JPS61270976A - サ−マルヘツド駆動装置 - Google Patents

サ−マルヘツド駆動装置

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JPS61270976A
JPS61270976A JP60112258A JP11225885A JPS61270976A JP S61270976 A JPS61270976 A JP S61270976A JP 60112258 A JP60112258 A JP 60112258A JP 11225885 A JP11225885 A JP 11225885A JP S61270976 A JPS61270976 A JP S61270976A
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dot
recording
density
heating element
thermal head
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Application number
JP60112258A
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English (en)
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Masayuki Hisatake
真之 久武
Hiroharu Saito
斉藤 弘治
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40025Circuits exciting or modulating particular heads for reproducing continuous tone value scales
    • H04N1/40031Circuits exciting or modulating particular heads for reproducing continuous tone value scales for a plurality of reproducing elements simultaneously

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  • Electronic Switches (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、熱的な記録または表示を行う装置に使用され
るサーマルヘッド駆動装置に関する。
「従来の技術」 感熱記録紙や熱転写記録媒体を用いて熱的な記録を行う
記録装置は、ファクシミリやプリンタ等に広く使用され
ている。通常このような装置には、電気パルスにより発
熱する発熱体を設けたサーマルヘッドが使用されている
。磁化潜像を利用して表示を行うある種の装置にも同様
のサーマルヘッドが使用されている。
第9図にサーマルヘッドの一部分の斜視図を示す。この
サーマルヘッド1の発熱体2は図のように、その長手方
向に多数の発熱体部分に区分されている。この明細書で
はこの一部分を単位発熱体2I  と呼ぶ。単位発熱体
2、はそれぞれ電気パルスを供給されて選択的に発熱す
るよう結線されている。
このサーマルヘッドを用いて、例えば第10図に示すよ
うに、矢印3の方向に等速で搬送される感熱記録紙4に
記録を行うと、発熱した単位発熱体に接触した感熱紙の
一部が発色する。この記録の際、サーマルヘッドの各単
位発熱体は周期的に一斉に電気パルスを印加されるので
、図のように1ラインずつ順に記録が行われていく。第
11図はその記録画像の一部を拡大してみたもので、各
丸印は、それぞれ1個の単位発熱体によって記録された
記録ドツトである。ハツチングを施した丸印7□ はこ
れに接した単位発熱体が発熱し、ハツチングの無い丸印
72 は単位発熱体が発熱しなかった結果記録されたも
のである。実際には、単位発熱体が発熱しない場合は何
も記録が行われないのであるが、ここでは便宜上、白色
の記録ドツトが記録されたものとして説明をする。この
ようにして記録紙上の記録画像は、白の記録ドツトと黒
の記録ドツトとが縦横に配列されて構成される。
ここで、このような記録のためにサーマルヘッドの各単
位発熱体に対して周期的に繰り返し電気パルスが供給さ
れると、発熱する回数の多い単位発熱体はど放熱が不十
分となってより高温で発熱するいわゆる蓄熱現象を生じ
る。この蓄熱現象が生じると、白の記録ドツトを記録す
る場合であっても感熱紙を発色させてしまうことがある
。また、異常な蓄熱が続けば単位発熱体の一部が急激に
劣化することもある。このような蓄熱現象が生じるのは
主として、記録画像に黒の記録ドツトが多いいわゆる黒
比率の高いものの記録をする場合や、記録速度を速めて
単位発熱体に電気パルスを供給する周期を短くしたよう
な場合である。
このような蓄熱現象を防止するために、例えば特開昭5
9−52966号公報には次のような技術が紹介されて
いる。
まず、例えば第11図において、その最下段を現在記録
すべきラインとする。このラインの直前に記録されたラ
インが蓄熱に大きく影響することから、そのライン中の
白ラン長(白の記録ドツトの数)をカウントする。そし
て、このカウント値に応じて、現在記録すべきラインの
記録のために各単位発熱体に対して供給する印字エネル
ギを補正する。すなわち、蓄熱が著しいようであれば、
各単位発熱体に供給する電気パルスの幅を狭くして供給
エネルギを減少させ、常に一定の温度範囲で各単位発熱
体が発熱するように制御するのである。
ここで、感熱紙を用いた場合に、単位発熱体に供給する
エネルギを段階的に加減すると、第12図(a)に示す
ように、記録ドツトの濃度を段階的に選択することがで
きることも良く知られている。昇華型の熱転写型媒体を
用いた場合にも同様のことができる。また同図(b)の
ように記録ドツトの面積を段階的に変えて、やはり見か
け上の濃度を変えることもできる。これ以外にも記録ド
ツトの形状を変える等の濃度表現方法が考えられる。い
ずれの濃度表現方法をとる場合でも、例えば同図Cに示
すように、一定の電圧でそれぞれ幅の異なる電気パルス
を設定し、これらのうちいずれかを単位発熱体に供給す
るようにしてその選択を行う。
これによって、白と黒の2種類の記録ドツトの集合では
なく、濃淡のあるいわゆる多階調の記録を行うことがで
きる。
第13図は昇華型の熱転写媒体を使用した場合の、単位
発熱体に供給するエネルギと、これによって記録された
記録ドツトの濃度との関係を示したグラフである。この
グラフの横軸は印加エネルギであり、縦軸は、単位発熱
体によって記録できる最大の濃度に対する実際の記録ド
ツトの濃度の比を表わしている。このグラフから両者は
ほぼ直線的に正比例していることがわかる。これも多階
調の記録に適しているといえる。
「発明が解決しようとする問題点」 さて、このような多階調の記録画像を得る装置の場合も
、当然に蓄熱現象を無視することはできない。これにつ
いても、先に紹介したような蓄熱補正技術をとり入れる
ことが考えられる。
しかし、各単位発熱体に供給すべきエネルギを濃度表現
に応じて多段階に設定しさらにそれに蓄熱を考慮した補
正を加えるようにすることは、メモリ容量が増大しまた
処理が複雑化して装置のコストアップを招くおそれがあ
った。従って、この種の記録装置の高速化は困難とされ
ていた。
本発明は以上の点に着目してなされたもので、歩容量の
メモリを使用し、比較的簡単な処理によって蓄熱補正を
行い、高画質の多階調の記録画像を行うことのできるサ
ーマルヘッド駆動装置を提供することを目的とするもの
である。
「問題点を解決するための手段」 本発明のサーマルヘッド駆動装置は、多数の単位発熱体
を有しこれを選択的に発熱させて記録を行うサーマルヘ
ッドを用いて、各単位発熱体によって記録される記録ド
ツトを配列しかつこれらの各記録ドツトの濃度表現を多
段階に選択して、所定の画情報に対応する多階調の記録
画像を得るものにおいて、記録ドツトの濃度表現を選択
するために単位発熱体に供給するエネルギを演算する演
算部を設け、この演算部は、濃度表現を選択する対象と
なる着目ドツトについて、その周辺に記録される周辺ド
ツトの濃度情報からその着目ドツトに及ぶ熱的影響度を
求めて、この熱的影響度に応じて着目ドツトの濃度情報
を補正し、単位発熱体に供給すべきエネルギを決定する
この演算部は、着目ドツトの濃度情報を補正して新たな
濃度情報を作成して出力したり、着目ドツトの記録のた
めに単位発熱体に供給すべきエネルギに対応する印字エ
ネルギ情報を出力するように構成する。印字エネルギ情
報は単位発熱体に供給する電気パルスのパルス幅を内容
とするものであることが好ましい。また、周辺ドツトは
、その着目ドツトを記録する単位発熱体が直前に記録を
行った直前記録ドツトと、着目ドツトと同時に記録が行
われるこれに隣接した2個の隣接記録度とからなるもの
とすると、高精度の演算が可能である。
「作用」 このサーマルヘッド駆動装置は、多階調の記録画像を得
るために、個々の記録ドツトについて多階調の濃度表現
が選択できるようにしている。
サーマルヘッドの単位発熱体に供給するエネルギの量に
よってこの記録ドツトの濃度表現が定まるのであるが、
その周辺の記録ドツトの濃度の影響を受けて、所望の濃
度以上の濃度に記録されてしまう場合がある。そこで、
この周辺記録ドツトの濃度情報から、記録しようとする
着目ドツトに及ぶ熱的影響度を差し引く等の処理を行っ
て、着目ドツトの濃度情報を補正する。演算部はこの濃
度情報をそのまま後続の回路へ出力したり、演算処理に
よって直接印字パルスの幅等のデータを作成して出力す
る。
このようにして、その着目ドツトを最適な濃度表現で記
録することができる。
このとき、着目ドツトの記録濃度に対して最も熱的影響
度が大きいのは、その直前に同じ単位発熱体によって記
録した直前記録ドツトの濃度である。またその次に熱的
影響度が大きいのは着目ドツトと同時に記録が行われる
これと隣接した2個の隣接記録ドツトの濃度である。こ
れらの記録のための濃度情報から着目ドツトへのトータ
ルの熱的影響度を求めて、この熱的影響度に応じて着目
ドツトの濃度情報を補正すれば高精度の印字エネルギ情
報を出力することができる。
「実施例」 (ブロックの説明) 第1図は、本発明のサーマルヘッド駆動装置の演算部1
0の実施例を示すブロック図である。
この回路は、サーマルヘッドの各単位発熱体によって記
録されるべき記録ドツトの、その濃度に対応する濃度情
報を入力端子11から受入れ、これに必要な補正を加え
て出力する回路である。この実施例では、単位発熱体1
個に供給されるべきエネルギを決定するために、例えば
8ビツトのディジタル信号が用意される。この単位発熱
体によって記録されるべき記録ドツトは、64段階の濃
度表現が可能なものとし、これに応じた電気パルスのパ
ルス幅が選択されるものとする。64段階の場合6ビツ
トのディジタル信号で選択が可能であるから、残りの2
ビツトはその調整等に使用される。
第1図の入力端子からはこのような8ビツトパラレルの
濃度情報12がシリアルにサーマルヘッドの単位発熱体
の数だけ入力する。この入力端子11には、シフトレジ
スタ13が接続され、3個の濃度情報を一時的に格納す
ることができるよう構成されている。シフトレジスタ1
3の入力端子11に最も近い第1の領域131 と、入
力端子から最も遠い第3の領域133に格納された濃度
情報は、それぞれデコーダ14. 、14□を介して第
1のテーブルメモリ素子16のアドレス端子に入力する
ように結線されている。また、シフトレジスタの第1の
領域13.  と第3の領域133に挟まれた第2の領
域13□に格納された濃度情報は、第2のテーブルメモ
リ素子18のアドレス端子に向けて出力され、かつデコ
ーダ143を介してラインメモリ素子17の入力端子に
接続されている。このラインメモリ素子17の出力は第
1のテーブルメモリ素子16のアドレス端子に、先に説
明した2つのデコーダ14..1’4□の出力と共に接
続されている。また、第1のテーブルメモリ素子16の
出力は、先に説明したシフトレジスタの第2の領域13
2の出力と共に、第2のテーブルメモリ素子18のアド
レス端子に接続されている。一方、ラインメモリ素子1
7のアドレス端子にはアドレスカウンタ20が接続され
ている。
クロック発生回路21の出力するクロックパルス21、
は、シフトレジスタ13へ入力する濃度情報の転送のタ
イミングと、ラインメモリ素子17のアドレスカウンタ
20のカウントアツプのタイミングを制御するために使
用される。
く人力濃度情報〉 第2図は、第1図の回路に人力させるための濃度情報を
作成する装置の一例を示すものである。
この装置は、原稿26を光源27で照射してその反射光
28をレンズ等の光学系29を用いてイメージラインセ
ンサ30に導き、原稿26上の画像を1画素分づつ電気
信号に変換するものである。
イメージラインセンサ30で光電変換された電気信号は
、原稿上の画像中の対応する画素の濃度に応じたレベル
とする。これをアンプ31で増幅してアナログ・ディジ
タル変換器32に人力する。
こうして、画素の濃度に応じた8ビツトのディジタル信
号を得る。これを濃度情報としてシリアルに第1図の回
路の入力端子11に転送する。
〈フリップフロップ〉 第3図は、第1図に示したシフトレジスタ13の要部と
デコーダ142との詳細な結線図である。
この図には1ビツトの信号を転送する3個のフリップフ
ロップ13.、.132I、1331が記載されている
が、第1図のシフトレジスタは8ビツト分すなわち、こ
のような一連のフリップフロップを1組とした8組のフ
リップフロップで構成されている。各フリップフロップ
は、そのT端子に人力するクロックパルス21.  に
同期して、D端子に入力した信号をラッチし、Ql子に
いままでラッチしていた信号を出力する。入力端子11
に最も近い第1のフリップフロップ13.、が、第1図
に示した第1の領域13.  に含まれるフリップフロ
ップである。以下順に図の右方に向かって第2のフリッ
プフロ、ツブ13□、の出力、および第3のフリップフ
ロップ133、と呼ぶことにする。この第1のフリップ
フロップ1311の出力は、第1の領域13.全体で8
本あり、これらがすべてデコーダ142に入力する。こ
のデコーダもリード・オンリ・メモリ(ROM)等から
なるメモリ素子で、各フリップフロップからの合計8ビ
ツトの出力信号をアドレス端子に受は入れて5ビツトの
出力信号を出力するものである。これは、この8ビツト
の濃度情報を後続の回路で処理し易くするために5ビツ
トまでビット数を圧縮するためのもので、例えば、入力
信号に定数を掛けた値を出力する比例的な変換テーブル
を格納したものでよい。
第1図に示した他のデコーダ14..143 もこれと
まったく同様の目的で使用されるもので、それぞれ同一
構成のものでさしつかえない。なお、シフトレジスタの
第2のフリップフロップ13□1の出力は、第1図の第
2のテーブルメモリ素子18のアドレス端子に接続され
ることは先に説明したとおりである。
〈ラインメモリ素子〉 第4図は第1図に示したラインメモリ素子17の概念図
である。
このラインメモリ素子17は、サーマルヘッドに設けた
単位発熱体の数に相当する、例えばM個の濃度情報を格
納することができるランダム・アクセス・メモリ(RA
M)等から成る素子である。
カウンタ20は、クロックパルス211 が入力するた
びにカウントアツプし、“0”から“M”までカウント
した後再び“0”にもどって繰り返しカウントを進める
よう構成されている。
第4図のラインメモリ素子17のアドレス“N”番地に
は、8ビツトの濃度情報が1個格納されている。はじめ
に、アドレスカウンタがアドレス“N”を出力しく第5
図d)、このラインメモリ素子17の読み出しイネーブ
ル端子17、に読み出しパルス17.1が人力するとく
第5図b)、“N”番地の濃度情報が出力端子173か
ら出力される(第5図a)。そして、次のタイミングで
書き込みイネーブル端子17□に書き込みパルス172
1カ入力しく第5r!!JC)、ソノ入力端子174に
供給された濃度情報を“N”番地に書き込む。
次のタイミングでカウンタ20はアドレスをN+1″に
カウントアツプする。その後は同様の動作がくり返され
る。このようにして、第1図に示したシフトレジスタの
第2の領域13□に格納された濃度情報がこのラインメ
モリ素子17に人力するときに、ちょうど、その1ライ
ン前の同じ場所の記録に使用した濃度情報がここから出
力される。
〈テーブルメモリ素子〉 第6図は第1のテーブルメモリ素子の変換テーブルの内
容を示しており、第7図は第2のテーブルメモリ素子1
8の変換テーブルの内容を示している。いずれのテーブ
ルメモリ素子も、そのアドレス端子に入力された信号の
内容に応じたアドレスに書き込まれたデータを出力する
。第6図も第7図も、その横軸がアドレス信号のレベル
に対応し、その縦軸が出力データの内容に相当している
第1のテーブルメモリ素子16は、周辺ドツトの熱的影
響度に対応する蓄熱レベルを出力し、第2のテーブルメ
モリ素子18は濃度情報とこの蓄熱レベルとの関係から
これに対応するエネルギ情報を出力する。この詳細を次
の動作説明の中で明らかにする。
(動作の説明) 第8図は、第1図のサーマルヘッド駆動装置を用いて記
録を行う場合の着目ドツト41と周辺ドツト43.44
との関係を示す説明図である。この図を用いて本発明の
す、−マルヘッド駆動装置の具体的な動作を説明する。
第8図の下方には、記録用紙46上に第10図を用いて
説明したと同様の要領で1ラインずつ記録が行われてい
る状態を示した。ここで、最後に記録された第4番目の
ライン464の中央の記録ドツトを着目ドツトとし、こ
れを記録するための、サーマルヘッドの単位発熱体に供
給するエネルギの決定方法を説明する。
この着目ドツト41と周辺のドツト43.44の拡大図
を第8図の上方に示している。この実施例においては、
この着目ドツト41の記録のための濃度情報を、その両
隣にある隣接記録ドツト43と、その上方にある直前記
録ドツト44の濃度情報をもとにして補正する。この直
前記録ドツト44は、着目ドツト41を記録する単位発
熱体がその直前のラインで記録を行った記録ドツトであ
る。
一定の濃度で記録を行った後の単位発熱体は、所定の温
度から熱放散によって次第に冷却される。
これが常温にまで冷却される前に次の電気パルスが供給
されると、おなじエネルギの電気パルスの供給によって
も前より高温で発熱する。着目ドツトの周辺の記録ドツ
トが同じ濃度表現で記録された場合、この直前記録ドツ
ト44の熱的影響度は他の記録ドツトの熱的影響度に比
べて着目ドツト41に対する影響が最も高い。直前記録
ドツト44の熱的影響度の指数を“100”とすると、
隣接記録ドツト43の熱的影響度の指数は“60”程度
となる。なおこの値は、サーマルヘッドの構造や単位発
熱体の形状等によって定まるもので、必ずしも一般的な
数字というわけではない。ここで、例えば直前記録ドツ
ト44の濃度情報が“50”とすると、この50″に1
00”パーセントを掛けた“50”をその熱的影響度と
定義する。なお濃度表現は64段階の選択が可能だから
、記録ドツトの濃度表現が最も濃いときを“63”とし
、最も淡いときを“0”と仮定した。
着目ドツト41に隣接した隣接記録ドツト43について
も同様にして熱的影響度を計算して、すべての熱的影響
度を加算する。こうして得られた合計の熱的影響度が例
えば“100”とすると、第6図のグラフから、蓄熱レ
ベルが破線のように“7”という数字で求められる。
これらの動作は、第1図において、次のように実行され
る。シフトレジスタ13に格納された連続して人力する
3個の濃度情報のうち、第2の領域132に格納された
濃度情報が着目ドツト41(第8図)の濃度情報である
。またその両側の第1と第3の領域135.133 に
格納された濃度情報が隣接記録ドツト43の濃度情報で
ある。また、既に出力を終えてそのときラインメモリ素
子17に格納された濃度情報のうち、着目ドツト41の
濃度情報を処理する際にラインメモリ素子17から出力
されるのが直前記録ドツト44の濃度情報である。いず
れの濃度情報もデコーダ141〜143で圧縮されてい
るが対応関係は変わりなく、3つの濃度情報が第1のテ
ーブルメモリ素子16のアドレス端子に入力すると、こ
れから第6図に示した蓄熱レベルに相当するデータが出
力される。
次に、着目ドツト41の濃度情報が第2のテーブルメモ
リ素子18のアドレス端子の上位ビットに入力すると、
これと同時に第1のテーブルメモリ素子16の出力した
蓄熱レベルに相当するデータがその下位ビットに入力す
る。これによって、第2のテーブルメモリ素子18から
は、着目ドツト41の濃度情報に基づいて補正無しにそ
のまま定まるエネルギ情報を、第7図の破線51で表わ
したレベルとしたとき、蓄熱レベルに応じた補正が加味
されたエネルギ情報が実線52のように出力される。こ
のエネルギ情報は、単位発熱体に供給する電気パルスの
幅に相当するものである。
このエネルギ情報をもとにして、サーマルヘッドへ供給
する電気パルスを単位発熱体ごとに調整してやれば、蓄
熱の影響の無い高品質の記録画像を得ることができる。
なお、メモリ素子の容量の関係から、この実施例では2
つのテーブルメモリ素子を使用したが、シフトレジスタ
の全出力とラインメモリ素子の出力とを同時に1個のテ
ーブルメモリ素子に入力するようにしてもよい。このと
きはこのメモリ素子には、周辺ドツトの熱的影響度から
直接エネルギ情報を出力するテーブルを書き込むことに
なる。
「変形例」 本発明は以上の実施例に限定されない。サーマルヘッド
としては、いわゆる厚膜式あるいは薄膜式等、既知の各
種のタイプのものが使用できる。
また、単位発熱体を発熱させるためにこれにエネルギを
供給する手段には、一定電圧でそのパルス幅の選択が可
能な電気パルスを供給するものの他に、パルス幅が一定
でその電圧を可変するものや、一定電圧の一定幅のパル
スを多数個供給し、その数を選択するもの等各種の方式
のものがある。本発明のサーマルヘッド駆動装置の演算
部は、そのROM等の内容を変更すれば、いずれの方式
のものについてもその制御に必要な形式の出力信号を出
力することが可能である。
また記録ドツトは個々に独立にその濃度表現を選択され
るものでなく、周辺のいくつかの記録ドツトと組み合わ
せて一定のパタンを構成しながら記録されるようなもの
であってもよい。この記録ドツトの濃度表現は、3段階
以上であれば何段階に選択されるものであってもよい。
さらに、着目ドツトに熱的影響度が及ぶものとして選択
される周辺ドツトには、隣接記録ドツトの外側にある記
録ドツトを含めるようにすれば、さらに高精度の濃度情
報の補正が可能である。各記録ドツトの濃度情報を格納
するメモリは、実施例に示したものの他に、記録画像全
面の記録を行うための濃度情報を全て格納することので
きる大容量のビデオバッファを用いてその各濃度情報を
マイクロプロセッサが読み出して演算を行うようにして
もよい。
また、第1図の実施例において、直前記録ドツトと隣接
記録ドツトの濃度情報を用いて着目ドツトの濃度情報の
補正を行う回路は、各濃度情報を直接アドレスに入力し
て補正値を出力するメモリ素子を用いてもよい。ここに
メモリ素子の代わりとしてマイクロプロセッサを使用し
てもよい。
「発明の効果」 以上説明した本発明のサーマルヘッド駆動装置によれば
、サーマルヘッドの各単位発熱体へ供給するエネルギを
これによって記録される記録ドツトの周辺の記録ドツト
の濃度情報から、熱的影響度を考慮に入れて選定するの
で、記録開始から終了まで、その記録画像の内容に関係
無く、高精度の濃度表現で多階調の記録を行うことがで
きる。
しかも、蓄熱の影響による濃度変動の無い記録を行うこ
とができるので、その記録速度をより高速化することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のサーマルヘッド駆動装置の演算部の実
施例を示すブロック図、第2図はこれに入力する濃度情
報を得る手段を示すブロック図、第3図は第1図に示し
たシフトレジスタとデコーダの要部のブロック図、第4
図は第1図に示したラインメモリ素子の概念図、第5図
はその動作を説明するタイミングチャート、第6図は第
1のテーブルメモリ素子の変換テーブルの内容を示すグ
ラフ、第7図は第2のテーブルメモリ素子の変換テーブ
ルの内容を示すグラフ、第8図は本発明のサーマルヘッ
ド駆動装置の記録動作の説明図、第9図はサーマルヘッ
ドの要部斜視図、第10図と11図とはその記録動作の
説明図、第12図は記録ドツトの濃度表現の説明図、第
13図は単位発熱体の印加エネルギと記録ドツトの濃度
との関係を表すグラフである。 2、・・・・・・単位発熱体、10・・・・・・演算部
、41・・・・・・着目ドツト、 43.44・・・・・・周辺ドツト。 出  願  人 富士ゼロックス株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、多数の単位発熱体を有しこれを選択的に発熱させて
    記録を行うサーマルヘッドを用いて、各単位発熱体によ
    って記録される記録ドットを配列しかつこれらの各記録
    ドットの濃度表現を多段階に選択して、所定の画情報に
    対応する多階調の記録画像を得るものにおいて、前記記
    録ドットの濃度表現を選択するために前記単位発熱体に
    供給するエネルギを演算する演算部を設け、この演算部
    は、濃度表現を選択する対象となる着目ドットについて
    、その周辺に記録される周辺ドットの濃度情報からその
    着目ドットに及ぶ熱的影響度を求めて、この熱的影響度
    に応じて前記着目ドットの濃度情報を補正し、前記単位
    発熱体に供給すべきエネルギを決定することを特徴とす
    るサーマルヘッド駆動装置。 2、演算部は、着目ドットの濃度情報を補正して新たな
    濃度情報を作成して出力することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載のサーマルヘッド駆動装置。 3、演算部は、着目ドットの記録のために単位発熱体に
    供給すべきエネルギに対応する印字エネルギ情報を出力
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のサー
    マルヘッド駆動装置。 4、印字エネルギ情報は単位発熱体に供給する電気パル
    スのパルス幅を内容とするものであることを特徴とする
    特許請求の範囲第3項記載のサーマルヘッド駆動装置。 5、周辺ドットは、その着目ドットを記録する単位発熱
    体が直前に記録を行った直前記録ドットと、着目ドット
    と同時に記録が行われるこれに隣接した2個の隣接記録
    ドットとからなることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項ないし第4項記載のサーマルヘッド駆動装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19542776C2 (de) * 1994-11-16 2002-04-04 Nec Corp Vorrichtung zum Steuern der Energieversorgung von Heizelementen eines Thermokopfes und Verfahren zum Steuern der Energieversorgung der Heizelemente

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE19542776C2 (de) * 1994-11-16 2002-04-04 Nec Corp Vorrichtung zum Steuern der Energieversorgung von Heizelementen eines Thermokopfes und Verfahren zum Steuern der Energieversorgung der Heizelemente

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