JP2535923B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2535923B2
JP2535923B2 JP15490787A JP15490787A JP2535923B2 JP 2535923 B2 JP2535923 B2 JP 2535923B2 JP 15490787 A JP15490787 A JP 15490787A JP 15490787 A JP15490787 A JP 15490787A JP 2535923 B2 JP2535923 B2 JP 2535923B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は発熱体により記録紙に画像の形成を行う記録
装置に関する。
従来の技術及びその問題点 一般に、サーマルプリンタは、多数の発熱体がライン
状に設けられたサーマルヘッドにより、インクフィルム
のインクを記録紙に転写させるまたは、記録紙に直接熱
を加えて発色させて記録が行われている。前記サーマル
ヘッドの発熱体には、装置本体から多階調記録データに
対応した幅で出力されるパルスが印加され、発熱体を所
定の温度に上昇させて記録が行われている。そして、前
記発熱体は、記録が連続して行われると、蓄熱により発
熱体の温度が高くなり、同じ幅の印加パルスで駆動して
も記録濃度が濃くなってしまう現象があった。そこで、
サーマルヘッド内の検温素子としてサーミスタが設けら
れ、発熱体の温度を測定し、高温になると印加するエネ
ルギーを減少させて対応するように構成されている。
しかしながら、従来のサーマルプリンタに内蔵されて
いるサーミスタは、発熱体の近傍ではあるが発熱体と一
体に設けられることなく離れているため、サーマルヘッ
ドのベースの熱容量より、実際の温度が該サーミスタに
伝わる場合、時間的なズレがあった。従って、サーミス
タによって発熱体の温度が検知されても、正確な補正が
なされず、所望の階調数の記録を行うことが不可能であ
るとともに、温度検出が時間的に遅れるために、発熱体
が異常に過熱され、破損してしまうという問題点があっ
た。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、所望の濃度が得
られる高品位な多階調記録画像を得ることができる記録
装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するため、本発明は、サーマルヘッ
ドに有する複数の発熱体を選択的にを発熱させて、記録
紙に画像を形成する記録装置において、前記サーマルヘ
ッドに設けられた検温素子の検出結果に基づいて発熱体
の温度を算出する温度測定手段と、記録しようとするラ
インより以前の複数ラインの温度測定データを記憶する
記憶手段と、以前の複数ライン及び現在の温度測定結果
から現在の発熱体の温度を、発熱体の温度が上昇中は測
定温度よりも高く予測し、発熱体の温度が下降中の場合
は測定温度と実質的に同一と予測する予測手段と、前記
予測手段により予測された温度に応じたエネルギーで発
熱体を駆動する発熱体駆動制御手段と、を備えているこ
とを特徴とする。
作用 上記構成によれば、発熱体が検温素子より離れて設け
られていても、記録しようとするラインより以前の複数
ラインの温度測定データを知ることにより、現在の温度
を予測することができ、発熱体の温度が上昇中か下降中
か若しくは一定しているのかが判るので、温度変化状況
をきめ細かに把握してより正確なエネルギーを発熱体に
印加することができる。
実 施 例 以下、本発明の一実施例を説明する。第1図は本発明
に係る熱転写記録装置の要部の構成図である。図中、1
はインクフィルムのインクを記録紙に転写させるための
多数の発熱体2を具備するサーマルヘッド、3は前記サ
ーマルヘッド1に設けられた検温素子としてのサーミス
タ4に接続され、該サーミスタ4の検出結果に基づいて
発熱体2の温度を算出する温度測定部、5は前記温度測
定部3によって算出された複数の温度測定データ及びそ
の他の情報を記憶するRAM6を具備すると共に、記録や給
紙等の装置全体の動作を制御するためのCPU(中央演算
処理装置)8や動作プログラムを記憶しているROM7を含
む装置駆動制御部、9は前記装置駆動制御部5から出力
された記録データを所定のタイミングでサーマルヘッド
1へ送ると共に、ストローブ信号やラッチ信号を発生さ
せる記録制御部である。
サーマルヘッド1は、前述した多数の発熱体2がライ
ン状に並べられ、行毎に記録がなさるよう構成されてお
り、これらの発熱体2は複数個が1グループとしてドラ
イバIC11により駆動される。そして、前記したサーミス
タ4は上記発熱体2の近傍に設けられている。
前記RAM6のうち温度測定データを記憶する部分は、第
2図(a)に示すように、メモリレジスタ6aで構成され
ており、温度測定部3で算出された発熱体2の温度デー
タが記憶されている。メモリレジスタ6aは、アドレスT0
〜T4に現在の発熱体2の温度データ及び直前を含むそれ
以前の4ラインが記録された時の発熱体2の温度データ
が記憶されており、次のラインが記録されると、第2図
(b)に示すように、それまで記憶されていた温度デー
タT0〜T2が順次繰り下がってT1〜T4に移動して保存さ
れ、その時の温度データがT0に記憶される。すなわち、
T0が現在の発熱体の温度、T1が1ライン前の発熱体の温
度、T2が2ライン前の発熱体の温度・・T4が4ライン前
の発熱体の温度のデータである。
次に、この実施例の熱転写記録装置の動作を第3図の
フローチャート図を参照して説明する。プリント動作が
開始されると、まず、サーミスタ4に通電され、温度測
定部3が前記サーミスタ4の温度データに基づいて発熱
体の温度を算出する(ステップS1)。この測定結果がメ
モリレジスタ6aに記憶されて初期化される(ステップS
2)。そして、発熱体の温度測定結果に基づいて装置駆
動制御部5が発熱体2に印加する記録エネルギーを決定
する(ステップS3)。この決定された記録エネルギーで
1ラインの記録がなされ(ステップS4)、ステップS5に
歩進して1ラインの紙送りがなされる。そして、全ての
データが記録されたか否かが判断され(ステップS6)、
さらに記録すべき記録データが存在する時は、ステップ
S7で発熱体2の温度を測定すると共に、前述したように
メモリレジスタ6aの内容を更新する(ステップS8)。し
かる後、ステップS3に戻って、温度測定結果により記録
エネルギーを決定し、記録を継続して行なう。
記録エネルギーの決定は、この実施例では、現在の温
度T0、2ライン前の温度T2及び4ライン前の温度T4を用
いる。これは、発熱体2付近の温度は発熱体2が駆動さ
れることにより温度が上昇する。ところが、サーミスタ
4は、発熱体2よりやや離れた位置に設けられており、
発熱体2の温度が上昇中の時は、低めに感知し、発熱体
2の温度が下降中の時は、サーミスタ4付近でほぼ同じ
温度と考えられている。但し、この時は、サーマルヘッ
ド1に強制冷却手段が設けられていない場合の例であ
る。また、サーミスタ4が一定の温度である時は、ある
程度の濃度の記録が続いている時と考えられ、発熱体2
の温度はサーミスタ4よりやや高い温度であると考えら
れる。従って、記録しようとする発熱体2の温度Tは、
以下のとおりに予測ができる。即ち、 T4<T2<T0のとき、 T4<T2<T0のとき、 T=T0+(T2−T4) T4=T2=T0のとき、 T=T0+a a:一定値 T4=T2>T0のとき、 T=T0 T4>T2>T0のとき、 T=T0 のように予測される。
この予測温度とサーミスタ4の測定温度との関係を示
すと第4図のようになり、発熱体2の温度が上昇中の時
は、予測温度を測定温度より高く決定し、下降中は測定
温度と予測温度が同一に決定されている。
予測温度が決定されたら、この結果より発熱体2に印
加する最大パルス幅を決定する。第5図は、最大階調
(最も濃度の高いところ)のパルス幅を示したものであ
り、発熱体2の温度が上昇してくると、パルス幅を短く
設定していくことが判る。
上記の実施例において、現在の温度T0、2ライン前の
温度T2及び4ライン前の温度T4での予測を行なうのは、
2ライン分の時間が熱伝導時間であると仮定している場
合であって、何ライン前の温度を参照するかは、発熱体
位置からサーミスタの位置への熱伝導時間とライン周期
によって決まるものである。
また、温度予測は、第4図に示したように、直線予測
を行ったが、曲線予測を行えばより正確な予測が可能で
あり、加えて、記録しようとするラインより以前の複数
ラインの測定データとして3以上のデータを用いると、
前述した曲線予測はさらに正確なものとなる。
発明の効果 以上のように、本発明にかかる記録装置は、発熱体を
備えたサーマルヘッドに設けられた検温素子の検出結果
に基づいて発熱体温度を算出する温度測定手段が設けら
れると共に、記録しようとするラインより以前の複数ラ
インの温度測定データを記憶する記憶手段が設けられ、
それらの温度測定結果から現在の発熱体の温度を予測
し、その温度に応じたエネルギーで発熱体を駆動する発
熱体駆動制御手段が設けられているので、サーミスタが
発熱体より離れて設置されていることに起因する温度検
出の遅れをカバーし、サーマルヘッドに蓄熱された温度
の影響を受けることのない高品位な記録画像が得られ
る。
また、発熱体に蓄熱されていく状況を経時的に把握で
きるので、異常に加熱し過ぎることがなくなり、発熱体
の焼損が防止できる。
さらに、同じ検出温度でも、それが上昇中か下降中か
又は一定の時かが判るので、きめ細かく対応ができ、正
確な多階調記録画像を得ることができる。特に、昇華型
の熱転写記録装置では、エネルギーによる階調性が高い
ので、顕著な効果をあげることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としての熱転写記録装置の要
部の構成図、第2図はメモリレジスタの内容を示すメモ
リマップ図、第3図は熱転写記録装置の動作を説明する
フローチャート図、第4図はサーミスタの測定温度と予
測温度との関係を示すグラフ、第5図は発熱体に印加す
るパルス幅の一例としてのグラフである。 1……サーマルヘッド、2……発熱体、 3……温度測定部、4……サーミスタ、 5……装置駆動制御部、6……RAM、 6a……メモリレジスタ、9……記録制御部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーマルヘッドに有する複数の発熱体を選
    択的に発熱させて、記録紙に画像を形成する記録装置に
    おいて、 前記サーマルヘッドに設けられた検温素子の検出結果に
    基づいて発熱体の温度を算出する温度測定手段と、 記録しようとするラインより以前の複数ラインの温度測
    定データを記憶する記憶手段と、 以前の複数ライン及び現在の温度測定結果から現在の発
    熱体の温度を、発熱体の温度が上昇中は測定温度よりも
    高く予測し、発熱体の温度が下降中の場合は測定温度と
    実質的に同一と予測する予測手段と、 前記予測手段により予測された温度に応じたエネルギー
    で発熱体を駆動する発熱体駆動制御手段と、 を備えていることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】前記予測手段は、予測する温度Tを、4ラ
    イン前の設定温度をT4、2ライン前の設定温度をT2、現
    在の測定温度をT0とすると、以下の式にしたがって求め
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の記録装
    置。 T4<T2<T0の場合、 T=T0+(T0−T4)/2 T4=T2>T0、若しくは、T4>T2>T0の場合、 T=T0
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WO2020240648A1 (ja) * 2019-05-27 2020-12-03 三菱電機株式会社 昇華型熱転写方式の印刷装置、及び昇華型熱転写方式の印刷装置の制御方法

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