JPH038555B2 - - Google Patents

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JPH038555B2
JPH038555B2 JP13547382A JP13547382A JPH038555B2 JP H038555 B2 JPH038555 B2 JP H038555B2 JP 13547382 A JP13547382 A JP 13547382A JP 13547382 A JP13547382 A JP 13547382A JP H038555 B2 JPH038555 B2 JP H038555B2
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key
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musical tone
time
tone information
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JP13547382A
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Inventor
Kazuo Tanaka
Mutsuhiro Oomori
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Yamaha Corp
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Yamaha Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は供給される楽音情報および小節信号
に基づいて楽譜を自動的に表示する楽譜表示装置
に係り、特に、適切な小節線表示を可能とする楽
音情報の処理方法に関する。
近年、例えばピアノ、電子オルガン等による演
奏の過程を自動的に楽譜として表示する楽譜表示
装置が開発されている。ところで、この種の楽譜
表示装置を製作する場合において非常にむずかし
い点は小節線の表示である。すなわち、一般に小
節線の表示は一定周期で発生する小節信号に基づ
いて行われるが、この小節信号の発生タイミング
と、演奏者によるピアノ等のキー操作のタイミン
グとは通常完全には一致せず、わずかなずれが生
じる場合が多い。この結果、小節信号の発生タイ
ミングに合わせて忠実に小節線を表示すると、音
符あるいは休符の表示と小節線表示とが重なる事
態が生じる。
そこでこの発明は、このような不都合を除去
し、適切な小節線表示を可能とする楽譜表示装置
における楽音情報の処理方法を提供するもので、
供給される楽音情報およびテンポデータ、拍子デ
ータに基づいて発生する小節信号により、楽譜を
自動的に表示する楽譜表示装置において、前記楽
音情報の供給期間内に前記小節信号が発生した時
に、前記楽音情報の供給開始タイミングと前記小
節信号の発生タイミングとの時間差が許容値以下
で、かつ、前記楽音情報の供給終了タイミングと
前記小節信号の発生タイミングとの時間差が許容
値以上であれば、前記楽音情報の供給開始タイミ
ングが前記小節信号の発生タイミングと同時であ
るとみなして前記楽音情報を処理し、前記楽音情
報の供給期間内に前記小節信号が発生した時に、
前記楽音情報の供給開始タイミングと前記小節信
号の発生タイミングとの時間差および前記楽音情
報の供給終了タイミングと前記小節信号の発生タ
イミングとの時間差がともに許容値以上であれ
ば、前記楽音情報の供給が小節信号の発生タイミ
ングと同時に一旦オフされ、同時にオンされたも
のとみなして前記楽音情報を処理し、前記楽音情
報の供給期間内に前記小節信号が発生した時に、
前記楽音情報の供給開始タイミングと前記小節信
号の発生タイミングとの時間差および前記楽音情
報の供給終了タイミングと前記小節信号の発生タ
イミングとの時間差がともに許容値以下であれ
ば、前記楽音情報の供給終了タイミングが前記小
節信号の発生タイミングと同時であるとみなして
前記楽音情報を処理することを特徴とする。
以下、図面を参照しこの発明の一実施例につい
て説明する。
第1図はこの発明による楽譜表示装置の構成を
示すブロツク図であり、この図に示す楽譜表示装
置はピアノ1による演奏の過程を自動的に楽譜と
して表示するものである。
すなわち、ピアノ1には各キー(鍵)に対応し
てキー操作検出用のキースイツチが設けられてお
り、各キースイツチの出力が各々楽器インターフ
エイス2へ供給されている。一方、パラメータ設
定装置3は調名(ハ長調、イ短調等)、テンポ
(例えば、4分音符の長さ)、拍子(4/4拍子
等)を各々設定するためのもので、設定された調
名、テンポ、拍子に対応する調名データ、テンポ
データ、拍子データが各々音符選出処理回路4へ
供給され、また、テンポデータ、拍子データが小
節信号発生装置5へ供給される。小節信号発生装
置5はパラメータ設定装置3から供給されるテン
ポデータ、拍子データに基づいて1小節の長さを
検知し、検知した1小節の長さに等しい周期で短
時間(例えば5msec)“H”レベルとなる小節信
号Pを発生し、楽器インターフエイス2へ供給す
る。また、この装置5は小節信号Pに同期して、
短時間、弱い警音を発生する。この警報音はピア
ノ1の演奏者に小節の区切りを知らせるためであ
る。
楽器インターフエイス2はピアノ1の各キース
イツチの出力および小節信号Pを一定周期(例え
ば、4msec)で走査することにより、各キースイ
ツチのオン/オフ状態および小節信号Pのレベル
を検出し、キーのオン/オフ状態あるいは小節信
号Pのレベルに変化(以下、イベントと称す)が
生じた場合に第2図イに示すイベントブロツク
IBを作成し、イベンドブロツク処理回路2aへ
出力する。ここで、イベントブロツクIBは図に
示すように最大4バイトから構成され、その第
1、第2バイトには前回のイベント発生時刻から
今回のイベント発生時刻までの時間を示すタイマ
データTMDが書込まれ、その第3バイトには第
2図ロに示すインデイケータINDが書込まれ、
また、その第4バイトには変化が生じたキーのキ
ーコードKCが書込まれる。この場合、インデイ
ケータINDおよびキーコードKCからなるブロツ
クIBBはイベント数に対応して設けられる。例え
ば、あるキーがオフとされ、同時に他のキーがオ
ンとされた場合は2個のキーの変化に対応してブ
ロツクIBBが2個設けられ、また、例えばあるキ
ーがオフとされ、この時同時に小節信号PがHレ
ベルに立上つた場合は、キーの変化と小節信号P
の変化に対応して2個のブロツクIBBが設けられ
る。なお、小節信号Pの変化に対応して設けられ
るブロツクIBBのキーコードは後の処理に使用さ
れない(何が書込まれていてもよい)。また、こ
のイベントブロツクIBにおいて、インデイケー
タINDには、そのブロツクIBBがキーのオン/オ
フを示す場合は、第1、第0ビツトに各々“0”、
“0”が書込まれ、また、キーオンの場合はその
第7ビツト(MSB)に“1”が、キーオフの場
合はその第7ビツトに“0”が書込まれる。ま
た、そのブロツクIBBが小節信号Pの変化を示す
場合は、第1、第0ビツトに各々“1”、“0”が
書込まれる。また、キーコードの最上位ビツト
(MSB)は必ず“0”となる。すなわち、この実
施例においては実質的には7ビツトによつてキー
コードが表わされる。
第3図はキー操作の一例を示すタイミングチヤ
ートであり、ピアノ1のキーa〜eが各々図に示
すタイミングで操作され、また時刻t4において小
節信号Pが発生した場合、時刻t1〜t6において
各々、第4図に示すイベントブロツクIB−1〜
IB−6が作成され、イベントブロツク処理回路
2aへ出力される。なお、第4図におけるイベン
トブロツクIB〜1のタイマデータTMD「100」
は、前回のイベント発生時刻から時刻t1までの時
間が時間計測の基本となるクロツクパルスの100
パルスに相当していることを示している。同様
に、イベントブロツクIB−2のタイマデータ
TMD「185」は時刻t1と時刻t2との間の時間がク
ロツクパルスの185パルスに相当していることを
示している。他のタイマデータTMDについても
同様である。
イベントブロツク処理回路2aは、キーの操作
時間中に小節信号Pが発生した場合に、表示画面
の小節線と音符とが重ならないように適宜イベン
トブロツクIBを処理し、補正イベントブロツク
IBaとして出力するもので、以下詳細に説明す
る。
最初に、このイベントブロツク処理回路2aに
おけるデータ処理方法の基本的考え方を述べる。
まず、第3図に示すキーbのように、小節信号発
生時刻t4より予め定められている一定時間ε1(例
えば、20msec)前の時刻tS1以前にオンとされ、
時刻t4から予め定められている一定時間ε2(例え
ば、60msec)経過後の時刻tS2より後にオフとさ
れた場合は、キーbが時刻t4において一旦オフと
され、同時にこの時刻t4において再びオンとされ
たものとして処理する。すなわち、時刻t4におけ
るイベントブロツクIB−4内にキーbのオフを
示すブロツクIBBおよびキーbのオンを示すブロ
ツクIBBを各々書込む。この場合、第5図イに示
すように小節線の前後にキーbに対応する音符が
表示される。なおこの場合、表示の際に分割され
た2個の音符をタイで結ぶことが必要となる。し
たがつて、タイで結ぶべきことを示すフラグが、
追加されたキーオフブロツクIBBおよびキーオン
ブロツクIBBに付加される。次に、第3図に示す
キーcのように、時間ε1内においてオンとされ、
時刻tS2以降にオフとされた場合は、キーCが時
刻t4においてオンとされたものとして処理する。
すなわち、キーcのオンを示すブロツクIBBをイ
ベントブロツクIB−4内に書込み、また、イベ
ントブロツクIB−2のキーCオンのブロツク
IBBを無効とする。この場合、第5図ロに示すよ
うに小節線の後にキーCに対応する音符が表示さ
れる。次に、第3図に示すキーdのように、時間
ε1内においてオンとなり、時間ε2内においてオフ
とされた場合は、オン時刻がt2、オフ時刻がt4
あるとして処理する。すなわち、キーdのオフを
示すブロツクIBBをイベントブロツクIB−4内
に書込む。この場合、第5図ハに示すように、キ
ーdに対応する音符が小節線の前に表示される。
次に、第3図に示すキーaあるいはeのように、
キーオン時間内に小節信号Pが発生していない場
合は、上述したような補正処理を行わない。次
に、第3図には示されていないが、あるキーが時
刻tS1以前にオンとされ、時間ε2内においてオフと
された場合は、キーdと同様にオフ時刻が時刻t4
であるとして処理する。そして、以上の様な補正
処理が終了したイベントブロツクを補正イベント
ブロツクIBaとして出力する。
以上がイベントブロツク処理回路2aにおける
データ処理の基本的考え方である。次に、このイ
ベントブロツク処理回路2aにおける具体的なデ
ータ処理の過程を第6図〜第10図を参照して説
明する。
第6図はイベントブロツク処理回路2a内に設
けられているメモリの記憶エリアを示す図であ
り、この図において、SPEは楽器インターフエイ
ス2から供給されるイベントブロツクIBがまず
記憶される一時記憶エリア、EE−0〜EE−15は
各々一時記憶エリアSPE内のイベントブロツク
IBが転送されるイベントエリアである。このイ
ベントエリアEEには、イベントブロツクIBが書
込まれると共に、各種のフラグおよびブロツク数
が書込まれる。第7図はイベントエリアEEに各
種のデータが書込まれているところを示す図であ
り、この図に示すように、エリアE0にはIフラ
グ(1バイト)、イベントブロツクIBのタイマデ
ータTMD(2バイト)、ブロツク数BLC(1バイ
ト)が書込まれ、また、エリアE1〜E17に各々、
ブロツクIBBのインデイケータIND、キーコード
KCが書込まれると共に、Tフラグ、Kフラグが
書込まれる。この場合、エリアE1、E2……が
各々イベントブロツクIBの各ブロツクIBBに対
応している。なお、ブロツク数BLCとは、エリ
アE1〜E17内に書込まれたブロツクIBBの数であ
る。また、このエリアEE内に書込まれた各デー
タの内、補正イベントブロツクIBaとして音符選
出処理回路4へ出力されるものは、タイマデータ
TMD、インデイケータIND、Tフラグ、キーコ
ードKC、である。なお、Tフラグはキーコード
KCの第7ビツト(MSB)に書込まれる。
次に、第6図においてKTLはピアノ1の各キ
ーの内オン状態のキーが登録される4×96バイト
のキーオンテーブルであり、このキーオンテーブ
ルKTLのエリアE0〜E87が各々ピアノ1の88個の
キーに対応している。なお、エリアE88〜E95はこ
の実施例においては使用されていない。このキー
オンテーブルKTLの各エリアE0、E1……は各々
32ビツト(4バイト)からなり、その第0〜第7
ビツトは未使用領域であり、第8ビツト〜第23ビ
ツト(2バイト)にはキーのオン時間を示すオン
時間データTONが書込まれ、第24,25ビツトに
はDフラグが書込まれ、第26〜第30ビツトは未使
用領域であり、また、第31ビツトにはキーのオ
ン/オフの別を示す1ビツトのマークMが書込ま
れる。このマークMとしては、キーオンの場合に
“1”が、キーオフの場合に“0”が書込まれる。
また、第6図におけるTMRは小節信号Pが発生
した時点以降の経過時間が書込まれるタイマレジ
スタである。
次に、上述した各フラグI,K,D,Tについ
て説明する。
I:イベントエリアEE内のイベントブロツクIB
の補正処理が終了しているか否か等を示すフラ
グであり、次のデータが書込まれる。
00……補正未処理の場合 80……補正処理済の場合 01……小節線ブロツク(小節線を表わすブロツ
ク)IBBを含む場合 K:イベントエリアEEのエリアE1〜E17内の各ブ
ロツクIBBの補正処理が各々終了しているか否
かを示すフラグであり、次のデータが書込まれ
る。
00……補正未処理の場合 80……補正処理済の場合 D:キーオンテーブルKTLにオン状態として登
録されている各キーのオン時刻と小節線との関
係を示すフラグであり、次のデータが書込まれ
る。
0……小節線ブロツクIBBの到達前の場合 1……キーオン時刻が第3図に示す時間ε1より
前の場合 2……キーオン時刻が時間ε1内の場合 なお、このフラグDとしては、キーの登録時に
「0」が書込まれ、その後、小節線ブロツクIBB
を含むイベントブロツクIBが供給された時点で
「1」または「2」が書込まれる。
T:表示の際、その音符をタイで結ぶべきか否か
を示すフラグであり、次のデータが書込まれ
る。
0……タイで結ばない場合 1……タイで結ぶ場合 以上、この実施例においては4種類のフラグが
用いられているが、これらのフラグの内I,K,
DはイベントブロツクIBの補正処理のためのフ
ラグであり、Tフラグのみが後述する表示処理の
ためのフラグである。したがつて、次段回路へは
このTフラグのみが出力される。
次に、第8図および第9図に示すフローチヤー
トを参照し、また、第3図に示すキー操作の場合
を例にとり、イベントブロツク処理回路2aにお
けるデータ処理過程を説明する。なお、以下の説
明の前提として、キーa〜e以外のキーは全てオ
フ状態にあるものとし、また、イベントエリア
EE−0〜EE−15およびキーオンテーブルKTL
は全てクリアされているものとし、また、イベン
トブロツクIB−1がイベントブロツク処理回路
2aへ供給された時刻t1においてタイマレジスタ
TMRにデータ「1700」が記憶されているものと
し、また、1小節の時間はデータ「2000」に対応
するものとする。また、第10図に、時刻t1〜t6
おける処理が終了後のキーオンテーブルKTL、
タイマレジスタTMR、イベントエリアEE−0−
EE−5の内容を示す。
まず、時刻t1においてイベントブロツクIB−1
が供給されると、このイベントブロツクIB−1
が第8図に示すステツプSP1によつて検出され、
ステツプSP2の処理へ進む。ステツプSP2ではイ
ベントブロツクIB−1が一時記憶エリアSPE(第
6図)に書込まれる。次いでステツプSP3へ進む
と、イベントブロツクIB−1のタイマデータ
TMD「100」がタイマレジスタTMDの内容
「1700」に加算され、この加算結果「1800」がタ
イマレジスタTMRに書込まれる(第10図参
照)。次にステツプSP4へ進むと、現在オン状態
のキーがあるか否かがチエツクされる。すなわ
ち、キーオンテーブルKTLの各エリアE0〜E87
マークMがチエツクされる。この場合、オン状態
のキーはなく、したがつて、第9図に示すステツ
プSP5へ進む。ステツプSP5では、一時記憶エリ
アSPE内のイベントブロツクIB−1がイベント
エリアEE−0へ書込まれる。次にステツプSP6
へ進むと、イベントブロツクIB−1のブロツク
IBBの数(この場合、「2」)がブロツク数BLC
としてイベントエリアEE−0のエリアE0内に書
込まれる。なお、この時点においてイベントエリ
アEE−0内のIフラグ、Tフラグ、Kフラグは
いずれも「0」である(第10図参照)。次にステ
ツプSP7へ進むと、イベントブロツクIB−1内に
キーオンを示すブロツクIBB(インデイケータ
INDのMSBが“1”のブロツクIBB)があるか
否かがチエツクされる。この場合、2個のブロツ
クIBBはいずれもキーオンを示しており、したが
つて、ステツプSP8へ進む。ステツプSP8では、
時刻t1においてオン状態になつたキーaおよびb
がキーオンテーブルKTLに登録される。すなわ
ち、キーaおよびbに各々対応するキーオンテー
ブルKTLのエリア(E0〜E87)にマークMとして
“1”が書込まれる(第10図参照。なおこの時、
キーa、bに対応するエリア内のDフラグおよび
オン時間データTONは共に「0」である。
次にステツプSP9へ進むと、イベントブロツク
IB−1内にキーオフを示すブロツクIBBがある
か否かがチエツクされる。この場合、キーオフを
示すブロツクIBBは含まれておらず、したがつ
て、ステツプSP10へ進む。ステツプSP10では、
イベントブロツクIB−1内に小節線を示すブロ
ツクIBB(すなわち、インデイケータINDの第1
ビツトが“1”のブロツクIBB)があるか否かが
チエツクされる。この場合、小節線を示すブロツ
クIBBは含まれておらず、したがつて、ステツプ
SP11へ進む。ステツプSP11では、補正イベント
ブロツクIBaの次段への出力処理が行われる。な
お、この出力処理については後に説明するが、こ
の時点において次段へ出力される補正イベントブ
ロツクIBaはなく、したがつて、ステツプSP1
戻る。
以上が時刻t1においてイベントブロツクIB−1
が供給された場合に、イベントブロツク処理回路
2aにおいて行われる処理である。次に、時刻t2
おいてイベントブロツクIB−2が供給されると、
ステツプSP2においてこのイベントブロツクIB−
2が一時記憶エリアSPEに書込まれ、次いで、ス
テツプSP3の処理によつてタイマレジスタTMR
の内容が「1985」となり(第10図参照)、そし
て、ステツプSP4へ進む。この場合、キーオンテ
ーブルKTLにはキーa,bに対応するエリア内
にマークMとして“1”が書込まれており、した
がつて、ステツプSP4での判断結果は「YES」で
あり、ステツプSP12へ進む。ステツプSP12では、
現在オン状態にあるキーa,bのオン時間データ
TON「0」に各々イベントブロツクIB−2のタ
イマデータTMD「185」が加算され、この結果、
キーa,bのオン時間データTONが共に「185」
となる(第10図参照)。次にステツプSP13へ進
むと、この時点でキーオンテーブルKTLに登録
されているキーa,bの内、まずキーaのDフラ
グが「0」か否かがチエツクされる。この場合、
キーaのDフラグは「0」であり、したがつて、
ステツプSP13aへ進む。ステツプSP13aでは、現
在キーオンテーブルKTLに登録されているキー
aのキーオン時刻の補正処理が終了しているか否
かが判断される。すなわち、イベントエリアEE
−0内のキーaのKフラグが「80」となつている
か否かが判断される。この場合、判断結果は
「NO」であり、したがつてステツプSP14へ進む。
ステツプSP14では、キーaのオン時間データ
TONが一定時間ε1(第3図)より大であるか否か
がチエツクされる。この場合、キーaのオン時間
データTON「185」は一定時間ε1(20msec)より
大であり、したがつてステツプSP15へ進む。こ
こで、TON>ε1とは、キーaのオン時刻t1が第
3図に示す時刻tS1より前であることを意味し、
言い換えれば、キーaのオン時刻については前述
した補正の必要がないことを意味する。次にステ
ツプSP15では、「80」がKフラグとしてイベント
エリアEE−0内のキーaオンを示すブロツク
IBBが書込まれているエリア内に書込まれる(第
10図参照)。次にステツプSP16へ進むと、Kフ
ラグの書込みを行つたイベントエリアEE(この場
合、EE−0)内のブロツクIBBの補正処理が全
て終了したか否かが判断される。この場合、キー
bオンを示すブロツクIBBの処理が終了しておら
ず(この時点でキーbのKフラグは「0」状態に
ある)、したがつてステツプSP17へ進む。ステツ
プSP17では、キーオンテーブルKTL内に登録さ
れているキーのキーオン時刻の補正処理が全て終
了したか否かがチエツクされる。この場合、キー
bの処理が終了しておらず、したがつて、ステツ
プSP13へ戻る。ステツプSP13ではキーbのDフ
ラグがチエツクされ、次いでステツプSP13a,
SP14を介してステツプSP15へ進むと、イベント
エリアEE−0のキーbに対応するエリア内にK
フラグとして「80」が書込まれ、そして、ステツ
プSP16へ進む。この場合、イベントエリアEE−
0内の各ブロツクIBBの補正処理は全て終了して
おり、したがつて、ステツプSP18へ進む。ステ
ツプSP18では、イベントエリアEE−0のIフラ
グに「80」が書込まれる(第10図参照)。次い
でステツプSP17へ進むと、この時点でキーオン
テーブルKTL内に登録されているキーa、bの
キーオン時刻の処理が共に終了しており、したが
つてステツプSP5へ進む。
ステツプSP5では、イベントブロツクIB−2が
イベントエリアEE−1内に書込まれ、次いでス
テツプSP6ではブロツク数BLC(この場合、「2」)
がイベントエリアEE−1内に書込まれ、そして、
ステツプSP7へ進む。この場合、ステツプSP7
の判断結果は「YES」であり、したがつてステ
ツプSP8へ進み、キーc、dがキーオンテーブル
KTLに登録される(第10図参照)。次いで、ス
テツプSP9、SP10を介してステツプSP11へ進む。
ステツプSP11では、現在イベントブロツクIBが
書込まれているイベントエリアEE−0〜EE−15
のIフラグが、イベントブロツクIBが書込まれ
た順にチエツクされる。そして、Iフラグが
「80」の場合はそのイベントエリアEE内のイベン
トブロツクIBの出力処理が行われ、また、「01」
の場合はその時点におけるタイマレジスタTMR
の内容が一定時間ε2より大の場合のみ、イベント
ブロツクIBの出力処理が行われ、また、「00」の
場合あるいは「01」であつてタイマレジスタ
TMRの内容が一定時間ε2より小の場合は、その
時点でIフラグのチエツクが終了する。また、出
力処理が行われた場合は、そのイベントエリア
EEがクリアされる。
しかして、この例の場合はまずイベントEE−
0のIフラグがチエツクされる。そして、このI
フラグが「80」であるところから、イベントエリ
アEE−0内のタイマデータTMD、キ−aおよび
bのインデイケータIND、キーコードKC、Tフ
ラグが補正イベントブロツクIBaとして次段へ出
力され、次いで、イベントエリアEE−0がクリ
アされる。ここで、補正イベントブロツクIBaの
形式は第2図または第4図に示すイベントブロツ
クIBの形式と同一である。但し、キーコードKC
の最上位ビツト(MSB)にTフラグ(この場合、
「0」)が書込まれている。次に、イベントエリア
EE−1のIフラグがチエツクされる。この場合、
イベントエリアEE−1のIフラグは「00」であ
り、したがつて、イベントエリアEE−1内のイ
ベントブロツクIBの出力処理は行われず、ステ
ツプSP1へ戻る。
次に、時刻t3においてイベントブロツクIB−3
が供給されると、以後、ステツプSP2、SP3の処
理が順次実行され、そしてステツプSP4へ進む。
この場合、キーオンテーブルKTLにはキーa〜
dが登録されており、したがつてステツプSP4
の判断結果は「YES」であり、ステツプSP12
実行された後、ステツプSP13へ進む。ステツプ
SP13では、まずキーaのDフラグがチエツクさ
れ、このDフラグが「0」であることからステツ
プSP13aへ進む。この場合、キーaのキーオンブ
ロツクIBBはすでに時刻t2の処理において補正処
理済であり、したがつてステツプSP17を介して
ステツプSP13へ戻る。以後、キーbについてス
テツプSP13,SP13aの判断が行われ、そしてステ
ツプSP17を介してステツプSP13へ戻る。ステツ
プSP13では、次のキーCのDフラグがチエツク
される。この場合、キーCのDフラグは「0」で
あり、したがつて、ステツプSP13aへ進む。ステ
ツプSP13aではキーCのオン時刻の補正処理が終
了しているか否かが判断される。この場合、判断
結果は「NO」であり、したがつて、ステツプ
SP14へ進む。ステツプSP14ではキーCのオン時
間データTON「10」(第10図参照)が時間ε1
り大か否かが判断される。この場合、判断結果は
「NO」であり、したがつてステツプSP17を介し
てステツプSP13へ戻る(この時点でキーCのオ
ン時刻処理は行われない)。以後、次のキーdに
ついてステツプSP13、SP13aSP14の判断が行わ
れ、そしてステツプSP17へ進む。この場合、ス
テツプSP17での判断結果は「YES」であり、し
たがつてステツプSP5へ進む。ステツプSP5では、
イベントブロツクIB−3がイベントエリアEE−
2へ書込まれる(第10図参照)。以後、ステツ
プSP6,SP7が順次実行され、そしてステツプ
SP9へ進む。この場合、イベントブロツクIB−3
にはキーaのキーオフブロツクIBBがあり、した
がつて、ステツプSP9における判断結果は
「YES」であり、ステツプSP20へ進む。ステツプ
SP20では、タイマレジスタTMRの内容「1995」
と一定時間ε2(60msec)とが比較される。この場
合、TMR>ε2であり、したがつてステツプSP21
へ進む。なお、TMR>ε2とはキーaのキーオフ
時刻が第3図に示す時間ε2内に含まれていないこ
とを意味し、言い換えれば、キーaのキーオフブ
ロツクIBBの補正は必要ないことを意味する。ス
テツプSP21ではイベントエリアEE−2内のキー
aのキーオフブロツクIBBのKフラグに「80」が
書込まれる(第10図)。次いでステツプSP22
進むと、イベントエリアEE−2の各イベントブ
ロツクIBBの処理が全て終了しているか否かが判
断され、終了している場合はステツプSP23にお
いてイベントエリアEE−2のIフラグに「80」
が書込まれた後、ステツプSP24へ進み、また、
終了していない場合は、ステツプSP23の処理を
ジヤンプしてステツプSP24へ進む。この例の場
合、前者の処理が行われる。次いでステツプ
SP24では、キーオンテーブルKTLのキーaの登
録が消去される。すなわち、キーオンテーブル
KTLのキーaに対応するエリアにマークMとし
て“0”が書込まれ、また、Dフラグおよびオン
時間データTONがクリアされる。そして、ステ
ツプSP10を介してステツプSP11へ進む。この場
合、イベントエリアEE−1のIフラグが「0」
であり、したがつて、ステツプSP11において補
正イベントブロツクIBaの処理は行われない。な
おこの時点で、イベントエリアEE−2のIフラ
グは既に「80」となつているが、このイベントエ
リアEE−2の出力は行われない。
次に、時刻t4においてイベントブロツクIB−4
が供給されると、以後、ステツプSP2、SP3
SP4、SP12が順次実行される。次いで、この時点
でキーオンテーブルKTLに登録されているキー
b,c,dの各々についてステツプSP13以降の
判断が順次行われる。すなわち、キーbについて
はステツプSP13、SP13a,SP17の判断が、キー
c,dについてはステツプSP13、SP13a、SP14
SP17の判断が順次行われる。そして、ステツプ
SP17の判断結果が「YES」になると、以後、ス
テツプSP5、SP6が実行された後、ステツプSP7
へ進む。この場合、イベントブロツクIB−4に
キーeのキーオンを示すブロツクIBBが含まれて
おり、したがつてステツプSP7での判断結果が
「YES」となり、ステツプSP8へ進む。ステツプ
SP8では、キーeがキーオンテーブルKTLに登録
される。次いで、ステツプSP9を介してステツプ
SP10へ進むと、イベントブロツクIB−4内に小
節線を示すブロツクIBBがあるか否かが判断され
る。この場合、判断結果は「YES」であり、ス
テツプSP26へ進む。ステツプSP26では、キーオ
ンテーブルKTLに登録されている各キーについ
てDフラグの書込みが行われる。すなわち、オン
時間データTONが時間ε1より大きいキーについ
てはDフラグとして「1」が書込まれ、オン時間
データTONが「0」でなく、かつ時間ε1より小
さいキーについてDフラグとして「2」が書込ま
れる(第10図参照)。なお、オン時間データ
TONが「0」のキーについてはDフラグの書込
が行われない(Dフラグ=「0」の状態が保持さ
れる)。次いでステツプSP27へ進むと、キーオン
テーブルKTLの各オン時間データTONが全てク
リアされる。この処理を行う理由は、以後現在登
録されているキーのオン時間データTONが参照
されることがなく、一方、キーの操作時間が長い
場合にオン時間データTONが2バイト以上にな
る恐れがあるからである。次にステツプSP28
進むと、「01」がIフラグとしてイベントエリア
EE−3へ書込まれ、次いでステツプSP29へ進む
と、タイマレジスタTMRがクリアされ、そし
て、ステツプSP11へ進む。この場合、イベント
エリアEE−1のIフラグが未だ「0」の状態に
あり、したがつて、ステツプSP11において補正
イベントブロツクIBaの出力処理は行われない。
次に、時刻t5においてイベントブロツクIB−5
が供給されると、ステツプSP2、SP3、SP4
SP12が順次実行された後ステツプSP13へ進む。
ステツプSP13では、まずキーオンテーブルKTL
に登録されているキーbのDフラグが「0」か否
かが判断され、この場合、判断結果が「NO」で
あることからステツプSP31へ進む。ステツプ
SP31では、タイマレジスタTMRの内容「7」が
一定時間ε2より大か否かが判断される。この場
合、TMR<ε2であり、したがつてステツプSP5
へ進む。なお、TMR<ε2とは、キーd、eのキ
ーオフ時刻が時間ε2内であることを意味する。以
後、ステツプSP5、SP6、SP7、SP9、SP20が順次
実行され、そしてステツプSP33へ進む。ステツ
プSP33では、まずオフとされたキーdのDフラ
グが「0」、「1」、「2」のいずれであるかが判断
される。この場合、「2」であり、したがつてス
テツプSP34へ進む。ステツプSP34ではキーdの
キーオフブロツクIBBが小節線ブロツクIBBを含
むイベントエリアEE−3内に書込まれ、次いで、
イベントエリアEE−4内のキーdのインデイケ
ータINDに「FF」が書込まれる(第10図参
照)。なお、上述した最初の処理はキ−dのオフ
時刻が小節信号Pの発生時刻t4であつたものとみ
なすことを意味し、また、次の処理はイベントエ
リアEE−4内のキーdのキーオフブロツクIBB
を無効とすることを意味する。次に、ステツプ
SP35へ進むと、イベントエリアEE−1内のキー
dのキーオンブロツクIBBのKフラグに「80」が
書込まれる。この処理の意味は次の通りである。
すなわち、キーdのオフ時刻が、もしキーcのよ
うに持刻tS2(第3図)以降の場合は、キーdのオ
ン持刻が時刻t4であつたものとして処理される。
しかし、第3図の場合のようにキーdのオフ時刻
が時間ε2内の場合は、上述した処理を行うとキー
dのオン時間(オン状態にある時間)が「0」と
なつてしまう。そこでキーdのオン時刻が時間ε1
内であり、かつ、オフ時刻が時間ε2内の場合は、
オン時刻に補正処理を行わず、実際のオン時刻通
りとして処理するようにしている。次にステツプ
SP36へ進むと、イベントブロツクEE−3内のキ
ーdのキーオフブロツクIBBのKフラグへ「80」
が書込まれる。次にステツプSP37へ進むと、イ
ベントブロツクIB−5内の全てのキーオフブロ
ツクIBBの補正処理が終了したか否かが判断され
る。この場合、キーeの処理が終了しておらず、
したがつてステツプSP33へ戻る。ステツプSP33
では、キーeのDフラグが何であるかが判断され
る。この場合、「0」であり、したがつてステツ
プSP35へ進む。ステツプSP35では、イベントエ
リアEE−3内のキーeのキーオンブロツクIBB
のKフラグへ「80」が書込まれる。次いでステツ
プSP36へ進むと、イベントエリアEE−4内のキ
ーeのキーオフブロツクIBBのKフラグへ「80」
が書込まれる。そしてステツプSP37へ進む。こ
の場合、ステツプSP37での判断結果は「YES」
であり、ステツプSP22へ進む。なお上述した処
理において、Dフラグが「1」の場合はステツプ
SP33からステツプSP38へ進む。このステツプ
SP38における処理はステツプSP34の処理と全く
同じである。
次に、ステツプSP22では、ステツプSP35
SP36において「80」が書込まれたイベントエリ
アEE−9、EE−4内の各ブロツクIBBの補正処
理が全て終了したか否かが判断される。この場
合、イベントエリアEE−4内の全ブロツクIBB
の補正処理が終了しており、したがつてステツプ
SP23へ進み、イベントエリアEE−4のIフラグ
へ「80」が書込まれる。次に、ステツプSP24
進むと、キーオンテーブルKTLのキーd,eに
対応するエリアがクリアされる。そして、ステツ
プSP10を介してステツプSP11へ進む。この場合、
イベントエリアEE−1のIフラグが未だ「0」
であり、したがつてステツプSP11における出力
処理は行われない。
次に、時刻t6においてイベントブロツクIB−6
が供給されると、ステツプSP2、SP3、SP4
SP12が順次実行され、そしてステツプSP13へ進
む。ステツプSP13ではまずキーオンテーブル
KTLに登録されているキーbのDフラグが「0」
か否かが判断される。この場合、判断結果は
「NO」であり、したがつてステツプSP31へ進む。
ステツプSP31での判断結果は「YES」であり、
ステツプSP40へ進む。ステツプSP40では、キー
bのDフラグが「1」であるか否かが判断され
る。この場合、キーbのDフラグは「1」であ
り、したがつてステツプSP41へ進む。ステツプ
SP41では、キーbオフを示すキーオフブロツク
IBBおよびキーbオンを示すキーオンブロツク
IBBが順次小節線ブロツクIBBを含むイベントエ
リアEE−3内に書込まれる(第10図参照)。こ
の処理の意味は、キーが時刻tS1(第3図)より前
にオンとされ、時刻tS2以後にオフとされた場合
は、同キーが小節信号Pと同一タイミングで一旦
オフとされ、同時に再びオンとされたものとして
処理することを意味する。次いでステツプSP42
へ進むと、上述したステツプSP41においてイベ
ントエリアEE−3内に書込まれたキーbのキー
オンおよびキーオフブロツクIBBのTフラグに
「1」が、Kフラグに「80」が各々書込まれる。
次にステツプSP16へ進むと、イベントエリアEE
−3内の各ブロツクIBBの補正処理が全て終了し
ているか否かが判断される。この場合、小節線を
示すブロツクIBBのKフラグが「0」であり、し
たがつて、ステツプSP17へ進む。なお、この実
施例においては、小節線ブロツクIBBのKフラグ
が「80」となることはない。小節線ブロツクIBB
を含むイベントエリアEE−3の各データは、前
述したように小節線ブロツクIBBが供給されてか
ら時間ε2が経過した後出力処理される。ステツプ
SP17では、キーオンテーブルKTLに登録されて
いる全キーの処理が終了したか否かが判断され
る。この場合、キーCの処理が済んでおらず、し
たがつてステツプSP13へ戻る。以後、キーCに
ついてステツプSP13、SP31の判断が行われ、そ
してステツプSP40へ進む。ステツプSP40ではキ
ーCのDフラグが「1」か否かが判断される。こ
の場合、キーCのDフラグは「2」であり、した
がつてステツプSP43へ進む。ステツプSP43では、
イベントエリアEE−1内のキーCオンを示すブ
ロツクIBBが小節線ブロツクIBBを含むイベント
エリアEE−3内に書込まれ、次いで、ステツプ
SP44においてイベントエリアEE−1内のキーC
オンを示すブロツクIBBのインデイケータに
「FF」が書込まれる(第10図参照)。以上の処
理は、キーCのオン時刻が小節信号発生時刻t4
同時であるとみなして処理することを意味する。
次に、ステツプSP45へ進むと、イベントエリア
EE−3内に書込まれたキーCオンブロツクIBB
のKフラグに「80」が書込まれ、次いでステツプ
SP40へ進むと、キーオンテーブルKTLのキーC
のフラグへ「0」が書込まれる。このDフラグの
書込みは、キーCのオン時刻を時刻t4であるとみ
なしたことに基づく処理である。次にステツプ
SP47へ進むと、タイマレジスタTMRの内容がキ
ーCのオン時間データTONとしてキーオンテー
ブルKTLに書込まれる。次いで、ステツプSP16
を介してステツプSP17へ進む。この場合、ステ
ツプSP17での判断結果は「YES」であり、ステ
ツプSP5へ進む。以後、ステツプSP5、SP6
SP7、SP9、SP20が順次実行され、そしてステツ
プSP21へ進む。ステツプSP21では、イベントエ
リアEE−5内のキーCオフを示すブロツクIBB
のKフラグに「80」が書込まれる。次いでステツ
プSP22を介してステツプSP23へ進むと、イベン
トエリアEE−5のIフラグへ「80」が書込まれ
る。次にステツプSP24へ進むと、キーオンテー
ブルKTLのキーbの登録が消去される。そして、
ステツプSP10を介してステツプSP11へ進む。こ
の場合、イベントエリアEE−1、EE−2、EE
−4、EE−5の各Iフラグがいずれも「80」で
あり、したがつて出力可能である。また、小節線
ブロツクIBBを含むイベントエリアEE−3につ
いてはこの時点におけるタイマレジスタTMRの
内容が時間ε2より大であり、したがつて、イベン
トエリアEE−3内の各データも出力可能である。
この結果、ステツプSP11においてイベントエリ
アEE−1〜EE−5内の各データがイベント発生
順に順次補正イベントブロツクIBaとして出力さ
れる。
以上がイベントブロツク処理回路2aにおける
処理の詳細である。次に、第1図に示す音符選出
処理回路4以降の回路について説明する。
音符選択処理回路4はイベントブロツク処理回
路2aから供給される補正イベントブロツクIBa
に基づいてピアノ1の各キーのオン/オフ状態を
検知すると共に小節信号Pの発生タイミングを検
知し、この検知結果に基づいて第11図に示すス
ロツトブロツクSBを作成し、記号組立回路6へ
出力する。以下、更に説明すると、例えば、第1
2図に示す楽譜がピアノ1によつて演奏された場
合、第1図に示す楽譜表示装置はこの楽譜を略そ
のままの形で表示することができる。音符選出処
理回路4はこの楽譜を表示するためのデータを第
12図に示すスロツトS1,S2……毎にスロツトブ
ロツクSBの形で作成する。第11図はこのスロ
ツトブロツクSBの基本構成を示すもので、その
第1バイトにはスロツトS1,S2……のスロツト幅
(第12図に示すSL1、SL2……)が書込まれ、ま
た、第2〜第4バイトには各々TYPEデータ、長
さデータ、キーコードが書込まれる。この場合、
スロツト幅は音符(休符)の長さによつて決定さ
れ、例えばスロツトS1のスロツト幅としては、第
12図に示す音符G4の長さ(すなわち、2分音
符の長さ)に対応する符長コード(後述)が書込
まれる。また、第2〜第4バイトからなるブロツ
クSBBは音符、休符あるいは小節線を表わすも
ので、スロツトS1、S2……内に複数個の音符(あ
るいは休符)がある場合(複音演奏の場合)は各
音符(休符)に各々対応して設けられる。また
TYPEデータとしては「1」〜「3」のいずれか
のデータが書込まれる。すなわち、ブロツク
SBBによつて表わされるものが音符の場合は
「1」が書込まれ、休符の場合は「2」が書込ま
れ、また、小節線の場合は「3」が書込まれる。
また、長さデータとしては、その下位6ビツトに
音符あるいは休符の長さに対応する符長コードが
書込まれる。なお、この実施例においては、全音
符(全休符)、2分音符(2分休符)、4分音符
(4分休符)……の各長さに各々対応して符長コ
ードLN1、LN2、LN4……が割当てられている。
また、長さデータの上位2ビツトにはタイの開始
および終了を示すタイマークが書込まれる。すな
わち、そのブロツクSBBによつて表わされるも
のがタイの始めの音符(例えば、スロツトS6内の
音符)の場合は長さデータの上位2ビツトが
“1、0”となり、また、そのブロツクSBBによ
つて表わされるものがタイの終りの音符(例え
ば、スロツトS8内の音符)の場合は長さデータの
上位2ビツトが“0、1”となる。次に、第11
図に示すキーコードとしては、そのブロツク
SBBが音符を表わす場合はその音符のキーコー
ドが書込まれ、休符または小節線を表わす場合は
「0」が書込まれる。また、スロツトブロツクSB
が小節線を表わす場合(例えば、第3図に示すス
ロツトS3、S7、S10に対応して作成されるスロツ
トブロツクSB)は、そのスロツト幅が一定数デ
ータSHOとなる。なおこの場合、スロツトブロ
ツクSBの長さデータ、キーコードは後の処理に
使用されない。しかして、作成された各スロツト
ブロツクSBは表示すべき順に記号組立処理回路
6へ出力される。なお、第13図に、第12図に
示すスロツトS1、S2、S3、S6、S8、S9に各々対応
して作成されたスロツトブロツクSB−1〜SB−
3、SB−6、SB−8、SB−9を示す。
次に、記号組立処理回路6は音符選出処理回路
4から供給されるスロツトブロツクSBに対応し
て、音符、休符、小節線あるいはタイ記号表示す
るための表示ブロツクHB(第14図)を作成し、
音符表示処理回路7へ出力する。ここで、表示ブ
ロツクHBは第14図に示すように最低4バイト
から構成され、その第1バイトには供給されたス
ロツトブロツクSBのスロツト幅が書込まれ、第
2〜第4バイトには各々X座標、Y座標、UDS
コードが書込まれる。また、第2〜第4バイトか
らなるブロツクHBBはスロツトブロツクSBのブ
ロツクSBBに対応して設けられ、例えばスロツ
トブロツクSB内に2個のブロツクSBBがあれ
ば、このスロツトブロツクSBに対応して作成さ
れる表示ブロツクHBには2個のブロツクHBB
が含まれる。さらに、スロツトブロツクSBの長
さデータにタイの開始または終了を示すタイマー
クが書込まれている場合は、タイを表示するため
のブロツクHBBが付加される。この表示ブロツ
クHBにおいて、X座標としては第12図におけ
るスロツトS1,S2……内における音符、休符、小
節線あるいはタイ記号のX方向の位置(例えば、
スロツトS1,S2……の左端からの距離)を示すデ
ータが書込まれる。なお、このデータは、通常音
符、休符、小節線、タイ記号に各々対応する一定
値となる。また、Y座標としてはスロツトS1,S2
……内におけるY方向の位置(例えば、五線の最
下線からの距離)を示すデータが書込まれる。こ
のY方向の位置は音符あるいはタイ記号の場合は
スロツトブロツクSBのブロツクSBB内のキーコ
ードによつて決定され、また、休符の場合および
小節線の場合は各々一定位置となる。また、
UDSコードとしては、音符あるいは休符の種類
(4分音符、8分休符等)または小節線、タイ記
号に対応するUDSコードが書込まれる。すなわ
ち、第1図に示すメモリ8には予め全ての音符、
休符のパターン、タイ開始、終了に各々対応する
タイ記号のパターンおよび小節線がベクトルによ
つて記憶されている。例えば、4分音符は第15
図に示すベクトルV1,V2……の始点および終点
の座標によつて記憶され、2分音符は同図に示す
ベクトルV11、V12……の始点および終点の座標
によつて記憶され、また、小節線は同図に示すベ
クトル21の始点および終点の座標によつて記憶
され、さらにタイ開始を示すタイ記号はベクトル
V31〜V33の、タイ終了を示すタイ信号はベクト
ルV34〜V36の各始点および終点の座標によつて
記憶されている。そして、これらの各パターンに
対応してUDSコードが定められている。しかし
て、記号組立処理回路6はスロツトブロツクSB
のブロツクSBBが音符あるいは休符を表わして
いる場合はそのブロツクSBB内の長さデータに
基づいてUDSコードを決定し、決定したUDSコ
ードを表示ブロツクHBに書込み、また、スロツ
トブロツクSBが小節線を表わしている場合
(TYPEデータが「3」の場合)は小節線のUDS
コードを表示ブロツクHBに書込み、さらに、そ
のブロツクSBBがタイ記号を表わしている場合
は、タイ記号のUDSコードを表示ブロツクHBへ
書込む。
音符表示処理回路7は記号組立処理回路6から
供給される表示ブロツクHB内のX,Y座標を表
示装置9の画面上のX,Y座標(以下、X′Y′座
標と称す)に変換し、UDSコードと共に表示装
置9へ出力する。すなわち、例えば第12図に示
す楽譜を表示する場合は、まずスロツトS1の左端
のX′座標(X′−1とする)を設定し、この座標
(X′−1)およびスロツトS1に対応する表示ブロ
ツクHB内のX座標から音符G4のX′座標を算出
する。次いで、上記表示ブロツクHB内のスロツ
ト幅および座標(X′−1)からスロツトS1の右
端(スロツトS2の左端)のX′座標を求め(X′−
2とする)、求められた座標(X′−2)およびス
ロツトS2に対応する表示ブロツクHB内のX座標
から音符A4のX′座標を算出する。次いで、ス
ロツトS2に対応する表示ブロツクHBのスロツト
幅および座標(X′−2)からスロツトS2の右端
のX′座標(X′−3)を算出し、この座標(X′−
3)とスロツトS3に対応する表示ブロツクHB内
のX座標から小節線のX′座標を算出する。
以下同様にして各音符、休符、小節線のX′座
標が求められる。また、各音符等のY座標は五線
のY′座標および各表示ブロツク内のY座標から
求められる。そして、音符表示処理回路6は求め
られた各音符等のX′、Y′座標をUDSコードと共
に表示装置9へ出力する。
表示装置9はCRT(ブラウン管)表示装置およ
び制御回路を有して構成されるもので、CRT画
面上に五線を表示すると共に、供給されるUDS
コードに基づいてメモリ8から音符等のパターン
を読出し、この読出したパターンの各ベクトルを
示す座標を上述したX′,Y′座標に基づいて座標
変換して、CRT画面上に音符、休符、小節線、
タイ記号を楽曲の進行順に表示する。また、タイ
の始点に対応するタイ記号とタイの終点に対応す
るタイ記号との間の直線補間を行う。
なお、第1図に示す回路は通常マイクロコンピ
ユータを用いて構成される。また、上述した実施
例においてはCRT表示装置に楽譜を表示するよ
うにしているのが、この画面表示と共に、あるい
は画面表示に代えて、プリンタによつて楽譜を印
刷するようにしてもよい。
以上説明したように、この発明によれば、供給
される楽音情報およびテンポデータ、拍子データ
に基づいて発生する小節信号により、楽譜を自動
的に表示する楽譜表示装置において、楽音情報の
供給期間内に小節信号が発生した時に、楽音情報
の供給開始タイミングと小節信号の発生タイミン
グとの時間差が許容値以下で、かつ、楽音情報の
供給終了タイミングと小節信号の発生タイミング
との時間差が許容値以上であれば、楽音情報の供
給開始タイミングが小節信号の発生タイミングと
同時であるとみなして楽音情報を処理するととも
に、楽音情報の供給期間内に小節信号が発生した
時に、楽音情報の供給開始タイミングと小節信号
の発生タイミングとの時間差および楽音情報の供
給終了タイミングと小節信号の発生タイミングと
の時間差がともに許容値以上であれば、楽音情報
の供給が小節信号の発生タイミングと同時に一旦
オフされ、同時にオンされたものとみなして楽音
情報を処理し、さらに楽音情報の供給期間内に小
節信号が発生した時に、楽音情報の供給開始タイ
ミングと小節信号の発生タイミングとの時間差お
よび楽音情報の供給終了タイミングと小節信号の
発生タイミングとの時間差がともに許容値以下で
あれば、楽音情報の供給終了タイミングが小節信
号の発生タイミングと同時であるとみなして楽音
情報を処理するようにしたので、楽譜表示に際
し、どのようなキー操作においても、小節線を最
も適切な位置に表示することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の構成を示すブロ
ツク図、第2図イ,ロは共にイベントブロツク
IBの構成を示す図、第3図はキー操作の一例を
示すタイミングチヤート、第4図はイベントブロ
ツクIBの具体例を示す図、第5図は音符および
小節線の表示例を示す図、第6図は第1図におけ
るイベントブロツク処理回路2a内に設けられて
いるメモリの記憶エリアを示す図、第7図は第6
図に示すイベントエリアEEの記憶領域を示す図、
第8図、第9図は共に第1図に示すイベントブロ
ツク処理回路2aのデータ処理過程を説明するた
めのフローチヤート、第10図は同データ処理過
程におけるイベントブロツク処理回路2a内のイ
ベントエリアEE、キーオンテーブルKTL、タイ
マレジスタTMRの内容の変化を示す図、第11
図はスロツトブロツクSBの構成を示す図、第1
2図は楽譜の一例を示す図、第13図はスロツト
ブロツクSBの具体例を示す図、第14図は表示
ブロツクHBの構成を示す図、第15図は4分音
符、2分音符、小節線、タイ記号を各々構成する
各ベクトルを示す図である。 2a……イベントブロツク処理回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 供給される楽音情報およびテンポデータ、拍
    子データに基づいて発生する小節信号により、楽
    譜を自動的に表示する楽譜表示装置において、 前記楽音情報の供給期間内に前記小節信号が発
    生した時に、前記楽音情報の供給開始タイミング
    と前記小節信号の発生タイミングとの時間差が許
    容値以下で、かつ、前記楽音情報の供給終了タイ
    ミングと前記小節信号の発生タイミングとの時間
    差が許容値以上であれば、前記楽音情報の供給開
    始タイミングが前記小節信号の発生タイミングと
    同時であるとみなして前記楽音情報を処理し、 前記楽音情報の供給期間内に前記小節信号が発
    生した時に、前記楽音情報の供給開始タイミング
    と前記小節信号の発生タイミングとの時間差およ
    び前記楽音情報の供給終了タイミングと前記小節
    信号の発生タイミングとの時間差がともに許容値
    以上であれば、前記楽音情報の供給が小節信号の
    発生タイミングと同時に一旦オフされ、同時にオ
    ンされたものとみなして前記楽音情報を処理し、 前記楽音情報の供給期間内に前記小節信号が発
    生した時に、前記楽音情報の供給開始タイミング
    と前記小節信号の発生タイミングとの時間差およ
    び前記楽音情報の供給終了タイミングと前記小節
    信号の発生タイミングとの時間差がともに許容値
    以下であれば、前記楽音情報の供給終了タイミン
    グが前記小節信号の発生タイミングと同時である
    とみなして前記楽音情報を処理することを特徴と
    する楽音表示装置における楽音情報の処理方法。
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