御用ソレノイド92bの駆動デユーティおよびベンナ
レーション制御用ソレノイド93bの駆動デユーティ、
DVAr?1* DVEn−1はそれぞれn−1番目の
バキューム制御用ソレノイド92bの駆動デユーティお
よびベンナレーション制御用ソレノイド93bの駆動デ
ユーティであり、x2.y、は1回に減少する値(漸減
度合)である。
したがって、加速操作を行なったのち減速操作を行なわ
ないうちは、このステップBIOを通るたびに、各ソレ
ノイド92b、93bのデユーティが漸減されていくこ
とにより、実際のスロットル開度がアクセルペダル10
0で設定されているスロットル開度に近付いていく。こ
れにより、急加速操作をした場合でも、スロットル開度
はアクセルペダル100の踏込変化量よりも緩やかに変
化していき、したがって、このマイルドモードを選択す
ると、アクセルペダル100を急に踏み込んだ場合でも
、急な加速が避けられる。即ちマイルドな加速あるいは
発進等が期待できるのである。
そして、D VAn = O* D VEn = Oと
なると、ステップBllでYESルートをとって、ステ
ップB12で、フラグACLを0にする。これにより。
スロットルレバー73がアクセルレバ−72に当接して
、実際のスロットル開度がアクセルペダル100で設定
されているスロットル開度と一致する。
これにより、マイルドモードを選択すると、アクセルペ
ダル100を急に踏み込んだ場合に、アクセルペダル1
00によるスロットル弁操作と独立してしかもアクセル
ペダル100の踏込量に影響を与えることなくスロット
ル弁操作を圧力応動機構91に行なわせることができる
のである。
なお、上記においてアクセルペダル100の減速操作を
行なうと、ステップB9で、YESルートをとり、ステ
ップB13で、各デユーティをOにする。これにより、
減速操作に入ると、スロットルレバー73がアクセルレ
バ−72に即座に当接して、アクセルペダル100の踏
込量がスロットル開度に対応するようになる。
また、運転モード切替スイッチ25で、ハードモードが
選択された場合は、ステップB4でHARDルートをと
り、ステップB13で、各デユーティを0にする。これ
により、運転モードがハードの場合は、急加速操作をし
た場合でも、スロットル開度はアクセルペダル100の
踏込変化量に追随していき、したがって、このハードモ
ードを選択すると、アクセルペダル100を急に踏み込
んだ場合でも、これに追随するような急な加速を実現で
きる。即ちスポーティな加速あるいは発進等が期待でき
るのである。
このようにして、スロットル弁駆動機構に工夫を加える
ことにより、サブスロットル弁を必要とすることなく、
シかもスロットル弁7とアクセルペダル100との間を
機械系にしたままエンジンEの出力をアクセルペダル1
00のほかに圧力応動機構91でも制御することができ
るので、エンジンEの出力制御を低コストでしかも永く
生産実績のあるスロットル弁駆動技術で実現できるもの
である。
ところで、燃料供給制御(空燃比制御)については、E
CU23から燃料噴射用制御信号が出力され、6つの電
磁弁8を順次開動させてゆくようになっており、このた
めに、エンジンEの運転状態に応じて燃料を供給する燃
料供給手段が設けられているが、この燃料供給手段は、
基本駆動時間決定手段、空燃比補正係数設定手段、02
センサフイ一ドバツク補正手段、冷却水温補正手段、吸
気温補正手段、加速増量補正手段、デッドタイム補正手
段を有している。
ここで、基本駆動時間決定手段は、電磁弁8のための基
本駆動時間TBを決定するもので、この基本駆動時間決
定手段はエアフローセンサ11からの吸入空気量情報(
エンジン負荷情報)に基づき基本駆動時間TBを決定す
るようになっている。
また、空燃比補正係数設定手段は、エンジン回転数とエ
ンジン負荷(吸入空気量/エンジン回転数情報)とに応
じた空燃比補正係数KAFをマツプから設定するもので
、otセンサフィードバック補正手段はo2センサフィ
ードバック時に使用する空燃比補正係数KFBを設定す
るもので、これらの空燃比補正係数設定手段と02セン
サフイ一ドバツク補正手段とは相互に連動して切り替わ
るスイッチング手段によって択一的に選択されるように
なっている。
なお、02センサフイ一ドバツク補正手段で設定される
空燃比補正係数KFBは、比例ゲインPと積分ゲインエ
とで表わされ、積分ゲイン■はクランクパルス割込み毎
(又は一定時間毎)にΔIを加算または減算することに
よって更新されるようになっている。
さらに、冷却水温補正手段はエンジン冷却水温に応じて
補正係数KWTを設定するもので、吸気温補正手段は吸
気温に応じて補正係数KATを設定するもので、加速増
量補正手段は加速増量用の補正係数KACを設定するも
ので、デッドタイム補正手段はバッテリ電圧に応じて駆
動時間を補正するためデッドタイム(無駄時間)Toを
設定するものである。
従って、02フイ一ドバツク補正時においては、電磁弁
8の駆動時間T INJを’rax Ky7X KAT
XKFB+KAC十TDとおいて、この時間T工NJで
電磁弁8を駆動する一方、02フイ一ドバツク補正時以
外では、電磁弁8の駆動時間TINJをTBXK%1T
XKATXKAF+KAc+TOとおいて、この時間T
工NJで電磁弁8を駆動するようになっている。
また、点火時期制御については、ECU23から点火時
期制御信号が出力され、スイッチングトランジスタとし
てのパワートランジスタ30をオンオフさせるようにな
っている。そして、スイッチングトランジスタとしての
パワートランジスタ30は、図示しないがイグニッショ
ンコイルに接続され、更にこのイグニッションコイルは
ディストリビュータを介して各気筒用の点火プラグに接
続されているので、スイッチングトランジスタ(パワー
トランジスタ)30のオフ時に、ディストリビュータで
配電された点火プラグが着火するようになっている。
さらに、アイドルスピード制御については、ECU23
からISC用制御信号が出力され、ステッパモータ10
aを回動させるようになっている。
なお、第11.12図に示すように、アクセルレバ−7
2から全開ストッパを取り除き(このため、スロットル
ボデ一部分70aは第1図に示すものよりも少し短い)
、他のスロットルボデ一部分70bに、スロットル弁7
の全開位置を規制するだめのねじ式全開ストッパ83を
取り付けて、この全開ストッパ83でスロットルレバー
73のスロットル弁閉方向(矢印り参照)への回動を規
制するようにしてもよい。すなわち、スロットルレバー
73をスロットル弁閉方向へ回動して、スロットル弁7
が全開位置になると、スロットルレバー73が上記の全
開ストッパ83にあたるため。
スロットルレバー73はこれ以上スロットル弁閉方向へ
回動することができず、これによりスロットル弁7もこ
れ以上開度が小さくなることはない。
そして、この場合は、スロットルレバー73が、圧力応
動機構91によって駆動されているときでも、リターン
スプリング79の付勢力によってアクセルレバ−72に
追従して駆動されているときでも、スロットルレバー7
3がスロットル弁閉方向へ回動して、スロットル弁7の
全開位置になると、スロットルレバー73が上記の全開
ストッパ83にあたるため、スロットル弁7が全開開度
以下になることはない。これによりスロットル弁7がこ
じれることを前述の実施例と同様防止することができる
また、上記のスロットル弁制御に使用するアクチュエー
タとしては、圧力応動機構のほか、流体圧モータや電動
機あるいはりニアソレノイド等を用いることもできる。
さらに、人為的操作部材としては、乗員が足で操作する
アクセルペダル100のほか、乗員が手で操作するもの
でもよい。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明の内燃機関の出力制御装置
によれば、給気系に出力制御用スロットル弁を有する内
燃機関において、人為的操作部材に連動する第1レバー
と、スロットル弁と一体的な動きをする第2レバーと、
ルバーと第2レバーとを接続して第2レバーを第1レバ
ーに追従させるよう付勢する付勢手段と、第2レバーを
第1レバーから切り離した状態でスロットル弁を回転駆
動することにより内燃機関の出力を制御するアクチュエ
ータとをそなえて構成されているので、サブスロットル
弁を必要とすることなく、しかもスロットル弁と人為的
操作部材との間を機械系にしたまま内燃機関の出力を人
為的操作部材のほかにアクチュエータでも制御できる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜12図は本発明の一実施例としての内燃機関の出
力制御装置を示すもので、第1図はそのスロットル弁近
傍の構造と7クチユエータ制御系とを合わせて示す図、
第2図は本装置の概略構成図、第3図は本装置を有する
エンジンシステムを示す全体構成図、第4図はその車輪
速検出系を説明する図、第5図は本装置を有するエンジ
ン制御系を示すブロック図、第6図(a)はその第1の
制御態様を実施するための要部ブロック図、第6図(b
)はその第2の制御態様を実施するための要部ブロック
図、第7図はその第1の制御態様を説明するためのフロ
ーチャート、第8図はその第1の制御態様の説明に使用
する特性図、第9図はその第2の制御態様を説明するた
めのフローチャート、第10図はその第2の制御態様の
説明に使用する特性図、第11図はその変形例を第1図
に対応させて示す図、第12図は第11図の店方向から
見たスロットルレバーと全開ストッパとの関係を示す部
分図である。 1−燃焼室、2−吸気通路、2A−バイパス通路、2a
・−サージタンク、3−排気通路、4−吸気弁、5−排
気弁、6−エアクリーナ、7−スロットル弁、8−電磁
弁、9−触媒コンバータ、1o−rscバルブ、10a
・−ステッパモータ、1ob−一弁体、10cmIJタ
ーンスプリング、1゜d−ロッド、11−エアフローセ
ンサ、12−・吸気温センサ、11−スロットルセンサ
、15−・アイドルスイッチ、16−フアスドアイドル
バルブ、17−02センサ、1L−アクセル開度センサ
。 19−水温センサ、20A・・−前車輪速センサ、20
B−後車輪速センサ、21−クランク角センサ(エンジ
ン回転数センサ)、22−TDCセンサ、23−電子制
御ユニット(ECU) 、24−高温センサ、25−運
転モード切替スイッチ、26−大気圧センサ、3〇−点
火時期制御用パワートランジスタ、51−燃圧レギュレ
ータ、52−制御通路、70−スロットルボデー、70
a、70b−スロットルボデ一部分、71−スロットル
シャフト、71a−スロットルシャフト外端部、 72
−アクセルレバ−(第1レバー)、72a−ストッパ部
、72b−アクセルレバ−の円筒部、72c−全開スト
ッパ、73−スロットルレバー 73a−係合アーム部
、74−スペーサ、75−樹脂リング、7ローリターン
スプリング、’l’l、78・−樹脂リング、79・−
リターンスプリング、8〇−樹脂リング、81−ナツト
、82−ワッシャ、83−全開ストッパ、90−ロッド
、91−・・圧力応動機構、91a−ケーシング本体、
91b−ダイアフラム、91c−圧力室、91d−リタ
ーンスプリング、92−バキューム制御用ソレノイド弁
、92a−弁体、92b−ソレノイド、92c−リター
ンスプリング、93−ベンチレーション制御用ソレノイ
ド弁、93a−弁体、93b−ソレノイド、93cmリ
ターンスプリング、94−制御通路、94a、94b−
オリフィス、95−バキュームタンク、96・−チエツ
ク弁、97−フィルタ、100−アクセルペダル、10
1−アクセル素、110−スリップ量算出手段、111
゜121=II動デユ一テイ設定手段、E−エンジン、
FW−一前車輪、TM−トランスミッション、RW−後
車輪。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 給気系に出力制御用スロットル弁を有する内燃機関にお
    いて、人為的操作部材に連動する第1レバーと、該スロ
    ットル弁と一体的な動きをする第2レバーと、該1レバ
    ーと該第2レバーとを接続して該第2レバーを該第1レ
    バーに追従させるよう付勢する付勢手段と、該第2レバ
    ーを該第1レバーから切り離した状態で該スロットル弁
    を回転駆動することにより該内燃機関の出力を制御する
    アクチュエータとをそなえて構成されたことを特徴とす
    る、内燃機関の出力制御装置。
JP1134181A 1989-05-26 1989-05-26 内燃機関の出力制御装置 Expired - Lifetime JP2535799B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1134181A JP2535799B2 (ja) 1989-05-26 1989-05-26 内燃機関の出力制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1134181A JP2535799B2 (ja) 1989-05-26 1989-05-26 内燃機関の出力制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03938A true JPH03938A (ja) 1991-01-07
JP2535799B2 JP2535799B2 (ja) 1996-09-18

Family

ID=15122336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1134181A Expired - Lifetime JP2535799B2 (ja) 1989-05-26 1989-05-26 内燃機関の出力制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2535799B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5423203A (en) * 1992-07-16 1995-06-13 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Failure determination method for O2 sensor
JP2010031849A (ja) * 2008-06-26 2010-02-12 Kawasaki Heavy Ind Ltd 車両用スリップ抑制制御装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6171229A (ja) * 1984-09-13 1986-04-12 Nippon Denso Co Ltd 車両用走行制御装置
JPS61272423A (ja) * 1985-05-27 1986-12-02 Nippon Denso Co Ltd スロットルバルブの駆動装置
JPS62186022A (ja) * 1986-02-11 1987-08-14 Nippon Denso Co Ltd 内燃機関のスロットル制御装置
JPS63113738U (ja) * 1987-01-19 1988-07-22

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6171229A (ja) * 1984-09-13 1986-04-12 Nippon Denso Co Ltd 車両用走行制御装置
JPS61272423A (ja) * 1985-05-27 1986-12-02 Nippon Denso Co Ltd スロットルバルブの駆動装置
JPS62186022A (ja) * 1986-02-11 1987-08-14 Nippon Denso Co Ltd 内燃機関のスロットル制御装置
JPS63113738U (ja) * 1987-01-19 1988-07-22

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5423203A (en) * 1992-07-16 1995-06-13 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Failure determination method for O2 sensor
JP2010031849A (ja) * 2008-06-26 2010-02-12 Kawasaki Heavy Ind Ltd 車両用スリップ抑制制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2535799B2 (ja) 1996-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03294631A (ja) 内燃機関の吸気装置
JP4446898B2 (ja) 内燃機関の出力制御装置
JPS62265434A (ja) エンジン制御装置
JP2598333B2 (ja) スロットル開度検出装置
JP3063400B2 (ja) 内燃エンジンの空燃比制御装置
JP2745898B2 (ja) 内燃機関の出力制御装置
JPH03938A (ja) 内燃機関の出力制御装置
JPH11241636A (ja) 4サイクルエンジンの吸気装置
JP2580802B2 (ja) 内燃機関の出力制御装置
JP3294894B2 (ja) 車両の退避走行装置
JPH06341336A (ja) エンジンの吸入空気量制御装置
JP2658440B2 (ja) 車両用エンジンにおけるスロットル弁の制御方法
JPWO2003014554A1 (ja) スロットル弁の制御装置
JP2508304B2 (ja) バキュ―ムアクチュエ―タの駆動制御装置
JP2000054867A (ja) 電制スロットル式内燃機関のフェイルセーフ制御装置
JP2526706B2 (ja) 内燃エンジンの出力制御装置
JP3752709B2 (ja) 内燃機関のスロットル制御装置
JP3013514B2 (ja) 内燃エンジンの空燃比制御方法
JPH0427740A (ja) トラクションコントロール装置
JP2526612B2 (ja) 内燃機関のスロットルバルブ制御装置
JPH03153426A (ja) 車両のエンジン出力制御方法
JPH04303146A (ja) エンジンの燃料制御装置
JP2969318B2 (ja) 内燃機関のガバナ装置
JP2536192B2 (ja) 車両のエンジン出力制御方法
JP2000054866A (ja) 電制スロットル式内燃機関のフェイルセーフ制御装置