JP2009110066A - 保守カルテ表示装置および保守カルテ表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】機器の長期的な保守情報を容易に把握する。
【解決手段】少なくとも機器の点検データ、整備データ、故障データ、保守履歴、および保守計画を含む保守関連情報を記憶する保守統合データベース部12と、保守関連情報を機器単位で関連付けて保守カルテ情報を生成し、保守統合データベース部12に登録する保守カルテ情報生成部13と、ユーザが入力する検索条件に基づいて保守統合データベース部から保守カルテ情報を検索する検索部14と、検索された保守カルテ情報に含まれるデータを解析してデータを表すシンボルマークを所定の規則に基づいて求め、シンボルマークを保守カルテ情報と共に時系列上で表示した保守カルテ表示画面を生成する画面生成部15と、生成された保守カルテ表示画面を表示する表示部16と、を有することを特徴とする保守カルテ表示装置。
【選択図】図1
【解決手段】少なくとも機器の点検データ、整備データ、故障データ、保守履歴、および保守計画を含む保守関連情報を記憶する保守統合データベース部12と、保守関連情報を機器単位で関連付けて保守カルテ情報を生成し、保守統合データベース部12に登録する保守カルテ情報生成部13と、ユーザが入力する検索条件に基づいて保守統合データベース部から保守カルテ情報を検索する検索部14と、検索された保守カルテ情報に含まれるデータを解析してデータを表すシンボルマークを所定の規則に基づいて求め、シンボルマークを保守カルテ情報と共に時系列上で表示した保守カルテ表示画面を生成する画面生成部15と、生成された保守カルテ表示画面を表示する表示部16と、を有することを特徴とする保守カルテ表示装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、機器の保守関連情報を表示する保守カルテ表示装置および保守カルテ表示方法に関する。
一般に、プラント等に設置された機器は安全性の確認等の目的で定期的に保守作業(点検や整備)が行われる。保守作業における各種の情報はデータベースに蓄積され、機器の運転性能の管理、機器の寿命や故障の傾向などの分析、効率的な保守計画の策定等に利用される。
例えば、この種の公知技術としては、データベースなどに蓄積保存された保守履歴情報(点検、整備、故障)や保守計画情報をキーワードによって検索し、その検索結果を機器カルテとして表示する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2000−330627号公報
しかしながら、上記従来技術においては、以下のような問題があった。
(1)保守対象機器の保守履歴が長期間に及ぶ場合、履歴全体を確認することが困難である。
(2)保守履歴や保守計画を検索する場合、日時や文字などでしか検索できない。
(3)特定の保守履歴や保守計画に到達することが困難である。
(4)保守業務に関連する情報が異なるシステム上に管理されている場合、一元的に確認することが困難である。
(5)保守履歴や保守状況を機器の運用データと同時に確認できない。
そこで、本発明は、従来技術の問題に鑑み、保守対象機器の長期的な情報を過去、現在、未来が一目で判断できるようにビジュアル化した保守カルテを表示する保守カルテ表示装置および保守カルテ表示方法を提供することを目的とする。
本発明に係る保守カルテ表示装置は、少なくとも機器の点検データ、整備データ、故障データ、保守履歴、および保守計画を含む保守関連情報を記憶する保守統合データベース部と、前記保守統合データベース部に接続され、前記保守関連情報を機器単位で関連付けて保守カルテ情報を生成し、前記保守統合データベース部に登録する保守カルテ情報生成部と、前記保守統合データベース部に接続され、ユーザが入力する検索条件に基づいて前記保守統合データベース部から前記保守カルテ情報を検索する検索部と、この検索部に接続され、前記検索された保守カルテ情報に含まれるデータを解析して前記データを表すシンボルマークを所定の規則に基づいて求め、前記シンボルマークを前記保守カルテ情報と共に時系列上で表示した保守カルテ表示画面を生成する画面生成部と、この画面生成部に接続され、前記生成された保守カルテ表示画面を表示する表示部と、を有することを特徴とする。
本発明に係る保守カルテ表示方法は、少なくとも機器の点検データ、整備データ、故障データ、保守履歴、および保守計画を含む保守関連情報を記憶する保守統合データベースを備えるコンピュータが行う保守カルテ表示方法であって、前記保守統合データベースから前記保守関連情報を取得する保守関連情報取得ステップと、この保守関連情報取得ステップにおいて取得された保守関連情報を機器単位で関連付けて保守カルテ情報を生成し、前記保守統合データベースに登録する保守カルテ情報生成ステップと、この保守カルテ情報生成ステップにおいて登録された保守カルテ情報をユーザが入力する検索条件に基づいて前記保守統合データベースから検索する保守カルテ情報検索ステップと、この保守カルテ情報検索ステップにおいて検索された保守カルテ情報に含まれるデータを解析して前記データを表すシンボルマークを所定の規則に基づいて求め、前記シンボルマークを前記保守カルテ情報と共に時系列上で表示した保守カルテ表示画面を生成する画面生成ステップと、この画面生成ステップにおいて生成された保守カルテ表示画面を表示する表示ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、保守対象機器の長期的な情報をビジュアル化し、過去、現在、未来における状況を一目で判断可能な保守カルテを表示する保守カルテ表示装置および保守カルテ表示方法が提供される。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る保守カルテ表示装置1の全体構成例を示す図である。同図に示されるように、保守カルテ表示装置1は、保守関連情報収集・登録部11、保守統合データベース部12、保守カルテ情報生成部13、検索部14、画面生成部15、および表示部16から構成されている。
保守関連情報収集・登録部11は、分散する既存システムに対応する各種のインターフェース(I/F)111、各システムから保守関連情報を収集する保守関連情報収集プログラム112、収集した保守関連情報を保守統合データベース部12に登録する保守関連情報登録プログラム113から構成される。図2は、保守関連情報収集・登録部11の収集・登録処理を説明する図である。ここでは、既存のシステムA〜Dに保守履歴情報、保守計画情報、保守契約情報、保守部品情報、および保守対象製品情報からなる保守関連情報が分散して格納されており、保守関連情報収集プログラム112がインターフェース(I/F)111をシステム毎に切り替えて保守関連情報を収集し、保守関連情報登録プログラム113へ出力することを示している。
保守カルテ情報生成部13は、保守統合データベース部12から保守対象となる機器毎に保守関連情報を抽出し、保守カルテ情報を生成するプログラムである。例えば、保守カルテ情報として生成されるデータは以下の通りである。
(a)推奨点検項目表示データ
(b)推奨交換部品表示データ
(c)最適保守員選出表示データ
(d)保守所見表示データ
(e)保守コスト表示データ
(f)保守ステータス表示データ
(g)保守履歴・計画表示データ
1)点検情報(実績/計画)
2)整備情報(実績/計画)
3)故障情報(実績)
尚、上記の保守カルテ情報生成部13で生成される保守カルテ情報のうち、「最適保守員選出表示データ」、「保守コスト表示データ」、「保守ステータス表示データ」については保守統合データベース部12の保守関連情報に統計処理を施し、新しい付加価値情報として生成されるデータである。以下、統計処理によって生成される各データの内容を説明する。
(b)推奨交換部品表示データ
(c)最適保守員選出表示データ
(d)保守所見表示データ
(e)保守コスト表示データ
(f)保守ステータス表示データ
(g)保守履歴・計画表示データ
1)点検情報(実績/計画)
2)整備情報(実績/計画)
3)故障情報(実績)
尚、上記の保守カルテ情報生成部13で生成される保守カルテ情報のうち、「最適保守員選出表示データ」、「保守コスト表示データ」、「保守ステータス表示データ」については保守統合データベース部12の保守関連情報に統計処理を施し、新しい付加価値情報として生成されるデータである。以下、統計処理によって生成される各データの内容を説明する。
(c)「最適保守員選出表示データ」は、保守履歴である点検実績、故障実績、整備実績のデータから保守対象機器の製品に対する保守対応者の実績回数から最適保守員を選出するデータ生成する。例えば、最適保守員の選出処理においては以下の2つの優先条件を考慮する。
1)保守対応実績回数が同じ保守員が存在した場合、保守対象機器と同型製品の対応回数が多い方を優先する。
2)上記優先条件においても1位を選出できない場合、最も直近に保守対応を実施した保守員を優先する。
(e)「保守コスト表示データ」は、保守開始から現在に至るまでの保守実績のトータルコストを表示するだけではなく、保守実績のトータルコストと、保守計画上の保守費とを比較することで保守実績のトータルコストが計画している保守費を超えていないかの保守コストバランスの正常・異常の判定を行うことで生成される。
(f)「保守ステータス表示データ」は、保守対象機器に対する保守サービスの状態を表すために、保守履歴である実績データと保守計画データから予定通り保守作業を実施されているのかを保守状態として生成される。保守状態は、計画通りであれば「正常」、計画を超過している場合には超過日数のレベルに応じて「危険」/「警告」として扱われ予定超過日数と共に生成される。
検索部14は、後述する表示部16で表示される検索画面においてユーザがキーボードやマウス等の入力装置(図示省略する)によって入力する保守対象機器の検索条件に基づいて保守統合データベース部12を検索し、保守対象機器の保守カルテ情報を取得するプログラムである。
画面生成部15は、検索部14から出力される保守カルテ情報を取得し、この保守カルテ情報に基づいて保守カルテ表示画面を生成し、表示部16に出力するプログラムである。
表示部16は、画面生成部15において生成された保守対象機器の保守カルテ表示画面などの各種画面を表示する表示装置である。
以下、保守カルテ表示装置1の各部の動作を図面に基づいて詳細に説明する。
図3は、保守関連情報収集・登録部11における保守関連情報の収集・登録処理の具体例を示すフローチャートである。
S301においては、図2に示したように、保守関連情報収集プログラム112がインターフェース(I/F)111をシステム毎に選択して接続を行う。
S302においては、保守関連情報収集プログラム112が各システムから保守履歴情報、保守計画情報、保守契約情報、保守部品情報、および保守対象製品情報などの保守関連情報を収集し、保守関連情報登録プログラム113に出力する。
S303においては、保守関連情報収集プログラム112が保守統合データベース部12に登録し、処理を終了する。
上記処理により、分散された異なるシステムで管理され、必要に応じて各システムから個別に情報提供のサービスを受けていた保守関連情報を保守統合データベース部12に登録し、統合することができる。
図4は、保守カルテ情報生成部13における保守カルテ情報の生成処理の具体例を示すフローチャートである。
S401においては、保守統合データベース部12から保守対象となる機器毎に保守関連情報を読込む。
S402においては、S401で読込まれた保守関連情報から推奨点検項目表示データを生成する。表1は、推奨点検項目表示データの具体例であり、推奨点検項目、推奨点検コード、推奨点検内容、推奨点検理由などがデータ項目に含まれている。
S403においては、S401で読込まれた保守関連情報から推奨交換部品表示データを生成する。表2は、推奨交換部品表示データの具体例であり、推奨交換部品、推奨交換部品コード、推奨交換最適日、推奨交換期間などがデータ項目に含まれている。
S404においては、S401で読込まれた保守関連情報から最適保守員選出表示データを生成する。表3は、最適保守員選出表示データの具体例であり、最適保守員、保守対応実績回数、保守スキルポイントなどがデータ項目に含まれている。
S405においては、S401で読込まれた保守関連情報から保守所見表示データを生成する。表4は、保守所見表示データの具体例であり、保守所見入力日時、保守所見入力者、保守所見などがデータ項目に含まれている。
S406においては、S401で読込まれた保守関連情報から保守コスト表示データを生成する。表5は、保守コスト表示データの具体例であり、保守コスト実績(金額)、保守コストバランス(正常/異常)などがデータ項目に含まれている。
S407においては、S401で読込まれた保守関連情報から保守ステータス表示データを生成する。表6は、推奨交換部品表示データの具体例であり、保守状態(正常/警告/危険)、保守サービス内容、保守サービス開始日、保守契約変更履歴、製品導入日などがデータ項目に含まれている。
S408においては、S401で読込まれた保守関連情報から保守履歴・計画表示データを生成する。表7は、保守履歴・計画表示データに含まれる点検情報(実績/計画)の具体例であり、点検開始日時、点検終了日時、点検種別、点検実施者、点検項目、点検結果、測定データ、点検画像などがデータ項目に含まれている。
表8は、保守履歴・計画表示データに含まれる整備情報(実績/計画)の具体例であり、整備開始日時、整備終了日時、整備種別、整備実施者、整備作業項目、交換部品名、部品交換種別、測定データ、整備画像などがデータ項目に含まれている。
表9は、保守履歴・計画表示データに含まれる故障情報(実績)の具体例であり、故障発生日時、故障種別、故障受付者、故障状況、故障原因、故障処置、
交換部品名、測定データ、故障画像などがデータ項目に含まれている。
交換部品名、測定データ、故障画像などがデータ項目に含まれている。
S409においては、S402〜S408で生成されたデータを機器毎に関連付け、保守カルテ情報として保守統合データベース部12に登録し、処理を終了する。
図5は、図4のS408における処理の詳細を示すフローチャートである。
S501においては、保守関連情報における点検情報の有無が判定される。ここで、点検情報が有ると判定された場合は、S502へ進む。これに対し、点検情報が無いと判定された場合には、S505へ進む。
S502においては、保守関連情報から点検情報を抽出する。
S503においては、保守関連情報から点検測定データを抽出する。
S504においては、保守関連情報から点検画像データを抽出する。
S505においては、保守関連情報における整備情報の有無が判定される。ここで、整備情報が有ると判定された場合は、S506へ進む。これに対し、整備情報が無いと判定された場合には、S509へ進む。
S506においては、保守関連情報から整備情報を抽出する。
S507においては、保守関連情報から整備測定データを抽出する。
S508においては、保守関連情報から整備画像データを抽出する。
S509においては、保守関連情報における故障情報の有無が判定される。ここで、故障情報が有ると判定された場合は、S510へ進む。これに対し、故障情報が無いと判定された場合には、処理を終了する。
S510においては、保守関連情報から故障情報を抽出する。
S511においては、保守関連情報から故障測定データを抽出する。
S512においては、保守関連情報から故障画像データを抽出し、処理を終了する。
図6は、検索部14における保守カルテの検索処理の具体例を示すフローチャートである。
S601においては、ユーザが保守カルテ検索画面から入力した検索条件を取得する。図7は、保守カルテ検索画面の具体例を示す図である。ここでは、検索キーとして機器コード、機器名称、および機種コードが用いられており、検索キーを入力後に検索ボタンを押下することで保守カルテ表示画面に遷移する。尚、保守カルテは機器単位であるので、機種コードなどで機器を絞り込めない場合は、候補一覧画面(図示省略する)が表示し、選択可能とすると好適である。
S602においては、保守統合データベース部12に格納された対象機器の保守カルテ情報を検索する。
S603においては、検索された保守カルテ情報を画面生成部15に出力して処理を終了する。
図8は、画面生成部15における保守カルテ表示画面の生成処理の具体例を示すフローチャートである。尚、描画するシンボルマークとデータとの関係は予め設定されているものとする。
S801においては、検索部14で検索された保守カルテ情報における点検データの有無を判定する。ここで、点検データが有ると判定された場合には、S802へ進む。これに対して、点検データが無いと判定された場合には、S807へ進む。
S802においては、点検データの中に点検実績データが含まれるか否かを判定する。ここで、点検実績データが有ると判定された場合には、S803へ進む。これに対し、点検実績データが無いと判定された場合には、S806へ進む。
S803においては、点検実績データの点検項目の全てが正常か否かを判定する。ここで、点検項目が全て正常と判定された場合には、S804へ進む。これに対し、点検項目に異常の項目が有ると判定された場合には、S805へ進む。
S804においては、保守カルテにおいて点検実績データが全て正常であることを表すシンボルマーク(◎)を点検実績データと対応付けて保守カルテ内に描画し、S807へ進む。
S805においては、保守カルテにおいて点検実績データに異常項目が含まれることを表すシンボルマーク(●)を点検実績データと対応付けて保守カルテ内に描画し、S807へ進む。
S806においては、保守カルテにおいて点検計画データが有ることを表すシンボルマーク(○)を点検データと対応付けて保守カルテ内に描画し、S807へ進む。
S807においては、保守カルテ情報における整備データの有無を判定する。ここで、整備データが有ると判定された場合には、S808へ進む。これに対して、整備データが無いと判定された場合には、S811へ進む。
S808においては、整備データの中に整備実績データが含まれるか否かを判定する。ここで、整備実績データが有ると判定された場合には、S809へ進む。これに対し、整備実績データが無いと判定された場合には、S810へ進む。
S809においては、保守カルテにおいて整備実績データが含まれることを表すシンボルマーク(△)を整備実績データと対応付けて保守カルテ内に描画し、S811へ進む。
S810においては、保守カルテにおいて整備計画データが含まれることを表すシンボルマーク(▲)を整備計画データと対応付けて保守カルテ内に描画し、S811へ進む。
S811においては、保守カルテ情報における故障データの有無を判定する。ここで、故障データが有ると判定された場合には、S812へ進む。これに対して、故障データが無いと判定された場合には、S813へ進む。
S812においては、保守カルテにおいて故障データが含まれる区間を表すシンボルマーク(×)と故障データを対応付けて保守カルテ内に描画し、S813へ進む。
S813においては、保守関連情報に含まれる運用データ(例えば、機器の計測データ、機器の稼動時間や稼働率など)に基づいて時系列のグラフを作成する。
S814においては、その他の保守カルテ情報(推奨点検項目データなど)を保守カルテにセットする。
S815においては、生成された保守カルテを画面表示する。図9は、保守カルテ表示画面の具体例を示す図である。同図に示されるように、保守カルテを構成する保守履歴・計画データの表示欄では機器の保守開始から現在までの保守履歴と今後の保守計画が、シンボルマークおよび運用データと共にビジュアル化されている。保守履歴・計画データ表示欄に描画されるシンボルマークは、マーク自体に意味がありシンボルマークを見るだけで点検結果正常、点検結果異常などが識別可能となっている。例えば、2004年3月における点検実績データが存在し、その点検結果が正常であることが示されている。尚、シンボルマークの大きさ、種類、表示色等は任意に設定変更可能とすると好適である。
表示される運用データはトレンドグラフとして表示されており、グラフ上にマウスオーバーすることでその数値と日時を表示して確認できると好適である。また、表示する運用データを画面上で選択可能とし、複数の項目を同時に表示できるとデータ間の関係を把握できるので好適である。
更に、表示期間を変更する場合には、画面上の操作ボタンにより行える。ここでは、表示期間を全期間、一ヶ年、6ヶ月、3ヶ月、および1ヶ月の単位で切替えることができる。また、表示期間の変更操作と連動する形で保守対象機器の保守情報の履歴検索や計画検索がビジュアル化されたインターフェースによって行うことが可能であり、保守履歴・計画データ表示欄に表示されている期間を対象とした一覧が表形式で集約表示されている。この一覧から各履歴を個別に選択することにより、更に詳細な保守カルテ情報を確認可能な画面が表示される。図10は、点検履歴詳細表示画面の具体例を示す図である。ここでは、点検開始日時、点検終了日時、および点検実施者などの点検情報の他に各点検項目の点検結果、計測データのグラフ、点検時に作成された音声や画像のファイル情報、および保守所見データが表示されている。尚、詳細画面を表示するデータは、保守履歴・計画データに限らない。
上記のように、複数の保守関連システムから収集・登録された保守関連情報を保守カルテとして表示することで以下の効果が生じる。
(1)保守対象機器の過去から現在、未来までの状態を一目で表現することができ、機器の保守状態を即時に把握することができる。
(2)保守計画の立案および見直しに役立てることができる。
(3)特定の保守履歴および保守計画の検索操作性が向上する。
(4)機器の保守カルテの表示データと機器の運用データ(機器の計測データ、例えば稼動時間など)をグラフ表示することにより機器毎に異なるコンディション状況を考慮して保守傾向を把握することができる。
尚、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。例えば、保守関連情報収集・登録部11は、各種の保守関連情報が分散されたシステムで管理されている場合に設けるとしても良い。
また、一元化された保守統合データベースに対して全文検索を行う類似故障全文検索処理部を新たに設けることにより、類似故障の検索処理が実現可能となる。この場合、類似故障検索の実現により保守業務の効率UPや保守サービスレベルの向上が見込める。
また、保守情報に関連する製品毎の指標(故障率や稼働率など)の作成を行う統計処理部を新たに設けることも可能である。この場合、保守業務の分析が可能となり保守業務の改善や保守サービスレベルの向上が見込める。
また、地図表示システム上で保守対象機器を地図上から選択する地図表示部を新たに設け、該当する機器の保守カルテ情報を提供することもできる。この場合、地図情報システムで管理されている機器情報に対して保守カルテの情報が付加され、保守業務の効率UPおよび保守サービスレベルの向上が見込める。
また、現場保守員が携帯する携帯電話に表示部16および検索部14を設けることにより、現場保守対応中の機器に対する保守カルテ情報を提供することもできる。この場合、現場の保守状況のみならず保守カルテから得られる保守関連情報により、保守サービスレベルの向上が見込める。
更に、情報公開用Webサーバを設けて機器の保守カルテをWeb公開することもできる。この場合、保守対象機器を使用するエンドユーザ自らが機器の保守カルテ情報を閲覧することが可能となる。また、社内の異なる組織間(営業部門や保守サービス部門)での同一機器に対する保守カルテを情報共有することができる。
1…保守カルテ表示装置、
11…保守関連情報収集・登録部、
12…保守統合データベース部、
13…保守カルテ情報生成部、
14…検索部、
15…画面生成部、
16…表示部、
111…インターフェース(I/F)、
112…保守関連情報収集プログラム、
113…保守関連情報登録プログラム。
11…保守関連情報収集・登録部、
12…保守統合データベース部、
13…保守カルテ情報生成部、
14…検索部、
15…画面生成部、
16…表示部、
111…インターフェース(I/F)、
112…保守関連情報収集プログラム、
113…保守関連情報登録プログラム。
Claims (5)
- 少なくとも機器の点検データ、整備データ、故障データ、保守履歴、および保守計画を含む保守関連情報を記憶する保守統合データベース部と、
前記保守統合データベース部に接続され、前記保守関連情報を機器単位で関連付けて保守カルテ情報を生成し、前記保守統合データベース部に登録する保守カルテ情報生成部と、
前記保守統合データベース部に接続され、ユーザが入力する検索条件に基づいて前記保守統合データベース部から前記保守カルテ情報を検索する検索部と、
この検索部に接続され、前記検索された保守カルテ情報に含まれるデータを解析して前記データを表すシンボルマークを所定の規則に基づいて求め、前記シンボルマークを前記保守カルテ情報と共に時系列上で表示した保守カルテ表示画面を生成する画面生成部と、
この画面生成部に接続され、前記生成された保守カルテ表示画面を表示する表示部と、
を有することを特徴とする保守カルテ表示装置。 - 前記保守カルテ情報生成部が、前記保守関連情報に前記機器単位で統計処理を施して求められたデータを前記保守カルテ情報に付加することを特徴とする請求項1記載の保守カルテ表示装置。
- 前記保守関連情報が異種の保守関連システムに分散して格納されている場合に、前記保守関連システムに対応する各種のインターフェースを用いて情報を収集し、前記保守統合データベースに登録する保守関連情報収集・登録部を更に有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の保守カルテ表示装置。
- 少なくとも機器の点検データ、整備データ、故障データ、保守履歴、および保守計画を含む保守関連情報を記憶する保守統合データベースを備えるコンピュータが行う保守カルテ表示方法であって、
前記保守統合データベースから前記保守関連情報を取得する保守関連情報取得ステップと、
この保守関連情報取得ステップにおいて取得された保守関連情報を機器単位で関連付けて保守カルテ情報を生成し、前記保守統合データベースに登録する保守カルテ情報生成ステップと、
この保守カルテ情報生成ステップにおいて登録された保守カルテ情報をユーザが入力する検索条件に基づいて前記保守統合データベースから検索する保守カルテ情報検索ステップと、
この保守カルテ情報検索ステップにおいて検索された保守カルテ情報に含まれるデータを解析して前記データを表すシンボルマークを所定の規則に基づいて求め、前記シンボルマークを前記保守カルテ情報と共に時系列上で表示した保守カルテ表示画面を生成する画面生成ステップと、
この画面生成ステップにおいて生成された保守カルテ表示画面を表示する表示ステップと、
を有することを特徴とする保守カルテ表示方法。 - 前記保守カルテ情報生成ステップにおいて、前記保守関連情報に前記機器単位で統計処理を施して求められたデータを前記保守カルテ情報に付加することを特徴とする請求項4記載の保守カルテ表示方法。
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