JPH0530789Y2 - - Google Patents

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JPH0530789Y2
JPH0530789Y2 JP6885587U JP6885587U JPH0530789Y2 JP H0530789 Y2 JPH0530789 Y2 JP H0530789Y2 JP 6885587 U JP6885587 U JP 6885587U JP 6885587 U JP6885587 U JP 6885587U JP H0530789 Y2 JPH0530789 Y2 JP H0530789Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、光を検出手段に用いたパチンコ機
における球検出器に関し、詳しくは球通路を通過
するパチンコ球で回転する遮蔽盤により、光セン
サーの受光状態に変化を与えてパチンコ球を個々
に検出するものである。
〈従来の技術〉 周知のように、パチンコ機における球検出装置
は種々提案されており、球を機械的に検出するも
のや磁気的に検出するもの、光によつて検出する
ものなどがある。例えば、球通路を通過するパチ
ンコ球で所定角度回転する遮蔽盤により、光セン
サーの受光状態に変化を与えてパチンコ球を検出
するものが特開昭52−20144号公報により知られ
ている。
また、球通路内に球との接触により一定角度づ
つ回転する回転体を臨ませ、該回転体と一端のカ
ム板との当接により一定回転角度毎に作動するス
イツチを配設してなるパチンコ球検出器が実開昭
58−126883号公報で知られている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、上記した従来の遮蔽盤を利用した球検
出装置は、所定数の球が球通路を通過して遮蔽盤
が1回転しないと光センサーが作動しないので、
個々の球を個別に検出できない。
また、従来の回転体による球検出器は構造が複
雑であつて実用的でなく、特に球が連続して通過
する場合に、メカニカル接点を備えるスイツチが
チヤタリングを起こして正確に作動しないなど、
誤動作が多い。しかも、球の通過によつて回転体
に作用する力と、スイツチを作動させるための押
圧力とが、相互に影響し合つて動作が不安定とな
る。更に、球が一度に流入する場合に球詰まりが
発生し易い。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は上記に鑑み提案されたもので、球通路
を有する合成樹脂製のケース内に、回転自在な遮
光盤と一組の発光素子と受光素子とを備えるセン
サー本体とを収設したパチンコ機の球検出器にお
いて、遮光盤には、複数の遮光部と透光部とを交
互に設け、遮光部とケースには、磁気作用による
位置決め停止手段を互いに対向可能なように設
け、一遮光部を球通路内に臨ませると共に、他の
一遮光部をセンサー本体の検出空間内に臨ませ、
球通路内を通過する球が一遮光部に当接すること
により、遮光盤が所定角度回動して所定の位置で
停止すると共に、遮光部及び透光部がセンサー本
体に作用して当該センサー本体が検出信号を送出
するようにしたものである。
〈作用〉 球の通過により回転する遮光盤を、磁気作用に
より所定の位置に停止させることができ、遮光盤
に設けた遮光部及び透光部により受光素子の受光
状態に変化を与え、この変化に基づいて球を個々
に検出する。
〈実施例〉 以下、本考案を図面の実施例について説明す
る。
本考案に係る球検出器1は、球通路2を有する
ケース3と、該ケース3内に回転可能に収設する
遮光盤4と、一組の発光素子5及び受光素子6を
内蔵したセンサー本体7とを有し、遮光盤4は回
転自在であるが、後述する磁気作用を利用した位
置決め停止手段8により所定の位置に停止するよ
うになつている。
ケース3は、図示の実施例によれば、基端部9
からほぼ平行する支持腕部10,10が延出し、
支持腕部10の中程には角柱状の軸受部11が内
向きに降出し、基端部9と、軸受部11,11
と、支持腕部10、の基端側部分12,12によ
り上下方向に開口する球通路2を形成している。
軸受部11には軸孔13を開設し、対向する軸
受部11,11の間には回転空間14を形成す
る。
支持腕部10の先端には内向の係止爪15を
各々設ける。この各係止爪15は互いに対向し、
傾斜面16と軸受部11の側端面17にほぼ平行
する顎面18とを有している。また、支持腕部1
0の自由端側部分19の上下縁、即ち軸受部11
と係止爪15との間の上下縁には内向きに僅かに
突出するガイド片20,20を設ける。
軸受部11には、位置決め停止手段8を構成す
る磁石21a,21bを回転空間14に向けて設
け、軸孔13の上方の第1磁石21aの極性をN
極としたならば、下方の第2磁石21bの極性が
S極となるように互いに極性を異ならせしめる。
尚、対向する軸受部11にも磁石21a,21b
を設けてもよいが、この場合は対向する磁極も互
いに異なるようにする。
そして、上記のようなケース3は合成樹脂で一
体成形してあり、両支持腕部10,10が互いに
やや内向きの弾性を有している。
一方、遮光盤4は、図示の実施例によれば、軸
部22の周囲に放射状に3本の遮光部23a,2
3b,23cが突出し、遮光部23aと23b、
23bと23c、23cと23aの各間に透光部
24a,24b,24cが夫々形成されている。
また、各遮光部23の先端部分には、上記軸受部
11に設けた磁石21a,21bと協動して位置
決め停止手段8を構成する磁石25a,25b,
25cを設ける。尚、各磁石25……の極性は片
面が同極になるように、例えば手前の面にS極、
奥の面にN極が揃うようにする。
センサー本体7は、検出空間26を有したほぼ
コの字状のユニツト化した部品であつて、一組の
発光素子5と受光素子6とを対向状に内蔵し、各
素子5,6の端子27が後方から延出する。この
センサー本体7において発光素子5が照射する光
は、遮蔽物がなければ照射孔28を通つて検出空
間26を横断し、受光孔29から受光素子6に入
射する。
ケース3に遮光盤4を回転自在に収設するに
は、支持腕部10,10を弾性に抗して拡開し、
この状態で遮光盤4を回転空間14に挿入して、
軸部22の小径な軸端30を軸受部11の軸孔1
3に挿着すれば、支持腕部10が弾性で元の状態
に復帰して遮光盤4を回動自在に軸支することが
できる。そして、遮光盤4は位置決め停止手段8
により、第3図に示すように、下方を向く遮光部
23aに設けた磁石25aのN極と軸受部11の
下方に設けた第2磁石21bのS極とが互いに吸
引して停止し、左上方の一遮光部23cが球通路
2内に臨む。
また、センサー本体7をケース3に収設するに
は、検出空間26内に遮光盤4の遮光部23bが
位置するようにセンサー本体7をガイド片20,
20に沿つて係止爪15の傾斜面16から押込め
ばよい。センサー本体7を押込むと、センサー本
体7の検出空間26により2分割された先端面3
1,31が軸受部11の側端面17,17に各々
当接すると共に、各係止爪15の顎面18がセン
サー本体7の後端面32を支持する。また、支持
腕部10に設けたガイド片20がセンサー本体7
の上下を保持する。
尚、上記実施例では球検出器1のケース3にセ
ンサー本体7を取り付ける構造になつているが、
ケースに直接発光素子と受光素子とを設けるよう
にすることも容易に可能である。
上記のような球検出器1において、通常は遮光
盤4が磁気作用を利用した位置決め停止手段8に
より、左上方に位置する一遮光部23cを球通路
2内に臨ませると共に、右下の透光部24aを照
射孔28(受光孔29)の前面に位置させて、発
光素子5の照射する光が受光素子6に到達してい
る。このような常態にある球検出器1の球通路2
に、球が上方から入つて下方へ通過すると、通過
の際に球が遮光盤4の一遮光部23cに当接し、
磁石25aと磁石21bとの吸引力に打ち勝つて
遮光盤4が反時計回りに回転を開始し、一遮光部
23cが頂点を越えると、磁石25cと磁石21
bが互いに吸引して回転を速め、図示の実施例で
は120度回動すると、位置決め停止手段8である
磁石25cと磁石21bが互いに吸引して、球を
受た遮光部23cが下を向いて急停止する。一
方、いままで下を向いていた遮光部23aが右上
に位置する。このとき遮光部23aが光軸を横切
り、発光素子5が受光素子6に向けて照射してい
る光を一瞬遮断する。従つて、光が遮断されると
受光素子6の受光状態が変化し検出信号を送出す
る。
上記のような構成の球検出器1によれば、幅が
狭くて小型化が可能で、発光素子5と受光素子6
の位置調整が不要となり、配線も簡単である。し
かも、遮光盤4が急速に回転・停止を繰り返すの
で、高速且つ正確な検出が可能である。そして、
本考案による球検出器1は、変動入賞装置におけ
る特別入賞スイツチ、10はカウントスイツチ、
始動口、あるいはチヤツカなどあらゆる部分の球
検出器として適用できる。
尚、上記説明では、常態において受光素子6が
発光素子5からの光を受光し、球が球通路2を通
過する際に、遮光盤4が遮光するように設定して
あるが、遮光盤4の形状を変更することにより、
常態で遮光し、球が通過する際に受光するように
設定することもできる。
以上、本考案を図面の実施例について説明した
が、本考案は上記した実施例に限定されるもので
はなく、実用新案登録請求の範囲に記載の構成を
変更しない限り適宜変更して実施できる。例え
ば、遮光盤の形状ないし遮光部と透光部の数を変
更できる。
〈考案の効果〉 以上要するに本考案は、球通路を有する合成樹
脂製のケース内に、回転自在な遮光盤と一組の発
光素子と受光素子とを備えるセンサー本体とを収
設したパチンコ機の球検出器において、遮光盤に
は、複数の遮光部と透光部とを交互に設け、遮光
部とケースには、磁気作用による位置決め停止手
段を互いに対向可能なように設け、一遮光部を球
通路内に臨ませると共に、他の一遮光部をセンサ
ー本体の検出空間内に臨ませ、球通路内を通過す
る球が一遮光部に当接することにより、遮光盤が
所定角度回動して所定の位置で停止すると共に、
遮光部及び透光部がセンサー本体に作用して当該
センサー本体が検出信号を送出するようにしたの
で、構成が簡単で小型の球検出器を提供すること
ができる。また、本考案に係る球検出器によれ
ば、遮光盤が回転し、この回転する遮光盤により
光サンサーの受光状態を変化させているので、連
続して球が流下する場合でも個々の球を素早く且
つ正確に検出することができる。しかも、本考案
によれば、多量の球が通過しても球詰まりの虞れ
がない。更に、本考案は各部材の取付位置の調整
や配線処理などが容易で、パチンコ機への取り付
けに要する手数を著しく軽減することができ、外
部の光源に反応したり振動などによつて遮光盤が
回動することによる誤動作の発生もなく、実用的
価値が極めて高い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は分解状
態の斜視図、第2図は平面図、第3図は第2図の
−線断面図である。 1……球検出器、2……球通路、3……ケー
ス、4……遮光盤、5……発光素子、6……受光
素子、7……センサー本体、8……位置決め検出
手段、23……遮光部、24……透光部、26…
…検出空間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 球通路を有する合成樹脂製のケース内に、回転
    自在な遮光盤と一組の発光素子と受光素子とを備
    えるセンサー本体とを収設したパチンコ機の球検
    出器において、 遮光盤には、複数の遮光部と透光部とを交互に
    設け、 遮光部とケースには、磁気作用による位置決め
    停止手段を互いに対向可能なように設け、 一遮光部を球通路内に臨ませると共に、他の一
    遮光部をセンサー本体の検出空間内に臨ませ、 球通路内を通過する球が一遮光部に当接するこ
    とにより、遮光盤が所定角度回動して所定の位置
    で停止すると共に、遮光部及び透光部がセンサー
    本体に作用して当該センサー本体が検出信号を送
    出するようにしたパチンコ球検出器。
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JP5156462B2 (ja) * 2008-04-16 2013-03-06 高砂電器産業株式会社 パチンコ機

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