JPH039285Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH039285Y2
JPH039285Y2 JP11346985U JP11346985U JPH039285Y2 JP H039285 Y2 JPH039285 Y2 JP H039285Y2 JP 11346985 U JP11346985 U JP 11346985U JP 11346985 U JP11346985 U JP 11346985U JP H039285 Y2 JPH039285 Y2 JP H039285Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
bridge
diameter drum
groove
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11346985U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6221505U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11346985U priority Critical patent/JPH039285Y2/ja
Publication of JPS6221505U publication Critical patent/JPS6221505U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH039285Y2 publication Critical patent/JPH039285Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (a) 技術分野 この考案は、模型飛行機等のラジオコントロー
ルに使用される比例調整装置に用いられ、1本の
ステイツクレバーにより2つの可変抵抗器(以下
ボリユームという。)を制御するステイツクレバ
ー操作装置に関する。
(b) 従来技術とその欠点 一般にステイツクレバー操作装置は、1本のス
テイツクレバーと、それぞれの回転軸が互いに直
交する2つのボリユームとを備えている。このス
テイツクレバーを前後、左右および斜め方向に傾
斜することにより回転軸を回転操作し、ボリユー
ムの容量を変化させる。ステイツクレバーには弾
性材の弾性力が中立位置方向に作用しており、外
力が作用していない状態では常に中立位置に自動
復帰する。このような構造のステイツクレバー操
作装置においてはステイツクレバーの操作開始位
置である中立位置付近での安定性が極めて重要で
あり、その中立位置付近におけるガタツキの有無
が操作性に大きく影響する。
通常、普及型のステイツクレバー操作装置で
は、一方のボリユームの回転軸に大径ドラムを固
定し、この大径ドラム内にステイツクを固定した
小径ドラムを回転可能に支えている。以上の構成
によりステイツクレバーの大径ドラムの回転方向
と同一方向の動きが大径ドラムを介してボリユー
ムの回転軸に伝達される。また、ステイツクレバ
ーの大径ドラムの回転方向に直交する方向の動き
は小径ドラムに形成されたスライダとこれが接触
するブリツジとを介して他方のボリユームの回転
軸に伝達される。スライダの端部はブリツジに形
成された溝部内を内側面に接触しながら溝の長手
方向に移動するようにされており、このスライダ
と溝部との接触状態が、ステイツクレバーの中立
位置付近におけるガタツキの状態を決定する。
そこでこのようなガタツキをなくすために従来
はスライダを寸法誤差を生じ難い金属素材により
形成したり、樹脂素材の成型品であつても後加工
を施すことにより寸法精度を向上し、溝部の内側
面とスライダとの間に大きな寸法差を生じないよ
うにし、溝部内でスライダが長手方向以外の方向
に動くことを防ぐようにしていた。しかしながら
以上のような従来のものではコストの上昇を来す
欠点があり、また溝部を有するブリツジも樹脂素
材の成型加工品であるため製品毎の寸法誤差の固
体差が大きく、スライダのみの寸法精度を向上す
ることによつては両者の接触状態を良好にするこ
とができない欠点があつた。
(c) 考案の目的 この考案の目的は上記従来の欠点に鑑み、ブリ
ツジに形成された溝部とスライダとの接触状態を
良好にし、ステイツクレバーの中立位置付近にお
けるガタツキを完全に無くし、操作性を良くする
ことができるステイツクレバー操作装置を提供す
ることにある。
(d) 考案の構成および効果 この考案のステイツクレバー操作装置は、2つ
の可変抵抗器を備え、一方の可変抵抗器の回転軸
に固定された大径ドラムと、他方の可変抵抗器の
回転軸に固定され溝部を有するブリツジと、大径
ドラム内にブリツジの回転方向と同一方向に回転
自在に支えられるとともに溝部に摺動するスライ
ダを形成した小径ドラムとを備えたものにおい
て、スライダの溝部に対向する端面から逃げ部を
有するテーパ穴部を形成するとともに、このテー
パ穴部にネジを螺入し、スライダの端面に対向す
るブリツジの任意の位置に外側からこのネジを回
転操作可能な孔部を設けたことを特徴とする。
以上の構成によりこの考案によれば、ブリツジ
に設けられた孔部からスライダに形成されたテー
パ穴部内のネジを回すことによりこれをテーパ穴
部内で上下方向に移動し、スライダの端部の外径
を変更することができる。しかも装置の組立終了
後にその時点での溝部とスライダとの接触状態に
あわせて調整することができる。したがつてブリ
ツジとスライダとの両方の寸法誤差による接触不
良状態を解消することができる。しかもその調整
作業はネジを回転させて穴部内を上下動させるの
みであり、極めて容易に行うことができる。また
追加される部品はビスのみであり、ブリツジおよ
びスライダも成形加工品を使用することができる
ためコストの上昇をわずかなものに抑えることが
できる。
(e) 実施例 第4図は、この考案の実施例であるステイツク
レバー操作装置の外観図である。
樹脂素材により中空の箱型に形成されたステイ
ツクベース1の直交する2つの外側面にはそれぞ
れボリユーム2および3が固定されている。ステ
イツクベース1の内部には外周面に窓部52を形
成した大径ドラム5が設けられている。この大径
ドラム5は内部に小径ドラム6を備え、窓部52
からこの小径ドラム6の一部が露出している。小
径ドラム6の窓部52から露出した部分にはステ
イツクレバー4が固定されている。このステイツ
クレバー4はステイツクシヤフト41の先端にス
テイツクヘツド42をヘツドロツク43を介して
取付けて形成されている。大径ドラム5はボリユ
ーム2の回転軸に固定されており、ステイツクベ
ース1に回転できるように支えられている。また
小径ドラム6は大径ドラム6にその回転方向と直
交する方向に回転できるように支えられている。
更に、小径ドラム6は大径ドラム5内の内部にお
いて、大径ドラム5の回転方向には動かないよう
にされている。以上のことからステイツクレバー
4を矢印AまたはB方向に移動することにより大
径ドラム5が回転し、ステイツク4を矢印Cまた
はD方向に移動することにより小径ドラム6が回
転する。
第1図および第2図は、上記ステイツクレバー
操作装置のそれぞれ正面および側面の断面図であ
る。また第3図は、上記ステイツクレバー操作装
置の底面方向の外観図である。
ボリユーム2は、取付板21および取付ビス2
2によりステイツクベース1に固定されており、
ボリユーム3も同様である。ステイツクベース1
の内部には大径ドラム5の一方の側面にボリユー
ム2の回転軸2aが固定され、他方の側面に形成
されたドラム軸部51がステイツクベース1の孔
部1aに支えられている。孔部1aにおいてドラ
ム軸部51にはスプリング12の弾性力が作用し
位置決めされている。更にステイツクベース1の
内部にはブリツジ8の一方の側面がボリユーム3
の回転軸3aに固定され、他方の側面には形成さ
れたブリツジ軸部81がステイツクベース1に形
成された孔部1bに支えられている。孔部1bに
おいてブリツジ軸部81にはスプリング12の弾
性力が作用し位置決めされている。大径ドラム5
およびブリツジ8には図外の弾性材の弾性力が、
それぞれボリユーム2および3の回転軸の中立位
置方向に作用している。
大径ドラム5の内部には小径ドラム6の両側面
に形成されたドラム軸部61が、軸部ホルダ13
に回転できるように支えられている。小径ドラム
6には円筒形状のスライダ7が形成されている。
このスライダ7には端面から逃げ部11を有する
テーパ穴部10が形成されている。このテーパ穴
部10には端面の穴径よりも若干大きい有効径を
有する調整ネジ9がねじ込まれている。ブリツジ
8の内側面には溝部8aが形成されている。この
溝部8aの幅はスライダ7の外径に略等しくされ
ている。またブリツジ8には孔部82が形成され
ている。
大径ドラム5およびブリツジ8に作用する弾性
材の弾性力により、外力が作用していない場合に
はステイツクシヤフト41は第1図および第2図
中に示す垂直位置にある。この状態でスライダ7
の端面はブリツジ8の孔部82に対向する。調整
ネジ9はJISに規定する六角穴付き止めネジであ
り、孔部82の外側から六角レンチを挿入して回
転させるとテーパ穴部10内を上下に移動する。
以上の構成により小径ドラム6に固定されたス
テイツクシヤフト41を矢印AまたはB方向に動
かすと大径ドラム5が同じく矢印AまたはB方向
に回転する。これによつて大径ドラム5に固定さ
れた回転軸2aも回転しボリユーム2の容量が変
化する。一方ステイツクシヤフト41を矢印Cま
たはD方向に移動すると小径ドラム6とブリツジ
8が同じく矢印CまたはD方向に回転する。これ
によつてブリツジ8に固定された回転軸3aが回
転し、ボリユーム3の容量が変化する。
第5図A〜Cは、上記ステイツクレバー操作装
置の一部を構成するスライダの断面図である。
同図Aに示すように樹脂素材により外径D1に
形成されたスライダ7の内部には逃げ部11を有
するテーパ穴部10が設けられている。このテー
パ穴部10に調整ネジ9がねじ込まれると、同図
Bに示すようにスライダ7の外径はD2に広が
る。素材が有する弾力性および逃げ部11の作用
により、調整ネジ9を同図Cに示すようにテーパ
穴部10の下方にねじ込んで行くに従い、スライ
ダ7の端部の外径は除々に小さくなりD1に略等
しいD3になる。
以上のことからブリツジ8の溝部8aの幅より
も若干小さく外径を形成されたスライダ7のテー
パ穴部10に第4図Cに示す状態に調整ネジ9を
ねじ込んでから組立作業を行う。組立作業終了後
にステイツクシヤフト41を矢印AまたはB方向
および矢印CまたはD方向に移動し中立位置にお
けるステイツクシヤフト41のガタツキ具合を調
べる。ガタツキが大きい場合には調整ネジ9を回
転してスライダ7の端面方向に移動させる。これ
によつてスライダ7の端面の外径が広がり溝部8
aの幅とスライダ7の外径との寸法差を小さくす
ることができる。またステイツクシヤフト41が
矢印AまたはB方向に動き難いときは調整ネジ9
をテーパ穴部の内部方向に移動することによりス
ライダ7の外径を小さくして改善することができ
る。
以上のようにこの実施例によれば、ステイツク
レバーの中立位置付近においてのガタツキを、ス
テイツクレバー操作装置の組立作業終了後に調整
ネジ9の移動によつて完全に無くすることができ
る。したがつてスライダ7の外径と溝部8aの幅
との両方の寸法誤差による接触状態の不良をステ
イツクレバーの移動状態に合わせて調整すること
ができる。
第6図は、この考案の別の実施例のスライダを
示す外観図である。
端面からテーパ穴部73を形成したスライダ1
1の端面に割溝72を設けたものである。以上の
構成によりテーパ穴部73の内部にねじ込んだ調
整ネジが下方に移動するに従い端部の外径が広が
る。この割溝72を備えたスライダ71は微小量
の調整には向かないが逃げ部の形成が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の実施例である
ステイツクレバー操作装置の構造を示す断面図で
あり、第1図は正面断面図、第2図は側面断面図
である。第3図は同ステイツクレバー操作装置の
底面方向の外観図であり、溝部とスライダとの接
触状態を示している。第4図は同ステイツクレバ
ー操作装置の外観図であり、第5図A〜Cは同ス
テイツクレバー操作装置の一部を構成するスライ
ダの外径寸法の調整作業を示す断面図である。第
6図はこの考案の別の実施例の一部を構成するス
ライダの外観図である。 1……ステイツクベース、2,3……ボリユー
ム、5……大径ドラム、6……小径ドラム、7…
スライダ、8……ブリツジ、8a……溝部、9…
…調整ネジ、10……テーパ穴部、11……逃げ
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転軸が互いに直交する2つの可変抵抗器と、
    一方の可変抵抗器の回転軸に固定された大径ドラ
    ムと、他方の可変抵抗器の回転軸に固定され溝部
    を有するブリツジと、前記大径ドラム内に前記ブ
    リツジの回転方向と同一方向に回転自在に軸支さ
    れるとともに前記溝部に摺動するスライダを形成
    した小径ドラムとを備えてなるステイツクレバー
    操作装置において、 前記スライダの前記溝部に対向する端面から逃
    げ部を有するテーパ穴部を形成するとともに、こ
    のテーパ穴部にネジを螺入し、前記ブリツジの前
    記スライダの端面に対向する任意の位置に外側か
    ら前記ネジを回転操作可能な孔部を設けてなるス
    テイツクレバー操作装置。
JP11346985U 1985-07-23 1985-07-23 Expired JPH039285Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11346985U JPH039285Y2 (ja) 1985-07-23 1985-07-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11346985U JPH039285Y2 (ja) 1985-07-23 1985-07-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6221505U JPS6221505U (ja) 1987-02-09
JPH039285Y2 true JPH039285Y2 (ja) 1991-03-08

Family

ID=30995305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11346985U Expired JPH039285Y2 (ja) 1985-07-23 1985-07-23

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH039285Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH061199Y2 (ja) * 1987-06-26 1994-01-12 近藤科学株式会社 ラジコン用送信機のスティック機構
JP2949400B2 (ja) * 1994-03-09 1999-09-13 鋼鈑建材株式会社 自転車駐輪装置
DE60316844T2 (de) * 2003-01-17 2008-01-31 Nikko Co., Ltd. Sender für drahtlose steuerung
JP5861309B2 (ja) * 2011-08-08 2016-02-16 ヤマハ株式会社 操作子装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6221505U (ja) 1987-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6348874Y2 (ja)
JPH072147U (ja) 電気操作形遠隔制御後写鏡
JPH039285Y2 (ja)
JP3064714B2 (ja) チルトスタンド
JP3301569B2 (ja) 電気式レバー装置
JPS601982Y2 (ja) 把持具
JPH0129620Y2 (ja)
JPH0132106Y2 (ja)
JPH0313792Y2 (ja)
JPS6021080B2 (ja) 鉛筆削り機
US4523242A (en) Magnetic head adjusting apparatus
JPS6031852Y2 (ja) ボ−リングホルダ−
JPS6034825Y2 (ja) スラスト調整装置
JPS6159157B2 (ja)
JPS6050041B2 (ja) プツシユスイツチ付可変抵抗器
JPH0547392Y2 (ja)
JPS5843044Y2 (ja) ト−ンア−ムアセンブリ
JPH0419761Y2 (ja)
JPH0355203U (ja)
JPS6336376Y2 (ja)
JPS6236973Y2 (ja)
JPS63131048U (ja)
JPH041628Y2 (ja)
JPH0319589Y2 (ja)
JPH0548251Y2 (ja)