JPH038873A - 撥水撥油剤 - Google Patents

撥水撥油剤

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JPH038873A
JPH038873A JP14096989A JP14096989A JPH038873A JP H038873 A JPH038873 A JP H038873A JP 14096989 A JP14096989 A JP 14096989A JP 14096989 A JP14096989 A JP 14096989A JP H038873 A JPH038873 A JP H038873A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐光性及び耐NOX性に優れかつ家庭CHz
 ”= CCOX CN HY N tl シ乙 (■
)洗濯又はドライクリーニング後に自然乾燥するだけで
充分な撥水性が発現される撥水撥油剤に関する。
〔従来の技術] 従来より繊維に撥水撥油性を付与する目的でバーフルオ
ルアルキル基含有(メタ)アクリレートの単独重合体、
あるいはそれらパーフルオロアルキル基含有(メタ)ア
クリレートとアルキル(メタ)アクリレート、塩化ビニ
ル、スチレン、Nメチロール(メタ)アクリルアミド、
アミニミド基含有単量体及びアジリジニル(メタ)アク
IJ L。
−ト等の共重合体よりなる撥水撥油剤が商業的に広範囲
に利用されている。
しかしながらこの様な共重合体からなる撥水撥油剤は家
庭洗濯又はドライクリーニング後に自然乾燥するだけで
撥水性が発現するという機能は極めて不充分であった。
この機能を改良したものとしては該共重合体にブロック
ドイソシアネ−1・化合物を混合した(合本溌油剤(特
開昭54−133486号公報、特開昭54−1396
41号公報)が知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、ブロックドイソシアネート化合物を混合
したタイプの撥水撥油剤で処理した繊維は、家庭洗濯あ
るいはドライクリーニング後の自然乾燥時における撥水
性の回復性が未だ不充分であり、かつ耐光性および耐N
OX性に劣ったものとなってしまうという欠点をも有し
ている。
〔課題を解決するための手段] 本発明者は前記実情に鑑み鋭意検討した結果、ブロック
ドイソシアネート基とパーフルオロアルキル基を含有す
る共重合体からなる撥水撥油剤で処理した繊維が、家庭
洗濯あるいはドライクリーニング後の自然乾燥時におけ
る撥水性の回復性が充分であること、耐光性および耐N
OX性に優れることを見い出し本発明を完成するに至っ
た。
即ち本発明は、パーフルオロアルキル基とブロックドイ
ソシアネート基を含有する重合体からなる撥水1發油剤
を提供するものである。
本発明で用いられるパーフルオロアルキル基とブロック
ドイソシアネート基を含有する共重合体は、パーフルオ
ロアルキル基含有エチレン性不飽和単量体(A)とブロ
ックドイソシアネート基含有エチレン性不飽和単量体を
共重合せし゛めることにより得られる。
本発明に係るパーフルオロアルキル基含有エチレン性不
飽和単量体(A)は、公知慣用のものがいずれも使用可
能であり、特に限定されるものではない。
例えば、一般式(I) (I RfA−OCC=CH2(I) で示されるエチレン性不飽和単量体が挙げられる。
具体的には 八−1:  CF:1(CF2)l、C)+2CII□
0COCII=C)+2(II−5〜ILn=8) A−2: CF:l (CFZ) 7C112C11□
0COC(C)l:l)・C1(2A−3: Ch(C
h)scl□C1l□0COC(C1h)=CHzA−
6:  CFa(CFz)7sOzN(C:+fh)C
IIzCtlzOCOCII=C1hA〜7 : CF
3(CF2)?SO□N(CH3)Ctl□CHzOC
OC(CII+)=CLA−8:  cpa(cpzL
so□N(C113)CIlZCII20COCIl=
CI+□A−9:  Ch(CF2)7(C)1z)4
0cOclI=clI□A−10:  CFi(CFz
)acOOcll・C11□A−11:  CF3(C
F2)7SO□N (C4)19)C)12CH,CH
2Cl1zOCOCH=CII□A−12:  CFz
(CFz)tcllzc)1(011)CH□0COC
H=C)+2A−13:  CF3(CF2)SCON
(C3H7)CH2CII□0COC(CH:l)・C
Il□A−14:  CFI(CF2)qcON(Cz
)Is)C1l□CHzOCOCH=CHz等の単量体
が例示される。
必要に応じて、 CF2Cl−(CF2) ?SO□N(C1+3)C1
1□C11□0COC)I=(ji2+1(CF2)B
CH2CH20COC(CH3)・C)12の如き分子
末端がフッ素原子で置換されていないフルオロアルキル
基を含有するエチレン性不飽和単量体を用いていてもよ
い。
本発明に係るブロックドイソシアネート基含有エチレン
性不飽和単量体(B)とは、エチレン性不飽和二重結合
と、常温を越える温度で解離しうる化合物(ブロック剤
)で封止された常温では不活性なイソシアネート基を含
有するエチレン性不飽和単量体であり、その構造は特に
限定されるものではない。
この様なブロックドイツシアネート基含有エチレン性不
飽和単量体(B)としては例えば一般弐(II) で示される単量体が挙げられる。
具体的には、 R,OO II      11 CH,=CC0XCNYNCZ     、(II)H 1: B−5: 1 2 : B−6: 1 3 : B−7: 1 B−4: 等が例示される。
該単量体(B)としては、前記一般式(I[)のXが一
0BO−(但し、Bはハロゲン原子またはアルキル基で
置換されていてもよい炭素原子数2〜10のアルキレン
基)または−NH−で、かつZがケトオキシムの水素残
基であるものが、常温を越える温度で解離しうる化合物
の毒性が低いので好ましく、中でもYが芳香族ジイソシ
アネートのイソシアネート残基であるものが、常温を越
える温度で解離うしる化合物の解離温度が110〜13
0°Cと繊維加工における熱処理に適当な温度となるの
で好ましい。
該単量体(B)は例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ
)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、3−クロロ
−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等の活
性水素原子を含有するエチレン性不飽和単量体に、芳香
族ジイソシアネート、脂肪族ジイソシアネートまたは脂
環族ジイソシアネートの一つのイソシアネート基を反応
させた後、もう一つのイソシアネート基をフェノール、
メチルエチルケトンオキシム、シクロへキサノンオキシ
ム等のイソシアネート基と反応しうる基を有し、かつ常
温を越える温度で解離しうる化合物で封止することによ
り容易に製造できる。
本発明で用いる共重合体はパーフルオロアルキル基とブ
ロックドイソシアネート基以外の基を含んでいてもよく
、その様な基は該単量体(A)、(B)に共重合可能な
その他のエチレン性不飽和単量体(C)を共重合せしめ
れば共重合体に導入できる。しかも該単量体(C)とし
て適当な単量体を選択すると、洗濯又はドライクリーニ
ング後に自然乾燥するだけで充分な撥水性が発現する(
以下、この性質を撥水性の回復性という。)、耐光性お
よび耐NOX性に優れるという効果のみならず、撥水性
の回復性のさらなる向上、風合の向上、耐摩耗性の向上
等各種の性能をも付与することができる。
本発明に係るこの様な、該単量体(A)、(B)と共重
合可能なその他のエチレン性不飽和単量体(C)は、炭
素原子数14以上のアルキル基を含有するエチレン性不
飽和単量体(CI)、イソシアネート基と反応しうる官
能基を含有するエチレン性不飽和単量体(C2)および
これら(C1)、(C2)以外の単量体(C3)に大別
できる。
該単量体(C1)としては例えば、 CL (CHI2) + 70COCfbCHz、Ct
l+(Cl7) + 70cOc (CH3)・CI+
□、((CHい:ICCH2CH2) 2C1l(CH
3)CH20COC(CHI)・C++Z、該単量体(
C2)としては例えば、 C1h=C(CII+)COOCH□CHCII□C!
、H Cl1□=ClIC0OCIIzCHC1h  、H CHz=CIICOOll、 CIl□=ClIC0OC82C)t 、011  、
CIl□=C(CH3)COOC)12C1l□OH。
CIl□=CllCONH2、 CHz=CIICONHCHzOH。
CH2=C(CHI3)CH叶、 HooC−CII=CIl−COOII  、1100
cmCH=C(COOII) z、CIl□=CtlC
ONHC(C1h)2C!(lICOCH3、該単量体
(C3)としては例えば、 エチレン、プロピレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、
弗化ビニル、弗化ビニリデン、スチレン、α−メチルス
チレン、酢酸ビニル、メチル(メタ)アクリレート、エ
チル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリ
レート、1so−ブチル(メタ)アクリレート、ter
 t−ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)
アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、2
−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ヘンシル(メ
タ)アクIJ l、、−ト、シクロヘキシル(メタ)ア
クリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ジシ
クロベメタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテ
ニル(メタ)アクリレート、メチルビニルエーテル、プ
ロピルビニルエーテル、オクチルビニルエーテル、ブタ
ジェン、イソプレン、クロロブレンが挙げられ、これら
単量体(C)は単独使用でも二種以上の併用でもよい。
本発明で用いられる共重合体は、通常該単量体(A)と
(B)を共重合せしめて得られるものであって、単量体
全重量中に該単量体(B)を0.5〜20重量%用いて
共重合せしめたものであり、中でも該単量体(A)30
〜90重量%、該単量体(B)0.5〜20重量%及び
該単量体(C)5〜70重量%を共重合せしめたものが
好ましく、該単量体(A)50〜80重量%、該単量体
(B)2〜10重量%及び該単量体(C)10〜50重
量%を共重合せしめたものが特に好ましい。
尚、該単量体(C)として前記単量体(C,)を用いた
共重合体を出水撥油剤として繊維を処理すると、上記し
た撥水性の回復性、耐光性および耐NOX性という基本
的効果はもとより加工前の原布の風合を損うことなく撥
水澄油性を付与することができ、該単量体(C8)と(
C2)を併用した共重合体では、加工前の原布の風合を
損わず更に耐摩耗性に優れた溌水溌油性を付与すること
ができる。
前記した様に、加工布の風合を…わない撥水撥油剤とす
るため該単量体(CI)の共重合割合は、全単量体の5
〜70重景%中でも10〜50重猾%が好ましく、加工
布の風合を損なわずかつ耐摩耗性に優れた撥水撥油剤と
するためには、該単量体(CI )を全単量体の5〜7
0重1%中でも10〜50重量%とし、かつ該単量体(
B)の・イソシアネート基に対して等量比0.2〜5.
0中でも0.5〜3.0となる重量割合の該単量体(C
2)を用いることが好ましい。
本発明の共重合体を得るためには種々の重合反応の方式
や条件が任意に選択でき、塊状重合、溶液重合、乳化重
合、!Q濁重合、放射線重合、光重合など各種の重合方
式のいずれをも採用できる。
例えば、共重合しようとする単量体の混合物を、界面活
性剤の存在下に水に乳化させ、撹拌下に、共重合すれば
本発明に係る共重合体は容易に製造することができる。
重合開始源として、アゾ化合物、有機過酸化物の如き各
種重合開始剤、更には、紫外線あるいはγ−線などの電
離性放射線などが採用され得る。また界面活性剤として
は、陰イオン性、陽イオン性あるいは非イオン性の各種
乳化剤の殆んど全てを使用可能である。而して、共重合
しようとする単量体を適当な有機溶剤に溶解せしめ、重
合開始源の作用により、溶液重合させ得る。溶液重合に
好適な溶剤は、トリクロルエタン、トリクロロトリフル
オロエタン、テトラクロロジフルオロエタン、テトラク
ロロエチレンなどである。溶液重合あるいは乳化重合に
よって、有機溶剤型、エマルジョン型あるいはエアゾー
ル型の撥水撥油剤も直接製造できる。
本発明の撥水撥油剤は、被処理物の種類は出水撥油剤の
調整形態などに応じて、任意の方法で被処理物に適用さ
れ得る。例えば、エマルジョン型や有機溶剤型の本発明
撥水撥油剤は、必要に応じて希釈を行い漫f!を塗布あ
るいはスプレー等のboき被覆加工の既知の方法で被処
理物の表面に付着させ熱処理する方法が採用され得る。
この際の熱処理の条件は特に限定されるものではないが
通常加熱オーブン中80〜160’C’t41Th維を
加熱すればよく、中でも80〜120°C×30秒〜3
分で予備乾燥した後130〜180°C×30秒〜3分
キエアリングすることが好ましい。
本発明の出水撥油剤は、必要に応じて公知慣用の帯電防
止剤、難燃剤、防シワ剤、柔軟剤、ソイルリリース剤、
染料、顔料等の添加剤、アクリル樹脂、ポリエステル樹
脂等のバインダー樹脂、シリコーン系撥水剤、ワックス
系溌水剤等の撥水剤、パーフルオロアルキル基含有アク
リル樹脂、パーフルオロアルキル基含有ポリエステル樹
脂、パーフルオロアルキル基含有ウレタン化合物等の出
水撥油剤を添加併用することができる。
本発明の出水撥油剤は、特に限定なく種々の物品を処理
することができる。例えば、繊維、ガラス、紙、木、皮
革、毛皮、石綿、プラスチックなどがある。而して、繊
維としては、綿、麻、絹、羊毛などの天然繊維、ポリア
ミド、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、ポリプロ
ピレンなどの合成繊維、レーヨン、アセテートなどの半
合成繊維、ガラス繊維、アスベスト繊維などの無機繊維
、あるいはこれらの混紡・交織織物があげられる。中で
も本願発明の出水撥油剤は合成繊維を処理するのに特に
優れている。
参考例(ブロックドイソシアネート基含有エチレン性不
飽和単量体の合成) 撹拌機、冷却管付フラスコに脱水したメチルイソブチル
ケトン104gと2.4−1−ルエンジイソシアネート
174g (1=ol )を入れ、80″Cに保温した
。2−ヒドロキシエチルメタクリレート130g(1m
ol)を2時間にわたって滴下した後、イソシアネート
基の反応率が50%となるまで反応させた。次いでメチ
ルイソブチルケトキシム111g (1mol )を2
時間にわたって滴下した後、1時間反応することにより
イソシアネート基の反応率が100%となった。この単
量体溶液にn−へキサン500gを加え、0″Cに冷却
後濾過することにより白色固体353gを得た。以下、
ブロックイソシアネート基含有エチレン性不飽和単量体
B−1という。この白色固体の純度はゲルパーミェーシ
ョンクロマトグラフィーの測定では96.5%であった
上記同様な方法でブロックドイソシアネート!含有エチ
レン性不飽和単量体B−2〜B−7を合成した。
合成例1〜21及び比較合成例1〜4 ガラス製反応容器中(内容積500mf)に、A−85
6g、2−エチルへキシルメタクリレート20g、ブロ
ックイソシアネートM含存エチレン性不飽和単量体(B
−1)4g、ドデシルメルカプタン0.4g、脱酸素し
た純水276.8g、アCetl+tC6t140(C
tlzCHzO)、lII  (II = 8 ) 1
.6 gを入れ、アゾビスイソブチルアミジンニ塩酸塩
0.4 gを加え、窒素雰囲気下で撹拌しつつ60゛c
で10時間共重合反応せしめた。得られた共重合体エマ
ルジョンは固形分濃度20.6%であった。
同様な方法で本発明に係る共重合体(2〜21)及び本
発明以外の共重合体1〜4を合成し、その共重合割合を
合成例1における共重合割合とともに第1表に示した。
これらの共重合体エマルジョンは25°Cにおける貯蔵
安定性がいずれも極めて優れたものであった。
尚、表中EHMAは2−エチルへキシルメタクル−ド、
IBMAはイソブチルメタクリレート、SMAはステア
リルメタクリレート、SAはステアリルアクリレート、
ISMAはイソステアリルメタクリレート、HEMAは
2−ヒドロキシエチルメタクリレート、HEAは2−ヒ
ドロキシエチルアクリレート、CHPMAは3−クロロ
−2ヒドロキシプロピルメタクリレート、N−MAMは
N−メチロールアクリルアミド、N−MMAMはN−メ
チロールメタクリレートアミドを示す。
実施例1〜21 本発明に係る共重合体エマルジョンを水で希釈して固形
分濃度0.4%の処理浴を調整した後、ナイロンタフタ
染色布及びポリエステルタフタ染色布を該処理浴に5秒
間浸漬しマングルにより絞り、ウェットピックアップを
20%とした。次いで100°CX2分間乾燥し、17
0°CX30秒間キュアーすることにより上水撥油処理
した。か(して得られた被処理布について櫓水溌油性能
を評価した。塩水性は、JIS L−1092のスプレ
ー法による撥水性番号をもって表わし、撥油性はAAT
CC118ハイドロカーボンレジスタンステストの↑a
油性番号をもって表わした。尚、撥水性、櫓油性に+印
を付したものはそれぞれの性能がわずかに良好なものを
示す。
又、表中初期とは、加工上がりの試験布の試験結果を示
し、l0HL後とは、10回洗濯(家庭洗濯、JIS 
L−0217・103法に準する。)後、−晩自然乾燥
した試験布の試験結果を示すものである。
同様にポリエステルモケット及びポリエステル織物を該
処理浴に浸漬した後に絞り、ウェットピックアップをそ
れぞれ80%及び60%とした。
次いで上記同様の条件で乾燥・キュアーし撥水撥油処理
した。
かくして得られた被処理布の風合を手触わりによる触怒
により次の如く判定した。
く触 感〉      く判 定〉 原布の風合と変化なし      O 原布に比べて少し硬くなる    △ 原布に比べて明らかに硬くなる  × 原布に比べて極めて硬くなる   ××又、摩耗前後の
撥水性の評価は直径約5 m+nの水滴を、被試験布よ
り15cmの高さから落下させ5分後の水滴の状態を判
定し下記の記号により示した。(表中、水滴落下として
示した。)接触角 120°以上    ◎ 接触角 90〜120°   ○ 接触角 60〜90°    △ 接触角 60°以下     × また、イソプロピルアルコールと水の混合物1滴を被試
験布に静置して3分間以上保持することのできる混合物
の混合比率を下表のAQ番号をもって示した。(表中、
AQとして示した。)尚、被処理布の摩耗は学振型染色
堅牢度試験機を用いて、摩耗布として、綿カナキンを使
用し、荷重500gで2000回往復するという条件で
行なった。
摩耗後におけるこれら被処理布の性能結果を第1表に併
せて示した。
又、同様にして処理した加工上りのポリエステル加工糸
織物(白色)を用いて耐光性(フェードメーター、63
°CX100時間)及び耐NoX性(JIS L−08
55)を測定したところ、そのハンター白変は高く目視
ではいずれの場合も被処理布の着色(黄変)は認められ
なかった。
比較例1〜6 比較例1〜2及び4〜5については第1表に示した重合
体からなる撥水1發油剤で、実施例1と同様にして布を
処理し、比較例3及び6については比較例1.3で用い
た共重合体エマルジョンと、24−トルエンジイソシア
ネートのメチルエチルケトキシム付加体エマルジョン(
固型分濃度0.45%)の1対1(重量比)混合エマル
ジョンを用いウェントビックアップを40%として実施
例1と同様にして布を処理し、全く同様の試験を行った
この結果を第1表に示した。
尚、比較例1〜2及び4〜5の撥水撥油剤で処理した被
処理布は、耐光性及び耐NoX性を測定したところ、ハ
ンター白変が高く目視でも被処理布の着色は認められな
かった。
比較例3及び6の撥水撥油剤で処理した被処理布はハン
ター白変が低く目視でも著しく着色しているのが明らか
であった。
実施例1〜21及び比較例1〜6(第1表)から明らか
な様に本発明の溌水溌油剤で処理した被処理布は、■耐
光性、耐No、および■撥水性の回復性のいずれにも優
れているのに対して、従来の撥水掲油剤で処理した被処
理布は、■、■のいずれかが著しく劣っていることがわ
かる。
合成例22〜29及び比較合成例7 ガラス製反応容器中(内容積500mff1)に、(A
−7)42g、ステアリルメタクリレート15g、(B
−2)3g及び1,1.1− トリクロロエタン90g
を入れ、アゾビスイソブチルニトリル0.6gを加え、
窒素雰囲気下で撹拌しつつ70℃で12時間共重合反応
せしめた。得られた共重合体溶液に1.1.2− )リ
クロロー1.2.2−1−リフルオロエタン250gを
加え固形分濃度15%とした。
同様な方法で本発明に係る共重合体23〜29及び本発
明以外の共重合体を合成し、その共重合割合を合成例2
2における共重合割合とともに第2表に示した。
尚、表中のBZMAはベンジルメタクリレート、TBM
Aはt−ブチルメタクリレート、CHMAはシクロへキ
シルメタクリレート(その他は前記と同意。)を示す。
実施例22〜29 合成例22〜29で合成した共重合体溶液を1、Ll−
)リクロロエタンで希釈し固形分濃度0.45%の処理
浴を調製し、実施例1〜21と全く同様の条件で被処理
布を得、同様の撥水掲油性の評価を行なった。
尚、表中10DC後とは10回ドライクリーニング(J
IS L−1018・E−2法に準する。)後−晩自然
乾燥した試験布の試験結果を示すものである。
その他の評価方法は実施例1〜21のそれに準じて行な
った。
これらの性能結果を第2表に併せて示した。尚、加工上
りの被処理布は、ハンター白皮が高く目視でもいずれの
場合も着色は認められなかった。
比較例7〜8 比較例については実施例22と同様にして布を処理し、
比較例8は比較例7で用いた共重合体溶液と、イソホロ
ンジイソシアネートのメチルエチルケトキシム付加体溶
液(固型分濃度0.45%)の1対1(重量比)混合溶
液を用いウェットピックアップを40%として実施例2
2と同様にして布を処理し、同様の試験を行った。この
結果を第2表に示した。
尚、比較例7の撥水撥油剤で処理した被処理布はハンタ
ー白皮が高く、目視でも被処理布の着色は認められず、
比較例8の撥水撥油剤で処理した被処理布はハンター白
皮が低(目視でも著しく着色しているのが明らかであっ
た。
実施例22〜29及び比較例7〜8(第2表)から明ら
かな様に本発明の撥水撥油剤で処理した被処理布は■耐
光性及び耐NoX性と■撥水性の回復性のいずれにも優
れているのに対して、従来の撥水撥油剤で処理した被処
理布は、■、■のいずれかが著しく劣っていることがわ
かる。
(発明の効果) 本発明の単量体(A)、(B)からなる共重合体の撥水
撥油剤で処理した繊維製品は耐No、性および耐光性に
優れ家庭洗濯あるいはドライクリーニング後にも自然乾
燥するだけで優れた撥水性の回復性が得られる。
又、該単量体(C)として炭素原子数14以上のアルキ
ル基を含有するエチレン性不飽和単量体(C8)を用い
た1發水撥油剤は加工前の原布の風合をtiわず撥水撥
油性のある繊維製品とすることができるし、該(C1)
単量体と(C2)を併用した共重合体よりなる撥水撥油
剤は加工前の原布の風合を損わず、耐摩耗性に優れた撥
水1發油性をもった繊維製品とすることができる。
又、本発明のI合本撥油剤は撥水ta油性のみならず、
防汚性、表面潤滑性、離型性等の高い表面改質効果を(
lfffえているので繊維製品に限らず広範な分野の各
種物品に適用することができる。
代 理 人 弁理士 高橋勝利

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、パーフルオロアルキル基とブロックドイソシアネー
    ト基を含有する重合体からなる撥水撥油剤。 2、重合体が、パーフロオロアルキル基含有エチレン性
    不飽和単量体(A)とブロックドイソシアネート基含有
    エチレン性不飽和単量体(B)との共重合体である請求
    項1記載の撥水撥油剤。 3、重合体が、パーフルオロアルキル基含有エチレン性
    不飽和単量体(A)と、ブロックドイソシアネート基含
    有エチレン性不飽和単量体(B)とこれらと共重合可能
    なその他のエチレン性不飽和単量体(C)との共重合体
    である請求項1記載の撥水撥油剤。 4、ブロックドイソシアネート基含有エチレン性不飽和
    単量体(B)が、一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 式中、R_1は水素原子又はメチル基、Xは−OBO−
    (但し、Bはハロゲン原子またはアルキル基で置換され
    ていてもよい炭素原子数2〜10のアルキレン基)また
    は−NH−、Yは芳香族ジイソシアネートのイソシアネ
    ート残基、Zはケトオキシムの水素残基であるで示され
    る単量体である請求項2または3記載の撥水撥油剤。 5、該単量体(C)が、炭素原子数14以上のアルキル
    基を含有するエチレン性不飽和単量体(C_1)を必須
    とする単量体である請求項3または4記載の撥水撥油剤
    。 6、該単量体(C)が、イソシアネート基と反応しうる
    官能基を含有するエチレン性不飽和単量体(C_2)を
    必須とする単量体である請求項3、4または5記載の撥
    水撥油剤。
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