JP7232154B2 - 断面拡大セグメント、及び、断面拡大システム - Google Patents
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Description
(シールド機の全体構成)
まず、図1~図4を用いて本実施例の掘削機としてのシールド機1の全体構成を説明する。シールド機1は、全体として円筒形の切羽側の前胴部1A(フード部及びガーダー部)と坑口側の後胴部1B(テール部)とから構成される。そして、本実施例のシールド機1は、掘削径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成された切削用回転体としてのカッターヘッド20と、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成された隔壁30と、外径を任意の比率で拡大又は縮小できるように構成された鋼殻40(40A、40B)と、を備えている。
本実施例の断面拡大セグメント50は、シールドトンネルの断面を相対的に小径の円形断面から大径の円形断面へと不連続に拡大する箇所である断面変化点に設置される。断面拡大セグメント50は、略円筒状に組み立てられて、断面変化点において小径側を構成する小径部60と、断面変化点において段差面(妻面)を覆う妻部70と、小径部60と妻部70の間に介在するスライド機構80と、を備えている。すなわち、坑口側から切羽側に向かって、小径部60、妻部70の順に配置され、この小径部60と妻部70は別体として構成されている。
なお、前述した履帯の形状については、遮水シート貼付による止水が必要になることから、履帯に貼り付けられた遮水シートが水圧に抵抗する時に履帯が遮水シートの受ける圧力を保持するよう、例えば、腕時計のバンドのように、略楕円柱で、かつ、柱方向に貫通する円形の穴を2箇所に有する複数の略楕円柱からなり、その円形の穴に、円柱状の通し棒を通して千鳥状に連結された履帯のような、貼り付け面が平滑な形状とすることが好ましい。
次に、図10~図12を用いて、スライド機構80を使用した3つの断面拡大システムSについて説明する。すなわち、図10を用いて鋼殻40に連結する第1のケースについて説明し、図11を用いて専用のジャッキを使用する第2のケースについて説明し、図12を用いて回転カム装置を使用する第3のケースについて説明する。
11 :センターシャフト
12 :カッターモータ
13 :シールドジャッキ
14 :エレクタ
15 :中折れジャッキ
16 :スクリューコンベア
20 :カッターヘッド
30 :隔壁
40 :鋼殻
50 :断面拡大セグメント
60 :小径部
61 :上端小径部ユニット
62 :中間小径部ユニット
63 :下端小径部ユニット
70 :妻部
71 :上端妻部ユニット
710 :台形部
72 :中間妻部ユニット
73 :下端妻部ユニット
730 :平行四辺形部
74 :連結装置
75 :ジャッキ
76 :回転カム装置
80 :スライド機構
81 :ピン
82 :長孔
83 :シャッター部材
84 :U字ガイド
90 :妻部ユニット
91 :上端妻部ユニット
91a :第1ユニット片(第1妻部ユニット片)
91b :第2ユニット片(第2妻部ユニット片)
92 :中間妻部ユニット
92a :第1ユニット片(第1妻部ユニット片)
92b :第2ユニット片(第2妻部ユニット片)
93 :下端妻部ユニット
94 :ガイドレール
95 :ガイド溝
Claims (9)
- シールドトンネルの断面変化点に設置される断面拡大セグメントであって、
略円筒状に組み立てられて、断面変化点において小径側となる、小径部と、
断面変化点において段差面を覆う妻部であって、前記小径部に対してトンネル軸方向切羽側に重ね合わされて、トンネル半径方向外向きにスライド移動可能に構成される、妻部と、
前記小径部と前記妻部の間に形成されるスライド機構と、
を備える、断面拡大セグメント。 - 前記妻部は、トンネル円周方向に隣接する複数の妻部ユニットを有し、
前記妻部ユニットは、拡大前は、隣接する妻部ユニット間でトンネル円周方向に互いに所定のラップ長を有して重ね合わされ、
前記妻部ユニットは、拡大後は、トンネル半径方向外向きにスライド移動されて、ラップ長が短くなるように展開される、請求項1に記載された、断面拡大セグメント。 - 前記妻部は、トンネル円周方向に隣接する複数の妻部ユニットであって、各妻部ユニットはトンネル円周方向に重ね合される第1妻部ユニット片と第2妻部ユニット片とから構成される、妻部ユニットを有し、
前記妻部ユニットは、拡大前は、トンネル円周方向に互いに当接するように並設されるとともに、前記第1妻部ユニット片と前記第2妻部ユニット片とはトンネル円周方向に互いに所定のラップ長を有して重ね合され、
前記妻部ユニットは、拡大後は、トンネル半径方向外向きにスライド移動されるとともに、前記第1妻部ユニット片と前記第2妻部ユニット片とは、ラップ長が短くなるように展開される、請求項1に記載された、断面拡大セグメント。 - 前記スライド機構は、前記小径部又は前記妻部のいずれか一方に形成された長孔と、前記小径部又は前記妻部のいずれか他方に形成されて前記長孔に挿入されるピンと、から構成される、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載された、断面拡大セグメント。
- 前記スライド機構の前記長孔には、前記長孔の開口面を閉塞し、かつ、前記ピンとともに移動するように構成されたシャッター部材が設置される、請求項4に記載された、断面拡大セグメント。
- 前記スライド機構は、前記小径部又は前記妻部の一方に形成されたガイドレールと、他方に形成されて前記ガイドレールが挿入されるガイド溝と、から構成される、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載された、断面拡大セグメント。
- 請求項2又は請求項3に記載された断面拡大セグメントを使用した断面拡大システムであって、前記妻部の前記妻部ユニットを、シールド機の鋼殻に連結する連結装置をさらに備える、断面拡大システム。
- 請求項2又は請求項3に記載された断面拡大セグメントを使用した断面拡大システムであって、前記妻部の前記妻部ユニットを、トンネル半径方向外向きに押し出すジャッキをさらに備える、断面拡大システム。
- 請求項2又は請求項3に記載された断面拡大セグメントを使用した断面拡大システムであって、前記妻部の前記妻部ユニットを、トンネル円周方向に回転しながら1つずつ選択してトンネル半径方向外向きに押し出す回転カム装置をさらに備える、断面拡大システム。
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