JPH0542250Y2 - - Google Patents

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JPH0542250Y2
JPH0542250Y2 JP1986005177U JP517786U JPH0542250Y2 JP H0542250 Y2 JPH0542250 Y2 JP H0542250Y2 JP 1986005177 U JP1986005177 U JP 1986005177U JP 517786 U JP517786 U JP 517786U JP H0542250 Y2 JPH0542250 Y2 JP H0542250Y2
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collar
recess
elastic
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案はパネルの開口に装着し、他のパネル
をネジにて重合状に固定するためのスクリユーグ
ロメツトに関する。
<従来の技術> このようなプラスチツク製のスクリユーグロメ
ツトは実開昭55−31732号で公知である。
これは第4図、第5図に示す如く、カウルパネ
ルP1の多角形(正方形)孔1に適合した正方形
断面の細長い胴部2と、上記胴部2の上端の回り
から張出した鍔3と、胴部の対向した二辺から突
出する楔形の二つの係合突起4,4を備え、胴部
には上面から下向きに途中までネジ5をねじ込む
ための盲孔6が開設されている。従つて、胴部2
をカウルパネルP1の多角形孔1に押込み、鍔3
の下面と係合突起4,4の上面間でパネルP1
挟むと共に、、ネジ5を別のパネルP2の孔に通し
て上記盲孔6にねじ込むことにより両パネルP1
P2を鍔3を間に挟んで重合状に固定することが
できる。
<考案が解決しようとする課題> しかし、上記スクリユーグロメツトは係合突起
4,4が胴部の対向した二辺にしか設けられてい
ないため、係合突起4,4の対向方向、つまりX
方向に力が加わつても鍔3とパネルP1の間に隙
間は生じないが、係合突起が無い、X方向に直交
したY方向から力が加わると鍔3とパネルP1
間に隙間が生じ、シール性が損なわれるという問
題点がある。又、ネジの螺入による胴部の拡大幅
が充分でない時にY−Y方向の“ころび”が生じ
シール性が損なわれる場合がある。更に、係合突
起4,4は胴部の両辺から肥厚して突出するため
パネルP1の多角形孔1に装着するのに非常に高
い挿入力を要する。
<課題を解決するための手段> 本考案は、上述の不具合を解消するために開発
したもので、パネル17の多角形孔17′に適合
した断面形状の上下方向に細長い胴部11と、上
記胴部の上端の回りから外方に張出した鍔部12
を備え、上記胴部には上面から下向きに途中まで
ネジをねじ込むための盲孔13が開設されたプラ
スチツク製スクリユーグロメツトにおいて、 上記胴部11の多角形の各辺に、鍔の下から下
端までのほゞ全長にわたり溝状の窪み14を上下
方向に設けると共に、上記各窪みの一方の縁部1
4aに他方の縁部14bへ向かつて斜め外方に突
出する上下方向に長い弾性張出片15を設け、上
記各弾性張出片15の上面と前記鍔12の下面と
の間に前記パネルの厚さに対応した間隔16を保
たせ、且つ上記各弾性張出片の下半部15′の、
窪み14の一方の縁部14aから他方の縁部14
bに向かつて斜め外方に突出する量を下端に向か
つて次第に減少させたことを特徴とする。
<作用> スクリユーグロメツトの胴部をパネルの多角形
孔に押込むと胴部の各辺から突出する弾性張出片
はその弾性に抗して胴部の各辺に設けられた上下
方向の溝状の窪みの中に引込み、鍔の下面がパネ
ルの上面に当接すると弾性で復元し、各弾性張出
片の上面はパネルの下面を下から受止める。
<実施例> 図示の実施例において、11は多角形(正方
形)の胴部、12は傘形をした鍔、13は盲孔、
14は胴部の各辺に、鍔12の下から下端までの
ほゞ全長にわたり上下方向に溝状に設けた窪み、
15は各窪みの一方の縁部14aに設けられて他
方の縁部14bに向かつて斜め外方へ突出する上
下方向に長い弾性張出片で、これらはプラスチツ
クで一体に形成されている。
各弾性張出片15の上面と鍔の下面間の間隔1
6は、カウルパネル17などの厚さtにほゞ一致
している。この実施例の場合、パネル17の多角
形孔17′が正方形なので、胴部11の断面形状
は上記多角形孔17′の内形と同大か、それより
も僅かに小さい。
そして、胴部11の下半部は、この実施例では
下向きに少し先細になつて多角形孔17′に挿入
し易くなつている。又、各弾性張出片15の下端
は胴部の先細になつた途中で終り、その下半部1
5′が窪みの一方の縁部14aから斜め外方へ突
出する量は下端に向かつて次第に減少する。
従つて、パネル内の多角形孔17′に胴部11
を挿入すると、各弾性張出片15は窪みの一方の
縁部からの突出量が少ない下端から孔17′の縁
で窪み14内に弾性に抗して第2,3図の矢印方
向に引込みながら孔の縁を下向きに通過する。そ
して、鍔12の下面がパネル17の上面に当接し
て少し圧縮されたとき各弾性張出片15の上端は
孔17′の縁を下向きに通過し終え、夫々弾性で
窪みの一方の縁部14aから斜め外方へ突出した
状態に復元して上記パネル17の下面を支持し、
パネル17に装着される。
このとき、傘形の鍔12が肉薄なため、各弾性
張出片15が復元するときに生ずる軸方向の引込
力により鍔12の下面がパネル17の上面に弾力
的に密着する。従つて、鍔12の下面とパネル1
7の上面との水密性が高く、又、鍔12の弾力に
より、パネルの板厚のバラツキを吸収することが
できる。
次いで、他のパネルの孔に通したネジを盲孔1
3中にねじ込むことによつて第5図に示す如く両
パネルを鍔12を間に挟んで重合状に固定するこ
とができる。
各弾性張出片15は胴部11を多角形孔17′
に挿入する挿入力で窪み14内に押込められるの
で、挿入力は左程高くないが、各弾性張出片の下
半部の突出量は下向きに減少するため各弾性張出
片はスムーズに多角形孔の縁を下向きに通過し、
且つ挿入初期の挿入力は更に軽減する。
<考案の効果> 本考案のスクリユーグロメツトは、胴部の多角
形の各辺から斜め外方に弾性張出片が突出する
が、その各弾性張出片の下半部の突出量は下端に
向かつて下向きに減少するため、胴部をパネルの
多角形孔に挿入する際の案内になると共に、その
挿入力が軽減し、且つ弾性張出片は胴部の各辺か
ら斜め外向きに突出し、その各上面は鍔部の下面
と対向してパネルの下面に当接するので第1図の
X,Y両方向から力が加わつても鍔とパネルの間
に隙間を生じさせず、従つてシール性が損なわれ
る虞が無いスクリユーグロメツトを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のスクリユーグロメツトの一実
施例とパネルの関係を示す説明図、第2図は第1
図の−線での断面図、第3図は第1図の−
線での断面図、第4図は従来のスクリユーグロ
メツトの斜視図、第5図は同上の使用状態の断面
図で、図中、11は胴部、12は鍔、13は盲
孔、14は溝状の窪み、14aは窪みの一方の縁
部、14bは窪みの他方の縁部、15は弾性張出
片、16は鍔下面と弾性張出片の上面間の間隔を
示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 パネル17の多角形孔17′に適合した断面形
    状の上下方向に細長い胴部11と、上記胴部の上
    端の回りから外方に張出した鍔12を備え、上記
    胴部には上面から下向きに途中までネジをねじ込
    むための盲孔13が開設されたプラスチツク製ス
    クリユーグロメツトにおいて、 上記胴部11の多角形の各辺に、鍔の下から下
    端までのほゞ全長にわたり溝状の窪み14を上下
    方向に設けると共に、上記各窪みの一方の縁部1
    4aに他方の縁部14bへ向かつて斜め外方に突
    出する上下方向に長い弾性張出片15を設け、上
    記各弾性張出片15の上面と前記鍔12の下面と
    の間に前記パネルの厚さに対応した間隔16を保
    たせ、且つ上記各弾性張出片の下半部15′の、
    窪み14の一方の縁部14aから他方の縁部14
    bに向かつて斜め外方に突出する量を下端に向か
    つて次第に減少させたことを特徴とするプラスチ
    ツク製スクリユーグロメツト。
JP1986005177U 1986-01-20 1986-01-20 Expired - Lifetime JPH0542250Y2 (ja)

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JP1986005177U JPH0542250Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

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JP1986005177U JPH0542250Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

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Publication Number Publication Date
JPS62117308U JPS62117308U (ja) 1987-07-25
JPH0542250Y2 true JPH0542250Y2 (ja) 1993-10-25

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ID=30786520

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JP1986005177U Expired - Lifetime JPH0542250Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4838249U (ja) * 1971-09-13 1973-05-11
JPS6029911B2 (ja) * 1980-12-02 1985-07-13 株式会社精工舎 目覚時計

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JPS62117308U (ja) 1987-07-25

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