JPH0381804A - 工作機械のメンテナンスエイドシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、工作機械の保守点検や故障診断に用いて有用
な工作機械のメンテナンスエイドシステムに関する。

（従来の技術） 従来、工作機械の保守点検や故障診断は、機械単位で行
っている。

また、これら作業は、適宜マニュアルなどガイドブック
を参照して行われている。

ところが、ＮＣの機能は年毎にアップしており、これを
保守担当するエンジニアの負担は増大するばかりである
。工作機械の保守や故障診断で難しいのは電気、電子機
構の知識を全て持ちあわせないといけない点にある。

この負荷を低減するため通信回線を介してＮＣのシステ
ム情報を伝送する形態を採ることができるが、初期投資
、維持費を勘案するときペイできるのは大システムに限
定されるであろう。

一方、ＮＣ自体のＲＯＭに保守エイド情報を保有する方
法もあるが、メーカの保守用のデータベースを自由に更
新することは物理的制約から困難である。

よ （発明が解決し１つとする課題） 上記の如く、従来の保守点検や故障診断にあっては、高
度の知識レベルを持ち合わせた技術者の確保が困難で、
特に突発的に生ずるトラブルに対応できないという問題
点があった。

また、工作機械を提供するメーカ側においては、保守サ
ービスを向上させるため各機械のメンテナンス来歴を管
理するデータベースを準備しているが、十分なフィード
バック情報が得られず、十分な活用ができないという問
題点があった。

そこで、本発明は、゛メーカ側のデータベースを十分に
活用し、保守点検や故障診断を迅速、容易に行うことが
できる工作機械のメンテナンスエイドシステムを提供す
ることを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 上記課題を解決する本発明の工作機械のメンテナンスエ
イドシステムは、機械毎のメンテナンス来歴情報を記憶
蓄積するデータベースと、機械毎ないし機械種苗の点検
手順ないし故障診断手順及び機械のメンテナンス来歴情
報を記憶可能の来歴情報記憶部を備えたＩＣカードと、
個別の機械を制御するＮＣ装置とを有し、各機械の点検
ないし故障診断時に前記ＩＣカードを適宜前記データベ
ースの該当するメンテナンス来歴情報を記憶せしめた上
で前記ＮＣ装置へ接続することにより、適宜補助データ
を加えて前記ＩＣカードの点検ないし故障診断手順を提
示し、点検ないし故障診断後の当該機械のメンテナンス
来歴情報をＩＣカードを介して前記データベースへ移管
することを特徴とする。

（作用） 本発明のメンテナンスエイドシステムでは、各機械の点
検ないし故障診断時に、当該機械の点検手順ないし故障
診断手順及び適宜メーカ側の保有するデータベースから
メンテナンス来歴情報を記憶せしめたＩＣカードを当該
機械を制御するＮＣ装置に接続し、適宜補助データを加
えて前記ＩＣカードの点検ないし故障診断手順を提示し
点検ないし故障診断を円滑化させ、点検ないし故障診断
後の当該機械のメンテナンス来歴情報をＩＣカードを介
して前記データベースへ移管する。

（実施例） 以下、本発明の詳細な説明する。

第１図はシステム構成の具体例を示すブロック図である
。

図示のように、本例のメンテナンスエイドシステムは、
メーカ側に配置され機械毎のメンテナンス来歴情報を記
憶蓄積するデータベース１と、機械毎ないし機械種苗の
点検手順ないし故障診断手順及び機械のメンテナンス来
歴情報を記憶可能の来歴情報記憶部を備えたＩＣカード
２と、個別の機械を制御するＮＣ装置３とを有し、各機
械の点検ないし故障診断時に前記ＩＣカード２を適宜前
記データベース１の該当するメンテナンス来歴情報を記
憶せしめた上で前記ＮＣ装置３へ接続することにより、
適宜補助データを加えて前記ＩＣカード２の点検ないし
故障診断手順を提示し、点検ないし故障診断後の当該機
械のメンテナンス来歴情報をＩＣカード２を介して前記
データベース１へ移管するようになっている。

ＮＣ装置３は、サーボモータを駆動する軸制御部４及び
サーボ部５と、機械信号を入出力するプログラマブルコ
ントローラ（ＰＣ）６と、マン・マシン・インタフェイ
ス部７を有し、マン・マシン・インタフェイス部７には
、ＣＲＴ８及びマニュアル赤データ・インプット装置（
ＭＤＩ）９が接続されている。

前記ＩＣカード２とＮＣ装置３との受信は、マン・マシ
ン・インタフェイス部７と接続されるＩＣカードユニッ
ト１０を介して行われる。

第２図にＣＲＴ８及びＭＤＩ９並びにＩＣカードユニッ
ト１０を備えたマン・マシン・インタフェイス部７の外
観を示す説明図である。

図示のように、本例のマン・マシン・インタフェイス部
７は、パネル１１にＣＲＴ８の画面８Ａ。

ＭＤＩ９を構成する各種牛−９Ａや操作用のキー１２と
、ＩＣカードユニット１０のカード挿入孔１０Ａ１バル
サ１３などを備えている。パルサ１３は軸を手動で移動
させる際に使用されるものである。

また、マン・マシン・インタフェイス部７のソフトウェ
ア・モジュールの一部には、第３図に示すように、常時
インタフェイスされる各分岐先から送られる状態監視デ
ータに基いてエラーを検出しアラームを発生するための
アラーム・フラグテーブル１４が設けられている。

アラーム・フラグテーブル１４は、サーボエラＣＰＵエ
ラー　ＣＲＴコントローラ（ＣＲＴＣ）エラー、デジタ
ル信号入出力器（Ｄ　Ｉ　／Ｄｏ）エラー、電源部エラ
ー　リレー異常、位置決めボードエラー　その他のエラ
ーに対してアラームにてフラグを「０」から［１」に変
化させるようになっている。

上記構成のＮＣ装置３において、通常はマン・マシン・
インタフェイス部７を介して軸制御部４及びＰＯ２が作
動され、ＰＯ２のイメージテーブルには、機械信号の現
在状態及び軸制御′部４の制御状態がリアルタイムで記
憶されている。

上記構成のシステムにつき、ＮＣ装置３にエラーが発生
したことを仮定してその作用を説明する。

エラ一種は第３図に示すようにサーボエラーであるとす
る。処理の手順を第４図に示す。

ステップ４０１では、メーカー側にて過去のメンテナン
ス来歴情報を記憶させたＩＣカード２をＩＣカードユニ
ット１０へ装着する。来歴情報のＩＣカード２への転送
は、データベース１に直結して行なってもよいが、通信
回路を介して転送してもよいことは勿論である。

ステップ４０２では、第５図に示すようにメンテナンス
メニューを画面８Ａに表示する。メンテナンスメニュー
は、第３図に示すエラー項目に相当するものである。

ここで、サーボエラーが選択されると、ステップ４０３
では、第６図に示すように、サーボ・トラブル・ランキ
ング・メニューを表示する。

サーボ・トラブル・ランキング・メニューとは、サーボ
エラーに関する統計値に基いてトラブル発生の確率を円
グラフで示したものである。このためのデータは、前記
データベース１よりＩＣカード２を介してＮＣ装置３へ
転送される。

そこで、サービスマンは原因別に個々の調査をし、機械
の修復を図るが、この時その点検手順を知りたいときは
、ソフトキーの［保守手順］を押す。

すると、ステップ４０４では、例えばブラシ交換につき
、第７図に示すように、ブラシ交換手順を表示する。

以上のような手順により、ブラシ交換など適宜部品が交
換され、修復作業が終了すると、ステップ４０５でメン
テナンス来歴情報がＩＣカードへ記憶される。

その後、ＩＣカード２に記憶された情報はデータベース
１へ移管され、総合的なメンテナンス情報として利用さ
れる。

以上により、各種の故障診断が行われるが、エキスパー
トシステムとしての故障木を適宜表示し、不明の原因を
迅速に捉えるようにすることができる。

また、上記実施例では故障診断、修理について示したが
、保守点検についても同様であり、保守点検に際しての
所要情報をデータベース１より採ることができると共に
点検手順の表示や誘導を行うことにより、円滑な点検作
業を遂行させることができる。また、このとき、保守点
検内容及びそれまでの来歴をＩＣカード２に記憶させる
ことにより、これら情報をデータベース１に移管し、総
合的なサービスシステムを構築できる。

本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、適宜
の設計的変更を行うことにより、適宜の態様で実施し得
るものである。

［発明の効果］ 以上の通り、本発明は、各機械の点検な・いし故障診断
時に、当該機械の点検手順ないし故障診断手順及び適宜
メーカ側の保有するデータベースからメンテナンス来歴
情報を記憶せしめたＩＣカードを当該機械を制御するＮ
′Ｃ装置に接続し、適宜補助データを加えて前記ＩＣカ
ードの点検ないし故障診断手順を提示し、点検ないし故
障診断後の当該機械のメンテナンス来歴情報をＩＣカー
ドを介して前記データベースへ移管する工作機械のメン
テナンスエイドシステムであるので、点検ないし故障診
断を容易迅速に行うことができ、データベースを完全と
して総合的なサービスシステムを構築できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るメンテナンスエンドシ
ステムの概要構成を示すブロック図、第２図はマン・マ
シン・インタフェイス部の外観図、第３図はアラーム・
フラグテーブルの説明図、第４図はサーボエラーの処理
方式を示すフローチャート、第５図〜第７図は表示例の
説明図である。 １・・・データベース ２・・・ＩＣカード ３・・・ＮＣ装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 機械毎のメンテナンス来歴情報を記憶蓄積するデータベ
   ースと、機械毎ないし機械種毎の点検手順ないし故障診
   断手順及び機械のメンテナンス来歴情報を記憶可能の来
   歴情報記憶部を備えたＩＣカードと、個別の機械を制御
   するＮＣ装置とを有し、各機械の点検ないし故障診断時
   に前記ＩＣカードを適宜前記データベースの該当するメ
   ンテナンス来歴情報を記憶せしめた上で前記ＮＣ装置へ
   接続することにより、適宜補助データを加えて前記ＩＣ
   カードの点検ないし故障診断手順を提示し、点検ないし
   故障診断後の当該機械のメンテナンス来歴情報をＩＣカ
   ードを介して前記データベースへ移管することを特徴と
   する工作機械のメンテナンスエイドシステム。