JP2000246941A - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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JP2000246941A
JP2000246941A JP5549199A JP5549199A JP2000246941A JP 2000246941 A JP2000246941 A JP 2000246941A JP 5549199 A JP5549199 A JP 5549199A JP 5549199 A JP5549199 A JP 5549199A JP 2000246941 A JP2000246941 A JP 2000246941A
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Koji Udagawa
浩司 宇田川
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Seiko Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱抵抗体の抵抗値やサーマルヘッドとプラ
テンとの当り具合にばらつきがある場合でも、所望の濃
度で印刷できるサーマルプリンタを提供する。 【解決手段】 フレームメモリ10から入力画像データSi
のライン画像データS10が出力される。ライン画像デー
タS10 は、ラインメモリ21に入力される。ライン画像デ
ータS21は階調値/パルス幅変換部22に入力され、パル
ス幅データS22が出力される。パルス幅データS22は、印
刷濃度に基づいて予め設定されている。パルス幅データ
S22は加算部23でパルス幅データS25が加算され、パルス
幅データS23が出力される。パルス幅データS23は除算部
24で周期Tで除算され、ポイントデータS20及びパルス
幅データS24が出力される。パルス幅データS24は余りメ
モリ25に上書きされ、パルス幅データS25が加算部23に
出力される。ポイントデータS20はサーマルヘッド部30
に入力され、所望の濃度の印刷が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画素の位置によっ
て例えば発熱抵抗体の抵抗値やサーマルヘッドとプラテ
ンとの当り具合等にばらつきがある場合でも、所望の濃
度で印刷できるサーマルプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来のサーマルプリンタの一例
を示す概略の構成図である。このサーマルプリンタは、
フレームメモリ1を有している。フレームメモリ1は、
印刷の対象となる多値の入力画像データSiを取込んで記
憶し、該入力画像データSiから主走査方向の画像データ
を1ライン分ずつ副走査方向に順次読出してライン画像
データS1を出力する機能を有している。フレームメモリ
1の出力側には、ラインメモリ2が接続されている。ラ
インメモリ2には、読出し周期制御信号S3を出力する
読出し制御部3が接続されている。ラインメモリ2は、
例えばドット2-0 ,…,2-2048からなる2048バイトの容
量を有し、読出し周期制御信号S3に基づいてライン画
像データS1を1ライン分ずつ更新しつつ記憶し、且つラ
イン画像データS1の階調値を64ドット毎の階調データS2
-1,…,S2-32 として出力するものである。ラインメモ
リ2の各出力側には、コンパレータ4-1 ,…,4-32の各
入力端子Aがそれぞれ接続されている。
【0003】又、このサーマルプリンタは、読出し周期
制御信号S3に基づいて比較値S5を出力する比較値メモリ
5を有している。比較値メモリ5には、先頭アドレスか
ら“0,1,2,…,255”のような昇順のデータが比較値S5と
して記憶されている。比較値メモリ5の出力側には、コ
ンパレータ4-1 ,…,4-32の各入力端子Bが共通に接続
されている。コンパレータ4-1 ,…,4-32は、階調デー
タS2-1,…,S2-32 と比較値S5とを比較して比較結果S4
-1,…,S4-32 を出力するものである。コンパレータ4-
1 ,…,4-32の各出力端子には、サーマルヘッド部6の
各入力端子Din-1 ,…,Din-32がそれぞれ接続されてい
る。サーマルヘッド部6は、ライン画像データSiの各画
素に対応した複数の発熱素子を有し、比較結果S4-1,
…,S4-32に対応した時間幅の駆動電流を該各発熱素子
にそれぞれ供給することにより、例えばプラテン等の搬
送手段で搬送された印刷用紙に対して入力画像データSi
に対応した画像を印刷するものである。
【0004】次に、図2の動作を説明する。入力画像デ
ータSiはフレームメモリ1に取込まれて記憶され、該フ
レームメモリ1から主走査方向の画像データが1ライン
分ずつ副走査方向に順次読出されてライン画像データS1
が出力される。ライン画像データS1は、ラインメモリ2
に1ライン分ずつ取込まれて更新される。ラインメモリ
2から出力された階調データS2-1,…,S2-32 は、コン
パレータ4-1 ,…,4-32に入力されて比較値S5と比較さ
れ、該コンパレータ4-1 ,…,4-32から比較結果S4-1,
…,S4-32 が出力される。比較結果S4-1,…,S4-32 は
サーマルヘッド部6に入力され、該サーマルヘッド部6
で該比較結果S4-1,…,S4-32 に対応した濃度の印刷が
印刷用紙に対して行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図2のサーマルプリンタでは、次のような課題があっ
た。図2のサーマルプリンタでは、階調データS2-1,
…,S2-32 のうちで階調値が同一のドットがあれば、対
応する発熱素子には同一の時間幅の駆動電流が供給され
る。例えば、ドット2-65,2-66,2-67が同一の階調値
(例えば、“240 ”)のとき、サーマルヘッド部6の入
力端子Din-65,Din-66,Din-67に対応する発熱素子に同
一の時間幅(例えば、2000μs)の駆動電流が印加され
る。ところが、ドットの位置によって発熱素子の抵抗値
にばらつきがあり、更に、プラテンの表面にも微妙な凹
凸があるので、同一の階調値のドットに対応する発熱素
子に同一の時間幅の駆動電流を供給すると、印刷の濃度
にむらが生じるという問題があった。これらの問題を解
決するために、発熱素子を高精度で製作して抵抗値のば
らつきをなくし、且つプラテンを高精度で製作して表面
のばらつきをなくすことが考えられる。ところが、これ
らを実行する場合、発熱素子及びプラテンの製造工程が
複雑で膨大な規模のものになり、実現が困難であるとい
う課題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、サーマルプリンタにおいて、印刷の対象
となる多値の入力画像データを取込んで記憶し、該入力
画像データから主走査方向の画像データを1ライン分ず
つ副走査方向に順次読出してライン画像データを出力す
る画像データ記憶手段と、前記ライン画像データを前記
1ライン分ずつ順次入力し、所定の演算を行って該ライ
ン画像データの各画素毎にポイントデータを出力するポ
イントデータ演算手段と、前記ライン画像データの各画
素に対応した複数の発熱素子を有し、与えられた所定の
周期の制御信号に同期して前記各画素毎のポイントデー
タに対応した時間幅の駆動電流を該各発熱素子にそれぞ
れ供給することにより、搬送手段の表面に密着して搬送
される印刷用紙に対して該ポイントデータに対応した濃
度の印刷を該各画素毎に前記1ライン分ずつ前記副走査
方向に順次行って前記入力画像データに対応した画像を
印刷する印刷手段とを、備えている。
【0007】前記ポイントデータ演算手段は、前記各発
熱素子の特性のばらつき及び前記搬送手段の表面のばら
つきに基づき、前記ライン画像データの階調値に対応し
たパルス幅データを前記各画素毎に予め格納し、該ライ
ン画像データの該各画素の階調値を第1のパルス幅デー
タに変換して該各画素毎に出力する変換手段と、与えら
れた第2のパルス幅データを前記第1のパルス幅データ
に加算して第3のパルス幅データを前記各画素毎に出力
する加算手段と、前記第3のパルス幅データを前記所定
の周期の時間データで除算し、商及び剰余をそれぞれ前
記ポイントデータ及び次ラインの前記第2のパルス幅デ
ータとして前記各画素毎に出力する除算手段と、前記除
算手段から出力された前記第2のパルス幅データを更新
しつつ記憶し、前記加算手段に与える記憶手段とを、備
えている。
【0008】このような構成を採用したことにより、入
力画像データは、画像データ記憶手段に取込まれて記憶
され、該画像データ記憶手段からライン画像データが出
力される。ライン画像データはポイントデータ演算手段
に入力され、変換手段で該ライン画像データの各画素の
階調値が第1のパルス幅データに変換される。第1のパ
ルス幅データは加算手段に入力されて第2のパルス幅デ
ータが加算され、該加算手段から第3のパルス幅データ
が出力される。第3のパルス幅データは、除算手段に入
力されて所定の周期の時間データで除算され、該除算手
段からポイントデータ及び次ラインの前記第2のパルス
幅データが出力される。前記除算手段から出力された第
2のパルス幅データは、記憶手段に更新しつつ記憶され
る。ポイントデータは、印刷手段に入力される。印刷手
段では、前記所定の周期の制御信号に同期して各画素毎
のポイントデータに対応した時間幅の駆動電流が各発熱
素子にそれぞれ供給される。そのため、ライン画像デー
タの階調値が同一でも、印刷濃度が低いドットに対応す
る発熱抵抗体には駆動電流が長めに供給され、印刷濃度
が高いドットに対応する発熱抵抗体には駆動電流が短め
に供給される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態のサー
マルプリンタの一例を示す概略の構成図である。このサ
ーマルプリンタは、画像データ記憶手段(例えば、フレ
ームメモリ)10を有している。フレームメモリ10は、印
刷の対象となる多値の入力画像データSiを取込んで記憶
し、この入力画像データSiから主走査方向の画像データ
を1ライン分ずつ副走査方向に順次読出してライン画像
データS10 を出力する機能を有している。ライン画像デ
ータS10 の画素数は例えば2048ドットであり、各画素の
階調が例えば8ビットである。フレームメモリ10の出力
側には、ポイントデータ演算手段(例えば、ポイントデ
ータ演算部)20が接続されている。ポイントデータ演算
部20は、ラインメモリ21を有している。ラインメモリ21
は、例えばドット21-0 ,…,21-2048からなる2048バイ
トの容量を有し、ライン画像データS10を1ライン分ず
つ更新しつつ記憶してライン画像データS21を出力する
ものである。ラインメモリ21の出力側には、変換手段
(例えば、階調値/パルス幅変換部)22が接続されてい
る。階調値/パルス幅変換部22は、ライン画像データS2
1の階調値に対応したパルス幅データを各画素毎に予め
格納し、該ライン画像データS21の該各画素の階調値を
第1のパルス幅データS22に変換して該各画素毎に出力
するものである。階調値/パルス幅変換部22の出力側に
は、加算手段(例えば、加算部)23が接続されている。
【0010】加算部23は、与えられた第2のパルス幅デ
ータS25をパルス幅データS22に加算して第3のパルス幅
データS23を各画素毎に出力するものである。加算部23
の出力側には、除算手段(例えば、除算部)24が接続さ
れている。除算部24は、パルス幅データS23を所定の周
期Tで除算し、商及び剰余をそれぞれポイントデータS2
0及びパルス幅データS24として第1及び第2の出力端子
から各画素毎にそれぞれ出力するものである。除算部24
の第2の出力端子には、パルス幅データS24を更新しつ
つ記憶して次ラインのパルス幅データS25として加算部2
3に与える記憶手段(例えば、余りメモリ)25が接続さ
れている。余りメモリ25の出力側には、加算部23が接続
されている。除算部24の第1の出力端子には、印刷手段
(例えば、サーマルヘッド部)30が接続されている。サ
ーマルヘッド部30は、ライン画像データSiの各画素に対
応した複数の発熱素子を有し、与えられた所定の周期T
の制御信号に同期して各画素毎のポイントデータS20 に
対応した時間幅の駆動電流を該各発熱素子にそれぞれ供
給することにより、印刷用紙に対して該ポイントデータ
S20に対応した濃度の印刷を該各画素毎に1ライン分ず
つ副走査方向に順次行い、入力画像データSiに対応した
画像を印刷する機能を有している。
【0011】図3(a),(b)は、図1中のサーマル
ヘッド部30の一例を示す概略の回路図であり、同図
(a)はサーマルヘッド部30の全体の回路図、及び同図
(b)が同図(a)中の駆動回路38-1の回路図である。
このサーマルヘッド部30は、データ分配器31を有してい
る。データ分配器31は、ポイントデータS20 を入力し、
ポイントデータS31-1 ,…,S31-32に分配して出力する
機能を有している。データ分配器31の出力側には、ポイ
ントデータS31-1 ,…,S31-32をそれぞれ記憶するメモ
リ32-1,…,32-32が接続されている。メモリ32-1,
…,32-32の各出力側には、コンパレータ33-1,…,33-
32の各入力端子Aがそれぞれ接続されている。又、この
サーマルヘッド部30は、図示しない制御部から供給され
た制御信号Saに基づいて比較値S34 を出力する比較値メ
モリ34を有している。
【0012】比較値メモリ34には、先頭アドレスから
“0,1,2,…,499”のような昇順のデータが比較値S34 と
して記憶されている。比較値メモリ34の出力側には、コ
ンパレータ33-1,…,33-32の各入力端子Bが共通に接
続されている。コンパレータ33-1,…,33-32は、メモ
リ32-1,…,32-32から出力されたポイントデータS32-
1,…,S32-32と比較値S34 とを比較して比較結果S33-1
,…,S33-32を出力するものである。例えば、コンパ
レータ33-1,…,33-32は、 ポイントデータS32-1 ,…,S32-32>比較値S34 のとき高レベル(以下、“H”という)の比較結果S33-
1 ,…,S33-32を出力し、 ポイントデータS32-1 ,…,S32-32≦比較値データS34 のとき低レベル(以下、“L”という)の比較結果S33-
1 ,…,S33-32を出力するものである。コンパレータ33
-1,…,33-32の各出力端子には、シフトレジスタ3-1,
…,35-32の各入力端子Dinがそれぞれ接続されてい
る。
【0013】更に、このサーマルヘッド部30には、サー
マルヘッドコントローラ36が設けられている。サーマル
ヘッドコントローラ36は、前記制御部から供給された制
御信号Sbに基づき、クロック信号出力端子CKからクロッ
ク信号S36aを出力すると共にラッチ信号出力端子LTから
周期Tの制御信号(以下、これを「ラッチ信号」とい
う)S36bを出力し、且つストローブ信号出力端子STから
ストローブ信号S36cを出力するものである。クロック信
号出力端子CKには、シフトレジスタ35-1,…,35-32の
各クロック入力端子CKが共通に接続されている。シフト
レジスタ35-1,…,35-32の各出力端子Q00 ,…,Q63
には、ラッチ回路37-1,…,37-32の各入力端子D00 ,
…,D63 がそれぞれ接続されている。サーマルヘッドコ
ントローラ36のラッチ信号出力端子LTには、ラッチ回路
37-1,…,37-32の各クロック入力端子CKが共通に接続
されている。ラッチ回路37-1,…,37-32の各出力端子Q
00 ,…,Q63 には、駆動回路38-1,…,38-32の各入力
端子A00 ,…,A63 がそれぞれ接続されている。サーマ
ルヘッドコントローラ36のストローブ信号出力端子STに
は、駆動回路38-1,…,38-32の各ストローブ信号入力
端子STが共通に接続されている。駆動回路38-1,…,38
-32の各出力端子Y00 ,…,Y63 は、発熱素子(例え
ば、発熱抵抗体)39-1,…,39-2048をそれぞれ介して
電源電位VCC に接続されている。
【0014】駆動回路38-1の入力端子A00 ,…,A63 に
は2入力のAND回路38a-0 ,…,38a-63の第1の入力
端子がそれぞれ接続され、ストローブ信号入力端子STに
は該AND回路38a-0 ,…,38a-63の各第2の入力端子
が共通に接続されている。AND回路38a-0 ,…,38a-
63の各出力端子には、トランジスタ38b-0 ,…,38b-63
の各ベースがそれぞれ接続されている。トランジスタ38
b-0 ,…,38b-63の各コレクタには、各出力端子Y00 ,
…,Y63 がそれぞれ接続されている。トランジスタ38b-
0 ,…,38b-63の各エミッタは、グランドに接続されて
いる。駆動回路38-2,…,38-32も、駆動回路38-1と同
様の構成になっている。
【0015】次に、図1のサーマルプリンタの動作を説
明する。入力画像データSiは、フレームメモリ10に取込
まれて記憶され、該フレームメモリ10からライン画像デ
ータS10 が1ライン分ずつ出力される。ライン画像デー
タS10 は、ラインメモリ21に順次入力され、ライン画像
データS21として1ライン分ずつ取込まれて更新され
る。ライン画像データS21は、階調値/パルス幅変換部2
2に入力され、各画素の階調値がパルス幅データS22に変
換されて出力される。例えば、ラインメモリ21のドット
21-65 ,21-66 ,21-67 から階調値が“200 ”の階調デ
ータS21 が入力されると、階調値/パルス幅変換部22か
らドット21-65 ,21-66 ,21-67 にそれぞれ対応して
“2001μs”,“2007μs”,“1993μs”のパルス幅
データS22が出力される。このパルス幅データS22は、発
熱抵抗体39-1,…,39-2048の抵抗値のばらつきや、例
えばプラテン等の印刷用紙の搬送手段の表面のばらつき
に基づき、ライン画像データS21 の階調値が同一でも、
印刷濃度が低いドットの発熱抵抗体には駆動電流を長め
に供給し、印刷濃度が高いドットの発熱抵抗体には駆動
電流を短めに供給するように予め設定されている。パル
ス幅データS22は、加算部23に入力されてパルス幅デー
タS25が加算され、該加算部23からパルス幅データS23が
各画素毎に出力される。
【0016】パルス幅データS23は、除算部24に入力さ
れて周期Tで除算され、該除算部24からポイントデータ
S20及びパルス幅データS24が出力される。この場合の周
期Tは、ラッチ信号S36bの設定可能な最小の時間間隔に
設定されている。例えば、クロック信号S36aの周波数が
16MHz (周期;62.5ns)、ラッチ信号S36bに対するシフ
トレジスタ35-1,…,35-32の各出力信号S35-1 ,…,S
35-32のセットアップタイム及びホールドタイムが各々
0.7μs ,0.3μs とすると、シフトレジスタ3-1,
…,35-32がそれぞれ64ビットであるので、 T=62.5ns*64+(0.7μs+0.3μs)=5μs になる。パルス幅データS24は各画素毎に余りメモリ25
に上書きされ、該余りメモリ25から次ラインのパルス幅
データS25が加算部23に出力される。例えば、除算部24
では、ドット21-65 ,21-66 ,21-67 のパルス幅データ
S23である“2001μs”,“2007μs”,“1993μs”
が周期T(=5μs )で除算され、ポイントデータS20
がそれぞれ“400 ”,“401 ”,“398 ”、及びパルス
幅データS24がそれぞれ“1”,“2”,”3”にな
る。そして、余りメモリ25のドット25-65 ,25-66 ,25
-67 にはパルス幅データS24である“1”,“2”,”
3”が上書きされる。ポイントデータS20は、サーマル
ヘッド部30に入力される。
【0017】サーマルヘッド部30では、2048ドット分の
ポイントデータS20がデータ分配器31に入力され、64ド
ット分のデータ容量をそれぞれ有するポイントデータS3
1-1,…,S31-32に分配されて出力される。ポイントデ
ータS31-1 ,…,S31-32は、メモリ32-1,…,32-32に
それぞれ入力されて記憶される。例えば、ドット21-6
5,21-66 ,21-67 に対応したポイントデータS31-2 で
ある“400 ”,“401 ”,“398 ”は、メモリ32-2中の
アドレス“65”,“66”,“67”にそれぞれ記憶され
る。メモリ32-1,…,32-32から出力されたポイントデ
ータS32-1 ,…,S32-32は、コンパレータ33-1,…,33
-32に入力されて比較値S34 と比較され、該コンパレー
タ33-1,…,33-32から比較結果S33-1 ,…,S33-32が
出力される。例えば、ドット21-65 に対応する比較結果
S33-2 は、比較値S34が“0,…,399”の間では“H”
になり、“400 ”以上では“L”になる。ドット21-66
に対応する比較結果S33-2 は、比較値S34が“0,…,4
00 ”の間では“H”になり、“401 ”以上では“L”
になる。ドット21-67に対応する比較結果S33-2 は、比
較値S34が“0,…,397 ”の間では“H”になり、“3
98 ”以上では“L”になる。
【0018】比較結果S33-1 ,…,S33-32は、クロック
信号S36aに同期してシフトレジスタ35-1,…,35-32に
入力される。シフトレジスタ35-1,…,35-32の出力信
号S35-1 ,…,S35-32は、ラッチ信号S36bに同期してラ
ッチ回路37-1,…,37-32にラッチされる。ラッチ回路3
7-1,…,37-32の出力信号S37-1 ,…,S37-32は、駆動
回路38-1,…,38-32に入力される。ストローブ信号S36
cが高レベル(以下、“H”という)のとき、駆動回路3
8-1,…,38-32中のトランジスタ38b-0 ,…,38b-63の
うち、出力信号S37-1 ,…,S37-32のうちの“H”にな
っているドットに対応するトランジスタがオン状態にな
り、発熱抵抗体39-1,…,39-2048のうち、このオン状
態になったトランジスタに接続された発熱抵抗体に駆動
電流が供給される。そして、印刷用紙に対してポイント
データS20に対応した濃度の印刷が各画素毎に1ライン
分ずつ副走査方向に順次行われ、入力画像データSiに対
応した画像が印刷される。
【0019】以上のように、この実施形態では、発熱抵
抗体39-1,…,39-2048の抵抗値のばらつきやプラテン
等の印刷用紙の搬送手段の表面のばらつきに基づき、階
調値/パルス幅変換部22にパルス幅データS22を予め設
定したので、ラインメモリ21のドット21-65 ,21-66 ,
21-67 から同一値の階調データS21 が入力されても、こ
れらの各ドット21-65 ,21-66 ,21-67 のプロフィール
を加味したパルス幅データS22が出力される。そのた
め、同一の階調値のドットに対応する発熱素子に適切な
時間幅の駆動電流が供給され、印刷の濃度のむらを回避
できる。更に、パルス幅データS24を余りメモリ25に上
書きし、次ラインのパルス幅データS25をパルス幅デー
タS22に加算するようにしたので、該パルス幅データS24
が無視されることなくポイントデータS20 に反映され、
良好な印刷結果が得られる。
【0020】尚、本発明は上記実施形態に限定されず、
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次のようなものがある。 (a) ライン画像データS10 の画素数は、2048ドット
に限らず、他の値でもよい。 (b) ライン画像データS10 の各画素の階調数は、8
ビットに限らず、他の値でもよい。 (c) 実施形態では、隣接するドット21-65 ,21-66
,21-67 に対する例を説明したが、隣接していないド
ットでも同様の動作が行われる。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1に
係る発明によれば、各発熱素子の特性のばらつきや印刷
用紙の搬送手段の表面のばらつきに基づき、変換手段に
ライン画像データの階調値に対応したパルス幅データを
予め設定したので、ライン画像データの或る複数のドッ
トが同一の階調値であっても、該変換手段から該各ドッ
トのプロフィールを加味した第1のパルス幅データが出
力される。そのため、同一の階調値のドットに対応する
発熱素子に適切な時間幅の駆動電流が供給され、印刷の
濃度のむらを回避できる。更に、第2のパルス幅データ
を記憶手段に上書きし、次ラインの第2のパルス幅デー
タを第1のパルス幅データに加算するようにしたので、
該第2のパルス幅データが無視されることなくポイント
データに反映され、印刷結果を良好にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のサーマルプリンタの構成図
である。
【図2】従来のサーマルプリンタの構成図である。
【図3】図1中のサーマルヘッド部30の回路図である。
【符号の説明】 10 フレームメモリ(画像データ記憶手
段) 20 ポイントデータ演算部(ポイントデー
タ演算手段) 22 階調値/パルス幅変換部(変換手段) 23 加算部(加算手段) 24 除算部(除算手段) 25 余りメモリ(記憶手段) 30 サーマルヘッド部(印刷手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷の対象となる多値の入力画像データ
    を取込んで記憶し、該入力画像データから主走査方向の
    画像データを1ライン分ずつ副走査方向に順次読出して
    ライン画像データを出力する画像データ記憶手段と、 前記ライン画像データを前記1ライン分ずつ順次入力
    し、所定の演算を行って該ライン画像データの各画素毎
    にポイントデータを出力するポイントデータ演算手段
    と、 前記ライン画像データの各画素に対応した複数の発熱素
    子を有し、与えられた所定の周期の制御信号に同期して
    前記各画素毎のポイントデータに対応した時間幅の駆動
    電流を該各発熱素子にそれぞれ供給することにより、搬
    送手段の表面に密着して搬送される印刷用紙に対して該
    ポイントデータに対応した濃度の印刷を該各画素毎に前
    記1ライン分ずつ前記副走査方向に順次行って前記入力
    画像データに対応した画像を印刷する印刷手段とを備
    え、 前記ポイントデータ演算手段は、 前記各発熱素子の特性のばらつき及び前記搬送手段の表
    面のばらつきに基づき、前記ライン画像データの階調値
    に対応したパルス幅データを前記各画素毎に予め格納
    し、該ライン画像データの該各画素の階調値を第1のパ
    ルス幅データに変換して該各画素毎に出力する変換手段
    と、 与えられた第2のパルス幅データを前記第1のパルス幅
    データに加算して第3のパルス幅データを前記各画素毎
    に出力する加算手段と、 前記第3のパルス幅データを前記所定の周期の時間デー
    タで除算し、商及び剰余をそれぞれ前記ポイントデータ
    及び次ラインの前記第2のパルス幅データとして前記各
    画素毎に出力する除算手段と、 前記除算手段から出力された前記第2のパルス幅データ
    を更新しつつ記憶し、前記加算手段に与える記憶手段と
    を、備えたことを特徴とするサーマルプリンタ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100906607B1 (ko) 2007-12-17 2009-07-10 주식회사 신흥정밀 감열식 프린터 및 그 구동 방법

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