JPH038484Y2 - - Google Patents

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JPH038484Y2
JPH038484Y2 JP1983112312U JP11231283U JPH038484Y2 JP H038484 Y2 JPH038484 Y2 JP H038484Y2 JP 1983112312 U JP1983112312 U JP 1983112312U JP 11231283 U JP11231283 U JP 11231283U JP H038484 Y2 JPH038484 Y2 JP H038484Y2
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glass
locking
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JP1983112312U
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車の窓に沿つてガラスの縁部を一
体に固定するガラス押えに関するもので、特に本
考案のガラス押えは一体のネジの揉込みによつて
ガラスの縁部をボデイ表面に押圧し、この間に介
挿するシール材を水密に圧締すると同時に、ガラ
ス押え自体をボデイに堅固に固着できるようにし
た固着性並びに作業性に優れた合成樹脂を素材に
して成形されるガラス押えに関する。
従来からネジ、ボルト等の締付けを利用してボ
デイ表面にガラスを引き付け、これによつてボデ
イとガラスの間に介挿するシール材を圧締しなが
ら窓にガラスを固定するガラスの止め付け方法を
広く知られている。
第1図及び第2図に示すガラスの止め付けは従
来から一般に行われている方法で、第1図はコ字
形に屈成した金属製クリツプ1にボルト2を植設
し、ガラス3の縁部をこのクリツプに嵌合したの
ち、ボルトをボデイ4の切欠き部5に挿通してボ
デイの反対側でナツト6を締付け、これによつて
ガラスをボデイに固定すると共に、このナツトの
締付けでガラスの裏面に貼り付けたシール材7を
ボデイ表面とのとの間で圧縮し、水密に嵌め付け
るようにした例で、第2図は同じくボルト10と
ナツト11の締付けでガラス12をボデイ13の
表面に押付け、併せてガラスの裏面に貼付けたシ
ール材14を圧縮し、両者の間を水密に封ずるよ
うにした他の例である。
この第2の方法は特に金属板をクランク状に屈
成したクリツプ15を用いたもので、一方の屈曲
片15aに設けた透孔16にボルト10を通して
更にボデイ13の孔17に通し、ナツト11を締
付けて他方の屈曲片15bをボデイ側に引き寄
せ、これによつてガラスを固定するようにしたも
のである。
これらの従来例は、ガラスを止めることではそ
の目的を果しているが、作業性が悪く多数箇所で
止め付けを要する場合自動車全体の組立に大きな
影響を与える欠陥があつた。ことに、止め付けに
当つて前記従来のものはガラスの縁にクリツプを
係合させるのに併せてボデイの所定位置にボルト
を通すまで押え付けていなければならず、更には
このボルトにナツトを螺装し締付ける作業が付加
されることから極めて煩雑な作業となつており、
多くの箇所での使用は必然的に自動車の組立に影
響を与えるものとなる。
本考案は、この様な点に鑑み考案されたもの
で、その主たる目的は窓の周縁に沿つて穿つ取付
孔に係止脚片を係入することで仮止め状態に保持
することができ、次にネジを螺入することでボデ
イに対し本止めすることができ、且つ同時にこの
ネジの螺締でガラスをボデイ表面に押圧してガラ
スの裏面に付設するシール材を圧縮し水密なシー
リングが得られるようにしたガラス押えを提供す
ることにある。
また、本考案はガラス押え自体にモールの止め
手段を兼備して、ガラスの取付後このガラス押え
にモールを被覆する如く装着することによつてガ
ラス押えの保持状態を被い隠せるようにした自動
車の窓のガラス押えを提供することにある。
以下、この考案を第3図以下の図面に示す実施
例を基にその特徴とするところを説明すると、第
3図は本考案に係るガラス押えを中央部で縦に断
面とした使用状態を説明する分解側面図で、第4
図はガラス押えの平面図であり、第5図は第3図
V−V線端面図、第6図は係止脚片の底面図、第
7図はボデイに対しガラスを固定した状態を示す
中央縦断側面図である。
図面において20は本考案に係るガラス押えの
係止基体で、21はこの係止基体と一体に成形さ
れる押え部分である。そして、22は窓の開口縁
を形成するパネル、即ちボデイであり、23はこ
のボデイに開設した取付孔、24は窓に嵌めるガ
ラスで、25は本考案のガラス押えをボデイ22
に固定するネジであり、26はこのガラス押えを
被うモールである。
本考案ガラス押えの係止基体20は角ブロツク
体20aは本体にしてその中央部に上下に貫通す
るネジ受孔27を形成し、ブロツク体の下面には
上記ネジ受孔27の中心線の延長線を挾んで対立
する如く2つの係止脚片28a,28bを垂設し
てある。
2つの係止脚片28a,28bはボデイの取付
孔23に係止するためのもので、この実施例では
第6図に示した様に2つの係止脚片により形成さ
れる外形が略矩形をなすようにしてボデイに開設
する矩形の取付孔23と一致させ、後述するネジ
25の緊締の際ガラス押えが共回りしないように
してある。
一方、押え部分21は上記係止基体のブロツク
体20aをそつくり受け入れられる空部29を有
した矩形の筒形に形成してあり、その下端開口縁
部を上記係止基体の肩部に当接して連結片30を
以て接続し、この係止基体の上に重るように設け
てある。
なお、連結片30はこの実施例では4個所に設
けて係止基体と押え部材を連結させているが、そ
の各々は小さな力で剪断されるように小片として
形成してある。
この押え部分21は一側面上部にガラス24の
縁部を押える鍔部31と、この鍔部に対向してガ
ラスの裏面を押える弾性片32を一体に備え、他
側面にはモール26の折返し縁を係止するバネ性
を付与した爪付き係止片33を起ち上り状に備え
ている。
鍔部31は上端開口部34を拡張する如く直角
に張出し、その先端部には上記爪付き係止片33
と共同してモール26を係止する係止爪35が設
けてあり、またこの鍔部31の張出しによつて拡
張した上面には水平面を有する凹部36を設け、
ネジ25の頭部を受ける金属製座板37を収容で
きるようにしてあり、更にこの凹部36の両側部
には対向する一対の係止爪片38,38を設けて
収容される座板37の縁部を止め付け任意に脱落
しないようにしてある。
座板37は第3図及び第4図に示される凹部3
6の形状に合せて横長の矩形の板として形成して
あり、その中央部には直下に臨む係止基体20の
ネジ受孔27に連通する透孔39が設けてある。
さて、上記構成に係るガラス押えはその係止基
体20と押え部分21を剪断可能な連結片30を
介して上下に連結した状態で熱可塑性の合成樹脂
で一体に成形されるもので、使用に先立つて押え
部材21に前記座板37が装着される。
このガラス押えは一枚のガラスを複数個用いて
固定することから実際の作業においてはそれぞれ
のガラス押えをガラス24の縁に臨ませて鍔部3
1と弾性片32間に喰えて取付け、次にその状態
で窓の開口縁となるパネル22に予じめ開設して
おく取付孔23にそれぞれの係止脚片28a,2
8bを挿入して、両脚片の反発力でこの取付孔2
3に仮係止する。
第3図は特に押えの係止脚片28a,28bを
取付孔23に仮係止した状態が示され、ここでは
ガラス24が脱されているが、ガラスの全周を複
数個の押えで固定する場合には各取付孔23の位
置が特定され、押えの取付け位置が特定されるこ
とから、押えの係止脚片を係止したのち後からガ
ラスを装着することができなくなる。従つて、こ
の場合には前述した様に先にそれぞれの押えを押
え部分21の鍔部31と弾性片32の間にガラス
24の縁を押し込み喰み付かせることによつて取
付け、次にこの状態でガラスごとそれぞれの係止
脚片28a,28bを各取付孔23に挿入すると
手際よく、しかも迅速に作業することができる。
勿論、上記係止脚片を挿入したのち個々にネジを
揉み込んで固着することは言うまでもない。
尚、この仮係止に当つてガラス24の縁部裏面
にはシール材40全周にを亘つて貼着しておくも
のとし、又押えの係止脚片28a,28bにはワ
ツシヤ状のパツキン41を装着しておくとよい。
この様にして本考案ガラス押えを仮係止したの
ち、座板37の透孔39を通してネジ25を係止
基体20のネジ受孔27に揉み込む。
このネジ25の揉み込みが行われると、ネジの
頭部を受けた座板37が押付けられ、強制的に押
え部分21が押下げられるため、これを支えた連
結片30が剪断されて押え部分21はその空部2
9にブロツク体20aを受け入れ、且つこれを案
内にして沈みその下端がパネル22に当接するま
で降下し、これに併せてその鍔部31に掛け止め
たガラス24をパネル面に押付けその裏面に貼着
したシール材40を圧縮し密着させることにな
る。そして、同時にネジ受孔27に揉み込まれる
ネジ25はこの孔を通して前記パネルの取付孔2
3に係入した2つの係止脚片28a,28b間に
割込み、この両脚片を取付孔内部で閉脚不能に拡
張拘束し、パネルからの脱落を阻止することにな
る。
第7図はこのネジ25の螺入緊締によつてパネ
ル即ちボデイ22の表面にガラス24を固着した
状態を示したもので、係止基体のブロツク体20
aは押え部分の空部29に入り込んで一体となり
しつかりした固定が得られると同時にガラスの押
付けによつてシール材がこのガラスとボデイに密
着し水密性が高まることが示される。
尚、モール26はこの様にして各押えをネジ止
めしたのち、それぞれの直上に亘るように臨ませ
て押付け、自からのバネ性と係止片33のバネ性
を利用して両折返し縁部26a,26aを係止片
33と係止爪35に係止し装着することになる。
本考案のガラス押えは以上説明の如く構成され
使用されるもので、先ず押えは使用に先立つて座
板37を組付けることによつて単一物品化し、そ
の取扱いが容易であると同時に、ガラスの縁部に
鍔部31を掛けて、係止基体20の係止脚片28
a,28bをボデイの取付孔23に係入すること
で仮係止することができ、従つてこれがため個々
のガラス押えをネジ止める際、他のガラス押え及
びガラス自体を定位置に保持する手数が不要とな
ることから作業上極めて好都合である。
そして更に、本考案のガラス押えは一本のネジ
を揉込むことでガラスをボデイに押付けそのシー
ル材を圧縮して水密な押えが出来ると共に、この
ネジの揉込みで係止脚片が拡張しボデイに対する
係合が高められることから極めて安定した固着状
態が得られる利点がある。
尚、実施例では係止基体20と押え部分21を
繋ぐ連結片30を4箇所に設けたが、これに代え
て互いに衝き合せとなるブロツク体の肩部と押え
部分の下端開口縁とを薄肉片で繋いでもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は及び第2図は従来例を示す分解斜視図
で、第3図は本考案に係るガラス押えを中央部で
縦に断面とした使用状態を説明する分解側面図、
第4図はガラス押えの平面図、第5図は第3図V
−V線端面図、第6図は係止脚片の底面図、第7
図はボデイに対しガラスを固定した状態の中央縦
断側面図である。 20……係止基体、20a……ブロツク体、2
1……押え部分、22……ボデイ、23……取付
孔、24……ガラス、25……ネジ、27……ネ
ジ受孔、28a,28b……係止脚片、29……
空部、30……連結片、31……鍔部、37……
座板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブロツク体20aの中心部に縦に貫通するネジ
    受孔27を設けると共に下面から上記ネジ受孔2
    7の中心線の延長線を挟む一対の係止脚片28
    a,28bを垂設する係止基体20と、上記ブロ
    ツク体20aを受け入れる空部29とガラスの縁
    部を押える鍔部31を備える筒形の押え部分21
    とを有し、上記押え部分21は下端開口縁を前記
    ブロツク体の肩部に切断可能な連結片30を介し
    て連結すると共に上端部にネジ25の頭部を受け
    る座板37を装着してなり、前記係止基体の係止
    脚片28a,28bをボデイに穿つ取付孔23に
    係入したのち前記座板37の透孔39を通してネ
    ジ25を前記ネジ受孔27に揉み込み連結片30
    を剪断しながら押え部分21を下降させ前記鍔部
    31でガラスをボデイ表面に押圧し固着するよう
    にした自動車の窓のガラス押えにおいて、前記押
    え部分21の上面には前記座板37を装着する凹
    部36を設け、該凹部の縁部に係止爪片38,3
    8を対向状に突設して座板37を保持せしめる一
    方、前記鍔部31に対向させてガラスの裏面を押
    える弾性片32を一体に備え、前記ネジ25によ
    る固着に先立つて該鍔部と弾性片間にガラス24
    の縁部を喰わえ込ませるようにしてなることを特
    徴とした自動車の窓のガラス押え。
JP11231283U 1983-07-21 1983-07-21 自動車の窓のガラス押え Granted JPS6020913U (ja)

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JP11231283U JPS6020913U (ja) 1983-07-21 1983-07-21 自動車の窓のガラス押え

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Publication Number Publication Date
JPS6020913U JPS6020913U (ja) 1985-02-13
JPH038484Y2 true JPH038484Y2 (ja) 1991-03-01

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ID=30260407

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JP11231283U Granted JPS6020913U (ja) 1983-07-21 1983-07-21 自動車の窓のガラス押え

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5989214A (ja) * 1982-11-08 1984-05-23 Tougou Seisakusho:Kk 自動車等のウインドモ−ル用保持具

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5989214A (ja) * 1982-11-08 1984-05-23 Tougou Seisakusho:Kk 自動車等のウインドモ−ル用保持具

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JPS6020913U (ja) 1985-02-13

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