JP2000330627A - 機器カルテ管理評価装置および同装置を用いた機器カルテ管理評価方法 - Google Patents

機器カルテ管理評価装置および同装置を用いた機器カルテ管理評価方法

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俊一 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プラント等の機器の評価対象データの因果関係
とその相関関係から機器の運転性能や劣化状況等を評価
し、その評価結果を機器カルテとして集約して表示する
ことにより、機器の包括的な情報を効率的に把握できる
ようにする。 【解決手段】プラントの機器の健全性を評価する要素と
なるデータを複数の異なる情報源から取り込む通信手段
1と、この通信手段を介して取り込んだデータの中から
健全性に影響を及ぼす要素となるものを抽出し、因果関
係または相関関係のあるものをグループ化するデータ処
理手段およびデータ処理手段によって分けられたグルー
プ毎のデータ間での機器または部品の性能または状況に
ついての管理データ作成手段等を有する情報処理装置2
と、通信手段で取り込まれたデータや管理データ等を記
憶する機器カルテ管理データベース3と、この画像処理
手段で処理された画像信号を取り込んで機器および部品
の性能および状況を機器カルテとしてモニター表示する
表示手段4と、各手段を操作するための入力手段5とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば原子力発電
プラント等の大型プラントの機器の運転や保守業務等に
適用される支援技術に係り、特に同一プラントにおける
運転、点検、補修等の個別的に得られる情報および記録
等を総括的に評価要素として取り入れた機器カルテを作
成し、そのカルテ情報を基にして合理的な計画策定に貢
献することができる機器カルテ管理評価装置および同装
置を用いた機器カルテ管理評価方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、原子力発電プラント等の大型プラ
ントの機器の運転性能や劣化状況等の評価は、設計、技
術、運転、保守等の各部門において、それぞれ時間や場
所を異にして得られた観測データ、測定データ、記録デ
ータ、評価データ等に基づいて、個別に実施されてい
た。
【0003】近年は、原子力発電プラント等の大型プラ
ントの経済性向上への要求が強まる中、設備の信頼性を
維持および向上を図り、保守コストを低減する合理的な
保守の実施が不可欠となってきている。このためには、
機器の運転性能や劣化状況等をより精度良く把握し、そ
の変化に応じた適切な運転および保守計画を策定してい
くことが重要となってきている。
【0004】しかし、従来の技術では、機器の運転性能
や劣化状況等の評価に必要とされるデータが、上記のよ
うに複数の部門に分散し、それぞれ個別に管理および評
価されているため、各データ間の因果関係とその相関関
係については、体系的かつ定量的に評価されておらず、
機器の運転性能や劣化状況等は、必ずしも精度良く評価
できる状況ではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】機器の運転性能や劣化
状況等を精度良く評価するためには、複数の部門に分散
され、個別に管理、評価されているデータを1つのデー
タベースに集約して管理することが考えられる。このよ
うな管理は現状の計算機技術やネットワーク技術の適用
により容易に可能であり、データを効率的に活用できる
が、単にデータを集約して管理しただけでは、格別高精
度の評価を行うことはできない。
【0006】また、機器の運転性能や劣化状況等の評価
は、データが複数の部門に分散され、個別に管理されて
いる場合、従来では、機器の運転および保守に関する専
門家により、その専門家の業務範囲や知識の範囲内で必
要なデータが整理され評価されているが、その評価は機
器の包括的な評価とはなっておらず、必ずしも機器の運
転性能や劣化状況等を精度良く評価することはできない
という問題点がある。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、各部門の専門家の評価における評価対象データ
の因果関係とその相関関係から機器の運転性能や劣化状
況等を評価し、その評価結果の要約情報を機器カルテと
して集約して表示することにより、機器の包括的な情報
を効率的に把握できる機器カルテ管理評価装置および同
装置を用いた機器カルテ管理評価方法を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、プラントの機器の健全性を評
価する要素として、当該機器およびその部品に関する設
計仕様データ、状態監視データ、運転データ、点検記録
データ、運転履歴データ、保守基準データ、重要度デー
タ、故障劣化モードデータおよびリスクデータの少くと
も2以上を複数の異なる情報源から取り込む通信手段
と、この通信手段を介して取り込んだデータの中から前
記健全性に影響を及ぼす要素となるものを抽出し、かつ
それらの抽出データから前記機器および部品毎に対応す
る健全性についての因果関係または相関関係のあるもの
を選び出し、その選び出されたデータを前記関係毎にグ
ループ化するデータ処理手段と、このデータ処理手段に
よって分けられたグループ毎のデータ間での前記機器ま
たは部品の性能または状況についての評価を行い、これ
により管理データを作成する管理データ作成手段と、前
記通信手段で取り込まれたデータ、前記データ処理手段
によってグループ化されたデータおよび前記管理データ
作成手段によって作成された管理データを機器カルテ管
理データとして記憶する機器カルテ管理データベース
と、この機器カルテ管理データベースに記憶されている
情報を画像処理する画像処理手段と、この画像処理手段
で処理された画像信号を取り込んで前記機器カルテ管理
データベースに記憶された情報に基づく前記機器および
部品の性能および状況を機器カルテとして機器または部
品単位に集約してモニター表示する表示手段と、前記各
手段を操作するための入力手段とを備えたことを特徴と
する機器カルテ管理評価装置を提供する。
【0009】請求項2の発明では、請求項1記載の機器
カルテ管理評価装置において、機器カルテ管理データベ
ースに記憶されている情報をプリント出力する出力手段
を備えたことを特徴とする機器カルテ管理評価装置を提
供する。
【0010】請求項3の発明では、請求項1または2記
載の機器カルテ管理評価装置を用いた機器カルテ管理評
価方法であって、機器または部品の運転性能、劣化状況
その他の評価に必要となる情報を、設計、製造、運転、
保守の各業務において分散して管理されている各種の情
報源より収集し、機器カルテ管理データベースでは、機
器または部品毎に集約して包括的に管理することを特徴
とする機器カルテ管理評価方法を提供する。
【0011】請求項4の発明では、請求項1または2記
載の機器カルテ管理評価装置を用いた機器カルテ管理評
価方法において、機器カルテ管理データベースに記憶さ
れる機器および部品の設計仕様データは、性能、型式、
材質または寸法に関するデータであり、状態監視データ
は、前記機器の運転に伴い観測される振動、音響または
温度等のデータであり、運転データは、前記機器の運転
に伴い観測される流量、圧力または電流に関するデータ
であり、点検記録データは、前記機器点検に伴い記録さ
れる腐食、摩耗または損傷に関するデータまたは前記部
品の取替データであり、運転履歴データは、前記機器の
運転時間、起動および停止回数等のデータであり、保守
基準データは、前記機器の点検周期、点検内容、保修作
業または部品の取替周期等のデータであり、重要度デー
タは、前記機器または部品の故障時のプラント系統への
影響度等のデータであり、故障劣化モードデータは、前
記機器または部品の主要な劣化モード、故障モード及び
それらモードの状態監視方法、保守基準との関連データ
であり、リスクデータは、機器または部品の故障時にお
けるプラント自動停止に対する確率等のデータであるこ
とを特徴とする機器カルテ管理評価方法を提供する。
【0012】請求項5の発明では、請求項1または2記
載の機器カルテ管理評価装置を用いた機器カルテ管理評
価方法であって、管理データ作成手段では、通信手段か
ら取り込まれた最新の観測、測定、記録、評価データの
因果関係とその相関関係の履歴傾向を定性的または定量
的に処理することにより、機器の運転性能または劣化状
況を評価し、かつ前記データ項目間の因果関係に関わる
定性的評価と、前記のデータの変化量の相関関係による
定量的評価、ならびにそれらの評価結果に基づく機器の
運転性能、または劣化状況の規定値に対する包括的な評
価を行うことを特徴とする機器カルテ管理評価方法を提
供する。
【0013】請求項6の発明では、請求項1または2記
載の機器カルテ管理評価装置を用いた機器カルテ管理評
価方法であって、機器カルテ管理データは、評価に必要
なデータ項目、そのデータ項目間の因果関係または相関
関係、これら因果関係または相関関係の定性的もしくは
定量的な評価方法、ならびにその評価方法に基づく評価
結果を判断する規定値であり、これらの機器カルテ管理
データは、機器カルテ管理データベースにおいて評価対
象機器毎に予め設定しておき、評価対象機器が操作手段
によって選定された場合にその評価対象機器の運転性能
または劣化状況等を包括的に評価する機器カルテとして
表示手段または出力手段に導出することを特徴とする機
器カルテ管理評価方法を提供する。
【0014】請求項7の発明では、請求項3から6まで
のいずれかに記載の機器カルテ管理評価方法において、
表示装置では、機器カルテとして、現状の機器の運転性
能または劣化状況に関する評価結果の要約情報を、1つ
の主画面に表示することにより、機器の包括的な情報を
提示することを特徴とする機器カルテ管理評価方法を提
供する。
【0015】請求項8の発明では、請求項3から7まで
のいずれかに記載の機器カルテ管理評価方法において、
機器カルテは、予め規定されたその機器カルテ情報に関
連するデータを含むものとし、この関連するデータは、
表示手段の主画面上の機器カルテ情報を入力補助装置に
より指定することにより、機器カルテ管理データベース
より検索し、複数の補助画面に表示することを特徴とす
る機器カルテ管理評価装置を用いた機器カルテ管理評価
方法を提供する。
【0016】本発明において、機器の運転性能や劣化状
況等を評価するためのデータの因果関係とその相関関係
について説明する。
【0017】例えばポンプの場合、運転部門では、ポン
プの流量や圧力等の運転データを規定値と比較する方法
により、ポンプ運転性能の健全性を評価している。ま
た、技術部門ではポンブの運転時の振動、音響等の状態
監視データを規定値と比較する方法により、ポンプ運転
性能の健全性を評価している。さらに、保守部門では、
ポンプ分解点検時に測定される、例えばシャフトの摩耗
量等の点検記録データを規定値と比較する方法により、
ポンプ運転性能の健全性を評価している。
【0018】さらにまた、保守部門の専門家は、シャフ
トの摩耗量等の点検記録データと、ポンブの運転時の振
動、音響等の状態監視データとに因果関係があるという
知識を基に、両データの相関関係を定量的に評価するこ
とで、ポンプ運転時に測定される振動データ等からシャ
フトの摩耗量の進展状況を評価し、劣化状況の判断材料
としている。
【0019】しかし、実際のポンプの運転性能や劣化状
況等を判断する場合には、上記の因果関係だけでなく、
例えば、ポンプの運転時間とシャフトの摩耗量等の相関
関係を判断材料とし、また保守計画の判断では、ポンプ
の現状の保守基準(点検周期、部品取替周期等)やプラ
ント系統に対する重要度等と、前記の劣化状況との関係
を判断材料としている。
【0020】本発明では、機器カルテ管理データベース
と機器カルテ管理手法により、このような評価対象デー
タの因果関係とその相関関係から機器の運転性能や劣化
状況等を評価することにより、評価精度の向上を実現す
ることができる。
【0021】また、評価結果の要約情報を、人間の健康
診断や診察結果を1つのシートに集約して管理する場合
と同様に、機器の運転性能や劣化状況等の評価結果を機
器カルテとして集約して表示することにより、機器の包
括的な情報の効率的な把握を実現することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施形態による機器カ
ルテ管理評価装置のシステム構成を示すブロック図であ
る。
【0024】この図1に示すように、本実施形態機によ
る機器カルテ管理評価装置は、他システムとの通信を行
う通信制御装置1と、この通信制御装置1を介して得ら
れる情報を処理する情報処理装置2と、この情報処理装
置2で処理された情報を保存する機器カルテ管理データ
ベース3とを備えている。
【0025】通信制御装置1は、健全性評価の対象とな
る機器およびその部品に関する2以上のデータを複数の
異なる情報源から取り込む通信手段として機能するもの
である。この通信制御装置1を介して取り込まれるデー
タとしては、例えば機器およびその部品に関する設計仕
様データ3a、状態監視データ3b、運転データ3c、
点検記録データ3d、運転履歴データ3e、保守基準デ
ータ3f、重要度データ3g、故障劣化モードデータ3
hおよびリスクデータ3i等である。
【0026】情報処理装置2は、入出力用変換器および
CPU等を備え、通信制御装置1を介して取り込んだデ
ータの中から対象機器等の健全性に影響を及ぼす要素と
なるものを抽出し、かつそれらの抽出データから機器お
よび部品毎に対応する健全性についての因果関係または
相関関係のあるものを選び出し、その選び出されたデー
タをそれらの関係毎にグループ化するデータ処理手段
と、このデータ処理手段によって分けられたグループ毎
のデータ間での機器または部品の性能または状況につい
ての評価を行い、これにより管理データを作成する管理
データ作成手段と、機器カルテ管理データベース3に記
憶されている情報を画像処理する画像処理手段とを構成
する。
【0027】機器カルテ管理データベース3は、通信制
御装置1で取り込まれたデータ、情報処理装置2のデー
タ処理手段によってグループ化されたデータ、および管
理データ作成手段によって作成された管理データを機器
カルテ管理データとして記憶するものである。
【0028】また、本実施形態の機器カルテ管理評価装
置では、情報処理装置2の画像処理手段で処理された画
像信号を取り込んで、機器カルテ管理データベース3に
記憶された情報に基づく機器や部品の性能および状況
を、機器カルテとして機器または部品単位に集約してモ
ニター表示する表示手段としての表示装置4を備えてい
る。さらに、各手段を操作するための入力手段としての
キーボード等の入力装置5と、マウス等の入力補助装置
6と、機器カルテ管理データベース3に記憶されている
情報および機器カルテ等の情報をプリント出力する出力
手段としての出力装置7とを備えている。
【0029】このような構成の機器カルテ管理評価装置
を使用することにより、本実施形態では例えば機器の運
転性能、劣化状況等を機器単位に集約した状態でカラー
グラフィック・モニター等の表示装置4に機器カルテが
表示される。この機器カルテは、例えば入力装置5の操
作により、現状の機器の運転性能、劣化状況等に関する
評価結果を要約情報として、まず表示装置4上の1つの
主画面に表示することができ、これにより、機器の包括
的な情報が提示される。次に、表示装置4の主画面上の
機器カルテの中から、マウス等の入力補助装置6で特定
の項目を指定することにより、予め規定された機器カル
テ情報に関連するデータを機器カルテ管理データベース
3から検索して、図表等により表示装置4上の複数の補
助画面に詳細に表示することができる。
【0030】図2は、このような機器カルテ管理装置に
よる機器カルテ管理システムの機能を例示したものであ
る。この図2においては、一例として下記の4つの機能
をもつ構成を示してある。
【0031】1.機器カルテデータ検索・表示機能 本機能は、入力装置5等より入力する使用者の要求に従
って、機器カルテ管理データベース3に記憶および管理
されている機器の運転性能、劣化状況等に関する機器カ
ルテ、および機器カルテに関連する前記情報3a〜3i
等を検索して、表示装置4上に表示する機能である。こ
れにより、機器カルテ管理データベース3に記憶・管理
される情報3a〜3i、および前記の情報処理装置2に
より機器カルテ管理手法を用いて評価された機器の運転
性能、劣化状況を要約した形の機器カルテ情報を得るこ
とができる。
【0032】2.機器カルテデータ入力機能 本機能は、機器の運転性能、劣化状況等を要約した機器
カルテ情報を評価する上で必要となる各種の情報3a〜
3iを、機器カルテ管理データベース3にて記憶および
管理するために入力する機能である。
【0033】なお、この機能には、通信制御装置1を介
して、他システム等で記録および管理されている情報を
授受する方法により、機器カルテ管理データベース3に
入力する手段も含まれる。
【0034】3.機器カルテDB運用管理機能 本機能は、既存のデータベース(DB)運用管理手法を
適用して、機器カルテ管理データベース3に記憶および
管理されている情報3a〜3i等の更新、削除、履歴管
理等を実施するとともに、データ管理項目の更新、削除
等を実現する機能である。
【0035】4.機器カルテ管理データ編集機能 本機能は、機器の運転性能、劣化状況等を要約した機器
カルテ情報を評価するために、評価対象機器毎に予め設
定される機器カルテ管理データベース3に記憶および管
理されている観測、測定、記録、評価データ項目と、そ
れらの各データ間の因果関係および相関関係、または定
性的もしくは定量的な情報処理を規定した機器カルテ管
理データ項目とを、使用者の要求に応じて編集する機能
である。
【0036】例えば、評価対象機器がポンプの場合に
は、観測、測定、記録、評価データ項目として、ポンプ
の運転時間、シャフトの摩耗量、ポンプ運転時の振動
値、ポンプの吐出流量等がそれぞれ相当する。因果関係
および相関関係としては、ポンプの運転時間とシャフト
の摩耗量との関係が相当する。定性的もしくは定量的情
報処理としては、ポンプ運転時間に対するシャフト摩耗
量の履歴評価における増減傾向の状況、単位時間当たり
の変化量、または機器の運転性能の健全性維持のための
摩耗量に対する規定値との関係等が相当する。
【0037】図3は、上述した機器カルテ管理評価を行
う際の情報処理の方法を示すフロー図である。
【0038】前述した通信制御装置1を介して各システ
ムから取り込まれたデータは、情報処理装置2のデータ
処理手段によって因果関係または相関関係のあるもの毎
にグループ化された状態で管理されている。また、情報
処理装置2の管理データ作成手段では、予め設定した評
価要素に基づいて、各グループの因果関係または相関関
係をもつデータから機器または部品の性能または状況に
ついての評価が行われ、その結果得られた評価情報とし
ての管理データも記憶されている。
【0039】そこで、使用者が例えば特定の機器の運転
性能、劣化状況等についての機器カルテ情報を評価しよ
うとする場合には、まず前記の入力装置5等より評価対
象機器に関する入力を行う。
【0040】この入力が行われると、その入力情報に従
って、機器カルテ管理データベース3に管理されている
関連する観測、測定、記録、評価データ項目の検索が行
われ、例えば図3にD1として示すように、評価対象機
器の運転データ、状態監視データ、点検データ、運転記
録等が抽出される。そして、これらの各データについ
て、因果関係および相関関係(D2)に基づく履歴評価
等の情報処理(D3)が行われ、さらにこの履歴評価等
の情報処理結果に基づいて、前記の機器カルテ管理デー
タベース3に評価対象機器毎に予め設定された機器カル
テ管理データに規定された増減傾向の状況、単位時間当
たりの変化量、及び機器の運転性能の健全性維持のため
の摩耗量に対する規定値等の定性的、定量的情報処理
(D4)を適用して、評価対象機器の運転性能、劣化状
況を要約した機器カルテ情報を評価する。
【0041】そして、上記の機器カルテ管理手法により
得られた評価結果は、前記の表示装置4に、要約した機
器カルテ情報(D5)として、1つの規定された画面に
表示される。
【0042】図4は、図3に示した機器カルテ情報の一
例として、原子力発電プラントで適用されるポンプにお
ける機器カルテ情報を得る場合の具体的な管理データ構
成を示している。
【0043】ここでは、機器カルテ管理データとして、
まず評価対象機器であるポンプの具体的なデータ項目、
例えば運転記録データ項目(D)、点検記録データ項
目(D)、ならびに状態監視データ項目(D)を機
器カルテ管理データベース3から抽出する。これらの各
データD,D,Dは具体的に、図4に表Gとして
示すように、設計仕様データ(D)、劣化モードデー
タ(D)および評価欄(D)とともに、表形式で示
される。これらのデータ項目Da〜Deは、図4に矢印
a〜fで示すもの同士がそれぞれ因果関係または相関関
係を有している。また、1つの因果関係または相関関係
毎にその履歴評価方法と規定値とが整理されている。
【0044】このような表形式で整理された機器カルテ
管理データを用いることにより、ポンプの場合には、点
検記録データ項目(D)のうち、ポンプシャフトの寸
法測定(摩耗量)に対して、運転記録データ項目
(D)のポンプ運転時間を、また状態監視では振動デ
ータを、それぞれ因果関係または相関関係として抽出す
る。
【0045】また、機器カルテ管理データには、図4に
手順(S)として示すように、抽出された因果関係また
は相関関係(a〜f)毎に、機器の運転性能や劣化状況
等を判定するための履歴評価方法および規定値等が設定
されており、これらも抽出することができる。このよう
して抽出された評価対象データ項目(D〜D)と、
これらデータ項目間の因果関係および相関関係とを、定
性的または定量的に評価するための履歴評価方法や、履
歴評価の結果を判定する規定値を用いて、図3に示した
機器カルテ管理手法による情報処理フローに従って処理
することにより、例えばストレス履歴評価からシャフト
の状態変化を、また点検履歴評価からシャフトの経年変
化を、さらに運転履歴評価から性能変化をそれぞれ評価
することができる。
【0046】図5は、以上の機器カルテ管理手法によっ
て評価された機器カルテを表示装置4に表示した例を示
している。
【0047】この図5に示したポンプの機器カルテに
は、プラント名や機器名、評価時期等とともに、人間の
健康診断等に提示されるカルテと同様に、評価対象機器
の運転性能、劣化状況等を判定する上で必要となるデー
タ項目、機器カルテ管理手法による評価データおよび評
価結果を、データ種別毎に整理した形式で提示するもの
である。
【0048】また、機器カルテは、点検計画の判断支
援、例えば、点検周期の延長や故障発生時の原因究明に
有効となる付帯情報として、点検周期、リスク値、主要
劣化モード、オンラインメンテナンスの実施可能性等の
保守基準を合せて提示するものである。
【0049】さらに、機器カルテは、機器カルテ管理手
法による評価結果の総合的な評価結果として、機器カル
テの評価の要求があった時点での所見を、点検記録、運
転記録に記載されている懸案事項等と合せて提示するも
のである。
【0050】図6は、以上で説明した機器カルテ管理手
法による具体的な履歴評価結果の一例として、ポンプシ
ャフトの軸受寸法(摩耗量)(M)と振動値(N)を示
すグラフである。
【0051】この図6に示したグラフは、例えば図5に
示した機器カルテを表示した画面(機器カルテ表)の下
から2番目の欄(L)における「点検記録」−「数値デ
ータ」−「トレンドデータ」の欄の右側にある角形表示
部Lをマウス等の入力補助装置6で指示することによ
り、表示画面上に表すことができる。
【0052】図6においては、定期点検の回数を横軸に
とり、点検毎に得られたポンプシャフトの軸受摩耗量
(m)の変化、あるいは運転中に得られた振動値(n)
をそれぞれ点として示し、さらにそれらの傾向をM
,N,Nとして線で示している。
【0053】なお、図6には、第4回目の定検時にシャ
フト修復等を行った場合を示しており、それにより第4
回目の定検を境として、一旦摩耗量や振動値が低下し、
その後再び上昇する傾向が表われている。軸受寸法の相
関関係として定検回数、サイクル運転時間、累積運転時
間が設定されており、これらの履歴評価方法に従った履
歴評価の図表が処理され、表示装置4に自動的に表示さ
れる。
【0054】また、機器の運転性能、劣化状況を判断す
る軸受寸法(摩耗量)の変化量の規定も表示され、さら
に、軸受寸法(摩耗量)の因果関係として機器の振動値
が設定されており、軸受寸法(摩耗量)の履歴傾向図と
比較できる形式で表示されるものである。これらの履歴
評価から、機器カルテの評価結果、例えば「点検記録」
−「数値データ」−「トレンドデータ」の場合、“規定
値内の摩耗”という評価結果が要約して表示されてお
り、その評価のバックデータを確認することができるよ
うになっている。
【0055】図7は、機器カルテ管理手法及び同システ
ムによる機器カルテ管理手法による履歴評価結果の他の
例を説明するグラフである。
【0056】この図7では、図6に示した軸受寸法(摩
耗量)に関する履歴評価と異なり、累積運転時間との相
関関係を、取替えた部品個々の摩耗量(m1〜m7)に
ついて図式化している。また、取替え時の点検記録(正
常取替えもしくは予定外取替え等)との因果関係も合せ
て表示している。
【0057】なお、図7中、m1〜m6の平均的な摩耗
進展度をM01として示している。また、m7は予定外
取替を行った場合を示している。このような履歴評価を
行うことにより、軸受寸法の累積時間に対する平均的な
摩耗進展度M01の関係、およびその時点の部品取替状
況との因果関係を確認することが可能となる。
【0058】図8は、原子力発電プラント等の大型プラ
ントにおける運転中、定検前および定検中における各デ
ータとその処理および支援の手順をフローとして示した
ものである。
【0059】プラントの運転中は、機器カルテ及び機器
カルテから選択、提示される運転データ(D)の監視
結果、状態データ(D)の履歴評価の結果、および機
器の運転記録データ(D)等より、プラント設備機器
の異常徴候の早期検知、及び継続監視項目の抽出等が実
現され、この結果、原因究明支援等に多大な効果が得ら
れる。原因究明支援では、機器カルテ管理データベース
3に記録および保存された各種データから、プラント系
統の温度、流量等の静特性に係わるデータをシミュレー
ションしたデータとの比較等により、さらに原因究明支
援等の精度向上を実現でき、プラントの運転保守業務の
合理化支援に大きく貢献できる。
【0060】また、プラントを停止して実施される定期
検査(定検と略す)の実施前では、定検中に保守を実施
する機器を選定し、その保守作業が計画されるが、この
保守計画業務に対し、機器カルテ及び機器カルテから選
択、提示される点検記録データ(D)の履歴評価結
果、運転記録データ、および状態監視データ等より、重
点点検項目の抽出、点検取替周期の見直し、及び設備改
良項目の抽出等が実現される。この結果、点検および保
守計画検討支援等に多大な効果が得られ、原因究明支援
と同様に、プラントの運転保守業務の合理化支援に大き
く貢献できる。
【0061】さらに、定検中は、多様な機器の点検およ
び保守作業が実施されるが、この業務に対しては、機器
カルテ及び機器カルテから選択、提示される点検記録デ
ータ(D)の部品交換履歴、保修方式等より、保修対
応履歴、部品取替履歴が確認でき、点検作業の判断支援
等が実現され、この結果、点検・保守計画検討支援等に
多大な効果が得られ、プラントの運転保守業務の合理化
支援に大きく貢献できる。
【0062】なお、以上の実施形態において、各種デー
タは、既存のデータベースやシステムに管理されている
ものについては、既存の計算機ネットワーク技術により
LAN等を介して、機器カルテ管理データベースに必要
なデータを入力できることを前提としている。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、原子力
発電プラント等の大型プラントの機器の運転および保守
業務において、設備の運転性能や劣化状況等の変化に応
じた適切な運転および保守計画を策定し、設備の信頼性
向上によるプラントの安全運転の維持と、保守作業の合
理化による保守費用の削減という相反する要求を最適化
するための判断情報を、機器カルテという形式に要約し
て提供することができ、合理的な保守計画の策定を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る機器カルテ管理評価装置の一実施
形態機による構成を示す図。
【図2】本発明に係る機器カルテ管理評価装置の一実施
形態機による機能構成を説明するための図。
【図3】本発明に係る機器カルテ管理評価方法の一実施
形態機による情報処理フローを説明するための図。
【図4】本発明に係る機器カルテ管理評価装置の一実施
形態機による 本発明の機器カルテ管理データベース構
成の一実施形態の図。
【図5】本発明に係る機器カルテ管理評価装置の一実施
形態機による本発明の機器カルテデータの表示の一実施
形態の図。
【図6】本発明に係る機器カルテ管理評価方法の一実施
形態機による機器カルテ履歴評価結果を示す図。
【図7】本発明に係る機器カルテ管理評価方法による履
歴評価結果を示す図。
【図8】本発明に係る機器カルテ管理評価装置の活用と
効果を示す図。
【符号の説明】
1 通信制御装置 2 情報処理装置 3 機器カルテ管理データベース 3a 設計仕様データ 3b 状態監視データ 3c 運転データ 3d 点検記録データ 3e 運転履歴データ 3f 保守基準データ 3g 重要度データ 3h リスクデータ 3i 故障劣化モードデータ 4 表示装置 5 入力装置 6 入力補助装置 7 出力装置
フロントページの続き Fターム(参考) 2G075 AA01 BA01 BA03 BA17 BA18 CA02 DA18 EA03 FB16 FC06 FC07 FD03 FD04 GA09 GA35 5B049 BB07 CC21 CC34 DD01 EE05 EE07 EE41 EE59 FF02 FF03 FF04 GG00 5H223 AA03 BB01 EE30 FF05 FF08 FF09 9A001 JJ61 KK55 LL09 LZ02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントの機器の健全性を評価する要素
    として、当該機器およびその部品に関する設計仕様デー
    タ、状態監視データ、運転データ、点検記録データ、運
    転履歴データ、保守基準データ、重要度データ、故障劣
    化モードデータおよびリスクデータの少くとも2以上を
    複数の異なる情報源から取り込む通信手段と、 この通信手段を介して取り込んだデータの中から前記健
    全性に影響を及ぼす要素となるものを抽出し、かつそれ
    らの抽出データから前記機器および部品毎に対応する健
    全性についての因果関係または相関関係のあるものを選
    び出し、その選び出されたデータを前記関係毎にグルー
    プ化するデータ処理手段と、 このデータ処理手段によって分けられたグループ毎のデ
    ータ間での前記機器または部品の性能または状況につい
    ての評価を行い、これにより管理データを作成する管理
    データ作成手段と、 前記通信手段で取り込まれたデータ、前記データ処理手
    段によってグループ化されたデータおよび前記管理デー
    タ作成手段によって作成された管理データを機器カルテ
    管理データとして記憶する機器カルテ管理データベース
    と、 この機器カルテ管理データベースに記憶されている情報
    を画像処理する画像処理手段と、 この画像処理手段で処理された画像信号を取り込んで前
    記機器カルテ管理データベースに記憶された情報に基づ
    く前記機器および部品の性能および状況を機器カルテと
    して機器または部品単位に集約してモニター表示する表
    示手段と、 前記各手段を操作するための入力手段と、を備えたこと
    を特徴とする機器カルテ管理評価装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の機器カルテ管理評価装置
    において、機器カルテ管理データベースに記憶されてい
    る情報をプリント出力する出力手段を備えたことを特徴
    とする機器カルテ管理評価装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の機器カルテ管理
    評価装置を用いた機器カルテ管理評価方法であって、機
    器または部品の運転性能、劣化状況その他の評価に必要
    となる情報を、設計、製造、運転、保守の各業務におい
    て分散して管理されている各種の情報源より収集し、機
    器カルテ管理データベースでは、機器または部品毎に集
    約して包括的に管理することを特徴とする機器カルテ管
    理評価方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の機器カルテ管理
    評価装置を用いた機器カルテ管理評価方法であって、機
    器カルテ管理データベースに記憶される機器および部品
    の設計仕様データは、性能、型式、材質または寸法に関
    するデータであり、状態監視データは、前記機器の運転
    に伴い観測される振動、音響または温度等のデータであ
    り、運転データは、前記機器の運転に伴い観測される流
    量、圧力または電流に関するデータであり、点検記録デ
    ータは、前記機器点検に伴い記録される腐食、摩耗また
    は損傷に関するデータまたは前記部品の取替データであ
    り、運転履歴データは、前記機器の運転時間、起動およ
    び停止回数等のデータであり、保守基準データは、前記
    機器の点検周期、点検内容、保修作業または部品の取替
    周期等のデータであり、重要度データは、前記機器また
    は部品の故障時のプラント系統への影響度等のデータで
    あり、故障劣化モードデータは、前記機器または部品の
    主要な劣化モード、故障モード及びそれらモードの状態
    監視方法、保守基準との関連データであり、リスクデー
    タは、機器または部品の故障時におけるプラント自動停
    止に対する確率等のデータであることを特徴とする機器
    カルテ管理評価方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載の機器カルテ管理
    評価装置を用いた機器カルテ管理評価方法であって、管
    理データ作成手段では、通信手段から取り込まれた最新
    の観測、測定、記録、評価データの因果関係とその相関
    関係の履歴傾向を定性的または定量的に処理することに
    より、機器の運転性能または劣化状況を評価し、かつ前
    記データ項目間の因果関係に関わる定性的評価と、前記
    のデータの変化量の相関関係による定量的評価、ならび
    にそれらの評価結果に基づく機器の運転性能、または劣
    化状況の規定値に対する包括的な評価を行うことを特徴
    とする機器カルテ管理評価方法。
  6. 【請求項6】 請求項1または2記載の機器カルテ管理
    評価装置を用いた機器カルテ管理評価方法であって、機
    器カルテ管理データは、評価に必要なデータ項目、その
    データ項目間の因果関係または相関関係、これら因果関
    係または相関関係の定性的もしくは定量的な評価方法、
    ならびにその評価方法に基づく評価結果を判断する規定
    値であり、これらの機器カルテ管理データは、機器カル
    テ管理データベースにおいて評価対象機器毎に予め設定
    しておき、評価対象機器が操作手段によって選定された
    場合にその評価対象機器の運転性能または劣化状況等を
    包括的に評価する機器カルテとして表示手段または出力
    手段に導出することを特徴とする機器カルテ管理評価方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項3から6までのいずれかに記載の
    機器カルテ管理評価方法において、表示装置では、機器
    カルテとして、現状の機器の運転性能または劣化状況に
    関する評価結果の要約情報を、1つの主画面に表示する
    ことにより、機器の包括的な情報を提示することを特徴
    とする機器カルテ管理評価方法。
  8. 【請求項8】 請求項3から7までのいずれかに記載の
    機器カルテ管理評価方法において、機器カルテは、予め
    規定された機器カルテ情報に関連するデータを含むもの
    とし、この関連するデータは、表示手段の主画面上の機
    器カルテ情報を入力補助装置により指定することによ
    り、機器カルテ管理データベースより検索し、複数の補
    助画面に表示することを特徴とする機器カルテ管理評価
    方法。
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