JPH04289275A - 繊維材料処理剤 - Google Patents

繊維材料処理剤

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JPH04289275A
JPH04289275A JP3335132A JP33513291A JPH04289275A JP H04289275 A JPH04289275 A JP H04289275A JP 3335132 A JP3335132 A JP 3335132A JP 33513291 A JP33513291 A JP 33513291A JP H04289275 A JPH04289275 A JP H04289275A
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JP3335132A
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English (en)
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Erich Roessler
エーリッヒ・レッスラー
Belgin Sahin
ベルギン・ザーヒン
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PFERSEE CHEM GmbH
Chemische Fabrik Pfersee GmbH
Original Assignee
PFERSEE CHEM GmbH
Chemische Fabrik Pfersee GmbH
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Publication date
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    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06MTREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
    • D06M15/00Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
    • D06M15/19Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with synthetic macromolecular compounds
    • D06M15/21Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D06M15/263Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds of unsaturated carboxylic acids; Salts or esters thereof
    • D06M15/277Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds of unsaturated carboxylic acids; Salts or esters thereof containing fluorine
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06MTREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
    • D06M15/00Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
    • D06M15/19Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with synthetic macromolecular compounds
    • D06M15/37Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D06M15/564Polyureas, polyurethanes or other polymers having ureide or urethane links; Precondensation products forming them
    • D06M15/576Polyureas, polyurethanes or other polymers having ureide or urethane links; Precondensation products forming them containing fluorine

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特別の組成を有する少
なくとも二個の成分を含有する、繊維材料処理剤に関す
る。更に本発明はこの様な繊維材料処理剤を使用するこ
とに関する。
【0002】
【従来の技術】天然、再生又は合成繊維を含有する材料
を、特定の剤で処理して、材料、たとえば繊維材料に特
定の所望の性質を付与することは公知である。この際繊
維材料は、通常平面構造物、たとえば織物、編物又は 
”不織布”(フリース)として存在する。繊維材料に付
与しなければならない性質に、多くの場合、特に快い柔
らかい手ざわり並びにはっ水及び(又は)はっ油作用が
属する。繊維材料のはっ水及び(又は)はっ油性質を得
るために、多くのフッ素含有ポリマーが使用される。こ
れはたとえば米国特許第4742140号明細書中に又
はヨーロッパ特許公開第0325918号明細書中に記
載されている。上記米国特許によればコポリマーを使用
し、これはモノマーとしてパーフルオル化された基を含
有するアクリラート、ビニリデンクロリド及び(メタ−
)アクリラートから構成される。このコポリマーを、乳
化剤としてエトキシル化された脂肪酸を含有する水性分
散液の形で使用することができる。繊維状平面構造物を
、この米国特許によるコポリマーの分散液で処理する場
合、はっ油及びはっ水作用の効果はすべての場合に満足
がいかないことが欠点として認められる。更にこの様に
仕上げられた繊維材料はまだ最適な柔らかな手ざわりを
有しない。
【0003】それと共に染色された繊維材料の場合、染
料を溶解する溶剤に対する染色安定性が不十分である。 このことは繊維材料を適当な溶剤と、たとえばドライ−
 クリーニング又は作業服の使用の際に接触すると重要
である。この場合染料の部分は、溶剤によって溶かし出
されることが分った。このことは特に溶剤としてのアセ
トン、パークロルエチレン及びメチルエチルケトンに対
する分散染料に対してもいえる。不十分な溶剤堅牢性の
欠点は、米国特許第4742149号明細書によるコポ
リマーでの仕上げ加工の場合ばかりか、他のフッ素含有
生成物ではっ油及びはっ水仕上げ加工された繊維材料で
も認められる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、繊維材料の
高有効性のはっ油及びはっ水仕上げ剤を使用することを
課題とする。この剤は、これを用いて仕上げられた材料
に快い柔らかな製品手ざわりをもたらし、これを用いて
仕上げ加工され、染色された材料が特に溶剤、たとえば
アセトン、パークロルエチレン及び(又は)メチルエチ
ルケトン対して染色の改良された安定性を有することを
、可能な限り更に付加的に保証する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は、請求項1に
よる剤によって解決される;好ましい実施態様は、従属
の請求項から生じる。
【0006】驚くべきことに本発明者は、請求項1で限
定された成分A及びBの組合せが、特に成分B1の使用
でこれを用いて仕上げられた、染色された繊維材料に、
有機溶剤、特にアセトン、パークロルエチレン及びメチ
ルエチルケトンに対する染色の卓越した安定性を付与す
ることを認めた。したがってこの知見は当業者にとって
驚くべきであり、予期されなかったことである。という
のは以下の実施例中に開示されている様に、成分Aも成
分Bも単独で多くの場合に良好な溶剤堅牢性を生じない
からである。更に、本発明による剤を用いると、成分A
及びB単独で用いたよりも仕上げられた繊維材料の柔か
な手ざわりが得られる。
【0007】本発明による剤は、これを用いて仕上げら
れた繊維材料、たとえば織物に、快い柔らかな手ざわり
及び極めて良好なはっ油及びはっ水性質を付与する。こ
の剤を用いる仕上げは、洗濯工程および溶剤に対して極
めて良好な持続性を示す。更に成分A及びBの水性分散
液に織物仕上げに使用される剤、たとえば帯電防止剤を
、分散液の安定性及び仕上げ加工作業、たとえばはっ油
及びはっ水又は柔らかな手ざわりに害を与えることなく
、加えることができる。
【0008】本発明による剤は、夫々水性分散液である
、少なくとも2個の成分A及びBを含有する。染色の溶
剤堅牢性に関して十分に良好な効果を得るために、成分
Aと成分Bの重量割合は30:70〜70:30の範囲
にあることが必要である。この範囲外の混合割合は、僅
かに良好な結果を生じる。混合割合が本発明による範囲
から離れれば離れるほど、その結果は溶剤堅牢性の点で
成分A又はBのみを用いて得られ、かつ十分に良好でな
い結果にますます近づく。本発明による剤の特に好まし
いものは、成分Aと成分Bとの重量割合が約50:50
であるものである。この量での重量割合で、AとBの協
力作用は特に著しく際立っている。
【0009】本発明による剤を製造するために、2つの
分散液(成分A及びB)を相互に混合するのが十分であ
る。通常の場合、混合の後に再度の均一化を実施しなく
てよい。 成分A 成分Aは少なくとも次の成分a),b)及びc)を含有
し、更にまだ他の成分を含有することができる水性分散
液である。
【0010】成分a),b)及びc)は、次の量で得ら
れる: a,  15〜25重量部 b,    1〜2  重量部 c,  55〜75重量部 成分a)は、3つのモノマー、すなわちパーフルオルア
ルキルエチルアクリラート又はパーフルオルアルキルエ
チルメタアクリラート、ビニルクロリド及びフッ素不含
アルキルアクリラート又は −メタアクリラートから構
成されるコポリマーである。パーフルオルアルキルエチ
ルアクリラートは50〜60重量%、ビニルクロリドは
2〜10重量%、フッ素不含アルキル(メタ−)アクリ
ラートは30〜40重量%で含有される。この場合個々
の場合に存在する重量パーセントの合計は、常に100
である。パーフルオルアルキルエチルアクリラートは、
式CH2 =CH− COOCH2 CH2−Rf (
式中Rf はC− 原子数2〜14の非分枝状又は分枝
状パーフルオルアルキル基である。)なるアクリル酸エ
ステル又は対応するメタアクリル酸エステルである。
【0011】残基Rf は、C− 原子数4〜10の非
分枝状残基であるのが好ましい。パーフルオルアルキル
エチルアクリラートは、価格上の理由によって単一生成
物によってきまるのでなく残基Rf の鎖長の点で異な
る化合物の混合物によってきまる。しかしすべての混合
物中に含有される化合物少なくとも95%中に、残基R
f は2〜14個のC− 原子を有する。単一分子の大
多数中で、残基Rf は4〜10個のC− 原子を有す
るのが好ましい。
【0012】モノマー成分として成分Aのコポリマー(
成分a)中に含有されるフッ素不含アクリラート又はア
ルキルメタアクリラートは、C− 原子数10〜18の
アルキル鎖を有する脂肪族直鎖状又は分枝状アルコール
のアクリル酸− 又はメタアクリル酸エステルである。 パーフルオルアルキルエチルアクリラートの上述の場合
と同様に、フッ素不含(メタ−)アクリラートの場合も
、アルコール成分の鎖長で異なるエステルの混合物が通
常存在する。しかし単一分子の少なくとも95%中に、
C− 原子数10〜18のアルコール成分の鎖長が存在
する。 モノマー成分として成分a)中に含有されるフッ素不含
アクリラートは、n− オクタデシルアクリラートであ
るのが好ましい。成分Aの成分a)として使用されうる
コポリマーを、常法でモノマーから、たとえばエマルジ
ョン重合によって製造することができる。 成分b) 成分Aの成分b)は、式 R −C6 C4−O(CH2 CH2 O)p − 
Hなるエトキシル化アルキルフエノールである。残基R
は、C− 原子数4〜12、好ましくは6〜10の非分
枝状又は分枝状アルキルであり、これはフエノール酸素
に対してp− 位に存在するのが好ましい。pに関する
値(エトキシル化度)は、6〜20、好ましくは10〜
16である。上記の場合と同様に、成分b)中にも通常
、残基Rの長さ及びエトキシル化度が異なる化合物の混
合物が存在する。この様な混合物は、特に乳化剤として
市場にある市販の生成物である。
【0013】成分Aの第三成分c)は、水である。 成分B 成分Bとして、水性分散液B1又は水性分散液B2を使
用する。
【0014】成分B1は少なくとも次の成分d),e)
及びf)を含有し、かつ更にまだ他の成分を含有するこ
とができる水性分散液である。成分d),e)及びf)
を、次の量で成分B1中に含有する: d,  15〜20重量部 e,    1〜2  重量部 f,  65〜80重量部 成分d)は、3つのモノマー、すなわちフッ素含有アク
リラート、ビニリデンクロリド及びフッ素不含アルキル
アクリラート又は −メタアクリラートから構成される
コポリマーである。フッ素含有アクリラートは40〜7
5重量%、ビニリデンクロリドは10〜35重量%及び
フッ素不含アルキル(メタ−)アクリラートは10〜2
5重量で含有される。この場合個々の場合に存在する重
量パーセントの合計は、常に100である。
【0015】フッ素不含アクリラートは、一般式  C
F3−CF2−(CF2)k − CH2−CH2−O
C(O)−CH=CH2 を有する。この式中、Kは1
〜12の値である。モノマー成分としてコポリマー(成
分d)中に含有されるフッ素含有アクリラートは、単一
の生成物でなく、むしろ通常上記式に含まれ、フッ素化
された残基の鎖長の点で、すなわちKの値で異なる生成
物の混合物でなければならない。この際上記式のフッ素
含有アクリラート(式中、モノマー0〜10%中でKは
4又はそれ以下の値を有し、モノマー45〜75%中で
Kは6の値を有し、モノマー20〜40%中でKは8の
値を有し、モノマー1〜20%中でKは10の値を有し
、モノマー0〜5%中でKは12の値を有する。)が、
本発明による剤にとって特に好ましい。
【0016】フッ素含有アクリラートの場合の様に、通
常モノマー成分としてアルキル基の鎖長が異なる化合物
の混合物が存在するフッ素不含アルキル(メタ−)アク
リラートに対してもいえる。しかし夫々の場合、これは
そのアルキル鎖が2〜18個のC− 原子を有する化合
物である。このアルキル鎖は、分枝状又は非分枝状であ
ってよい。
【0017】(成分B1の成分d)として)本発明によ
る剤の製造に適するコポリマーが、米国特許第4742
140号明細書に記載されている。そこには、たとえば
エマルジョン重合によるこの様なコポリマーの製造方法
が開示されている。 成分e) 成分e)は、公知方法で、脂肪酸の混合物とエチレンオ
キシドの反応によって得ることができるエトキシル化脂
肪酸の混合物である。合成の際に通常価格上の理由から
異なる鎖長の脂肪酸の混合物を使用するので、得られた
生成物は、脂肪酸の鎖長の点で及びエトキシル化度の点
で異なる化合物の混合物である。本発明による剤に対し
て、その脂肪酸残基は8〜18、12〜18個のC− 
原子を有し、そのエトキシル化度は6〜20、好ましく
は10〜16である化合物の混合物を使用する。エトキ
シル化度は、脂肪酸残基と結合する −CH2−CH2
−O− 単位の平均数である。成分e)は、成分d)に
対する分散剤として作用する。
【0018】成分B1の成分f)は、水である。
【0019】成分B1として本発明による剤の製造に使
用することができる適する生成物混合物は、米国特許第
4742140号明細書中に記載されている。
【0020】記載の成分B1の代りに、以下に説明され
る成分B2も使用することができる。
【0021】成分B2は、少なくとも次の成分g)〜k
)を含有し、しかも以下の量で含有する水性分散液であ
る: 成分g):  2〜10重量部 成分h):10〜40重量部 成分i):0.5〜10重量部 成分k):40〜90重量部 成分B2が成分g)〜k)の以下の量を含有する場合、
特に好ましい結果が得られる: g,:  4〜8  重量部 h,:10〜25重量部 i,:  1〜5  重量部 k,:50〜80重量部 成分g)は、オキシムによってブロックされたイソシア
ナートである。したがって基礎となるイソシアナートの
 −NCO− 基は、イソシアナートとオキシムR1R
2C=NOHとの反応によってブロックされ、この際R
1及びR2は通常1〜4個のC− 原子であることが共
通である。 ”イソシアナート” とは、これに関連し
て少なくとも1個、好ましくは2個又はそれ以上の −
N=C=O− 基を含有する生成物のことである。基礎
となるイソシアナートとしてたとえば2,2,4− 又
は2,4,4− トリメチルヘキサメチレンジイソシア
ナート又はこの異性体の混合物が適する。基礎となるイ
ソシアナートは、脂肪族又は脂環式ジ− 又はトリイソ
シアナートが好ましく、ポリイソシアナートも使用する
ことができる。ポリイソシアナートとは、3個より多く
の −N=C=O− 基を有する生成物のことである。 イソシアナートの −N=C=O− 基少なくとも90
%、好ましくは100%は、オキシムによって、脂肪族
オキシム、すなわち式R1R2C=NOHのオキシム(
式中R1及びR2 は相互に無関係にC− 原子数1〜
4のアルキル基を示す。)によってブロックされて存在
する。たとえばブタノンオキシムが適する。適するブロ
ックされたイソシアナートは、デスモデュール(商品名
Desmodur)L75(バイエル社製、ドイツ)で
ある。他の適するブロックされたイソシアナートは、ヨ
ーロッパ特許第196309号明細書中に記載されてい
る。
【0022】成分B2の成分h)は、オリゴ− 又はポ
リウレタンであり、ジオール成分から由来するその単位
はパーフルオル脂肪族基を有する置換基を有する。この
様な生成物は、パーフルオル脂肪族基を含有するジオー
ルと少なくとも2個のイソシアナート基を有する生成物
との反応で、得ることができる。適する生成物及びその
製造方法は、米国特許第3968066号及び米国特許
第4054592号明細書から生じる。
【0023】成分B2の成分h)として特に好ましいの
は、特にヨーロッパ特許公開第0348350号明細書
中に記載されている様な生成物である。ドイツ特許出願
第4016329.6−44(出願日1990年5月2
1日)及び第4022443.0(出願日1990年7
月14日)にも、成分h)として特に好ましい生成物が
記載されている。ドイツ特許出願第4022443.0
号明細書の場合、これは中間体(シロキサンとの反応の
前)に関係し、この中間体は上記明細書中に挙げられた
ジオールと2個又はそれ以上の −N=C=O− 基を
有する化合物との反応によって得られる。成分h)とし
て本発明による剤の成分B2に適する生成物は、a)一
般式I
【0024】
【化3】
【0025】〔式中mは1,2又は3であり、nは0又
は1であり、単位 −CH2−X− は−CH2−S−
 、 −CH2−N(R)−SO2−又は −CH2−
N(R)−C(O)−(式中Rは水素又はC− 原子数
1−6のアルキル基を示す。)を示し、Rf はC− 
原子数1〜18の直鎖状又は分枝状パーフルオルアルキ
ル基であり、この基中場合によりフッ素原子がC− 原
子数2〜6のパーフルオルアルコキシ基によって置換さ
れていてよい、EはC− 原子数1〜10の分枝状又は
直鎖状アルキレン基であり、これは場合により1〜3個
の基によって、すなわち式−NR−, −O−, −S
−, −SO2−,  −COO−, −OOC−, 
−CONR−, −NRCO−,−SO2 NR− 及
び −NRSO2− なる、夫々の2価の架橋残基によって中断され、場合に
より末端に −SO2−NR− 又は −CONR− 
基を有する、但し残基Rf はこの基のイオシ原子又は
炭素原子と結合し、Rは水素又はC− 原子数1〜6の
アルキル基である。〕なるジオール──但しジオールは
その製造で生じる副生成物との混合物の形で存在するこ
とができる──と脂肪族、脂環式又は芳香族ジ− 、ト
リ− 又はポリイソシアナートと反応させることによっ
て得られ、但しこの反応を場合により少なくとも2個の
ヒドロキシル基を含有する鎖延長剤の存在下に実施する
。少なくとも2個のヒドロキシル基を含有する鎖延長剤
は、特にN− メチルジエタノールアミンが適する。
【0026】得られた生成物は、織物をこの生成物を含
有する組成物で仕上げする場合、高い効果がはっ油及び
はっ水作用に関して得られる点で優れている。
【0027】成分B2の成分i)は、エトキシル化され
た脂肪アミン又はこの様な脂肪酸とC− 原子数1〜4
の脂肪族モノカルボン酸とから形成される塩である。適
する塩は、成分Dに関する段落で記載した。成分B2の
成分i)は、成分Dに関すると同一の塩であり、しかも
また基礎となる、カルボン酸で中和されていないエトキ
シル化された脂肪アミンが適当である。
【0028】成分B2の成分k)は、水である。
【0029】好ましい実施形態で、本発明による剤の成
分B1又はB2は、更に1又は2種の他の成分l)及び
(又は)m)を含有し、更に全く他の成分は含有しない
。成分l)及びm)は、5〜10重量部アセトン又は2
〜6重量部エチレングリコール又は1,2− プロパン
ジオールである。重量部に関するこの値は、成分d),
e),f)又はg),h),i),k)の重量部に関す
る上記数を示している。
【0030】成分Aに於ても、他の成分(n)が存在す
るのが好ましい。すなわちアセトンが、成分a),b)
及びc)の重量部に関する上記値に対して10〜15重
量部の量で存在する。成分A)は、a),b),c)及
び場合によりn)以外の他の成分を含有しない。
【0031】成分A及びB、並びに場合によりC及びD
に関して個々の場合に使用される、種々の成分の重量部
は、合わせて100重量部になってはならない(重量%
の記載の場合とは異なる)。
【0032】本発明による剤は、2個の水性分散液(成
分A及びB)を混合して製造し、この形で使用すること
ができる。しかし特定の場合、混合された分散液に更に
他の生成物を加えた場合、有利である。この方法で本発
明による剤で処理された繊維材料に、更に特別な性質を
付与することができる。本発明による剤が成分A及びB
の他に更に成分C及び(又は)成分Dを含有する場合、
特に紡織繊維材料に一層快い手ざわりをもたらすことが
できる。特に成分C及びDの同時の存在は、極めて良好
な効果を生じる。 成分C これはSi− H− 結合を有するポリシロキサン、エ
トキシル化アルコール及び水から成る混合物である水性
分散液である。成分C中のポリシロキサンは、ポリジメ
チルシロキサンであり、これ中でSi− CH3−結合
の一部、通常25%より少ないポリシロキサンは、市販
生成物である。市場で得られる、すべての対応するポリ
シロキサンは、これを含有する水性分散液の安定性が夫
々の要求に対応する限り、本発明による剤に対して使用
することができる。成分C中に含有されるエトキシル化
アルコールは、エトキシル化度(CH2 CH2 O−
 単位の平均数)4〜12、好ましくは6〜8を有する
。基礎となるアルコールは、C− 原子数6〜16、好
ましくは10〜12の非分枝状又は分枝状アルキル鎖を
有する脂肪族アルコールである。成分Cの第三成分は、
水である。
【0033】成分Cは、30〜40重量部ポリシロキサ
ン、1〜5重量部エトキシル化アルコール及び60〜6
5重量部水を含有する。 成分D 同様に成分Dは、水性分散液の形の混合物である。この
混合物は、テトラ置換された尿素、脂肪アミンエトキシ
ラートのカルボン酸塩、エトキシル化リシノール酸及び
水を含有する。その他にほんの僅かな量、すなわち夫々
5重量部まで(成分Dに関して挙げた次の重量記載に対
して)の下記物質1又は数種が成分D中に存在する:エ
チレングリコール、メタノール、酢酸及びイソブタノー
ル。従ってこれらの物質のすべて存在する量の合計は、
最高20重量部である。
【0034】成分Dは、 15〜25重量部  テトラ置換された尿素1〜2  
重量部  上記カルボン酸 1〜2  重量部  エトキシル化リシノール酸60〜
75重量部  水 並びに場合により更に上記物質1又は数種を含有する。
【0035】テトラ置換された尿素は、式
【0036】
【化4】
【0037】(式中RはC− 原子数12〜18のアル
キル基、R’,R” 及びR”’は相互に無関係に水素
又はC− 原子数1〜4の直鎖状又は分枝状アルキル基
を示す。)なる化合物である。
【0038】したがって1,2又は3個のメチロール基
をエーテル化することができるトリス− メチロール化
されたN− アルキル尿素が挙げられる。この尿素は、
残基R,R’,R”,R”’1又は数種の鎖長の点で異
なる化合物の混合物であることもできる。
【0039】成分D中に含有される脂肪アミンエトキシ
ラートのカルボン酸が、脂肪アミンのエトキシル化及び
エトキシル化生成物と当量のカルボン酸との反応によっ
て得ることができる。その塩は式   R4− NH(R6)+ −(CH2 CH2 O
) y − H+R5COO −(式中R4はC− 原
子数10〜18のアルキル基、R5はC− 原子数1〜
4のアルキル基、R6は水素又は(CH2 CH2 O
) y であり、y値は2−6を有する。)を示す。こ
の際塩としては通常、残基R4,R5の鎖長及び(又は
)yの値が異なる塩の混合物である。残基R4及びR5
は、分枝状であってよく、しかし非分枝状が好ましい。
【0040】成分D中に含有されるエトキシル化リシノ
ール酸は、エキトシル化度2〜12を有する。この通常
エトキシル化度、すなわち −CH2−CH2−O− 
単位の数が異なる化合物の混合物も存在する。
【0041】本発明による剤は、成分A)〜D)を40
〜50%A 40〜50%B 0〜10%C 0〜10%D の重量割合で含有する。
【0042】本発明による剤は、繊維材料、特に繊維状
平面形成物のはっ水およびはっ油仕上げに最適であり、
そしてこれに良好な染色溶剤堅牢性及び快い柔らかな手
ざわりを与える水性分散液である。この場合繊維状平面
形成物は、セルロース繊維から、たとえば木綿から成る
もの又は他の繊維、たとえばポリエステル繊維との混合
物の形で含有するものが好ましい。
【0043】この剤を、公知方法に従って、たとえばフ
ーラードによって繊維仕上げに通常の方法で適用する。 〔実施例〕以下に本発明を、実施例によって具体的に説
明する。
【0044】結果の判定の際に、次に記載する試験方法
を適用する。
【0045】試験a〜cの実施前に、試料を仕上げ後2
4時間20℃/65%比水分率で保存する。 a.はっ油作用を、AATCC118−1978に従っ
て測定する。この際湿潤を8個の異なる液状炭化水素に
よって調べる;この試験方法の評価尺度は、評点1〜8
を含み、そのうち評点8がもっとも良好(最高の拒絶作
用)である。 b.はっ水作用を、AATCC22−1980(いわゆ
るスプレーテスト)及びDIN53888(いわゆるブ
ンデスマン− ベレグヌングテスト)に従って実施する
。 この後者のテストで、水分吸収率を重量%で測定し、い
わゆる ”防水効果” を視覚的に判定し、この際1(
最も悪い評点)〜5(最良の評点:水が湿潤することな
くはじかれる)の評点を使用する。スプレーテストの場
合、同様に湿潤を視覚的に判定し、評点尺度は0〜10
0(100=最良の評点、すなわち最小の湿潤)に及ぶ
。 上記AATCC− テスト法は、 ”AATCC (A
merican Association of Te
xtile Chemists and Colori
sts) テクニカルマニュアル” 第58巻、198
3年、第248,270,271頁から引用される。 c.染色の溶剤堅牢性を、染色された織物試料について
次の方法に従って測定する(ヘミッシエンファブリクプ
フエルゼー社、アウグスブルグ、1983年6月のパン
フレットNo.7184、 ”染色のブリージング傾向
の検出用ガラスプレートテスト” 参照):試験すべき
、染色された織物試料を、白色の濾紙と共にガラスプレ
ート上に置き、その際濾紙を織物とガラスプレートの間
に置く。織物上に中央に小さい開口部のある第二ガラス
プレートを置く。この開口部によって、ヒペットで溶剤
(たとえばアセトン又はパークロルエチレン)0.2m
lを、織物上に施す。60秒後、濾紙を取り出し、室温
で乾燥する。濾紙上の染料の量(織物から染料がブリー
ジングする量)を、視覚的に判定する。
【0046】〔例1〕100%ポリエステルから成るマ
イクロファイバー織物(商品名トレビラ(Trevir
a), フィネッセ)からの試料──これは青色に染色
されている──を、下記溶でフーラード処理を経て仕上
げする。更に織物試料を順次に浸漬し、圧搾し、浸漬し
、圧搾する。浴吸収は、第二圧搾の後約60重量%であ
る。次いで試料を枠上に張って乾燥し(10分、100
−120℃)、凝縮する(5分、150℃)。 浴1(本発明による):浴は、水1l中に60%酢酸1
ml及び次の個々の生成物a〜dの混合によって製造さ
れた約20%水性分散液25gを含有する。 a.濃度約28%の水性市販分散液(特許請求の範囲の
請求項1〜4に挙げた成分B1に相当)、これはコポリ
マー約15%、エトキシル化脂肪酸1−2重量部、アセ
トン7.5重量部及びエチレングリコール約4重量%を
含有する。コポリマーは、特許請求の範囲の請求項1(
成分B1の成分d)に記載した様に構成され、この際パ
ーフルオルアルキル基の鎖長の最大は、C− 原子数約
8であり、フッ素不含アクリラートの鎖長の最大は、C
− 原子数約16〜18である。 b.市販の水性分散液(特許請求の範囲の請求項1〜7
の成分Aに相当)、これは水約70重量部、アセトン1
0重量部、コポリマー18重量部及び2%エトキシル化
(約13−16Eo)アルキルフエノール(主にアルキ
ル鎖がC− 原子数8〜10)を含有する。コポリマー
は、特許請求の範囲の請求項1(成分Aの成分a))に
記載した様に、構成され、この際モノマーはほぼパーフ
ルオルアルキルエチルアクリラート:フッ素不含アクリ
ラート(アルキル鎖がC−原子数約16−18):ビニ
ルクロリド=58:37:5の重量割合で存在する。 c.水性分散液、これはSi −H− 結合を有するシ
ロキサン(ポリジメチルシロキサン、その場合Si −
CH3−結合の一部をSi −H− 結合に代える)と
エトキシル化アルコール(約6EO− 単位を有する平
均C− 原子数10−12)とから成る混合物約35重
量%及び水65重量%を含有する。(上記混合物は、請
求項10の成分c)に相当する。) d.水性分散液、これは水約70重量%及び上記かつ請
求項10に成分Dとして記載された混合物30重量%を
含有する。
【0047】浴1中の量割合を、上記生成物a及びb(
請求項1の成分A及びB1)をほぼ同一重量割合で使用
する様に選択し、この際a)及びb)の合計は、20%
水性分散液約90重量%であり、成分c)及びd)は夫
々10%より少ない量である。 浴2(比較、本発明ではない):浴は水1l中に、60
%酢酸1ml、浴1の生成物a25gを含有する(浴1
の生成物b,c及びdは存在しない)。 浴3(比較、本発明ではない):浴2と同様な、しかし
浴1の生成物b(生成物aの代りに)を有する組成。 浴4(比較、本発明ではない):浴3と同一、しかし生
成物bの代りに他の市販分散液──これは生成物bと同
様な組成を有する──。 浴5(本発明ではない):浴3と同一、しかし生成物b
の代りに市販生成物スコッチガード(商品名Scotc
hgard) FX3563。 浴6(本発明による):浴1と同一の組成、しかし上記
生成物c)及びd)の添加なし。
【0048】記載の様に仕上げ及び後処理された織物を
スプレー− テスト及びブンデスマン− テスト(重量
%で水分吸収率及び防水− 評点)を実施し、並びには
っ油作用を測定し、その上夫々オリジナル試料で、40
℃で5回洗濯機で洗濯(家庭用洗濯機)後及びドライ−
 クリーニング後に測定する。結果を表1に示す。防水
効果に関する評点に於て、夫々3つの値を記載する。こ
れらは(記載の順序で)1,5,又は10分後の判定に
関係する。
【0049】DIN53888によるブンデスマン− 
テストを、更に(表1,C参照)織物から流れ出る水の
量をmlで測定する。この値は織物構造の厚さに著しく
左右される。同一の織物の水の通過に関するこの値が低
くなればなる程、はっ水作用は良い。表1中で*)で表
示された値は、対応する織物が改善に水で湿ることを示
す(通過テストで悪いはっ水効果)。 表1(商品名トレビラ(Trevira)−フィネーゼ
織物の結果)                   
   浴1    浴2    浴3    浴4  
  浴5    浴6はっ油 作用(評点) オリジナル            5       
5       5       5       5
       5  5×40o 洗濯後      
  4       4       4      
 4       4       4 ドライクリー
ニング後  5       5       5  
     4       4       5 ブン
デスマンDIN53888 a)水分吸収率 (重量%)  オリジナル            0,4     
0,4     0,4     0,4     0
,8     0,4  5×40o 洗濯後    
    7,1     5,9     9,6  
   5,9     2,5     5,4 ドラ
イクリーニング後  3,5     0,8    
 8,8     6,6     6,2     
1,3 b)防水効果 (評点)  オリジナル            5,5,5   
5,5,5   5,5,5   5,5,5   5
,5,5   5,5,5  5×40o 洗濯後  
      4,4,4   4,4,4   4,4
,4,  4,4,4   5,5,5   4,4,
4 ドライクリーニング後  5,5,5   5,5
,5   4,4,4   4,4,4   5,5,
5   5,5,5 c) ml 水通過 オリジナル            2       
2       2       2       2
       2  5×40o 洗濯後      
  2       2       2      
 2       2       3 ドライクリー
ニング後  0       0       1  
     1       3 *)    1 スプ
レーテスト (評点)  オリジナル            100     
100     100     100     1
00     100  5×40o 洗濯後    
     90      90      90  
    90     100      90 ドラ
イクリーニング後  100     100    
 100     100     100     
100 〔例2〕例1に記載された浴No.3,4及び
5を用いて染色されたポリエステル− マイクロ繊維(
たて糸)及び染色されたヴィスコース繊維(よこ糸)か
ら成る織物試料を仕上げし、例1に於ける様に後処理す
る。付加的に次の浴7を使用する。 浴7(本発明による):浴1と同様に、しかし生成物a
(請求項1による成分B1)の代りに、生成物eとして
請求項1の成分B2による組成を使用する。生成物eは
水約73%(重量%で)、1,2− プロパンジオール
3%、脂肪アミンエトキシラートのアセタート(商品名
 Marlower 5401)2%、ブタノンオキシ
ムでブロックされたイソシアナート(商品名 Desm
odur L75)7%及びパーフルオルアルキル基を
有するウレタン(成分B2の成分h)に相当)15%を
含有する水性分散液である。結果を表2に示す。 表2(ポリエステル/ヴィスコース− 混合織物の結果
)                        
浴3    浴4    浴5    浴7はっ油 作用(評点) オリジナル              5     
  5       4       5  5×40
o 洗濯後          4       3 
      3       4 ドライクリーニング
後    5       4       4   
    5 ブンデスマンDIN53888 a)水分吸収率 (重量%)  オリジナル              11,9  
  11,2    24,1     7,8 5×
40o 洗濯後          28,2    
27,6    32,1    15,1ドライクリ
ーニング後    27,8    31,3    
27,9    11,7b)防水効果 (評点)  オリジナル              5,5,4 
  5,5,4   4,3,2   5,5,5  
5×40o 洗濯後          3,1,1 
  3,1,1   3,1,1   4,4,4 ド
ライクリーニング後    3,1,1   4,2,
1   5,3,2   5,5,5 c) ml 水
通過 オリジナル              4     
  4       2       2  5×40
o 洗濯後          1       2 
      3       3 ドライクリーニング
後    1       9       3   
    2 スプレーテスト (評点)  オリジナル              90    
  100     100     100  5×
40o 洗濯後          90      
 90      90      90 ドライクリ
ーニング後    90       90     
100     100 〔例3〕  溶剤に対する染
色の安定性試験更に、2.5%テラシル赤(Teras
ilrot)3BLで又は6%テラシル暗青RBで又は
7%テラシル黒LBSで染色された100%ポリエステ
ルから成る織物試料を、例1に於て記載した浴で処理す
る。仕上げ及び後処理に関する上記条件に対して、次の
変更を行う:浴は、水1l中に対応する水性分散液の2
5gでなく、40gを含有し、凝縮を150℃で5分間
でなく、180℃で40秒実施する。染色された、しか
し水性浴で仕上げされていない織物試料を検査する。溶
剤堅牢性に関して上記テストの実施後、濾紙試料を次の
尺度を用いて視覚的に評価する: 0(最良の評点):染料検出されず 1:極めて僅かな染料 2:僅かな、しかし明らかに認知される量の染料3:平
均量の染料 4:濾紙の著しい変色試験に使用される溶剤は、アセト
ン(Ac)、パークロルエチレン(Pe)及びメチルエ
チルケトン(Me)である。
【0050】結果は表3に示す。 表3(染色の溶剤の検出)               浴1  浴2  浴3 
 浴4  浴5  仕上げされていないテラシル赤 Ac          0    0    2  
  1    2        3Pe      
    0    0    0    0    0
        2Me          0   
 1    2    1    2        
2テラシル黒 Ac          1    0    3  
  4    3        2Pe      
    0    0    0    1    1
        2Me          1   
 0    2    3    4        
3テラシル暗青 Ac          0    3    3  
  2    4        3
【0051】
【発明の効果】本発明による繊維材料処理剤によって仕
上げされた繊維材料は快い柔らかな手ざわりを有し、染
色された織物中で染料ブリージングを減少させる。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくとも2個の成分AとBを重量割
    合A:B=30:70〜70:30で含有し、但し成分
    Aは、次の成分a),b),c): a)次のモノマー:パーフルオルアルキルエチルアクリ
    ラート又はパーフルオルアルキルエチルメタアクリラー
    ト50〜60重量%、ビニルクロリド2〜10重量%、
    C− 原子数10〜18のアルキル鎖を有するフッ素不
    含アルキルアクリラート又は −メタアクリラート30
    〜40重量%から構成されるコポリマー15〜25重量
    %、b)C− 原子数4〜12、好ましくは6〜10の
    アルキル鎖長及び6〜20、好ましくは4〜12のエト
    キシル化度のエトキシル化アルキルフエノール1〜2重
    量部、c)水55〜75重量部、 を含有する水性分散液及び成分Bは次の成分d)、e)
    、f): d)式 CF3−CF2−(CF2)k − CH2−CH2−
    OCO− CH=CH2  (式中Kは1〜12の値である。)なるフッ素含有アク
    リラート40〜75重量%、ビニリデンクロリド10〜
    35重量%、C− 原子数2〜18のアルキル鎖を有す
    るアルキルアクリラート又はアルキルメタアクリラート
    10〜25重量%から構成されるコポリマー15〜20
    重量%、 e)エトキシル化された脂肪酸の混合物1〜2重量部、
    但し脂肪酸はC− 原子数8〜18、好ましくは12〜
    18を有し、エトキシル化度は6〜20、好ましくは1
    0〜16である、 f)水65〜80重量部 を含有する水性分散液B1であるか、又は成分Bは、次
    の成分g)ないしk): g)オキシムによってブロックされたイソシアナート2
    〜10重量部、好ましくは4〜8重量部、h)ジオール
    − 成分から由来する単位が、パーフルオル脂肪族基を
    有する置換基を含有するオリゴ− 又はポリウレタン1
    0〜40重量部、好ましくは10〜25重量部、 i)エトキシル化された脂肪アミン又はこのエトキシル
    化された脂肪アミン及びC− 原子数2〜4の脂肪族モ
    ノカルボン酸から形成される塩0.5〜10重量部、好
    ましくは1〜5重量部、 k)水40〜90、好ましくは50〜80重量部を含有
    する水性分散液B2である、繊維材料処理剤。
  2. 【請求項2】  重量割合A:Bは約50:50である
    請求項1記載の剤。
  3. 【請求項3】  成分B1の成分d)のフッ素含有アク
    リラートに於て、モノマー0〜10%中でkは0又はそ
    れ以下の値を有し、モノマー45〜75%中でkは6の
    値を有し、モノマー20〜40%中でkは8の値を有し
    、モノマー1〜20%中でkは10の値を有し、モノマ
    ー0〜5%中でkは12の値を有する請求項1又は2記
    載の剤。
  4. 【請求項4】  成分B1又はB2は、成分d),e)
    ,及びf)、又はg),h),i),及びk)の他に、
    l)アセトン5〜10重量部及び(又は)m)エチレン
    グリコール又は1.2− プロパンジオール2〜6重量
    部を含有し、成分d),e),f),l),m)又はg
    ),h),i),k),l),m)の合計は、成分Bの
    100重量%を形成する、請求項1ないし3のいずれか
    に記載の剤。
  5. 【請求項5】  成分a)中、成分Aはフッ素不含アル
    キルアクリラート又は−メタアクリラート、オクタデシ
    ルアクリラートである請求項1ないし4のいずれかに記
    載の剤。
  6. 【請求項6】  成分Aの成分a)のパーフルオルアル
    キルエチルアクリレートは、式     CF3−(CF2)x − CH2−CH2−
    O− CO− CH=CH2 (式中xは3〜9の値を
    有する。) なる混合物である請求項1ないし5のいずれかに記載の
    剤。
  7. 【請求項7】  成分Aは成分a),b),c)の他に
    更にn)アセトン10〜15重量部を含有し、成分a)
    ,b),c),n)の合計は、成分Aの100%を形成
    する、請求項1ないし6のいずれかに記載の剤。
  8. 【請求項8】  成分B2の成分g)は脂肪族又は環状
    脂肪族ジ− 又はトリ−イソシアナートであり、そのイ
    ソシアナート基は脂肪族オキシムによってブロックされ
    ている請求項1ないし7のいずれかに記載の剤。
  9. 【請求項9】  成分B2の成分h)は、a)一般式I 【化1】 〔式中mは1,2又は3であり、nは0又は1であり、
    単位 −CH2−X− は−CH2−S− 、 −CH
    2−N(R)−SO2−又は −CH2−N(R)−C
    (O)−(式中Rは水素又はC− 原子数1−6のアル
    キル基を示す。)を示し、Rf はC− 原子数1〜1
    8の直鎖状又は分枝状パーフルオルアルキル基であり、
    この基中場合によりフッ素原子がC− 原子数2〜6の
    パーフルオルアルコキシ基によって置換されていてよい
    、EはC− 原子数1〜10の分枝状又は直鎖状アルキ
    レン基であり、これは場合により1〜3個の基によって
    、すなわち式 −NR−, −O−, −S−, −SO2−,  −
    COO−, −OOC−, −CONR−, −SO2
     NR− 及び −NRSO2−なる、夫々の2価の架
    橋残基によって中断され、場合により末端に −SO2
    −NR− 又は −CONR− 基を有する、但し残基
    Rf はこの基のイオウ原子又は炭素原子と結合し、R
    は水素又はC− 原子数1〜6のアルキル基である。〕
    なるジオール──但しジオールはその製造で生じる副生
    成物との混合物の形で存在することができる──と脂肪
    族、脂環式又は芳香族ジ− 、トリ− 又はポリイソシ
    アナートと反応させ、この反応を場合により少なくとも
    2個のヒドロキシル基を含有する鎖延長剤の存在下に実
    施することによって得られるオリゴ− 又はポリウレタ
    ンである、請求項1ないし8のいずれかに記載の剤。
  10. 【請求項10】  この剤は、成分A及びBに加えて更
    に成分C及び(又は)成分Dを含有し、但し成分Cは、
    Si− CH3−結合の一部がSi− H− 結合に代
    ったポリジメチルシロキサン30〜40重量部、C− 
    原子数6〜16、好ましくは10〜12及びエトキシル
    化度4〜12、好ましくは6〜8のエトキシル化アルコ
    ール1〜5重量部及び水60〜65重量部を含有する混
    合物であり、成分Dは次の成分: 【化2】 (式中RはC− 原子数12〜18のアルキル基、R’
    ,R” 及びR”’は相互に無関係に水素又はC− 原
    子数1〜4の直鎖状又は分枝状アルキル基を示す。)な
    るもの15〜25重量部、エトキシル化度2〜16の脂
    肪アミンエトキシレートのカルボン酸塩、好ましくは式
      R4NH(R6)+ −(CH2 CH2 O)−
    y H+R5COO −(式中R4はC− 原子数10
    〜18のアルキル基、R5はC− 原子数1〜4のアル
    キル基、R6は水素又は−(CH2 CH2 O) y
     − であり、yは2〜16の値を有する。)なるもの
    1〜2重量部及び水60〜75重量部及び夫々5重量部
    までの量で場合によりエチレングリコール、メタノール
    、酢酸及び(又は)イソブタノールを含有する混合であ
    る、請求項1ないし9のいずれかに記載の剤。
  11. 【請求項11】  この剤は成分A,B,C及びDを重
    量割合A:B:C:D=(40〜50):(40〜50
    ):(0〜10):(0〜10)で含有する、請求項1
    0記載の剤。
  12. 【請求項12】  繊維材料処理に請求項1記載の剤を
    使用する方法。
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