JPH06307897A - プラント分散階層システムの診断装置 - Google Patents

プラント分散階層システムの診断装置

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JPH06307897A
JPH06307897A JP5120376A JP12037693A JPH06307897A JP H06307897 A JPH06307897 A JP H06307897A JP 5120376 A JP5120376 A JP 5120376A JP 12037693 A JP12037693 A JP 12037693A JP H06307897 A JPH06307897 A JP H06307897A
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JP
Japan
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plant
data
diagnosis
unit
knowledge
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JP5120376A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Tsuchida
義之 土田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】分散階層制御システム30から診断に必要なプ
ラントデータを入力してプラントデータベースとして収
集するプラントデータ収集部31と、診断に必要な知識
データを主知識データベースとして蓄積する主プラント
データ診断知識部33と、前記主知識データベースを補
助する補助知識データベースを蓄積する補助プラントデ
ータ診断知識部35と、ルール等を登録するプラントデ
ータ診断登録部34と、プラントデータベースと主知識
データベースまたは補助知識データベースと対話出力部
28から入力されるデータと前記ルールとに基づいて推
論を実行し、推論結果を保存し、かつ、対話出力部28
へ出力するプラントデータ診断処理部32とを備える。 【効果】機器の構成部品の単位について専門知識がなく
とも診断ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電プラント等の分散
階層制御システムにおける分散配置された制御装置等の
故障等を診断する診断装置に係り、特に、専門知識の劣
しい保守員でも、詳細事項の不具合や故障の診断ができ
るプラント分散階層システムの診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例(1)として、従来の代表的なプ
ラント分散階層システムの診断装置は、プロセスコンピ
ュータ等の大規模な装置で構成されていた。この装置で
は、中央上位に配置した中央制御用計算機とプラント監
視・管理用計算機とが、分散配置された制御装置や中央
制御装置、あるいは、水、海水や燃料関係のように遠方
に設置された現場制御装置とが光LANや通信回線の伝
送接続ケーブル等の信号線を接続して構成している。
【0003】そして、上位の中央に設置したホストの中
央制御用計算機に格納された診断プログラムに限定され
た条件を予め設定しておき、診断対象の制御装置や現場
制御装置へ診断の信号を信号線を介して送り、診断対象
の制御装置等から返送される診断の信号の変化状態を中
央制御用計算機が受信し、これにより、プラント分散階
層システムの診断を実施していた。
【0004】従来例(2)として、プラントの制御装置
からの信号をプラントデータ処理装置に取り込みプラン
ト分散階層システムを診断する診断装置がある。この診
断装置は、プラントデータ処理装置にプラントを構成す
る主機や補機のプラントのプロセスデータを取り込み、
プラントデータ処理装置がプラントの各機器のプラント
データの異常の有無を判定してプラントの診断をするよ
うにしている。
【0005】また、従来例(3)として、アナログ式の
記録計等にプラントのプロセスデータを記録し、プラン
トの各機器の診断をする診断装置がある。
【0006】次に、従来例(4)として、図11に、従
来のプラント診断システムの具体例を示す。
【0007】図中、プラント診断装置1は、伝送インタ
ーフェイス部2とプラントデータ入力部3とプラントデ
ータ格納部4と演算処理部5とプラントデータ診断出力
部7と出力インターフェイス部8とから構成され、演算
処理部5は、プラントデータ検索処理部5A1とプラン
トデータ登録処理部5A2とからなるプラントデータ管
理部5Aとプラントデータ診断処理部5Bとを設けてい
る。
【0008】プラント診断端末装置(A)9とプラント
診断端末装置(B)10とは、伝送線11によってプラ
ント診断装置1内の出力インターフェイス部8と接続さ
れ、プラント診断装置1に格納されているプラントデー
タの出力や検索および処理の指示等のマンマシン処理を
行う。
【0009】発電プラント分散階層システム30は、制
御用計算機12とプラント監視用計算機13と制御装置
(A)14と制御装置(B)15と制御装置(C)16
と制御装置(D)17とリモートに分散配置された現場
制御装置(A)18と現場制御装置(B)19と現場制
御装置(C)20と発電プラント21とからなってい
る。
【0010】制御装置(A〜C)14〜16は、伝送路
22により、制御用計算機12およびプラント監視用計
算機13に接続されている。また、制御装置(A)14
と制御装置(D)17とは、制御用計算機12およびプ
ラント監視用計算機13を介さないで、別のルートによ
り直接プラント診断装置1に伝送接続ケーブル24を介
して接続している。
【0011】このような従来の発電プラント分散階層シ
ステムの制御装置では、ホストとしての役割をするプラ
ント診断装置1へプラントデータが伝送インターフェイ
ス部2を介してプラントデータ入力部3に入力して、プ
ラントデータがプラントデータ格納部4にプラントデー
タベースとして格納される。
【0012】次に、演算処理部5では、プラントデータ
診断処理部5Bがプラントデータ登録処理部5A2の履
歴データ等とプラントデータとから発電プラント分散階
層システムの診断をする。そして、診断結果が、プラン
トデータ登録処理部5A2に登録されると共に、プラン
トデータ診断出力部7から出力インターフェイス部8を
介してプラント診断端末装置(A)9およびプラント診
断端末装置(B)10に出力される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た診断装置では、詳細事項にまで診断が困難であること
および保守員が故障等の箇所を順次絞り込んで故障箇所
を追求するという診断は極めて難しいという問題があ
る。
【0014】まず、従来例(1)で説明したプラント分
散階層システムの診断装置では、診断対象の制御装置等
に診断信号を送信し、診断対象の制御装置からの状態信
号をホストの計算機が収集して診断していたため計算機
による本来の処理以外に診断処理が必要となり、短時間
の診断は難しく、診断対象の制御装置等も限定され、プ
ラントの機器の構成部品レベルの診断信号を収集するこ
とは困難である。従って、診断対象の単位がプラントの
機器程度となり、機成部品について詳細な診断ができな
かった。
【0015】従来例(2)で説明したプラント分散階層
システムの診断装置では、本来のプラント処理装置によ
る処理以外に診断処理を行っているため従来例(1)と
同様にプラントの機器の構成部品レベルの診断信号を処
理しようとすれば、大量で、かつ、複雑な処理が必要と
なる装置となる。
【0016】従来例(3)で説明した記録計等によるプ
ラント分散階層システムの診断では、プラント機器の構
成部品レベルの数千点のプラントデータを長時間保存す
ることは物理的に不可能である。
【0017】また、従来例(4)として図11に示すプ
ラント分散階層システムの診断装置では、プラントの機
器の構成部品レベルのデータを収集して診断処理しよう
とすると、処理データ量が膨大となり、迅速で、的確な
診断をするためには保守員に高度の専門知識が要求され
るという問題がある。
【0018】例えば、故障箇所をプリント基板のような
保守可能な詳細事項の故障診断対象としての単位まで絞
り込む場合、故障内容によっては、人間系の専門知識を
用いて手動操作によりプラント診断を進めなければ、迅
速に的確な診断ができなかった。
【0019】さらに、例えば、各制御装置の故障箇所を
プリント基板の如く診断対象を保守可能な単位まで絞り
込む場合、手動への切替え、電源のOFF、プリント基
板の差し換え、電源の再投入等の手順を保守員が現場で
効果的に進めていくことが求められる。この場合にも専
門知識がなくては上記操作手順に従って行うのは困難で
ある。また、従来のプラント分散階層システムの診断装
置では、保守員に対して診断結果をガイダンスする装置
を現場に簡単に持っていくことができなかった。従っ
て、現場で順次、保守員が診断対象を絞り込むとき、対
応した診断結果が直ちに得られないため保守員は、大変
な手間を要していた。
【0020】そこで、本発明は、プラント分散階層シス
テムの不具合診断にあたって保守可能な単位まで診断対
象を拡大して的確な診断をすることができるプラント分
散階層システムの診断装置を提供することを目的とす
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、プラ
ントと、このプラントを分散制御する複数の制御装置
と、これらの制御装置からのプラントデータおよびプラ
ントからプラントデータを収録して、総合的プラントを
制御および監視する上位の計算機とからなるプラント分
散階層システムを診断するプラント分散階層システムの
診断装置において、分散階層システムから診断に必要な
プラントデータを伝送インターフェイス部を介して入力
するプラントデータ入力部と、このプラントデータ入力
部により入力したプラントデータをプラントデータベー
スとして収集するプラントデータ収集部と、分散階層制
御システムの診断に必要な知識データを知識データベー
スとして蓄積する診断知識部と、プラントデータベース
のデータと知識データベースの知識データと対話出力部
から入力されるデータとに基づいて推論を実行し、推論
結果を知識データベースに蓄積すると共に、対話出力部
へ出力するプラントデータ診断処理部とからなるプラン
ト診断装置を設けるようにしたものである。
【0022】請求項2の発明は、外部からの要求によつ
て知識データベースから選択して選択知識データベース
を出力するプラントデータ診断選択出力部と、選択知識
データベースを外部の診断装置へ出力する出力インター
フェイス部とをプラント診断装置に付加するようにした
ものである。
【0023】請求項3の発明は、選択知識データベース
およびプラントデータを入力する入力部と、この入力部
により入力された選択知識データベースおよびプラント
データをプラントデータベースとして格納するプラント
データ診断収集部と、前記選択知識データベースとプラ
ントデータベースと外部からの情報に基づいて診断をす
るプラントデータ診断処理部とからなるプラント診断補
助装置をプラント診断装置に付加するようにしたもので
ある。
【0024】
【作用】請求項1の発明は、分散階層制御システムから
診断に必要なプラントデータが伝送インターフェイス部
を介してプラントデータ入力部へ入力される。入力され
たプラントデータは、プラントデータ収集部にプラント
データベースとして収集される。そして、分散階層制御
システムの診断に必要な知識データが診断知識部に知識
データベースとして蓄積される。プラントデータベース
のデータと知識データベースとに基づいて推論を実行
し、推論結果知識データベースを蓄積すると共に、対話
出力部へ出力する。この構成で、プラントデータ収集部
に格納されるプラントデータベースを機器の構成部品単
位のプラントデータで構成することにより、このプラン
トデータと知識データベースとから機器の構成部品単位
の診断が迅速に、かつ、的確にできる。従って、従来の
ように、機器単位の診断をした後、保守員が自己の知識
と経験等に基づいて機器の構成部品単位の診断をしなく
ても、機器の構成部品単位の診断結果が出力される。
【0025】請求項2の発明は、外部からの要求によつ
て知識データベースから選択して選択知識データベース
が選択され出力される。そして、選択知識データベース
を入力して保存し、プラントデータと選択知識データベ
ースとから診断する機能を有する手段を付加することに
よりプラント診断装置と独立して診断ができる。
【0026】請求項3の発明は、前記選択知識データベ
ースおよびプラントデータが入力部により入力され、選
択知識データベースおよびプラントデータベースがプラ
ントデータ診断収集部に格納される。プラントデータ診
断処理部では、選択知識データベースとプラントデータ
ベースと外部からの情報に基づいて診断がされる。これ
により、プラント診断補助装置を診断対象の機器の近傍
に配置して診断対象の機器の構成部品を操作しながら順
次診断を進めて保守可能な単位まで絞り込んだ診断がで
きる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0028】図1は、本発明の第1実施例を示すプラン
ト分散階層システムの診断装置の基本構成図である。従
来技術を示す図11と同一符号は、同一部分または相当
部分を示し、両者が異なる主な相違点は、プラント診断
装置1の構成を異にしプラント診断装置1Aとしたこと
である。
【0029】また、プラント診断装置1Aには、対話出
力部28と帳票出力装置29とが接続され、さらに、発
電プラント分散階層システム30が伝送接続ケーブル2
4によって接続されている。そして、発電プラント分散
階層システム30には、機器単位でなく機器の構成部品
単位、例えば、変換器やプラント基板の各種状態量を示
すデータをプラントデータとして取り出す手段が配置さ
れ、プラントデータが周期的に伝送接続ケーブル24に
よってプラント診断装置1Aに入力するようにしてい
る。
【0030】プラント診断装置1Aは、具体的に、図2
に示すように、伝送インターフェイス部2とプラントデ
ータ入力部3とプラントデータ収集部31とプラントデ
ータ診断処理部32とプラントデータ診断知識部33と
プラントデータ診断登録部34と補助プラントデータ診
断知識部35とプラントデータ診断出力インターフェイ
ス部36とから構成される。
【0031】ここで、プラントデータ収集部31は、プ
ラントデータ入力部3によって取り込んだ機器の構成部
品単位のプラントデータをプラントデータベースとして
格納するものである。プラントデータ診断処理部32
は、プラントデータベースと主プラントデータ診断知識
部33の知識データベースと補助プラントデータ診断知
識部35からの補助知識データベースと対話出力部28
からプラントデータ診断入出力インターフェイス部36
を介して入力されるプラント不具合診断知識情報に基づ
いて、機器の構成部品単位の不具合や故障の診断を実施
するものである。
【0032】主プラントデータ診断知識部33は、発電
プラント分散階層システム30の全体の不具合故障診断
に関する知識データを蓄積して知識データベースとして
格納するものである。この主知識データベースは、発電
プラント分散階層システム30から伝送接続ケーブル2
4を介して取り込んだプラントデータおよび対話出力部
28からプラントデータ診断入出力インターフェイス部
36を介して、入力された情報に基づいてプラントデー
タ診断処理部32により作成されたものである。この他
に、上記知識データには、リモートに設置し、現場でし
か得られないプラントデータや制御装置、例えば、バル
ブの現場でしか得られないプラントデータや故障した各
制御装置の手動による試験結果および中央制御室に設置
した各制御装置のデータの診断データや不具合データも
含まれている。
【0033】プラントデータ診断登録部34は、プラン
トデータ診断処理部32が診断処理するための基準値や
設定値を予め登録し、また、”条件”と”結論”のルー
ルを予め記憶している。
【0034】補助プラントデータ診断知識部35は、主
プラントデータ診断知識部33と同様に構成されてお
り、同様の機能を有し、主プラントデータ診断知識部3
3を補助して、より大量の知識データベースを蓄積する
ものである。
【0035】プラントデータ診断入出力インターフェイ
ス部36は、対話出力部28から入力される診断に必要
な情報をプラントデータ診断処理部32へ出力すると共
に、プラントデータ診断処理部32による診断状況や診
断結果を対話出力部28や帳票出力装置29へ出力する
ものである。
【0036】以上の構成で、発電プラント分散階層シス
テム30の制御装置(A〜D)14〜17、現場制御装
置(A,B,C,D)18,19,20,45等の構成
部品単位のプラントデータが制御用計算機12およびプ
ラント監視用計算機13に取り込まれる。そして、プラ
ント診断装置1Aで制御用計算機12からの伝送接続ケ
ーブル24を介して、プラントデータが取り込まれる。
【0037】ここで、発電プラント分散階層システム3
0から伝送接続ケーブル24を介して伝送インターフェ
イス部2に入力されるプラントデータ伝送項目について
図3を参照して説明する。
【0038】図中、制御装置(A〜D)14〜17に対
して、各制御装置のプラントデータ項目は、図3に示す
ように機器に対して構成部品毎に識別するためのデータ
項目が用意されている。すなわち、制御装置(A)14
は、データ項目として、A1,・・・・,An、制御装
置(B)15は、B1,・・・・,Bn、制御装置
(C)16は、C1,・・・・,Cn、制御装置(D)
17は、D1,・・・・,Dn、に分類されている。
【0039】各々のデータ項目は、プラント診断装置1
Aにおいても、対応して図3と同様にデータ項目として
データをフォーマット化して分類し、必要に応じてデー
タ項目を階層化する構成にできるようにしている。
【0040】データ項目は、図4に示すように、図3に
示したデータ項目に対して、分類項目名、プラントデー
タ、フラグ、コメントという項目から成り立っている。
データ項目は、例えば、「制御装置」、「部品」、「プ
ラント基板」等というようにデータ項目に対して人間系
で付与された項目名である。分類項目は、データ項目の
分類を一意的に識別するコードである。
【0041】データは、データ項目に関連するプラント
データの項目である。フラグは、”0”が立った場合に
は、各制御装置および現場制御装置からのプラントデー
タであることを示し、”1”が立った場合には、後述す
る第3実施例で説明するプラント診断補助装置25から
転送されたプラントデータであることを示す。
【0042】また、図5に示すように、データ項目が分
類情報として管理される。分類情報としては、各分類毎
に分類コードとそれに対するコメントが設定され、これ
らの分類情報をプラント診断装置1Aに対して対話出力
部28から、人間系で登録できるようになつている。な
お、この分類コードと図4に示すデータ項目とは対応す
るようになっている。
【0043】上記図4に示す構成のプラントデータを入
力したプラントデータ診断処理部32は、主プラントデ
ータ診断知識部33や補助プラントデータ診断知識部3
5または対話出力部28からのプラントの不具合診断や
故障診断に必要な情報を収集して診断を実行する。
【0044】ここで、診断知識部として主プラントデー
タ診断知識部33とプラントデータ診断登録部34と補
助プラントデータ診断知識部35とを図6を参照して具
体的に説明する。
【0045】主プラントデータ診断知識部33は、推論
部33aとプラント不具合診断データ更新部33bと記
憶部33cとからなる。推論部33aでは、診断する対
象のプラントデータと対応する不具合のプラントデータ
と結論と予め設定された基準設定値とを用いてルールが
成立するか否かを推論する。
【0046】この結果、「条件」が成立したとき、対応
する結論と対応する診断対象となったプラントデータと
が、プラント不具合診断データ更新部33bによって更
新され、記憶部33cに格納される。
【0047】補助プラントデータ診断知識部35は、主
プラントデータ診断知識部33と同様に構成され、プラ
ントデータベース部35aとプラントデータ更新部35
bと記憶部35cとから構成されており、主プラントデ
ータ診断知識部33と同様な機能を有し、主プラントデ
ータ診断知識部33の記憶部33cについて格納エリア
が一杯になったとき、補助プラントデータ診断知識部3
5を用いて主プラントデータ診断知識部33をバックア
ップする。
【0048】プラントデータ診断登録部34は、データ
記憶登録部34aとルール記憶登録部34bとから構成
される。データ記憶登録部34aは、推論部33aにお
いて推論するときの基準設定値を予め記憶する。ルール
記憶登録部34bはルールを予め登録する。
【0049】次に、プラントデータ診断処理部32の処
理について図7を参照しつつ説明する。
【0050】まず、プラントデータ診断処理部32で
は、プラントデータがプラントデータ収集部31からプ
ラントデータ診断処理部32に読み込まれ、さらに、プ
ラントデータを診断するか否かを判定する診断しきい値
が読み込まれる(101)(102)。この診断しきい
値は、プラントデータに対応して図示省略する記憶手段
に格納されている。
【0051】次に、プラントデータ診断処理部32は、
これらプラントデータと診断しきい値とからプラントデ
ータを診断するか否かの判定をする(103)。この処
理では、例えば、プラントデータが診断しきい値と比較
して所定の条件のとき診断をすると判定をする。この処
理で診断しないと判定されたとき、予め定められた順序
の次のプラントデータについて同様の処理がされる。
【0052】また、診断をすると判定がされると、プラ
ントデータ診断処理部32は、主プラントデータ診断知
識部33に不具合診断データ、つまり、過去の診断対象
のプラントデータと、その結論があるか否かの検索がさ
れる(104)。この場合に、不具合診断データが主プ
ラントデータ診断知識部33にないとき、補助プラント
データ診断知識部35にあるか否かの検索がされ、補助
プラントデータ診断知識部35にも不具合診断データが
ないとき、対応するプラントデータの診断処理を終了
し、次のプラントデータの処理を行う(105)。
【0053】また、主プラントデータ診断知識部33ま
たは補助プラントデータ診断知識部35のいずれかに不
具合診断データがあるとき、記憶部33cまたは記憶部
35cから不具合診断データが取り出され、続いて、デ
ータ記憶登録部34aから基準設定値が取り出され、ル
ール記憶登録部34bからルールが取り出される(10
6)(107)。これにより、推論部33a,35aに
よってルールに基づいて推論を実行する(108)。
【0054】次に、ルールが成立するか否かの判定がさ
れる(109)。この結果、ルールが成立すると判定さ
れたとき、プラント不具合診断データ更新部33bまた
はプラントデータ更新部35bによって記憶部33cま
たは記憶部35cの不具合診断データが更新される(1
10)。この処理で、複数のルールが成立するとき、推
論確度を数値等によって表す。そして、この推論結果が
対話出力部28および帳票出力装置29に出力される
(111)。この推論結果に対して保守員が、さらに、
詳細に診断したいとき、対話出力部28から必要な情報
を入力して、再び推論を実行させる。この処理によって
保守可能のレベルまで診断対象を絞り込む。全ての診断
処理が終了し、次のプラントデータについて同様の処理
がされる。
【0055】このように第1実施例では、いわゆる機器
の構成部品レベルのプラントデータについて知識データ
ベースを活用して診断するようにしているため分散階層
システムの保守可能なレベルの詳細事項の診断結果が迅
速に、かつ、的確に出力される。また、保守可能のレベ
ルまで診断結果が出力されない場合には、外部から保守
員が対話しつつ、保守可能のレベルまで順次絞り込んで
行うことができる。これによって、従来のように保守員
が現場に行って試験器等を接続して、詳細事項について
保守員の判断に頼って診断する煩雑な手間が軽減され、
しかも専門的な知識をそれ程要することがなく診断がで
きる。
【0056】次に、本発明の第2実施例を図8を参照し
て説明する。
【0057】図8が図1および図2に示す第1実施例と
異なる点は、プラントデータ診断選択出力部37と出力
インターフェイス部38とを追設したことである。
【0058】ここで、プラントデータ診断選択出力部3
7は、主プラントデータ診断知識部33または補助プラ
ントデータ診断知識部35の記憶部33cまたは記憶部
35cに格納された不具合診断データを対話出力部28
からの要求によって選択して取り出し、これを不具合診
断データベースとして格納するものである。
【0059】出力インターフェイス部38は、プラント
データ診断選択出力部37の不具合診断データベースを
対話出力部28からの要求に従って、他の診断装置等へ
出力するものである。
【0060】上記構成によれば、まず、保守員が対話出
力部28から診断に必要な不具合診断データを検索して
順次選択する。これによつて、主プラントデータ診断知
識部33または補助プラントデータ診断知識部35の記
憶部33cまたは記憶部35cから不具合診断データが
抽出され、プラントデータ診断選択出力部37に不具合
診断データベースとして格納される。この状態で、出力
インターフェイス部38に他の診断装置を接続して、出
力インターフェイス部38から他の診断装置の記憶媒体
へ不具合診断データを格納することができる。また、他
の診断装置を接続しなくても、ハンディターミナルに格
納したり、FDに格納して後に知識データを活用するこ
とができる。
【0061】このように、第2実施例によれば、出力イ
ンターフェイス部38の構成を汎用性のある規格に合っ
た、例えば、GPIBインターフェイス等にすることに
よって、開発済の汎用の種々の診断装置や解析装置へ不
具合診断データを格納させ、新たに知識データを作成す
ることなく発電プラント分散階層システム30の診断に
用いることができる。この場合に、不具合診断データを
格納した診断装置を任意に現場近くに移動して診断する
こともできる。
【0062】次に、本発明の第3実施例を図9を参照し
て説明する。
【0063】図9が第2実施例を示す図8と異なる点
は、伝送線27によってプラント診断装置1Bに接続さ
れるプラント診断補助装置25と出力装置26とを追設
したことである。
【0064】プラント診断補助装置25は、入力部40
とプラントデータ診断収集部41とプラントデータ診断
処理部42と対話処理部43とから構成されている。
【0065】ここで、入力部40は、入力インターフェ
イスとして、伝送線27を介してプラント診断装置1B
の出力インターフェイス部38から不具合診断データベ
ースを入力するものである。プラントデータ診断収集部
41は、入力部40より入力した不具合診断データベー
スを格納するものである。なお、入力部40とプラント
データ診断収集部41は、プラントデータを収集しプラ
ントデータベースとして格納するようにしている。
【0066】プラントデータ診断処理部42は、プラン
トデータ診断処理部32と同様の機能を有し、プラント
データ診断収集部41の不具合診断データベースとプラ
ントデータベースと対話処理部43からの情報に基づい
てプラントの診断をするものである。対話処理部43
は、出力装置26によって対話するものである。なお、
プラントデータ診断処理部42には、図示省略する診断
知識部が接続され、プラント診断装置1Bと同様に知識
データを蓄積するようにしている。
【0067】上記構成によって、プラントデータ診断処
理部32で得られ、プラントデータ診断選択出力部37
に格納された不具合診断データベースが取り出され出力
インターフェイス部38に出力される。
【0068】次に、プラント診断補助装置25では、入
力部40を介して不具合診断データベースがプラントデ
ータ診断収集部41に格納される。そして、プラントデ
ータ診断処理部42では、不具合診断用データベースを
用いて、プラント診断装置1Bのプラントデータ診断処
理部32と同様の処理によってプラントの診断処理が実
行される。
【0069】これによって、プラントの不具合および診
断の知識情報が、プラント診断補助装置25内にも格納
されることから、プラント診断補助装置25は、プラン
ト診断装置1Bの診断知識データの分担をすることにな
る。
【0070】また、伝送線27を取り外すことによりプ
ラント診断補助装置25は、プラント診断装置1Bと切
り離して、現場に簡単に移動して診断を実施することが
できるようになっている。
【0071】例えば、発電プラント分散階層システム3
0の現場制御装置の不具合故障診断を実施しようとする
とき、その現場へプラント診断補助装置25を移動す
る。そして、診断対象の制御装置等の詳細な不具合故障
診断を実施することができる。
【0072】すなわち、プラントデータ診断処理部42
では、対話処理部43から、不具合な制御装置の詳細事
項について、その診断結果が対話処理部43を介して、
出力装置26に出力表示される。
【0073】保守員は、この出力装置26の表示に従っ
て、不具合や診断対象の制御装置等詳細な事項、例え
ば、プラント基板の試験をさらに実施し、これに対する
プラントデータ診断処理部42の診断結果を解析する。
これによって、不具合および故障箇所を順次保守可能な
単位まで絞り込んでいくことができる。
【0074】なお、図4に示したデータ項目の構成を複
数ビットのフラグ方式とすることにより、伝送線27で
接続されるプラント診断補助装置25が複数台として、
シリアルな伝送線によってプラント診断装置1Bに接続
することができる。
【0075】次に、本発明の第4実施例を図10を参照
して説明する。
【0076】本実施例は、プラント診断装置1Bとプラ
ントデータ処理装置51とが光伝送ケーブル52によっ
て接続され、プラントデータ処理装置51が発電プラン
ト分散階層システム30にデータ収集ケーブル53によ
って接続されている。また、プラント診断装置1Bとハ
ンディターミナル54とが光伝送ケーブル52によって
接続され、ハンディターミナル54がデータ収集ケーブ
ル53によって発電プラント分散階層システム30に接
続されている。
【0077】上記構成で、発電プラント分散階層システ
ム30からのプラントデータがデータ収集ケーブル53
によりプラントデータ処理装置51に入力されると共
に、ハンディターミナル54に入力されそれぞれプラン
トデータベースが構築される。プラント診断装置1Bで
は、プラントデータ診断登録部34や補助プラントデー
タ診断知識部35の知識データベースとプラントデータ
収集部31のプラントデータベースとからプラントデー
タ診断処理部32が演算処理を実行し、知識データベー
スを構築する。
【0078】本実施例によれば、プラント診断装置1B
に限らずプラントデータ処理装置51やハンディターミ
ナル54にプラントデータをプラントデータベースとし
て分担して格納できる。従って、発電プラント分散階層
システム30の分散配置された機器に対応して、プラン
トデータ処理装置51やハンディターミナル54を配置
してプラントデータを多量に格納することができる。
【0079】なお、上記の実施例では、保守員等がプラ
ント診断装置またはプラント診断補助装置と対話して診
断する例を説明したが、AI機能を活用すると共に、各
診断装置の試験を自動的に実施するインターフェイスお
よび演算制御部を設ければ、制御装置や現場制御装置の
被診断装置の不具合診断結果が自動的に収集され、プラ
ント診断結果を自動的に収集することも可能である。
【0080】この場合、プラント診断装置とプラント診
断補助装置とを各制御装置や現場制御装置に伝送ケーブ
ルで接続し、メモリダンプの実施や信号波形や各制御装
置や現場制御装置のデータを吸い上げることでデータ処
理機能を向上させることにより、不具合診断のデータを
収集することが必要である。
【0081】このように、分散階層システムの不具合や
診断の詳細な内容がリモートで診断を実行することがで
きる。
【0082】また、現場制御装置に対する試験や保守作
業を含む詳細な診断については、必要とする診断知識デ
ータベースが格納されたプラント診断補助装置を対象と
する制御装置の近くに設置することが可能である。ま
た、プラント診断装置と発電プラント分散階層システム
30とを伝送線や通信回路で接続してシステム的に大規
模な診断システムを構成できると共に、大容量プラント
から小容量のプラントまで適用することもできる。な
お、本実施例では、いわゆる保守可能な部品レベルの診
断の例を説明したが、これに限ることなく、機器レベル
の診断にも適用でき、この場合、保守員に専門知識がな
くても十分な診断ができるという著しい効果がある。
【0083】また、プラント診断補助装置により、各出
力装置との対話機能により保守作業が知識データベース
の活用をすることができるので、熟練度の低い保守員で
も、高度な熟練者と同様の保守診断や不具合分析および
データ処理解析が実施できる。
【0084】また、プラント診断装置とプラント診断補
助装置と組合せて使用することで、プラント診断装置ま
たはプラント診断補助装置の双方で同様の知識データベ
ースを蓄積する必要がなく、相互に知識データベースが
活用できるため効率的である。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、プラントデータ収集部に格納されるプラントデー
タベースを機器の構成部品単位のプラントデータで構成
することにより、このプラントデータと知識データベー
スとを活用して機器の構成部品単位の診断が迅速に、か
つ、専用知識を要することなく、正確にできる。従っ
て、従来のように、機器単位の診断をした後、保守員が
自己の知識と経験等に基づいて機器の構成部品単位の診
断をしなくても、機器の構成部品単位の診断結果ができ
る。
【0086】請求項2の発明は、外部からの要求によつ
て知識データベースから選択された選択知識データベー
スが選択され出力される。従って、別の診断装置に、同
様の知識データベースを新たに蓄積する必要がなく、知
識データベースが活用できるため効率的である。
【0087】請求項3の発明は、プラント診断装置と別
に、プラント診断補助装置を診断対象の機器の近傍に配
置して診断対象の機器の構成部品を操作しながら順次診
断を進めて保守可能な単位まで絞り込んだ診断ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すプラント分散階層シ
ステムの診断装置の基本構成図である。
【図2】図1のプラント分散階層システムの診断装置に
おけるプラント診断装置を示す構成図である。
【図3】図1のプラント分散階層システムの診断装置に
おけるデータ項目情報の説明図である。
【図4】図1のプラント分散階層システムの診断装置に
おけるデータ項目情報の構成図である。
【図5】図4のデータ項目情報に対応する分類情報の構
成図である。
【図6】図2のプラント分散階層システムの診断装置に
おける主プラントデータ診断知識部とプラントデータ診
断登録部と補助プラントデータ診断知識部とを示す構成
図である。
【図7】図2のプラント分散階層システムの診断装置に
おけるプラントデータ診断処理部の処理を示すフローチ
ャートである。
【図8】本発明の第2実施例を示すプラント分散階層シ
ステムの診断装置の構成図である。
【図9】本発明の第3実施例を示すプラント分散階層シ
ステムの診断装置の構成図である。
【図10】本発明の第4実施例を示すプラント分散階層
システムの診断装置の構成図である。
【図11】従来例を示すプラント分散階層システムの診
断装置の基本構成図である。
【符号の説明】
1A プラント診断装置 2 伝送インターフェイス部 3 プラントデータ入力部 4 プラントデータ格納部 5 演算処理部 5A プラントデータ管理部 5A1 プラントデータ検索処理部 5A2 プラントデータ登録処理部 5B プラントデータ診断処理部 12 制御用計算機 13 プラント監視用計算機 14,15,16,17 制御装置(A),(B),
(C),(D) 18,19,20,45 現場制御装置(A),
(B),(C),(D) 21 発電プラント 22 伝送路 24 伝送接続ケーブル 25 プラント診断補助装置 26 出力装置 28 対話出力部 29 帳票出力装置 30 発電プラント分散階層システム 31 プラントデータ収集部 32 プラントデータ診断処理部 33 主プラントデータ診断知識部 34 プラントデータ診断登録部 35 補助プラントデータ診断知識部 36 プラントデータ診断入出力インターフェイス部 37 プラントデータ診断選択出力部 38 出力インターフェイス部 40 入力部 41 プラントデータ診断収集部 42 プラントデータ診断処理部 43 対話処理部 44 出力装置 51 プラントデータ処理装置 52 光伝送ケーブル 53 データ収集ケーブル 54 ハンディターミナル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電プラント等の分散
階層システムにおける分散配置された制御装置等の故障
等を診断する診断装置に係り、特に、専門知識の劣しい
保守員でも、詳細事項の不具合や故障の診断ができるプ
ラント分散階層システムの診断装置に関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、プラ
ントと、このプラントを分散制御する複数の制御装置
と、これらの制御装置からのプラントデータおよびプラ
ントからプラントデータを収録して、総合的プラントを
制御および監視する上位の計算機とからなるプラント分
散階層システムを診断するプラント分散階層システムの
診断装置において、分散階層システムから診断に必要な
プラントデータを伝送インターフェイス部を介して入力
するプラントデータ入力部と、このプラントデータ入力
部により入力したプラントデータをプラントデータベー
スとして収集するプラントデータ収集部と、分散階層シ
ステムの診断に必要な知識データを知識データベースと
して蓄積する診断知識部と、プラントデータベースのデ
ータと知識データベースの知識データと対話出力部から
入力されるデータとに基づいて推論を実行し、推論結果
を知識データベースに蓄積すると共に、対話出力部へ出
力するプラントデータ診断処理部とからなるプラント診
断装置を設けるようにしたものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】
【作用】請求項1の発明は、分散階層システムから診断
に必要なプラントデータが伝送インターフェイス部を介
してプラントデータ入力部へ入力される。入力されたプ
ラントデータは、プラントデータ収集部にプラントデー
タベースとして収集される。そして、分散階層システム
の診断に必要な知識データが診断知識部に知識データベ
ースとして蓄積される。プラントデータベースのデータ
と知識データベースとに基づいて推論を実行し、推論結
果知識データベースを蓄積すると共に、対話出力部へ出
力する。この構成で、プラントデータ収集部に格納され
るプラントデータベースを機器の構成部品単位のプラン
トデータで構成することにより、このプラントデータと
知識データベースとから機器の構成部品単位の診断が迅
速に、かつ、的確にできる。従って、従来のように、機
器単位の診断をした後、保守員が自己の知識と経験等に
基づいて機器の構成部品単位の診断をしなくても、機器
の構成部品単位の診断結果が出力される。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントと、このプラントを分散制御す
    る複数の制御装置と、これらの制御装置からのプラント
    データおよび前記プラントからプラントデータを収録し
    て、総合的に前記プラントを制御および監視する上位の
    計算機とからなるプラント分散階層システムを診断する
    プラント分散階層システムの診断装置において、 前記分散階層システムから診断に必要なプラントデータ
    を伝送インターフェイス部を介して入力するプラントデ
    ータ入力部と、このプラントデータ入力部により入力し
    た前記プラントデータをプラントデータベースとして収
    集するプラントデータ収集部と、前記分散階層制御シス
    テムの診断に必要な知識データを知識データベースとし
    て蓄積する診断知識部と、前記プラントデータベースの
    データと前記知識データベースの知識データと対話出力
    部から入力されるデータとに基づいて推論を実行し、推
    論結果を前記知識データベースに蓄積すると共に、前記
    対話出力部へ出力するプラントデータ診断処理部とから
    なるプラント診断装置を備えたことを特徴とするプラン
    ト分散階層制御システムの診断装置。
  2. 【請求項2】 外部からの要求によつて前記知識データ
    ベースから選択して選択知識データベースを出力するプ
    ラントデータ診断選択出力部と、前記選択知識データベ
    ースを外部の装置へ出力する出力インターフェイス部と
    を前記プラント診断装置に付加したことを特徴とする請
    求項1記載のプラント分散階層制御システムの診断装
    置。
  3. 【請求項3】 前記選択知識データベースおよびプラン
    トデータを入力する入力部と、この入力部により入力さ
    れた前記選択知識データベースおよびプラントデータを
    プラントデータベースとして格納するプラントデータ診
    断収集部と、前記選択知識データベースとプラントデー
    タベースと外部からの情報に基づいて診断をするプラン
    トデータ診断処理部とからなるプラント診断補助装置を
    前記プラント診断装置に付加したことを特徴とする請求
    項2記載のプラント分散階層制御システムの診断装置。
  4. 【請求項4】 前記プラント診断補助装置を可搬可能
    で、かつ、前記プラント診断装置と分離可能の構成と
    し、前記プラント診断補助装置を診断対象物の近傍に配
    置して診断することを特徴とする請求項3記載のプラン
    ト分散階層制御システムの診断装置。
  5. 【請求項5】 前記診断知識部は、条件と結論のルール
    により推論する推論部と、ルールの成立した結論とプラ
    ントデータとをプラント不具合診断データとして更新す
    るプラント不具合診断データ更新部と、前記プラント不
    具合診断データを記憶する記憶部とからなる主プラント
    データ診断知識部および補助プラントデータ診断知識部
    とを備えると共に、ルールを記憶するルール記憶部と、
    基準設定値を記憶するデータ記憶部とを備えたことを特
    徴とする請求項1乃至請求項4記載のプラント分散階層
    制御システムの診断装置。
  6. 【請求項6】 前記プラント分散階層制御システムから
    伝送線を介してプラントデータを収集し、プラントデー
    タベースを構築し、前記プラント診断装置へ伝送線を介
    してプラントデータを出力するプラントデータ処理装置
    またはハンディターミナルを前記プラント診断装置に付
    加したことを特徴とする請求項1乃至請求項5記載のプ
    ラント分散階層制御システムの診断装置。
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