JPH0382842A - 異収縮混繊糸の製法 - Google Patents

異収縮混繊糸の製法

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JPH0382842A
JPH0382842A JP21576289A JP21576289A JPH0382842A JP H0382842 A JPH0382842 A JP H0382842A JP 21576289 A JP21576289 A JP 21576289A JP 21576289 A JP21576289 A JP 21576289A JP H0382842 A JPH0382842 A JP H0382842A
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繁喜 本田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ポリエステル繊維等の異収縮混繊糸の製法
に関するものである。
〔従来の技術〕
最近、紡糸部と延伸部と巻取部が一体となった紡糸延伸
装置を用いて糸を得る方法が開発され実用化されている
。この紡糸延伸装置は、例えば第12図に示すようなも
ので、紡糸部1として、ペレットを溜めるペレットタン
ク4と、ペレットタンク4から送られたペレットを溶融
する溶融押出機5と、溶融ポリマーを糸状に吐出させる
紡糸口金6と、冷却装置7と、オイリングロール8とが
設けられている。また、延伸部2として、上記紡糸口金
6から吐出された糸条Aを引き取る第1のゴデツトロー
ラ9と、糸条Aを巻き取りながら延伸させる第2のゴデ
ツトローラ10とが設けられている。さらに、巻取部3
として、延伸された糸条Aを巻き取るボビン11が設け
られている。なお、12.13はセパレークロールで、
それぞれゴデツトローラ9.10に糸条Aを繰り返し巻
きつけ2個のゴデツトローラ9,10間で引っ張り気味
にして延伸させる作用を果たす。また、14はフリクシ
ョンローラである。したがって、この装置によれば、上
記2個のゴデツトローラ9.10を異なる温度に加熱し
てその温度差によって所定の沸水収縮率を備えた延伸糸
を簡単に得ることができる。ただし、この装置では、2
個のゴデツトローラ9.10によって、ある程度糸条A
の配向性が熱セットされるため、得られる糸条Aのヤン
グ率にはそれほど幅をもたせることばできない。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、本出願人は、第13図に示すような装置を用
い、異収縮混繊糸を得る方法を開発し、すでに出願して
いる(特願昭63−45417昭和63年2月27日出
願)。すなわち、この発明は、第■2図に示す従来の紡
糸延伸装置を2基−組で用い、左右の紡糸延伸装置で異
なる条件で延伸させた糸条A、Bを片方の巻取部3(第
13図の装置では右の装置)でインターレースノズル1
5を経由させて分繊・合糸したのち巻き取るというもの
である。この装置によれば、左右のゴデツトローラ91
0の温度差を異なる設定にすることにより、沸水収縮率
の異なる糸条AおよびBを得ることができ、簡単に異収
縮混繊糸を得ることができる。
しかしながら、上記第13図の装置では、第12図の装
置と同様、糸条A、糸条Bとも、延伸状態で熱セットさ
れるため、ヤング率にあまり幅をもたせることができず
、したがって、両糸条A。
Bにヤング率の差を大きくすることができない。
このため、得られる異収縮混繊糸に、沸水収縮率の差異
によってバリエーションを与えることはできても、その
バリエーションには限界があった。
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、隣
り合う2錘の紡糸延伸装置を用い、簡単な条件設定でよ
りバラエティに冨んだ異収縮混繊糸の組み合わせを得る
ことのできる異収縮混繊糸の製法の提供をその目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この発明の異収縮混繊糸の
製法は、隣り合う2錘の紡糸延伸装置を用い、一方の紡
糸延伸装置の紡糸口金から溶融樹脂を吐出させ糸条化し
ながら延伸部へ導き、この延伸部に備えられた2個一対
のゴデツトローラ002間で糸条を延伸し熱処理を施す
ことにより所定の沸水収縮率およびヤング率を備えた糸
条Aを得、他方の紡糸延伸装置の紡糸口金から溶融樹脂
を吐出させ糸条化しながら延伸部へ導き、この延伸部に
備えられた2個一対のゴデツトローラGl+G4間を、
延伸および熱処理を施すことなく通過させて上記糸条A
とは異なる沸水収縮率およびヤング率を備えた糸条Bを
得、上記糸条Aと上記糸条Bとを、上記ゴデツトローラ
G、上を並走させたのち流体交絡により混繊して異収縮
混繊糸を得るという槽底をとる。
[作用] すなわち、この発明は、隣り合う2錘の紡糸延伸装置を
利用する異収縮混繊糸の製法であって、一方の紡糸延伸
装置で走行する糸条にゴデツトローラ間で延伸および熱
処理を施して糸条Aを得る一方、他方の紡糸延伸装置で
走行する糸条にはゴデツトローラ間で延伸および熱処理
を施さずに糸条Bを得、両糸条A、Bを金糸後に高速で
巻き取ることにより、互いに物性の若干異なる糸条を組
み合わせた異収縮混繊糸を簡単に得ることができるよう
にしたものである。そして、この製法によれば、糸条A
側の装置のゴデツトローラの加熱温度を変えるだけで、
上記糸条Aの導水収縮率を簡単に変えることができ、ま
た、糸条B側の装置の巻き取り速度を変えるだけで、上
記糸条Bのヤング率を簡単に変えることができるため、
より多様な異収縮混繊糸を得ることができる。したがっ
て、得られる混繊糸のバリエーションの幅が拡がり、従
来にない風合いの糸を得ることができるようになる。
つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳細に説明する
〔実施例〕
第1図は、この発明を実施するために用いる装置の一例
を示している。この装置は、従来のスピンドロ一方式に
用いる紡糸延伸装置を2基−組で併設しており、紡糸部
21と、延伸部22と、合糸巻取部23とを備えている
。紡糸部21における隣合う2基の錘には、それぞれ、
紡糸口金25゜25a、冷却装置26,263、オイリ
ングロール27,27aが設けられている。
また、延伸部22には、4個のゴデツトローラ3L  
32,33.34が図のように配設されている。図にお
いて、左側にある第1のゴデツトローラ31は、上記紡
糸口金25から吐出された糸条Aを引き取り、第3のゴ
デツトローラ33は、上記紡糸口金25aから吐出され
た糸条Bを引き取るようになっている。なお、ゴデツト
ローラ31.32には、それぞれその近傍にセパレーク
ロール35.36が対設されており、糸条Aは図示のよ
うにゴデツトローラ31.32とセパレークロール35
.36とでつくられる長円の外周に複数回巻きつけられ
るようになっている。なお、上記ゴデツトローラ31,
32において、下流側のゴデツトローラ32の回転速度
は上流側のゴデツトローラ31の回転速度よりも高く設
定され、また、下流側のゴデツトローラ32の加熱温度
は上流側のゴデツトローラ31の加熱温度と同じかそれ
より高(設定される。上記糸条Aは、上記第1のゴデツ
トローラ31と第2のゴデツトローラ32を通過する間
に延伸され熱処理されて第4のゴデツトローラ34上を
通って金糸巻取部23に至る。また、第3のゴデツトロ
ーラ33に引き取られた糸条Bは、第4のゴデツトロー
ラ34を経由して金糸巻取部23に至る。ただし、上記
第3のゴデツトローラ33および第4のゴデツトローラ
34はどちらも加熱されず常温で使用され、また回転速
度は、後述する高速ワインダ38の回転速度とほぼ同一
に設定される。
合糸巻取部23において、37はインターレースノズル
で、第4のゴデツトローラ34を経由した糸条AとBが
一本ずつ組み合わせられた状態でこのノズル37内に入
り、ここで乱気流に当てられて交絡を形威し混繊糸とな
る。この混繊糸は、高速ワインダ38の高速回転によっ
てパッケージとして巻き取られる。
この発明は、上記装置を用い、例えばつぎのようにして
異収縮混繊糸を製造する。すなわち、まず、極限粘度0
.64のポリエチレンテレフタレートを290°Cで紡
糸口金25a(孔数24)から吐出量19 g /mt
nで吐出する。そして、冷却装置26aからの送風によ
り冷却固化後、オイリングロール27aで油剤を付与す
る。ついで、6000m/minで回転する第3のゴデ
ツトローラ33および第4のゴデツトローラ34に、冷
却固化して得られた糸条を、順次通過させて糸条Bを得
る。したがって、上記糸条Bは、第3.第4のゴデツト
ローラ33.34によっては延伸されず、高速ワインダ
3 B (6000m/minで回転)の巻き取りによ
って生じる張力によって紡糸口金25aの直下から巻取
部近傍までの糸条経路全体で連続的に延伸されることに
なる。この糸条Bの導水収縮率は3%、ヤング率は90
0 kg/mm”である。一方、極限粘度0.64のポ
リエチレンテレフタレートを290 ’Cで紡糸口金2
5(孔数24)から吐出量19 g /minで吐出す
る。そして、冷却装置26からの送風により冷却固化後
、オイリングロール27で油剤を付与する。ついで、8
0°Cに加熱され5000 m/minで回転する第1
の0 ゴデツトローラ31に、冷却固化して得られた糸条を、
セパレークロール35を介して数回巻きつげて予備加熱
し、続いて130 ’Cに加熱され6000m/min
で回転する第2のゴデツトローラ32に、セパレークロ
ール36を介して数回巻きつけ、両ゴデツトローラ31
.32間で延伸し、熱セットを行う。このようにして得
られた糸条Aの清水収縮率は8%、ヤング率は1500
 kg/mm2である。そして、上記第4のゴデツトロ
ーラ34上へ糸条Aを導き、糸条A、Bを1条ずつ、第
4のゴデツトローラ34から同時に引き出してインター
レースノズル37に押通し、両糸条A、Bに流体交絡を
施して混繊し、6000 m/minの速度で高速ワイ
ンダ38に巻き取る。
このようにして目的とする異収縮混繊糸が得られる。こ
の混繊糸は、混繊された各糸条A、Bが、清水収縮率に
差異があるだけでなく、ヤング率の差が大きいため、こ
の糸を用いて織編物をつくると、嵩高い独特の風合いの
ものが得られる。
上記製法において、第1のゴデツトローラ311 の加熱温度と第2のゴデツトローラ32の加熱温度の差
を小さくずればするほど糸条Aの清水収縮率を大きく設
定することができるため、糸条Bの清水収縮率を一定の
低収縮率にきめておけば、清水収縮率の差(△S)にバ
リエーションを与えることができる。また、糸条Bの巻
取速度(高速ワインダ38の回転速度)を変えると糸条
Bのヤング率を変化させることができる(巻取速度が速
くなるとヤング率は大きくなる)ため、糸条A側を一定
のヤング率にきめておけば、糸条B側でヤング率に若干
の変化をもたらすことにより、糸条A。
8間でのヤング率の差にバリエーションを与えることが
できる。したがって、この装置によれば、操業時の条件
設定によって、各種のバラエティに冨んだ異収縮混繊糸
を得ることができる。
なお、上記製法では、糸掛は段階から4000m / 
11I n以上の高速巻取を行うことが好ましく、この
ような高速条件下では、つぎのよ・うにして糸掛けを行
うことが好適である。すなわち、まず上記装置を稼働さ
せて紡糸を開始し、紡糸部2Iの2 紡糸口金25aから落下してきた糸条Bをエアサッカー
(通常の糸掛けに用いるもの)で吸引保持して第3のゴ
デツトローラ33および第4のゴデツトローラ34に順
次掛ける。そして、上記第4のゴデツトローラ34から
下方に糸条Bを延ばし、第2図に示すように、エアサッ
カー40からウォーターサッカー41に余波しを行う。
この状態を第3図に示す。つぎに、紡糸部21の紡糸口
金25から落下してきた糸条Aを同しくエアサッカー4
0’で吸引保持して第1のゴデツトローラ31に掛けた
のちセパレークロール35とゴデツトローラ31に交互
に掛けて両者の間を所定の巻き数だけ巻くようにする。
ついでこの糸条Aを第2のゴデツトローラ32に掛け、
上記と同様にしてセパレークロール36とゴデツトロー
ラ32の間を所定の巻き数だけ巻くようにする。そして
、第4図に示すように、この糸条Aを水平方向に延ばし
て第4のゴデツトローラ34に掛けたのち、これを下方
に延ばして上記ウォーターサッカー41に余波しを行う
。この状態を第5図に示す。このよ3 うにして1本のウォーターサッカー41で2種類の糸条
A、Bを同時に吸引保持した状態で合糸巻取部23以降
の糸掛けを行う。
上記余波しは、エアサッカー40.40’に保持されて
いる糸条Bにウォーターサッカー41の吸引口に近づけ
ることによって行うことができる。
これは、ウォーターサッカー41の吸弓力がエアサッカ
ー40.41の吸引力よりも飛躍的に大きいという特質
を利用したものである。なお、上記ウォーターサッカー
41としては、例えば第6図に示すものがあげられる。
図において、42は吸引ノズル、43は高圧水噴射用ホ
ースでその右端部43aが水供給源(図示せず)に接続
される。
水は図中矢印で示すように流れ、吸引ノズル42先端の
吸引口42aにおいて水の噴射吸引力により糸条を吸い
込むようになっている。糸条は吸引口42a内に吸引さ
れ水に帯動してホース44内を移動し貯槽(図示せず)
に入る。
上記ウォーターサッカー41は、エアサッカー40.4
0’に比べて低い消費エネルギーで高い4 張力を糸条に与えることができるという優れた特性を有
しており、装置の各ロールの回転速度を4000 m/
min以上の高速に保った状態における、エアサッカー
40からウォーターサッカ−41への糸条Bの糸渡し、
および糸条Bを吸引した状態でさらにエアサッカー40
からの糸条Aの糸渡しを簡単に行うことができる。なお
、上記ウォーターサッカー41の吸引ノズル42は、低
摩擦部材で形成することが好適である。
また、上記製法では、糸条A、  Bを第4のゴデツト
ローラ34上で並走させるため、糸揺れによって両糸条
A、Bが互いに接触して毛羽立ちやすい。そこで、両糸
条A、Bを、第4のゴデツトローラ34上で互いに所定
間隔で並走させなければならないが、非常に接近した位
置関係にある両糸条A、Bを交互に糸掛けするのは非常
に困難である。そこで、第7図に示すように、第2のゴ
デツトローラ32から第4のゴデツトローラ34に至る
糸条Aの糸道の途中に、金糸補助装置50を設けて、糸
掛は時には糸条A、Bの糸道を重ねた状5 態で糸掛けが行えるようにし、糸掛は終了後には各糸道
が交互に接触しないよ・うに糸条Aの糸道をずらせるよ
うにすることが好ましい。すなわち、上記金糸補助装置
50は、第8図に示すように、並走する複数本の糸条A
のそれぞれに側面から当接する複数本の棒状体51がく
しの歯状に植立した糸道規制ガイ1′52と、この糸道
規制ガイド52の下端側に連結されていて上記糸道規制
ガイド52を所定のストロークで糸道に対し左、右に移
動させるソレノイド53とを備えている。なお、54は
戻り用の圧縮ばねである。上記くしの歯状の棒状体51
の位置は、ソレノイド53の作動を受けてつぎのように
変化する。すなわち、ソレノイド53が作動していない
状態では、第9図(a)に示すように、棒状体51は、
糸条Aの糸道が第4のゴデツトローラ34に巻かれた糸
条Bの糸道と交互に接触しないように糸条Aを規制する
位置に位置する。そして、ソレノイド53が作動した状
態では、第9図(b)に示すように、棒状体51は、糸
条Aの糸道が第4のゴデツトローラ36 4に巻かれた糸条Bの糸道と重なるように糸条Aを規制
する位置に位置する。
したがって、上記合糸補助装置50を設けることにより
、糸掛は時には、金糸補助装置5oのソレノイド53を
作動させて棒状体51を第9図(b)に示す位置に設定
し、両糸条A、Bの糸道が重なった状態にして糸掛けを
行うことができる。
この状態を第10図に示す。すなわち、上記糸条A、B
がゴデツトローラ34上で1木ずつ重なった状態になり
、糸条A、Bを1本ずつ一組にしてインターレースノズ
ル37内に導入することが容易になる。そして、糸掛け
が終了した時点で、今度はソレノイド53の作動を停止
して棒状体51を第9図(a)に示す位置に戻して糸条
Aの糸道を横方向にずらせることにより、糸条Aがそれ
ぞれ第4のゴデツトローラ34上の糸条Bの糸道の間に
それぞれ入り込ませることができる。この状態を第11
図に示す。したがって、装置の稼働時には、両糸条A、
  Bが交互に接触することなく第4のゴデツトローラ
34上を並走するようになる7 ため、両糸条A、Bが互いに干渉して毛羽立ったりする
ことがない。
〔発明の効果] 以上のように、この発明の異収縮混繊糸の製法によれば
、隣り合う2錘の紡糸延伸装置を利用するだけで、簡単
に異収縮混繊糸を得ることができる。しかも、ゴデツト
ローラ間で延伸および熱処理を施す糸条A側の装置のゴ
デツトローラの加熱温度を変えるだけで、上記糸条Aの
導水収縮率を簡単に変えることができ、また、ゴデツト
ローラ間で延伸およず熱処理を施さない糸条B側の装置
の巻取速度を変えるだけで、」二記糸条Bのヤング率を
簡単に変えることができるため、より多様な異収縮混繊
糸を得ることができる。したがって、得られる混繊糸の
バリエーションの幅が拡がり、従来にない風合いの糸を
得ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に用いる装置の構成図、第2図、第3
図、第4図および第5図は上記装置への8 糸掛は方法の説明図、第6図は上記糸掛けに用いるウォ
ーターサッカーの一例を示す平面図、第7図は上記装置
に適用しうる合糸補助装置の配置を示す構成図、第8図
は上記合糸補助装置の構成を示す部分的断面図、第9図
(a)および(b)は上記合糸補助装置における棒状体
と各糸条との位置関係を説明する説明図、第10図は糸
掛は時の金糸補助装置の状態を示す説明図、第1f図は
糸掛は終了後の合糸補助装置の状態を示す説明図、第1
2図は従来の紡糸延伸装置の一例を示す構成図、第13
図は本願に先立つ異収縮混繊糸の製造装置を示す構成図
である。 21・・・紡糸部 22・・・延伸部 23・・・合糸
巻取部 31・・・第1のゴデツトローラ 32・・・
第2のゴデツトローラ 33・・・第3のゴデツトロー
ラ34・・・第4のゴデツトローラ 37・・・インタ
ーレースノズル 38・・・高速ワインダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)隣り合う2錘の紡糸延伸装置を用い、一方の紡糸
    延伸装置の紡糸口金から溶融樹脂を吐出させ糸条化しな
    がら延伸部へ導き、この延伸部に備えられた2個一対の
    ゴデツトローラG_1、G_2間で糸条を延伸し熱処理
    を施すことにより所定の沸水収縮率およびヤング率を備
    えた糸条Aを得、他方の紡糸延伸装置の紡糸口金から溶
    融樹脂を吐出させ糸条化しながら延伸部へ導き、この延
    伸部に備えられた2個一対のゴデツトローラG_3、G
    _4間を、延伸および熱処理を施すことなく通過させて
    上記糸条Aとは異なる沸水収縮率およびヤング率を備え
    た糸条Bを得、上記糸条Aと上記糸条Bとを、上記ゴデ
    ツトローラG_4上を並走させたのち流体交絡により混
    繊して異収縮混繊糸を得ることを特徴とする異収縮混繊
    糸の製法。
  2. (2)上記糸条Aおよび糸条Bの糸掛けに際し、一方の
    糸条の糸掛けをエアサッカーで行つたのちウオーターサ
    ッカーへ糸渡しを行い、つぎに他方の糸条の糸掛けをエ
    アサッカーで行つたのち同じく上記ウオーターサッカー
    へ糸渡しを行つて両者を合糸し、合糸巻取部における糸
    掛けを上記ウォーターサッカーで行うようにした請求項
    (1)記載の異収縮混繊糸の製法。
  3. (3)上記糸条Aおよび糸条Bを、ゴデツトローラG_
    4上を並走させるに際し、糸掛け時には、ゴデツトロー
    ラG_4上において糸条Aの糸道と糸条Bの糸道とが重
    なるように糸条Aの糸道を規制し、糸掛け終了後には、
    上記糸条Aの糸道をずらし、上記ゴデツトローラG_4
    上での糸条Aの糸道と糸条Bの糸道とが左右に並ぶよう
    にした請求項(1)または(2)記載の異収縮混繊糸の
    製法。
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