JPH08142378A - サ−マルヘッドの発熱制御装置 - Google Patents

サ−マルヘッドの発熱制御装置

Info

Publication number
JPH08142378A
JPH08142378A JP6282329A JP28232994A JPH08142378A JP H08142378 A JPH08142378 A JP H08142378A JP 6282329 A JP6282329 A JP 6282329A JP 28232994 A JP28232994 A JP 28232994A JP H08142378 A JPH08142378 A JP H08142378A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
energy
dot
supplied
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6282329A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2857837B2 (ja
Inventor
Hiroo Takahashi
洋夫 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
Priority to JP6282329A priority Critical patent/JP2857837B2/ja
Priority to US08/558,774 priority patent/US5765953A/en
Priority to DE19542776A priority patent/DE19542776C2/de
Publication of JPH08142378A publication Critical patent/JPH08142378A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2857837B2 publication Critical patent/JP2857837B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/35Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーマルヘッドのドットの熱履歴計算を高速
に処理する。 【構成】 エネルギが供給されたドットと注目ドットと
の離間距離及びエネルギが供給されるまでの時間差とに
よって影響度指数をもメモリ2に格納する。更に、個々
のドットに対して供給されるエネルギの値と影響度指数
とがとり得る全ての組み合わせの乗算結果を補正エネル
ギとしてメモリ2に格納する。メモリ制御部4は、注目
ドット及び前記隣接ドットに過去に供給されたエネルギ
値とそのエネルギ値に対応する影響度指数とを検出し、
両者の組み合わせに対応する補正エネルギ値をメモリ2
から読み出す。演算部9は、その値に応じて注目ドット
に供給すべきエネルギ値を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱記録紙に情報の熱
的記録を行うためのサーマルヘッドに係り、特に、この
サーマルヘッドを構成する個々のドットに供給するエネ
ルギの値を熱履歴に基づいて補正する発熱制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】複数のドットを選択的に発熱させるサー
マルヘッドに対して、これから印字しようとする注目ド
ットに供給すべきエネルギの目標値を決定する場合、当
該ドットあるいはその隣接ドットの過去の熱履歴を考慮
しないと注目ドットが蓄積熱によって過度に発熱し、所
望の印字濃度が得られない場合がある。そのため、従
来、サーマルヘッドの発熱制御を行う場合に、熱履歴を
考慮して注目ドットに与えるエネルギの目標値を補正す
ることがよく行われている。
【0003】このような従来技術として、マイクロプロ
セッサを用いたソフトウェア計算によって、サーマルヘ
ッドに供給する通電パルスの幅やデータの補正を行う手
法が知られている。例えば特開昭61−270976号
公報には、注目ドットに対する通電パルス幅を決定する
場合に、注目ドットの周辺のドットの濃度情報を調べ、
これら隣接ドットが注目ドットに与える影響度を上記濃
度情報から求め、この影響度に応じて注目ドットに与え
るエネルギを制御する技術が開示されている。
【0004】一般に、1ドットラインを感熱印字する際
に、全ドットに対する通電タイミングが揃い、各ドット
に対して同時に通電される場合は、単純に注目ドットの
過去の通電の有無と、隣接するドットの過去1ライン前
の通電の有無との組み合わせによって、一義的に注目ド
ットに供給すべきエネルギの値を補正できることが知ら
れている。例えば、図8のように通電されたドットを白
丸、通電のあったドットを黒丸で示すと、破線で示すよ
うな補正パターンを用いて注目ドットに供給すべきエネ
ルギの目標値が得られる。これは、全ドットに対する通
電タイミングが同時なので、隣接ドットA,Bが注目ド
ットに与える蓄熱の影響度はともに等しくなるからであ
る。
【0005】また、類似技術として、例えば特開平1−
257066号公報には以下のような技術が開示されて
いる。まず、サーマルヘツドに対して周囲ドットの蓄熱
の影響度を考慮した注目ドットの通電パルス幅やデータ
を求め、これらをパターン化してテーブルメモリに記憶
しておき、所要の印字データに従ってこのテーブルデー
タをハードウェア的に参照出力する。次に、デジタル−
アナログ変換回路によってこのパターンデータをアナロ
グ電圧に変換してエネルギの目標値を決定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来よ
りサーマルヘッドの熱履歴を考慮した種々の制御手法が
提案されているが、これら手法には以下のような問題点
があった。例えばマイクロプロセッサを用いたソフトウ
ェア計算により補正を行う場合、補正精度を高めるには
小数点以下の桁数が多い細かな補正計算が必要となる。
この補正計算に際しては乗算処理が必須となるので、加
算または減算のみを行う場合に比べて演算手段の構成、
特に乗算器の構成が複雑となり、演算処理時間も長くな
ってしまうため、印字速度を速めることが困難となる。
また、熱履歴の補正エネルギ値をパターン化して用意
し、必要に応じてこれを選択的に使用する方法では、サ
ーマルヘッド1ドットごとの抵抗値のばらつきが考慮さ
れないので、必ずしも予定する印字濃度が得られるとは
限らない。更に、ディジタルアナログ変換回路やその他
のアナログ回路を使用した技術においては、各回路を構
成する素子の特性のばらつき、特に温度に対する特性変
動が深刻となり、回路の温度補償までをも考慮する必要
がある。この場合、ドット数が数千にのぼるライン・サ
ーマルプリンタにおいては、回路素子数が膨大な数とな
ってしまい、コスト的にも不利になる。
【0007】本発明の課題は、上記従来技術の問題点を
一挙に解消し、個々のドット熱履歴補正が高速に行わ
れ、且つ所望の印字濃度を確実に得ることのできるサー
マルヘッドの発熱制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ライン毎に複数のドットが配されたサー
マルヘッドの各ドットに供給するエネルギを制御する装
置であって、注目ドットと既にエネルギが供給された隣
接ドットとの離間距離及び当該隣接ドットにエネルギが
供給された時点と前記注目ドットにエネルギを供給しよ
うとする時点との時間差により決定される影響度指数を
導出するとともに、少なくとも前記隣接ドットに対して
過去に供給されたエネルギの値と当該隣接ドットについ
て導出された前記影響度指数とを乗算して得られる補正
エネルギ値に基づいて前記注目画素に供給すべきエネル
ギの目標値を決定するエネルギ値決定手段を有するサー
マルヘッドの発熱制御装置において、前記エネルギ値決
定手段が、個々のドットに対して供給するエネルギの値
と前記影響度指数とが採り得る全ての組合せの乗算結果
に基づく補正エネルギ値を格納した補正エネルギ値格納
メモリと、前記注目ドットに供給しようとするエネルギ
の値、前記隣接ドットに供給されたエネルギの値、及び
それぞれの値に対応する前記影響度指数との組合せを特
定する組合せ特定手段と、特定された組合せに対応する
前記補正エネルギ値を前記補正エネルギ値格納メモリか
ら選択抽出するメモリ制御手段と、を有することを特徴
とする。
【0009】なお、補正エネルギ値格納メモリは、例え
ば個々のドットに供給すべきエネルギの値とその値に対
応する影響度指数とから一義的に導出される数値データ
を格納して成り、前記組合せ特定手段が、前記注目ドッ
ト及び前記隣接ドットに供給されたエネルギの値とそれ
ぞれの値に対応する前記影響度指数との組合せから該当
する前記数値データを特定し、前記メモリ制御手段が、
特定された数値データに対応する補正エネルギ値を前記
補正エネルギ値格納メモリから読み出すように構成され
ていることを特徴とする。
【0010】また、前記エネルギ値決定手段は、更に、
注目ドットに対して過去の熱履歴を無視した場合に供給
すべき基本エネルギ値と前記抽出した補正エネルギ値と
の差分値を導出する差分値導出手段を有し、この導出さ
れた差分値を前記目標値とするように構成されているこ
とを特徴とする。
【0011】このような構成では、特に、予め各ドット
ごとにその抵抗値をラインの平均抵抗値で除算した値を
個別抵抗補正係数として求めておき、上記基本エネルギ
値に対応する個別抵抗補正係数を乗算することで、ドッ
トごとの抵抗値のばらつきをも考慮した非常に精度の高
い補正を行うことが可能となる。尚、前述の各エネルギ
には通常は電力が用いられるが、磁力等の所望のものを
用いてよいのは勿論である。エネルギとしてドットに供
給する電気パルスを用いる場合は、そのパルス幅を前記
エネルギの値とする。
【0012】
【作用】本発明においては、既にエネルギが供給された
隣接ドットと注目ドットとの離間距離、及び各ドットに
エネルギが供給された時点と注目ドットにこれからエネ
ルギを供給する時点との時間差によって影響度指数を導
出する。このようにして影響度指数を導出することで、
エネルギの値が大きいドットからの蓄熱及び注目ドット
に近いドットからの蓄熱の影響が大きく評価されるの
で、実際の蓄熱状況が精度良く推定される。また、この
影響度指数と各ドットとが採り得る全ての組合わせに対
する補正エネルギ値を予め補正エネルギ値格納メモリに
格納しているので、補正エネルギ値を随時演算する必要
がない。補正エネルギ値の読み出しは、従来のような補
正エネルギ値の演算処理に比較して非常に速やかに行わ
れるので、印字速度の高速化が可能となる。
【0013】このとき、個々のドットに供給されるエネ
ルギの値とその値に対応する影響度指数とから一義的に
導出される数値データを補正エネルギ値格納メモリに格
納しておけば、所要の補正エネルギ値の選択抽出が容易
且つ迅速に行われる。また、注目ドットに対して過去の
熱履歴を無視した場合の基本エネルギ値を求め、この基
本エネルギ値から補正エネルギ値をそれぞれ減算して差
分値を導出する構成では、注目ドットに蓄積された熱が
差し引かれ、より精確な濃度の印字がなされる。更に、
エネルギの値をドットに供給する電気パルスのパルス幅
とすると、得られたエネルギ値に対して何らかの変換や
演算を行うことなくそのままドットに与えるパルス幅が
得られ、演算速度がより向上する。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明の一実施例に係るサーマル
ヘッドの発熱制御装置の構成図であり、1ドットごとの
熱履歴補正を行う場合の例を示すものである。この図に
おいて、符号1はCPU、2はメモリ(補正エネルギ値
格納メモリ)、3はアドレス生成部、4はメモリ制御
部、9は演算部である。CPU1は本装置の中核となる
プロセッサであり、所定のプログラムに従って装置各部
の動作を制御するものである。メモリ2はサーマルヘッ
ドに与える現在のドットラインデータと、過去のドット
ライン、並びに後述の計算用パラメータを保持してい
る。
【0015】次に、上記構成のサーマルヘッドの発熱制
御装置の動作を説明する。まず、図2及び図3を参照し
て個々のドットの熱履歴の求め方を説明する。図2にお
いては、注目ドットの通電エネルギ値をf、注目ドット
の両隣のドット(隣接ドット)の通電エネルギ値をa,
eとし、これらドットa,f,eの1ライン前(過去)
の通電エネルギ値をそれぞれb,c,dで表している。
なお、ここでは通電エネルギ値として通電時における電
力パルス幅を用いている。一方、a,b,c,d,eが
注目ドットfに与える影響度を表す影響度指数を、それ
ぞれα,β,γ,δ,εとする。
【0016】ここで図3に示すように、1ドットライン
を印字する為の通電タイミングが4ドットおきの場合、
注目ドットf 1 にa 1 ,b 1 ,c 1 ,d 1 ,e 1
が与える影響度指数α 1 ,β 1 ,γ 1 ,δ 1 ,ε 1
はそれぞれ異なった値となる。つまり、通電間隔をt
とすると、d 1 とf 1 とには時間にして5tのずれが
ある。同様にc 1 とf 1 とには4t、b 1 とf 1
には3tのずれがある。各エネルギ値がf 1 に与える
影響は間隔が短いほど大きくなるので、δ 1 よりγ 1
の方が指数値が大きい。同様に、γ 1 よりもβ 1 の方
が指数値は大きい。注目ドットがf 2 の位置の場合、
2 にa 2 ,b 2 ,c 2 ,d 2 ,e 2が与える影
響度指数をα 2 ,β 2 ,γ 2 ,δ 2 ,ε 2 とす
る。同図において、4ドットおきの通電タイミングtが
一定ならば影響度指数は次の関係が成立する。
【0017】
【数1】α 1 =α 2 β 1 =β 2 γ 1 =γ 2 δ 1 =δ 2 ε 1 =ε 2
【0018】但し、α n ≠β n ≠γ n ≠δ n ≠ε n
(n=1,2)であり、注目ドットから時間的に離れ
るほど蓄熱の影響度は小さくなるので係数の値は小さく
なることは言うまでもない。また、注目ドットの抵抗値
をそのサーマルヘッドの平均抵抗値で除算した結果を個
別抵抗補正係数Rとする。このように定義すると、各ド
ットごとの個別抵抗値補正が考慮できるので、より細や
かな通電エネルギ値の加減が可能となる。特に昇華型記
録装置では、ドットの抵抗値ばらつきを補正するので印
字結果の濃度むらが発生すること無く、また微妙な濃淡
表現が可能になる。以上により、熱履歴補正後の注目ド
ットに供給すべきエネルギの目標値をf’とすれば、必
要となる熱履歴計算の一般式は次のように表せる。
【0019】
【数2】 f'=(f×R)-(α×a)-(β×b)-(γ×c)-(δ×d)-(ε×e)・・・(1)
【0020】尚、注目ドットf n (n=1,2)に対
してa n (n=1,2)は未来の通電になる。つまり
n に通電した後にa n に通電されることになるの
で、α 1=α 2 =0となる。従って、上記式は実際に
は下式のように表される。
【0021】
【数3】 f'=(f×R)-(β×b)-(γ×c)-(δ×d)-(ε×e) ・・・(2)
【0022】次に、アドレス生成部3について詳細に説
明する。上記(2)式の右辺の各乗算項の各パラメータ
(f,R,b,c等)は、全て有限範囲で既知の値なの
で、図4に示すように予めこれらの値の採り得る範囲を
列挙しておく。例えば、ドットに与えるデータが0〜6
3で表される階調値の場合、f=0〜63,R=0.1
〜0.9ならば(f×R)の場合64×9=576種類
のデータ列となる。同様にβ=0.03,b=0〜63
ならば(β×b)の場合1×64=64種類のデータ列
となる。各パラメータ、積のデータ列共に、メモリ2に
保持しておく。
【0023】次に、各パラメータ、積のデータ列を前記
メモリ2に格納する方法について図5を参照して説明す
る。まず、乗算する2個のパラメータを関連付けした1
6進表示に置換する。例えばfの階調値が50、Rの値
が0.9である場合、16進表示ではf=32Hex,
R=09Hexとなる。ただし、Hexは16進コード
であることを示す。これら16進データを組み合わせ
て、メモリ2に格納するアドレスを生成する。この例の
場合、(f×R)は3209Hexと表すことができる
が、(f×R),(β×b),(γ×c),(δ×
d),(ε×e)の格納位置を示すインデックスアドレ
スビット、例えば0Hexを付与した形で表す。従っ
て、fの階調値が50、R=0.9の時(f×R)は1
0進数では「45」となり、そのアドレスビットは、
「0Hex」と「32Hex」と「09Hex」を組み
合わせて「03209Hex」となる。この方法にて、
メモリ2上にマッピングした模式図を図6に示す。尚、
メモリ2に対するパラメータの書き込みは、予めCPU
1が行っておく。
【0024】次に、メモリ制御部4、及び演算部9につ
いて詳細に説明する。上記(2)式の右辺は、各パラメー
タと乗算項が予めメモリ2上に展開されている。従っ
て、fリード、Rリード、(f×R)リード、βリー
ド、bリード、(β×b)リード、γリード、cリー
ド、(γ×c)リード、δリード、dリード、(δ×
d)リード、εリード、eリード、(ε×e)リードを
順次実行することで各補正エネルギ値を得ることができ
る。
【0025】メモリ制御部4は、CPU1からの起動命
令パルス5により、メモリ2に対し15回のリード信号
7を出力すると共に、アドレス制御部3に、現在が何番
目のリードサイクルであるかを伝える為の15個のカウ
ントパルス6を出力する。アドレス生成部3は、カウン
トパルス6により、fリードアドレス、Rリードアドレ
スの順にアドレスを切り替えて出力する。また、演算部
9に上記積項のリードサイクルのメモリデータをラッチ
させるラッチパルス8を出力する。
【0026】演算部9はラッチパルス8毎にデータラッ
チを行い、減算処理によりドット1ドット分の計算結果
f’11を出力すると共に、演算終了フラグ10をCP
U1に提供する。図7に前記各部の信号波形を示す。
【0027】尚、アドレス生成部3と演算部9の変形と
して、熱履歴計算後の目標値f’を自動的にメモリに書
き込む構成にすれば、更に上記処理の高速化が可能とな
る。また、本発明で用いられる各パラメータは予めテー
ブルに格納されており、ハードウェア的にパラメータの
自動読出しと補正結果の出力がなされるので、種々の装
置に対して本発明を適用する場合、ソフトウェアをその
都度書き換える必要はなく、単に格納されたパラメータ
を変更するだけで、各装置に対する最適な熱履歴制御を
容易に行うことができる。また、ソフトウエアによる計
算に比べて高速処理ができ、ソフトウェアのプログラム
も簡単な入出力命令だけで済む。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のサーマルヘッドの発熱制御装置によれば、隣接ドット
の蓄熱影響度及び注目ドットの過去の蓄熱影響度を個別
に設定しておくことができるので、ドット数が多い場合
であっても個々のドットの抵抗値等を考慮したきめ細か
な発熱制御が可能になる効果がある。
【0029】また、アナログ素子を含まないで発熱制御
装置を構成することができるので、アナログ素子の場合
に不可欠な温度補償部品や電圧補償部品などが不要とな
り、しかも容易にLSI化ができるので、装置の小型
化、低コスト化が図られる。
【0030】更に、複雑な乗算を行うことなく、補正エ
ネルギ値格納メモリから読み込まれたデータの加算を行
うだけで精度の高い熱履歴補正が可能になるので、印字
品質の向上と印字速度の高速化が同時に図れる。これに
より従来の問題点を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るサーマルヘッドの発熱
制御装置の構成図
【図2】熱履歴計算における注目ドットと隣接ドットの
説明図
【図3】本実施例において1ドットライン印字の通電タ
イミングが4ドットおきであるの場合の通電タイミング
の説明図
【図4】本実施例による熱履歴計算式の乗算項の説明図
【図5】本実施例によるアドレス生成方法の説明図
【図6】本実施例によるメモリアップの模式図
【図7】本実施例の各部における波形説明図
【図8】1ドットライン印字の通電タイミングが全ドッ
ト同時の場合の波形説明図
【符号の説明】
1 CPU 2 メモリ 3 アドレス生成部 4 メモリ制御部 9 演算部 11 計算結果f’データ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライン毎に複数の発熱体(以下、ドット
    と称する)が配されたサーマルヘッドの各ドットに供給
    するエネルギを制御する装置であって、 注目ドットと既にエネルギが供給された隣接ドットとの
    離間距離及び当該隣接ドットにエネルギが供給された時
    点と前記注目ドットにエネルギを供給しようとする時点
    との時間差により決定される影響度指数を導出するとと
    もに、少なくとも前記隣接ドットに対して過去に供給さ
    れたエネルギの値と当該隣接ドットについて導出された
    前記影響度指数とを乗算して得られる補正エネルギ値に
    基づいて前記注目画素に供給すべきエネルギの目標値を
    決定するエネルギ値決定手段を有するサーマルヘッドの
    発熱制御装置において、 前記エネルギ値決定手段は、 個々のドットに対して供給するエネルギの値と前記影響
    度指数とが採り得る全ての組合せの乗算結果に基づく補
    正エネルギ値を格納した補正エネルギ値格納メモリと、 前記注目ドットに供給しようとするエネルギの値、前記
    隣接ドットに供給されたエネルギの値、及びそれぞれの
    値に対応する前記影響度指数との組合せを特定する組合
    せ特定手段と、 特定された組合せに対応する前記補正エネルギ値を前記
    補正エネルギ値格納メモリから選択抽出するメモリ制御
    手段と、 を有することを特徴とするサーマルヘッドの発熱制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記補正エネルギ値格納メモリは、少な
    くとも個々のドットに供給すべきエネルギの値とその値
    に対応する影響度指数とから一義的に導出される数値デ
    ータを格納して成り、 前記組合せ特定手段が、前記注目ドット及び前記隣接ド
    ットに供給されたエネルギの値とそれぞれの値に対応す
    る前記影響度指数との組合せから該当する前記数値デー
    タを特定し、前記メモリ制御手段が、特定された数値デ
    ータに対応する補正エネルギ値を前記補正エネルギ値格
    納メモリから読み出す構成であることを特徴とする請求
    項1記載のサーマルヘッドの発熱制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のサーマルヘッドの
    発熱制御装置において、前記エネルギ値決定手段は、更
    に、注目ドットに対して過去の熱履歴を無視した場合に
    供給すべき基本エネルギ値と前記抽出した補正エネルギ
    値との差分値を導出する差分値導出手段を有し、この導
    出された差分値を前記目標値とするように構成されてい
    ることを特徴とするサーマルヘッドの発熱制御装置。
JP6282329A 1994-11-16 1994-11-16 サ−マルヘッドの発熱制御装置 Expired - Fee Related JP2857837B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6282329A JP2857837B2 (ja) 1994-11-16 1994-11-16 サ−マルヘッドの発熱制御装置
US08/558,774 US5765953A (en) 1994-11-16 1995-11-15 Control device of energy supply for heating elements of a thermal head and method for controlling energy supply for said heating elements
DE19542776A DE19542776C2 (de) 1994-11-16 1995-11-16 Vorrichtung zum Steuern der Energieversorgung von Heizelementen eines Thermokopfes und Verfahren zum Steuern der Energieversorgung der Heizelemente

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6282329A JP2857837B2 (ja) 1994-11-16 1994-11-16 サ−マルヘッドの発熱制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08142378A true JPH08142378A (ja) 1996-06-04
JP2857837B2 JP2857837B2 (ja) 1999-02-17

Family

ID=17651005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6282329A Expired - Fee Related JP2857837B2 (ja) 1994-11-16 1994-11-16 サ−マルヘッドの発熱制御装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5765953A (ja)
JP (1) JP2857837B2 (ja)
DE (1) DE19542776C2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3472005B2 (ja) * 1995-12-21 2003-12-02 キヤノン株式会社 記録装置及び記録制御方法
JP3554184B2 (ja) * 1997-04-04 2004-08-18 キヤノン株式会社 プリント装置およびプリント位置合わせ方法
DE102004060156A1 (de) * 2004-11-30 2006-06-01 Francotyp-Postalia Ag & Co. Kg Verfahren zum Ansteuern eines Thermotransferdruckknopfes
EP1661716B1 (de) * 2004-11-30 2012-08-08 Francotyp-Postalia GmbH Verfahren zum Ansteuern eines Thermotransferdruckkopfes
DE102006009334A1 (de) * 2006-03-01 2007-09-20 Francotyp-Postalia Gmbh Verfahren zur Qualitätsverbesserung des Druckens mit einem Thermotransferdruckkopf und Anordnung zur Durchführung des Verfahrens

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0666872B2 (ja) * 1983-07-28 1994-08-24 富士ゼロックス株式会社 感熱中間調記録装置
JPS61270976A (ja) * 1985-05-27 1986-12-01 Fuji Xerox Co Ltd サ−マルヘツド駆動装置
JPS62256575A (ja) * 1986-04-30 1987-11-09 Fuji Xerox Co Ltd 感熱記録装置
JP2729375B2 (ja) * 1987-03-02 1998-03-18 キヤノン株式会社 記録ヘッドの駆動方法
GB2212691B (en) * 1987-11-20 1992-04-15 Mitsubishi Electric Corp Halftone printing system
CA1338222C (en) * 1988-02-15 1996-04-02 Satoshi Iwata Method and apparatus for energizing thermal head of a thermal printer
JPH0832455B2 (ja) * 1988-03-08 1996-03-29 松下電送株式会社 感熱記録装置における記録パルス幅制御装置
JPH01257066A (ja) * 1988-04-07 1989-10-13 Canon Inc サーマルヘッドの蓄熱補正回路
US4827281A (en) * 1988-06-16 1989-05-02 Eastman Kodak Company Process for correcting down-the-page nonuniformity in thermal printing
JP2502345B2 (ja) * 1988-06-28 1996-05-29 株式会社日立製作所 サ―マルヘッドの駆動装置
JPH02121853A (ja) * 1988-10-31 1990-05-09 Toshiba Corp サーマルヘッド制御回路
JP2984009B2 (ja) * 1989-02-03 1999-11-29 株式会社リコー サーマルヘッド駆動装置
JPH03219968A (ja) * 1990-01-26 1991-09-27 Mitsubishi Electric Corp プリンタ
JPH048561A (ja) * 1990-04-26 1992-01-13 Sanyo Electric Co Ltd サーマルヘッドの駆動方法
JP2957721B2 (ja) * 1991-02-25 1999-10-06 アルプス電気株式会社 サーマルヘッドの熱制御方法
US5548688A (en) * 1993-12-23 1996-08-20 Intermec Corporation Method of data handling and activating thermal print elements in a thermal printhead

Also Published As

Publication number Publication date
JP2857837B2 (ja) 1999-02-17
DE19542776A1 (de) 1996-05-23
DE19542776C2 (de) 2002-04-04
US5765953A (en) 1998-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100528582C (zh) 热敏印刷机及用于热敏印刷机的方法
JP3209797B2 (ja) 階調プリンタ
JP5041482B2 (ja) 熱応答補正システム
JPH082081B2 (ja) 印字制御回路
JP2857837B2 (ja) サ−マルヘッドの発熱制御装置
EP1815997B1 (en) Accumulated-heat correction apparatus and accumulated-heat correction method for thermal head
JP2001086338A (ja) 濃度キャリブレーションチャート
JP2000185424A (ja) サーマルプリンタ履歴制御方法
US5160941A (en) Method for driving thermal print head to maintain more constant print density
JPS60161163A (ja) サ−マルヘツドの蓄熱補正装置
JPH0661954B2 (ja) 中間調記録方法および装置
JP3678385B2 (ja) サーマルプリント方法及びサーマルプリンタ
JPS59229365A (ja) サ−マルヘツドの蓄熱補正方法
JPS61295054A (ja) 感熱記録装置の駆動方法
JPH07125290A (ja) 濃度階調制御型サーマルプリンタ
JPH0832455B2 (ja) 感熱記録装置における記録パルス幅制御装置
EP1582362B1 (en) Thermal printing method
JPH05229165A (ja) 濃度階調制御型サーマルプリンタおよびその制御方法
JP2776346B2 (ja) 情報印字システム
JPH06143650A (ja) 濃度階調制御型サーマルプリンタ
JPH0679903A (ja) 濃度階調制御型サーマルプリンタ
JPS63209958A (ja) サ−マルヘツド多値駆動装置
JPS62297179A (ja) 多階調感熱記録装置
JPS6392468A (ja) サ−マルプリンタの印字制御方法
JPH09193440A (ja) プリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees