JPH038309Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH038309Y2
JPH038309Y2 JP18065084U JP18065084U JPH038309Y2 JP H038309 Y2 JPH038309 Y2 JP H038309Y2 JP 18065084 U JP18065084 U JP 18065084U JP 18065084 U JP18065084 U JP 18065084U JP H038309 Y2 JPH038309 Y2 JP H038309Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
light
passing
holder
detector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18065084U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6194075U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18065084U priority Critical patent/JPH038309Y2/ja
Publication of JPS6194075U publication Critical patent/JPS6194075U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH038309Y2 publication Critical patent/JPH038309Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はパチンコ機の光電式通過球検出器に関
するものである。
(従来の技術) 一般に、パチンコ機には、入賞球、打込球、補
給球等の検出や計数のために、マイクロスイツチ
から成る通過球検出器が多数使用されている。し
かし、マイクロスイツチは有接点装置であるた
め、作動頻度が激しいパチンコ機の通過球検出器
に於ては、接点面が汚れ又は損傷し、誤動作を引
起し易い。
(考案が解決しようとする問題点) これに対し、光電式検出器(光センサ)は無接
点スイツチであるから、このような不都合がな
い。しかし光センサの場合には、パチンコ球特有
の問題点がある。即ち球の通過する位置が流動的
で不確定であることや、球面に刻印が打つてある
こと等に原因して、通過球からの反射光の方向が
必ずしも一定しない。また、パチンコ機の設置状
態如何によつては、球の通過時に照明灯、表示灯
等の外部光が入ることがある。要するに、これら
に原因して、通過球検出器がミス検知する恐れが
ある。
(考案の目的) 本考案の目的は、パチンコ機の通過球を正確に
検出でき、信頼性に富むパチンコ機の通過球検出
器を提供することにある。
(考案の構成) 本考案のパチンコ機の光電式通過球検出器は、
パチンコ球のほぼ1個分の通路を形成する相対向
する側壁を有し、一方の側壁内には発光素子を、
また他方の側壁内には発光素子からの光を受光す
る複数の受光素子を球の通過方向に相前後させて
設けたものである。外部光その他に原因して、仮
に、各受光素子から得られる出力波形が通過球1
個につき2つのパルスを含むものであつても、こ
れらの受光素子は球の通過方向に相前後させて設
けてあるため、各受光素子からの出力波形は互い
に時間差を伴なつたものとなり、唯一の発受光素
子対を設けた場合に較べ、後のミス検知防止回路
での処理がし易くなり、ミス検知を完全に防止し
得る。
(実施例) 以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。
第1図及び第2図に示す通過球検出器1は、パ
チンコ球ほぼ1個分の通路11を形成する相対向
する側壁12A,12Bを有するホルダー10
と、該ホルダーの一方の側壁内に球の通過方向に
相前後させて設けた2つの発光素子2A,2B
と、他方の側壁内にそれぞれ発光素子に相対向す
るように設けた受光素子3A,3Bと、この2組
の発受光素子対を外部から被うため側壁12A,
12Bの内側面即ち通路側の面に配設した透明部
材20とから成る。
ホルダー10はこの実施例ではコ字型をしてお
り、従つて基部壁12C(コ字型の連接部)から
相対向するように延びる2つの側壁12A,12
Bを有する。コ字状に連接するこれらの壁12
A,12B,12Cの内側面には、通路11の周
方向に、帯状のくぼみ13が形成されている。こ
のくぼみ13が形成されている領域内に於て、両
側壁12A,12B内には、球通路11を挟んで
相対向する位置に、それぞれ発光素子2A,2B
及び受光素子3A,3Bが埋設してあり、その各
組の発受光面を結ぶ直線に沿つて、両側壁12
A,12Bの内側面から小孔14,15が設けて
ある。このように小孔を設け、その奥に各発受光
素子を配置することにより、外乱光の影響をなく
すことができる。
各組の発光素子2A,2B及び受光素子3A,
3Bを結ぶ直線、即ち光検知位置は、球通過方向
と直交する面内において通過球の中心を通るので
はなく、第2図から判るように、通過球4の中心
から距離dだけ若干ずれた点を通る位置にある。
これは、光検知位置が通過球4の中心に一致して
いると、球と球が接した状態で重なつて通過する
場合、1個の球が光検知位置を通過し終えても次
の球によつて更に遮光状態が続き、球1個分の検
信号しか出力し得ないからである。即ち、発受光
素子2,3の位置を通過球4の中心から若干ずら
し、光検知位置を、重なつた球と球の側部間の隙
間に置くことにより、個々の球を確実に分離して
検知することができる。尚、発受光素子2,3に
対する外来光を遮光するため、ホルダー10全体
は暗黒色の合成樹脂からできており、表面は艷消
しにしてある。5,6は発受光素子のリード線で
あり、基部壁12Cの外側面から引き出してあ
る。
透明部材20は、透明もしくは半透明又は適当
なフイルタ特性、例えば可視光線をカツトする特
性を有する薄い合成樹脂板から成り、上記ホルダ
ー10のくぼみ13内に丁度納るような相補形状
を有し、その一部はホルダー10の通路よりも小
径となり得る可撓性を有する。この実施例では、
基部21Cからコ字状に延在する2つのアーム2
1A,21Bが、互いに弾性的に内側に撓むよう
になつている。このアーム21A,21Bの可撓
性をよくするため、透明部材20のアーム21
A,21Bは、第3図に示すように、基部21C
に対する折曲り部22を多段にすることが好まし
い。アーム21A,21Bの外面には開放端部に
係合凸条23が設けてあり、該凸条はリブとして
機能するだけでなく、ホルダー10の側壁12
A,12Bの端部近くの内側面に設けた係合穴1
6と嵌合でき、これにより透明部材20がホルダ
ー10から離脱するのを防止する働きをする。係
合穴16は単なる凹部として形成しても良いが、
好ましくは、側壁12A,12Bの内側面から外
側面に抜ける貫通孔として形成し、透明部材20
をホルダー10から取外すとき、ピン等で凸条2
3の先端を外側から突くことができるようにする
のが良い。更に、ホルダー10の側壁12A,1
2Bには、発受光素子2A,2B,3A,3Bに
対応して小孔14,15が設けてあり、透明部材
20のアーム21A,21Bの外面には、これら
の小孔14,15内に入り込む突起24が形成し
てある。この突起24は、透明部材20と一体に
形成してあり、従つて発受光素子2,3に対する
導光部として機能するようにしてある。この突起
(即ち導光部)24の末端は、フラツトな面とし
てだけでなく、より導光性を良くするため、例え
ば第4図に示すように、光源側及び受光側又はそ
の一方を凸面又は凹面のレンズ状に形成すること
もできる。
上記のように透明部材20を各発受光素子の前
面に設けることにより、静電気の集塵現象によつ
て塵埃が発受光面に直接に付着するのを防止する
ことができると共に、透明部材20が汚れて通過
球検出器1の検出精度が落る場合には、透明部材
20のみを定期的に交換することにより、長期に
亘つて通過球検出器1の検出精度を高く維持する
ことができる。またその交換作業は、センサ全体
を交換する場合に比べ、はるかに容易である。
尚、透明部材20を前後(第1図の上下)に差
し換えた場合でも、一度の作業でホルダー10に
透明部材20を正しく差込むことができるよう
に、突起即ち導光部24は、1つのアームに対し
上下対称に2個設けるのが好ましい。
上記第1図−第4図の実施例ではホルダー10
及び透明部材20をコ字型としたが、C字型、中
空筒状とすることもできる。ホルダー10を中空
筒状とした場合、透明部材20はC字状部材とす
るか、又は始端と終端が一部重なつたカール部材
として構成すればよい。また、発光素子側と受光
素子側とで別々の透明部材とし、それぞれが単独
で脱着できるように構成することもできる。
第5図及び第6図は、上記通過球検出器1をパ
チンコ機の特定入賞装置、所謂チヤツカーに適用
した例を示す。
この特定入賞装置30は、U字形の縦溝32を
形成した検出器保持部材31と、該部材の前面に
設けた前面板38とを有する。33は、検出器保
持部材31後面の縁に設けた取付用外向フランジ
を示す。検出器保持部材31の縦溝32の側面に
は、通過球検出器1のホルダー10を直角に差込
み保持させる差込受けを形成するため、ガイド溝
34が設けてある。このガイド溝、即ち受け34
の形状寸法はホルダー10を差し込んだとき、丁
度ホルダー10の内面が検出器保持部材31の縦
溝32の面と一致し、一続づきの球通路を形成す
るように定めてある。。外向フランジ33の後面
には、受け34の一部34′が延在していると共
に、受け34の下面34Aと同じ高さ位置に舌3
5が突出している。この受け34の延在部34′
及び舌35は、ホルダー10を差込受け34に差
込む際の案内として機能すると共に、受けの延在
部34′は通過球検出器1の両側面を挟持する弾
性挟持片として、また舌35は通過球検出器1の
下部を支える載置台として機能とする。舌35に
設けた突起36は、通過球検出器1を受け34に
差込む深さを規制する位置決め用のストツパであ
るが、ストツパの代りに通過球検出器1の側壁1
2A,12Bの長さを調整することによつてホル
ダー10の位置決めを行なうこともできる。37
は、縦溝32内を落下して来た球を、遊支盤7
(第6図)の後側に導出させるため、U字形の縦
溝32の底部に設けた球ガイド片である。
特定入賞装置30の取付けに際しては、第6図
に示すように、フランジ33を、遊技盤7に開設
した貫通孔7Aを覆つて遊技盤表面に止着し、U
字状の縦溝32の底部を遊技盤の貫通孔7Aに連
通させる。前面板38は、この取付けの前後に於
て、検出器保持部材31の前壁に固着する。ホル
ダー10は、フランジ33を遊技盤表面にネジ止
めした後で、遊技盤の裏側から差し込むことがで
きる。
特定入賞装置30の球通路は、その横幅(第9
図)が側壁部12,13によつて規制され、奥行
幅x(第6図)が前面板38によつて規制される。
球通路の横幅は一定であるが、奥行幅は一定では
ない。即ち、前面板38の裏面には突出片39が
設けてあり、該突出片は通路内の少なくとも光セ
ンサの存する領域で隆起している。これにより、
光センサの存する領域に於る球通路の奥行幅y
は、この突出片39の隆起分だけ、球通路入口の
奥行幅xより小さく、球径よりもやや大きい程度
になつている。この実施例では、x=14〜15mm、
y=11.5〜12mmである。このようにx>yの関係
にしたのは、xは前面ガラス80との間で球止ま
りを起さない入賞領域を確保するためであり、y
は球検出の適正な間隔を確保し、予め定めた光検
出位置に対し、何れの入賞球も常に一定に正確に
通過させるのに必要であるからである。この通路
の奥行段差部に於る入賞球の流下をスムースにす
るため、突出片39の頂部には内向きの傾斜部3
9Aが形成してある。
この実施例ではx>yの関係を得るため前面板
38の裏面を隆起させたが、第7図に示すよう
に、ホルダー10の基部壁12Cの側を通路内に
隆起させてもよく、また、第8図に示すように、
前面板38の傾斜部39Aより上部を省き傾斜部
39Aのみによつてx>yの関係を造り出しても
よい。
次に、光センサの誤動作について説明する。
1組の発受光素子(第9図の発受光素子2A,
3A)について、実験を繰返えしてみると、とき
どき第10図に示すように、球1個の通過に対
し、光センサから大小2つのパルスが出力され、
通常の検出回路では球1個の入賞について2個入
賞した場合と同様に誤動作してしまうことが分つ
た。この現象は、次のような原因によるものであ
ると考えられる。つまり、パチンコ機の場合、パ
チンコ機自体に種々の装飾ランプが配設され、遊
技場の天井等にも蛍光灯等が設けられているの
で、これらの外部光が球通路内に入ること、パチ
ンコ球が球体でありその落下位置が厳密には必ず
しも一定でないことから、球通路内を通過するパ
チンコ球の状態如何によつては、その球面で反射
された外部光が光検出部に入ることがあるためで
あると考えられる。
これを第9図に於て説明すれば、入賞球が光検
知位置の直前のA位置にある場合には、発光素子
2からの光が受光素子3に受光されるから、球検
知出力はない(第10図のA)。次に入賞球がB
位置まで移動した場合には、その間光が遮光され
るから球検知出力は通常ならば立下ることはな
い。しかし、球の通過状態如何によつては、上方
の光源Lからの光が入賞球の表面で反射され、光
検知部に入るから、球検知出力が一旦立下る(第
10図のB)。更に入賞球が下方に移動すると、
この状態が解除されるから、球検知出力は再び立
上る。そして、入賞球が光検知位置を通過し終え
たC位置まで移動した場合には、再び発光素子2
からの光が受光素子3に受光されるから、球検知
出力はなくなる(第10図のC)。かかる原因に
よつて、球1個の通過時間t1(第10図のA−C)
内に大小2つのパルスが生じるものと考えられ
る。従つて、光源Lが下側に在る場合には、第1
0図とは逆に先のパルスの方が後のパルスよりも
小さくなる。
発受光素子が1組しかない場合に於る上記球検
出の誤動作防止方法としては、モノマルチバイブ
レータ等のタイマを用い、これを最初の球検出パ
ルスの立上りで起動させ、光センサを通過する球
1個の平均通過時間幅t1に若干の余裕幅を加えた
時間幅t2のパルスに補正することが考えられる。
即ち、補正パルスのパルス幅(タイマ時間)t2
を、t1<t2<t3に定めるのである。ここに、t3
は、相接触した状態で連続して球が入賞した場合
に、最初の球を検出し終つてから次の球を検出し
始めるまでの時間である。このような時間的間隔
が得られるのは、光検出位置を球の中心から若干
ずらせていることに起因する。
しかし、実験を重ねるうちに、このような発受
光素子を1組しか使用しない場合には、やはり球
検出の誤動作が生ずることがあることが判つた。
そこで、本考案では、上記のように複数組の発受
光素子2A,2B,3A,3Bを設け、それらの
光電出力を組合せ可能にして、正しい球検出を行
ない得るようにする。
第11図は、2組の発受光素子2A,3A及び
2B,3Bによつて、球検出の誤動作を防止した
球検出回路の具体例である。41,42は光電流
増幅器、43,44はシユミツト回路、45は
ORゲート、46はスイツチングトランジスタ、
40は回路素子41〜46のための定電圧回路で
ある。
増幅器41,42を介して取り出される球出信
号、例えば第10図に示した大小2つの山を持つ
波形の信号は、それぞれシユミツト回路43,4
4に送られてパルス波形に整形される。第12図
aは球が通路を落下する際の光検出パルスを、第
12図bは球が通路内を打上げられた際の球検出
パルスを示す。2組の発受光素子2A,3A及び
2B,3Bは、球の通過方向に関して、相前後し
て配設されているため、両受光素子3A及び3B
からの球検出パルSA,SBは、図に示すように、
時間的にずれたものとなる。ORゲート45によ
つて、これらの球検出パルスSA,SBの論理和を
とると、ORゲート45から得られる球検出パル
スSCは、球が上下いずれの方向に通過した場合
にも、途中で中断しないただ1つのパルスとな
る。トランジスタ46は、このORゲート45か
ら得られる球検出パルスSCの立上がりでONし、
球検出回路の出力端子47はLレベルに落る。結
局、出力端子47からは球1個につき1個の検出
パルスが正しく得られる。よつて、外部光による
球検出の誤動作は、検出回路に於て防止され、入
賞球の個数と正確に対応のついた球検出出力が得
られる。この検出回路は、必要に応じ、ホルダー
内に一体に埋設することができる。
第13図及び第14図は、特定入賞装置30の
他の実施例である。第5図及び第6図の例と異な
る点は、U字形の縦溝32の側壁の一部にホルダ
ー10を嵌込むのではなく、検出器保持部材31
とホルダー10とを予め同一材料で一体的に構成
し、この保持部材31のU字形の縦溝32の側壁
内に発受光素子2,3を埋設してあることであ
る。尚、48は上記検出回路の埋設部である。こ
のように構成すると、ホルダー10とそのフラン
ジ33とを別体にしたものに較べ一層単純な構成
となり、生産性の向上と、製品管理の簡素化が図
れる。
上記の特定入賞装置30は、例えば第21図に
示すように、遊技盤7のガイドレール8で囲され
た遊技領域9の中央に、スロツトルゲーム装置か
ら成るゲーム盤60が配置されたパチンコ機に於
て、ゲーム盤60の下方に配設される。特定入賞
装置30に球が入つた場合、ゲーム盤60のスロ
ツトルゲーム装置が始動し、ゲーム結果によつて
は、下方の変動入賞装置61が開き、入賞率が高
くなる。
第15図並びに第16図及び第17図は、遊技
盤7その他に通過球検出器1を取付ける取付手段
の具体例を示したものである。
第15図及び第16図は、、ホルダー10を取
付ケース50にセツトし、該ケースによつて取付
ける例を示す。取付ケース50は、全体としてホ
ルダー10を差込み収納可能な形状をしており、
その基部51Cからコ字状に延在する2つのアー
ム51A,51Bと、アームの外側面に基部51
Cから突設した外向フランジ52とを有する。取
付ケース50のアーム51A,51Bの内側面に
は、またホルダー10の側壁12A,12Bを差
し込んで収納するための凹部53が設けてある。
また、取付ケース50の基部51Cには、ホルダ
ー10の基部壁12Cの裏面に凸状に設けた検出
回路埋設部48を通すための開口54が開設して
ある。この開口54は、通過球検出器1のリード
線5,6をケース外へ出すための穴として機能す
ると共に、差し込まれたホルダ10をケース外か
ら突いてケース外へ出すための突き出し用穴とし
ても機能する。前面板38は、組付ネジ55によ
り、ケース50のアーム端面にネジ止めされる。
かく構成した通過球検出器1は、外向フランジ5
2を利用して遊技盤7の表面等にネジ止めされ
る。
第17図は、ホルダー10より長い取付プレー
ト56を、前面板38の代りにホルダー10の側
壁12A,12Bの先端に取付け、ホルダー10
から突出する取付プレート両端部分を利用して、
ネジ57により、遊技盤7の裏面等に検出器1を
取付ける例である。ホルダー10の基部壁12C
には、第16図の場合と同様に、検出回路埋設部
48が設けてある。
第18図は、遊技盤7の裏面等に取付けるタイ
プの通過球検出器(第17図)を、第20図に示
すパチンコ機の変動入賞装置62に適用した例を
示す。この変動入賞装置62は、機関車を模した
もので、2つの開閉翼片63を有している。変動
入賞装置62内の下辺には、両開閉翼片63間
に、3個の入賞口64,65,66が並置してあ
る。通常、両開閉翼片63は、変動入賞装置62
の側部に大きく形成した開口67を閉じている。
しかし、第20図の遊技領域9内に於て変動入賞
装置62の両側に配設したチヤツカー68に打球
が入賞すると、電磁ソレノイド69が作動して、
作動杆70を介し、開閉翼片63が所定の回数だ
け開閉動作を繰返し、その開閉動作期間中に中央
の入賞口65に更に打球が入賞すると、所定の多
数回の開閉動作を継続する。この実施例では、こ
の中央の継続用入賞口65からの球通路71に、
第17図の通過球検出器1を所属させている。即
ち、遊技盤7の裏面に通過検出器1をネジ止めす
る一方、通路を形成している後壁板72には、通
過検出器1に対応する大きさの開口73を設け、
該開口より通過検出器1の後部分を突出させてい
る。尚、74は継続回数を表示するための7セグ
メント表示部である。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案のパチンコ機の光電
式通過球検出器は、パチンコ球のほぼ1個分の通
路を形成する相対向する側壁を有し、一方の側壁
内には発光素子を、また他方の側壁内に発光素子
からの光を受光する複数の受光素子を球の落下方
向に相前後させて設けたものである。外部光その
他に原因して、仮に、各受光素子から得られる出
力波形が通過球1個につき2つのパルスを含むも
のであつても、これらの受光素子は球の落下方向
に相前後させて設けてあるため、各受光素子から
の出力波形は互いに時間差を伴なつたものとな
り、唯一の発受光素子対を設けた場合に較べ、後
のミス検知防止回路での処理がし易くなる。例え
ば、ORゲート等によつて、それらの出力信号を
加算するだけで、簡単且つ完全にミス検知を防止
し得る。換言すれば、パチンコ球の球面のどの位
置で光が反射するか、その反射面が刻印の存する
面であるかどうか等によつて、検出精度が左右さ
れることがない。また無接点スイツチであるか
ら、マイクロスイツチの如き有接点装置に比べ、
その寿命が長い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のパチンコ機の通過球検出器の
一実施例を示した展開斜視図、第2図は透明部材
を取付けた通過球検出器の断面図、第3図は透明
部材の変形例を示す図、第4図は導光部として機
能する透明部材の突起の変形例を示す図、第5図
は本考案の通過球検出器をパチンコ機のチヤツカ
ーに適用した例を展開斜視図、第6図はそのチヤ
ツカを遊技盤に取付けた状態を示す断面図、第7
図及び第8図はそれぞれ通過球検出器の変形例を
示す第6図と同様な図、第9図は光センサを有す
る球検出機構部の縦断面と外部光による球検知誤
動作との関係の説明図、第10図は球1個の通過
とミス検知され易い出力信号波形を示した図、第
11図は2つの受光素子からの出力信号を処理す
る球検出回路の具体例を示した図、第12図a,
bは打球が上方から下方へ、及び下方から上方へ
通過する場合に、2つの受光素子から得られる検
知信号の整形後の波形と、それらの論理和をとつ
た後の波形とを示した図、第13図は本考案の通
過球検出器の実施例を示した展開斜視図、第14
図はその通過球検出器を遊技盤に取付けた状態の
断面図、第15図は本考案の通過球検出器の他の
実施例を示した斜視図、第16図は第15図の通
過球検出器の展開斜視図、第17図は本考案の通
過球検出器の他の実施例を示した斜視図、第18
図は第17図の通過球検出器の変動入賞装置への
適用例を示す断面図、第19図はその変動入賞装
置を示す斜視図、第20図はその変動入賞装置を
配置したパチンコ機を例示した図、第21図は第
5図のチヤツカーを有するパチンコ機を例示した
図である。 1……通過球検出器、2A……発光素子、2B
…発光素子、3A……受光素子、3B……受光素
子、4……通過球、5,6……リード線、7……
遊技盤、10……ホルダー、11……通路、12
A,12B……側壁、12C……基部壁、13…
…くぼみ、14,15……小孔、16……係合
穴、20……透明部材、21A,21B……アー
ム、21C……基部、22……折曲り部、23…
…凸条、24……突起(導光部)、30……特定
入賞装置、31……検出器保持部材、32……縦
溝、33……フランジ、38……前面板、39…
…突出片、39A……傾斜部、41……増幅器、
43……シユミツト回路、45……ORゲート、
50……取付ケース、52……フランジ、56…
…取付プレート、60……ゲーム盤、61,62
……変動入賞装置、63……開閉翼片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) パチンコ球のほぼ1個分の通路を形成する相
    対向する側壁を有し、一方の側壁内には発光素
    子を、また他方の側壁内には上記発光素子から
    の光を発光する複数の受光素子を球の通過方向
    に相前後させて設けることを特徴とするパチン
    コ機の光電式通過球検出器。 (2) 発光素子は複数の受光素子に対して共通に1
    個設けることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載のパチンコ機の光電式通過球
    検出器。 (3) 発光素子は複数の受光素子の各々に対応して
    複数個設けることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載のパチンコ機の光電式通
    過球検出器。
JP18065084U 1984-11-28 1984-11-28 Expired JPH038309Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18065084U JPH038309Y2 (ja) 1984-11-28 1984-11-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18065084U JPH038309Y2 (ja) 1984-11-28 1984-11-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6194075U JPS6194075U (ja) 1986-06-17
JPH038309Y2 true JPH038309Y2 (ja) 1991-02-28

Family

ID=30738203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18065084U Expired JPH038309Y2 (ja) 1984-11-28 1984-11-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH038309Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0796051B2 (ja) * 1986-04-26 1995-10-18 株式会社三洋物産 パチンコ機の入賞検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6194075U (ja) 1986-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4413718A (en) Method and apparatus for detecting the presence of a coin in a passageway
US20100079299A1 (en) Photoelectric smoke detector
JPH038309Y2 (ja)
JPH0416698Y2 (ja)
JPH0418612Y2 (ja)
JPH0433888Y2 (ja)
JPH0335355Y2 (ja)
JPS63294875A (ja) パチンコ機の入賞球検出装置
JP2507443Y2 (ja) パチンコ機の機構板
JP2589894Y2 (ja) 検出スイッチ
JPH0127829Y2 (ja)
JP4563545B2 (ja) 入賞装置
JPH0530789Y2 (ja)
JP4742532B2 (ja) 遊技機の投入メダル選別装置
JPH0284979A (ja) パチンコ球の検知装置
JPH0441886Y2 (ja)
JPH0613968Y2 (ja) キー情報読取装置
KR102657051B1 (ko) 볼 감지 센서 및 이를 포함하는 골프공 자동 공급 장치
JPH0588633B2 (ja)
JP4218004B2 (ja) 遊技機用の回転式図柄表示装置
CN216283561U (zh) 一种用于传送带的伺服光电探头装置
CN210950832U (zh) 一种直发光式带透镜led灯盘
JPH0541425Y2 (ja)
JP2002263268A (ja) 発光装置、およびそれを搭載した遊技機
JPS5937203Y2 (ja) 脈拍計