JPH0310407Y2 - - Google Patents

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JPH0310407Y2
JPH0310407Y2 JP1984121918U JP12191884U JPH0310407Y2 JP H0310407 Y2 JPH0310407 Y2 JP H0310407Y2 JP 1984121918 U JP1984121918 U JP 1984121918U JP 12191884 U JP12191884 U JP 12191884U JP H0310407 Y2 JPH0310407 Y2 JP H0310407Y2
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JP
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leg
screw
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pieces
mounting hole
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JP1984121918U
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JPS6136713U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、合成樹脂を材料にして成形されるね
じ受け具に関する。
一般に金属製パネルに部品類をねじ止めする場
合、パネルに予じめ開設しておく取付孔にねじ受
け具を装着して、このねじ受け具に備えるねじ受
け孔にねじを揉み込むことによつて止め付けるこ
とが行われているが、従来提供されているねじ受
け具は部品類を止めるねじをねじ受け孔に螺入す
ると、ねじ受け具自体がパネルの取付孔にしつか
り固定されて身動き出来なくなるようになつてい
るのが普通である。
パネルに対する固定が堅固であることはこの種
止め具として要請される重要な機能であるが、反
面止め付ける部品によつてはねじ止めした状態で
なお多少の移動が可能であることが求められるこ
とがある。
例えば止め付ける本体に対し、部品が長尺物で
経年変化によつて、或は温度変化によつて長さが
伸縮するような場合、本体に対する止め付け位置
が全く固定的であると、部品が弛んで波付つた
り、逆にねじを挿通するため穿つた透孔の縁が破
損したりすることがある。
本考案は、この様な事情に鑑み考案されたもの
で、鍔形の頭部と、頭部の下面から垂下される2
又に分割された脚部と、頭部の上面から上記脚部
の中心を通して貫通されるねじ受け孔とを有した
合成樹脂で成形されるねじ受け具にして、金属板
等のパネルに開設する取付孔に上記脚部を挿通
し、次に部品類を止めるねじを前記ねじ受け孔に
揉み込むことでねじの止め付けが出来る一方、こ
のねじ込みにより開脚される脚部の2つの脚片に
それぞれ撓み性を有した係止片を備え、上記開脚
時にこの係止片を取付孔の縁若しくはパネルの背
面に係止させパネルに対する止め付けを行うと同
時に、この止め付け状態において上記係止片の撓
み性で取付孔内を移動可能にしたことを特徴とす
るねじ受け具を提供することにある。
以下、本考案を図示する実施例につき説明し、
その特徴とするところを詳述する。
ここに示す実施例は本考案のねじ受け具をテレ
ビジヨン受像機の金属板製フレームAに合成樹脂
製の長尺な調整用カバーBをねじ止めする場合に
つき示したもので、第1図はねじ止め直前におけ
る分解状態の斜視図、第2図はねじ止め状態にお
ける一部断面とした正面図、第3図は本考案ねじ
受け具の左半を断面とした正面図、第4図は底面
図、第5図は右側面図である。符合1は板状をな
した本考案ねじ受け具の頭部で、2はこの頭部の
下面から垂設した脚部、3は頭部の上面中央部か
ら脚部の中心を通して脚端に貫かせたねじ受け孔
である。
ここに示した頭部1は正方形状の板にしてこの
下面から垂下する脚部2も外形断面形状が正方形
をなすようにしてある。
脚部2は脚端から中心のねじ受け孔3に沿つて
切込むV字形の切込み4によつて対称な2つの脚
片2a,2aに分割してあり、更に各脚片の中央
部には縦に切割5,5を設けてこの切割の中に板
状をなす係止片6,6が設けてある。
係止片6,6は縦長の切割5,5の中心に沿つ
て起ち上るように脚端側の内壁面から延設してあ
り、内側の縁を第3図に示したようにねじ受け孔
3を臨ませると共に、上方に向けて外側の縁を拡
張させてこの拡張部分をそれぞれ脚片の外側面か
ら外方に突き出させ係止爪7,7としている。
この係止片6,6は板状をなすことによつて切
割5,5の幅を限度に上端部を自由に撓められる
ようになつており、またこの上端部に続く係止爪
7は鍔形の頭部1の下面に対向するようになつて
いる。
図中8は両脚片2a,2aの脚端外側面部に上
記係止片6の直下に位置するよう突設した案内突
起で、9は頭部1の縁部から斜め下方に向けて延
設したバネ性を付与した仮止め用バネ片である。
上記構成に係る本考案ねじ受け具は熱可塑性の
合成樹脂を材料に一体成形されるもので、次にこ
のねじ受け具の使用の実際を説明する。
本考案ねじ受け具の使用に当り、先ずフレーム
Aには第1図に示した様に短辺が脚部2の一辺に
等しいか幾分長い角長孔状の取付孔10を開設す
る。そして、この取付孔の長辺の中央部には向い
合せに切込み11を形成する。
本考案ねじ受け具はこの取付孔10に対し、案
内突起8を切込み11に合せ、この突起をガイド
にして切込みに係止片6,6を誘導しながら脚部
2を取付孔10に挿入する。
この挿入に当つて切込み11の深さより係止片
6の係止爪7の突き出し量を大きくしておき、こ
れにより一旦撓んだ状態で通過するようにして通
過後この係止爪7を復元させ、切込み11の背面
側の縁に係合させる。そして、脚部2の挿入に追
随してフレームの表面に当接する頭部1と共同さ
せて取付孔に対する装着を行う。このとき、頭部
の縁から延設したバネ片9をフレームAの表面に
押当てねじ受け具の横方向への動きを軽く止め、
係止爪7が切込み11の奥に係合するのを確保す
る。
この様にしてねじ受け具を取付孔10に装着し
たのち、カバーBを頭部1の上面に重ね合せ、カ
バーに開設する透孔12を通してねじ13をねじ
受け孔3に揉み込みカバーの止め付けを完了す
る。
ねじ13を受け入れたねじ受け具は脚片2a,
2a間にねじが割込むことによつて開脚され、取
付孔10の内部で拡張すると同時に、この拡張に
伴つて係止爪7が外方に突き出しながら上昇し、
フレームの背面に押当られることから、頭部1と
共同してフレームにしつかり取付き、且つ揉み込
んだねじを保持することになる。
本考案ねじ受け具は上述の様にカバー等の部品
類をフレームAの如くパネルにねじ止め固定する
もので、特にこのねじ止め状態において本考案ね
じ受け具は開脚される脚片が直接取付孔に係合し
て固定されることなく、撓み性を有した係止片
7,7を介して固定されることから、取付孔10
の長さ方向に荷重を受けたときパネルの片面に係
合させた上記係止片が横向きに撓んで長さ方向に
移動することができる。
従つて、本考案ねじ受け具によればパネルに固
定する部品類が前記カバーBの様に合成樹脂の長
尺製品であつて伸縮変化する場合でもこの伸縮に
合せて取付孔の内部を移動することが出来るた
め、カバーの歪みや、損傷を有効に防止すること
ができる一方、ねじを受け入れた状態において常
に係止爪7をパネルの背面に係合させているため
取付孔からの引抜きは不可能であり、完全なねじ
止め状態を確保することができ、従来のこの種ね
じ受け具と全く変らない固着機能を発揮すること
ができる。
尚、係止片と取付孔に形成する切込み11は長
孔状の取付孔10に対する装着位置を割出すのに
有効に作用しており、案内突起8のさぐりに合せ
て脚部2を押入れると自動的に取付孔の中心部に
装着できるので作業上有利である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したもので、第1
図は使用を説明する分解状態の斜視図、第2図は
ねじ止め状態における一部断面とした正面図、第
3図は本考案ねじ受け具の正面図、第4図は底面
図、第5図は右側面図である。 1……頭部、2……脚部、2a……脚片、3…
…ねじ受け孔、4……切込み、5……切割、6…
…係止片、7……係止爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鍔形の頭部1と、頭部の下面から垂下する脚部
    2と、頭部上面から脚部の中心を通して貫かれる
    ねじ受け孔3とを有し、上記脚部2は脚端からの
    切込み4で2つの脚片2a,2aに分割してなる
    一方、両脚片2a,2aは各中央部に縦長の切割
    5,5を形成して該切割の内部に脚端側の内壁面
    から前記頭部側に向けて起立する板状の係止片
    6,6を延設し、その各内側の縁を前記ねじ受け
    孔3に臨ませると共に、外側の縁を脚片の外側面
    から突き出す如く拡張させて前記頭部1の下面に
    対向する係止爪7,7を設けてなることを特徴と
    した合成樹脂で一体に成形されるねじ受け具。
JP12191884U 1984-08-10 1984-08-10 ねじ受け具 Granted JPS6136713U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12191884U JPS6136713U (ja) 1984-08-10 1984-08-10 ねじ受け具

Applications Claiming Priority (1)

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JP12191884U JPS6136713U (ja) 1984-08-10 1984-08-10 ねじ受け具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6136713U JPS6136713U (ja) 1986-03-07
JPH0310407Y2 true JPH0310407Y2 (ja) 1991-03-14

Family

ID=30680693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12191884U Granted JPS6136713U (ja) 1984-08-10 1984-08-10 ねじ受け具

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002372019A (ja) * 2001-06-13 2002-12-26 Toyota Auto Body Co Ltd スクリューグロメット
JP6477663B2 (ja) * 2016-11-02 2019-03-06 トヨタ自動車株式会社 スクリューグロメット取付構造

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4955907U (ja) * 1972-08-25 1974-05-17
JPS56144825U (ja) * 1980-03-31 1981-10-31
JPS5958206U (ja) * 1982-10-12 1984-04-16 株式会社青山製作所 合成樹脂製グロメツト

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Publication number Publication date
JPS6136713U (ja) 1986-03-07

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