JPH0381467A - ひび割れ補修方法及びこの方法に用いる接着剤注入装置 - Google Patents
ひび割れ補修方法及びこの方法に用いる接着剤注入装置Info
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- JPH0381467A JPH0381467A JP21807689A JP21807689A JPH0381467A JP H0381467 A JPH0381467 A JP H0381467A JP 21807689 A JP21807689 A JP 21807689A JP 21807689 A JP21807689 A JP 21807689A JP H0381467 A JPH0381467 A JP H0381467A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この発明は、コンクリート構造物に生じたひび割れ内に
、エポキシ樹脂等接着剤を注入充填することにより補修
する方法及びこの方法に用いる接着剤注入装置に関する
ものである。
、エポキシ樹脂等接着剤を注入充填することにより補修
する方法及びこの方法に用いる接着剤注入装置に関する
ものである。
「従来の技術、発明が解決せんとする問題点」従来、コ
ンクリート構造物に生じたひび割れの補修方法として、
表面部を予めＶカットしたひび割れ箇所にエポキシ系パ
テ等を充填し、ひび割れ表面から後に注入する接着剤と
してのエポキシ系樹脂が漏出することがないように塞ぐ
と共に、粘性が比較的低いエポキシ系樹脂をゴム風船に
封λし、要所ごとに取付けたゴム風船等の収縮圧力によ
ってひび割れ箇所に注入充填する方法が知られている。
ンクリート構造物に生じたひび割れの補修方法として、
表面部を予めＶカットしたひび割れ箇所にエポキシ系パ
テ等を充填し、ひび割れ表面から後に注入する接着剤と
してのエポキシ系樹脂が漏出することがないように塞ぐ
と共に、粘性が比較的低いエポキシ系樹脂をゴム風船に
封λし、要所ごとに取付けたゴム風船等の収縮圧力によ
ってひび割れ箇所に注入充填する方法が知られている。
しかしながら、上記従来のコンクリート構造物の補修方
法においては、ゴム風船の収縮圧力のみでは十分な注入
圧力が得られないため、ひび割れ全体に隈なくエポキシ
系樹脂が充填されることが期待できず、また充填に時間
がかかり非効率的であった。
法においては、ゴム風船の収縮圧力のみでは十分な注入
圧力が得られないため、ひび割れ全体に隈なくエポキシ
系樹脂が充填されることが期待できず、また充填に時間
がかかり非効率的であった。
また、注入するエポキシ系樹脂は、経時変化によって硬
化収縮を招くため、補修後充填箇所が再度ひび割れし易
いという問題があった。
化収縮を招くため、補修後充填箇所が再度ひび割れし易
いという問題があった。
「問題点を解決するための手段」
この発明は前記従来の課題を解決するためにひび割れの
表面部に凹溝を形成し、この凹溝内にパテなどのコーキ
ング材を充填し、このコーキング材を通してひび割れ内
に、圧縮注入器の注入管および真空ポンプからの吸引管
を挿入し、この吸引管からひび割れ内の空気を真空吸引
しながら、圧縮注入器内に封入した無収縮性接着剤をひ
び割れ内に圧入するようにしたひび割れ充填方法を提案
するものである。
表面部に凹溝を形成し、この凹溝内にパテなどのコーキ
ング材を充填し、このコーキング材を通してひび割れ内
に、圧縮注入器の注入管および真空ポンプからの吸引管
を挿入し、この吸引管からひび割れ内の空気を真空吸引
しながら、圧縮注入器内に封入した無収縮性接着剤をひ
び割れ内に圧入するようにしたひび割れ充填方法を提案
するものである。
また、この発明は、内部に封入した無収縮接着剤を注入
管から圧縮力により押し出して、ひび割れ内に圧入する
圧縮注入器と、真空ポンプにより内部を真空吸引される
吸引容器に、ひび割れ内に挿入可能な吸引管を接続して
なる真空吸引装置とを備えてなるひび割れ補修方法に用
いる接着剤注入装置を提案するものである。
管から圧縮力により押し出して、ひび割れ内に圧入する
圧縮注入器と、真空ポンプにより内部を真空吸引される
吸引容器に、ひび割れ内に挿入可能な吸引管を接続して
なる真空吸引装置とを備えてなるひび割れ補修方法に用
いる接着剤注入装置を提案するものである。
「作用」
真空ポンプにより吸引管からひび割れ内の空気を吸引し
ながら、圧縮注入器内に封入した無収縮性接着剤をひび
割れ内に圧入するため、無収縮性接着剤は真空ポンプの
真空吸引と圧縮注入器の押出し圧力の相互作用により、
ひび割れ全体に短時間に隈なく効率的に注入される。
ながら、圧縮注入器内に封入した無収縮性接着剤をひび
割れ内に圧入するため、無収縮性接着剤は真空ポンプの
真空吸引と圧縮注入器の押出し圧力の相互作用により、
ひび割れ全体に短時間に隈なく効率的に注入される。
また、ひび割れ内に注入された接着剤は無収縮性である
ため、経時変化によって硬化収縮を起こさず、補修後充
填箇所が再度ひび割れすることなく補修効果を持続する
。
ため、経時変化によって硬化収縮を起こさず、補修後充
填箇所が再度ひび割れすることなく補修効果を持続する
。
真空吸引装置は、真空ポンプにより内部を真空吸引され
る吸引容器に、ひび割れ内に挿入可能な吸引管を接続し
であるため、真空吸引の際に圧縮注入器からひび割れ内
に圧入された無収縮性接着剤がエアーと共に吸引された
場合、この無収縮性接着剤は吸引容器に受は入れられ、
真空ポンプに入ることが防止される。
る吸引容器に、ひび割れ内に挿入可能な吸引管を接続し
であるため、真空吸引の際に圧縮注入器からひび割れ内
に圧入された無収縮性接着剤がエアーと共に吸引された
場合、この無収縮性接着剤は吸引容器に受は入れられ、
真空ポンプに入ることが防止される。
更に、無収縮性接着剤は、エポキシ樹脂にフライアッシ
ュや石粉などの安価な無収縮性混和材を混練してなるの
で、比較的高価なエポキシ樹脂の使用量が少なくて済み
、経済的である。
ュや石粉などの安価な無収縮性混和材を混練してなるの
で、比較的高価なエポキシ樹脂の使用量が少なくて済み
、経済的である。
「実施例」
以下この発明を図面に示す実施例について説明すると、
コンクリート構造物１のひび割れ２の表面部を割れ目に
沿って断面Ｖ型状にカットして凹溝３を形成すると共に
、ひび割れ２の所要箇所にハンマードリルなどにより割
れ目の先端まで削孔する。
コンクリート構造物１のひび割れ２の表面部を割れ目に
沿って断面Ｖ型状にカットして凹溝３を形成すると共に
、ひび割れ２の所要箇所にハンマードリルなどにより割
れ目の先端まで削孔する。
この削孔のいずれかにその先端まで吸引管４を、また他
の削孔内に注入管５をそれぞれ挿入し、この状態で凹溝
３内にエポキシ系パテなどのコーキング材６を充填し、
割れ目の表面を気密状に塞ぐと共に、吸引管４及び注入
管５の周囲をシールするゆ 次に、ゴム風船あるいはプランジャーポンプなどの圧縮
注入器７を、その内部に無収縮性接着剤を充填した上で
注入管５に取付ける。
の削孔内に注入管５をそれぞれ挿入し、この状態で凹溝
３内にエポキシ系パテなどのコーキング材６を充填し、
割れ目の表面を気密状に塞ぐと共に、吸引管４及び注入
管５の周囲をシールするゆ 次に、ゴム風船あるいはプランジャーポンプなどの圧縮
注入器７を、その内部に無収縮性接着剤を充填した上で
注入管５に取付ける。
この無収縮性接着剤としては、主としてエポキシ樹脂接
着剤にフライアッシュ、石粉などの無収縮性混和材を混
練し、硬化収縮量を低減したものを用いる。
着剤にフライアッシュ、石粉などの無収縮性混和材を混
練し、硬化収縮量を低減したものを用いる。
また、吸引管４を、真空ポンプ８によりフィルター９を
介して内部を真空吸引される吸引容器１０に接続する。
介して内部を真空吸引される吸引容器１０に接続する。
この状態で真空ポンプ８を駆動して吸引管４からひび割
れ２内の空気を吸引しながら、圧縮注入器７を収縮作動
させ、その内部に封入した無収縮性接着剤をひび割れ２
内に圧入すると、真空ポンプ８の吸引力と圧縮注入器７
の押出し圧力の相互作用により、無収縮性接着剤はひび
割れ２の全体に短時間に隈なく効率的に注入され、これ
が吸引容器１０内に流入するに到ったときに真空ポンプ
８の駆動を停止し、吸引管４及び注入管５を引抜いて注
入作業を終了する。
れ２内の空気を吸引しながら、圧縮注入器７を収縮作動
させ、その内部に封入した無収縮性接着剤をひび割れ２
内に圧入すると、真空ポンプ８の吸引力と圧縮注入器７
の押出し圧力の相互作用により、無収縮性接着剤はひび
割れ２の全体に短時間に隈なく効率的に注入され、これ
が吸引容器１０内に流入するに到ったときに真空ポンプ
８の駆動を停止し、吸引管４及び注入管５を引抜いて注
入作業を終了する。
なお、吸引管４をひび割れ２の削孔内に挿入する際には
、その周囲に予め接着剤を塗布して削孔との隙間をシー
ルすることが望ましい。
、その周囲に予め接着剤を塗布して削孔との隙間をシー
ルすることが望ましい。
この場合には、吸引管４は外部に露出する部分をカット
して挿入部を埋め殺しにする。
して挿入部を埋め殺しにする。
「発明の効果」
真空ポンプにより吸引管からひび割れ内の空気を吸引し
ながら、圧縮注入器内に封入した無収縮性接着剤をひび
割れ内に圧入するので、真空ポンプの真空吸引力と圧縮
注入器の押出し圧力の相互作用により、無収縮性接着剤
をひび割れ全体に短時間に隈なく効率的に注入すること
ができる。
ながら、圧縮注入器内に封入した無収縮性接着剤をひび
割れ内に圧入するので、真空ポンプの真空吸引力と圧縮
注入器の押出し圧力の相互作用により、無収縮性接着剤
をひび割れ全体に短時間に隈なく効率的に注入すること
ができる。
また、ひび割れ内に注入された接着剤は無収縮性である
ので、経時変化による硬化収縮を減少され、補修後充填
箇所が再度ひび割れすることなく補修効果を耐久的に持
続させることができる。
ので、経時変化による硬化収縮を減少され、補修後充填
箇所が再度ひび割れすることなく補修効果を耐久的に持
続させることができる。
真空吸引装置は、真空ポンプにより内部を真空吸引され
る吸引容器に、ひび割れ内に挿入可能な吸引管を接続し
であるので、真空吸引の際に圧縮注入器からひび割れ内
に圧入された無収縮性接着剤がエアーと共に吸引された
場合、この無収縮性接着剤は吸引容器に受は入れられ、
真空ポンプに入ることが防止されると共に、吸引容器内
に無収縮性接着剤が流入したときに、注入の完了を知る
ことができる。
る吸引容器に、ひび割れ内に挿入可能な吸引管を接続し
であるので、真空吸引の際に圧縮注入器からひび割れ内
に圧入された無収縮性接着剤がエアーと共に吸引された
場合、この無収縮性接着剤は吸引容器に受は入れられ、
真空ポンプに入ることが防止されると共に、吸引容器内
に無収縮性接着剤が流入したときに、注入の完了を知る
ことができる。
更に、無収縮性接着剤は、エポキシ樹脂にフライアッシ
ュや石粉などの安価な無収縮性混和材を混練してなるの
で、比較的高価なエポキシ樹脂の使用量が少なくて済み
、経済的である。
ュや石粉などの安価な無収縮性混和材を混練してなるの
で、比較的高価なエポキシ樹脂の使用量が少なくて済み
、経済的である。
第１図はこの発明の実施例を示す斜視図である。
ｌ・・コンクリート構造物、２・・ひび割れ３・・凹溝
、４・・吸引管、５・・注入管、６・・コーキング材、
７・・圧縮注入器、８・・真空ポンプ、９・・フィルタ
ー １０・・吸引容器。
、４・・吸引管、５・・注入管、６・・コーキング材、
７・・圧縮注入器、８・・真空ポンプ、９・・フィルタ
ー １０・・吸引容器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １）ひび割れの表面部に割れ目に沿って凹溝を形成し、
この凹溝内にパテなどのコーキング材を充填し、このコ
ーキング材を通して前記ひび割れ内に、圧縮注入器の注
入管および真空ポンプからの吸引管を挿入し、前記吸引
管からひび割れ内の空気を吸引しながら、前記圧縮注入
器内に封入した無収縮性接着剤をひび割れ内に圧入する
ことを特徴とするひび割れ充填方法。 ２）内部に封入した無収縮接着剤を注入管から圧縮力に
より押し出して、ひび割れ内に圧入する圧縮注入器と、
真空ポンプにより内部を真空吸引される吸引容器に、ひ
び割れ内に挿入可能な吸引管を接続してなる真空吸引装
置とを備えてなることを特徴とするひび割れ補修方法に
用いる接着剤注入装置。 ３）無収縮性接着剤は、エポキシ樹脂に無収縮性混和材
を混練してなることを特徴とする請求項１記載のひび割
れ充填方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21807689A JP2907448B2 (ja) | 1989-08-24 | 1989-08-24 | ひび割れ補修方法及びこの方法に用いる接着剤注入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21807689A JP2907448B2 (ja) | 1989-08-24 | 1989-08-24 | ひび割れ補修方法及びこの方法に用いる接着剤注入装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0381467A true JPH0381467A (ja) | 1991-04-05 |
| JP2907448B2 JP2907448B2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=16714264
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21807689A Expired - Fee Related JP2907448B2 (ja) | 1989-08-24 | 1989-08-24 | ひび割れ補修方法及びこの方法に用いる接着剤注入装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2907448B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002004589A (ja) * | 2000-06-27 | 2002-01-09 | Nippon Kayaku Wasser Kk | コンクリート構造物における止水剤の注入工法および装置 |
| WO2002038888A1 (en) * | 2000-11-13 | 2002-05-16 | Hwangwoo Total Co., Ltd. | Method and apparatus for constructing a reinforcement of concrete structures |
| KR100405033B1 (ko) * | 2000-07-11 | 2003-11-07 | 이성우 | 복합소재의 진공성형 부착에 의한 콘크리트 구조물의보강방법 |
| JP2007277809A (ja) * | 2006-04-03 | 2007-10-25 | Nippon Adox Kk | 硬化性材料の硬化工法 |
| JP2009270260A (ja) * | 2008-04-30 | 2009-11-19 | Sekisui House Ltd | コンクリート構造物のひび割れ補修方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101284618B1 (ko) * | 2012-11-22 | 2013-07-10 | 김철세 | 수중 콘크리트 구조물의 건식 균열 보수 공법 |
-
1989
- 1989-08-24 JP JP21807689A patent/JP2907448B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002004589A (ja) * | 2000-06-27 | 2002-01-09 | Nippon Kayaku Wasser Kk | コンクリート構造物における止水剤の注入工法および装置 |
| KR100405033B1 (ko) * | 2000-07-11 | 2003-11-07 | 이성우 | 복합소재의 진공성형 부착에 의한 콘크리트 구조물의보강방법 |
| WO2002038888A1 (en) * | 2000-11-13 | 2002-05-16 | Hwangwoo Total Co., Ltd. | Method and apparatus for constructing a reinforcement of concrete structures |
| JP2007277809A (ja) * | 2006-04-03 | 2007-10-25 | Nippon Adox Kk | 硬化性材料の硬化工法 |
| JP2009270260A (ja) * | 2008-04-30 | 2009-11-19 | Sekisui House Ltd | コンクリート構造物のひび割れ補修方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2907448B2 (ja) | 1999-06-21 |
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