JPH0433888Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、遊技盤面上を流下してくる打球を受
け入れて、この打球を検出器で検出するパチンコ
機の入賞具に関するものである。

〈従来の技術〉 近時のパチンコ遊技機にあつては、遊技盤表面
に設けられる予め設定された複数の入賞具に対
し、該入賞具に入賞した打球を検出して、この検
出信号に基づき大型の変動入賞装置を作動させ
て、入賞打球の賞態様に応じて利益の高い遊技へ
移行できるようになつてきた。

そして、上記した入賞具は、球流下路にリミツ
トスイツチ等の検出片を臨ませて、遊技盤表面に
対し個々に独立して配設されると共に、該入賞具
に入賞した打球をただ単に検出するだけの構造で
あつた。

〈考案が解決しようとする問題点〉 そして、従来の入賞具の構造にあつては、打球
がある程度間隔をおいて入賞した場合には、これ
らの打球を検出できても、極く短時間に多数の打
球が連続して入賞した場合にあつては、これらの
打球が流下路で詰まつてしまい、入賞球を正確に
検出できないというトラブルが発生することがあ
つた。

また、従来の入賞具は、その入賞具の価値の表
示等に乏しいと共に装飾効果が不充分であり、パ
チンコ遊技の興趣を視覚を通じて高めることでが
できなかつた。

更に、遊技盤表面に複数の入賞具を個々に取り
付けていたので、遊技盤のルーター加工、及び組
み付け作業が煩雑であつた。

〈問題点を解決するための手段〉 本考案は上記に鑑み提案されたもので、複数の
球通過口３を並設した基板２の表面に、左右の側
壁部１０と底面部１１とを有し、上方が入賞口１
２として開口した受枠部材１３を各球通過口毎に
設けると共に、各受枠部材の前面に装飾部材１４
を設け、該装飾部材の裏側と上記受枠部材の底面
部とにより形成される隅角部分に、上記基板の球
通過口に向つて下り傾斜する球案内面１９を有す
る球流下方向変換機能部２０を設け、各球通過口
に対応して上記基板に形成した保持手段（４、域
いは４１，４２，４３）に支持される球検出器の
検出部分を当該入賞口の下流側に形成される球流
下路１８に連通可能に各々臨ませ、基板に止着し
た照明部材２９を該照明部材の前面側に位置する
透光性着色部材６に対向させたものである。

〈作用〉 本考案は上記した構成により、パチンコ機の製
造工程にあつては、組付作業の簡略化を図り、遊
技状態にあつては、入賞口に流入した入賞打球を
球検出器が直ちに検出した後、球流下方向変換機
能部により球流下路を流下する打球の向きを球通
過口に向けて速やかに変換する。また、賞態様に
応じて基板の裏側に設けた照明部材が透光性着色
部材を裏側から照射して輝かせる。

〈実施例〉 以下本考案を図面の実施例にもとづいて説明す
る。

遊技盤１の表面に取付ける基板２は、プラスチ
ツク製の横長な板状部材であり、ほぼ中央及びそ
の左右に球通過口３ａ，３ｂ，３ｃを開設し、各
球通過口３の上方には左右の耳片状の球検出器保
持手段４，４を有する切欠部５…を形成し、左球
通過口３ａと中央球通過口３ｂとの間、及び中央
球通過口３ｂと右球通過口３ｃとの間に開設した
窓孔には適宜な着色を施した透光性着色部材６，
６を各々嵌合し、各透光性着色部材６の裏側付近
に柱状の照明部材取付部７……を突設するととも
に、基板２の裏面には保持枠取付部８……を突設
し、基板２の上下端縁及び左右端縁には止着手段
として小穴９……を開設してある。そして、この
基板２の表面には、左右の側壁部１０，１０と両
側壁部１０，１０の下端を接続する底面部１１と
からなり、上方が入賞口１２として開放するとと
もに前面が開放した縦断面Ｕ字状の受枠部材１３
を基板２と一体成形して球通過口毎に設け、各受
枠部材１３の前端縁の左右には位置決め孔を開設
してある。

上記した各受枠部材１３の開放前面に取付ける
装飾部材１４は、表面に装飾シールや装飾塗料を
収める窪状の装飾区画部１５を形成したプラスチ
ツク製板材であり、裏側には受枠部材１３の各位
置決め孔に嵌合可能な突起状位置決め手段１６，
１６を設けてある。したがつて、斯る装飾部材１
４を受枠部材１３に取付けるには、各位置決め手
段１６を各位置決め孔１７内に嵌合して受枠部材
１３と装飾部材１４との位置関係を決定し、当接
面に塗布した接着剤により固定すればよい。この
様にして各受枠部材１３に装飾部材１４を取付け
ると、第４図で示すように、入賞口１２から垂直
に下降して底面部１１で後方に屈曲する球流下路
１８が形成される。そして、装飾部材１４の裏側
と底面部１１とにより構成される隅角部分には、
当該受枠部材１３で囲んだ球通過口３に向つて下
り傾斜する球案内面１９を有するリブ状の球流下
方向変換機能部２０を設けてある。したがつて、
上記した球流下路１８は、垂直部分から後方に屈
曲する部分においては実質的には滑らかな円弧状
に曲つた状態で形成されている。なお、第１図に
示す実施例では、球流下方向変換機能部２０を受
枠部材１３の底面部１１に当該底面部１１と一体
成形したが、装飾部材１４の裏面に突設してもよ
いし、域は別途成型したものを取り付けてもよ
い。

上記した基板２に装着する球検出器２１は、第
２図で示すように、先端部に上下貫通孔状の球検
出器２２を設け、左右側面には上下方向の溝２
３，２３を形成し、打球が球検出部２２内を通過
したときに後端に突設した端子２４，２４から検
出信号を発生するようにしたものである。この様
な構成からなる球検出器２１を基板２に装着する
には、球検出部２２を入賞口１２の上方に臨ませ
た状態で球検出器２１を下降して耳片状の球検出
器保持手段４，４を溝２３，２３内に嵌合する。
そして、各球通過口３毎に球検出器２１を嵌めた
ら各球検出器２１の後端部を保持枠２５の収納部
２６内に夫々嵌合し、該保持枠２５の平面部に開
設してある各取付孔２７内にビス２８を挿通して
該ビス２８の先端を前記した保持枠取付部８に螺
合する。この様にして各球検出器２１を装着する
と、先端の球検出部２２が入賞口１２の下方、即
ち球流下路１８内に連通可能に臨む。

基板２の裏側に取付ける照明部材２９，２９
は、第２図で示すように、各照明基板３０の表面
に発光ダイオードやランプ等の発光源３１，３１
を設けたもので、照明基板２の上下端部を基板２
の照明部材取付部７の溝内に係合することにより
透光性着色部材６の裏側に発光源３１を各々位置
させる。なお、図面の実施例では中央球通過口３
ｂの左右に照明部材２９，２９を別個独立した状
態で設けてあるので、一方の照明基板３０に制御
装置（図示せず）からのリード線を接続し、該照
明基板３０と他方の照明基板３０との間を連絡線
３２で接続し、該連絡線３２を基板２の裏面に設
けてある連絡線載置棚３３の上に載置する。

上記した構成から成る入賞具Ａを遊技盤１に取
付けるには、第４図で示すように、遊技盤１に開
設した通孔３４内に球検出器２１の後部を挿通し
た状態で基板２の裏面を遊技盤１の表面に当接
し、基板２の表側から各小孔９内に通したネジ等
の止着部材の先端を遊技盤１に螺合する。この様
にして遊技盤１の表面に入賞具Ａを取付けるこ
と、第４図で示すように、入賞口１２が遊技盤１
の表面から突出して上向きに開口する。したがつ
て、遊技盤１の表面を打球が流下すると、運の良
い打球が入賞口１２内に入る。そして、入賞口１
２内に入つた打球は、球検出部２２内を通つて球
検出器２１により検出されたのち、真 直ぐに落
下して球流下方向変換機能部２０に当接する。球
流下方向変換機能部２０に打球が当接すると、こ
の打球は球通過口３に向つて下り傾斜した球案内
面１９上を流下することにより流下方向を垂直方
向から水平方向に滑らかに変換され、球通過口３
から基板２の裏側に流出する。したがつて、本案
に係る入賞具Ａにおいては、瞬間的に多数の打球
が連続して入賞しても、球流下方向変換機能部２
０により円滑、且つ速やかに流下方向を変換して
球通過口３から流出させることができる。このた
め、入賞球の検出を正確に行なうことができるば
かりでなく、球詰まりの虞れがない。

また、球検出器２１が打球を検出すると検出信
号を発するが、この信号にもとづいて照明部材２
９を作動させたり、域は変動入賞装置の打球受け
入れ状態を変換したりすることができる。

第５図に示すパチンコ機３５は、遊技部３６内
のほぼ中央に一対の可動翼片３７，３７を有する
変動入賞装置３８を設けるとともに、該変動入賞
装置３８の下方に本案に係る入賞具Ａを設けたも
ので、各球検出器２１、照明部材２９、及び変動
入賞装置３８のソレノイド（図示せず）等を遊技
盤１の裏側の制御装置（図示せず）に電気的に接
続してある。そして、マイクロコンピユータ等か
ら成る制御装置は、打球が左右いずれかの入賞口
１２に入つたときには変動入賞装置３８の可動翼
片３７，３７を所定時間宛１回だけ開いて打球が
入賞し易い状態に変換するとともに、この間各照
明部材２９を作動して各透光性着色部材６を輝か
せ、打球が中央の入賞口１２に入つたときには変
動入賞装置３８の可動翼片３７，３７を所定時間
宛２回開いて打球が入賞し易い状態に変換すると
ともに各照明部材２９を作動して各透光性着色部
材６を輝かせるようにプログラム設定する。

したがつて、遊技盤１の表面を流下する打球が
左右いずれかの入賞口１２に入ると、当該入賞口
１２の球検出器２１が打球を検出して制御装置に
信号を送る。この信号を受けた制御装置は、変動
入賞装置３８のソレノイドを励磁して可動翼片３
７，３７を開いて打球を受け入れ易い状態に変換
するとともに、各照明部材２９に給電して各発光
源３１を発光させる。発光源３１が発光すると、
光が透光性着色部材６を裏側から照射するので、
透光性着色部材６が輝いて遊技者に変動入賞装置
３８の可動翼片３７，３７による打球の入賞可能
状態を報知することができる。透光性着色部材６
は、光を拡散したり、域は集中させたりするレン
ズ効果を有するものや、発光源３１自体では出せ
ない色彩を施したものなどを適宜選択できるの
で、裏側の発光源３１の光に照らされて輝くと、
極めて高い装飾効果を発揮することができる。

また、打球が中央の入賞口１２に入ると、当該
入賞口１２の球検出器２１が制御装置に信号を送
り、上記と同様に変動入賞装置３８の可動翼片３
７，３７を２回回動して打球が入り易い状態に変
換するとともに、各照明部材２９を作動して各透
光性着色部材６を２回輝かせる。このため、遊技
者は、変動入賞装置３８を注視していなくても、
入賞具Ａの透光性着色部材６の輝きにより変動入
賞装置３８の作動状態を把握することができる。
この様に入賞具Ａの球検出器２１…と照明部材２
９…を制御装置に接続すると、パチンコ遊技自体
に変化を与えることができるばかりでなく、遊技
の進行状態に適合させて透光性着色部材６を輝か
せることができるので、パチンコ遊技の興趣を著
しく高揚することができる。

第６図乃至第８図に示す入賞具の他の実施例
は、ビスを使用しないで組み立てられるようにし
たもので、基板２′に球検出器貫通孔を兼ねた縦
長な球通過口３′，３′，３′を左右方向に並べて
開設するとともに、各球通過口３′の下方に発光
源貫通孔３９と受枠部材係止孔４０とを各々開設
し、球通過口３′の上端側縁から前方に向けて矩
形の球検出器保持枠４１を突設し、該球検出器保
持枠４１の基端から基板２後方には先端に係止爪
４２，４２を有する球検出器保持腕４３，４３を
延設して球検出器２１の保持手段を各々構成し、
左右の球検出器保持腕４３，４３の基端の間には
球検出器保持棚４４を後向きに各々形成し、また
各球通過口３′の開口下縁からは上面が僅かに下
り傾斜する球流下板４５を各々形成し、上記球検
出器保持枠４１の基端の下方には受枠部材係止段
部４６，４６を形成してある。そして球検出器保
持枠４１の前面部には後述する受枠部材１３′の
装飾部材１４′に形成した位置決め突起４７…に
係合する位置決め孔４８を開設し、前面部の内側
上縁及び左右の隅部には球検出器２１の前端位置
を定める位置決め係止部４９…を形成してある。
また、球検出器保持腕４３，４３の長さの途中に
は球検出器２１の後方部分の高さを規制する係止
片５０，５０を形成してある。したがつて、第６
図で示すように、球検出器２１の前端部を球検出
器保持腕４３，４３の係止爪４２，４２に臨ま
せ、この状態で球検出器２１を前進させると、球
検出器２１の前端隅角部分が係止爪４２，４２の
傾斜面に当接して球検出器保持腕４３，４３を左
右に押し開くことができ、球検出器保持棚４４上
に位置する球検出器２１を更に前進させると、球
検出器２１の前端が球検出器保持枠４１の前面部
の裏面に当接するとともに、前記した位置決め係
止部４９…に係合し球検出器２１の前部の位置が
規制される。また、球検出器２１が球検出器保持
枠４１の前面部に当接すると、該前面部から係止
爪４２，４２までの長さを球検出器２１の長さに
合わせてあるので、係止爪４２，４２が球検出器
２１の後端に係止して球検出器２１の後端位置を
規制する。この様に本実施例ではビスを使用する
ことなく、球検出器２１を基板２′に向けてワン
プツシユするだけで簡単に取り付けることができ
る。

一方、上記した基板２′の各球通過口３′ごとに
取付ける受枠部材１３′は、第６図で示すように、
左右の側壁部１０′，１０′と底面部１１′と底面
部１１′の下方に形成したランプ収納室５１を有
し、側壁部１０′，１０′の上端にはフツク状の止
着爪５２，５２を、ランプ収納室５１の下端縁に
は係合片５３を夫々突設してある。また、第６図
で示すように、受枠部材１３′の前面を塞ぐよう
にして受枠部材１３′と一体成形した装飾部材１
４′は、裏面の上部に位置決め突起４７…を形成
し、底面部１１′から下の部分には例えばダイヤ
カツトした透光性着色部材６′を設けてある。な
お、本実施例では、第７図で示すように、底面部
１１′を装飾部材１４側から滑らかに下り傾斜さ
せることにより、この傾斜底面部１１′が球流下
方向変換機能部２０の球案内面１９として機能す
るようにしてある。

上記した構成かな成る受枠部材１３′を基板
２′に取付けるには、ランプ収納室５１の係止片
５３を基板２の受枠部材係止孔４０内に嵌合した
状態で側壁部１０の止着爪５２，５２を基板２′
の受枠部材係止段部４６，４６に押圧する。この
様にして受枠部材１３′を基板２′に押し付ける
と、位置決め突起４７…が球検出器保持枠４１の
位置決め孔４８内に係合して受枠部材１３′を所
定位置に規制し、止着爪５２，５２が受枠部材係
止段部４６，４６に係止して受枠部材１３′が外
れないように保持する。また、受枠部材１３′を
基板２′の表面に各球通過口３′ごとに止着する
と、基板２′の裏側に球通過口３′ごとに設けた照
明部材の発光源３１′，３１′が夫々発光源貫通孔
３９から突出して当該球通過口３′に対応するラ
ンプ収納室５１内に臨む。

上記した様にして入賞具を組み立てると、受枠
部材１３′が複数であつてもビス等を使用しない
ので極めて簡単に組立作業を行うことができる。
そして、組み立てられた入賞具は、各受枠部材１
３′の入賞口１２の下流側に形成される球流下路
１８に球検出器２１の球検出部２２が連通可能に
各々臨む。したがつて、いずれかの入賞口１２に
打球が入ると、当該入賞口１２に対応した球検出
器２１が打球を確実に検出する。また、入賞口１
２に入つた打球は、球流下方向変換機能部２０と
して機能する傾斜底面部１１′により流下方向が
垂直方向から球通過口３′に向う水平方向に変換
され、球通過口３′から遊技盤１の裏側に排出さ
れて入賞球となる。また、球検出器２１が入賞口
１２に入つた打球を検出したときに球検出器２１
からの信号にもとづいて電気的制御装置が発光源
３１′を発光させるようにすると、発光源３１′の
光が透光性着色部材６′から放射されて輝くので、
高い装飾効果を発揮する。

なお、本案における球流下方向変換機能部２０
は、打球の流下方向を速やか且つ円滑に変換する
ことができればどのような構成でもよい。また、
保持手段は、球検出器２１を保持することができ
ればどのような構成でもよい。更に、上記実施例
では、透光性着色部材６を基板２や受枠部材１３
等とは別部材で構成したが、基板２、受枠部材１
３、装飾部材１４自体を透光性のある素材で成形
し、入賞具全体が輝くようにしてもよい。

〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、複数の入
賞具を同一の基板上に配設したものであるから、
最近流行したきたパチンコ機に多数みられるよう
な、予め設定された複数の入賞具に対し、該入賞
具に入賞した打球を検出して、この検出信号に基
づき大型の変動入賞装置を作動させて、入賞打球
の賞態様に応じて利益の高い遊技へ移行できるよ
うにした遊技機の入賞具として、パチンコ機の製
造工程にあつては、組み付け作業の簡略化を図る
ことができるとともに、遊技状態にあつては、入
賞具の基板前面側に球検出器の検出部分が位置で
きるようにし、当該入賞具の入賞口に入賞した打
球を直ちに検出できるような構成としたので、上
記に示すように遊技機においては最適な入賞具と
なる。そして、球流下方向変換機能部の球案内面
が、入賞口から流下してくる打球を球通過口に向
けて流下方向を速やかに変換するので、短時間に
多数の打球が連続して入賞した場合であつても球
詰まりを発生することがないし、球検出器の検出
部分により打球を１個宛確実に検出することがで
きる。

また、本考案は、基板の裏側に設けた照明部材
により透光性着色部材を輝かせることによつて装
飾効果を著しく高めることができ、パチンコ遊技
者の視覚を通じて遊技の興趣を高揚することがで
きる。また、透光性着色部材の輝きによりパチン
コ遊技の状態を、例えば前記実施例で示したよう
な変動入賞装置の一対の可動翼片が打球が入り易
い状態になつたことを、遊技者に視覚的に直ちに
報知することができる。従つて、遊技者は変動入
賞装置の作動状態に適宜対応して打球の飛距離調
整等を容易に行なうことができるものである。

更に、本考案の入賞具によれば、１回の取付作
業により遊技盤表面に複数の入賞口を一括して設
けることができるので、組立作業の簡略化も図る
ことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すもので、第１図は
装飾部材を外した状態における斜視図、第２図は
分解した状態における裏側からの斜視図、第３図
は組み立てた状態における裏側から見た一部欠截
斜視図、第４図は遊技盤に取付けた状態における
断面図、第５図はパチンコ機の正面図、第６図は
他の実施例の分解斜視図、第７図は遊技盤に取付
けた状態における第６図に示す実施例の縦断面
図、第８図は第６図に示す実施例の横断面図であ
る。 １は遊技盤、２は基板、３は球通過口、６は透
光性着色部材、１０は側壁部、１１は底面部、１
２は入賞口、１３は受枠部材、１４は装飾部材、
１８は球流下路、１９は球案内面、２０は球流下
方向変換機能部、２１は球検出器、２９は照明部
材、３１は発光源、３５はパチンコ機、３８は変
動入賞装置。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 複数の球通過口を並設した基板の表面に、左右
   の側壁部と底面部とを有し、上方が入賞口として
   開口した受枠部材を上記各球通過口毎に設けると
   共に、各受枠部材の前面に装飾部材を設け、該装
   飾部材の裏側と上記受枠部材の底面部とにより形
   成される隅角部分に、上記基板の球通過口に向つ
   て下り傾斜する球案内面を有する球流下方向変換
   機能部を設け、各球通過口に対応して上記基板に
   形成した保持手段に支持される球検出器の検出部
   分を当該入賞口の下流側に位置する球流下路に
   各々臨ませ、基板に止着した照明部材を該照明部
   材の前面に配置した透光性着色部材に対向させて
   なるパチンコ機の入賞具。