JPH06306959A - 建築構造物の接合構造 - Google Patents

建築構造物の接合構造

Info

Publication number
JPH06306959A
JPH06306959A JP11790793A JP11790793A JPH06306959A JP H06306959 A JPH06306959 A JP H06306959A JP 11790793 A JP11790793 A JP 11790793A JP 11790793 A JP11790793 A JP 11790793A JP H06306959 A JPH06306959 A JP H06306959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
joint
building
joining
embedding hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11790793A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Goto
泰男 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOUMU KK
Original Assignee
HOUMU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HOUMU KK filed Critical HOUMU KK
Priority to JP11790793A priority Critical patent/JPH06306959A/ja
Priority to AU39852/93A priority patent/AU671633B2/en
Priority to CA002097119A priority patent/CA2097119C/en
Priority to EP93108707A priority patent/EP0572955A1/en
Publication of JPH06306959A publication Critical patent/JPH06306959A/ja
Priority to US08/542,551 priority patent/US5807015A/en
Priority to US08/542,552 priority patent/US5906451A/en
Priority to US08/542,547 priority patent/US5807014A/en
Priority to US08/542,548 priority patent/US5788396A/en
Priority to US08/542,553 priority patent/US5823701A/en
Priority to US08/542,549 priority patent/US5873672A/en
Priority to US08/542,550 priority patent/US5924815A/en
Priority to US08/542,554 priority patent/US5788397A/en
Priority to AU59495/96A priority patent/AU684424B2/en
Priority to AU60689/96A priority patent/AU684427B2/en
Priority to AU60613/96A priority patent/AU679412B2/en
Priority to AU60612/96A priority patent/AU679411B2/en
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工時の作業性に優れ、かつ充填斑がなく接
合耐力に優れた信頼性の高い建築構造物の接合構造の提
供を目的とする。 【構成】 木材等の建材1a,1bの接合面10a,1
0b間に形成された接着剤溜まり部12と、各接合面1
0a,10bを連通して形成された接合治具の埋設孔2
と接合面10a,10bのいずれか一方又は両方に埋設
孔2の端部から建材1a,1bの外側部へ向けて形成さ
れた空気抜き部13と、埋設孔2に埋設された接合治具
3と、接着剤溜まり部12と埋設孔2に充填された接着
剤7と、を備えた構成からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は木造建築物等の部材間を
接合治具を用いて接合した建築構造物の接合構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、木造建築において、在来の各種仕
口や継手構造に代わり、金属製治具を用い施工時の作業
性を向上させ施工時間の短縮化を図った構造材の接合方
法や接合構造が開発されている。例えば、特開平3−5
543号公報には、施工性に優れ構造的に信頼性の高い
木構造における部材の接合工法として、接合すべき木製
部材に夫々穿設された材軸方向に延び、接合端面に開口
する各鋼悍埋込孔に跨って鋼悍を挿入し、同埋込孔に接
着剤を填装する木構造における部材の接合方法におい
て、前記両木製部材の接合面の外周を予め密封シールし
たのち、前記鋼悍埋込孔に接着剤を圧力注入し、同埋込
孔の内周面と前記鋼悍との間隙に接着剤を填装するとと
もに、前記両木製部材の接合面間の空隙に接着剤を充填
して密着せしめる木構造における部材の接合方法が開示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、眼に見えない鋼悍埋込孔1ヶ所に対しエ
ヤ抜き兼充填確認孔を3ヶ所も開けることが作業性を低
下させる上に、埋込孔の形成角度を厳密にしなければな
らず孔あけ施工の困難を伴うという問題点を有してい
る。 接着剤を注入孔より注入する時に周囲を密封シールさ
れた接合面間の空隙部を充満した接着剤が他の埋込孔に
流れ込んだり、他の埋込孔や注入孔より空気を同伴し充
填斑が生じ易いという問題点があった。 シーリング剤の固化に相当の所要時間を要し、接着剤
の加圧注入工程が即に行えず迅速性に欠けるという問題
点を有している。 通し柱と桁等のように現場での仕口の接合が不可能で
施工性に欠けるという問題点があった。 施工の完了後は補強の処置が出来ないという工法上の
問題点を有していた。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、施工時の作業性に優れ、かつ充填斑がなく接合耐力
に優れ信頼性の高い建築構造物の接合構造を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は次の構成からなる。請求項1に記載の建築構
造物の接合構造は、木材等の建材の接合面間に形成され
た接着剤溜まり部と、前記各接合面を連通して形成され
た接合治具の埋設孔と、前記接合面のいずれか一方又は
両方に前記埋設孔の端部から前記建材の外側部へ向けて
形成された空気抜き部と、前記埋設孔に埋設された接合
治具と、前記接着剤溜まり部と前記埋設孔に充填された
接着剤と、を備えた構成を有している。請求項2に記載
の建築構造物の接合構造は、請求項1において、前記接
着剤溜まり部が前記建材の接合面のいずれか一方の外周
部に貼着された空気抜き部形成用の切り欠き部を有する
切り欠きシール材で形成されてなる構成を有している。
請求項3に記載の建築構造物の接合構造は、請求項1に
おいて、前記接着剤溜まり部及び空気抜き部がいずれか
一方の前記建材の接合面の外周部を除いて、浅くくり抜
き加工で形成された構成を有している。請求項4に記載
の建築構造物の接合構造は、請求項1において、前記接
着剤溜まり部が、各建材の接合面の外周部近傍に形成さ
れた溝部と、前記溝部に嵌入されるシール材と、で形成
されてなる構成を有している。請求項5に記載の建築構
造物の接合構造は、請求項1又は2又は4の内いずれか
1において、前記接着剤溜まり部がいずれか一方の前記
建材の接合面の外周部を除いてエッジング加工により形
成されてなる構成を有している。請求項6に記載の建築
構造物の接合構造は、木材等の建材の接合面間に各接合
面を連通して形成された接合治具の埋設孔と、前記接合
面の一方に前記埋設孔の端部から前記建材の外側部へ向
けて形成された空気抜き部と、前記埋設孔に埋設された
接合治具と、前記埋設孔及び前記空気抜き部の周囲の前
記接合面間に形成された前記接着剤溜まり部と、前記接
着剤溜まり部及び前記接合面の外周部を除いた前記接合
面間に形成された接着剤塗布部と、前記埋設孔及び前記
接着剤溜まり部に注入固化された接着剤と、を備えた構
成を有している。
【0006】ここで、建材としては、角柱等の材木や集
成材又は積層板等の木材,石柱等の石材やコンクリート
製の柱,梁,壁等が用いられる。接合治具としては、接
着剤が流入する筒状部材又は筒状部材の端部又は長手方
向の所定部に脱着自在に係合されたもしくは固着された
支管を有するもの、または一部中実の筒状部材や、筒状
部材が短管からなり両端部に凹状もしくは凸状の係合部
からなり短管同士で連接されるもの等で構成される。接
合治具の筒状部材は断面形状が略円形,略楕円形,又は
三角形,四角形,六角形等の略多角形状をした鉄等の金
属製やカーボン繊維,ボロン繊維,ガラス繊維,金属繊
維等の有機,無機繊維と合成樹脂で成形加工したもの等
からなり、その断面略中央部等の長手方向には接着剤の
流入用の中空部が端部から端部や支管係合孔等に渡り形
成されている。筒状部材の中空部の径は接着剤の流入を
阻害しない程度に小さく形成されるのが望ましい。接合
治具の剪断力や曲げ応力等の機械的強度を下げないため
である。筒状部材の表面には筒状部材の端部等から流出
した接着剤のバッファとして機能し、接着剤が筒状部材
の外表面と構造部材の埋設孔の周壁との間に充填し接着
面積を広げるとともにアンカー効果を付与するように形
成された突条や非連続状の突部がランダムに形成された
もの又は螺線状等の形状に形成された突部が形成される
のが望ましい。また接着剤の粘度に応じて螺旋溝等の突
部の幅や深さを変えてもよい。尚、構造部材間の接合構
造によっては筒状部材は中実のものであってもよい。筒
状部材は同一径又は異径で形成してもよい。筒状部材の
端部の形状は膨出状、フラット状、凹状いずれでもよい
が用途や構造部材の種類により適宜使いわけると効率的
である。例えば木材間や集成材間では膨出状のものが木
クズ等を押圧して挿着でき、又、コンクリートや石材の
場合は凹部のものが孔部中の凸部を砕きながら挿着で
き、孔部が鏡面状に仕上げられたものにはフラット状の
ものが好適に用いられる。また、筒状部材の端部の表面
には注入された接着剤を外表面へと案内する溝等の案内
部を形成すると接着剤をスムーズに筒状部材の表面と埋
設孔の周壁間に案内することができ接着剤の注入の作業
性を高めることができる。筒状部材の中空部は接着剤の
流入抵抗を軽減化させるため鏡面化仕上げをするのが望
ましい。埋設孔は接合治具の形状に合わせて複数の構造
部材間の当接面に1乃至複数穿孔され、その径は接合治
具の筒状部材の最大径と略同一か少し大きめに形成さ
れ、その深さは少なくとも収納される接合治具の長さよ
りも少し深めに形成される。接着剤の接合治具と埋設孔
の周壁部間への流動を容易にするためである。埋設孔や
切削部の形成は現場でドリル等で穿孔や切削等するか、
又は工場でプレカット方式等で予め形成してもよい。埋
設孔は施工場所に応じて当接面に対し略垂直状、斜状、
斜交状、平行状等に形成される。埋設孔に接着剤の注入
を終了した後には込栓又は埋木等で覆設し面一にするか
パテ等で補修して仕上げ面を美麗にすることができる。
接着剤としては木材と木材、集成材と集成材、木材や集
成材と石材又はコンクリート構造体、石材とコンクリー
ト構造体等構造部材の種類に応じて適宜選択される。
尚、接着剤の注入は木材や集成材あるいはコンクリート
構造体の場合2段注入や加圧注入等を行うのが望まし
い。接着剤が木(集成材)やコンクリートの種類によっ
て吸収され接着剤の量が不足し接着力が低下するのを防
止するためである。接着剤溜まり部としては、接合面間
と接合面間に配設されたシール材、切り欠きシール材や
いずれか一方の接合面のくり抜き加工により形成された
凹部若しくはエッジング加工により形成された溝部によ
り形成される。接着剤溜まり部を形成する各建材の接合
面間の開きは0.01〜数mm好ましくは0.1〜数mmで
建材の大きさや使用場所により適宜選択される。接着剤
塗布部は接着剤の粘度により0.1〜数mmの厚みで塗布
される。接着剤を塗布することにより接合面の接合耐力
を著しく向上させることができる。特に同じ接合面に埋
設孔が複数形成され接着剤の粘度が高く渇き易いときは
埋設孔へ接着剤を注入中に接合面を溢れた接着剤が他の
埋設孔内に入り、他の埋設孔への接着剤の注入時に系内
の空気の排出や接着剤の流れを阻害し易い場合に有効で
ある。
【0007】
【作用】この構成によって、接着治具と接合面の接着に
より極めて強固な接合耐力を得ることができる。また、
空気抜き部により接着剤の注入時に流入する接着剤で接
合治具の中空部内や埋設孔内、接着剤溜まり部の空気を
排出しながら接着剤が充填されるので充填斑を無くすこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。 (実施例1)図1(a)は本発明の第1実施例の建築構
造物の構造部材の接合時の接着剤の流れを示す要部断面
図であり、図1(b)はその接合構造の要部断面図であ
り、図2は接合方法を示す要部斜視図である。図1にお
いて、1a,1bは木材や集成材等からなる構造部材、
2は各構造部材1a,1bの当接面に連通して形成され
た接合治具の埋設孔、3は接合治具の埋設孔2に埋設さ
れた筒状部材4と筒状部材4の長手方向の所定部に穿設
された支管係合用孔部に脱着自在に螺着等で係合された
支管5からなる接合治具、6は接合治具3の軸内中央部
に形成された接着剤流入用の中空部、7は図1(a)の
矢印に示すように接合治具3の筒状部材4の中空部6か
ら筒状部材4に流入され、外表面と埋設孔2の間隙に充
填された接着剤、8はカートリッジガン等からなる接着
剤注入用ガン、9は筒状部材4の中空部6に連通する螺
子や係合部が形成された支管係合用孔部、10a,10
bは構造部材1a,1bの接合面、11は接合面10b
の周囲を囲繞する凸状壁、12は縁部の幅が数mm〜数cm
の凸状壁11で継手や仕口の大きさに応じて接合面10
bの内部を0.01〜数mmに浅くくり抜いて形成された
接着剤溜まり部、13は構造部材1bの接合面10bに
埋設孔2の端部から外表面へ向け切削して形成された支
管装着溝を兼ねた空気抜き部、14は込栓である。以上
のように構成された本実施例の建築構造物の接合構造に
ついて、以下その接合方法について説明する。構造部材
1a,1bの接合面10a,10bに埋設孔2を穿設す
るとともに構造部材1aに支管装着溝を兼ねた空気抜き
部13を切削形成する。また構造部材1bの接合面を凸
状壁11を残して浅くくり抜き接着剤溜まり部12の凹
部を形成する。次いで、接合治具3の筒状部材4を埋設
孔2に、支管5を空気抜き部13に装着し、構造部材1
a,1bの接合面10a,10bを当接させる。接着剤
7を接着剤注入用ガン8で注入する。接着剤7は支管
5,筒状部材4の中空部6を経て筒状部材4の外周面と
埋設孔2の間隙の空気を排出しながら充填され接着剤溜
まり部12に達する。接着剤7は接着剤溜まり部12の
下部から空気を追い出しながら充填され、空気抜き部1
3から返流される。接着剤7の返流を視認後、支管5を
抜きとり込栓14を面一に挿着し、接合構造が完成す
る。尚、接着剤が固化するまでサポート治具や釘打ち等
で仮固定をすると作業性を向上させることができる。
尚、接着剤溜まり部12は接合面10bをくり抜いて形
成する代わりに接合面10bの外周部に合成樹脂製のテ
ープやシートを貼付して形成してもよい。以上のよう
に、第1実施例の接合構造によれば外部から接合部がほ
とんど目立たず見栄えを良くし、また、接合面に接着剤
を強制的に展開させることで接合部の耐力を接合治具と
併用することで飛躍的に向上させることができる。
【0009】(実施例2)図3は本発明の第2実施例の
建築構造物の接合方法を示す要部斜視図である。図2の
第1実施例と異なる点の第1は接合治具3′の支管5′
が短く形成され筒状部材4に固定され接合部に埋設され
るようになっている点である。第2は構造部材1bの接
合面10bの外周近傍の内側に囲繞溝15が形成され、
前記囲繞溝15内にパッキン等からなるシール材16が
嵌入されている点である。第3点はシール材16で囲繞
された接着剤溜まり部12aにエッジング加工により形
成された接着剤滞留溝17が形成されている点である。
第4点は接着剤溜まり部12aが構造部材1aの接合面
10aと構造部材1bの接合面10bのシール材16の
空隙で形成される点である。以上のように構成された本
実施例の建築構造物の接合構造について、以下その接合
方法について説明する。まず、第1実施例と同様にして
接着剤注入用ガンで接着剤を支管5′から注入する。接
合治具3′の両端部の中空部6から流出した接着剤は埋
設孔2を充たし空気を空気抜き部13から排出しながら
接着剤溜まり部に流れ接着剤滞留溝17や接着剤溜まり
部12aの空気を空気抜き部13から排出しながら充満
する。空気抜き部13と支管5′との間に接着剤の返流
が視認されたら接着剤注入用ガンを抜き込栓14を空気
抜き部13に行う。以上のように第2実施例の接合構造
によれば、シール材16で囲繞された接着剤溜まり部1
2aと接着剤滞留溝17の接着剤による木口接合と、接
合治具3′と埋設孔2間の接合による極めて接合耐力の
強い接合構造を得ることができる。尚、本実施例のシー
ル材16の代わりに、空気抜き部13の部位を切り欠い
たシール材を用いてもよい。特に空気抜き部13の径が
狭いときに有効である。また、本実施例では囲繞溝15
を一方の接合面にのみ形成したが、両接合面に形成して
もよい。接着剤の洩れを確実に防ぐためである。このよ
うにすることにより接合面の対向面に各々浅く空気抜き
部13を形成することもでき、埋設孔2の長さを同じに
形成できるので埋設孔2の形成が容易になる。
【0010】(実施例3)図4(a)(b)(c)は各
々第3実施例の建築構造物の接合構造における接合方法
を示す斜視図である。図2の第1実施例と異なる点の第
1は構造部材1bの接合面10bの外周部や接合面内に
貼着等で配設された両面テープやシール等からなるシー
ル材18により接着剤の塗布されていない接着剤溜まり
部19と構造部材1aと1bを接合する際に接着剤が塗
布される接着剤塗布部20が形成されている点である。
以上のように構成された本実施例の建築構造物の接合構
造について、以下その接合方法について説明する。ま
ず、接合治具3を装着した後接着材塗布部20に非発泡
性や発泡性の接着剤を塗布して接合面を接合する。次い
で、接合治具3に接着剤を注入し実施例1と同様にして
施工を行う。以上のように本実施例によれば、接着剤溜
まり部19と接着剤塗布部20が各々形成されているの
で各部の接着剤の種類を変えることができ、接合面の接
合耐力の向上と作業の迅速化を図ることができる。すな
わち埋設孔2への注入用の接着剤はポリウレタン系の発
泡性接着剤を用いその発泡時に圧力により接着剤を埋設
孔2や接着剤溜まり部19の隅部まで充填するとともに
接着剤塗布部20に非発泡性の例えばエポキシ等の接着
強度の強い接着剤を塗布しておくことにより作業性を高
めるだけでなく強大な接合耐力を極めて容易に得ること
ができる。尚、空気抜き部13に支管5を装着後にシー
ル材18を空気抜き部13を有する接合面10aに配設
してもよい。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明は、構造部材の接合
面に接着剤溜まり部を有しているので、接合治具に接着
剤を注入するだけで接合面をも接着剤で接着でき簡単な
施工作業で極めて強力な接合耐力を高い信頼性で得るこ
とができる。また、構造部材の接合面接着剤溜まり部と
接着剤塗布部を設けることにより接着剤塗布部に接着剤
を別途塗布した後接合治具の接着施工を行うことによ
り、より強力な接合耐力を高い信頼性で得ることができ
る施工作業性に優れ施工工期を大幅に短縮し省力化を著
しく高めることができる建築構造物の接合構造を実現で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1実施例の建築構造物の構造
部材の接合時の接着剤の流れを示す要部断面図 (b)本発明の第1実施例の建築構造物の接合構造の要
部断面図
【図2】本発明の第1実施例の建築構造物の接合方法を
示す要部斜視図
【図3】本発明の第2実施例の建築構造物の接合方法を
示す要部斜視図
【図4】(a)本発明の第3実施例の建築構造物の接合
構造における接合方法を示す斜視図 (b)本発明の第3実施例の建築構造物の接合構造にお
ける接合方法を示す斜視図 (c)本発明の第3実施例の建築構造物の接合構造にお
ける接合方法を示す斜視図
【符号の説明】
1a,1b 構造部材 2 接合治具の埋設孔 3,3′ 接合治具 4 筒状部材 5,5′ 支管 6 中空部 7 接着剤 8 接着剤注入用ガン 9 支管係合用孔部 10a,10b,10b′ 接合面 11 凸状壁 12,12a 接着剤溜まり部 13 空気抜き部 14 込栓 15 囲繞溝 16 シール材 17 接着剤滞留溝 18 シール材 19 接着剤溜まり部 20 接着剤塗布部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材等の建材の接合面間に形成された接
    着剤溜まり部と、前記各接合面を連通して形成された接
    合治具の埋設孔と、前記接合面のいずれか一方又は両方
    に前記埋設孔の端部から前記建材の外側部へ向けて形成
    された空気抜き部と、前記埋設孔に埋設された接合治具
    と、前記接着剤溜まり部と前記埋設孔に充填された接着
    剤と、を備えたことを特徴とする建築構造物の接合構
    造。
  2. 【請求項2】 前記接着剤溜まり部が前記建材の接合面
    のいずれか一方の外周部に貼着された空気抜き部形成用
    の切り欠き部を有する切り欠きシール材で形成されてい
    ることを特徴とする請求項1の建築構造物の接合構造。
  3. 【請求項3】 前記接着剤溜まり部及び空気抜き部がい
    ずれか一方の前記建材の接合面の外周部を除いて、浅く
    くり抜き加工で形成されたことを特徴とする請求項1の
    建築構造物の接合構造。
  4. 【請求項4】 前記接着剤溜まり部が、各建材の接合面
    の外周部近傍に形成された溝部と、前記溝部に嵌入され
    るシール材と、で形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載の建築構造物の接合構造。
  5. 【請求項5】 前記接着剤溜まり部がいずれか一方の前
    記建材の接合面の外周部を除いてエッジング加工により
    形成されていることを特徴とする請求項1又は2又は4
    の内いずれか1に記載の建築構造物の接合構造。
  6. 【請求項6】 木材等の建材の接合面間に各接合面を連
    通して形成された接合治具の埋設孔と、前記接合面の一
    方に前記埋設孔の端部から前記建材の外側部へ向けて形
    成された空気抜き部と、前記埋設孔に埋設された接合治
    具と、前記埋設孔及び前記空気抜き部の周囲の前記接合
    面間に形成された前記接着剤溜まり部と、前記接着剤溜
    まり部及び前記接合面の外周部を除いた前記接合面間に
    形成された接着剤塗布部と、前記埋設孔及び前記接着剤
    溜まり部に注入固化された接着剤と、を備えていること
    を特徴とする建築構造物の接合構造。
JP11790793A 1992-05-30 1993-04-20 建築構造物の接合構造 Withdrawn JPH06306959A (ja)

Priority Applications (16)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11790793A JPH06306959A (ja) 1993-04-20 1993-04-20 建築構造物の接合構造
AU39852/93A AU671633B2 (en) 1992-05-30 1993-05-27 A connector for connecting structural members
CA002097119A CA2097119C (en) 1992-05-30 1993-05-27 Connector, method for connecting structural members with connector and connection structure between structural members
EP93108707A EP0572955A1 (en) 1992-05-30 1993-05-28 Connector, method for connecting structural members with connector and connection structure between structural members
US08/542,554 US5788397A (en) 1992-05-30 1995-10-13 Connector, method for connecting structural members with connector and connection structure between structural members
US08/542,547 US5807014A (en) 1992-05-30 1995-10-13 Connector, method for connecting structural members with connector and connection structure between structural members
US08/542,552 US5906451A (en) 1992-05-30 1995-10-13 Connector, method for connecting structural members with connector and connection structure between structural members
US08/542,551 US5807015A (en) 1992-05-30 1995-10-13 Connector, method for connecting structural members with connector and connection structure between structural members
US08/542,548 US5788396A (en) 1992-05-30 1995-10-13 Connector, method for connecting structural members with connector and connection structure between structural members
US08/542,553 US5823701A (en) 1993-04-14 1995-10-13 Connector, method for connecting structural members with connector and connection structure between structural members
US08/542,549 US5873672A (en) 1992-05-30 1995-10-13 Connector, method for connecting structural members with connector and connection structure between structural members
US08/542,550 US5924815A (en) 1992-05-30 1995-10-13 Connector, method for connecting structural members with connector and connection structure between structural members
AU59495/96A AU684424B2 (en) 1992-05-30 1996-07-12 A connector and method for connecting structural members with a connector
AU60689/96A AU684427B2 (en) 1992-05-30 1996-07-19 A connector and method for connecting structural members with a connector and a connecting structure incorporating connector
AU60613/96A AU679412B2 (en) 1992-05-30 1996-07-19 A connecting structure between structural members
AU60612/96A AU679411B2 (en) 1992-05-30 1996-07-19 A connector for connecting structural members and connecting structure between structural members

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11790793A JPH06306959A (ja) 1993-04-20 1993-04-20 建築構造物の接合構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06306959A true JPH06306959A (ja) 1994-11-01

Family

ID=14723146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11790793A Withdrawn JPH06306959A (ja) 1992-05-30 1993-04-20 建築構造物の接合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06306959A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000257174A (ja) * 1999-01-08 2000-09-19 Hatsuo Fujita 接合具及びそれを用いた柱、梁、桁等の接合装置並びに柱、梁、桁等の接合方法
JP2001159192A (ja) * 1999-12-03 2001-06-12 Ichiura Toshi Kaihatsu Kenchiku Consultants:Kk 壁付き柱の浮き上がり防止構造
JP2007207768A (ja) * 2007-04-13 2007-08-16 Moriyama Sangyo Kk 管状ケース端部の防水構造
CN103541432A (zh) * 2013-11-13 2014-01-29 王晓进 一种水泥装配件间隼销连接结构
US9644367B2 (en) * 2014-11-24 2017-05-09 Scrimtec Japan Inc. Co., Ltd. Joining structure

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000257174A (ja) * 1999-01-08 2000-09-19 Hatsuo Fujita 接合具及びそれを用いた柱、梁、桁等の接合装置並びに柱、梁、桁等の接合方法
JP2001159192A (ja) * 1999-12-03 2001-06-12 Ichiura Toshi Kaihatsu Kenchiku Consultants:Kk 壁付き柱の浮き上がり防止構造
JP2007207768A (ja) * 2007-04-13 2007-08-16 Moriyama Sangyo Kk 管状ケース端部の防水構造
JP4653777B2 (ja) * 2007-04-13 2011-03-16 森山産業株式会社 管状発光体端部の防水構造
CN103541432A (zh) * 2013-11-13 2014-01-29 王晓进 一种水泥装配件间隼销连接结构
US9644367B2 (en) * 2014-11-24 2017-05-09 Scrimtec Japan Inc. Co., Ltd. Joining structure

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6200061B1 (en) Connector, method for connecting structural members with connector and connection structure between structural members
JPH07166610A (ja) 接合用治具及びそれを用いた建築構造物の接合方法
US8950159B2 (en) Method of anchoring a connector, and connector
JP3272839B2 (ja) 接合用治具
JP3272840B2 (ja) 接合具、接合具ユニット及びそれを連結させた接合連結具
JPH06306959A (ja) 建築構造物の接合構造
JPH07197541A (ja) コンクリート躯体の接合構造及びその接合方法
JP6543010B1 (ja) 木製部材の接合構造
JP4810201B2 (ja) コンクリート構造物補強構造及びコンクリート構造物補強方法
JP6985717B2 (ja) ピンニング工法
JP2011094422A (ja) 木材の割裂を防止する接合方法
JP2004263548A (ja) 木造建築物における木材同士の結合構造及びその方法
JP3626747B2 (ja) 建築用構成部材の接合構造及び建築用構成部材の接合方法
US6393793B1 (en) Beam end fitting and a method for realizing joints for wooden beams
JP3535861B2 (ja) 接合具及びそれを用いた建築構造物の接合方法
JPH07949B2 (ja) 建物の外壁補修工法
JP3241163B2 (ja) 接合用治具及びそれを用いた建築構造物の接合方法
JP3275236B2 (ja) 接合具
JPH08189515A (ja) コンクリート又はこれに類するもののためのアンカ
JPH0412206Y2 (ja)
CN218542291U (zh) 水力膨胀式注浆锚杆
JP2008223243A (ja) 木材とコネクターの接着接合方法
JP3688590B2 (ja) 接合金具の取付け方法と接合ピンおよび接合金具付き木材
JP3436028B2 (ja) 木質材料の接合方法
JP2001271424A (ja) 接合具及びそれを用いた構造部材の接合構造並びに構造部材の接合方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000704