JPH10804A - サーマルプリント方法及びサーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリント方法及びサーマルプリンタ

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JPH10804A
JPH10804A JP9078292A JP7829297A JPH10804A JP H10804 A JPH10804 A JP H10804A JP 9078292 A JP9078292 A JP 9078292A JP 7829297 A JP7829297 A JP 7829297A JP H10804 A JPH10804 A JP H10804A
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    • B41J2/355Control circuits for heating-element selection
    • B41J2/3555Historical control
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    • B41J2/355Control circuits for heating-element selection
    • B41J2/36Print density control
    • B41J2/365Print density control by compensation for variation in temperature

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルヘッドに起因する補正を簡単に行う
こと。 【解決手段】 プリントしようとする1ライン分の各発
熱データは、第1LUT16によって、その発熱データ
によって発熱素子10aに通電すべき時間を表す時間デ
ータに変換される。補正処理回路17は、発熱素子10
a及びサーマルヘッド10の蓄熱、各発熱素子10aの
抵抗値のバラツキによって発熱素子10aに発生する熱
エネルギーのバラツキを基に線型な演算を行って、時間
データに対する各補正係数を求める。そして、各補正係
数を各時間データに乗算することで、補正された通電時
間を示す変換時間データを第2LUT18に送る。第2
LUT18は、各変換発熱データを、それに示される通
電時間を得ることができる変換発熱データに変換する。
サーマルヘッド10の各発熱素子10aは、この変換画
像データに応じた通電時間で通電され発熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルプリンタ
に関し、さらに詳しくは、サーマルヘッドの各発熱素子
の抵抗ムラ,蓄熱ムラ,ヘッドの蓄熱,輪郭補正等のサ
ーマルヘッドに起因する補正処理を行うようにしたサー
マルプリント方法及びサーマルプリンタに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】サーマルプリンタには、サーマルヘッド
で感熱記録紙を加熱して直接に発色させる感熱記録方式
と、記録紙に重ねたインクリボンの背後をサーマルヘッ
ドで加熱してインクリボンのインクを記録紙に転写する
熱転写記録方式とがある。
【0003】例えば、感熱記録方式のサーマルプリンタ
では、支持体上に感熱発色層を層設した感熱記録紙が用
いられる。サーマルヘッドには、多数の発熱素子がライ
ン状に配列されており、画像を1ラインずつ記録する。
この1ラインを記録する場合には、各発熱素子を通電し
て、感熱記録紙の発色特性に基づき感熱発色層が発色す
る直前のバイアス熱エネルギーを感熱記録紙に与えてバ
イアス加熱を行ってから、所望の濃度に発色させるため
の階調熱エネルギーを感熱記録紙に与えて階調加熱を行
い、感熱記録紙上で仮想的に四角に区画した画素を発色
さてドットを形成する。
【0004】バイアス熱エネルギーまたは階調熱エネル
ギーを調節する際には、バイアスデータまたは画像デー
タ(以下、これらを発熱データという)に応じて、発熱
素子の通電時間を調節することによって行われる。この
発熱素子の通電方法には、発熱データによってON時間
を決定して連続的に通電する方法と、発熱データによっ
て発熱回数を決定して断続的に通電する方法とがある。
【0005】図10に感熱記録紙の発色特性の一例を示
ように、バイアス熱エネルギーEbは、感熱発色層に応
じた一定値であるが、階調熱エネルギーEgは、階調レ
ベルを表す画像データに応じて変化する。また、発色濃
度(階調レベル)と階調熱エネルギーEgとの関係は非
線型であるため、発熱素子を通電して発熱させる際に
は、図10に示される特性曲線に基づき、画像データに
表される階調レベルに対応する熱エネルギーが感熱記録
紙に与えられるようして、発熱素子が発生する熱エネル
ギーと比例関係にある通電時間が制御される。
【0006】一方、サーマルプリンタでは、入力画像デ
ータに応じてサーマルヘッドを駆動しただけでは、発熱
素子やサーマルヘッドの蓄熱の影響によってプリントさ
れた画像に濃度ムラ、画像の輪郭がボヤケ、シェーデン
グ等が発生する。また、サーマルヘッドの各発熱素子の
抵抗値のバラツキによっても濃度ムラが発生する。この
ため、従来のサーマルプリンタでは、濃度ムラ、画像の
輪郭がボヤケ、シェーディングの発生を防止するため
に、発熱素子やサーマルヘッド蓄熱状態、発熱素子の抵
抗値のバラツキによる熱エネルギーの増加分を考慮し
て、発熱データに補正(以下、このように発熱素子とサ
ーマルヘッドの蓄熱や発熱素子の抵抗値のバラツキに起
因する補正を総称してサーマルヘッドに起因する補正と
いう)を行い、発熱素子から感熱記録紙に与えられる熱
エネルギーを制御していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に発熱データに補正を行うようにした場合には、例え
ば、異なる各階調熱エネルギーのそれぞれをN倍した値
に補正をする必要がある時に、画像データと階調エネル
ギーとが非線型であるから、各階調熱エネルギーに対応
する各画像データのそれぞれに異なる補正係数を乗算し
なくてはならない。このため、補正される熱エネルギー
の大きさすなわち画像データの値と、補正分の熱エネル
ギーの大きさとに応じて、感熱発色層の非線性に基づく
演算処理を行って、画像データに対する補正係数を求め
る必要がある。また、1ライン分の補正を行うには、多
数の発熱データに対してそれぞれ非線型な演算を行わな
くてはならない。したがって、演算時間が長くなった
り、演算回路が複雑になったりするため、プリント時間
の長時間化、サーマルプリタの製造コストの上昇を招く
といった問題があった。
【0008】本発明は、上記問題点を解消するためにな
されたものであり、サーマルヘッドに起因する補正処理
を簡単に行えるようにしたサーマルプリント方法及びサ
ーマプリンタを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明では、発熱データを発熱素子の通
電時間を表す時間データに変換し、この変換で得られる
時間データに対して画像処理を行い、さらにこの画像処
理で得られる補正時間データをこの補正時間データに表
される通電時間に相当する補正発熱データに変換して、
この補正発熱データを用いて前記発熱素子を通電するも
のである。
【0010】請求項2記載の発明では、各発熱素子は、
ドットを記録する際にバイアスデータを用いたバイアス
加熱と画像データを用いた階調加熱とを行うようにさ
れ、発熱データはバイアスデータと画像データとしても
のである。
【0011】請求項3記載の発明では、各発熱素子は、
ドットを記録する際にバイアスデータに応じた一定なバ
イアス用通電時間で通電されるバイアス加熱と画像デー
タに応じた階調用通電時間で通電される階調加熱とを行
うようにされ、発熱データは、画像データであり、この
画像データが変換される時間データは、前記バイアス用
通電時間と画像データに応じた階調用通電時間とを合計
した合計通電時間を表した合計時間データであって、こ
の合計時間データに対して画像処理を行った補正合計時
間データをこの補正合計時間データに表される補正合計
通電時間と前記バイアス用通電時間との差に相当する補
正画像データに変換し、階調加熱時には前記補正画像デ
ータを用いて前記発熱素子を通電するものである。
【0012】請求項4記載の発明では、発熱データが入
力されることにより、その入力された発熱データに応じ
た前記発熱素子の通電時間を表す時間データを出力する
第1のルックアップテーブルと、この第1のルックアッ
プテーブルからの時間データに対してサーマルヘッドに
起因する補正処理を行い、補正された通電時間を表す補
正時間データを出力する補正手段と、この補正手段から
の補正時間データが入力されることにより、その入力さ
れた補正時間データに表される通電時間に相当する補正
発熱データを出力する第2のルックアップテーブルとを
備え、前記補正発熱データを用いて前記発熱素子を通電
するものである。
【0013】請求項5記載の発明では、画像データが入
力されることにより、一定なバイアス用通電時間及び入
力された画像データに応じた階調用通電時間との合計通
電時間を表す合計時間データを出力する第1のルックア
ップテーブルと、この第1のルックアップテーブルから
の合計時間データに対してサーマルヘッドに起因する補
正処理を行い、補正された通電時間を表す補正合計時間
データを出力する補正手段と、この補正手段からの補正
合計時間データが入力されることにより、その入力され
た補正合計時間データに表される通電時間と前記一定な
バイアス用通電時間との差に相当する補正画像データを
出力する第2のルックアップテーブルとを備え、階調加
熱時には、前記補正画像データを用いて前記発熱素子を
通電するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1において、サーマルヘッド1
0は、ヘッド駆動回路11によって駆動され、圧接して
いる感熱記録紙12に画像を1ラインずつ記録する。こ
の感熱記録紙12は、図10に示される発色特性をもっ
ており、これが図1において紙面と垂直な方向に移動す
ることにより、1ラインずつ画像が記録される。周知の
ように、サーマルヘッド10は、セラミック基板に多数
の発熱素子10aがライン状に形成されている。このセ
ラミック基板はアルミ板に固定されている。また、アル
ミ板には、放熱性を良好にするために、複数のフイン
(図示せず)が一体形成されている。
【0015】感熱記録方式では、各発熱素子10aで各
ドットを記録する場合に、発熱素子10aを発色直前の
状態まで加熱するバイアス加熱をしてから、その直後に
階調加熱をする。バイアス加熱では、バイアスデータに
よって各発熱素子10aが一様に加熱される。バイアス
データは、各発熱素子10aとも共通な値が用いられ
る。階調加熱では、各画像データに応じて各発熱素子1
0aが駆動される。したがって、感熱記録方式では、発
熱データには、バイアスデータと画像データの両方があ
る。なお、熱転写記録では、階調加熱だけが行われるた
め、発熱データは画像データである。
【0016】今回プリントしようとする1ライン分のL
ビット例えば8ビットの各発熱データは、ラインメモリ
15に書き込まれる。ラインメモリ15に記憶された1
ライン分の各発熱データは、順番に読み出されて第1L
UT16に送られる。第1LUT16には、各発熱デー
タに応じた通電時間を通電時間を示す時間データが書き
込まれている。この第1LUT16は、Lビットの各発
熱データをアドレスとすることにより、入力された発熱
データに応じた通電時間を示す時間データを取り出し
て、補正処理回路17に送る。
【0017】例えば、第1LUT16のアドレス「1」
には、階調レベル「1」の濃度で感熱記録紙12を発色
させるのに必要な発熱素子10aの階調加熱時の通電時
間を示す時間データが書き込まれている。また、アドレ
ス「2」には、階調加熱時に階調レベル「2」の濃度で
感熱記録紙12を発色させるのに必要な発熱素子10a
の通電時間を示す時間データが書き込まれている。この
第1LUT16の各アドレスの通電時間は、図10の発
色特性に基づいて決定されている。
【0018】発熱素子10aの通電時間とこの通電によ
って発生する熱エネルギーは比例関係にある。したがっ
て、この第1LUT16に発熱データを入力すると、発
熱データは、図2に示す変換曲線に基づいて、それに対
応する通電時間を示す時間データに変換されて補正処理
回路17に送られる。そして、この図2に示される変換
曲線は、感熱記録紙12の発色特性を示す特性曲線の逆
関数と同じ形状をしている。
【0019】なお、発熱データとしてバイアスデータが
入力された場合にでも、同様にそのバイアスデータに示
されるアドレスから対応する時間データが読み出される
が、階調加熱時とバイアス加熱時との通電を同様に行う
ようにするとともに、この通電の仕方で感熱記録紙12
の発色特性に応じた所定のバイアスエネルギーが得られ
るようにバイアスデータの値を決定しておけば、バイア
スデータと画像データを区別することなく、同じ第1L
UT16で各データを通電時間に変換することできる。
また、各時間データは、発熱データのLビットよりも長
いMビット(L<M)、例えば16ビットになってい
る。これは、発熱データの表す階調数に比べて通電時間
の範囲が広いので、正確な通電時間を表すためである。
【0020】各発熱素子10aから発生した熱エネルギ
ーの多くは記録のために使われるが、記録に供しないも
のは蓄熱されたり、放熱されたりする。この蓄熱は、発
熱素子10aに局所的に蓄熱されるものや、それ自身の
蓄熱の他に、隣接する発熱素子10aに蓄熱された熱エ
ネルギーの一部が伝達されることもある。さらには、各
発熱素子10aの熱エネルギーの一部がセラミック基板
に拡散されたり、あるいは更にセラミック基板を支持し
ているアルミ板に拡散されてサーマルヘッド10自体に
蓄えられたりする。このようにして、発熱素子10aや
サーマルヘッド10に拡散されて蓄えられた蓄熱は、濃
度ムラ,輪郭のボヤケ、シェーディングを発生させ、記
録された画像の画質を劣化させる。
【0021】また、濃度ムラは、各発熱素子10aの抵
抗値のバラツキによっても発生する。各発熱素子10a
は、抵抗値にバラツキがないように高精度で作成される
が、それでも数%程度のバラツキがある。各発熱素子1
0aの抵抗値にバラツキがあると、同じ通電時間で各発
熱素子10aを通電しても発生する熱エネルギーに差異
が生じて濃度ムラとなる。
【0022】補正処理回路17は、このようにしてサー
マルヘッドに起因する濃度ムラ,シェーディング,輪郭
のボヤケを補正する。補正処理回路12は、発熱素子1
0a及びサーマルヘッド10自体の蓄熱によって生じる
濃度ムラと輪郭のぼやけについては、過去に入力された
(記録された)数ライン分の各時間データを基にして、
発熱素子10a及びサーマルヘッド10の蓄熱状態を調
べるとともに、フィルタリング演算を行って、今回記録
すべき1ライン分の各時間データに対する各蓄熱補正係
数を求め、これらの蓄熱補正係数を入力された各時間デ
ータに乗算することで補正する。
【0023】また、各発熱素子10aの抵抗値のバラツ
キによる濃度ムラについては、各発熱素子10aの抵抗
値に基づいた1ライン分の各時間データに対する各抵抗
補正係数を今回記録すべき1ライン分の各時間データに
乗算することで補正する。なお、この抵抗補正係数は、
製造時に各発熱素子10aの抵抗値を測定し、この測定
結果に基づいて決められた値が補正処理回路17に設定
されている。また、補正処理回路17での補正の種類及
び方法は、時間データに対して行うものこれらに限ら
ず、例えばサーマルヘッド10の応答特性に基づいた補
正を行ってもよく、減算処理で補正してもよい。
【0024】1ライン分の各時間データは、補正処理回
路17でサーマルヘッドに起因する補正処理を施すこと
により、補正後の通電時間を示すNビットの各補正時間
データに変換される。これらの各補正時間データは、補
正処理回路17から第2LUT18に送られる。
【0025】第2LUT18には、Kビットの補正発熱
データが書き込まれている。この第2LUT18は、入
力された補正時間データをアドレスとして、このアドレ
スに書き込まれている補正発熱データを取り出してヘッ
ド駆動回路11に送る。各補正発熱データは、それが書
き込まれたアドレスの値すなわち補正後の通電時間を得
るための値になっている。
【0026】これにより、第2LUT18は、第1LU
T11の逆変換を行う図3に示す変換曲線に基づいて、
入力されたNビットの補正時間データをKビットの補正
発熱データに変換する。そして、結果的にラインメモリ
15からのLビットの各発熱データは、第1LUT1
6,補正処理回路17,第2LUT18を介して、サー
マルヘッドに起因する補正処理が施されたKビットの各
補正発熱データに変換されて、ヘッド駆動回路11に送
られる。このように、LUTを用いて発熱データから時
間データへの変換、及び補正時間データから補正発熱デ
ータへの変換を行っているので、高速に行うことができ
る。
【0027】なお、補正時間データのビット数Nは、演
算処理の有効ビット数に応じて補正後の通電時間を過不
足なく表すことができるように決定されており、時間デ
ータのMビットよりも長いNビット(M<N)、例えば
24ビットになっている。また、補正発熱データは、補
正時間データを無理なく圧縮できるようにして決定され
ており、補正時間データよりも短く、かつ発熱データよ
りも長いKビット、例えば10ビットになっている。も
ちろん、ヘッド駆動回路11は、このビット数に対応し
たものが用いられている。
【0028】プリントコントローラ19は、各部を制御
する。また、このプリントコントローラ19は、カウン
タを内蔵している。このカウンタは、補正画像データが
10ビットで1024ステップの階調レベル(「0」〜
「1023」階調レベル)を表すのであれば、1ライン
分の補正発熱データに対してに十進法で数値「0」から
「1023」までを適当な時間間隔で1ずつインクリメ
ントして、このカウンタの内容を10(=K)ビットの
ステップデータとして第3LUT20に送る。
【0029】第3LUT20には、クロックデータが書
き込まれている。この第3LUT20は、各ステップデ
ータをアドレスとして、このアドレスに書き込まれてい
るクロックデータを取り出してヘッド駆動回路11に送
る。このクロックデータは、そのアドレスの値に対応す
る濃度(階調レベル)に発色させるのに、その階調レベ
ルに特有な発熱素子10aの通電時間を表している。
【0030】例えば、アドレス「0」には、階調加熱時
に階調レベル「1」の濃度で感熱記録紙14を発色させ
るのに必要な発熱素子10aの通電時間(以下、これを
第1ステップ通電時間という)を示すクロックデータが
書き込まれている。また、アドレス「1」には、階調加
熱時に階調レベル「2」の濃度で感熱記録紙12を発色
させために、第1ステップ通電時間の後に、さらに通電
すべき第2ステップ通電時間が書き込まれている。な
お、ここでいう階調レベルは、Kビット画像データによ
って表現することができる階調数(K=10ならば10
24階調数)のものであって、補正前のLビットの画像
データによって表現することができる階調数(L=8な
らば256階調数)のものとは異なる。
【0031】これにより、第3LUT20は、図4に示
される変換曲線に基づいて、各ステップデータをこれに
対応するステップ通電時間に示すクロックデータに変換
する。この第3LUT20の変換曲線は、第1LUT1
6の変換曲線を微分した形状になっている。
【0032】図5に示すように、ヘッド駆動回路11
は、発熱素子10aと同じ個数のKビット入出力のラッ
チ回路21aがカスケード接続されたシフトレジスタ2
1と、クロック発生回路22と、それぞれ発熱素子10
aと同じ個数のダウンカウンタ23a,デコーダ24
a,ゲート回路25a,トランジスタ26aからなるカ
ウンタアレイ23a,デコーダアレイ24,ゲートアレ
イ25,スイッチングアレイ26等から構成されてい
る。
【0033】ヘッド駆動回路11に入力された1ライン
分の各補正発熱データは、シフトクロックによってシフ
トレジスタ21の各ラッチ回路21aにラッチされる。
シフトレジスタ21にラッチされた1ライン分の各補正
発熱データは、プリセット信号により対応するカウンタ
アレイ23のダウンカウンタ23aにセットされる。各
ダウンカウンタ23aは、クロック発生回路22からの
クロックが入力される毎に、その内容を「1」ずつデク
リメントする。各ダウンカウンタ23aには、デコーダ
24aがそれぞれ接続されており、このデコーダ24a
は、対応するダウンカウンタ23aの内容が「1」以上
である場合に、ゲート回路24a,トランジスタ26a
を介して、対応する発熱素子10aを通電し、発熱させ
る。
【0034】ヘッド駆動回路11のクロック発生回路2
2は、第3LUT20からのクロックデータが順次にセ
ットされ、このクロックデータに示される時間すなわち
ステップ間が経過する毎に1個のクロックをダウンカウ
ンタ23aに送る。これにより、ダウンカウンタ23a
は、対応する補正発熱データに応じた通電時間だけ、そ
の内容が「1」以上となり、結果として各補正発熱デー
タに応じた通電時間だけ対応する発熱素子10aが連続
的に通電され、通電時間に比例した熱エネルギーを発生
する。
【0035】次に上記構成の作用について説明する。今
回プリントしようとする第Pラインの1ライン分の各発
熱データがラインメモリ10から順番に読み出されて、
第1LUT16に送られる。第1LUT16は、この1
ラインの第1番目の発熱データが入力されると、この第
1番目の発熱データをアドレスとし、そのアドレスに書
き込まれている時間データを読み出す。これにより、第
1番目の発熱データは、それに表される階調レベル(濃
度)を感熱記録紙14に記録するのに必要な、階調加熱
時の通電時間を示す時間データに変換されて、補正処理
回路17に送られる。
【0036】次に、第2番目の発熱データが入力される
と、第1LUT16は、この第2番目の発熱データに示
されるアドレスの時間データを読み出し、第2番目の発
熱データがそれに表される階調レベルを感熱記録紙14
に記録するのに必要な階調加熱時の通電時間を示す時間
データに変換され、補正処理回路17に送られる。以下
同様にして、第3番目以降の各発熱データが順番に第1
LUT16に入力され、これらの各発熱データがそれぞ
れ時間データに変換され、補正処理回路17に送られ
る。
【0037】補正処理回路17は、第1LUT16から
の第Pラインについての1ライン分の各時間データが入
力されると、前回までの数ライン分の各時間データを基
にして、発熱素子10a及びサーマルヘッド10の蓄熱
状態を調べ、その調べた蓄熱状態を基にして濃度ムラ、
シェーディング,輪郭のボヤケとを補正するための各時
間データ毎の各蓄熱補正係数を演算して求める。そし
て、得られた各蓄熱補正係数を対応する時間データに乗
算して、発熱素子10a及びサーマルヘッド10の蓄熱
による補正を行う。次に、補正処理回路17は、予め各
発熱素子10a毎に設定されている各抵抗補正係数を、
上記のようにして蓄熱の補正が施された各時間データに
乗算して、各発熱素子10aの抵抗値のバラツキによる
濃度ムラを補正した1ライン分の各時間データを作成す
る。
【0038】ところで、発熱素子10aやサーマルヘッ
ド10の蓄熱、発熱素子10aの抵抗値のバラツキによ
って補正すべき値は熱エネルギーである。また、感熱記
録紙12に与えた熱エネルギーとその熱エネルギーによ
って発色する感熱記録紙12の濃度とは非線型であっ
て、発熱データに基づいて非線型に通電時間を制御して
熱エネルギーを感熱記録紙12に与えるようにしてい
る。したがって、補正すべき熱エネルギーを基に発熱デ
ータを補正するようにした場合には、この補正すべき熱
エネルギーと、補正される発熱データの値とに基づいて
非線型な複雑な演算処理を行わなければならない。
【0039】しかしながら、このサーマルプリンタで
は、各発熱データを第1LUT16によって、各発熱素
子10aが発生する熱エネルギーと比例関係にある発熱
素子10aの通電時間に変換し、これらの変換された各
時間データに対して補正処理を行うようにしているか
ら、補正処理回路17は、補正すべき熱エネルギーに簡
単な線型的な演算処理を行って各補正係数を求めること
が可能である。また、補正処理回路17を簡単な回路に
することができる。
【0040】上記のようにして、サーマルヘッドに起因
する補正処理が行われた第Pライン各時間データは、補
正後の各発熱素子10aの通電時間を示す補正時間デー
タとして順番に第2LUT18に送られる。そして、こ
の第2LUT18で、各補正時間データは、これらの各
補正時間データに示される通電時間で発熱素子を通電す
るための各補正発熱データに変換されてヘッド駆動回路
11に送られる。
【0041】この第Pラインの1ライン分の各補正時間
データは、ヘッド駆動回路11のそれぞれ対応するシフ
トレジスタ21のラッチ回路21aにラッチされる。そ
して、これらの各補正時間データは、プリセット信号に
よって対応するダウンカウンタ23aにセットされる。
これにより、各デコーダ24aは、対応するダウンカウ
ンタ23aの内容が「1」であれば、接続されているゲ
ート回路25a,トランジスタ26aを介して対応する
発熱素子10aの通電を開始する。なお、対応するダウ
ンカウンタ23aの内容が「0」であれば、それに対応
する発熱素子10aは通電されない。
【0042】また、プリントコントローラ19は、プリ
セット信号の発生と同時に、数値「0」のステップデー
タを第3LUT20に送る。これにより、第3LUT2
0は、アドレス「0」の第1番目のクロックデータを取
り出して、これをヘッド駆動回路11のクロック発生回
路22にセットする。このクロック発生回路22は、プ
リセット信号の発生と同時に計時を開始しており、この
計時した時間が第1番目のクロックデータに示される時
間、すなわち第1ステップ通電時間となると、第1番目
のクロックを発生して、これを各ダウンカウンタ23a
に送る。これにより、各ダウンカウンタ23aの内容
は、「1」だけデクリメントされる。また、クロック発
生回路22は、第1番目のクロックを発生した時点で計
時時間をリセットし、新たに計時を開始する。
【0043】第1番目のクロックによるデクリメントの
結果が「1」以上の内容のダウンカウンタ23aに対応
するデコーダ24aは、引き続き対応する発熱素子10
aを通電するが、デクリメントの結果が「0」のダウン
カウンタ23aに対応するデコーダ24aは、対応する
発熱素子10aの通電を停止する。これにより、数値
「1」の発熱データに対応する発熱素子13aは、第1
ステップ通電時間だけ通電され。また、数値「2」以上
の発熱データに対応する発熱素子10aは、第1ステッ
プ通電時間の経過後も引き続き通電される。
【0044】また、プリントコントローラ19は、第1
番目のクロックが発生した直後に、数値「1」のステッ
プデータを第3LUT20に送る。これにより第3LU
T20のアドレス「1」から第2番目のクロックデータ
が取り出され、これがクロック発生回路22にセットさ
れる。そして、クロック発生回路22は、第1番目のク
ロックを発生した時点から第2クロックデータに示され
る時間、すなわち第2ステップ通電時間が経過すると第
2番目のクロックを各ダウンカウンタ23aに送る。こ
の結果、数値「2」の発熱データに対応する発熱素子1
0aは、この第1ステップ通電時間と第2ステップ通電
時間とを加算した時間だけ通電される。また、数値
「3」以上の発熱データに対応する発熱素子10aは、
この後も引き続き通電される。
【0045】以下、同様にして、プリントコントローラ
19は、数値「2」以降のステップデータを順番に第3
LUT20に送り、第3LUT20からは第3番目から
最終(例えば1023番目)までのクロックデータが順
次にクロック発生回路にセットされ、各クロックデータ
に示されるステップ通電時間が経過する毎に各ダウンカ
ウンタの内容が「1」ずつデクリメントされる。このよ
うにして、各発熱素子10aの通電時間が制御される。
これにより、各発熱素子10aは、それぞれ対応する発
熱データに応じた通電時間だけ通電され、この通電時間
に比例した熱エネルギーを発生する。
【0046】以上のようにして、発熱データとしてバイ
アスデータを用いたバイアス加熱と、画像データを用い
た階調加熱とが行われて、第Pラインが記録される。そ
して、階調加熱時には各発熱素子10aは、バイアス加
熱及び階調加熱の両方のサーマルヘッド10の蓄熱補
正、各発熱素子の抵抗値のバラツキを考慮した補正が行
われた熱エネルギーを発生して、これを感熱記録紙12
に与えるから、濃度ムラやシェーディング、輪郭のぼや
け等が発生しない。
【0047】なお、上記実施形態では、発熱素子を連続
的に通電するようにしているが、断続的に通電してもよ
い。なお、この場合には、各ステップ通電時間は、通電
が停止されている間の発熱素子の冷却分を補うように決
定する必要があり、第1LUT16,第2LUT18に
ついても、この冷却分の通電時間の増加分を考慮する必
要がある。
【0048】感熱記録方式で画像を記録する場合には、
感熱記録紙の非線型な発色特性に基づいて、バイアス加
熱と階調加熱とを行っているので、階調加熱だけを行う
ための画像データだけに補正処理を行うと、例えば発熱
素子の抵抗値のバラツキによるバイアス加熱時に発熱素
子が発生するの熱エネルギーの誤差が補正されなくな
る。したがって、上記実施形態では、発熱データとして
のバイアスデータと画像データとのそれぞれについて補
正処理を行っている。次に説明する例では、感熱方式で
画像を記録する際に、画像データをバイアス加熱用の通
電時間と階調加熱用の通電時間との和(以下、合計通電
時間という)に変換し、この合計通電時間に対して各種
の補正処理を行うようにしたものである。
【0049】なお、以下に説明する他の部分については
上記実施形態と同様であり、機能的に同様な構成部材に
ついては同じ符号を付してある。また、この例では発熱
素子を断続的に通電するが、上記実施形態と同様に連続
的に通電してもよい。
【0050】図6において、バイアス用ラインメモリ3
0には、1ライン分のバイアスデータが記憶されてい
る。このバイアスデータとしては、例えば10ビットで
数値「639」のものが用いられ、このバイアスデータ
を用いて、バイアス加熱時には各発熱素子10aは64
0回に分けて断続的に通電され発熱する。バイアス用ラ
インメモリ30から読み出されたバイアスデータは、セ
レクタ31に送られる。
【0051】画像データは、第1LUT16に送られ
る。この画像データは、例えば8ビットにされており、
256ステップの階調レベル(階調レベル[0」〜「2
55」)を表している。第1LUT16は、入力された
画像データをアドレスとし、そのアドレスの合計時間デ
ータを取り出して出力する。各アドレスに書き込まれた
合計時間データは、そのアドレスの値、すなわち画像デ
ータに表される階調レベルに発色させるのに必要なバイ
アス加熱時のバイアス用通電時間と階調用通電時間とを
合計した合計通電時間を表している。
【0052】この合計通電時間は、図10の発色特性に
基づいて決定されており、バイアス用通電時間は、感熱
記録紙12が発色する直前まで加熱するのに必要な発熱
素子10aの一定な通電時間であり、階調用通電時間
は、バイアス加熱後に画像データに応じた階調レベル
(濃度)に感熱記録紙12を発色させるのに必要な通電
時間であり、画像データに応じて変化する。
【0053】例えば、第1LUT16のアドレス「1」
には、バイアス用通電時間と、バイアス加熱後に階調レ
ベル「1」の濃度で感熱記録紙12を発色させるのに必
要な発熱素子10aの階調用通電時間とを合計した合計
通電時間を表す合計時間データが書き込まれている。ま
た、アドレス「2」には、バイアス用通電時間と、バイ
アス加熱後に階調レベル「2」の濃度で感熱記録紙12
を発色させるのに必要な発熱素子10aの階調用通電時
間との合計通電時間を表す合計時間データが書き込まれ
ている。
【0054】この第1LUT16により、各画像データ
は、図7に示す変換曲線に基づいて、それに対応する合
計通電時間を表す合計時間データに変換されて補正処理
回路17に送られる。この図7に示される変換曲線は、
感熱記録紙12の発色特性を示す特性曲線の逆関数と同
じ形状をしているが、バイアス用通電時間が含まれる点
で図2に示される変換曲線と異なる。
【0055】補正処理回路17は、入力された合計時間
データに対して、サーマルヘッドに起因する濃度ムラ,
シェーディング,輪郭のボヤケ,発熱素子10aの抵抗
値のバラツキによる濃度ムラを上記実施形態と同様にし
て補正するが、この補正に際しては、合計時間データを
基にして補正を行うことで、バイアス加熱時の補正分と
階調加熱時の補正分とが合計時間データから増減され
る。補正処理回路17は、補正した補正合計時間を表す
補正合計時間データを第2LUT18に送る。
【0056】第2LUT18には、補正合計時間データ
をアドレスとして、そのアドレスの補正画像データを取
り出してラインメモリ32に送る。各アドレスに書き込
まれている補正画像データは、そのアドレスの値、すな
わち補正合計時間データに表される補正合計通電時間か
ら図10の発色特性から決まる一定なバイアス通電時間
を差し引いた通電時間に相当する値になっている。
【0057】これにより、第2LUT18は、図8に示
す変換曲線に基づいて、図7の第1LUT11の逆変換
を行って、補正合計時間データを補正画像データに変換
することになる。結果的として、第1LUT16に入力
された画像データは、その画像データに応じて発色特性
から決まる階調用通電時間から、発色特性に基づいて決
まるバイアス用通電時間が差し引くかれ、さらにバイア
ス加熱時のサーマルヘッドに起因する補正分と階調加熱
時の補正分との両方が増減された階調用通電時間に相当
する階調レベルの補正画像データに変換される。
【0058】ラインメモリ32は、1ライン分の補正画
像データが書き込まれる。セレクタ31は、1ラインを
記録する際に、最初にバイアス用ラインメモリ30をコ
ンパレータ33に接続し、バイアス用ラインメモリ30
から1ライン分のバイアスデータを順番に読み出してコ
ンパレータ33に送る。また、セレククタ31は、バイ
アスデータの読み出し後に、ラインメモリ32をコンパ
レータ33に接続して、1ライン分の補正画像データを
1個ずつ順番に読み出して、コンパレータ33に送る。
【0059】カウンタ34は、比較データを発生する。
このカウンタ34は、、バイアス加熱用に「0」〜「6
39」を、また階調加熱用に「0」〜「255」の比較
データを順次にの比較データを順次に発生して、これを
コンパレータ32に送る。
【0060】コンパレータ33は、各比較データ毎に1
ライン分のバイアスデータ及び補正画像データを1個ず
つ順番に比較し、1ライン分の駆動データを発生する。
各比較において、コンパレータ33は、バイアスデータ
及び補正画像データが比較データよりも大きい場合か同
じ場合には「1」の駆動データを発生し、小さい場合に
は「0」の駆動データを発生する。
【0061】したがって、バイアス加熱では、「0」〜
「639」の比較データを用いて、1ライン分の各バイ
アスデータがそれぞれ640回比較され、1個のバイア
スデータは結果的に640ビットのバイアス駆動データ
に変換される。同様に階調加熱では、1ライン分の各補
正画像データが255回比較され、1個の補正画像デー
タが結果的に255ビットの階調駆動データに変換され
る。コンパレータ33は、1ライン分の駆動データをシ
リアルに出力してヘッド駆動回路11に送る。
【0062】図9に示すように、ヘッド駆動回路11
は、シフトレジスタ40と,ラッチアレイ41と,ゲー
トアレイ42と,スイッチングアレイ43とから構成さ
れている。シフトレジスタ40は、1ライン分のシリア
ルな駆動データをシフトクロックによって順次にシフト
しながら取り込み、パラレルな駆動データに変換してラ
ッチアレイ41に出力する。
【0063】シフトレジスタ40からのパラレルな駆動
データは、ラッチ信号に同期してラッチアレイ41にラ
ッチされて、ゲートアレイ42に出力される。ゲートア
レイ42には、ストローブパルス発生回路50からのス
トローブパルスが入力される。そして、ゲートアレイ4
2は、ラッチアレイ41からの駆動データの各ビットと
ストローブパルスとの論理積を求め、この結果をスイッ
チングアレイ43に送る。これにより、ストローブパル
スが入力されている間に、駆動データが「1」となって
いるビットについてはストローブパルスのパルス幅を持
った駆動パルスが発生し、駆動データが「0」のビット
については駆動パルスが発生しない。なお、プリント時
のシフトクロック,ラッチ信号は、プリントコントロー
ラ19から入力される。
【0064】スイッチングアレイ43は、各発熱素子1
0a毎に設けられた多数のトランジスタ43aから構成
されている。これらのトランジスタ43aは、対応する
ゲートアレイ42の出力端子から駆動パルスが出力され
ている間にONとなる。これにより、駆動データが
「1」のビットに対応する各発熱素子10aは、ストロ
ーブパルスの発生している間だけ同時に通電されて発熱
する。
【0065】ストローブパルス発生回路50は、1ライ
ンを記録する際には、所定のパルス幅の1024個のス
トローブパルスを断続的に発生する。この1024個の
ストローブパルスのうちの1番目〜640番目までのも
のは、バイアス加熱用に割り当てられたバイアス用スト
ローブパルスであって、各バイアス用ストローブパルス
のパルス幅(時間)の合計は、バイアス用通電時間にな
っている。
【0066】また、641番目〜896番目までのスト
ローブパルスは、階調加熱用に割り当てられた階調用ス
トローブパルスである。これらの各階調用ストローブパ
ルスのパルス幅は、階調レベルを「1」だけ上昇させる
のに必要な通電時間となっており、上記実施形態におけ
るステップ通電時間に相当している。したがって、例え
ば、1番目から650番目までの各ストローブパルスの
パルス幅の合計は、値[650」の画像データを第1L
UT16で変換した時に得られる合計時間データに表さ
れる合計通電時間と同じになっている。なお、897番
目〜1024番目までのストーブパルスは、低濃度から
高濃度に急激に濃度が変化する場合に、発熱素子10a
を余分に発熱させて高濃度部分を所定の濃度で発色させ
るためのオバーシュト分に割り当てられている。
【0067】次に上記構成の作用について簡単に説明す
る。例えば、第Pラインを記録する際には、カウンタ3
4がリセットされて、「0」の比較データがコンパレー
タ33に出力されるとともに、セレクタ31がバイアス
用ラインメモリ30側に切り換えられる。そして、この
セレクタ31を介してバイアス用ラインメモリ30から
読み出された1ライン分のバイアスデータが順番にコン
パレータ33に送られる。
【0068】コンパレータ33は、この入力された各バ
イアスデータと、カウンタ33からの「1」の比較デー
タとを比較し、前者が後者よりも大きいか同じ時には
「1」のバイアス駆動データを、それ以外の時には
「0」のバイアス駆動データを作成して、これらのバイ
アス駆動データをシリアルにヘッド駆動回路11に送
る。
【0069】バイアスデータとして数値「639」のも
のが用いられているから、1ライン分の全てバイアスデ
ータについて「1」のバイアス駆動データが出力され
る。そして、ヘッド駆動駆動回路11に送られたシリア
ルなバイアス駆動データは、シフトクロックによりシフ
トレジスタ40に順次に取り込まれ、パラレルなバイア
ス駆動データに変換されてラッチアレイ41に出力され
る。
【0070】この後、第(P−1)ラインの記録が終了
すると、ラッチ信号がラッチアレイ41に入力されて、
パラレルなバイアス駆動データがラッチアレイ41にラ
ッチされ、ゲートアレイ42に出力されるようになる。
そして、このラッチ後に、ストローブパルス発生回路5
0は、1番目のストローブパルスをゲートアレイ42に
送る。
【0071】このゲートアレイ43で1ライン分のバイ
アス駆動データと、ストローブパルス発生回路50から
の1番目のストローブパルスとの論理積が求められる。
そして、バイアス駆動データが「1」となっている時
に、そのバイアス駆動データに対応したゲートアレイ4
2の出力端子から、1番目のストローブパルスのパルス
幅と同じ幅を持ったバイアス加熱用の1番目の駆動パル
スがスイッチングアレイ43の対応するトランジスタ4
3aに送られる。バイアス駆動データは、全て「1」と
なっているから、全てのトランジスタ43aに1番目の
駆動パルスが出力される。各トランジスタ44は、駆動
パルスが入力されている間に、各発熱素子10aを通電
する。これによって、各発熱素子10aが同時に駆動さ
れて発熱する。
【0072】1番目のバイアス駆動パルスによる発熱中
に、カウンタ34も内容がインクリメントされて、
「2」の比較データがコンパレータ33に送られるとと
もに、バイアス用ラインメモリ30の第2回目の読出し
が開始される。このバイアス用ラインメモリ30から
は、再び1ライン分のバイアスデータが1個ずつ順番に
読み出されて、コンパレータ33に送られ、「1」の比
較データのもとで、1ライン分の駆動データが作成され
る。そして、この1ライン分の駆動データは。1番目の
ストローブパルスの停止後、ラッチアレイ41にラッチ
される。
【0073】この後、ストローブパルス発生回路50か
ら2番目のストローブパルスがゲートアレイ42に送ら
れ、前述した手順により、2番目の駆動パルスを1ライ
ン分作成し、各発熱素子10aを同時に駆動する。以下
同様にして、「2」〜「639」の各比較データを用い
て駆動パルスを作成し、各発熱素子10aを駆動する。
【0074】このようにして、各発熱素子10aは、1
番目〜640番目の駆動パルスによって通電される。そ
して、これらの1番目〜640番目の駆動パルスによっ
て通電された合計時間、すなわちバイアス用通電時間に
応じた熱エネルギーを発生するが、このバイアス加熱時
には、サーマルヘッドに起因する補正が行われていない
ので、前回までのラインを記録した時のサーマルヘッド
の蓄熱分や発熱素子10aの抵抗値のバラツキによって
生じる熱エネルギーの補正分が増減されていない熱エネ
ルギーが感熱記録紙12に与えられる。
【0075】また、バイアス加熱の実行中には、第Pラ
インの画像データが順番に第1LUT16に送られ、こ
の第1LUT16で合計通電時間を表す合計時間データ
に順次に変換されてから、補正処理回路17に送られ
る。例えば画像データの値が「244」であれば、1番
目〜640番目までののストローブパルスのパルス幅
(時間)の合計、すなわちバイアス用通電時間と、64
1番目〜885番目のスローブパルスの各パルス幅との
和の合計通電時間を表す合計時間データがアドレス「2
44」から取り出され、これが補正処理回路17に送ら
れる。
【0076】補正処理回路17は、第1LUT16から
の第Pラインについての1ライン分の各合計時間データ
が入力されると、これらの各合計時間データに対して、
前回までの数ライン分の各合計時間データを基にして作
成した蓄熱補正係数を乗算して蓄熱による補正を行う。
また、各抵抗補正係数を、蓄熱の補正された各合計時間
データに乗算して、各発熱素子10aの抵抗値のバラツ
キによる濃度ムラを補正する。これにより、第Pライン
の各合計時間データは、バイアス加熱時の補正分と階調
加熱時の補正分とが増減された補正合計時間データとさ
れる。このようにして得られた第Pラインの各補正合計
時間データは、順次に第2LUT18に送られる。
【0077】第2LUT18は、補正合計時間データが
順次に入力されると、その補正合計時間データに示され
るアドレスから補正画像データを次々に取り出され、1
ライン分の補正画像データがラインメモリ32に書き込
まれる。例えば、値(階調レベル)「180」を表す画
像データに対応する合計時間データが、バイアス用通電
時間と階調レベル「146」を記録するのに必要な階調
用通電時間とを合計した通電時間に補正された場合に
は、この第2LUT18で階調レベル「146」を記録
するのに必要な階調用通電時間に相当する値「146」
の補正画像データに変換される。これにより、補正合計
時間データは、それに表される補正合計時間からバイア
ス用通電時間を差し引いた階調用通電時間に相当する補
正画像データに変換される。
【0078】バイアス加熱が終了すると、セレクタ31
が画像用ラインメモリ側に切り換えられるとともに、カ
ウンタ34がリセットされて「0」の比較データがコン
パレータ33に送られる。この後、ラインメモリ32か
ら第Pラインの補正画像データが1個ずつ順次に読み出
されてコンパレータ33に送られる。このコンパレータ
35は、バイアス駆動データの作成と同様にして、最初
に「0」の比較データと、次々に入力される各補正画像
データとを順次比較する。補正画像データが比較データ
よりも大きいか同じ場合には、コンパレータ35は
「1」の階調駆動データを出力し、逆に小さい場合に
は、「0」の階調駆動データを出力する。
【0079】これにより、コンパレータ35から1ライ
ン分の階調駆動データがシリアルに出力されて、ヘッド
駆動回路11に送られる。そして、シフトレジスタ40
でパラレルな駆動データに変換された後にラッチアレイ
41にラッチされる。1ライン分の階調駆動データがラ
ッチアレイ41にラッチされると、ストローブパルス発
生回路50は、階調用ストローブパルスに割り当てられ
た641番目のストローブパルスを発生して、これをゲ
ートアレイ42に送る。このゲートアレイ42で1ライ
ン分の階調駆動データが、641番目のストローブパル
スと同じパルス幅の641番目の駆動パルスに変換され
る。ここで、階調駆動データが「0」の場合には、駆動
パルスは発生しない。この1ライン分の641番目の駆
動パルスによって、発熱素子10aが選択的に駆動され
て発熱する。
【0080】以下同様にして、「2」〜「255」まで
の比較データを用いて、階調駆動データを作成し、64
2番目〜896番目までのストローブパルスと同じパル
ス幅の642番目〜896番目まで駆動パルス幅で発熱
素子10aを選択的に駆動する。これにより、各発熱素
子10aは、1〜255回の範囲内で、補正画像データ
に応じた回数だけ駆動される。この後、オバーシュート
分の897番目〜1024番目のストローブパルスが送
出されて第Pラインの記録が終了する。
【0081】これにより、この階調加熱時には、各発熱
素子10aは、本来の画像データに対応する階調用通電
時間に対して、バイアス加熱時の補正分と階調加熱時の
補正分とを増減した通電時間だけ通電され、この通電時
間に応じた熱エネルギーを発生する。結果として1ライ
ンの記録を通して、バイアス加熱と階調加熱との両方に
より、各発熱素子10aは、対応する補正画像データの
元となった補正合計時間データに表される補正合計時間
だけ通電されて、この通電時間に応じた熱エネルギーを
発生する。
【0082】したがって、この熱エネルギーから、前回
までのラインを記録した時のサーマルヘッドの蓄熱分
や、この第Pラインを記録する時に各発熱素子10aの
抵抗値のバラツキによって生じる熱エネルギーの誤差分
を増減した熱エネルギーが感熱記録紙12に与えられ
る。これにより、濃度ムラや輪郭のボヤケ、シェーディ
ンクのない第Pラインが記録される。
【0083】上記各実施形態は感熱記録であるが、本発
明はインクフイルムを使用した熱転写記録にも同様に適
用することができる。また、ラインプリンタの他に、サ
ーマルヘッドが移動するシリアルプリンタにも利用する
ことができ、3色を面順次で記録するカラープリンタに
も利用することができる。さらに、補正処理回路の補正
処理は、CPUを用いて行ってもよく、DSPや論理回
路を組み合わせた回路で行ってもよい。
【0084】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、発熱データをそれに応じた発熱素子の通電時間を
表す時間データに変換し、この時間データに対してサー
マルヘッドに起因する補正処理を行い、補正された補正
時間データをこの補正時間データに表される通電時間に
相当する補正発熱データに変換して、この補正発熱デー
タを用いて発熱素子を通電するようにしたから、サーマ
ルヘッドに起因する補正処理を線型な演算で行うことが
でき、補正するための演算また回路を簡単にすることが
できるとともに、演算速度を速くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した感熱式サーマルプリンタを示
す概略図である。
【図2】第1LUTの発熱データから時間データに変換
する際の変換曲線を示すグラフである。
【図3】第2LUTの変換時間データから補正発熱デー
タに変換する際の変換曲線を示すグラフである。
【図4】第3LUTのステップデータからクロックデー
タに変換する際の変換曲線を示すグラフである。
【図5】ヘッド駆動回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】画像データを合計時間データに変換する例の感
熱式サーマルプリンタを示す概略図である。
【図7】第1LUTの画像データから合計時間データに
変換する際の変換曲線を示すグラフである。
【図8】第2LUTの補正合計時間データから補正画像
データに変換する際の変換曲線を示すグラフである。
【図9】ヘッド駆動回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図10】感熱記録紙の発色特性を示すグラフである。
【符号の説明】
10 サーマルヘッド 10a 発熱素子 11 ヘッド駆動回路 16 第1LUT 17 補正回路 18 第2LUT

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱データに応じた通電時間で通電さ
    れ、この通電時間に比例した熱エネルギーを発生する発
    熱素子を備えたサーマルヘッドで熱記録を行うサーマル
    プリント方法において、 前記発熱データを前記発熱素子の通電時間を表す時間デ
    ータに変換し、この変換で得られる時間データに対して
    画像処理を行い、さらにこの画像処理で得られる補正時
    間データをこの補正時間データに表される通電時間に相
    当する補正発熱データに変換して、この補正発熱データ
    を用いて前記発熱素子を通電することを特徴とするサー
    マルプリント方法。
  2. 【請求項2】 前記各発熱素子は、ドットを記録する際
    にバイアスデータを用いたバイアス加熱と画像データを
    用いた階調加熱とを行うようにされ、前記発熱データは
    バイアスデータと画像データであることを特徴とする請
    求項1記載のサーマルプリント方法。
  3. 【請求項3】 前記各発熱素子は、ドットを記録する際
    にバイアスデータに応じた一定なバイアス用通電時間で
    通電されるバイアス加熱と画像データに応じた階調用通
    電時間で通電される階調加熱とを行うようにされ、前記
    発熱データは、画像データであり、この画像データが変
    換される時間データは、前記バイアス用通電時間と画像
    データに応じた階調用通電時間とを合計した合計通電時
    間を表した合計時間データであって、この合計時間デー
    タに対して画像処理を行った補正合計時間データをこの
    補正合計時間データに表される通電時間と前記バイアス
    用通電時間との差に相当する補正画像データに変換し、
    階調加熱時には前記補正画像データを用いて前記発熱素
    子を通電することを特徴とする請求項1記載のサーマル
    プリント方法。
  4. 【請求項4】 発熱データに応じた通電時間で通電さ
    れ、この通電時間に比例した熱エネルギーを発生する発
    熱素子を備えたサーマルヘッドで熱記録を行うサーマル
    プリンタにおいて、 発熱データが入力されることにより、その入力された発
    熱データに応じた前記発熱素子の通電時間を表す時間デ
    ータを出力する第1のルックアップテーブルと、この第
    1のルックアップテーブルからの時間データに対してサ
    ーマルヘッドに起因する補正処理を行い、補正された通
    電時間を表す補正時間データを出力する補正手段と、こ
    の補正手段からの補正時間データが入力されることによ
    り、その入力された補正時間データに表される通電時間
    に相当する補正発熱データを出力する第2のルックアッ
    プテーブルとを備え、前記補正発熱データを用いて前記
    発熱素子を通電することを特徴とするサーマルプリン
    タ。
  5. 【請求項5】 通電時間に比例した熱エネルギーを発生
    する発熱素子を備えたサーマルヘッドでバイアス加熱と
    階調加熱とを行うとともに、バイアス加熱時には一定な
    バイアス用通電時間で発熱素子を通電し、階調加熱時に
    は画像データに応じた階調用通電時間で発熱素子を通電
    することにより、画像データに応じた濃度で感熱記録紙
    を発色記録するサーマルプリンタにおいて、 画像データが入力されることにより、前記一定なバイア
    ス用通電時間及び入力された画像データに応じた階調用
    通電時間との合計通電時間を表す合計時間データを出力
    する第1のルックアップテーブルと、この第1のルック
    アップテーブルからの合計時間データに対してサーマル
    ヘッドに起因する補正処理を行い、補正された通電時間
    を表す補正合計時間データを出力する補正手段と、この
    補正手段からの補正合計時間データが入力されることに
    より、その入力された補正合計時間データに表される通
    電時間と前記一定なバイアス用通電時間との差に相当す
    る補正画像データを出力する第2のルックアップテーブ
    ルとを備え、階調加熱時には、前記補正画像データを用
    いて前記発熱素子を通電することを特徴とするサーマル
    プリンタ。
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