JP7159032B2 - 掘削機の隔壁、及び、掘削機 - Google Patents
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(シールド機の全体構成)
まず、図1~図4を用いて本実施例の掘削機としてのシールド機1の全体構成を説明する。シールド機1は、全体として円筒形の切羽側の前胴部1A(フード部及びガーダー部)と坑口側の後胴部1B(テール部)とから構成される。そして、本実施例のシールド機1は、掘削径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成された切削用回転体としてのカッターヘッド20と、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成された隔壁30と、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成された鋼殻40(40A、40B)と、を備えている。
次に、図5(a)~(c)、図6(a)、(b)を用いて、本実施例の切削用回転体としてのカッターヘッド20の構成について説明する。本実施例のカッターヘッド20は、地山を切削する複数のビット21を有し、掘削径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成されている。
次に、図5(a)~(c)、図6(a)、(b)を用いて、本実施例のビット21の構成について説明する。本実施例のビット21は、ボス部22に設置されるフィッシュテールビット21Fと、スポーク23に複数設置されるティースビット21T、・・・と、から構成される。すなわち、カッターヘッド20の複数のスポーク23、・・・のそれぞれは、1つずつティースビット21Tを有する複数のスポークピース23P、・・・と、複数のスポークピース23P、・・・に共通して挿通されるスポークロッド23Rと、から構成されている。
次に、図7~図9を用いて、本実施例の隔壁30の外径を拡大又は縮小させる機構について説明する。なお、説明の便宜上、駆動手段として図7~図9には駆動シリンダ62が記載されているが、後述するように駆動モータ61であってもよい(図20参照)。
次に、図10、図11を用いて、本実施例の鋼殻40の外径を拡大又は縮小させる機構について説明する。鋼殻40(40A、40B)は、中央に配置される円環状のセンターリング41と、等円周角ごとに分割した複数の円筒殻片であるプレート片42と、このプレート片42を支持する複数の支柱ジャッキ43と、から構成されている。円筒を等円周角ごとに分割して形成された円筒殻片であるプレート片42には、支柱ジャッキ43が接続される箇所に、円周方向に沿って内側に突出した補強用の凸条が形成されている。したがって、プレート片42の裏側には凹条が形成されている。そして、裏側の凹条に隣接するプレート片42の凸条が入り込むようになっている。
次に、図12~図15を用いて、本実施例の掘削機としてのシールド機1の掘削工法について説明する。はじめに、図12、図13を用いて掘削径を拡大する掘削工法について説明し、次に、図14、図15を用いて掘削径を縮小する掘削工法について説明する。
掘削径を拡大する場合は、図12(a)に示すように、あらかじめ、断面変化(拡大)予定位置周辺の地山を、薬液注入工法、地盤改良工法、凍結工法等によって改良して地山を自立させておく。
掘削径を縮小する場合は、図14(a)に示すように、あらかじめ、断面変化(縮小)予定位置周辺の地山を、薬液注入工法、地盤改良工法、凍結工法等によって改良して地山を自立させておく。
次に、図16、図17を用いて、実施例1とは別の形態の切削用回転体としてのカッターヘッド20について説明する。なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
次に、図18~図21を用いて、実施例1とは別の形態の隔壁30Bについて説明する。なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
以下、図22、図23を用いて、実施例1とは別の形態の鋼殻40について説明する。なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
以下、図24(a)~(d)を用いて、隔壁フラップ32の中心側の回動機構の変形例について説明する。なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
1A :前胴部
1B :後胴部
11 :センターシャフト
12 :カッターモータ
13 :シールドジャッキ
14 :エレクタ
15 :中折れジャッキ
16 :スクリューコンベア
20 :カッターヘッド(切削用回転体)
21 :ビット
21F :フィッシュテールビット
21T :ティースビット
22 :ボス部
23 :スポーク
23G :緩衝材
23H :貫通孔
23N :切欠部
23P :スポークピース
23R :スポークロッド
24 :ジャッキ
25 :リング部材
26 :リンク
27 :中央リンク
28 :伸縮棒
30 :隔壁
30A :隔壁
30B :隔壁
31 :センターリング
32 :隔壁フラップ
321 :突起
322 :凹部
32a :フラップリング
32b :ヒンジ
33 :フラップキャップ
35 :センタープレート
351 :凹部
352 :シャフト
353 :凹部
354 :突起
36 :固定フラップ
36b :ギヤ
37 :折り畳みフラップ
38 :端部フラップ
40 :鋼殻
40A :前鋼殻
40B :後鋼殻
41 :センターリング
41F :切羽側センターリング
41R :坑口側センターリング
42 :プレート片(円筒殻片)
43 :支柱ジャッキ
431 :第1支柱ジャッキ
432 :第2支柱ジャッキ
433 :第3支柱ジャッキ
45 :突起
51 :荷重支持用シャフト
52 :グリッパ
53 :支持棒
61 :駆動モータ
61a :ウォームギヤ
62 :駆動シリンダ
63 :リンクアーム
Claims (8)
- 掘削機の隔壁であって、
複数の略扇形状の隔壁フラップから構成されるとともに、
前記複数の隔壁フラップを円周方向に並べて配置することで全体として略円錐状乃至略円錐台状に形成されて、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成されている、掘削機の隔壁。 - 隣接する前記隔壁フラップどうしを円周方向に重ね合わせ、かつ、前後方向に回動させることによって、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成されている、請求項1に記載された掘削機の隔壁。
- 前記隔壁フラップは、径方向に延びる折り曲げ線に沿って、円周方向に折り曲げ可能に構成されている、請求項2に記載された掘削機の隔壁。
- 前記隔壁フラップの外縁は、U字形状に折り返されて、隣接する前記隔壁フラップの外縁を挟み込むようになっている、請求項2又は請求項3に記載された掘削機の隔壁。
- 前記複数の隔壁フラップは、折り畳み可能な折り畳みフラップと、折り畳み不可能な固定フラップと、から構成され、
前記折り畳みフラップを折り畳み、かつ、前記折り畳みフラップ及び前記固定フラップをトンネル縦断方向に回動させることによって、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成されている、請求項1に記載された掘削機の隔壁。 - 前記折り畳みフラップが折り畳まれた状態における、前記折り畳みフラップの外縁に生じる隙間を塞ぐ端部フラップをさらに備える、請求項5に記載された掘削機の隔壁。
- 中心近傍に配置された円盤状のセンタープレートをさらに備え、
前記隔壁フラップの中心側の端部は、
前記隔壁フラップに設けたフラップリングを貫通し前記センタープレートに支承される円環状のセンターリングによって、又は、
前記隔壁フラップに設けたフラップリングを貫通し前記センタープレートに形成された凹部に支承される円柱状のシャフトによって、又は、
前記隔壁フラップに設けた円柱形、略半球形、円錐形、若しくは円錐台形の突起と、前記センタープレートに設けられて前記突起が篏合する凹部と、によって、又は、
前記センタープレートに設けた円柱形、略半球形、円錐形、若しくは円錐台形の突起と、前記隔壁フラップに設けられて前記突起が篏合する凹部と、によって、
前記センタープレートに回動自在に支承され、
少なくとも一部の前記隔壁フラップは、前記中心側の端部に接続された駆動手段によってトンネル縦断方向に回動されるようになっている、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載された掘削機の隔壁。 - 掘削径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成された切削用回転体と、
請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載された隔壁と、
外径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成された鋼殻と、を備える、掘削機。
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JP2018239167A JP7159032B2 (ja) | 2018-12-21 | 2018-12-21 | 掘削機の隔壁、及び、掘削機 |
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JP2018239167A JP7159032B2 (ja) | 2018-12-21 | 2018-12-21 | 掘削機の隔壁、及び、掘削機 |
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Family Applications (1)
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- 2018-12-21 JP JP2018239167A patent/JP7159032B2/ja active Active
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