JPS62116613A - 撥水撥油剤 - Google Patents
撥水撥油剤Info
- Publication number
- JPS62116613A JPS62116613A JP60254902A JP25490285A JPS62116613A JP S62116613 A JPS62116613 A JP S62116613A JP 60254902 A JP60254902 A JP 60254902A JP 25490285 A JP25490285 A JP 25490285A JP S62116613 A JPS62116613 A JP S62116613A
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- Japan
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- water
- group
- oil repellent
- weight
- copolymer
- Prior art date
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- Granted
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Landscapes
- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、撥水撥油剤に関する。更に詳しくは、洗濯や
ドライクリーニングに対して耐久性のある撥水撥油剤に
関する。
ドライクリーニングに対して耐久性のある撥水撥油剤に
関する。
特開昭54−128991号公報には、ポリフルオロア
ルキル基含有重合性単量体および一般式%式% わされる官能性化合物を構成単位として含む共重合体を
有効成分とする撥水撥油剤が記載されている。
ルキル基含有重合性単量体および一般式%式% わされる官能性化合物を構成単位として含む共重合体を
有効成分とする撥水撥油剤が記載されている。
この特許公開公報の記載によれば、−NCO基はポリフ
ルオロアルキル基含有撥水撥油剤の耐久性向上に有効で
あるが、かかる官能基を有する重合性単量体は一般に入
手し難く、また−NGO基が高活性であるため、そのよ
うな基を含有する撥水撥油剤は非常に取扱いが困難であ
り、例えば−NCO基含有重合性単量体は水性媒体中で
の重合ができず、また水性分散液形態の撥水撥油剤を与
え得ず、更に水分などの作用により活性を失ってしまう
ので耐久性向上効果が使用前に低下してしまうと述べら
れている。
ルオロアルキル基含有撥水撥油剤の耐久性向上に有効で
あるが、かかる官能基を有する重合性単量体は一般に入
手し難く、また−NGO基が高活性であるため、そのよ
うな基を含有する撥水撥油剤は非常に取扱いが困難であ
り、例えば−NCO基含有重合性単量体は水性媒体中で
の重合ができず、また水性分散液形態の撥水撥油剤を与
え得ず、更に水分などの作用により活性を失ってしまう
ので耐久性向上効果が使用前に低下してしまうと述べら
れている。
しかるに、上記一般式で表わされるような官能性化合物
は−NCO基に変化し得るものであり、このような官能
性化合物をポリフルオロアルキル基含有重合性単量体と
共重合させた共重合体を有効成分とする撥水撥油剤は、
もはや上記のような欠点を示さず、すぐれた耐久性を示
すとされている。
は−NCO基に変化し得るものであり、このような官能
性化合物をポリフルオロアルキル基含有重合性単量体と
共重合させた共重合体を有効成分とする撥水撥油剤は、
もはや上記のような欠点を示さず、すぐれた耐久性を示
すとされている。
ところで、この共重合体中には、上記必須2成分以外に
種々の共単量体を共重合させることができるとされてお
り、具体的には塩化ビニル、n−ブチルメタクリレート
または第3ブチルメタクリレートを共重合させた共重合
体を使用した撥水撥油剤が記載されている。現在では、
撥水撥油性能を高める上からは、塩化ビニル、塩化ビニ
リデンなどが好ましい共単量体として用いられており、
特に塩化ビニリデンが好んで用いられている。
種々の共単量体を共重合させることができるとされてお
り、具体的には塩化ビニル、n−ブチルメタクリレート
または第3ブチルメタクリレートを共重合させた共重合
体を使用した撥水撥油剤が記載されている。現在では、
撥水撥油性能を高める上からは、塩化ビニル、塩化ビニ
リデンなどが好ましい共単量体として用いられており、
特に塩化ビニリデンが好んで用いられている。
前記特許公開公報にも、共単量体の例として塩化ビニリ
デンが例示されてはいるものの、ここに開示された共重
合体中に塩化ビニリデンを共重合させた撥水撥油剤の場
合には、着色がみられるばかりではなく、耐久性の点で
も劣り、耐久性撥水剤としては使用し得ないことが判明
した。
デンが例示されてはいるものの、ここに開示された共重
合体中に塩化ビニリデンを共重合させた撥水撥油剤の場
合には、着色がみられるばかりではなく、耐久性の点で
も劣り、耐久性撥水剤としては使用し得ないことが判明
した。
本発明者らは、共重合成分として良好な撥水撥油性能を
付与する塩化ビニリデンを用い、しかも洗濯やドライク
リーニングに対して耐久性のある撥水撥油剤を求めて種
々検討の結果、下記一般式で表わされるブロックイソシ
アネート単量体を第3の共重合成分として用いることに
より、かかる課題が効果的に解決されることを見出した
。
付与する塩化ビニリデンを用い、しかも洗濯やドライク
リーニングに対して耐久性のある撥水撥油剤を求めて種
々検討の結果、下記一般式で表わされるブロックイソシ
アネート単量体を第3の共重合成分として用いることに
より、かかる課題が効果的に解決されることを見出した
。
〔問題点を解決するための手段〕および〔作用〕従って
、本発明は撥水撥油剤に係り、この撥水撥油剤は、(a
)ポリフルオロアルキル基含有重合性単量体、(b)塩
化ビニリデンおよび(c)一般式%式%) [ここで、Rは水素原子またはメチル基であり。
、本発明は撥水撥油剤に係り、この撥水撥油剤は、(a
)ポリフルオロアルキル基含有重合性単量体、(b)塩
化ビニリデンおよび(c)一般式%式%) [ここで、Rは水素原子またはメチル基であり。
R′は炭素数1〜8のアルキレン基であり、またXはR
2、R2が水素原子または炭素数1〜4のアルキル基で
ある−ON=CR1R2基、電子吸引性基で置換された
フェノキシ基あるいはR3、R4が炭素数1〜4のアれ
るブロックイソシアネート単量体を構成単位として含む
共重合体を有効成分としてなる。
2、R2が水素原子または炭素数1〜4のアルキル基で
ある−ON=CR1R2基、電子吸引性基で置換された
フェノキシ基あるいはR3、R4が炭素数1〜4のアれ
るブロックイソシアネート単量体を構成単位として含む
共重合体を有効成分としてなる。
(a)成分のポリフルオロアルキル基含有重合性単量体
としては、パーフルオロアルキルアルキル(メタ)アク
リレートが好んで用いられ、それの例としては次のよう
なものが挙げられる。ここで、Rは水素原子またはメチ
ル基である。
としては、パーフルオロアルキルアルキル(メタ)アク
リレートが好んで用いられ、それの例としては次のよう
なものが挙げられる。ここで、Rは水素原子またはメチ
ル基である。
CIl□= CRCOO(CD□)zccFxaCIl
□= CRCOO(CIl□)zc、lF、。
□= CRCOO(CIl□)zc、lF、。
CIl□= CRCOO(CI+□)2C工。F21C
H2= CRCOO(CI!□)zctzFzsCIl
□= CRCOOCH2C7F1゜CH2= CRCO
OCII2C,F、 9これ以外のポリフルオロアルキ
ル基含有重合性重量体としては、次のようなものが例示
される。
H2= CRCOO(CI!□)zctzFzsCIl
□= CRCOOCH2C7F1゜CH2= CRCO
OCII2C,F、 9これ以外のポリフルオロアルキ
ル基含有重合性重量体としては、次のようなものが例示
される。
CIl□= CRCOO(C1l□)2 (CF2 )
G CF (CF3 )zCI+、= CRCOO(C
H,)2N (C)13 )so□csr□?CI!2
= CRCOOCI+、 (CF2)□oHCH□=
C1(COOCH2(CF、 )i。CF、CQC1l
□=CRCOOCII□CF (CF3) (QC,R
6)、 QC3F7上記一般式で表わされる(c)成分
のブロックイソシアネートは、既にダウ・ケミカル社か
らXAS107/13.00なる商品名で供給されてい
るインシアネートエチルメタクリレートなどのインシア
ネートアルキル(メタ)アクリレートに、ホルムアルド
キシム、アセトオキシム、メチルエチルケトンオキシム
、メチルイソブチルケトンオキシム、ジイソブチルケト
オキシム、サリチル酸のメチル、エチルエステル、P−
ヒドロキシ安息香酸のメチル、エチルエステル、ρ−ニ
トロフェノール、マロン酸のジエチル、ジプロピル、ジ
ブチルエステルなどを反応させることにより製造される
。
G CF (CF3 )zCI+、= CRCOO(C
H,)2N (C)13 )so□csr□?CI!2
= CRCOOCI+、 (CF2)□oHCH□=
C1(COOCH2(CF、 )i。CF、CQC1l
□=CRCOOCII□CF (CF3) (QC,R
6)、 QC3F7上記一般式で表わされる(c)成分
のブロックイソシアネートは、既にダウ・ケミカル社か
らXAS107/13.00なる商品名で供給されてい
るインシアネートエチルメタクリレートなどのインシア
ネートアルキル(メタ)アクリレートに、ホルムアルド
キシム、アセトオキシム、メチルエチルケトンオキシム
、メチルイソブチルケトンオキシム、ジイソブチルケト
オキシム、サリチル酸のメチル、エチルエステル、P−
ヒドロキシ安息香酸のメチル、エチルエステル、ρ−ニ
トロフェノール、マロン酸のジエチル、ジプロピル、ジ
ブチルエステルなどを反応させることにより製造される
。
その反応のいくつかを例示すると、次の如くである。
C11□=C(C113)COOCzH,NGO+1l
ON=C(CH3)2−+C11□=C(CH,)CO
Oc2H4NHCOON=C(CI、)2CHz =C
(CH3)C00C2H4NGO+NaCH(COOC
zHs)z−)CH,=C(01,)COOC,H,N
tlCOCH(COOC,H9)。
ON=C(CH3)2−+C11□=C(CH,)CO
Oc2H4NHCOON=C(CI、)2CHz =C
(CH3)C00C2H4NGO+NaCH(COOC
zHs)z−)CH,=C(01,)COOC,H,N
tlCOCH(COOC,H9)。
この反応は、インシアネートアルキル(メタ)アクリレ
ートとこれと反応する上記の如き活性水素化合物とを1
=1のモル比で混合し、トルエン。
ートとこれと反応する上記の如き活性水素化合物とを1
=1のモル比で混合し、トルエン。
テトラヒドロフランなどの非プロトン性溶媒中で2〜4
日間程度攪拌することにより行われ、赤外線吸収スペク
トルで2200国−1のNGOの吸収の消滅を確認する
ことにより反応を終了させ、室温下で溶媒を留去すると
目的物が得られる。
日間程度攪拌することにより行われ、赤外線吸収スペク
トルで2200国−1のNGOの吸収の消滅を確認する
ことにより反応を終了させ、室温下で溶媒を留去すると
目的物が得られる。
以上の必須3成分は、(a)成分が約40重量%以上、
(b)成分が約5〜50重量%、好ましくは約15〜3
5重量%5また(c)成分が約0.5〜40重量%、好
ましくは約0.5〜10重量%の割合でそれぞれ用いら
れる。(a)成分は撥水撥油性を示す主要成分であり、
この撥水撥油性の不足は(b)成分の不足によって補う
ことができ、(c)成分の共重合は耐久性を向上させる
が、これ以上の割合での使用は共重合体を安定化させる
ことができなくなり、一方これ以下では架橋密度が低く
なる。
(b)成分が約5〜50重量%、好ましくは約15〜3
5重量%5また(c)成分が約0.5〜40重量%、好
ましくは約0.5〜10重量%の割合でそれぞれ用いら
れる。(a)成分は撥水撥油性を示す主要成分であり、
この撥水撥油性の不足は(b)成分の不足によって補う
ことができ、(c)成分の共重合は耐久性を向上させる
が、これ以上の割合での使用は共重合体を安定化させる
ことができなくなり、一方これ以下では架橋密度が低く
なる。
共重合体中には、以上の各成分以外の共単量体を約1〜
50重量%、好ましくは約5〜30重量%の割合で共重
合させることができ、かがる共単量体としては、例えば
塩化ビニル、アクリロニトリル、メタクリレートリル、
アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸またはメタクリ
ル酸のアルキル、シクロアルキル、アリールまたはアリ
ルエステル類、スチレン、α−メチルスチレン、アルキ
ルビニルエーテル、アルキルビニルケトン、ブタジェン
、イソプレン、クロロプレン、ポリアルキレングリコー
ルのアクリレートまたはメタクリレート、カルボン酸ビ
ニルエステル、p−ビニルベンゼンスルホン酸、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレートのリン酸エステルなどが
挙げられ、好ましくはアクリル酸またはメタクリル酸の
エステル、具体的にはベンジルアクリレート、ラウリル
アクリレート、ステアリルアクリレート、シクロへキシ
ルアクリレートまたはこれらに対応するメタクリレート
あるいは塩化ビニルなどが挙げられる。
50重量%、好ましくは約5〜30重量%の割合で共重
合させることができ、かがる共単量体としては、例えば
塩化ビニル、アクリロニトリル、メタクリレートリル、
アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸またはメタクリ
ル酸のアルキル、シクロアルキル、アリールまたはアリ
ルエステル類、スチレン、α−メチルスチレン、アルキ
ルビニルエーテル、アルキルビニルケトン、ブタジェン
、イソプレン、クロロプレン、ポリアルキレングリコー
ルのアクリレートまたはメタクリレート、カルボン酸ビ
ニルエステル、p−ビニルベンゼンスルホン酸、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレートのリン酸エステルなどが
挙げられ、好ましくはアクリル酸またはメタクリル酸の
エステル、具体的にはベンジルアクリレート、ラウリル
アクリレート、ステアリルアクリレート、シクロへキシ
ルアクリレートまたはこれらに対応するメタクリレート
あるいは塩化ビニルなどが挙げられる。
共重合反応は、以上の各重合性単量体、乳化剤、連鎖移
動剤などに固形分濃度が約25重量%になるように水お
よびアセトンなどの有機溶剤を加え。
動剤などに固形分濃度が約25重量%になるように水お
よびアセトンなどの有機溶剤を加え。
コロイドミルなどを使用して混合物を乳化させた後、こ
れらを攪拌装置付きの反応容器に移し、数10分間程度
窒素ガス置換した後、ラジカル開始剤を添加し、約40
〜70’Cの温度で約2〜24時間反応させることによ
り行われる。
れらを攪拌装置付きの反応容器に移し、数10分間程度
窒素ガス置換した後、ラジカル開始剤を添加し、約40
〜70’Cの温度で約2〜24時間反応させることによ
り行われる。
得られた共重合体エマルジョンからの撥水撥油剤の調製
およびそれを用いての撥水撥油処理は、常法に従って行
われ、例えば後記実施例に記載されたような方法によっ
て行われる。
およびそれを用いての撥水撥油処理は、常法に従って行
われ、例えば後記実施例に記載されたような方法によっ
て行われる。
耐久性のある撥水撥油剤としては1例えば20回洗濯後
においても撥水性で90以上、また撥油性で11(1以
上の評価が保持されていなければならない。
においても撥水性で90以上、また撥油性で11(1以
上の評価が保持されていなければならない。
本発明においては、撥水撥油剤の有効成分となる共重合
体中の架橋密度、特に疎水性架橋点の架橋密度を上昇さ
せるために、疎水性架橋基としてキュア温度条件におい
て活性イソシアネート基を形成させるブロックィソシア
ネ−1−を共重合体中に導入することにより、所望の撥
水撥油性を示ししかも着色し嬬い撥水撥油剤をエマルジ
ョン型のものとして得ることができる。
体中の架橋密度、特に疎水性架橋点の架橋密度を上昇さ
せるために、疎水性架橋基としてキュア温度条件におい
て活性イソシアネート基を形成させるブロックィソシア
ネ−1−を共重合体中に導入することにより、所望の撥
水撥油性を示ししかも着色し嬬い撥水撥油剤をエマルジ
ョン型のものとして得ることができる。
次に、実施例について本発明を説明する。
参考例(ブロックイソシアネート単量体の合成)イソシ
アネートエチルメタクリレート CIl□=C(CI、)COOCH2CIl、NGO3
1g (0,2モル)、アセトキシム14.6g(0,
2モル)およびテトラヒjくロフラン100m Qを、
室温下で攪拌しながら4日間反応させ、赤外線吸収スペ
クトルでNGO基の吸収(2250ロー゛)の消滅をも
って、反応の終点とした。
アネートエチルメタクリレート CIl□=C(CI、)COOCH2CIl、NGO3
1g (0,2モル)、アセトキシム14.6g(0,
2モル)およびテトラヒjくロフラン100m Qを、
室温下で攪拌しながら4日間反応させ、赤外線吸収スペ
クトルでNGO基の吸収(2250ロー゛)の消滅をも
って、反応の終点とした。
反応混合物から揮発分を減圧下に留去すると、白色の固
体物質が45.2g得られた。このブロックイソシアネ
ート単量体[l]は、次のような構造を有する。
体物質が45.2g得られた。このブロックイソシアネ
ート単量体[l]は、次のような構造を有する。
CH2= C(CI+、 )COOC2H4NIICO
ON = C(CH,)。
ON = C(CH,)。
同様にして、ブロックイソシアネート単量体[U]およ
び[III]を合成した。
び[III]を合成した。
実施例1
パーフルオロオクチルエチルアクリレート(FAA)
56g(70重量%)塩化ビニリデン(VDC)
20g (25重量%)ブロ
ックイソシアネート単量体[114g(5重量%)N−
メチロールアクリルアミド 6g
n−ドデシルメルカプタン 0.
32gアセトン
60g水
152g以上の各成分の混合物にコロイドミルを
施した後フラスコ内に仕込み、攪拌しながら30分間窒
素ガス置換を行なった。窒素ガス置換中は昇温するが、
30分後には40℃になるように設定した。その後、ア
ゾ系ラジカル開始剤(和光純薬製品V−SO)2gを5
0gの水に溶解させた水溶液として加え、70℃で4時
間共重合反応を行ない、固形分濃度25重重量の共重合
体エマルジョンを得た。
56g(70重量%)塩化ビニリデン(VDC)
20g (25重量%)ブロ
ックイソシアネート単量体[114g(5重量%)N−
メチロールアクリルアミド 6g
n−ドデシルメルカプタン 0.
32gアセトン
60g水
152g以上の各成分の混合物にコロイドミルを
施した後フラスコ内に仕込み、攪拌しながら30分間窒
素ガス置換を行なった。窒素ガス置換中は昇温するが、
30分後には40℃になるように設定した。その後、ア
ゾ系ラジカル開始剤(和光純薬製品V−SO)2gを5
0gの水に溶解させた水溶液として加え、70℃で4時
間共重合反応を行ない、固形分濃度25重重量の共重合
体エマルジョンを得た。
得られた共重合体エマルジョンに、洗濯耐久性を付与さ
せる架橋剤としてのメラミン樹脂(住友化学製品スミテ
ックスレジント3)およびそれの硬化触媒(同社製品ス
ミテックスアクセレーターACX)を加え、それらを水
で希釈した液(これら3成分の濃度はいずれも重量で4
%、0.5%および0.1%)に、ボリエステルアムン
ゼン生地を十分に浸漬してから絞り、80℃で温風乾燥
し、これを更に120〜170℃で1〜3分間キユアリ
ングを施し、撥水撥油試験布とした。
せる架橋剤としてのメラミン樹脂(住友化学製品スミテ
ックスレジント3)およびそれの硬化触媒(同社製品ス
ミテックスアクセレーターACX)を加え、それらを水
で希釈した液(これら3成分の濃度はいずれも重量で4
%、0.5%および0.1%)に、ボリエステルアムン
ゼン生地を十分に浸漬してから絞り、80℃で温風乾燥
し、これを更に120〜170℃で1〜3分間キユアリ
ングを施し、撥水撥油試験布とした。
この撥水撥油試験布を洗濯ネットに試験布10枚を1ネ
ツトの割合で入れ、洗剤濃度1g/Qの温水(40℃)
を入れた洗濯機で15分間洗濯し、その後40℃の温水
洗浄を10分間行ない脱水する操作を2回くり返した。
ツトの割合で入れ、洗剤濃度1g/Qの温水(40℃)
を入れた洗濯機で15分間洗濯し、その後40℃の温水
洗浄を10分間行ない脱水する操作を2回くり返した。
このような一連の操作を20回くり返して行ない、洗濯
された撥水撥油試験布について、撥水性(JIS L−
1,005のスプレー法による)および撥油性(スジヨ
ールーn−ヘプタン法による)をそれぞれ評価し、洗濯
前の値と比較した。得られた結果は、後記表1に示され
るが、この表には洗濯前の撥水撥油試験布の色調および
反射率についての評価または測定の結果も併記されてい
る。
された撥水撥油試験布について、撥水性(JIS L−
1,005のスプレー法による)および撥油性(スジヨ
ールーn−ヘプタン法による)をそれぞれ評価し、洗濯
前の値と比較した。得られた結果は、後記表1に示され
るが、この表には洗濯前の撥水撥油試験布の色調および
反射率についての評価または測定の結果も併記されてい
る。
(色調の評価)
A:変色なし
B:白変若干低下
C:わずかに黄変が視認できる
D:黄変あり
(反射率の測定)
撥水撥油処理されない生地の反射率を100%としたと
きの値。この値が90%以下であると、肉眼的にも若干
黄ばんで見える。
きの値。この値が90%以下であると、肉眼的にも若干
黄ばんで見える。
実施例2〜11
実施例1において、他の共重合体のエマルジョンが同様
に製造され、それが用いられた。得られた結果は1次の
表1に示される。
に製造され、それが用いられた。得られた結果は1次の
表1に示される。
BzNA :ベンジルメタクリレート
比較例1〜8
上記実施例において、ブロックイソシアネート単量体[
l]〜[■コの代りに、前記特許公開公報に記載される
官能性化合物[IV]〜[■]を単量体成分とする共重
合体のエマルジョンが同様に製造され、それが用いられ
た。得られた結果は、後記表2に示される。
l]〜[■コの代りに、前記特許公開公報に記載される
官能性化合物[IV]〜[■]を単量体成分とする共重
合体のエマルジョンが同様に製造され、それが用いられ
た。得られた結果は、後記表2に示される。
官能性化合物[■]:
ヒドロキシエチルアクリレート23.2g(0,2モル
)。
)。
トルエンジイソシアネート34.8 g (0,2モル
)、ジブチル錫ジラウレート0.1gおよびテトラヒド
ロフランLoom Qを、20℃で1日間攪拌しながら
窒素ガスの存在下で反応させる。ガスクロマトグラフィ
ーでジイソシアネートの消滅を確認したら、テトラヒド
ロフラン100m Qに溶解させたアセトオキシム14
.6 g (0,2モル)を滴下し、更に室温下で1日
間反応させる。反応混合物から揮発性成分を減圧下で留
去すると、淡黄色の固体が71.6 g得られた。
)、ジブチル錫ジラウレート0.1gおよびテトラヒド
ロフランLoom Qを、20℃で1日間攪拌しながら
窒素ガスの存在下で反応させる。ガスクロマトグラフィ
ーでジイソシアネートの消滅を確認したら、テトラヒド
ロフラン100m Qに溶解させたアセトオキシム14
.6 g (0,2モル)を滴下し、更に室温下で1日
間反応させる。反応混合物から揮発性成分を減圧下で留
去すると、淡黄色の固体が71.6 g得られた。
同様にして、官能性化合物[V]〜[■]を合成した。
[■コニ CH,=CHC00C,II、0CONH
(C)I、)、NHCOON=C(C1l、)2[■]
:CII□= C(C11,)CONN (C)I、
)、C1l、C11(011)CH。
(C)I、)、NHCOON=C(C1l、)2[■]
:CII□= C(C11,)CONN (C)I、
)、C1l、C11(011)CH。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、(a)ポリフルオロアルキル基含有重合性単量体約
40重量%以上、(b)塩化ビニリデン約5〜50重量
%および(c)一般式 CH_2=CRCOOR′NHCOX [ここで、Rは水素原子またはメチル基であり、R′は
炭素数1〜8のアルキレン基であり、またXはR_1、
R_2が水素原子または炭素数1〜4のアルキル基であ
る−ON=CR_1R_2基、電子吸引性基で置換され
たフェノキシ基あるいはR_3、R_4が炭素数1〜4
のアルキル基である▲数式、化学式、表等があります▼
基である]で表わされるブロックイソシアネート単量体
約0.5〜40重量%を構成単位として含む共重合体を
有効成分としてなる撥水撥油剤。 2、(a)成分が、パーフルオロアルキルアルキル(メ
タ)アクリレートである共重合体を有効成分とする特許
請求の範囲第1項記載の撥水撥油剤。 3、エマルジョン型として調製された特許請求の範囲第
1項記載の撥水撥油剤。
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