JPH03920B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH03920B2 JPH03920B2 JP59027292A JP2729284A JPH03920B2 JP H03920 B2 JPH03920 B2 JP H03920B2 JP 59027292 A JP59027292 A JP 59027292A JP 2729284 A JP2729284 A JP 2729284A JP H03920 B2 JPH03920 B2 JP H03920B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- segment
- tunnel
- rotary
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims description 28
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 8
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 230000004323 axial length Effects 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 1
- 238000007665 sagging Methods 0.000 description 1
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 1
- 230000005641 tunneling Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明はセグメントによるトンネル覆工のため
のセグメントエレクタに関する。
のセグメントエレクタに関する。
(従来技術)
シールド掘削機やトンネルボーリングマシンの
ようなトンネル掘削機によつて掘削された円形断
面のトンネルに、鋼製、コンクリート製等の円弧
状の板体から成る複数のセグメントを巻立てるた
め、従来、第1図および第2図に示すようなセグ
メントエレクタ(以下、エレクタという。)10
が用いられている。
ようなトンネル掘削機によつて掘削された円形断
面のトンネルに、鋼製、コンクリート製等の円弧
状の板体から成る複数のセグメントを巻立てるた
め、従来、第1図および第2図に示すようなセグ
メントエレクタ(以下、エレクタという。)10
が用いられている。
このエレクタ10は、シールド掘進機のスキン
プレート12に回転可能に支持されたリング14
と、該リングに固定された一対のビーム16と、
両端が該一対のビームに支持された、セグメント
Sを吊持するための門形の吊持部材18とを備え
る。
プレート12に回転可能に支持されたリング14
と、該リングに固定された一対のビーム16と、
両端が該一対のビームに支持された、セグメント
Sを吊持するための門形の吊持部材18とを備え
る。
このエレクタによれば、吊持部材18に連結さ
れたセグメントSは、スキンプレート12に固定
されたモータ20を介してリング14を回転駆動
することにより、リング14の軸線の周りにトン
ネルの下方位置から所定の高さ位置に回転移動さ
れる。所定の高さ位置に移動されたセグメントS
は、さらに、ビーム16と吊持部材18とに連結
された一対のジヤツキ22を伸長させて吊持部材
18をリング14の直径方向へ直線移動させるこ
とによりトンネル壁面に当接される。このように
して、複数のセグントSがトンネル壁面に沿つて
順次に底部から頂部に向けて環状に巻立てられ、
互いに連結されたトンネルに1セクシヨンの覆工
が施される。
れたセグメントSは、スキンプレート12に固定
されたモータ20を介してリング14を回転駆動
することにより、リング14の軸線の周りにトン
ネルの下方位置から所定の高さ位置に回転移動さ
れる。所定の高さ位置に移動されたセグメントS
は、さらに、ビーム16と吊持部材18とに連結
された一対のジヤツキ22を伸長させて吊持部材
18をリング14の直径方向へ直線移動させるこ
とによりトンネル壁面に当接される。このように
して、複数のセグントSがトンネル壁面に沿つて
順次に底部から頂部に向けて環状に巻立てられ、
互いに連結されたトンネルに1セクシヨンの覆工
が施される。
ところで、セグメントがその周方向端部におい
て外周面および内周面の両接線に直角な端面を有
しかつ覆工がこのような端面を有するセグメント
のみで円筒状に組み立てられれば、覆工は各セグ
メントがこれに隣接するセグメントによつて相互
に直径方向内方への抜け出しを阻止される構造的
に安定したものとなる。
て外周面および内周面の両接線に直角な端面を有
しかつ覆工がこのような端面を有するセグメント
のみで円筒状に組み立てられれば、覆工は各セグ
メントがこれに隣接するセグメントによつて相互
に直径方向内方への抜け出しを阻止される構造的
に安定したものとなる。
しかし、前記従来のエレクタを使用して施工さ
れる覆工においては、第3図に示すように、最後
に配置される頂部のセグメントS1をその周方向の
両端面が横断面でみてハの字状、すなわち外周面
から内周面に向けて末広がりのものとし、かつ、
セグメントS2,S3の一方の端面をセグメントS1の
前記端面と接合可能としなければ、セグメントS1
を所定の位置に配置することができない。このた
め、種々の形状のセグメントを用意する必要があ
るばかりでなく、構造的に不安定な覆工となり、
これに土水圧、裏込め材の注入圧等が作用すると
き、前記セグメントS1,S2,S3が脱落する恐れが
ある。
れる覆工においては、第3図に示すように、最後
に配置される頂部のセグメントS1をその周方向の
両端面が横断面でみてハの字状、すなわち外周面
から内周面に向けて末広がりのものとし、かつ、
セグメントS2,S3の一方の端面をセグメントS1の
前記端面と接合可能としなければ、セグメントS1
を所定の位置に配置することができない。このた
め、種々の形状のセグメントを用意する必要があ
るばかりでなく、構造的に不安定な覆工となり、
これに土水圧、裏込め材の注入圧等が作用すると
き、前記セグメントS1,S2,S3が脱落する恐れが
ある。
これを回避するために、吊持部材18とセグメ
ントSとの連結のために吊持部材18の中央部に
配置されかつジヤツキ24を介して前記軸線方向
に移動されるブラケツト26により、セグメント
S1を前記直径方向にではなく前記軸線方向へ移動
させて、隣接のセグメントS2,S3間に挿入するこ
とが考えられる。しかし、ブラケツト26の移動
によるセグメントの前記挿入を可能とするために
は、ブラケツト26の移動ストロークを大きく設
定しなければならず、このようにすると、吊持部
材18の前記中央部の前記軸線方向長さが長くな
つてブラケツト26の位置を目で確かめることが
著しく困難となり、セグメントに対するブラケツ
ト26の位置決めおよびトンネル壁面に対するセ
グメントの位置決めに支障をきたすこととなる。
ントSとの連結のために吊持部材18の中央部に
配置されかつジヤツキ24を介して前記軸線方向
に移動されるブラケツト26により、セグメント
S1を前記直径方向にではなく前記軸線方向へ移動
させて、隣接のセグメントS2,S3間に挿入するこ
とが考えられる。しかし、ブラケツト26の移動
によるセグメントの前記挿入を可能とするために
は、ブラケツト26の移動ストロークを大きく設
定しなければならず、このようにすると、吊持部
材18の前記中央部の前記軸線方向長さが長くな
つてブラケツト26の位置を目で確かめることが
著しく困難となり、セグメントに対するブラケツ
ト26の位置決めおよびトンネル壁面に対するセ
グメントの位置決めに支障をきたすこととなる。
また、前記従来のエレクタにおいては、既に配
置されたセグメントS2,S3を押し広げてその位置
を調整することにより、最後に配置されるセグメ
ントS1の挿入のためのスペースが確保される。こ
のため、吊持部材18の両端部近傍には既設セグ
メントS2,S3の内周面に当接可能の一対のシリン
ダ28が取り付けられている。セグメントS1の前
記スペースへの挿入は、一対のシリンダ28によ
つて既設セグメントS2,S3を押圧する間に吊持部
材を前記直径方向へ移動させることによりなされ
るが、一対のシリンダ28は吊持部材18ととも
に移動するため、その制御が困難であつた。
置されたセグメントS2,S3を押し広げてその位置
を調整することにより、最後に配置されるセグメ
ントS1の挿入のためのスペースが確保される。こ
のため、吊持部材18の両端部近傍には既設セグ
メントS2,S3の内周面に当接可能の一対のシリン
ダ28が取り付けられている。セグメントS1の前
記スペースへの挿入は、一対のシリンダ28によ
つて既設セグメントS2,S3を押圧する間に吊持部
材を前記直径方向へ移動させることによりなされ
るが、一対のシリンダ28は吊持部材18ととも
に移動するため、その制御が困難であつた。
さらに、前記リング14の軸線は、直線的に伸
びるトンネルの場合にはトンネルの軸線とほぼ一
致する。しかし、トンネルが湾曲している場合に
は、その湾曲した軸線の接線とリング14の軸線
とは角度的に交差することとなり、交差角度はト
ンネルの湾曲度に応じて大きくなる。
びるトンネルの場合にはトンネルの軸線とほぼ一
致する。しかし、トンネルが湾曲している場合に
は、その湾曲した軸線の接線とリング14の軸線
とは角度的に交差することとなり、交差角度はト
ンネルの湾曲度に応じて大きくなる。
したがつて、セグメントをリング14の軸線と
直角な方向へ平行移動させてトンネル壁面に配置
する従来のエレクタでは、セグメントをその外周
面がトンネル壁面に接するように配置することが
不可能となる場合がある。このことは、セグメン
トを前記軸線方向へ移動することによつて配置す
る場合についても同様である。
直角な方向へ平行移動させてトンネル壁面に配置
する従来のエレクタでは、セグメントをその外周
面がトンネル壁面に接するように配置することが
不可能となる場合がある。このことは、セグメン
トを前記軸線方向へ移動することによつて配置す
る場合についても同様である。
(目的)
本発明の目的は、セグメントに対する吊持部材
の位置決めおよびトンネル壁面に対するセグメン
トの位置決めに支障をきたすことがなくかつセグ
メントの配置のためにこれをトンネルの軸線方向
へ移動可能なセグメントエレクタを提供すること
にある。
の位置決めおよびトンネル壁面に対するセグメン
トの位置決めに支障をきたすことがなくかつセグ
メントの配置のためにこれをトンネルの軸線方向
へ移動可能なセグメントエレクタを提供すること
にある。
本発明の他の目的は、トンネルが湾曲している
場合であつても、セグメントをトンネル壁面に正
確に配置できるようにすることにある。
場合であつても、セグメントをトンネル壁面に正
確に配置できるようにすることにある。
(構成)
本発明は、トンネル掘削機に回転可能に設けら
れた駆動側の回転リングと、前記トンネル掘削機
の後方で巻立てられた複数のセグメントから成る
覆工内にあつて前記回転リングの軸線の周りに回
転可能に支持された被駆動側の回転リングと、両
回転リングを連結すべく該両回転リングに固定さ
れた少なくも一対のロツドを有する連結手段と、
該連結手段に、前記両リングの直径方向および前
記軸線の方向へ移動可能に支持された、セグメン
トの吊持部材と、前記駆動側の回転リングの回転
手段と、前記吊持部材を前記直径方向および前記
直線方向へ移動させるための移動手段とを備える
ことを特徴とする。
れた駆動側の回転リングと、前記トンネル掘削機
の後方で巻立てられた複数のセグメントから成る
覆工内にあつて前記回転リングの軸線の周りに回
転可能に支持された被駆動側の回転リングと、両
回転リングを連結すべく該両回転リングに固定さ
れた少なくも一対のロツドを有する連結手段と、
該連結手段に、前記両リングの直径方向および前
記軸線の方向へ移動可能に支持された、セグメン
トの吊持部材と、前記駆動側の回転リングの回転
手段と、前記吊持部材を前記直径方向および前記
直線方向へ移動させるための移動手段とを備える
ことを特徴とする。
また、本発明は、前記両リングを、それぞれ、
内リング部と、該内リング部を取り巻く中間リン
グ部であつてその直径方向に向けられた一対のピ
ンで連結された中間リング部と、該中間リング部
を取り巻く外リング部であつて前記直径方向と直
角な直径方向に向けられた一対のピンで連結され
た外リング部とで構成したことを特徴とする。
内リング部と、該内リング部を取り巻く中間リン
グ部であつてその直径方向に向けられた一対のピ
ンで連結された中間リング部と、該中間リング部
を取り巻く外リング部であつて前記直径方向と直
角な直径方向に向けられた一対のピンで連結され
た外リング部とで構成したことを特徴とする。
(効果)
本発明によれば、セグメントの吊持部材自体を
リングの軸線方向へ移動可能としたことから、吊
持部材とセグメントとの連結時における位置決め
およびセグメントの巻立て時における位置決めに
支障をきたすことなしに、セグメントを前記軸線
方向へ移動してこれを組み立てるに要する移動ス
トロークを確保することができる。このため、使
用されるセグメントの全てを両端面が内外両周面
の接線に直角なものとすることができ、これによ
り、巻立てられたセグメントがトンネルの径方向
内方へ移動することを阻止することができる構造
的に安定した覆工とすることができる。
リングの軸線方向へ移動可能としたことから、吊
持部材とセグメントとの連結時における位置決め
およびセグメントの巻立て時における位置決めに
支障をきたすことなしに、セグメントを前記軸線
方向へ移動してこれを組み立てるに要する移動ス
トロークを確保することができる。このため、使
用されるセグメントの全てを両端面が内外両周面
の接線に直角なものとすることができ、これによ
り、巻立てられたセグメントがトンネルの径方向
内方へ移動することを阻止することができる構造
的に安定した覆工とすることができる。
また、本発明によれば、前記両リングの内リン
グ部を、外リング部に対して、互いに直交する2
つの回転軸線のそれぞれに関して回転可能とした
ことから、トンネルが上下あるいは左右に湾曲し
ている場合、湾曲したトンネル軸線の接線に対す
る内リング部の軸線の交差角度を著しく小さくす
ることができる。これにより、湾曲したトンネル
壁面に対し、セグメントを前記リングの直径方向
およびその軸線方向のいずれの方向へもこれを移
動し、配置することができる。
グ部を、外リング部に対して、互いに直交する2
つの回転軸線のそれぞれに関して回転可能とした
ことから、トンネルが上下あるいは左右に湾曲し
ている場合、湾曲したトンネル軸線の接線に対す
る内リング部の軸線の交差角度を著しく小さくす
ることができる。これにより、湾曲したトンネル
壁面に対し、セグメントを前記リングの直径方向
およびその軸線方向のいずれの方向へもこれを移
動し、配置することができる。
(実施例)
本発明が特徴とするところは、第4図ないし第
11図に示す実施例についての以下の説明によ
り、さらに明らかとなろう。
11図に示す実施例についての以下の説明によ
り、さらに明らかとなろう。
第4図ないし第6図を参照すると、シールド掘
削機、トンネルボーリングマシンのようなトンネ
ル掘削機により掘削されたトンネル内に本発明に
係るセグメントエレクタ50が配置されている。
この実施例では、セグメントエレクタ50はシー
ルド掘進機に適用されており、該シールド掘進機
の後方には、セグメントエレクタ50を用いて形
成された複数のセグメントから成る環状の覆工L
が配置されている。
削機、トンネルボーリングマシンのようなトンネ
ル掘削機により掘削されたトンネル内に本発明に
係るセグメントエレクタ50が配置されている。
この実施例では、セグメントエレクタ50はシー
ルド掘進機に適用されており、該シールド掘進機
の後方には、セグメントエレクタ50を用いて形
成された複数のセグメントから成る環状の覆工L
が配置されている。
セグメントエレクタ50は、シールド掘進機の
後部の環状のスキンプレート52内に回転可能に
設けられた駆動側の回転リング54と、覆工L内
に配置された被駆動側の回転リング56とを備
え、両回転リングは連結手段を介して互いにその
間隔を維持され、また、駆動側の回転リング54
の回転に従つて被駆動側の回転リング56が両回
転リングの共軸線すなわち両回転リングを構成す
る後記両内リング部54a,56aの中心を通る
直線の周りに回転することができる。
後部の環状のスキンプレート52内に回転可能に
設けられた駆動側の回転リング54と、覆工L内
に配置された被駆動側の回転リング56とを備
え、両回転リングは連結手段を介して互いにその
間隔を維持され、また、駆動側の回転リング54
の回転に従つて被駆動側の回転リング56が両回
転リングの共軸線すなわち両回転リングを構成す
る後記両内リング部54a,56aの中心を通る
直線の周りに回転することができる。
セグメントエレクタ50は、また、覆工のため
の鋼製、コンクリート製のセグメントSを吊持す
る門形の部材57を備え、該吊持部材57は、前
記連結手段に、両リング54,56の直径方向お
よび前記直線方向へ移動可能に支持され、後記移
動手段によつて直線的に移動される。セグメント
Sは、円弧状の内周面および外周面を有し、その
周方向の両端面が前記内外両端面の接線に直交し
ている。トンネル内には、図示していないが、ト
ンネルの軸線の上方を通り、両リング54,56
を経て坑口側から切羽側に懸架されたレールに沿
つて移動可能のホイスト装置のような運搬手段が
配置されており、セグメントSは該運搬手段を介
して覆工Lの直前に搬入される。
の鋼製、コンクリート製のセグメントSを吊持す
る門形の部材57を備え、該吊持部材57は、前
記連結手段に、両リング54,56の直径方向お
よび前記直線方向へ移動可能に支持され、後記移
動手段によつて直線的に移動される。セグメント
Sは、円弧状の内周面および外周面を有し、その
周方向の両端面が前記内外両端面の接線に直交し
ている。トンネル内には、図示していないが、ト
ンネルの軸線の上方を通り、両リング54,56
を経て坑口側から切羽側に懸架されたレールに沿
つて移動可能のホイスト装置のような運搬手段が
配置されており、セグメントSは該運搬手段を介
して覆工Lの直前に搬入される。
両回転リング54,56は、それぞれ、同心的
に配置された三つのリング部を有する。すなわ
ち、駆動側の回転リング54については、内リン
グ部54aと、該内リング部を取り巻きかつその
直径方向に向けられた一対のピン58Aを介して
内リング部54aに連結された中間リング部54
bと、該中間リング部を取り巻きかつ前記直径方
向と直角な直径方向に向けられた一対のピン58
Bを介して中間リング部54bに連結された外リ
ング部54cとであり、また、被駆動側の回転リ
ング56については、内リング部56aと、該内
リング部を取り巻きかつその直径方向に向けられ
た一対のピン59Aを介して内リング部56aに
連結された中間リング部56bと、該中間リング
部を取り巻きかつ前記直径方向と直角な直径方向
に向けられた一対のピン59Bを介して中間リン
グ部56bに連結された外リング部56cとであ
る(第4図、5図および7図参照)。
に配置された三つのリング部を有する。すなわ
ち、駆動側の回転リング54については、内リン
グ部54aと、該内リング部を取り巻きかつその
直径方向に向けられた一対のピン58Aを介して
内リング部54aに連結された中間リング部54
bと、該中間リング部を取り巻きかつ前記直径方
向と直角な直径方向に向けられた一対のピン58
Bを介して中間リング部54bに連結された外リ
ング部54cとであり、また、被駆動側の回転リ
ング56については、内リング部56aと、該内
リング部を取り巻きかつその直径方向に向けられ
た一対のピン59Aを介して内リング部56aに
連結された中間リング部56bと、該中間リング
部を取り巻きかつ前記直径方向と直角な直径方向
に向けられた一対のピン59Bを介して中間リン
グ部56bに連結された外リング部56cとであ
る(第4図、5図および7図参照)。
これにより、各回転リング54,56に関し、
前記内リング部は前記中間リング部に対し、ま
た、該中間リング部は前記外リング部に対して、
それぞれ、前記各一対のピンの周りに回転可能で
ある。すなわち、図示の例では、前記内リング部
は水平軸線の周りに、また、前記中間リング部は
垂直軸線の周りにそれぞれ回転することができ
る。これらの回転をより円滑にすべく、各内リン
グ部および各中間リング部の外周面を球面に形成
することが望ましい。
前記内リング部は前記中間リング部に対し、ま
た、該中間リング部は前記外リング部に対して、
それぞれ、前記各一対のピンの周りに回転可能で
ある。すなわち、図示の例では、前記内リング部
は水平軸線の周りに、また、前記中間リング部は
垂直軸線の周りにそれぞれ回転することができ
る。これらの回転をより円滑にすべく、各内リン
グ部および各中間リング部の外周面を球面に形成
することが望ましい。
スキンプレート52の内周面には、該スキンプ
レートの軸線と平行な軸線の周りに回転可能な複
数のローラ60がスキンプレート52の周方向に
間隔をおいて配置されており、駆動側の回転リン
グ54は前記複数のローラ60に支持されてい
る。スキンプレート52の内周面には、また、回
転リング54に動力を供給するためのモータ61
がブラケツトを介して据えられている。モータ6
1の回転軸にはピニオン62が取り付けられてお
り、このピニオンは、外リング部54cの切羽側
に設けられた内ば歯車64と噛合している。
レートの軸線と平行な軸線の周りに回転可能な複
数のローラ60がスキンプレート52の周方向に
間隔をおいて配置されており、駆動側の回転リン
グ54は前記複数のローラ60に支持されてい
る。スキンプレート52の内周面には、また、回
転リング54に動力を供給するためのモータ61
がブラケツトを介して据えられている。モータ6
1の回転軸にはピニオン62が取り付けられてお
り、このピニオンは、外リング部54cの切羽側
に設けられた内ば歯車64と噛合している。
他方、被駆動側の回転リング56は外リング部
56cの外周面に周方向へ間隔をおいて配置され
かつ前記ローラ60の回転軸線と平行な軸線の周
りに回転可能な複数のローラ66を有し、該ロー
ラを介して回転リング56が覆工Lの内周面を周
方向へ回転することができる。
56cの外周面に周方向へ間隔をおいて配置され
かつ前記ローラ60の回転軸線と平行な軸線の周
りに回転可能な複数のローラ66を有し、該ロー
ラを介して回転リング56が覆工Lの内周面を周
方向へ回転することができる。
両リング54,56の前記連結手段は、互いに
平行に配置された二対のロツド68,70と一対
の梁部材72とを備え、前記二対のロツドは各端
部が円周上の矩形の四隅に位置するように前記両
リングの内リング部54a,56aに固定されて
いる。
平行に配置された二対のロツド68,70と一対
の梁部材72とを備え、前記二対のロツドは各端
部が円周上の矩形の四隅に位置するように前記両
リングの内リング部54a,56aに固定されて
いる。
第4図および第8図に示すように、吊持部材5
7の前記移動手段は、各ロツド68,70に滑動
可能に嵌合された二対のスリーブ74,76と、
各半円側に位置するスリーブ74,76に固定さ
れたガイドロツド78とを備え、トンネルの径方
向外方へ向けて突出する門形の形状を有する吊持
部材57の各端部が各ガイドロツド78に滑動可
能に連結されている。吊持部材57の各端部に
は、一端部がスリーブ74に枢着された第1ジヤ
ツキ80の他端部が枢着されており、両ジヤツキ
80を伸縮動作させることにより、吊持部材57
がガイドロツド78に沿つて前記両リングの直径
方向内方および外方、すなわち前記直線と直角な
方向へ移動する。
7の前記移動手段は、各ロツド68,70に滑動
可能に嵌合された二対のスリーブ74,76と、
各半円側に位置するスリーブ74,76に固定さ
れたガイドロツド78とを備え、トンネルの径方
向外方へ向けて突出する門形の形状を有する吊持
部材57の各端部が各ガイドロツド78に滑動可
能に連結されている。吊持部材57の各端部に
は、一端部がスリーブ74に枢着された第1ジヤ
ツキ80の他端部が枢着されており、両ジヤツキ
80を伸縮動作させることにより、吊持部材57
がガイドロツド78に沿つて前記両リングの直径
方向内方および外方、すなわち前記直線と直角な
方向へ移動する。
前記移動手段は、一端部が駆動側の回転リング
の内リング部54aに固定されたブラケツトに枢
着されまた他端部が被駆動側の回転リングの内リ
ング部56aを貫通して前記軸線方向へ伸びる一
対の第2ジヤツキ82を備え(第7図参照)、該
ジヤツキの他端部(シリンダ部)の中央付近にお
いて半円側のスリーブ74,76に固定された板
状の連結部材84が連結されている。
の内リング部54aに固定されたブラケツトに枢
着されまた他端部が被駆動側の回転リングの内リ
ング部56aを貫通して前記軸線方向へ伸びる一
対の第2ジヤツキ82を備え(第7図参照)、該
ジヤツキの他端部(シリンダ部)の中央付近にお
いて半円側のスリーブ74,76に固定された板
状の連結部材84が連結されている。
両第2ジヤツキ82を伸縮動作させることによ
り二対のスリーブ74,76が二対のロツド6
8,70に案内され、吊持部材57が前記軸線方
向を前後に移動する。前記ロツドの長さしたがつ
て吊持部材57の移動ストロークはセグメントS
の軸線方向長さ以上に設定されるが、このように
設定しても、セグメント連結のための後記ブラケ
ツト86が吊持部材57とともに直線移動するた
め、ブラケツト86の位置確認のために視界を妨
げられることはない。
り二対のスリーブ74,76が二対のロツド6
8,70に案内され、吊持部材57が前記軸線方
向を前後に移動する。前記ロツドの長さしたがつ
て吊持部材57の移動ストロークはセグメントS
の軸線方向長さ以上に設定されるが、このように
設定しても、セグメント連結のための後記ブラケ
ツト86が吊持部材57とともに直線移動するた
め、ブラケツト86の位置確認のために視界を妨
げられることはない。
前記連結手段を構成するロツドは、第4図でみ
て上方の一対のロツド74のみとすることができ
る。この場合、ロツド68に対するスリーブ74
の回転を阻止するために、例えば、ロツド68と
スリーブ74とをスプラインに連結することがで
きる。また、ガイドロツド78の自由端には、吊
持部材57の前記端部の抜け落ちを防止するため
にストツパ(図示せず)を設けることが好まし
い。
て上方の一対のロツド74のみとすることができ
る。この場合、ロツド68に対するスリーブ74
の回転を阻止するために、例えば、ロツド68と
スリーブ74とをスプラインに連結することがで
きる。また、ガイドロツド78の自由端には、吊
持部材57の前記端部の抜け落ちを防止するため
にストツパ(図示せず)を設けることが好まし
い。
覆工Lの前方におけるトンネル底部壁面または
既設のセグメント上へのセグメントSの搬入は、
両リング54,56を介して僅かに回転させた吊
持部材57を、第2ジヤツキ82を縮小動作させ
て前方へ移動させ、第4図に鎖線で示す位置に留
めておく間になされる。
既設のセグメント上へのセグメントSの搬入は、
両リング54,56を介して僅かに回転させた吊
持部材57を、第2ジヤツキ82を縮小動作させ
て前方へ移動させ、第4図に鎖線で示す位置に留
めておく間になされる。
吊持部材57の外周側における中央部およびセ
グメントSの内周側における中央部には、それぞ
れ、ブラケツト86およびブラケツトBが設けら
れており、吊持部材57を前記鎖線位置から後方
へ移動させ、逆方向へ回転させて両ブラケツト8
6、Bを整合させた後、両者がピン結合される。
連結後のセグメントSは、吊持部材の屈曲部近傍
に取り付けられた一対の保持シリンダ88の端部
を伸長動作させてセグメントSの内周面に当接さ
せることにより、トンネルと同心に維持される。
グメントSの内周側における中央部には、それぞ
れ、ブラケツト86およびブラケツトBが設けら
れており、吊持部材57を前記鎖線位置から後方
へ移動させ、逆方向へ回転させて両ブラケツト8
6、Bを整合させた後、両者がピン結合される。
連結後のセグメントSは、吊持部材の屈曲部近傍
に取り付けられた一対の保持シリンダ88の端部
を伸長動作させてセグメントSの内周面に当接さ
せることにより、トンネルと同心に維持される。
その後、両回転リング54,56を角度的に回
転させてセグメントSを所定の高さ位置に回転移
動させ、該高さ位置においてセグメントSをその
軸線方向長さ以上の距離を前方に移動させ、次い
でトンネル壁面に近接させ、さらに後方へ移動さ
せることにより、セグメントSがトンネル壁面に
配置される。
転させてセグメントSを所定の高さ位置に回転移
動させ、該高さ位置においてセグメントSをその
軸線方向長さ以上の距離を前方に移動させ、次い
でトンネル壁面に近接させ、さらに後方へ移動さ
せることにより、セグメントSがトンネル壁面に
配置される。
このようにして、トンネルの底部から頂部へ順
次に複数のセグメントSを巻立てかつセグメント
相互を連結した後、最後にセグメントS1がトンネ
ルの頂部近傍に配置される(第9図および10図
参照)が、セグメントS1に隣接する二つのセグメ
ントS2,S3は、第10図に鎖線で示すように、重
力によりわずかに垂れ下がつた状態となる。そこ
でこれらを押し広げ、拡開してセグメントS1の配
置スペースを確保しなければならない。このた
め、前記連結手段を構成する一対の梁部材72の
それぞれに、既設のセグメントの内周面に当接可
能な端部を有するシリンダ90が取り付けられて
いる。これらのシリンダ90は、セグメントS1を
配置すべく両回転リング54,56を回転させた
ときセグメントS2,S3を押圧して拡開する。この
とき、吊持部材57を前記直径方向へ移動させて
も一対のシリンダ90は吊持部材と連動しないた
め、一対のシリンダの制御が容易である。一対の
シリンダ90の前記他端部にはセグメントに対す
る摩擦抵抗を軽減するためにローラ、球体等の回
転体(図示せず)を取り付けることができる。
次に複数のセグメントSを巻立てかつセグメント
相互を連結した後、最後にセグメントS1がトンネ
ルの頂部近傍に配置される(第9図および10図
参照)が、セグメントS1に隣接する二つのセグメ
ントS2,S3は、第10図に鎖線で示すように、重
力によりわずかに垂れ下がつた状態となる。そこ
でこれらを押し広げ、拡開してセグメントS1の配
置スペースを確保しなければならない。このた
め、前記連結手段を構成する一対の梁部材72の
それぞれに、既設のセグメントの内周面に当接可
能な端部を有するシリンダ90が取り付けられて
いる。これらのシリンダ90は、セグメントS1を
配置すべく両回転リング54,56を回転させた
ときセグメントS2,S3を押圧して拡開する。この
とき、吊持部材57を前記直径方向へ移動させて
も一対のシリンダ90は吊持部材と連動しないた
め、一対のシリンダの制御が容易である。一対の
シリンダ90の前記他端部にはセグメントに対す
る摩擦抵抗を軽減するためにローラ、球体等の回
転体(図示せず)を取り付けることができる。
ところで、トンネルが直線的に掘削される場合
には、両リング54,56の内リング部、中間リ
ング部および外リング部は第4図に示すような状
態を維持され、これらの軸線はトンネルの軸線に
ほぼ一致するが、湾曲部を含むトンネル掘削ある
いはトンネル掘削機の蛇行によつてトンネルが湾
曲する場合には一致しないで交差する。
には、両リング54,56の内リング部、中間リ
ング部および外リング部は第4図に示すような状
態を維持され、これらの軸線はトンネルの軸線に
ほぼ一致するが、湾曲部を含むトンネル掘削ある
いはトンネル掘削機の蛇行によつてトンネルが湾
曲する場合には一致しないで交差する。
例えば、第11図に示すように、トンネルが水
平面上を左右方向に同曲率で湾曲している場合を
想定する。この場合には、両回転リング54,5
6の中間リング部54bおよび56bがそれぞれ
一対のピン58Bおよび59Bの周りに、内リン
グ部54aおよび56aとともにトンネルの湾曲
度に応じて角度的に回転することとなる。したが
つて、外リング部54cの軸線l1と湾曲したトン
ネル曲線の接線l2とは大きな角度をもつて交差す
ることになるが、内リング部54a,56aの中
心を通る中心線l3の接線l2に対する交差角度は著
しく小さい。このため、内リング部54a,56
aの前記中心線およびこれに直角な方向に直線移
動して行なわれるセグメントSの組立てが、直線
状に伸びるトンネルにおけるそれに近い状態でな
されることになる。もちろん、トンネルの湾曲形
態に応じて、セグメントもその外周面の湾曲の形
態が変更されたものが用いられる。また、図示し
ないが、トンネル軸線が上下方向に湾曲する場合
には内リング部54a,56aがそれぞれピン5
8A,59Aの周りに角度的に回転し、さらに、
左右および上下の双方に湾曲する場合には、内リ
ング部および中間リング部の双方がそれぞれに関
するピン周りに角度的に回転して、内リング部と
トンネル軸線の接線との交差角度を小さくする。
平面上を左右方向に同曲率で湾曲している場合を
想定する。この場合には、両回転リング54,5
6の中間リング部54bおよび56bがそれぞれ
一対のピン58Bおよび59Bの周りに、内リン
グ部54aおよび56aとともにトンネルの湾曲
度に応じて角度的に回転することとなる。したが
つて、外リング部54cの軸線l1と湾曲したトン
ネル曲線の接線l2とは大きな角度をもつて交差す
ることになるが、内リング部54a,56aの中
心を通る中心線l3の接線l2に対する交差角度は著
しく小さい。このため、内リング部54a,56
aの前記中心線およびこれに直角な方向に直線移
動して行なわれるセグメントSの組立てが、直線
状に伸びるトンネルにおけるそれに近い状態でな
されることになる。もちろん、トンネルの湾曲形
態に応じて、セグメントもその外周面の湾曲の形
態が変更されたものが用いられる。また、図示し
ないが、トンネル軸線が上下方向に湾曲する場合
には内リング部54a,56aがそれぞれピン5
8A,59Aの周りに角度的に回転し、さらに、
左右および上下の双方に湾曲する場合には、内リ
ング部および中間リング部の双方がそれぞれに関
するピン周りに角度的に回転して、内リング部と
トンネル軸線の接線との交差角度を小さくする。
前記のようにして一つのセクシヨン覆工が形成
された後、該覆工とトンネル壁面との間にモルタ
ルのような裏込め材が充填される。
された後、該覆工とトンネル壁面との間にモルタ
ルのような裏込め材が充填される。
第1図は従来のセグメントエレクタの縦断面
図、第2図は第1図の線2−2に沿つて得た横断
面図、第3図は従来のセグメントエレクタによる
セグメントの組み立て状態図、第4図は本発明に
係るセグメントエレクタの縦断面図、第5図は第
4図の線5−5に沿つて得た横断面図、第6図は
第4図の線6−6に沿つて得た横断面図、第7図
は第4図の線7−7に沿つて得た横断面図、第8
図は第4図の線8−8に沿つて得た横断面図、第
9図はトンネルの頂部近傍にセグメントを配置し
ている状態の第4図と同様な縦断面図、第10図
は第9図の線10−10に沿つて得た横断面図、
第11図は湾曲したトンネルにおける各リング部
の動作状態を示す概念図である。 50:セグメントエレクタ、54,56:駆動
側および被駆動側のリング、57:吊持部材、5
4a〜54c,56a〜56c:内リング部、中
間リング部および外リング部、58A,58B,
59A,59B:一対のピン、68,70:ロツ
ド、72:梁部材、80,82:第1および第2
ジヤツキ、90:シリンダ。
図、第2図は第1図の線2−2に沿つて得た横断
面図、第3図は従来のセグメントエレクタによる
セグメントの組み立て状態図、第4図は本発明に
係るセグメントエレクタの縦断面図、第5図は第
4図の線5−5に沿つて得た横断面図、第6図は
第4図の線6−6に沿つて得た横断面図、第7図
は第4図の線7−7に沿つて得た横断面図、第8
図は第4図の線8−8に沿つて得た横断面図、第
9図はトンネルの頂部近傍にセグメントを配置し
ている状態の第4図と同様な縦断面図、第10図
は第9図の線10−10に沿つて得た横断面図、
第11図は湾曲したトンネルにおける各リング部
の動作状態を示す概念図である。 50:セグメントエレクタ、54,56:駆動
側および被駆動側のリング、57:吊持部材、5
4a〜54c,56a〜56c:内リング部、中
間リング部および外リング部、58A,58B,
59A,59B:一対のピン、68,70:ロツ
ド、72:梁部材、80,82:第1および第2
ジヤツキ、90:シリンダ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 トンネル屈削機に回転可能に設けられた駆動
側の回転リングと、前記トンネル掘削機の後方で
巻立てられた複数のセグメントから成る覆工内に
あつて前記回転リングの軸線の周りに回転可能に
支持された被駆動側の回転リングと、両回転リン
グを連結すべく該両回転リングに固定された少な
くとも一対のロツドを有する連結手段と、該連結
手段に、前記両リングの直径方向および前記軸線
の方向へ移動可能に支持された、セグメントの吊
持部材と、前記駆動側の回転リングの回転手段
と、前記吊持部材を前記直径方向および前記軸線
方向へ移動させるための移動手段とを含む、セグ
メントエレクタ。 2 前記移動手段が、前記一対のロツドのそれぞ
れに滑動可能にかつ該ロツドの軸線の周りに回転
しないように嵌合されたスリーブと、各スリーブ
に固定されたガイドロツドであつて前記吊持部材
が滑動可能に連結されたガイドロツドと、一端部
が前記スリーブに連結され、他端部が前記吊持部
材に連結された第1ジヤツキと、前記両リングに
連結された一端部および他端部を有し、該他端部
が前記スリーブに連結された第2ジヤツキとを備
える、特許請求の範囲第1項に記載のセグメント
エレクタ。 3 トンネル掘削機に回転可能に設けられた駆動
側の回転リングと、前記トンネル掘削機の後方で
巻立てられた複数のセグメントから成る覆工内に
配置された被駆動側の回転リングであつて該回転
リングの中心と前記駆動側の回転リングの中心と
を結ぶ直線の周りに回転可能の回転リングと、両
回転リングの連結手段と、該連結手段に、前記直
線の方向およびこれと直角な方向へ移動可能に支
持された、セグメントの吊持部材とを含み、前記
両リングは、それぞれ、内リング部と、該内リン
グ部を取り巻く中間リング部であつてその直径方
向に向けられた一対のピンで連結された中間リン
グ部と、該中間リング部を取り巻く外リング部で
あつて前記直径方向と直角な直径方向に向けられ
た一対のピンで連結された外リング部とを有し、
前記連結手段は両内リング部に固定された少なく
とも一対のロツドを有する、セグメントエレク
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59027292A JPS60173299A (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | セグメントエレクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59027292A JPS60173299A (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | セグメントエレクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60173299A JPS60173299A (ja) | 1985-09-06 |
JPH03920B2 true JPH03920B2 (ja) | 1991-01-09 |
Family
ID=12217002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59027292A Granted JPS60173299A (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | セグメントエレクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60173299A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6332100A (ja) * | 1986-07-25 | 1988-02-10 | 東京電力株式会社 | シ−ルド掘進機 |
JP2632616B2 (ja) * | 1991-12-24 | 1997-07-23 | 三井造船株式会社 | セグメントの組み付け方法。 |
CN109630141B (zh) * | 2018-11-12 | 2021-05-28 | 上海隧道工程有限公司 | 串并联形式的盾构机拼装机 |
-
1984
- 1984-02-17 JP JP59027292A patent/JPS60173299A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60173299A (ja) | 1985-09-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH03920B2 (ja) | ||
JP5248419B2 (ja) | 杭打機及び鋼管杭の施工方法 | |
JP4454279B2 (ja) | シールド掘進機およびトンネル掘削方法 | |
JP3177907B2 (ja) | 大断面トンネル構築用シールド機の発進方法および発進立坑 | |
CN113153163B (zh) | 矩形桩孔成孔钻头及其成孔方法 | |
JP7159032B2 (ja) | 掘削機の隔壁、及び、掘削機 | |
JP7194003B2 (ja) | 掘削機の鋼殻、及び、掘削機 | |
JPH0342399B2 (ja) | ||
JP4233428B2 (ja) | セグメント組立装置 | |
JPH0216297A (ja) | 掘削穴の覆工用筒状壁体および掘削穴の覆工方法 | |
JP6967946B2 (ja) | シールド掘削機のセグメント組立装置及び組立方法 | |
JP2765401B2 (ja) | 変断面地中壁用掘削装置 | |
JPH0365479B2 (ja) | ||
JP7159029B2 (ja) | 切削用回転体、及び、掘削機 | |
JPH0523676Y2 (ja) | ||
JPH0324715Y2 (ja) | ||
JP4010653B2 (ja) | スライド式エレクタ | |
JP3495450B2 (ja) | トンネル掘削機 | |
JPH0442400Y2 (ja) | ||
JP4511968B2 (ja) | トンネルの組立装置及びトンネルの構築方法 | |
JPS58156629A (ja) | 四連式ア−スオ−ガ装置 | |
JPH08105297A (ja) | セグメントエレクタ装置 | |
JP4338297B2 (ja) | トンネル掘進装置 | |
JPH0667594U (ja) | トンネル掘削機 | |
JP2832400B2 (ja) | トンネル掘進機におけるセグメント壁の組立装置 |