JPH0392363A - サーマルヘッド蓄熱制御装置 - Google Patents

サーマルヘッド蓄熱制御装置

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JPH0392363A
JPH0392363A JP22921289A JP22921289A JPH0392363A JP H0392363 A JPH0392363 A JP H0392363A JP 22921289 A JP22921289 A JP 22921289A JP 22921289 A JP22921289 A JP 22921289A JP H0392363 A JPH0392363 A JP H0392363A
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JP
Japan
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recording
temperature
thermal head
heating
thermal
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JP22921289A
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Toshio Konaka
胡中 俊雄
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 加熱記録装置におけるサーマルヘッド内の蓄熱量を予測
し記録濃度を制御するサーマルヘッド蓄熱制御装置に関
し、 サーマルヘッドの発熱抵抗体の記録エネルギによる温度
制御が不可能なときにも蓄熱現象を効果的に利用して所
望の記録濃度を得ることを目的とし、 画素若しくは複数画素を単位とするサーマルヘッドの発
熱抵抗体毎に蓄熱検出機構を備え、検出した蓄熱量を基
にサーマルヘッドに加える印加電力を制御して一定の記
録濃度制御を行う熱記録装置であって、記録周期内のサ
ーマルヘッドへの加熱量と冷却量を記録周期毎に予測す
ることにより、記録周期開始直前の予測温度から記録周
期銘7了直後の温度を予測し制御するサーマルヘッド蓄
熱制御装置において、前記予測温度と階調数と記録速度
に基づき記録エネルギを決定するエネルギ決定テーブル
と、前記予測温度と階調数と記録速度に基づく判断から
記録エネルギの制御が不可能なとき警告信号を送出する
警告信号送出手段と、前記警告信号に基づき一時的に熱
記録動作を停止する停止手段とを備え、前記発熱抵抗体
が記録エネルギを最小にしても制御不可能な温度に到達
するた熱記録を停止せしめ、かつ前記停止の期間におい
ても記録周期毎にヅーマルヘッド基板での冷却予測演算
を行い、発熱抵抗体が所定温度まで冷却すると前記熱記
録を再開するように構成する。
(産業上の利用分野〕 本発明は加熱記録装置におけるサーマルへッド内の蓄熱
量を予測し制御するサーマル・\ツド蓄熱制御装置に関
する。
サーマルー・ツドを使用して熱記録を行う時、サーマル
ヘッド自体が加熱されるので、多値階調記録を行う場合
サーマルヘッドの蓄熱量に応じて通電制御する必要があ
る。このため、熱記録における記録濃度制御はサーマル
ヘッド内の蓄熱を検出し、その蓄熱量に応じてサーマル
ヘッドへの印加電力を制御することにより行われる。こ
の場合、印加電力の制御は印加電圧を制御する方法や通
電時間に相当する印加バルス幅を制御する方法がある。
〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕従来の構
造とその問題点を以下に説明する。熱記録で問題となる
サーマルヘッドの蓄熱現象は、その物理的な構造に対応
付けられ、主に3つのレベルに分類できる。第1レベル
は、熱記録に必要な熱エネルギを得る第6図の発熱抵抗
体55,、発熱抵抗体55からの発熱のうち熱記録に寄
与しなかった熱エネルギを外部に放熱することを防ぎ、
熱記録面を保温する熱伝導率の比較的低いグレーズ層5
6によるものであり、これらの熱定数に係わる。
第2の1/ベルは、発熱抵抗体55、グレーズ1156
を形或するための熱伝導率の比較的高い基板57による
蓄熱現象であり、その熱定数に係わる。第3のレベルは
、発熱抵抗体55、グレーズ層56、基板57での蓄熱
をサーマルヘッドの外部へ放熱させる放熱板58での蓄
熱現象であり、その熱定数に係わる。
この第3のレベルでの蓄熱現象の特徴として、外気に接
しているために外気の温度変化の影響を強く受ける。
これらの菩熱現象は、発熱抵抗体55、グレーズN56
、基板57、放熱板58の順に応答が緩慢となる。
熱記録においては、これらの蓄熱現象を十分に把握する
ことにより良好な記録が可能となる。これらの蓄熱現象
は、記録画像、サーマルヘッドの物理定数、周囲温度を
元に熱伝導方程式を解くことで算出できるが、記録画像
を特定したり、ザーマルヘッドの複雑な構造を含めての
解析は、実用性を欠いている。
そこで、従来より様々な発明がなされているが、第2、
第3レベルでの蓄熱現象を改善するために、サーマルヘ
ッド内部の蓄熱現象を記録開始直前のサーマルヘッドの
温度と前記録期間内での加熱冷却量を逐次累算すること
で予測演算により求める方式がある。この方式によると
、nラインを記録直後の予測温度は、放熱板58の温度
T3 とnラインでの加熱による温度上昇△T,,と、
直前のn −1ラインでの予測温度rn..−iが放熱
板58の温度T.との差で冷却されていく項との和とな
るっT.=T.+ΔTn t (Tn−+  Ts)e
Xp←t7τ,)−11)(1)式において、tは、ラ
イン間の記録周期rpでの熱時定数である。ただし、 T.一T.・・・(2) また、(1)式に示されるように、,蓄熱現象は放熱板
58の温度T,に大きく係わる。通常、この放熱板58
の温度T.は、サーマルヘッドの放熱板58の温度をサ
ーミスタで実測することで得る。この理由は、放熱板が
サーマルヘッドの熱的に主要な?戒要素である発熱抵抗
体55、グレーズ層56、基板57に比べ十分大きな熱
容量をもち、外気に直接接触していることによる。この
(1)式での温度予測は、n−1ラインまでの画素位置
pでの蓄熱がnラインの画素位置pのみに全て寄与する
場合に限られる。すなわち、隣接する画素位置間で熱伝
導がない同一温度で変化する状態に限られる。
そこで、′より一般的には、このような隣接する発熱抵
抗体間の熱干渉であるクロストークを加味した下記の(
3)式とする方式がある。
T ’ M+P”’Tn+P (r−1)/2×W− 
(r − 1) /2+Δ(Tn,p−(r−11/2
  T+%,F)+”+ T,,,,X W.,  △
(T,,,,− TI,,p)+・・+Tn,pや(r
− 1) /■× W(r−1)/2,Δ(’rh, 9m (r−+) 
/2  Tn, p)・・・(3)ただし、発熱抵抗体
の総数をLとすると、(4),(5)式となる。
P−(r−1)/2 < 1の時 Tn, p−(r−
1)/2= T’r+I O”・( 4 )P+(r−
1)/2 >Lの時 Tllj p+ (r−1) /
2 = T’n. t”’ ( 5 )ここで、T ’
 nr pは、p画素目の発熱抵抗体の予測温度、rは
、クロストークの影響する範囲の画素数であり、Wは、
発熱抵抗体間の距離とその温度差から定まるr個からな
るクロストークの重み付け係数である。このように、(
2),  (3)式により演算をすることで、サーマル
ヘッドの蓄熱現象を予測でき、この予測値に見合った記
録エネルギで発熱抵抗体を加熱することで高品位な熱記
録を実現できる。
ところで、第7図に示すように、記録動作をしない発熱
抵抗体P4に着目すると、隣接する発熱抵抗体Ph−1
+Ph+1からのクロストークによりやはり加熱され、
発熱抵抗体P7の周辺温度が上昇する。このクロストー
クは、隣接する発熱抵抗体間での温度差が大きくなる程
、記録速度が速くなる程、記録エネルギが大きく顕著に
なり、その直下で熱記録がなされる。つまり、全ての発
熱抵抗体がなんらかの記録エネルギで加熱している場合
は、そのエネルギを減らすことで対応できるが、この例
のごとく記録動作をしない発熱抵抗体がある場合には適
用できないという問題があった。
本発明の目的はサーマルヘッドの発熱抵抗体の記録エネ
ルギによる温度制御が不可能なときにも蓄熱現象を効果
的に利用して所望の記録濃度を得るサーマルヘッド蓄熱
制御装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
第1図(a)は本発明の原理構或図であり、第1図(b
)は本発明の原理の説明図である。本発明は、画素若し
くは複数画素を単位とするサーマルヘッド4の発熱抵抗
体毎に蓄熱検出機構を備え、検出した蓄熱量を基にサー
マルヘッドに加える印加電力を制御して一定の記録濃度
制御を行う熱記録装置であって、記録周期内のサーマル
ヘッドへの加熱量と冷却量を記録周期毎に予測すること
により、記録周期開始直前の予測温度から記録周期終了
直後の温度を予測し制御するサーマルヘッド蓄熱制御装
置において、前記予測温度と階調数と記録速度に基づき
記録エネルギを決定する記録エネルギ決定テーブルAと
、前記予測温度と階調数と記録速度に基づく判断から記
録エネルギの制御が不可能なとき警告信号を送出する警
告信号送出手段Bと、前記警告信号に基づき一時的に熱
記録動作を停止する動作停止手段Cとを備え、前記発熱
抵抗体が記録エネルギを最小にしても制御不可能な温度
に到達すると熱記録を停止せしめ、かつ前記停止の期間
においても記録周期毎にサーマルヘッド基板での冷却予
測演算を行い、発熱抵抗体が所定温度まで冷却すると前
記熱記録を再開することを特徴とする。
〔作 用〕
本発明では、発熱抵抗体の予測温度を算出し、着目する
発熱抵抗体への記録エネルギを制御するという手段で対
応しきれない場合、熱記録動作を停止することによりサ
ーマルヘッドを自然冷却させることにより高精度な熱記
録を行なう。
第1図(b)は、本発明の原理を示すサーマルヘッドの
温度変化とその予測に関するものである。
第1図(b)において、横軸は記録周期tを単位とする
時間推移を示し、縦軸は温度を示す。図中、t1は、着
目する発熱抵抗体への記録エネルギを制御する手段で対
応しぎれない温度状態に到達した時点、trは予測温度
が記録制御可能な温度となる記録動作停止後の時点、1
はサーマルヘッドの発熱抵抗体の表面温度、2は従来の
発切による予測温度、Ttlは時刻t1での予測温度、
T’thは熱記録媒体が発色し始める温度を示す。
従来の方法により、記録周期毎に予測温度を算出してい
くが、例えば時刻t1から始まる記録周期においで、着
目する発熱抵抗体が熱記録を行なわないものとすると、
時刻t1での予測温度は、熱記録媒体が発色しはじめる
温& T , ,,より高い温度と予測できる。そこで
、時刻B以後の!P.録動作をただちに停止するっこの
結果、サーマルー\ツドは自然冷却され徐々に温度が低
くなる。本発明においては、この記録動作停止期間も従
来の発明によりサーマルヘッドの温度を予測し続け、予
測温度が記録制御可能な温度となる時刻trに達すると
、再び熱記録を開始し高品位な熱記録動作を行なう。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第2図〜第5図により説明する。
第2図は本発明の一実施例を示すブロック構或図、第3
図は第2図における温度予測部の詳細ブロック図、第4
図、第5図は温度予測部の動作を示すタイミングチャー
トである。
第2図において、3は本発明の主たる温度予測L 4は
サーマルヘッ}’、5はt−マルヘットヲ駆動するサー
マルヘッド駆動部、6はサーマルヘッド駆動部5の印加
電力を決定するパルス幅テーブル、7は熱記録を行なう
受像紙、8は受像紙を搬送するローラ、9は受像紙7を
保行ずるブラ・テン、101.1はローラ8とプラテン
9を駆動するパルスモー夕、12はパルスモータ10 
, L1ヲ制御t ルプリンタメカ制御部、13はサー
マル・\ツド4の放熱板の温度検出するザーミスタ、.
14はサーミスク13で検出した温度をデジタル信号に
変換する温度検出部、l5は上記のブロックを制御する
サー・マルヘッド制御部である。ザー・マルヘッド制御
部15はサーマルー・ツド4による各ライン記録を開始
する直前に、まず、ザーミスタ13、温度検出部14に
よりサーマルヘッドの放熱板温度を実測しデジタル化を
するための制御を行う。次に、この放熱板の温度データ
、記録画素の階調数、記録速度等の温度予測に必要なデ
ータを温度予測部3へ転送ずる。
温腐予測部3はこれらのデータより逐次サーマルヘッド
の温度を予?ff!iする。ザーマルー・ツド馴御部j
5は温度予測部3′Q予測1,た温度渣、記録画素の階
調数、記録速度(記録周期)等をパルス幅テーブル6へ
送る。パルス幅テーブル6はこれらのデータに応じてパ
ルス幅を決定する。サーマルヘッド駆動部5はパルス幅
テーブル6の出力パルス幅に従ってサーマルヘッド4を
電力制御して最適な熱記録を行う。ただし、隣接する発
熱抵抗体間のクロストークが大きく指定された記録濃度
より記録濃度が高くなる場合、パルス輻テーブル6はサ
ーマルヘッド制御部15ヘアラ・−ム信号を送出し、サ
ーマルヘッド制御部15はプリンタメカ制御部12にア
ラーム信号を転送する。プリンタメカ制御部12はこの
信号を受けバルスモータio.iiを停止する。一方、
温度予測部3は記録周期毎に自然冷却によるサーマルヘ
ッド4の儒度変化を予測し続ける。サーマルヘッド4が
指定された記i!6度での印字可能な温度まで自然冷却
されると、ヅーマルヘッド制御15はプリンタメカ制御
部12へのアラーム信号の送出を停止する。プリンタメ
カ制御部12はバルスモータ1041を回転させ、ロー
ラ8とプラテン9により受像紙を搬送し記録動作を継続
する。
以下、本発明の詳細な動作を第3図のブロック図、第4
図、第5図のタイミングチ、ヤート図を用いて述べる。
第3図は、本発明の温度予測部3の詳細を示すブワック
図である。第3図中、IL17は加熱員を決定する画素
毎の階調数と記録速度を示す信号、18は放熱板温度デ
ータを人力する信号であり、19は記録ライン毎に温度
センサ13で実測した放熱仮温度の値を1画素毎に1ラ
イン分格納する放熱板温度ラインバッファ、20は演算
した予測温度の値を1画素毎にlライン分格納する予測
温度ラインバッファ、21はサーマルヘッドの抵抗値バ
ラツキを補正する抵抗値補正テーブノペ22は記録ライ
ン内の加熱量を求める加熱量テーブル、23は前ライン
での予測温度と放熱板温度との差を求める減算器、24
は定数1を出力する定数テーブル、25は予測温度を求
めるサーマルヘッドの位置を画素数をカウントすること
で検出する画素数カウンク、26はサーマルヘッドの熱
時定数分布を含めた冷却定数テーブル、27 . 28
はマルチブレクサ、29は記録ライン内の加熱量を求め
るために加熱量テーブル22と定数テーブル24の出力
、放熱板温度に刻する冷却量を求めるために減算器23
の出力、冷却定数テーブル24の出力を乗算する乗算器
、30は放熱板温度に対する加熱と冷却総量を求めるた
めに乗算器29の出力を累算する累算器、31.32は
累算器30の出力である加熱冷却予測温度を記録する2
つの加熱冷却ラインバッファ、33はクロストーク演算
においての画素位置を示すアドレスを更新するクロック
であるアドレスクロック、34はアドレスクロック33
をカウントしてクロストーク演算のアドレスを発生する
アドレスカウンタ、35は画素数カウンタ25とアドレ
スカウンタ34の値が比較し一致した時に信号を出力す
る比較器、36はクロストーク演算の対象となる隣接し
た画素の参照画素数rに対してr−1と(r−1)/2
を設定する参照画素数スイッチ、37は参照画素数スイ
ッチ36の値を初期ロードして比較器35の出力に従っ
てカウントダウンする参照画素数カウンタ、38=39
.40は加熱冷却ラインバッファA31と832を指定
する最大アドレス値、およびクロストークを算出する2
つの発熱抵抗体の位置である被選択アドレス値をそれぞ
れ計算する加算器である。
41,42.43はマルチプレクサ、44.45は参照
画素数スイッヂ36による最小アドレス値を与える1人
力と加算器38による最大アドレス値を与える1人力と
加算器39による被選択アドレス値を与える1人力の3
人力の内、被選択アドレス値人力が最小アドレス値以下
の場合最小アドレス値を選択し、被選択アドレス値入力
が最大アドレス値以上の場合最大アドレス値を選択し、
その他の場合被選択アドレス値そのものを選択するバッ
ファアドレス選択器AとB146はクロストーク量を求
める発熱抵抗体間の温度差を算出する減算器、47は減
算器46の出力である発熱抵抗体間の温度差と発熱抵抗
体間の画素数に応じてクロストークの重み付けする係数
を記憶した重み係数テーブル、48は加熱冷却ラインバ
ッファA31に記憶している画素位置毎の加熱冷却予測
温度と重み係数テーブル47の係数を乗算する乗算器、
49は重み付け乗算した画素位置毎のクロストーク結果
を参照画素数分累積する累算器、50は累算器の出力を
画素位置毎に記憶するクロストークラインバッファ、5
1はクロストークラインバッファ50の出力であるクロ
ストークを加味した最終的な予測温度に放熱板温度を加
える加算器、52は加算器51の出力データを画素位置
毎に一時格納するレジスタ、53は演算出力となる予測
温度を示す信号、54は予測温度バッファモメモリ20
への人力信号として予測温度および放熱板温度データ信
号を切り換えるマルチプレクサである。
第3図の動作の詳細を述べる前に、その概要を述べる。
動作は、まずクロストークを考慮しない時の画素位置毎
の加熱冷却温度予測を行い、この予測温度値を加熱冷却
ラインバッファA44,B45に記憶する。この1ライ
ン分の予測温度値を隣接する画素間で平均化して、クロ
ストークを加味した予測温度値をクロストークラインバ
ッファ50に記憶する。得た予測温度値は放熱板温度か
らの増分であるので、画素位置毎の温度を加えて出力す
る。この予測温度は次ラインでの温度予測に必要である
ので、同時に予測温度ラインバッファ20に記憶させる
。この一連の動作を到着ラインごとに行う。
次に第3図の動作の詳細を第4図、第5図を用いて以下
述べる。この内、第4図は、隣接する発熱抵抗体間のク
ロストークが問題となる第Nライン目、第5図は、次の
N+1ラインの様子を表わし、ライン先頭の第0画素に
ついて隣接するr画素を参照して予測に関するものであ
る。信号aはライン毎の予測演算を行う期間を示すライ
ン信号、信号bは第2図内のサーマルヘッド4による各
ライン記録を開始する直前に、サーミスタ13、温度検
出部14によりサーマルヘッド4の放熱板温度を実測し
終えたことを示す放熱板温度データ信号、信号Cは第3
図内の画素毎の階調数信号16、記録速度信号17、放
熱板温度センス信号l8が入力されることを示し、ライ
ン内の画素数分生起する画素データ入力信号、信号dは
放熱板温度ラインバッファ19の人出力データを表わす
放熱板温度ラインバッファデータ信号、信号eは予測温
度ラインバッファ20の入出力データを表わす予測温度
ラインバッファデータ信号、信号fは1画素毎の加熱冷
却予測演算を行う期間を示す加熱冷却予測演算信号、信
号gは予測演算のための基本クロック信号、信号hは累
積演算に先立ち累算器30をリセットする加熱冷却リセ
ット信号、信号iはマルチブレクサ27.28の加熱冷
却マルチブレクサ制御信号、信号jは画素数カウンタ2
5のカウント値の一部を示す画素数カウンタ信号、信号
kは発熱抵抗体個々の抵抗値補正する抵抗値補正テーブ
ル21からの抵抗値補正信号、信号1.mはマルチブレ
クサ27,28の加熱冷却マルチプレクサデータ信号、
信号n,Qは参照画素数カウンタ37のカウント値の一
部を示す参照画素数カウンタ信号、信号pは加熱冷却ラ
インバッファアドレス信号、信号qはクロストークの演
算期間を示すクロストーク演算信号、信号rはクロスト
ーク演算に先立ちクロストークリセット信号、信号Sは
クロストークの累算演算において累算器49をリセット
するクロストーク初期信号、信号tはアドレスクロック
33の出力クロックであるアドレスクロック信号、信号
Uはクロストーク演算する画素位置から同画素数分離れ
た画素位置についてのクロストーク演算の完了を示す参
照画素位置アドバンス信号、信号Vはクロストークライ
ンバッファデータ信号、信号Wはクロストークを求める
片方の発熱抵抗体の温度である加熱冷却ラインバッファ
Aデータ信号、信号Xはクロストークを求める他方の発
熱抵抗体の温度である加熱冷却ラインバッファBデータ
信号、信号yはクロストークを求める発熱抵抗体間の温
度差と重み係数テーブル47からの重み係数を示す重み
係数出力信号、信号2はレジスタの最終的な予測温度デ
ータ信号を示す。
隣接する発熱抵抗体間のクロストークが問題となる第N
番目のラインにおいて、ライン信号aがハイになるにと
もない、放熱板温度センス信号bがハイとなり放熱板温
度を実測したことを示す。
次に、画素データ入力信号Cにより画素毎に記録開始時
点での放熱板温度データ信号を放熱板温度ラインバッフ
ァ19に書き込む。この放熱板温度は実質的にサーマル
ヘッド4の周辺温度となる。これと同時にライン信号a
と画素データ入力信号Cと図示しない第Nラインを示す
制御信号によりマルチプレクサ54が放熱板温度データ
信号18を予測温度ラインバッファ20へ入力する。画
素データ入力信号Cがハイになることによって、階調数
信号16、記録速度信号17が人力される。画素データ
入力信号Cがローになることによって画素数カウンタ2
5がリセット状態になり、予測するサーマルヘッド4の
第0画素の位置を出力する。この位置情報および記録速
度信号17により冷却定数テーブル26および発熱抵抗
体の抵抗値バラツキを補正した抵抗値補正信号kにより
加熱量テーブル22が確定し、第0画素について予測演
算が可能となる。予測演算準備ができると、加熱冷却予
測演算信号fは基本クロック信号gの立ち下がりに同期
してハイとなる。加熱冷却予測演算信号fがハイになる
と、加熱冷却リセット信号hおよび加熱冷却マルチプレ
クサ制御信号iを発生する。加熱冷却リセット信号hは
累算器29をリセットする。加熱冷却マルチブレクサ制
御信号iはマルチプレクサ27.28の出力に第Nライ
ンの第0画素での加熱量演算に必要な加熱量テーブル2
2からの加熱量と冷却定数テーブル26からの出力係数
値=1を乗算器29に人力する。乗算器29は基本クロ
ック信号gの立ち上がりでマルチプレクサ27.28の
出力である加熱冷却マルチプレクサデータ信号Lmを取
り込む。
その乗算結果ΔTい,。を累算器30に累算し、基本ク
ロック信号gの次の立ち上がりで加熱冷却ラインバッフ
ァデータ信号W.Xとする。なお、この立ち上がりに先
立ち、加熱冷却マルチブレクサ制御信号iをローとする
ことで、マルチプレクサ27,28は第Nラインの第0
画素での冷却量演算に必要な予測温度ラインバッファ2
0と放熱板温度ラインバッファ19とを減算器23によ
り減算した温度差と冷却定数テーブル26の出力を乗算
器29に人力する。
すなわち、加熱量の演算結果の出力と冷却量の演算のた
めのデータのフェッチを同一タイミングにて行う。演算
結果は次の基本クロック信号gの立ち上がりで加熱冷却
ラインバッファデータ信号W,Xとなる。この加熱冷却
ラインバッファデータ信号w,xはバッファアドレス選
択器A44.845で指定した加熱冷却ラインバッファ
A31と832に記憶するが、この時のアドレスは次の
条件下で選択される。
最大アドレス値は画素数カウンタ37の値と参照画素数
スイッチ36の値を加算した値であり、(r−1)/2
となる。最小アドレス値は、参照画素数スイッチ36の
値であり、D−1)/2となる。被選択アドレス値は画
素数カウンタ25の値と参照画素数スイッチ36の値を
加算した値であり、(r−1>/2となる。すなわち、
最大アドレス値と同じである。この結果、バッファアド
レス選択器A44. 845は、最大アドレス値を選択
して加熱冷却ラインバッファA31, B32を指定し
て加熱冷却ラインバッファA,Bデータ信号W・Xを記
憶する。続いて、画素データ入力信号Cがハイになるこ
とによって、第1画素に関する階調数信号16と記録速
度信号17が入力される。次に、画素データ入力信号C
がローになることによって、画素数カウンタ25がカウ
ントアップし、予測するサーマルヘッド4の位置を更新
する。この位置情報および記録速度信号17により冷却
定数テーブル26、抵抗値補正テーブル21加熱量テー
ブル22が確定し、第l画素について予測演算が可能と
なる。以下、第Nライン終了までこれらの演算を繰り返
す。
第Nライン終了時、画素数カウンタ25はライン内の画
素数−1を示し、加熱冷却ラインバッファA31. B
32は(r−1)/2から画素数カウンタ37の値+(
r−1)/2まで加熱冷却演算の値を記憶する。
第Nラインの加熱冷却演算が全て終わるとクロストーク
演算に入る。クロストーク演算開始にともない、クロス
トーク演算信号qが立ち上がり、クロストークリセット
信号rにより、アドレスカウンタ34と参照画素数カウ
ンタ37をリセットする。
参照画素数カウンタ37は参照画素数r−1に初期設定
する。基本クロック信号gの立ち上がりに先立ち、クロ
ストーク初期信号Sにより累算器49をリセットのモー
ドにし、基本クロック信号g人力でリセットする。この
間に、加熱冷却ラインバッファA31. 832をバッ
ファアドレス選択器A44,B45によりアドレス指定
し、重み係数テーブル47を指定する。まず、バッファ
アドレス選択器A44は次の条件下で選択する。最大ア
ドレス値は画素数カウンタ25と参照画素数スイッチ3
6の加算値であり画素数カウンタ37の値+(r−1)
/2となる。最小アドレス値は参照画素数スイッチ36
の(r−1)/2である。被選択アドレス値はアドレス
カウンタ34と参照画素数カウンタ37の加算値であり
r−1となる。通常、画素数カウンタ25の値すなわち
lライン内に画素数−1は(r−1)/2より大きいの
で、バッファアドレス選択器A44は被選択アドレス値
を選択し、加熱冷却ラインバッファA31のアドレスを
指定する。この結果、加熱冷却ラインバッファA31の
出力値はΔTい,r−1 となる。バッファアドレス選
択器B45は次の条件下で選択する。最大アドレス値は
画素数カウンタ25と参照画素数スイッチ36の加算値
であり、画素数カウンタ25の値+(r−1)/2とな
る。
最小アドレス値は参照画素数スイッチ36の(r−1〉
/2である。被選択アドレス値はアドレスカウンタ34
と参照画素数スイッチの加算値であり、r−1/2とな
る。通常、画素数カウンタ25の値すなわち1ライン内
に画素数一lは(r−1)/2より大きいので、バッフ
ァアドレス選択器B45は被選択アドレス値を選択し、
加熱冷却ラインバッファB32のアドレスを指定する。
この結果、加?冷却ラインバッファB32の出力値はΔ
Tい,。−。7■となる。減算器46は加熱冷却ライン
バッファA31・B32の出力値の差分をとりクロスト
ークを求める発熱抵抗体間の温度差Δtを求める。
この温度差Δtと発熱抵抗体間の距離を代表する参照画
素数カウンタ37によって重み係数テーブル47が出力
する値をWr−.,Δ,とする。加熱冷却ラインバッフ
ァA31の出力値ΔTい,r−,と重み係数テーブル4
7が出力する値Wr−1r△,は、次の基本クロック信
号gの立ち上がりで乗算器48で乗算され累算器49に
累算される。累算値は、アドレスカウンタ34で指定す
るクロストークラインバッファ50に記録され、その値
は下記の(6)式となる。
ΔT Ih+。=△T tl’l+ r − 1 ×w
,− 1yΔ,・・・(6〉続いて、アドレスクロック
信号が入ると、アドレスカウンタ34がインクリメント
され、バッファアドレス選択器A44は加熱冷却ライン
バッファA31のアドレスrを指定する。クロストーク
初期信号Sで累算器49をリセットし、指定した加熱冷
却ラインバッファA31のデータΔTい.rについて乗
算、累算し、(7)式の演算を行う。
ΔT I Rr 1 ”ΔT inn r xL− 1
+Δ.−17>以下、この動作を、アドレスカウンタ3
4と画素数カウンタ25が等しくなるまで繰り返す。両
方のカウンタが一致すると、比較器35は参照画素位置
アドバンス信号Uを出力して、参照画素数カウンタ37
をデクリメントし、アドレスカウンタ34をリセットす
る。次の基本クロック信号gの立ち上がりに先立ち、ク
ロストーク初期信号Sをローとして、アドレスカウンタ
34の指定したクロストークラインバッファ50のデー
タΔTr,,r。を累算器49にロードする。この間に
、加熱冷却ラインバッファA31、B32をバッファア
ドレス選択器A44, B45によりアドレス指定し、
重み係数テーブル47を参照画素数カウンタ25で指定
する。バッファアドレス選択器A44は次の条件下で選
択する。最大アドレス値は画素数カウンタ25と参照画
素数スイッチ36の加算値であり、画素数カウンタ25
の値+(r−1)/2となる。最小アドレス値は参照画
素数スイッチ36の(r−1)/2である。被選択アド
レス値は、アドレスカウンタ34と参照画素数カウンタ
37の加算値であり、r−2となる。
通常、画素数カウンタ25の値すなわち1ライン内に画
素数−1は、(r−1)/2より大きいので、バッファ
アドレス選択器A44は被選択アドレス値を選択し、加
熱冷却ラインバッファA31のアドレスを指定する。こ
の結果、加熱冷却ラインバッファA31の出力値はΔT
 th+ r−2となる。バッファアドレス選択器B4
5は次の条件下で選択する。
最大アドレス値は画素数カウンタ25と参照画素数スイ
ッチ36の加算値であり、画素数カウンタ25の画素数
カウンタ25と参照画素数スイッチ36の加算値であり
、画素数カウンタ25の値+(r−1)/2となる。最
小アドレス値は、参照画素数スイッチ36の(r−1)
/2である。被選択アドレス値はアドレスカウンタ34
と参照画素数スイッチ36の加算値であり(r−1)/
2となる。通常、画素数カウンタ25の値すなわち1ラ
イン内に画素数−iは(r−1)/2より大きいので、
バッファアドレス選択器B45は被選択アドレス値を選
択し、?熱冷却ラインバッファB32のアドレスを指定
する。この結果、加熱冷却ラインバッファB32の出力
値は、ΔTい+(r−1)/2となる。減算器46は加
熱冷却ラインバッファA31, B32の出力値の差分
をとりクロストークを求める発熱抵抗体間の温度差Δt
を求める。この温度差Δtと発熱抵抗体間の距離を代表
する参照画素数カウンタ37によって重み係数テーブル
47が出力する値をWr−■,Δ、とする。加熱冷却ラ
インバッファA31の出力値ΔTtヨ7−2 と重み係
数テーブル47が出力する値W,.,Δ,は、次の基本
クロック信号gの立ち上がりで乗算器48で乗算され累
算器49に累算される。累算値はアドレスカウンタ34
で指定するクロストークラインバッファ50に記録され
るが、その値は、クロストークラインバッファ50から
ロードしたΔT Ino。
を累算した下記の(8〉式となる。
ΔT+,,o:ΔT t l’l+ r − 2 ×W
 r− 2rΔ、+ΔT + l’l+ o ”’続い
て、アドレスロック信号tが入ると、アドレスカウンタ
34がインクリメントされ、バッファアドレス選択器A
44は加熱冷却ラインバッファ(8) A31のアドレスr−1を指定する。クロストーク初期
信号Sで累算器49をリセットし、指定した加熱冷却ラ
インバッファA31のデータΔT t n+ t − 
1について乗算と累算し、(9〉式の演算を行う。
ΔT I !11 1 =ΔT t h+ r − l
 ×W r − 2 +Δ,+ΔTl,. I−( 9
 )この一連の動作を、参照画素数カウンタ37が0に
なるまで繰り返すが、参照画素数カウンタ37が(r−
1)/2−1以下になると、バッファアドレス選択器Δ
44,B45の選択値が最小アドレス値となる。例えば
、参照画素数カウンタ37が(r−1)/2−1になる
と、選択条件は次のようになる。最大アドレス値は画素
数カウンタの値+(r−1)/2−1、最小アドレス値
は参照画素数スイッチ36の(r−1)/2である。被
選択アドレス値は、アドレスカウンタ34と参照画素数
カウンタ37の加算値であり(r−1)/2−1となる
被選択アドレス値は最小アドレス値以下となり、バッフ
ァアドレス選択器A44・B45は最小アドレス値を選
択し、加熱冷却ラインバッファA31B32のアドレス
を指定する。これは、サーマルヘッドの両端から(r−
1)/2以内の画素位置でのクロストーク演算する時、
着目する画素位置に対して隣接するr画素位置の一部が
物理的に存在しないからである。この場合の演算結果は
、下記の(10)式となる。
ΔTlh+Q”ΔT tTh+ (r − +) /2
 X W (r − +) /2 − 1+Δ、+ΔT
い.。・・・(10) 参照画素数カウンタ37が0までインクリメントされ、
比較器35が参照画素位置アドバンス信号Uを出力した
時のクロストークラインバッファ50の先頭アドレスの
値は、 (1l)式となる。
ΔT,,,。==ΔT tl,,(r− 1) /2 
×WonΔ1+・・+ΔT t+%+ (r− 1) 
/2 X W <r− 1) /2− IT△,++Δ
Tth+ (r−1)/2 XW(r−+)7z+Δ,
+・・+ΔT th+ (r − 1) ×W (r−
1) rΔ.−(11)これが、クロストーク演算結果
である。ただし、この値は、放熱板温度に対するもので
ある。そこで、この値に放熱板温度ラインバッファ19
に記憶している記録開始直前の第0画素位置の放熱板温
度値Ta,.+。を加算器51によって加算する。この
加算結果が求めるべき第nライン第0画素記録後の予測
温度となる。予測温度はレジスタ52に一時記憶し、マ
ルチブレクサ54を介して予測温度ラインバッファ20
をT。,0+ΔT I no Oに更新する。ここで、
Tal,y。+ΔT1イ,。をT.,。とする。同様に
、第nラインのすべての画素位置について更新する。
そして、この予測演算値が第2図のパルス幅テーブル6
に送出される。
パルス幅テーブル6はこの予測演算値と階調数に応じて
パルス幅を決定するが、サーマルヘッド4の予測温度が
高くなり過ぎ、正常なパルス幅を出力できない場合のみ
、図2のアラーム信号をサーマルヘッド制御部15に送
出する。サーマルヘッド制御部15は、プリンタメカ制
御部12にアラーム信号を転送する。プリンタメカ制御
部12はこのアラーム信号を受けパルスモータ10・l
1を停止するが、温度予測部3は記録周期毎に自然冷却
によるサーマルヘッド4の温度変化を次のように予測し
続ける。
温度予測部3は第2図のように、放熱板温度の実測を終
えると放熱板温度センス信号bをハイにして、階調数信
号16、記録速度信号17および放熱板温度データ信号
18を入力する。この時、サーマルヘッド制御部15は
記録動作を停止していることから階調数信号をすべて“
0″とする。次に、画素データ入力信号Cがローになる
ことによって、画素数カウンタ25がリセット状態にな
り、予測するサーマルヘッド4の第0画素の位置を出力
する。
この位置情報および記録速度信号17により、冷却定数
テーブル26、抵抗値補正テーブル21,加熱量テーブ
ル22が確定し、前ラインでの演算により予測温度ライ
ンバッファ20がすでに更新されており、第0画素につ
いて予測演算が可能となる。予測演算準備ができると、
加熱冷却予測演算信号fは基本クロック信号gの立ち下
がりに同期してハイとなる。加熱冷却予測演算信号fが
ハイになると、加熱冷却リセット信号hおよび加熱冷却
マルチプレクサ制御信号iを発生する。加熱冷却リセッ
ト信号hは累算器30をリセットする。加熱冷却マルチ
ブレクサ制御信号iはマルチブレクサ27.28の出力
に第n+1ラインの第0画素での加熱量演算に必要な加
熱量テーブル22からの加熱量ΔTbn。1,。
と冷却定数テーブル26からの出力係数値=1を乗算器
29に入力する。ただし、階調数信号が“0”であるた
めに演算値は“0”となる。乗算器29は基本クロック
信号gの立ち上がりでマルチプレクサ27.28の出力
である加熱冷却マルチプレクサデータ信号1,mを取り
込む。その乗算結果を累算器30に累算し、基本クロッ
ク信号gの次の立ち上がりで、加熱冷却ラインバッファ
データ信号W・Xとする。
なお、この立ち上がりに先立ち、加熱冷却マルチブレク
サ制御信号jをローとすることで、マルチブレクサ27
.28は第n+lラインの第0画素での冷却量演算に必
要な予測温度ラインバッファ20と放熱板温度ラインバ
ッファ19とを減算器23により減算した温度差と冷却
定数テーブル26の出力を乗算器29に入力する。つま
り、加熱量の演算結果の出力と冷却量の演算のためのデ
ータのフェッチを同一タイミングにて行う。乗算器29
は第n+lライン第0画素を記録する直前の予測温度T
,。。1,。
と放熱板温度Tshや,,。の差に冷却定数テーブル2
6の値を乗算する。その演算結果は、累算器30で累算
され、記録開始から第n+lライン第0画素記録直後ま
での冷却量となり、次の基本クロック信号gの立ち上が
りで累算器出力データとなる。第5図では、この放熱板
温度に対する冷却量をΔTい,1,。とする。演算結果
は、次の基本クロック信号gの立ち上がりで加熱冷却ラ
インバッファデータ信号W,Xとなる。この加熱冷却ラ
インバッファデータ信号W・Xは、バッファアドレス選
択器A44. 845で指定した加熱冷却ラインバッフ
7A31,B32の(r−1)/2に記憶する。続いて
、画素データ入力信号がハイになることによって、第1
画素に関する階調数信号と記録速度信号17が入力され
る。次に、画素データ入力信号Cがローになることによ
って、画素数カウンタ25がカウントアップし、予測す
るサーマルヘッドの位置を更新する。この位置情報およ
び記録速度信号により冷却定数テーブル26、抵抗値補
正テーブル21、?熱量テーブル22が確定し、第1画
素について予測演算が可能となる。以下、第n−1−1
ライン終了までこれらの演算を繰り返す。第1ライン終
了時、画素数カウンタ25はライン内の画素数−1示し
、加熱冷却ラインバッファA31.B32は(r−1)
/2から画素数カウンタ25の値十(r−1>/2まで
加熱冷却演算の値を記憶する。第n+lラインの加熱冷
却演算が全て終わると、第nラインでのクロストーク演
算同様に演算を行い、下記の(12)式の結果を得る。
△Tlh+I+O=ΔT th* 、. <r− +>
 /2 X WooΔ、+・・+△Tth++, <r
−I)y2XW(r−1)/2−1+Δt+・十ΔT 
th+1+ (r−1)/■XW(r−1)y■,Δ、
+・・十ΔTth+ Iw (r− 1) XW (r
 − 1) +△, ・(12)この値に放熱板温度ラ
インバッファ19に記憶している記録開始直前の第0画
素位置の放熱板温度値Titl+l+。を加算器51に
よって加算する。この加算結果が求めるべき第n+lラ
イン第0画素記録後の予測温度となる。予測温度は、レ
ジスク52に一時記憶し、マルチブレクサ54を介して
予測温度ラインパッフy20をTsr++++o+△T
Ih+I+Oに更新する。ここで、Tan+I+O+Δ
T I R* I+ OをTpn+1+。
とする。同様に、第n+lラインのすべての画素位置に
ついて更新する。以下、サーマルヘッド4が指定された
記録濃度での印字可能な温度まで自然冷却まで冷却特性
を予測する。
印字可能な温度にサーマルヘッドが冷却されると、パル
ス幅テーブル6はサーマルヘッド制御部15へのアラー
ム信号の送出を停止する。サーマルヘッド制御部15は
プリンタメカ制御部12へのアラーム信号を停止する。
プリンタメカ制御部12はパルスモータ10,11を回
転させ、ローラ8とプラテン9により受像紙を搬送し、
記録が再開する。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によればサーマルヘッドの
発熱抵抗体の記録エネルギによる温度制御が不可能な場
合にも所望の記録濃度が得られ、蓄熱現象をより効果的
に利用する熱記録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第l図(a)は本発明の原理構或図、 第l図(b)は本発明の原理の説明図、第2図は本発明
の一実施例ブロック構或図、第3図は第2図の温度予測
部の詳細ブロック図、第4.5図は第3図の温度予測部
の動作タイミングチャート、 第6図はサーマルヘッドの構造断面図、及び第7図は従
来の問題点の説明図である。 (符号の説明) 3・・・温度予測部、   4・・・サーマルヘッド、
5・・・サーマルヘッド駆動部、 6・・・パルス幅テーブル、7・・・受像紙、8・・・
ローラ、      9・・・プラテン、1o,ii・
・・パルスモータ、 12・・・プリンタ機構制御部、 l3・・・サーミスク、   14・・・温度検出部、
15・・・サーマルヘッド制御部。 し一一一一一一一 −.−=−J 本発明の原理構成図 第1図(Q) 第 1 図(b) 本発明の一実施例ブロック図 苗 2 図 サーマルヘッド構造図 第 6 図 58・・・放熱板 従来の問題点の説明図 第 7 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、画素若しくは複数画素を単位とするサーマルヘッド
    (4)の発熱抵抗体毎に蓄熱検出機構を備え、検出した
    蓄熱量を基にサーマルヘッドに加える印加電力を制御し
    て一定の記録濃度制御を行う熱記録装置であって、記録
    周期内のサーマルヘッドへの加熱量と冷却量を記録周期
    毎に予測することにより、記録周期開始直前の予測温度
    から記録周期終了直後の温度を予測し制御するサーマル
    ヘッド蓄熱制御装置において、 前記予測温度と階調数と記録速度に基づき記録エネルギ
    を決定する記録エネルギ決定テーブル(A)と、 前記予測温度と階調数と記録速度に基づく判断から記録
    エネルギの制御が不可能なとき警告信号を送出する警告
    信号送出手段(B)と、 前記警告信号に基づき一時的に熱記録動作を停止する動
    作停止手段(C)とを備え、 前記発熱抵抗体が記録エネルギを最小にしても制御不可
    能な温度に到達すると熱記録を停止せしめ、かつ前記停
    止の期間においても記録周期毎にサーマルヘッド基板で
    の冷却予測演算を行い、発熱抵抗体が所定温度まで冷却
    すると前記熱記録を再開することを特徴とするサーマル
    ヘッド蓄熱制御装置。
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