JP7159032B2 - 掘削機の隔壁、及び、掘削機 - Google Patents

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本発明は、外径を任意の比率で拡大又は縮小可能な掘削機の隔壁に関するものである。
従来から、下水道、電力ケーブル、道路トンネルなどを掘削するために、シールド機や推進機を含む掘削機が使用されている。掘削機は、一般に、ビットを有するカッターヘッドを回転させながら掘進していく。そのため、掘削された断面は基本的に円形であり、その外径(掘削径)も一定となる。
ところで、例えば、電力ケーブル洞道や上下水道トンネルの分岐・接合箇所や、鉄道トンネルの駅部や、道路トンネルの非常駐車帯などにおいて、断面を途中で拡大・縮小する必要が生じることがある。
断面を途中で拡大又は縮小する場合、掘削径の拡大又は縮小に伴って、掘削機の隔壁の外径も拡大又は縮小する必要が生じる。そのため、例えば特許文献1、2には、隔壁をトンネル横断方向にラップさせて有効断面積を縮小する方法が開示されている。さらに、特許文献3には、隔壁を折り畳んで有効断面積を縮小する方法が開示されている。
特開平7-317490号公報 特開2002-54384号公報 特開2005-163381号公報
しかしながら、特許文献1~3に記載された掘削機の隔壁は、いずれも断面形状を変化させつつ有効断面積を縮小する方法であり、外径を任意の比率で拡大又は縮小させることのできるものではなかった。
そこで、本発明は、外径を任意の比率で拡大又は縮小させることのできる掘削機の隔壁、及び、掘削機を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、第1の発明の掘削機の隔壁は、複数の略扇形状の隔壁フラップから構成されるとともに、前記複数の隔壁フラップを円周方向に並べて配置することで全体として略円錐状乃至略円錐台状に形成されて、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成されている。
また、第2の発明の掘削機の隔壁は、隣接する前記隔壁フラップどうしを円周方向に重ね合わせ、かつ、前後方向に回動させることによって、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成されている。
また、第3の発明の掘削機の隔壁の前記隔壁フラップは、径方向に延びる折り曲げ線に沿って、円周方向に折り曲げ可能に構成されている。
また、第4の発明の掘削機の隔壁の前記隔壁フラップの外縁は、U字形状に折り返されて、隣接する前記隔壁フラップの外縁を挟み込むようになっている。
また、第5の発明の掘削機の隔壁の前記複数の隔壁フラップは、折り畳み可能な折り畳みフラップと、折り畳み不可能な固定フラップと、から構成され、前記折り畳みフラップを折り畳み、かつ、前記折り畳みフラップ及び前記固定フラップをトンネル縦断方向に回動させることによって、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成されている。
また、第6の発明の掘削機の隔壁の前記折り畳みフラップが折り畳まれた状態において、前記折り畳みフラップの外縁に生じる隙間を塞ぐ端部フラップをさらに備えている。
また、第7の発明の掘削機の隔壁は、中心近傍に配置された円盤状のセンタープレートをさらに備え、前記隔壁フラップの中心側の端部は、前記隔壁フラップに設けたフラップリングを貫通し前記センタープレートに支承される円環状のセンターリングによって、又は、前記隔壁フラップに設けたフラップリングを貫通し前記センタープレートに形成された凹部に支承される円柱状のシャフトによって、又は、前記隔壁フラップに設けた円柱形、略半球形、円錐形、若しくは円錐台形の突起と、前記センタープレートに設けられて前記突起が篏合する凹部と、によって、又は、前記センタープレートに設けた円柱形、略半球形、円錐形、若しくは円錐台形の突起と、前記隔壁フラップに設けられて前記突起が篏合する凹部とによって、前記センタープレートに回動自在に支承され、少なくとも一部の前記隔壁フラップは、前記中心側の端部に接続された駆動手段によってトンネル縦断方向に回動されるようになっている。
また、第8の発明の掘削機は、掘削径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成された切削用回転体と、上述したいずれかの隔壁と、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成された鋼殻と、を備えている。
なお、本発明において、「外径を任意の比率」で拡大又は縮小できるとは、主として第1の状態(例えば、小さい径の状態)から第2の状態(例えば、大きい径の状態)へと、所定の形状を維持しつつ相似形に連続的に大きさが変化可能であることを意図している。ただし、第1の状態から第2の状態へと形状が変化する場合を除外するものではなく、途中で形状を変化させることももちろん可能である。当然ながら、第1の状態から第2の状態への変形は、断面積が広がるような拡大変形であってもよいし、断面積が狭くなるような縮小変形であってもよい。
このように、第1の発明の掘削機の隔壁は、複数の略扇形状の隔壁フラップから構成されるとともに、複数の隔壁フラップを円周方向に並べて配置することで全体として略円錐状乃至略円錐台状に形成されて、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成されている。このような構成であれば、外径を任意の比率で拡大又は縮小することができる。
つまり、隔壁は、周方向に複数に分割された隔壁フラップから構成され、全体として円錐状乃至円錐台状に形成されるため、隔壁フラップ自体は形状を変化させることなく、外径を拡大したり縮小したりできるようになる。
また、第2の発明の掘削機の隔壁は、隣接する隔壁フラップどうしを円周方向に重ね合わせ、かつ、前後方向に回動させることによって、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成されている。このように構成すれば、隔壁フラップを回動させつつ、隔壁フラップどうしを重ね合わせる幅を調整することによって、簡易な構成によって外径を連続的に任意の比率で拡大又は縮小できる。すなわち、段取り替えすることなく、隔壁の外径を同心円状に漸増/漸減できる。
また、第3の発明の掘削機の隔壁の隔壁フラップは、径方向に延びる折り曲げ線に沿って、円周方向に折り曲げ可能に構成されている。このように構成すれば、隣接する隔壁フラップ間に隙間が生じにくくなる。
また、第4の発明の掘削機の隔壁の隔壁フラップの外縁は、U字形状に折り返されて、隣接する隔壁フラップの外縁を挟み込むようになっている。このように構成すれば、外縁近傍によって隣接する隔壁フラップを捕捉することによって、隣接する隔壁フラップ間に隙間が生じにくくなる。
また、第5の発明の掘削機の隔壁の複数の隔壁フラップは、折り畳み可能な折り畳みフラップと、折り畳み不可能な固定フラップと、から構成され、折り畳みフラップを折り畳み、かつ、折り畳みフラップ及び固定フラップをトンネル縦断方向に回動させることによって、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成されている。このように構成すれば、固定フラップを駆動手段によって回動させることで、折り畳みフラップ及び固定フラップの外径を連続的に任意の比率で拡大又は縮小できる。すなわち、段取り替えすることなく、隔壁の外径を同心円状に漸増/漸減できる。さらに、隣接する隔壁フラップ間の隙間が開くこともない。
また、第6の発明の掘削機の隔壁の折り畳みフラップが折り畳まれた状態における、折り畳みフラップの外縁に生じる隙間を塞ぐ端部フラップをさらに備える。このように構成すれば、折り畳みフラップの外縁に生じる隙間から掘削機内部に泥や土が浸入してくることを防止できる。
また、第7の発明の掘削機の隔壁は、中心近傍に配置された円盤状のセンタープレートをさらに備え、隔壁フラップの中心側の端部は、隔壁フラップに設けたフラップリングを貫通しセンタープレートに支承される円環状のセンターリングによって、又は、隔壁フラップに設けたフラップリングを貫通しセンタープレートに形成された凹部に支承される円柱状のシャフトによって、又は、隔壁フラップに設けた円柱形、略半球形、円錐形、若しくは円錐台形の突起と、センタープレートに設けられて突起が篏合する凹部と、によって、又は、センタープレートに設けた円柱形、略半球形、円錐形、若しくは円錐台形の突起と、隔壁フラップに設けられて突起が篏合する凹部とによって、センタープレートに回動自在に支承され、少なくとも一部の隔壁フラップは、中心側の端部に接続された駆動手段によってトンネル縦断方向に回動されるようになっている。このように構成することで、チャンバー側(切羽側)に駆動手段を配置することなく、隔壁フラップの傾斜角度を任意の角度に調整することができる。
また、第8の発明の掘削機は、掘削径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成された切削用回転体と、上述したいずれかの隔壁と、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成された鋼殻と、を備えている。このような構成であれば、外径を任意の比率で拡大又は縮小することができる掘削機となる。
つまり、本実施例の掘削機であれば、切削用回転体、隔壁、及び鋼殻の通常の掘進中にも使用している主要な3つの要素をそのまま使用することによって、作業を中断することなく連続して掘削径を拡大又は縮小することができる。さらに、3つの要素それぞれが、任意の比率で拡大又は縮小できるように構成されているため、掘削径を任意の比率で拡大又は縮小することができる。
このようにして、本実施例の掘削機は掘削径を随時に拡大又は縮小可能であるから、長距離の下水幹線のように区間によって径が異なる場合であっても、径を随時拡大したり、縮小したりして掘削することが可能となる。したがって、区間ごとに異なる掘削機を準備することなく、1台の掘削機によって掘削可能となるため、コスト低減が可能である。さらに、最大径に合わせて掘削するよりもコストが低減され、発生土量の削減によって環境負荷も低減される。
掘削径を縮小した状態の掘削機の縦断面図である。 掘削径を縮小した状態の掘削機の横断面図である。 掘削径を拡大した状態の掘削機の縦断面図である。 掘削径を拡大した状態の掘削機の横断面図である。 実施例1の切削用回転体の変態の様子について説明する説明図である。(a)は最小径の状態であり、(b)は中間径の状態であり、(c)は最大径の状態である。 スポークピースとスポークロッドについて詳細に説明する説明図である。(a)は最大径の状態であり、(b)は中間径の状態である。 実施例1の隔壁の最小径の状態の説明図である。(a)は正面図であり、(b)は側面図である。 実施例1の隔壁の最大径の状態の説明図である。(a)は正面図であり、(b)は側面図である。 隔壁の駆動シリンダについて説明する説明図である。 実施例1の鋼殻の最小径の状態の説明図である。(a)は正面図であり、(b)は側面図であり、(c)は部分拡大図である。 実施例1の鋼殻の最大径の状態の説明図である。(a)は正面図であり、(b)は側面図であり、(c)は部分拡大図である。 掘削径を拡大する掘削工法の前半の説明図である。 掘削径を拡大する掘削工法の後半の説明図である。 掘削径を縮小する掘削工法の前半の説明図である。 掘削径を縮小する掘削工法の後半の説明図である。 実施例2の切削用回転体の側面図である。(a)は最小径の状態であり、(b)は最大径の状態である。 実施例2のスポークピースとスポークロッドについて詳細に説明する説明図である。(a)は最大径の状態であり、(b)は中間径の状態である。 実施例3の隔壁の最小径の状態の説明図である。(a)は正面図であり、(b)は側面図である。 実施例3の隔壁の最大径の状態の説明図である。(a)は正面図であり、(b)は側面図である。 隔壁の駆動モータについて説明する説明図である。 端部フラップについて説明する説明図である。(a)は最大径の状態を切羽側から見た斜視図であり、(b)は最大径の状態を坑口側から見た斜視図である。(c)は中間径の状態を切羽側から見た斜視図であり、(d)は中間径の状態を坑口側から見た斜視図である。(e)は最小径の状態を切羽側から見た斜視図であり、(f)は最小径の状態を坑口側から見た斜視図である。 実施例4の鋼殻の最小径の状態の説明図である。(a)は正面図であり、(b)は側面図である。 実施例4の鋼殻の最大径の状態の説明図である。(a)は正面図であり、(b)は側面図である。 実施例5の隔壁フラップの回動機構の変形例を示す説明図である。(a)はセンターリングを使用する例であり、(b)はシャフトを使用する例であり、(c)は隔壁フラップ側に突起を設ける例であり、(d)はセンタープレート側に突起を設ける例である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態について詳細に説明する。以下の実施例においては、掘削機としてシールド機1を備えるシールド工法を例として説明するが、これに限定されるものではない。
各実施例1~4においては、実施例1で掘削機(シールド機1)の基本的な構成及び掘削工法について説明し、実施例2で別形態の切削用回転体(カッターヘッド20)について説明し、実施例3で別形態の隔壁30Bについて説明し、実施例4で別形態の鋼殻40について説明する。
<構成>
(シールド機の全体構成)
まず、図1~図4を用いて本実施例の掘削機としてのシールド機1の全体構成を説明する。シールド機1は、全体として円筒形の切羽側の前胴部1A(フード部及びガーダー部)と坑口側の後胴部1B(テール部)とから構成される。そして、本実施例のシールド機1は、掘削径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成された切削用回転体としてのカッターヘッド20と、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成された隔壁30と、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成された鋼殻40(40A、40B)と、を備えている。
切削用回転体としてのカッターヘッド20は、センターシャフト11によって支持されており、センターシャフト11をカッターモータ12で回転駆動することで、回転するように構成されている(センター支持方式)。カッターヘッド20の掘削径を拡大又は縮小させる機構については後述する。なお、図示しないが、環状軸受けを回転駆動するように構成することもできる(中間支持方式)。
隔壁30は、切羽の安定を図るための泥土又は泥水の圧力を保持するために、フード部(シールド本体の先端部)とガーダー部(シールド本体の中間部)との間に設置される。隔壁30の外径を拡大又は縮小させるための機構については後述する。
鋼殻40は、シールド機1本体の外板部を構成しており、シールド機1外部からの土や地下水の流入を防止し、内部の装置群や作業空間を保護している。鋼殻40は、前胴部1Aに対応する前鋼殻40Aと後胴部1Bに対応する後鋼殻40Bとから構成される。鋼殻40の外径を拡大又は縮小させるための機構については後述する。
この他、シールド機1は、図1、図3に示すように、シールド機1を切羽方向に推進させるシールドジャッキ13、セグメントを所定の形状に組み立てるエレクタ14、曲線施工や姿勢制御を実施するための中折れジャッキ15、排土装置であるスクリューコンベア16などの装置群を備えている。ここにおいて、中折れジャッキ15は、直線的に掘進する場合には必要ない。さらに、排土装置としては、土圧式や泥土圧式の場合はスクリューコンベア16を使用するが、これに限定されるものではなく、泥水式の場合は送泥管(排泥管)を使用することもできる。
上述してきたように、シールド機1は、装置群を用いて地山を掘削してトンネル構造物を構築する。例えば、土圧式シールド工法の場合、カッターヘッド20によって掘削した土砂を切羽と隔壁30の間に充満させ、必要に応じて添加剤を注入し、土圧によって切羽の安定を図りながら掘進し、隔壁30を貫通して設置されているスクリューコンベア16で排土していく。
その後、シールドジャッキ13を部分的に解放しながら、エレクタ14によってセグメントをリング状に組み立てる(一次覆工)。さらに、裏込め注入や、必要に応じて二次覆工を施して、トンネル構造物が完成する。
そして、本実施例の掘削機としてのシールド機1は、以下に説明するように、シールド機1を構成する主要な要素である、切削用回転体としてのカッターヘッド20、隔壁30、鋼殻40、の3つすべてが任意の比率で拡大又は縮小できるように構成されている。
(切削用回転体の構成)
次に、図5(a)~(c)、図6(a)、(b)を用いて、本実施例の切削用回転体としてのカッターヘッド20の構成について説明する。本実施例のカッターヘッド20は、地山を切削する複数のビット21を有し、掘削径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成されている。
すなわち、拡大する際には、カッターヘッド20は、センターシャフト11に接続するボス部22に回動自在に取り付けられる複数のスポーク23、・・・(図4参照)が、切羽方向に(スポーク23とセンターシャフト11のなす角度が大きくなるように)回動されることによって、全体として最も縮小された閉じたV字状の状態(図5(a))から、開いたV字状の状態(図5(b))を経て、最も拡大された直線状の状態(図5(c))まで任意の比率で拡大可能である。
逆に、縮小する際には、カッターヘッド20は、センターシャフト11に接続するボス部22に回動自在に取り付けられる複数のスポーク23、・・・が、坑口方向に(スポーク23とセンターシャフト11のなす角度が小さくなるように)回動されることによって、最も拡大された直線状の状態(図5(c))から、開いたV字状の状態(図5(b))を経て、最も縮小された閉じたV字状の状態(図5(a))まで任意の比率で縮小可能である。
そして、本実施例では、複数のスポーク23、・・・は、センターシャフト11に取り付けられる基端側(内側)が切羽側で先端側(外側)が坑口側となるように構成されており、全体として中央が切羽側に突き出たV字状に形成されている。すなわち、本実施例では、内周側から先に掘削するようにスポーク23が傾斜している。
具体的に言うと、カッターヘッド20は、回転中心に設置される駆動軸としてのセンターシャフト11と、センターシャフト11の先端のボス部22に放射状に取り付けられる4本のスポーク23、・・・であってボス部22に対して回動自在に取り付けられる4本のスポーク23、・・・と、4本のスポーク23、・・・の回動角度を変える4本のジャッキ24、・・・と、を備えている。なお、スポーク23、・・・の数は4つに限定されるものではなく、例えば6本や8本であってもよい。
より詳細に説明すると、スポーク23は、それぞれの基端部がボス部22に回動自在に取り付けられるとともに、それぞれの先端部にはジャッキ24のロッド側が回動自在に取り付けられている。さらに、ジャッキ24のヘッド側は、回転中心近傍に配置されたリング部材25に取り付けられている。そして、対向するジャッキ24を均等に伸縮することで、反力を打ち消し合いながら、スポーク23を回動させるようになっている。
(ビットの構成)
次に、図5(a)~(c)、図6(a)、(b)を用いて、本実施例のビット21の構成について説明する。本実施例のビット21は、ボス部22に設置されるフィッシュテールビット21Fと、スポーク23に複数設置されるティースビット21T、・・・と、から構成される。すなわち、カッターヘッド20の複数のスポーク23、・・・のそれぞれは、1つずつティースビット21Tを有する複数のスポークピース23P、・・・と、複数のスポークピース23P、・・・に共通して挿通されるスポークロッド23Rと、から構成されている。
そして、本実施例の複数のスポークピース23Pは、スポークロッド23Rに対する角度を変化させることができるように構成されている。具体的に言うと、図6(a)に示すように、各スポークピース23Pは平行四辺形断面となるように形成されて、貫通孔23Hにスポークロッド23Rが挿通されている。そして、スポークピース23Pの側面は、スポークロッド23Rの軸方向に対して斜めに分割されており、隣接するスポークピース23Pは互いに斜めに接触している。より詳細に言うと、本実施例のスポークピース23Pの側面の角度は、前方(切羽に近い側)から後方に向かって、外側から内側に傾斜するように構成されている。
さらに、各スポークピース23Pとスポークロッド23Rの間には、半円柱形状の緩衝材23Gが挟まれている。すなわち、スポークピース23Pには貫通孔23Hに連続する半円柱状の切欠部23Nが設けられており、切欠部23Nには半円柱状の緩衝材23Gが設置されている。これにより、図6(b)に示すように、スポークロッド23Rを斜めに引き込んだ際に、緩衝材23Gが回転(転動)することで、スポークピース23Pはスポークロッド23Rの傾きに追従せずに、常にティースビット21Tが切羽に正対するようになる。したがって、拡径・縮径の際にスポーク23が角度を変化させても、ティースビット21Tが常に切羽に正対するようになるため、切削効率が維持される。
(隔壁の構成)
次に、図7~図9を用いて、本実施例の隔壁30の外径を拡大又は縮小させる機構について説明する。なお、説明の便宜上、駆動手段として図7~図9には駆動シリンダ62が記載されているが、後述するように駆動モータ61であってもよい(図20参照)。
隔壁30Aは、図7、図8に示すように、中央に配置される円盤状のセンタープレート35と、等円周角ごとに分割した複数の隔壁フラップ32と、から構成され、全体として中央が後方に突き出た略円錐状乃至略円錐台状(すり鉢形状)に組み立てられている。そして、隣接する隔壁フラップ32、32どうしを周方向に重ね合わせ、かつ、トンネル縦断方向に回動させることによって、隙間を空けることなく、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成されている。
隔壁フラップ32は、略扇形の平板として形成されており、中心側の端部に、センタープレート35とセンターリング31を介して回動自在に接続されるフラップリング32aを有している。ここにおいて、略扇形状とは、扇形の中心側を円弧状に切り取った形状を意図するものである。なお、各隔壁フラップ32の形状は、略扇形状の平板状の他にも、円錐曲面を周方向に分割した曲面(円錐分割曲面、円錐片)として形成することも好ましい。
このフラップリング32aには、図9に示すように、隔壁フラップ32を回動駆動するための駆動シリンダ62が取り付けられている。すなわち、駆動シリンダ62には、長孔を介してリンクアーム63が回動自在に取り付けられ、このリンクアーム63は隔壁フラップ32のフラップリング32aに固定されている。なお、センターリング31は、隔壁フラップ32が回動するための軸であり、軸として機能すれば360度連続する必要はない。
したがって、駆動シリンダ62が伸縮することによって、リンクアーム63が上下に回動し、リンクアーム63に固定された隔壁フラップ32が回動することになる。具体的には、駆動シリンダ62を縮めると隔壁フラップ32が外向きに開くように回動し、駆動シリンダ62を伸ばすと隔壁フラップ32が内向きに閉じるように回動するようになっている。
ここでは、15度ずつ分割された24枚の隔壁フラップ32を備える場合について説明したが、これに限定されるものではない。隔壁フラップ32の枚数や分割角度はどのようなものであってもよい。
より詳細に言うと、本実施例の隔壁フラップ32は、半径方向に延びる分割線によって、内側にせり出す内側片と、外側にせり出す外側片と、に左右に2分割されている。そして、隔壁フラップ32の内側片と外側片とがヒンジ32bによって連結されることで、周方向に折り曲げることができるようになっている。したがって、本実施例では、隔壁フラップ32は、24枚をさらに2分割するため、周方向に48分割されている。これによって、隣接する隔壁フラップ32のフラップキャップ33(後述)の隙間(溝)に入りやすくなっている。
隔壁30Aは、図示されているものは、半径方向で最大2倍の拡大率を想定しているが、そのうち、隔壁フラップ32について、縮小する際にラップして内側に位置する側の1/2の幅について、隣接する隔壁フラップ32(外側に重なっている)を巻き込むように、半径方向の外側端部にU字状に折り返したフラップキャップ33が形成されている。換言すると、2分割された各隔壁フラップ32の内側にせり出す内側片の外縁部近傍は、隣接する隔壁フラップ32を巻き込むようにU字型に曲げられている。
隔壁30Aは、図7(a)、(b)に示す最小径の状態では、隣接する隔壁フラップ32どうしが円周方向に部分的に重なり合いつつ、切羽側に倒れるようにして回動することで外径を最小にしている。より詳細に言うと、この状態では、隣接する隔壁フラップ32の重なりは最大であり、2分割された隔壁フラップ32の外側片は、隣接する隔壁フラップ32の内側片に重なっていて切羽側からほとんど見えない(図7(a))。
一方、隔壁30Aは、図8(a)、(b)に示す最大径の状態では、隣接する隔壁フラップ32どうしがほとんど重なり合うことなく、略垂直に起立して同一面を構成することで外径を最大にしている。より詳細に言うと、この状態では、隣接する隔壁フラップ32の重なりは最小であり、2分割された隔壁フラップ32の外側片は、切羽側から見ると隣接する隔壁フラップ32の内側片と並ぶように見える(図8(a))。
そして、この最大径の状態では、隔壁フラップ32の外縁は、鋼殻40の内面に対して略垂直に接するようになるため、鋼殻40から反力をとることができなくなる。そこで、鋼殻40の内面には、隔壁フラップ32の外縁を土圧に対して背面側すなわち坑口側から支持する突起45が設置されている。この突起45によって、最大径の状態でも、隔壁フラップ32の外縁が土圧に対して背面側すなわち坑口側から反力を受けることができるようになり、隔壁フラップ32が背面側に倒れることが防止されるのである。このようにして、隔壁30Aは、最小径から最大径まで、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるようになっている。
(鋼殻の構成)
次に、図10、図11を用いて、本実施例の鋼殻40の外径を拡大又は縮小させる機構について説明する。鋼殻40(40A、40B)は、中央に配置される円環状のセンターリング41と、等円周角ごとに分割した複数の円筒殻片であるプレート片42と、このプレート片42を支持する複数の支柱ジャッキ43と、から構成されている。円筒を等円周角ごとに分割して形成された円筒殻片であるプレート片42には、支柱ジャッキ43が接続される箇所に、円周方向に沿って内側に突出した補強用の凸条が形成されている。したがって、プレート片42の裏側には凹条が形成されている。そして、裏側の凹条に隣接するプレート片42の凸条が入り込むようになっている。
そして、横断方向については、隣接するプレート片42どうしは、周方向に互いに重ね合わされた状態で、支柱ジャッキ43によって支持されている。つまり、支柱ジャッキ43の一方の端部はプレート片42に回動自在に支持されるとともに、他方の端部はセンターリング41に回動自在に支持されている。さらに、プレート片42は、断面中心に正対する方向から傾斜されて、隣接するプレート片42と重ね合わされている。より詳細に言うと、プレート片42は、断面中心に対して同一方向に傾けて重ね合わされている。例えば、図10、図11では、全体として同じ方向に(右回りの)渦を巻くような方向に各プレート片42が方向づけられている。
そして、鋼殻40は、図10に示す最小径の状態では、支柱ジャッキ43が縮められ、隣接するプレート片42どうしの重なりが最大とされることで、外径を最小にしている。一方、鋼殻40は、図11に示す最大径の状態では、支柱ジャッキ43が伸ばされ、隣接するプレート片42どうしの重なりが最小(又はゼロ、すなわち同一円筒面を構成する状態)とされることで、外径を最大にしている。このようにして、鋼殻40は、最小径から最大径まで、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるようになっている。
<掘削工法>
次に、図12~図15を用いて、本実施例の掘削機としてのシールド機1の掘削工法について説明する。はじめに、図12、図13を用いて掘削径を拡大する掘削工法について説明し、次に、図14、図15を用いて掘削径を縮小する掘削工法について説明する。
(掘削径を拡大する掘削工法)
掘削径を拡大する場合は、図12(a)に示すように、あらかじめ、断面変化(拡大)予定位置周辺の地山を、薬液注入工法、地盤改良工法、凍結工法等によって改良して地山を自立させておく。
次に、図12(b)に示すように、断面変化予定位置までの間に、カッターヘッド20を回転させて地山を掘削しながら、カッターヘッド20の外径を拡大する。すなわち、ジャッキ24を伸長させることでスポーク23をセンターシャフト11とのなす角度が大きくなる方向に回動させる。このとき、隔壁30及び鋼殻40は、拡大する前の外径を維持する。
続いて、図12(c)に示すように、カッターヘッド20の外径が拡大された状態のまま、シールド機1の機長分だけ掘進していく。すなわち、カッターヘッド20を回転させて地山を掘削しつつ、シールドジャッキ13(及びエレクタ14)を駆動させてシールド機1を前方へ押し出していく。このとき、隔壁30及び鋼殻40は、拡大する前の外径を維持する。
さらに、図13(a)に示すように、シールド機1を拡大可能な位置まで前進掘削させ、坑口側に設置された覆工又はセグメントの略中心に荷重支持用シャフト51を配置し、これを少なくとも3つの方向に張り出されたグリッパ52によって支持する。そして、この荷重支持用シャフト51にシールド機1の自重(主に後胴部1Bの自重)を支持させる。
加えて、切羽側の地山に支持手段としての支持棒53を突き挿し、この支持棒53にシールド機1の自重(主に前胴部1Aの自重)を支持させる。すなわち、支持棒53は、シールド機1のボス部22に固定されており、カッターヘッド20がシールド機1の自重によって後傾するように回動することを防止する。
さらに、掘削によって乱されたシールド機1後方のセグメント露出部の周囲の地山を地盤改良して、土砂除去時(後述する図13(b)参照)にシールド機1内に流入しないようにする。なお、この部分の地山を除去したうえで拡径後に充填することもできる。
次に、図13(b)に示すように、シールド機1の機長に対応する周辺の地山を、チャンバー内から伸ばしたホース、又は、機内側面及び機内側面から伸ばしたホースによって吸引除去することで、シールド機1の周囲に鋼殻40が拡大可能な空間を確保する。そうすると、シールド機1の自重は、空間内において支持棒53及び荷重支持用シャフト51とグリッパ52によってその両端が支持された状態となる。
最後に、図13(c)に示すように、鋼殻40の外径を拡大しつつ、これと同調させて隔壁30の外径を拡大する。すなわち、支柱ジャッキ43を少しずつ伸長させることでプレート片42を少しずつ外方向に押し出しながら、これに連動させて駆動ジャッキ(又は駆動モータ)を少しずつ縮めることで隔壁フラップ32を少しずつ図13(c)の場合は切羽側に起こしていく。その後、荷重支持用シャフト51とグリッパ52及び支持棒53を収納し、拡大した径の状態で前方掘削を再開する。
ここでは、カッターヘッド20を掘進しながら拡径する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、掘進を停止したまま拡径することも可能である。その場合、カッターヘッド20のスポークピース23Pの側面(外向きの面)にもビットを取り付けることが好ましい。このように掘進を停止したまま拡径することができれば、シールド機1後方のセグメント露出部の周囲の地山の地盤改良を省略できるという利点がある。
さらに、ここでは大きく断面変化させる例について説明したが、これに限定されるものではなく、以下に説明するように連続的に断面変化させることもできるし、小刻みに不連続的に断面変化させることもできる。
連続して断面変化させる場合は、シールド機1の鋼殻40について、その切羽側端部の径を坑口側端部に比べて1機長分で拡径する分だけ大きくし、シールド機1はそのカッターヘッド20、隔壁30、鋼殻40を連続的に同じ割合で拡径しながら掘削していくことができる。拡縮率の大きい場合、拡径開始箇所及び拡径終了箇所において、鋼殻の径を掘削後に大きく変化させるため、地山改良が必要となる場合がある。
小刻みに断面変化させる場合は、シールド機1のカッターヘッド20のシャフトを1機長分で拡径する分だけ鋼殻40の径より大きく伸ばし、1セグメント分掘削するごとに、切削済みの土砂を押し広げながら、鋼殻40を拡径していく。この場合は鋼殻40の背面の土砂は、拡径時に押し広げられなければ、鋼殻40側面からバキューム等で吸引して除去する必要がある。また、シールド機1後端の地山と接する部分で鋼殻40とセグメントが離間するため、テールシールで土圧を押さえきれない場合、地山改良が必要となる。
(掘削径を縮小する掘削工法)
掘削径を縮小する場合は、図14(a)に示すように、あらかじめ、断面変化(縮小)予定位置周辺の地山を、薬液注入工法、地盤改良工法、凍結工法等によって改良して地山を自立させておく。
次に、図14(b)に示すように、カッターヘッド20の外径が縮小前の状態のまま、シールド機1の機長分だけ掘進していく。
続いて、図14(c)に示すように、シールド機1を縮小可能な位置まで前進掘進させ、坑口側に荷重支持用シャフト51及びグリッパ52を設置するとともに、切羽側に支持棒53を突き挿すことによって、断面縮小時のシールド機1の自重を支持できるようにしておく。
さらに、図15(a)に示すように、切羽側の支持棒53及び坑口側の荷重支持用シャフト51及びグリッパ52にシールド機1の自重を支持させた状態で、カッターヘッド20を回転掘削しながら縮小し、その後、切羽側の土圧・水圧を支持しながら、隔壁30及び鋼殻40を縮小する。
次に、図15(b)に示すように、鋼殻40を縮小してできた空隙を泥土、流動化処理土、気泡モルタル等で充填し、必要に応じて鋼殻40の周囲については、滑剤等を注入し、シールド機1が前進掘削できるようにする。
最後に、図15(c)に示すように、切羽側の支持棒53及び坑口側の荷重支持用シャフト51及びグリッパ52を撤去し、縮小した径の状態で前方掘削を再開する。
さらに、ここでは大きく断面変化させる例について説明したが、これに限定されるものではなく、以下に説明するように連続的に断面変化させることもできるし、小刻みに不連続的に断面変化させることもできる。
連続して断面変化させる場合は、シールド機1の鋼殻40について、その切羽側端部の径を坑口側端部に比べて1機長分で拡径する分だけ小さくし、シールド機1はそのカッターヘッド20、隔壁30、鋼殻40を連続的に同じ割合で縮径しながら掘削していくことができる。縮径率の大きい場合、縮径開始箇所及び縮径終了箇所において、鋼殻の径を掘削後に大きく変化させるため、地山の改良が必要となる可能性がある。
小刻みに断面変化させる場合は、1セグメント分掘削するごとに、鋼殻40を縮径しながら、縮径時に発生する地山の空隙を掘削土又は裏込材等で充填していく。この場合、地山強度によっては、地山の改良が必要となる。
<別形態の切削用回転体>
次に、図16、図17を用いて、実施例1とは別の形態の切削用回転体としてのカッターヘッド20について説明する。なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
まず、図16(a)、(b)を用いて、本実施例の切削用回転体としてのカッターヘッド20の構成について説明する。本実施例のカッターヘッド20は、地山を切削する複数のビット21(21T、21F)を有し、掘削径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成されている。
すなわち、カッターヘッド20は、全体として最も縮小された閉じた逆V字状の状態(図16(a))から、最も拡大された直線状の状態(図16(b))まで任意の比率で拡大可能である。逆に、カッターヘッド20は、最も拡大された直線状の状態(図16(b))から、最も縮小された閉じた逆V字状の状態(図16(a))まで任意の比率で縮小可能である。
そして、本実施例では、複数のスポーク23、・・・は、センターシャフト11に取り付けられる基端側(内側)が坑口側で先端側(外側)が切羽側となるように構成されており、全体として中央が坑口側に突き出た逆V字状に形成されている。すなわち、本実施例では、外周側から先に掘削するようにスポーク23が傾斜している。
具体的に言うと、カッターヘッド20は、回転中心に設置される駆動軸としてのセンターシャフト11と、センターシャフト11の先端に固定されたボス部22と、ボス部22を貫通する十字形に取り付けられる二組(4本)のスポーク23、・・・であってボス部22に対してスライド移動自在に取り付けられる二組(4本)のスポーク23、・・・と、二組(4本)のスポーク23、・・・の回動角度を変える二組(4本)のジャッキ24、・・・と、を備えている。なお、スポーク23、・・・やジャッキ24、・・・の数は二組(4つ)に限定されるものではなく、例えば、三組(6本)や四組(8本)であってもよい。
より詳細に説明すると、図16(b)(A-A)に示すように、ボス部22には、二組のスポーク23(スポークロッド23R)、・・・が貫通するための十字形の切欠きが形成されている。二組のスポーク23、・・・が貫通する2つの切欠きは前後にずれて形成されており、縦と横のスポーク23、・・・が干渉しないようになっている。さらに、スポーク23は、先端部が自由端とされるとともに、基端部がボス部22を貫通してその坑口側まで延びている。そして、対向する一組のスポーク23は、ボス部22内において交差するようになっており、この交差箇所の断面が複数に分割されて、互い違いに交差するようにされている。
スポーク23の後端側(中心側)は、L字形に曲げられており、互いに対向するスポーク23との干渉を防止するようになっている。すなわち、スポーク23の坑口側端部は、リンク26に回動自在に連結されており、対向する一組のリンク26、26どうしの末端は、中央リンク27を介して互いに接続されている。すなわち、スポーク23、23と、リンク26、26と、中央リンク27と、によって五角形のリンク機構が形成されており、トンネル縦断方向の幅を抑えて干渉を防止している。
そして、ボス部22には、2本のジャッキ24のロッド側が連結されており、ボス部22を切羽側に押し出すようにされている。他方で、2本のジャッキ24のシリンダ側は、回転中心近傍に配置されたリング部材25に取り付けられている。したがって、ジャッキ24を伸ばすことによって2つのスポーク23、23のなす角が開いてカッターヘッド20の外径が大きくなり、ジャッキ24を縮めることによって2つのスポーク23、23のなす角が閉じてカッターヘッド20の外径が小さくなる。
次に、図17(a)、(b)を用いて、本実施例のビット21の構成について説明する。本実施例の複数のスポークピース23Pは、スポークロッド23Rに対する角度を変化させることができるように構成されている。具体的に言うと、各スポークピース23Pは平行四辺形断面となるように形成されて、貫通孔23Hにスポークロッド23Rが挿通されている。そして、スポークピース23Pの側面は、スポークロッド23Rの軸方向に対して斜めに分割されており、隣接するスポークピース23Pは互いに斜めに接触している。より詳細に言うと、本実施例のスポークピース23Pの側面の角度は、前方(切羽に近い側)から後方に向かって、内側から外側に傾斜するように構成されている。
なお、この他の構成については、実施例1と略同様であるため説明を省略する。
<別形態の隔壁>
次に、図18~図21を用いて、実施例1とは別の形態の隔壁30Bについて説明する。なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
コの字型の隔壁30Bは、図18、図19に示すように、中央に配置される円盤状のセンタープレート35と、等円周角ごとに分割した複数の隔壁フラップである固定フラップ36及び複数の折り畳みフラップ37と、から構成され、全体として中央が坑口側に突き出た略円錐状乃至略円錐台状(すり鉢形状)になっている。そして、折り畳みフラップ37を折り畳み、かつ、折り畳みフラップ37及び固定フラップ36をトンネル縦断方向に回動させることによって、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成されている。
すなわち、隔壁30Bは、円周方向に交互に固定フラップ36と折り畳みフラップ37とを備えている。このうち、固定フラップ36は、略扇形状に形成されており、中心側の端部にセンタープレート35と回動自在に接続されるフラップリング32aを有している。ここにおいて、略扇形状とは、扇形の中心側を円弧状に切り取った形状を意図するものである。なお、各固定フラップ36及び折り畳みフラップ37の形状は、略扇形状の平板状の他にも、円錐曲面を周方向に分割した曲面(円錐分割曲面、円錐片)として形成することも好ましい。
センタープレート35には、固定フラップ36及び折り畳みフラップ37を回動駆動するための駆動モータ61が取り付けられている。具体的に言うと、図20に示すように、駆動モータ61には、ウォームギヤ61aが取り付けられ、他方でフラップリング32aの外周には、直交する軸(食い違い軸)に(ホイール)ギヤ36bが取り付けられている。
そして、駆動モータ61を回転させることで、駆動モータ61とともにウォームギヤ61aが回転することによって、ギヤ36bとともにフラップリング32a及び固定フラップ36が回動することになる。例えば、駆動モータ61を正回転させると固定フラップ36が外向きに開くように回動し、駆動モータ61を逆回転させると固定フラップ36が内向きに閉じるように回動するようになっている。
一方、折り畳みフラップ37は、半径方向の折れ線に沿って中央付近でさらに2つに折り曲げられるようにされている。そして、半径方向の折れ線箇所と両側の固定フラップ36、36との接続箇所は、ヒンジによって回動自在に連結されている。したがって、折り畳みフラップ37は、固定フラップ36をトンネル縦断方向に回動させることで、固定フラップ36とともにトンネル縦断方向に回動することになる。このようにして、固定フラップ36及び折り畳みフラップ37は、折り畳まれつつ、トンネル縦断方向に回動することができるようになっている。さらに、折り畳みフラップ37には、後述するように、折り畳まれた状態での隙間を塞ぐために、鋼殻40に近い最外縁に端部フラップ38が取り付けられている。
ここでは、本実施例では15度ずつ分割された24枚ずつの固定フラップ36及び折り畳みフラップ37を備える場合について説明したが、これに限定されるものではない。固定フラップ36及び折り畳みフラップ37の枚数や分割角度はどのようなものであってもよい。
隔壁30Bは、図18(a)、(b)に示す最小径の状態では、隣接する折り畳みフラップ37が二つ折りに折り畳まれつつ、折り畳みフラップ37及び固定フラップ36が前方向に回動することで外径を最小にしている。より詳細に言うと、この状態では、折り畳みフラップ37は、完全に二つ折りにされており、センタープレート35とのなす角度は90度に近くなっている(図21(e)も参照)。
一方、隔壁30Bは、図19(a)、(b)に示す最大径の状態では、折り畳みフラップ37が折り畳まれることなく、固定フラップ36と同一面を構成することで、外径を最大にしている。より詳細に言うと、この状態では、折り畳みフラップ37は、完全に平面状に広げられており、センタープレート35とのなす角度は0度に近く、略同一平面をなしている。このようにして、コの字型の隔壁30Bは、最小径から最大径まで、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるようになっている(図21(a)も参照)。
ここで、図21(a)~(f)を用いて、隔壁30Bが最大径の状態から最小径の状態へと変化する様子を斜視図を用いて説明する。隔壁30Bは、図21(a)、(b)に示す最大径の状態から、図21(c)、(d)に示す中間径の状態を経て、図21(e)、(f)に示す最小径の状態へと変化する。図21(a)(b)~(c)(d)~(e)(f)と外径が小さくなるとともに、固定フラップ36及び折り畳みフラップ37が内向きに倒れて、センタープレート35となす角度が大きくなっていることがわかる。
そして、中間径の状態では、折り畳みフラップ37の最外縁に、三角形の隙間が生じていることがわかる(図21(d)参照)。このような隙間が生じると、シールド機1内に切羽側から土砂が流入することになる。そこで、この三角形の隙間を塞ぐために、折り畳みフラップ37の最外縁に折り畳みフラップ37と略直角に端部フラップ38が取り付けられている。端部フラップ38は、直角二等辺三角形の底角の近傍を切り落とした五角形状の板である。この端部フラップ38の内面には、折り畳みフラップ37の最外縁から突出した突起が嵌合する嵌合溝が形成されて両者が連結されていることが好ましい。この他、端部フラップ38は、固定フラップ36に固定することもできる。
なお、この他の構成については、実施例1と略同様であるため説明を省略する。
<別形態の鋼殻>
以下、図22、図23を用いて、実施例1とは別の形態の鋼殻40について説明する。なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
はじめに、図22、図23を用いて、本実施例の鋼殻40の構成について説明する。なお、図22(a)、図23(a)では、鋼殻40の重なり合いは省略して描いている。以下、横断方向の構成については実施例1と略同様であるから説明を省略し、縦断方向の構成についてのみ説明する。
本実施例では、図22、図23に示すように、円筒殻片としてのプレート片42は、実施例1と略同様に、切羽側を支持する第1支柱ジャッキ431と、坑口側を支持する第2支柱ジャッキ432と、によって支持されている。そして、本実施例では、実施例1と異なって、第1支柱ジャッキ431と第2支柱ジャッキ432とが、縦断方向の第3支柱ジャッキ433によって互いに接続されている。すなわち、切羽側のセンターリング41Fと坑口側のセンターリング41Rとが、さらにトンネル縦断方向に沿って配置された第3支柱ジャッキ433によって接続されている。
より具体的に言うと、第1支柱ジャッキ431の一方の端部は、プレート片42の切羽側に接続されるとともに、他方の端部は、切羽側のセンターリング41Fに接続されている。同様に、第2支柱ジャッキ432の一方の端部は、プレート片42の坑口側に接続されるとともに、他方の端部は、坑口側のセンターリング41Rに接続されている。そして、切羽側のセンターリング41Fと坑口側のセンターリング41Rとが、第3支柱ジャッキ433によって互いに接続されている。
そして、鋼殻40は、図22に示す最小径の状態では、第1支柱ジャッキ431、第2支柱ジャッキ432、及び、第3支柱ジャッキ433が縮められ、隣接するプレート片42どうしの重なりが最大とされることで、外径を最小にしている。すなわち、第1支柱ジャッキ431及び第2支柱ジャッキ432によって半径方向に縮径するとともに、第3支柱ジャッキ433によって縦断方向にも変形させることで、さらに半径方向に縮径している。
一方、鋼殻40は、図23に示す最大径の状態では、第1支柱ジャッキ431、第2支柱ジャッキ432、及び、第3支柱ジャッキ433が伸ばされ、隣接するプレート片42どうしの重なりが最小とされることで、外径を最大(又はゼロ、すなわち同一円筒面を構成する状態)にしている。すなわち、第1支柱ジャッキ431及び第2支柱ジャッキ432によって半径方向に拡径するとともに、第3支柱ジャッキ433によって縦断方向にも拡径している。このようにして、鋼殻40は、最小径から最大径まで、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるようになっている。
また、本実施例では、第3支柱ジャッキ433を備える場合について説明したが、これに限定されるものではなく、第3支柱ジャッキ433はなくてもよく、その場合、ジャッキ群は3つ以上連結することが可能である。さらに、第3支柱ジャッキ433を備える場合であっても、各ジャッキを電子的に制御することで、3つ以上連結することが可能である。
なお、この他の構成については、実施例1と略同様であるため説明を省略する。
<隔壁フラップの中心側の回動機構の変形例>
以下、図24(a)~(d)を用いて、隔壁フラップ32の中心側の回動機構の変形例について説明する。なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
図24(a)~(d)に示すように、本実施例の隔壁フラップ32の中心側の端部は、様々な回動機構を介して、センタープレート35に回動自在に支承されている。そして、これらのうちの少なくとも一部の隔壁フラップ32は、中心側の端部に接続された駆動手段によってトンネル縦断方向に回動されるようになっている。以下、変形例である各回動機構について説明する。
図24(a)に示す変形例では、隔壁フラップ32の中心側の端部は、隔壁フラップ32に設けたフラップリング32aを貫通しセンタープレート35に支承される円環状のセンターリング31によって、センタープレート35に回動自在に支承されている。
図24(b)に示す変形例では、隔壁フラップ32の中心側の端部は、隔壁フラップ32に設けたフラップリング32aを貫通しセンタープレート35に形成された凹部351に支承される円柱状のシャフト352によって、センタープレート35に回動自在に支承されている。
図24(c)に示す変形例では、隔壁フラップ32の中心側の端部は、隔壁フラップ32に設けた円柱形、略半球形、円錐形、若しくは円錐台形の突起321と、センタープレート35に設けられて突起321が篏合する凹部353と、によって、センタープレート35に回動自在に支承されている。
図24(d)に示す変形例では、隔壁フラップ32の中心側の端部は、センタープレート35に設けた円柱形、略半球形、円錐形、若しくは円錐台形の突起354と、隔壁フラップ32に設けられて突起354が篏合する凹部322とによって、センタープレート35に回動自在に支承されている。
なお、この他の構成については、実施例1と略同様であるため説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施例を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、実施例では隔壁30の外縁部が切羽側で中央部が坑口側となるすり鉢形状となって投影面積を縮小する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、隔壁は外縁部が後方で中央部が前方となるコーン形状であってもよい。
また、実施例では、地山に突き挿さる支持手段としての支持棒53が、ボス部22から前方の地山に突き挿される場合について説明したが、これに限定されるものではなく、鋼殻40に設けた孔から周囲の地山に突き挿されるものであってもよい。その場合の支持手段は、棒状や板状のものの他、ソリ状のものであってもよい。
さらに、実施例では、掘削工法において、掘削径を不連続に1ステップで拡大又は縮小する例について説明したが、これに限定されるものではなく、掘削径は例えば5段階など段階的に少しずつ(漸増/漸減させて)拡大又は縮小することも好ましい。さらに、掘削径を拡大した後に縮小することも可能である。
なお、本実施例の掘削機としてのシールド機1によって構築されるトンネル構造物の種類は、どのようなものであってもよい。例えば、道路、鉄道、電力、通信、ガス、上下水道、地下河川等の使用目的に応じて、車両、歩行者、列車、電線、ガス管、水道用水、雨水、汚水等を安全かつ適切に通すことができる。
1 :シールド機(掘削機)
1A :前胴部
1B :後胴部
11 :センターシャフト
12 :カッターモータ
13 :シールドジャッキ
14 :エレクタ
15 :中折れジャッキ
16 :スクリューコンベア
20 :カッターヘッド(切削用回転体)
21 :ビット
21F :フィッシュテールビット
21T :ティースビット
22 :ボス部
23 :スポーク
23G :緩衝材
23H :貫通孔
23N :切欠部
23P :スポークピース
23R :スポークロッド
24 :ジャッキ
25 :リング部材
26 :リンク
27 :中央リンク
28 :伸縮棒
30 :隔壁
30A :隔壁
30B :隔壁
31 :センターリング
32 :隔壁フラップ
321 :突起
322 :凹部
32a :フラップリング
32b :ヒンジ
33 :フラップキャップ
35 :センタープレート
351 :凹部
352 :シャフト
353 :凹部
354 :突起
36 :固定フラップ
36b :ギヤ
37 :折り畳みフラップ
38 :端部フラップ
40 :鋼殻
40A :前鋼殻
40B :後鋼殻
41 :センターリング
41F :切羽側センターリング
41R :坑口側センターリング
42 :プレート片(円筒殻片)
43 :支柱ジャッキ
431 :第1支柱ジャッキ
432 :第2支柱ジャッキ
433 :第3支柱ジャッキ
45 :突起
51 :荷重支持用シャフト
52 :グリッパ
53 :支持棒
61 :駆動モータ
61a :ウォームギヤ
62 :駆動シリンダ
63 :リンクアーム

Claims (8)

  1. 掘削機の隔壁であって、
    複数の略扇形状の隔壁フラップから構成されるとともに、
    前記複数の隔壁フラップを円周方向に並べて配置することで全体として略円錐状乃至略円錐台状に形成されて、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成されている、掘削機の隔壁。
  2. 隣接する前記隔壁フラップどうしを円周方向に重ね合わせ、かつ、前後方向に回動させることによって、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成されている、請求項1に記載された掘削機の隔壁。
  3. 前記隔壁フラップは、径方向に延びる折り曲げ線に沿って、円周方向に折り曲げ可能に構成されている、請求項2に記載された掘削機の隔壁。
  4. 前記隔壁フラップの外縁は、U字形状に折り返されて、隣接する前記隔壁フラップの外縁を挟み込むようになっている、請求項2又は請求項3に記載された掘削機の隔壁。
  5. 前記複数の隔壁フラップは、折り畳み可能な折り畳みフラップと、折り畳み不可能な固定フラップと、から構成され、
    前記折り畳みフラップを折り畳み、かつ、前記折り畳みフラップ及び前記固定フラップをトンネル縦断方向に回動させることによって、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成されている、請求項1に記載された掘削機の隔壁。
  6. 前記折り畳みフラップが折り畳まれた状態における、前記折り畳みフラップの外縁に生じる隙間を塞ぐ端部フラップをさらに備える、請求項5に記載された掘削機の隔壁。
  7. 中心近傍に配置された円盤状のセンタープレートをさらに備え、
    前記隔壁フラップの中心側の端部は、
    前記隔壁フラップに設けたフラップリングを貫通し前記センタープレートに支承される円環状のセンターリングによって、又は、
    前記隔壁フラップに設けたフラップリングを貫通し前記センタープレートに形成された凹部に支承される円柱状のシャフトによって、又は、
    前記隔壁フラップに設けた円柱形、略半球形、円錐形、若しくは円錐台形の突起と、前記センタープレートに設けられて前記突起が篏合する凹部と、によって、又は、
    前記センタープレートに設けた円柱形、略半球形、円錐形、若しくは円錐台形の突起と、前記隔壁フラップに設けられて前記突起が篏合する凹部と、によって、
    前記センタープレートに回動自在に支承され、
    少なくとも一部の前記隔壁フラップは、前記中心側の端部に接続された駆動手段によってトンネル縦断方向に回動されるようになっている、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載された掘削機の隔壁。
  8. 掘削径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成された切削用回転体と、
    請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載された隔壁と、
    外径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成された鋼殻と、を備える、掘削機。
JP2018239167A 2018-12-21 2018-12-21 掘削機の隔壁、及び、掘削機 Active JP7159032B2 (ja)

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