JP4028701B2 - ラインサーマルプリンタの記録制御方法 - Google Patents

ラインサーマルプリンタの記録制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
本発明はラインサーマルプリンタの記録制御方法に係り、特に各発熱素子の温度を補正する補正データを利用して、各発熱素子に通電を行うラインサーマルプリンタの記録制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コンピュータ等の画像出力装置としてラインサーマルプリンタが知られている。前記ラインサーマルプリンタには、記録媒体の幅方向の記録範囲に対向しうる長さ寸法を有するラインサーマルヘッドが配設されており、このラインサーマルヘッドには、前記記録媒体の搬送方向に直交する方向に複数の発熱素子が整列配置されている。このようなラインサーマルプリンタは、コンピュータから文字等の画像の記録情報が入力され、この記録情報に基づいてラインサーマルヘッドに通電を行い、記録媒体に1ライン毎に記録を行う。
【0003】
このラインプリンタを用いて記録媒体上に適正な濃度の画像等の記録を行う場合、前ラインの記録情報によって各発熱素子の温度が異なるので、補正した通電時間、通電電圧等により各発熱素子に対して通電を行う必要がある。このため、予め通電時間、通電電圧、環境温度等の諸条件に基づいて各発熱素子に対する通電時間等の補正値が決定され、前記ラインサーマルプリンタのメモリには、前記補正値により構成される補正テーブルが記憶されていた。そして、前記ラインサーマルプリンタに設置された通電制御部は、その補正テーブルを利用して各発熱素子に対して通電を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述のようなラインサーマルプリンタに配設されているラインサーマルヘッドには多数の発熱素子が配置されており、現ラインにおいて使用する各発熱素子に通電を行う際には、前ラインの記録情報に基づいて前記補正テーブルから通電電圧または通電時間を選択する必要がある。ここで、現ラインとは、これから記録を行う1ラインをいい、前ラインとは、現ラインの1ライン前に記録が行われた1ラインをいう。このため、各発熱素子に対する通電値および通電時間を選択するために多大の時間が必要となり、通電制御を行うにあたり前記ラインサーマルプリンタの通電制御部に大きな負荷がかかってしまうという問題を有していた。
【0005】
また、前記ラインサーマルプリンタにおいて各発熱素子の温度を補正する場合には、前ラインの記録を行っているときに現ラインにおいて使用する各発熱素子への通電電圧または通電時間を選択しなければならない。すなわち、1ラインの記録を行う1周期という短期間に、次ラインの記録に使用する各発熱素子への通電電圧または通電時間を選択しなければならず、このような速度上の問題から前記ラインサーマルプリンタには補正データを作成するための高価な専用ICを設置する必要があった。この結果、前記ラインサーマルプリンタの製造コストが上昇してしまうという問題が生じていた。
【0006】
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、前記プリンタに専用ICを設置することなく、かつ前記プリンタの通電制御部に負荷をかけることなく、良好な画像の記録を行うことができるラインサーマルプリンタの記録制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明に係るラインサーマルプリンタの記録制御方法は、コンピュータに取り込まれた記録情報を補正し、補正後の記録情報に基づいてラインサーマルプリンタのラインサーマルヘッドに整列配置された各発熱素子に対し通電し記録を行うラインサーマルプリンタの記録制御方法であって、前記コンピュータに搭載されたプリンタドライバが、前記コンピュータに取り込まれた記録情報のうち現在記録を行う現ラインの記録情報を、設定階調として前記プリンタドライバに設けられている補正用バッファに格納し、前記現ラインの直前に記録を行った前ラインの補正後の記録情報を、履歴階調として前記プリンタドライバに設けられている履歴用バッファに格納し、前記注目画素の設定階調が0の場合は前記各発熱素子の温度を放熱によって下降することを考慮して設定された放熱係数を前記履歴階調から減算し、一方0以外の場合は前記各発熱素子の温度を蓄熱によって上昇することを考慮して設定された蓄熱係数を前記注目画素の設定階調に乗算した値を前記履歴階調に加算することにより補正階調S1を算出し、前記注目画素の一方の前記隣接画素が0の場合は前記各発熱素子の温度を隣接する前記各発熱素子の温度を考慮して設定された斜歴係数を前記補正階調S1から減算し、一方0以外の場合は前記斜歴係数を前記注目画素の一方の前記隣接画素の設定階調に乗算した値に前記補正階調S1を加算することにより補正階調S2を算出し、前記注目画素の他方の前記隣接画素が0の場合は前記斜歴係数を前記補正階調S2から減算し、一方0以外の場合は前記斜歴係数を前記注目画素の他方の前記隣接画素の設定階調に乗算した値に前記補正階調S2を加算することにより補正階調S3を算出し、前記補正階調S3を前記注目画素の設定階調から減算することによって補正後の前記注目画素の設定階調を決定し、補正前の前記注目画素の設定階調を補正後の前記注目画素の設定階調に書き換えることにより前記現ラインの記録情報を補正し、前記補正後の記録情報を前記ラインサーマルプリンタ側に出力し、前記ラインサーマルプリンタが、前記補正後の記録情報の設定階調に基づいて、前記各発熱素子に対して通電を行うことを特徴とする。
【0010】
この本発明に係るラインサーマルプリンタの記録制御方法によれば、プリンタドライバにおいて記録を行う画像の記録情報を補正し、補正後の記録情報をラインサーマルプリンタに出力するため、前記ラインサーマルプリンタの通電制御部は、入力された記録情報の補正を行うことなく前記補正後の記録情報に基づいて各発熱素子に通電を行うことができる。
【0012】
また、補正対象となっている画素に隣接する各画素の記録情報を考慮して前記現ラインの記録情報を補正するので、より正確に各画素の記録情報の補正をすることができる。
【0014】
さらに、補正階調に基づいた記録情報をラインサーマルプリンタに出力し、前記ラインサーマルプリンタは前記補正階調に基づいて各発熱素子に対し通電制御を行うことができる。
【0015】
以下、本発明に係るラインサーマルプリンタの記録制御方法の実施形態について図1から図5を参照して説明する。
【0016】
図1は、本実施形態に係るラインサーマルプリンタの記録制御方法に用いられる記録システムを示す概念図である。図1に示すように、この記録システム1には、ラインサーマルプリンタ6が設置されており、このラインサーマルプリンタ6には、記録媒体2の幅方向の記録範囲に対向しうる長さ寸法を有するラインサーマルヘッド3が配設されている。また、このラインサーマルヘッド3には、記録媒体2の搬送方向に対して直交する方向に多数の発熱素子4が整列配置されている。さらに、前記ラインサーマルプリンタ6には、ラインサーマルヘッド3の各発熱素子4への通電を制御する通電制御部5が設置されている。
【0017】
また、前記記録システム1には、プリンタドライバ7が搭載されたコンピュータ8が設置されており、このプリンタドライバ7は、前記コンピュータ8において作成され、またはデジタルスチルカメラ等の周辺機器によってコンピュータ8に入力された文字等の画像の記録情報を前記ラインサーマルプリンタ6側へ出力するようになされている。この画像の記録情報は、図2に示すように、前記コンピュータ8に取り込まれた記録情報に基づいて、例えば0〜255の階調値によってあらわされた複数の画素4により構成されている。
【0018】
また、前記プリンタドライバ7には、前記ラインサーマルヘッド3に配置されている1列の各発熱素子4によって構成される1ラインの記録情報を格納することができる2つの異なるバッファが設けられている。これら2つのバッファのうち一方のバッファは、コンピュータ8側から入力される現ラインの設定階調が各画素9毎に格納される補正用バッファ10とされている。また、他方のバッファは、現ラインの直前に記録が行われた前ラインの設定階調を補正した履歴階調が格納される履歴用バッファ11とされている。
【0019】
また、前記プリンタドライバ7には、前記補正用バッファ10において補正を行うために用いられる放熱係数、蓄熱係数、および斜歴係数という補正係数が予め設定されている。ここで、放熱係数とは、各発熱素子4の温度を放熱により下降することを考慮して設定された係数であり、また蓄熱係数とは、各発熱素子4の温度を蓄熱により上昇することを考慮して設定された係数であり、さらに斜歴係数とは、各発熱素子4の温度を隣接する各発熱素子4の温度を考慮して設定された係数である。
【0020】
次に、本実施形態に係るラインサーマルプリンタの記録制御方法について、図3に示すフローチャートを用いて説明する。
【0021】
図3に示すように、まず前記コンピュータ8に画像の記録情報が取り込まれる(ST1)。
【0022】
次に、履歴用バッファ11に記憶されている値を初期化するとともに、補正用バッファ10に前記画像の記録情報のうち最初に記録を行う1ラインすなわちこれから記録を行う現ラインの記録情報の設定階調を格納する(ST2)。
【0023】
続いて、前記補正用バッファ10に格納された現ラインの記録情報のうち補正を行う対象となる1つの画素9を設定する(ST3)。本実施形態においては、図2に示すような記録情報の最初の1ラインのうち図4に示す画素4を補正を行う対象の画素(注目画素)Wと設定して説明する。このとき、この補正を行う対象の画素Wの一方に隣接する画素(隣接画素)をW+1とし、他方に隣接する画素(隣接画素)をW−1とする。
【0024】
次に、前記画素Wの階調が0か否かを判別する(ST4)。このとき、前記画素Wの階調が0である場合には、図5に示す履歴用バッファ11から前記画素Wを構成する発熱素子に相当する位置の履歴階調Sを取り出し、前記履歴階調Sから放熱係数aを引く(ST5)。ここでは、履歴階調Sは記録開始直後であって前記履歴用バッファ11に格納されている履歴階調Sは初期化されているので0とする。一方、前記画素Wの階調が0以外である場合には、前記画素Wの設定階調Tに蓄熱係数bを乗算した値を前記履歴階調Sに加える(ST6)。これにより、画素Wの補正階調S1を算出する。
【0025】
次に、前記画素W+1の階調が0か否かを判別する(ST7)。このとき、前記画素W+1の階調が0である場合には、前述の手段によって算出した画素Wの補正階調S1から斜歴係数cを引く(ST8)。一方、前記画素W+1の階調が0以外である場合には、前記画素W+1の設定階調T+1に斜歴係数dを乗算した値を前記画素Wの補正階調S1に加える(ST9)。これにより、画素Wの補正階調S2を算出する。
【0026】
次に、前述の手段と同様の手段によって、前記画素W−1の階調が0か否かを判別する(ST10)。このとき、前記画素W−1の階調が0である場合には、前述の手段によって算出した画素Wの補正階調S2から斜歴係数eを引く(ST11)。一方、前記画素W−1の階調が0以外である場合には、前記画素W−1の設定階調T−1に斜歴係数fを乗算した値を前記画素Wの補正階調S2に加える(ST12)。これにより、画素Wの補正階調S3を算出する。
【0027】
続いて、補正を行う対象の画素Wの設定階調Tから前記補正階調S3を引くことによって、前記画素Wの記録階調を決定し、前記設定階調Tを書き換える(ST13)。これによって、前記画素Wの記録情報の補正を行う。
【0028】
その後、現ラインにおける全ての画素の設定階調の書き換えが終了し、現ラインの記録情報の補正が終了したか否かを判断する(ST14)。ここで、現ラインの記録情報の補正が終了していない場合には(ST14においてNO)、現ラインにおいて補正の対象となる次の画素4を設定し(ST3)、前述と同様の手段によって次の画素4の設定階調を補正階調に書き換えることにより、現ラインの記録情報の補正を行う。
【0029】
一方、現ラインの記録情報の補正が終了した場合には(ST14においてYES)、前記プリンタドライバ7は、前述のように補正を行った後の現ラインの記録情報を前記ラインサーマルプリンタ6に出力し、前記ラインサーマルプリンタ6の通電制御部5は、前記補正後の現ラインの記録情報に基づいて、各発熱素子4への通電時間または通電電圧等の制御を行う(ST15)。
【0030】
なお、現ラインの記録情報の補正が終了したら、この補正した記録情報を該コンピュータ等のメモリに記憶して、次のラインの記録情報の補正を行い、この補正した記録情報を前記メモリに記憶しておくことを繰り返して、前記メモリに複数ライン分の補正した記録情報を記憶しておき、この複数ライン分の記録情報を前記ラインプリンタ6に出力して、記録を行うようにしてもよい。
【0031】
その後、全画像の記録が終了したか否かを判断し(ST16)、終了した場合には(ST16においてYES)、通電制御を終了し(ST17)、終了していない場合には(ST16においてNO)、補正用バッファ10に次ラインの記録情報を格納するとともに、現ラインにおいて補正した記録情報の記録階調を履歴階調として履歴用バッファに格納する(ST18)。
【0032】
そして、前記補正用バッファ10に格納された次ラインの記録情報のうち補正を行う対象の画素4を設定し(ST3)、前述と同様の手段によって次ラインの記録情報の補正を行う。
【0033】
なお、本実施形態において補正階調を算出した結果、その補正階調が0以下の数値になってしまう場合には、その補正階調は0とする。
【0034】
本実施形態によれば、プリンタドライバ7において記録を行う画像の記録情報を補正し、補正後の記録情報をラインサーマルプリンタ6に出力するため、前記ラインサーマルプリンタ6の通電制御部5は、入力された記録情報の補正を行うことなく前記補正後の記録情報に基づいて記録を行うことができる。
【0035】
したがって、前記ラインサーマルプリンタ6の通電制御部5に大きな負荷をかけることを防止することができ、迅速に良好な画像の記録を得ることができる。また、補正後の記録情報を1ライン毎にラインサーマルプリンタ6に出力せずに、複数ライン分まとめて外部コンピュータ等のメモリに記憶しておき、複数ライン分のデータを前記ラインサーマルプリンタ6に出力するように制御することで、前記通電制御部5において1ラインの記録を行う1周期の間に記録情報の補正を行う必要がないので、前記ラインサーマルプリンタ6に各発熱素子4の温度を補正するための専用ICを設置する必要はなく、この結果、ラインサーマルプリンタ6の価格の低廉化を図ることができる。
【0036】
また、前記プリンタドライバ7に履歴用バッファ11および補正用バッファ10を設け、前記プリンタドライバ7によって履歴階調を考慮しつつ、画素9の設定階調から補正係数を引き、または設定階調に補正係数をかけたものを加えるという容易な補正を行うことにより、従来のラインサーマルプリンタにおいて前記専用ICが行っていた補正と同程度の各発熱素子4の補正を行うことができる。このため、前記ラインサーマルプリンタ6において効率よく記録を行うことができる。
【0037】
なお、本実施形態においては、前記各補正係数は1個ずつのみ設定されているものであるが、これに限定されるものではなく、各補正係数毎に複数個設定されているものであってもよい。そして、例えば記録に用いられる記録媒体、またはインクリボンの種類等によって前記各補正係数が選択されるようにしてもよい。また、ラインサーマルプリンタに設置されたサーミスタ等の温度測定器によって環境温度、ラインサーマルプリンタ内の温度、ラインサーマルプリンタの温度等を測定してそれらの測定値をプリンタドライバに出力し、それらの測定値に基づいて補正係数が選択されるようにしてもよい。
【0038】
また、本実施形態においては、各画素の設定階調を補正階調に書き換えることにより、記録情報の補正を行うものであるが、これに限定されるものではなく、各画素の通電電圧または通電時間等を補正した通電電圧または通電時間に書き換えることにより、記録情報の補正を行うものであってもよい。
【0039】
また、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
【0040】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明に係るラインサーマルプリンタの記録制御方法によれば、記録情報の補正はラインサーマルプリンタに設置された通電制御部ではなく、コンピュータに搭載されたプリンタドライバにおいて行われるので、ラインサーマルプリンタの通電制御部に大きな負荷をかけることなく、迅速に良好な画像の記録を得ることができる。また、通電制御部において1ラインの記録を行う1周期の間に記録情報の補正を行う必要がないので、ラインサーマルプリンタに各発熱素子の温度を補正するための専用ICを設置する必要はなく、この結果、ラインサーマルプリンタの価格の低廉化を図ることができる。
【0042】
また、本発明に係るラインサーマルプリンタの記録制御方法によれば、補正対象となっている画素に隣接する各画素の記録情報を考慮して現ラインの記録情報を補正するので、より正確に各画素の記録情報の補正をすることができ、この結果、より良好な画像の記録を得ることができる。
【0043】
さらに、本発明に係るラインサーマルプリンタの記録制御方法によれば、ラインサーマルプリンタは補正階調に基づいて各発熱素子に対し通電制御を行うことができるので、ラインサーマルプリンタの通電制御部に大きな負荷をかけることなく容易に通電制御を行うことができ、迅速に良好な画像の記録を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る記録システムを示す概念図
【図2】 図1に示すコンピュータに取り込まれた記録情報を示す概念図
【図3】 本発明に係るラインサーマルプリンタの記録制御方法を示すフローチャート
【図4】 図1に示すコンピュータのプリンタドライバに設けられた計算用バッファを示す概念図
【図5】 図1に示すコンピュータのプリンタドライバに設けられた履歴用バッファを示す概念図
【符号の説明】
1 記録システム
2 記録媒体
3 ラインサーマルヘッド
4 発熱素子
5 制御部
6 ラインサーマルプリンタ
7 プリンタドライバ
8 画素
9 補正用バッファ
10 履歴用バッファ

Claims (1)

  1. コンピュータに取り込まれた記録情報を補正し、補正後の記録情報に基づいてラインサーマルプリンタのラインサーマルヘッドに整列配置された各発熱素子に対し通電し記録を行うラインサーマルプリンタの記録制御方法であって、
    前記コンピュータに搭載されたプリンタドライバが、
    前記コンピュータに取り込まれた記録情報のうち現在記録を行う現ラインの記録情報を、設定階調として前記プリンタドライバに設けられている補正用バッファに格納し、
    前記現ラインの直前に記録を行った前ラインの補正後の記録情報を、履歴階調として前記プリンタドライバに設けられている履歴用バッファに格納し、
    前記注目画素の設定階調が0の場合は前記各発熱素子の温度を放熱によって下降することを考慮して設定された放熱係数を前記履歴階調から減算し、一方0以外の場合は前記各発熱素子の温度を蓄熱によって上昇することを考慮して設定された蓄熱係数を前記注目画素の設定階調に乗算した値を前記履歴階調に加算することにより補正階調S1を算出し、前記注目画素の一方の前記隣接画素が0の場合は前記各発熱素子の温度を隣接する前記各発熱素子の温度を考慮して設定された斜歴係数を前記補正階調S1から減算し、一方0以外の場合は前記斜歴係数を前記注目画素の一方の前記隣接画素の設定階調に乗算した値に前記補正階調S1を加算することにより補正階調S2を算出し、前記注目画素の他方の前記隣接画素が0の場合は前記斜歴係数を前記補正階調S2から減算し、一方0以外の場合は前記斜歴係数を前記注目画素の他方の前記隣接画素の設定階調に乗算した値に前記補正階調S2を加算することにより補正階調S3を算出し、前記補正階調S3を前記注目画素の設定階調から減算することによって補正後の前記注目画素の設定階調を決定し、補正前の前記注目画素の設定階調を補正後の前記注目画素の設定階調に書き換えることにより前記現ラインの記録情報を補正し、
    前記補正後の記録情報を前記ラインサーマルプリンタ側に出力し、
    前記ラインサーマルプリンタが、前記補正後の記録情報の設定階調に基づいて、前記各発熱素子に対して通電を行うことを特徴とするラインサーマルプリンタの記録制御方法。
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