JPH0310406Y2 - - Google Patents

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JPH0310406Y2
JPH0310406Y2 JP1983060800U JP6080083U JPH0310406Y2 JP H0310406 Y2 JPH0310406 Y2 JP H0310406Y2 JP 1983060800 U JP1983060800 U JP 1983060800U JP 6080083 U JP6080083 U JP 6080083U JP H0310406 Y2 JPH0310406 Y2 JP H0310406Y2
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screw
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locking
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JP1983060800U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば自動車のボデイ表面に部品類
をネジ留めするような場合等に有効なプラスチツ
クを材料にしたネジ受け用留めクリツプに関する
もので、特にこの考案は留め付けの母体となるボ
デイ等のパネルが肉薄であつてクリツプを係止す
るのに不安な場合にしつかりした留め付けを可能
にした留めクリツプを提供することにある。
従来、例えば自動車のボデイに部品類をネジ留
めする留めクリツプとして第12図に示した如く
鍔40の下面から開脚可能にした2つの係入脚4
1を垂設し、鍔40の中央部には留めネジ42を
受ける貫通孔43を開設したプラスチツク製の留
めクリツプが知られている。
この従来の留めクリツプは図示のようにボデイ
44に開設する透孔45に係入脚41をすぼめな
がら挿通し、その鍔40をボデイ44表面に接面
させたのち、この鍔の上面に留め付ける部品46
を添わせ、部品に設ける貫通孔47を通して留め
ネジを鍔に設けた貫通孔43にネジ込みその固定
を図ると同時に、このネジの先端を上記係入脚4
1の間に割込ませて強制的にこの係入脚をボデイ
の透孔45内で開脚拡張させ、これによつて部品
を直接ボデイの表面にネジ留めできるようにした
ものであつた。
しかし、この従来の留めクリツプは上述の様に
ボデイ等のパネルに対してはその係入脚41をネ
ジ42の割込みで拡張させ、これによつて係入脚
の外側面をその透孔45の縁に圧接させてボデ
イ、つまりパネルに対する係合をなすことから、
パネル自体が肉薄で剛性に欠けた場合透孔45の
縁がめくれて保持力が低下し、ガタ付きを生じ、
ときには透孔内で拡張した係入脚がそのまゝ抜け
出す等の問題があつた。
本考案はこの様な点に鑑み考案されたもので、
2つに分割した鍔部分のそれぞれから係入脚を相
対向する如く垂設してその脚端相互を連結部で一
体に連結し、この連結部を基点に上記鍔部分及び
係入脚を開閉自由にすると共に、上記連結部の中
央部にはネジを受ける貫通孔を形成して、パネル
に開設する透孔に対しては上記2つの係入脚をす
ぼめて挿入し、その外側面に設ける係止段部をパ
ネルの裏側に潜らせて留めたのち、上記鍔部分の
上面に固定する部品類を添わせ、これに設ける透
孔を通して留めネジを鍔部分の間から2つの係入
脚の間に通して前記連結部の貫通孔にネジ付け、
緊締することによつて部品類を固定すると同時
に、このネジのネジ付けによつて2つの係入脚を
開脚せしめて上記係止段部をパネルの裏側面に係
合させ、ネジの頭部と該係止段部の間にパネルと
部品類を挾んでパネルに固着するようにしたネジ
受け用留めクリツプを提供することにある。
図面は、本考案の留めクリツプを自動車のサイ
ドミラーの留めクリツプとして用いた一例を示し
たもので、第1図は正面図、第2図は側面図、第
3図は平面図、第4図は底面図で、第5図は第1
図A−A線断面図、第6図は同じくB−B線断面
図であり、1及び2は実質的に1つの鍔を構成す
る分割された鍔部分で、3,4はこの2つの鍔部
分の各下面から相対向するように垂設された係入
脚、5は係入脚の脚端相互を一体に連結する連結
部である。
鍔部分1,2は共に略長方形状に形成して2つ
の組合せによつて略正方形状をなすようにしてあ
り、双方の間には間隔6が設けてある。そしてこ
の実施例では両鍔部分の背向した縁部に一部を切
起すようにして外方に突き出す弾性片7,8が設
けてある。
係入脚3,4は鍔部分の対向縁に沿つて上記間
隔6と同じ間隔を保つて向い合せに垂下し、脚端
を幾分外方に開いて拡張させ連結部5に続けてあ
る。
この係入脚3,4は第5,6図に示した様に向
い合せの内側面を略平面状に、外側面をそれぞれ
円弧面に形成して両者の組合せによつて実質的に
一つの円柱状をなすようにしてあり、更にその脚
端相互を繋ぐ連結部5も円形に揃えて全体に一つ
の脚体を構成するようしてある。
そして、この両係入脚3,4の上記円弧状をな
す外側面には長さの途中に係止段部9,10が設
けてある。
係止段部9,10は脚端から上に向つて徐々に
円弧状の外側面を隆起させてテーパー状に形成
し、上面9′,10′は外側面に対して直角な水平
面にして鍔部分1,2のそれぞれの下面と対向す
るようにしてある。
図中、11は円形に形成した連結部5の中央部
を縦に貫通するよう設けたネジ受け用の貫通孔
で、12,13はこの貫通孔にネジを誘導するた
め係入脚3,4の内側面に縦に設けた案内溝であ
り、この案内溝は鍔部分1,2の対向縁部の中央
部に延長して設けてある。
ところで、この実施例に示した鍔部分1,2は
その対向縁を上記案内溝12,13を設けた中央
部分で喰い違いにずらして案内溝12,13の一
方の縁を完全な円弧に、他方の縁を対向縁部の平
面に続けてあり、更に案内溝12,13の上端
部、即ち鍔部分1,2の各対向縁部の中央部分を
皿形に削つてネジの誘導部14,15を設けて後
述する留めネジ16が螺入が容易に行えるように
してある。
本考案に係る留めクリツプは上述の様に構成さ
れるもので、このクリツプは熱可塑性の合成樹脂
で一体的に成形され、素材の弾性を以て係入脚
3,4及び鍔部分の弾性片7,8が自由に撓める
ようにしてある。
さて、以上の如く構成された本考案留めクリツ
プの使用の実際を次に説明する。第9図乃至第1
0図は自動車のボデイ17に対してサイドミラー
の取付基部18を本考案の留めクリツプと留めネ
ジ16で固定する場合を示したもので、19は取
付基部18に組合つてクリツプの上部を被い包む
補助板部材である。
第9図はネジ止めする直前の状態を示した一部
断面とした正面図で、透孔20を開設したボデイ
17の表面に補助板部材19を添わせ、この板部
材に開設した挿通孔21を透孔20に一致させ
る。
挿通孔21は透孔20と略同一径の円形孔にし
てその上部開口部には略正方形状をなす鍔部分
1,2が収まる正方形状の凹部22が設けてあ
る。
留めクリツプはその2つの係入脚3,4をすぼ
めるようにして挿入孔21とボデイの透孔20に
通し、その係止段部9,10をボデイの裏側に潜
らせると共に、鍔部分1,2を補助板部材19の
凹部22に嵌め込み、各鍔部分から突き出す弾性
片7,8を凹部の側壁に圧設させて透孔20及び
挿通孔21から係入脚が任意に抜出ないように仮
係止させる。第9図の状態では、係止段部9,1
0は自動車のボデイパネル17の下面から所定の
間隔離れた状態となる。
この様にしてボデイ、つまりパネルの透孔20
に留めクリツプを係止したのち、補助板部材19
の上面に固定すべきサイドミラーの取付基部18
を重ね、これに開設する挿通孔23を鍔部分の直
上に一致させてその上方から留めネジ16を臨ま
せる。
留めネジ16は挿通孔23を通して補助板部材
の凹部22に収まる2つの鍔部分1,2の間に捻
回しながら割込ませ、係入脚に設ける案内溝1
2,13に沿つて連結部5に設ける貫通孔11へ
と誘導し、これにネジ付ける。
第10図は留めクリツプに対し留めネジ16を
ネジ付けることにより、パネル17の表面に取付
基部18を固着した状態を示す一部断面とした正
面図で、留めクリツプは留めネジ16の螺入によ
つてそれまで寄り合つた2つの係入脚3,4を透
孔20の内部で開脚し、その外側面に設けた係止
段部9,10をパネル17の裏面に突き出させる
ことになる。そして、この状態で留めネジ16を
締付けると、ネジの頭部16′の沈み込みによつ
て取付基部18が押付けられ、他方クリツプはネ
ジをガイドに引き上げられてその係入脚に設けた
係止段部9,10の上面9′,10′をパネル16
の裏面に当接するため、パネル17と取付基部1
8はネジの頭部16′と係止段部9,10の間に
挾まれ接面状に緊締されることになる。
なお、このときクリツプはその鍔部分1,2を
凹部22に収めることによつて留めネジ16の捻
回で回転されないようにしてある。
第11図は自動車のボデイであるパネル17の
板厚が、第9,10図に示したものより薄くなつ
た場合の固定状態を示したもので、板厚の減少に
伴いクリツプはその減少分上昇して係止段部9,
10でパネルを押上げ、前記の場合と同様に留め
ネジの頭部16′との間でパネルと取付基部を挾
持する如く緊締することになる。
以上要するに、本考案のネジ受け用留めクリツ
プは従来、ネジの螺入によつてクリツプに備える
係入脚をパネルの透孔内部で拡張させ、この拡張
で透孔の縁に点若しくは線的に係合させてクリツ
プの抜けを止め、併せてネジの締付けで部品類を
固定していたのに対して、係入脚の拡張で直接パ
ネルの透孔に対する係止を行わずに先ずネジの割
込みによつて係入脚の外側面に設ける係止段部
9,10をパネルの裏側に突き出させ、次にこの
ネジの捻回によつて留め付ける部品類を緊締する
のに伴わせてこの係止段部の上面9′,10′をパ
ネルの裏面に当接し、この段部と留めネジの頭部
で挾持することにより部品類を固着するものであ
る。この様に、係止段部の上面9′,10′をパネ
ルの裏面に面で当接させることによりパネルの透
孔には直接係入脚3,4の拡張力が作用しないた
め透孔が拡径してガタを生じたり、或は係入脚が
抜け出たりすることがない。また従来は係入脚の
開脚幅によつて係止力に差を生じたが、本考案留
めクリツプは係止段部9,10がパネルに対して
接面状に係合するため常に一定の係止力が確保さ
れると共に、板厚の薄いパネルの場合でも透孔の
縁がめくれる等の問題が生ぜず安定した係合が得
られる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したもので、第1
図は本考案に係る留めクリツプの正面図、第2図
は側面図、第3図は平面図、第4図は底面図、第
5図は第1図A−A線断面図、第6図は同じくB
−B線断面図、第7図は第3図C−C線断面図、
第8図は同じくD−D線断面図、第9図は留めク
リツプをパネルに挿入した状態を示す一部断面と
した正面図、第10図は使用状態を示す一部断面
とした正面図、第11図は他の実施例を示す使用
状態の一部断面とした正面図で、第12図は従来
例の使用説明図である。 1,2……鍔部分、3,4……係入脚、5……
連結部、9,10……係止段部、9′,10′……
係止段部の上面、11……貫通孔、12,13…
…案内溝、16……留めネジ、17……パネルた
るボデイ、18……部品の取付基部、20……パ
ネルの透孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 脚端相互を連結部を介して開閉自由に連結され
    一方のパネルの挿通孔に通される一対の係入脚
    と、これら係入脚の上端にあつて上記挿通孔内に
    設ける凹部に嵌る一対の鍔部分を有し、上記一方
    のパネルに重ね合せる他方のパネルの挿通孔を通
    して上記係入脚間に侵入する止めネジで開脚され
    その外側面に設ける係止段部を前記一方のパネル
    の一面に係止させると同時に、該ネジを前記連結
    部を縦に貫く貫通孔に螺入させ該ネジの頭部を前
    記他方のパネルに当接させて前記係止段部との間
    でパネル相互を緊締するようにしてなるネジ受け
    用留めクリツプであつて、前記一対の鍔部分には
    背向した縁部に外方に突き出す仮止め用の弾性片
    を形成する一方、前記一対の係入脚は外側面を円
    弧面に形成し実質的に上部を縮径させた円柱状に
    形成すると共に該外側面に設けられる前記係止段
    部はその上面を外側面に対して直角に形成して前
    記鍔部分の下面に対向させたことを特徴とするネ
    ジ受け用留めクリツプ。
JP6080083U 1983-04-25 1983-04-25 ネジ受け用留めクリツプ Granted JPS59166009U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6080083U JPS59166009U (ja) 1983-04-25 1983-04-25 ネジ受け用留めクリツプ

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JP6080083U JPS59166009U (ja) 1983-04-25 1983-04-25 ネジ受け用留めクリツプ

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JPS59166009U JPS59166009U (ja) 1984-11-07
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JP6080083U Granted JPS59166009U (ja) 1983-04-25 1983-04-25 ネジ受け用留めクリツプ

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5733204U (ja) * 1980-08-01 1982-02-22

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JPS5733204U (ja) * 1980-08-01 1982-02-22

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JPS59166009U (ja) 1984-11-07

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