JPH07166610A - 接合用治具及びそれを用いた建築構造物の接合方法 - Google Patents

接合用治具及びそれを用いた建築構造物の接合方法

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JPH07166610A
JPH07166610A JP5355330A JP35533093A JPH07166610A JP H07166610 A JPH07166610 A JP H07166610A JP 5355330 A JP5355330 A JP 5355330A JP 35533093 A JP35533093 A JP 35533093A JP H07166610 A JPH07166610 A JP H07166610A
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泰男 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は簡単な工法で強固な接合を可能とす
るとともに、接合用治具の抜けをなくし、施工性を著し
く改善し建造物の生産性を向上させ、地震等による瞬時
破壊が起こるのを防ぎ、著しく防災効果の優れた接合用
治具の提供を目的とする。 【構成】 本発明の接合用治具1は、棒状部材2と、前
記棒状部材2の長手方向の一端部に連接された1乃至2
の劣弧状の凸壁部8と、前記棒状部材2の一端部から他
端部まで形成された中空部3と、前記凸壁部8に形成さ
れた固定部材装着用孔部4と、前記棒状部材2の他端部
の前記中空部3の開口部に固定又は脱着自在に係合され
る中空状の支管12と、を備えた構成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は木材間や集成材間又は石
材間あるいは木材や集成材と石材やコンクリートとを接
合する接合用治具及びそれを用いた木造家屋及び大断面
構造による大型木造建築物の軸組構造等の建築構造物の
仕口や継手構造等における建築構造物の接合方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅等の建築工事の省力化、合理
化等を目的として梁と軒桁、軒桁と柱、胴差しと通し柱
等の接合を目的とした接合用治具、又は施工の合理化を
目的とした仕口構造や継手構造等が開発されている。例
えば、実開昭63−162008号公報には木造軸組
工法に使用する軸組金具、実開平2−93401号公
報には、軸組式木造建築物の柱下端と土台との仕口部の
補強金物、特開平3−295946号公報には迫出し
ダボ金具、及びそれを使用した軸組木造建築の壁下地構
造、特開平2−300442号公報には接合した後、
木造軸組が解体することのない木質構造材の接合部構造
が開示されている。これらはいずれも構造部材間の接合
に金具やボルト,ナットが使用されている。また、仕口
構造としては特開昭63−14939,同63−149
40,同63−14941号公報に仕口構造の構造強度
の向上を目的とした木造軸組構造における仕口構造が開
示されている。しかしながら上記従来の接合用治具や仕
口構造は施工の際にボルトやナット,座金等の部品点数
が多く固定作業が煩雑で作業性に欠けるという問題点が
あった。また金具が大型で重量があり運搬性に欠け、更
に高所作業では安全性にも欠けるという問題点を有して
いた。施工時には金具の取付け間違等を生じ手間を要す
とともに所定位置に穿孔されたシリンダーや込栓部材の
所定位置への埋設と、埋設された前記シリンダーや込栓
の穿孔部にボルトを螺着するのが困難で作業性が悪く多
大の作業工数を要し工期が長引くという問題点があっ
た。木材間をボルトやナットで固定したものは木材の収
縮によって数年で締付力が失われてガタが生じ易く物理
的強度が低下するという問題点も有り、更にボルトやナ
ット、金具等の金属部分が結露等により酸化され耐久性
が低下するとともに、又輸入材は海上貯木のため塩分を
含みその塩分によりボルトや金具等が腐食され物理的強
度が劣化し耐久性が劣化するという問題点があった。ま
た、火災時は外部の接合用のボルトや金具等が先に熔け
て強度が期待できず家屋が倒壊するという防災上の問題
点を有していた。更に木材を用いた軸組構造の最大の欠
点は接合部の脆弱さであり、古来大工等によって物理的
強度を保つため種々の仕口や継手が考案されてきたが、
それらの構造はいずれも複雑でその加工に作業工数を要
し生産性が悪いという問題点を有していた。更に大断面
の木材等は生産量が少なく入手が困難であり、また木製
または集成材等の長大スパンの梁アーチやトラス等は道
交法等の規制により運搬ができないという問題点を有し
ていた。そこで、本発明者は上記従来の問題点を解決す
べく鋭意検討をした結果、従来の複雑な仕口や継手構造
を極めて簡単な構造とし、かつ接着剤と併用することに
より構造強度を向上させ仕口や継手あるいは接合の作業
性を著しく高め施工期間を著しく短縮化することができ
る接合用治具、及びそれを用いることにより仕口、継手
あるいは接合の加工技術を単純化し作業工数を著しく削
減した生産性に優れた構造部材の接合方法並びに構造強
度に優れ防災効果の高い構造部材間の接合構造を完成し
特願平4−164402号,特願平5−112261,
特願平5−117908,特願平5−139937,特
願平5−294289,特願平5−294748として
特許出願を行った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記発明
は、従来の金具や施工方法に比べ、作業性、施工性、生
産性を著しく改善するとともに、防災効果や接合部の耐
力の増大等に著しく優れるものであるが、防災上次のよ
うな問題点があることがわかった。すなわち、曲げ、引
張り、圧縮、剪断等が木材等の構造部材に働くと、接合
用治具と一体化した接着剤は木材が破断する極限まで曲
げ、引張り、圧縮、剪断等に抵抗した後に、接着剤と木
材繊維とが切断されて一次破壊を起こして接合力は失わ
れ、破壊が進む虞れがあることがわかった。特に、地震
の多い地域では構造部材間の接合部の内、耐力の弱いと
ころから逐次破壊され、それが累積し、地震等で突然、
家屋を損傷させる。また、先に出願した特許出願(特願
平5−112261)で同発明者は接合用治具の流出管
端部に突起部を形成した接合用治具を完成した。これは
該突起部により接合用治具の挿着時の抜け落ちや回転を
防ぎ著しく作業性を高めることができた。しかし、接着
剤を注入し、その際接着剤の返流をスムーズに行うため
加圧して注入するが、接合用治具の大小や形状により一
部の接合用治具が押し出され、接着剤注入用ガンを抜く
際に接合用孔部の径が大きいと接合用治具が一緒に抜け
てくるものが多少認められ作業性を低下させるという問
題点があることもわかった。また、箪笥や椅子等の家具
や、扉や各種建具、ジャングルジムや滑り台等の遊技
具、こけしその他の厚肉部を有する建具は各部材間を単
に接着剤で接着するか簡単な加工を施した後接着するだ
けなので、接合強度が弱く耐久性に欠けるという問題点
を有していた。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、簡単な工法でより強度な接合を可能とし、接合用治
具の抜けをなくし、施工性を著しく改善し建造物の生産
性を向上させるとともに、瞬時破壊が起こることを防
ぎ、著しく防災効果の優れた建築構造物用の接合用治具
又は家具や建具、遊技具、玩具を簡単な作業で接着固定
できこれらの耐久性を著しく向上させることのできる接
合用治具の提供、及びそれを用いた機械的強度に優れ、
かつ施工作業を大幅に向上させ工期を著しく短縮できる
建築構造物の接合方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は次の構成からなる。請求項1に記載の接合用
治具は、棒状部材と、前記棒状部材の長手方向の一端部
に連設された1乃至2の劣弧状の凸壁部と、前記棒状部
材の一端部から他端部まで形成された中空部と、前記凸
壁部に形成された固定部材挿着用孔部と、前記棒状部材
の他端部の前記中空部の開口部に固定又は脱着自在に係
合された中空状の支管と、を備えた構成を有している。
請求項2に記載の接合用治具は、棒状部材と、前記棒状
部材の長手方向の両端部に連設された1乃至2の劣弧状
の凸壁部と、前記棒状部材の両端部間に連通し両端部で
開口する中空部と、前記凸壁部に形成された固定部材挿
着用孔部と、前記中空部の中間部から前記棒状部材の外
周壁に連通して形成された接着剤流入孔部と、前記接着
剤流入孔部に固定又は脱着自在に係合される中空状の支
管と、を備えた構成を有している。請求項3に記載の接
合用治具は、棒状部材と、前記棒状部材の一端部から長
手方向の所定部まで形成された中空部と、前記中空部の
一端部側から前記棒状部材の外表面間まで貫設された1
乃至複数の接着剤流出孔部と、前記接着剤流出孔部と前
記棒状部材の他端部の間に前記棒状部材の長さ方向と略
直交状に形成された固定部材挿着用孔部と、前記棒状部
材の前記一端部の前記中空部の開口部に固定又は脱着自
在に係合された中空状の支管と、を備えた構成を有して
いる。請求項4に記載の接合用治具は、棒状部材と、前
記棒状部材の両端近傍部に前記棒状部材の長手方向と略
直交状に形成された固定部材挿着用孔部と、前記棒状部
材の両端部間に連通し両端部で開口する中空部と、前記
固定部材挿着用孔部と前記中空部の各交差部よりも内側
に前記中空部から前記棒状部材の外周壁に連通する1乃
至複数の接着剤流出孔部と、前記中空部の長さ方向の中
央部から前記棒状部材の外周壁まで貫設された1個の接
着剤流入孔部と、前記接着剤流入孔部に固定又は脱着自
在に係合される中空状の支管と、を備えた構成を有して
いる。請求項5に記載の接合用治具は、棒状部材と、前
記棒状部材の一端部から他端部まで形成された中空部
と、前記棒状部材の一端部に形成された固定部材挿着用
孔部と、前記棒状部材の他端部の前記中空部の開口部に
固定又は脱着自在に係合された中空状の支管と、を備え
た構成を有している。請求項6に記載の接合用治具は、
棒状部材と、前記棒状部材の両端部間に連通し両端部で
開口する中空部と、前記棒状部材の両端部に形成された
固定部材挿着用孔部と、前記中空部の中間部から前記棒
状部材の外周壁に連通して形成された接着剤流入孔部
と、前記接着剤流入孔部に固定又は脱着自在に係合され
る中空状の支管と、を備えた構成を有している。請求項
7に記載の接合用治具は、請求項1又は3若しくは請求
項5において、前記棒状部材の中空状の支管の固定部又
は係合部側の端部に突起部又は前記固定部材挿着用孔部
と開口方向と直交状又は平行状に形成された挿着用孔部
表示切込み部を有する鍔部を備えた構成を有している。
請求項8に記載の接合用治具は、請求項1乃至5におい
て、前記棒状部材の表面に突条部や凹凸部が形成されて
いる構成を有している 請求項9に記載の建築構造物の接合方法は、接合用治具
の棒状部材を挿着する接合用孔部を備えた2以上の構造
部材間に棒状部材を挿着する工程と、前記棒状部材の接
着剤流出側の端部又は端部に連接された凸壁部に構造部
材の外壁部から前記接合用孔部の先端部を貫通して形成
された固定部材の挿着部に前記固定部材を挿入し、前記
固定部材挿着用孔部に挿着し、前記固定部材で前記棒状
部材を挿着部に軸止する工程と、前記挿着部に挿着部用
込栓を埋設する工程と、前記棒状部材の中空部の接着剤
流入側から接着剤を注入し、前記接着剤を前記棒状部材
の接着剤流出側から流出させ前記棒状部材と前記各構造
部材間の接合用孔部との隙間を前記接着剤で充填させな
がら接着剤を流入側に返流させる工程と、前記接着剤流
入側に込栓を埋設する工程と、を備えた構成を有してい
る。
【0006】ここで、接合用治具の棒状部材は断面形状
が略円形,略楕円形,又は三角形,四角形,六角形等の
略多角形状をした鉄や真鍮等の合金等からなる金属製や
カーボン繊維,ボロン繊維,ガラス繊維,金属繊維等の
有機,無機繊維と合成樹脂との複合材を成型加工したも
の、セメント等を用いたセラミックス類及びその複合
品、木材や竹材若しくはアセチル化剤等で強化した強化
木材や強化竹材等が用いられる。棒状部材の長さや太さ
は構造部材の厚みや大きさによって適宜選択される。
尚、構造部材間の接合構造によっては棒状部材の一端部
は中実のものとし、中空部の先端部に接着剤流出孔部を
設けてもよい。中実部をアンカー部として利用する際の
便を図るためである。また、棒状部材は同一径又は異径
で形成してもよい。中空部の径は接着剤の流入を阻害し
ない程度に小さく形成されるのが望ましい。接合用治具
の剪断力や曲げ応力等の機械的強度を下げないためであ
る。長手方向の所定部に支管用孔部を有する棒状部材は
棒状部材の中空部の径を支管用孔部の前後で変えてもよ
い。支管用孔部を中心として左右に略同一の長さを有す
る棒状部材は接着剤の流速が略等しいので返流が同時に
生じるため中空部の径は同一でもよいが、長さが異なる
場合、棒状部材の長い方の径を大きくし、短い方を小さ
くして接着剤の流速を変え返流の時期を同一にする必要
があるためである。棒状部材の外表面に形成された突条
や凹凸部は連続状の突条や非連続状の突部がランダムに
形成されたもの又は螺線状等棒状部材の他端部等から流
出した接着剤のバッファとして機能し、接着剤が棒状部
材の外表面と構造部材の連通孔の周壁との間に充填し接
着面積を広げるとともにアンカー効果を付与するような
形状に形成されるのが望ましい。尚、施工場所や接着剤
の種類(粘性の強いもの)によっては突条部は棒状部材
や支管の接着剤返流側の端部に1乃至数個形成するか又
は形成しなくてもよい。また接着剤の粘度に応じて螺旋
溝等の凹凸部の幅や深さを変えてもよい。棒状部材の少
なくとも一端部の接着剤流出側の形状は膨出状、フラッ
ト状、凹状いずれでもよいが用途や構造部材の種類によ
り適宜使いわけると効率的である。例えば木材間や集成
材間では膨出状のものが木クズ等を押圧して挿着でき、
又、コンクリートや石材の場合は凹部のものが孔部中の
凸部を砕きながら挿着でき、孔部が鏡面状に仕上げられ
たものにはフラット状のものが好適に用いられる。ま
た、棒状部材の端部には注入された接着剤を外表面へと
案内する溝等の案内部を形成すると接着剤をスムーズに
棒状部材の表面と連通孔の周壁間に案内することができ
接着剤の注入の作業性を高めることができる。棒状部材
の端部や凸壁部の形状は略半円状,略円柱状,略三角形
状等に形成される。棒状部材の端部や凸壁部には、接着
剤の案内用の案内溝を形成すると接着剤の偏流を防止で
きるので好ましい。棒状部材の端部や凸壁部の固定部材
挿着用孔部の形状は構造部材の大きさや厚みに応じて選
択される固定部材の形状に応じて、略半円,略円形,略
楕円,略四角形,略三角形乃至は五角,六角形等の多角
形に形成される。固定部材はドリフトピン等のように先
の尖ったものや金属棒,カーボン繊維やボロン繊維等の
機械的強度の強い繊維と合成樹脂の複合品等が用いられ
る。固定部材の径は固定部材挿着用孔部の径と略同一か
小さめに形成される。固定部材の挿着を容易に行うため
である。固定部材は固定部材挿着用孔部に挿入後接着剤
が注入されるので固定部材の一部は接着剤で固定されガ
タをなくすことができるとともに接着耐力を高めること
ができる。固定部材の外周面は面一状又は螺旋状又は長
さ方向に平行な凹凸部を形成すると、接着剤がそれらの
凹凸部を流れ棒状部材と固定部材を接着剤で固定し、よ
り強固な接合構造を得ることができる。棒状部材の端部
の突起部や鍔部は金属製又は複合樹脂等曲げ応力の強い
もので好適に作製される突起部や鍔部は棒状部材に溶接
等で固定するか又は棒状部材と一体に形成してもよい。
突起部や鍔部の形状は棒状部材が鍔等の形成部と反対の
方向に強大な引張力が作用したときに棒状部材が引き抜
かれるのを防止できる形状であればよい。支管は管状物
からなり棒状部材の材質と同一又は異なったもので形成
され、棒状部材の中空部とその中空部が連通するように
係合される。支管の径は棒状部材と略同一か又はそれよ
り小さく又は大きく形成してもよい。係合方法は支管の
係合部と棒状部材の係合部に螺孔を形成し螺着するか嵌
合部等を形成して嵌合等で係合するようにしてもよい。
支管を形成することにより施工場所に応じて接合用治具
への接着剤の注入を円滑にすることができる。支管は接
着剤注入後、棒状部材との係合を解いて抜き取るが、支
管の長さが短く込栓等をする際に支障が無い場合等はそ
のまま残してもよい。棒状部材や支管の中空部は接着剤
の流入抵抗を軽減化させるため鏡面化仕上げをするのが
望ましいが接着剤の粘度が低いときは鏡面加工をしなく
てもよい。接着剤としては木材と木材、集成材と集成
材、木材と集成材、木材や集成材と石材,コンクリート
構造体、石材とコンクリート構造体等構造部材の種類に
応じて適宜選択される。具体例としてはエポキシ系、ポ
リウレタン系等の有機系接着剤やモルタル等の無機系接
着剤が用いられる。尚、接着剤の注入は木材や集成材あ
るいはコンクリート構造体の場合2段注入や加圧注入等
を行うのが望ましい。接着剤が木や集成材、コンクリー
トの種類によって吸収され接着剤の量が不足し接着力が
低下するのを防止するためである。構造部材としては角
柱等の材木や集成材又は積層板等の木材,石柱等の石材
やコンクリート製の柱,梁,壁等が用いられる。構造部
材間に連通して形成された接合用孔部は接合用治具の形
状に合わせて複数の構造部材間の当接面に1乃至複数穿
孔され、その径は接合用治具の筒状部の最大径と略同一
か少し大きめに形成され、その深さは少なくとも収納さ
れる接合用治具の長さと同一か少し深めに形成されるの
が望ましい。穿孔の作業性、接着剤の使用量を軽減する
ためである。接合用孔部の形成は現場でドリル等で穿孔
するか、又は工場でプレカット方式等で予め形成しても
よい。接合用孔部は施工場所に応じて当接面に対し略垂
直状、斜状、斜交状、平行状等に形成される。尚、接合
用孔部の周囲の当接面に接着剤を塗布しておくと構造強
度を更に向上させることができるので好ましい。接合用
孔部に接着剤の注入を終了した後には込栓又は埋木等で
覆設し面一にするかパテ等で補修して仕上げ面を美麗に
することができる。
【0007】
【作用】この構成によって、構造部材間の接合部に金属
製等の接合用治具が埋設固定されているので曲げ、引張
り、圧縮、剪断等に対する応力を著しく向上させること
ができる。また、接合箇所に要求される強度に応じ接合
用治具の種類、口径、長さ、本数を変えることができ
る。接合用治具とその外周の接着剤で接合用孔部が充填
されているので、曲げ応力等に対する機械的強度を向上
させることができるとともに、接合用治具が接着剤で被
覆されているので結露等により酸化されたり、塩害で脆
弱化されるのを防止することができる。接合方法は各構
造部材の当接面に接合用孔部や切削部を形成し接合用治
具を挿着し固定部材を固定部材挿着用孔部に挿着した後
接着剤を注入するだけなので作業工程を極めて簡略化で
き作業工数を削減することができる。部品点数の多い複
雑な金具を使用しないのでつけ間違い等による資材の破
損損失が防止できる。更に、接合用治具を木材中に埋設
することで火災時に木材表面の炭化皮膜により内部が守
られ接合用治具が熔けるのを防止し構造強度を維持し建
造物の倒壊を防ぎ安全性を高めることができる。棒状部
材の流出端部に固定部材挿着用孔を設け、その孔の中に
固定部材を直交状に挿着し接合用治具の回転や支管と一
緒に抜けるのを防止するとともに、建築構造物の剛性を
粘り強いものにし、瞬時破壊の際には木材にめり込んで
耐力を維持するので瞬時の崩壊を防止し、信頼性、作業
性を高めることができる。固定部材と棒状部材が固定部
材挿着用孔部を介して接着剤で一体に固化しているので
地震等の瞬時的な外力に対しても強固に接合され棒状部
材と接合用孔部の間の接着剤の破壊を防止し強い耐力を
与えることができる。また、固定部材に任意的に接着剤
で固化する部分と木材中に埋設されて接着効果の及ばな
いところを作ることによって接着剤の一次破壊後に接着
効果の及ばない部分で機械的に耐力を維持させ瞬時の崩
壊を防ぐことができる。また、構造部材の組立時に接合
用治具の抜けるのを防止することができ、組立作業の完
全性を高めることができる。また、家具や建具等にも簡
単に施工でき強固な接合構造を得ることができる。更
に、損傷した建造や家具に接合用孔部をドリル等で開け
棒状部材を固定部材で固定後接着剤を注入するだけで極
めて容易に修復することができる。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。 (実施例1)図1は本発明の第1実施例の接合用治具の
一部破断斜視図であり、図2(a)はその側面図であ
り、図2(b)はその接着剤の流出端部側の要部斜視図
であり、図3は接合用治具の棒状部材の応用例を示す端
部側の要部正面図、図4はその固定部材挿着用孔部の応
用例を示す要部側面図である。1は第1実施例の中空部
の開口部に支管が係合される金属製の接合用治具、2は
金属製の棒状部材、3は棒状部材2の略中央部長手方向
に形成され両端が開口した接着剤流入用の中空部、3は
棒状部材の一端部に膨出状に形成された凸壁部、4は接
着剤流出孔や他の金属棒材等、5は棒状部材2の表面に
螺旋状に形成された凹凸部、6は棒状部材2の中空部3
の開口部、7は開口部6に螺旋状に形成された支管係合
部、8,8は棒状部材2の一端部の接着剤流出側に中空
部3を挟んで対称状に形成された凸壁部、9は凸壁部
8,8の中央部に連通して形成された固定部材挿着用孔
部、10は凸壁部8,8間に形成される接着剤案内溝、
11は固定部材挿着用孔部9に挿着されるドリフトピン
や金属棒状物等からなる固定部材、12は棒状部材2の
支管係合部7に螺着等で係合された合成樹脂製や金属製
等の支管、12aは支管12の端部に形成されたドライ
バー等の係止溝、13は棒状部材2の中空部3と連通す
る支管中空部、14は支管8の端部に螺状に形成され棒
状部材2の支管係合部7と螺着等で係合する係合部であ
る。図3において、(a)は棒状部材2の断面形状が略
円形状に形成されたものであり、木材等に形成された削
りの荒い接合用孔部への挿入の容易化を図っている。
(b)は棒状部材2の断面形状が略楕円形状に形成され
たものであり、土台と柱の接合等、外力の分散化及び補
強並びに部材の回転防止を目的としたものである。特に
長径方向からの曲げ応力が強化されている。(c)〜
(e)は略四角形又は矩形,略六角形,略三角形に形成
されたものであり部材間の回転を防止して接合するのに
適している。また、図示していないが端部を中空部を中
心とし端部にゅくにつれ拡開する逆円錐台状に形成して
もよい。コンクリートや石材等の構造物の接合時に接合
用孔部中の突起物を砕きながら接合用治具を挿入できる
ので便利である。図4において、固定部材挿着用孔部9
の形状が、(a)は略半円形状に形成されたもの、
(b)は略円形状に形成されたもの、(c)は略楕円形
状に形成されたもの、(d)は略四角形状に形成された
もの、(e)は略三角形乃至は多角形状に形成されたも
のであり、構造部材等の被接合物の形状や大小のによっ
て適宜使いわけられる。尚、引張強度や曲げ強度の要求
されるものに対しては(d)や(e)が好適に用いられ
る。以上のように構成された第1実施例の接合用治具を
用いて、以下、その構造部材の接合方法並びにその構造
部材間の接合構造について説明する。 (施工例1)図5は本発明の第1実施例の接合用治具を
用いた通し柱と胴差し等の仕口接合施工時の斜視図であ
り、図6(a)は仕口接合施工時の状態を示す要部側面
断面図であり、図6(b)は仕口接合施工後の状態を示
す要部側面断面図である。1は第1実施例の接合用治
具、2は棒状部材、8は凸壁部、9は固定部材挿着用孔
部、11は固定部材であり、15aは通し柱、15bは
胴差し、16は通し柱15aと胴差し15bの仕口接合
面、17は通し柱15aと胴差し15bの仕口接合面1
6に連通して形成された接合用孔部、18は接合用孔部
17の孔開口部、19は仕口接合後に接合用孔部17の
孔開口部18を覆設し柱材面と面一にする木製や合成樹
脂製等からなる込栓、20は接合用孔部17に挿着され
る棒状部材2の固定部材挿着用孔部4の位置に胴差し1
5bを穿孔して形成された固定部材11を挿着する挿着
部、21は固定部材11を挿着した後、接着剤の流出を
防止する挿着部用込栓、22は接着剤注入用ガン、23
は支管12から注入され棒状部材2の中空部3,接着剤
案内溝10を経て接合用孔部17を充満しながら接合用
孔部17の孔開口部18に流出が視認されるまで充填さ
れる接着剤である。通し柱15aと胴差し15bの接合
面に連通して接合用治具の径より少し太めの径で接合用
治具1の中央部が仕口接合面16にくるような深さの接
合用孔部17をドリル等で穿設する。接合用孔部17に
接合用治具1を挿入し棒状部材2の凸壁部8に設けられ
た固定部材挿着用孔部9にドリフトピン等の固定部材1
1を棒状部材2と直交状に挿着する。次いで、胴差し1
5bの挿着部20に挿着部用込栓21を打ち込み胴差し
15bの表面と面一にする。支管12の支管中空部13
の係止溝12aに接着剤注入用ガン22を装着する。次
いで、接着剤23を接合用治具1の中空部3を経て、挿
着部20や接合用孔部17を充たしながら接合用孔部1
7の孔開口部18に接着剤23が視認されるまで接合用
孔部17に充填する。図6(a)に示すように、接着剤
23は矢印のように支管中空部13から注入され、中空
部3を通り接着剤案内溝10より棒状部材2の表面の凹
凸部5と接合用孔部17の周壁との間の隙間を充填して
いく。この際、棒状部材2の表面の凹凸部5のバッファ
効果により接着剤23のチャネリングやショートパスを
防止し該隙間をほとんど洩れなく接着剤23が充填され
る。更に接着剤23の注入を続けると接着剤23が支管
12の外表面と接合用孔部17の隙間を充たしながら上
昇してくるのが視認できるので充填斑を防止できる。接
合用孔部17の孔開口部18に接着剤23が視認された
ら支管12を半転させ棒状部材2との係合を解く。棒状
部材2の固定部材挿着用孔部9に固定部材11が打ち込
まれているので棒状部材2を回転させたり、抜けたりす
ることがない。次いで、接合用孔部17の孔開口部18
に込栓19を通し柱15aの表面と面一に覆設する。込
栓19を通し柱15aと同一の材質のものを用いると面
一に覆設した際に違和感なく通し柱15aと一体化でき
る。以上のように本実施例によれば、固定部材を構造部
材の表面から打ち込み接合用治具の固定部材挿着用孔部
に挿着し接合用治具を接合用孔部内に固定するので、接
着剤注入作業が極めて容易に行うことができる。また、
地震等で建造物が揺動され接着剤の接着力以上の外力が
かかっても固定部材で構造部材に接合用治具が固定され
ているので外力の接着剤への影響を防ぎ接着剤の破断を
防止することができ極めて安全性を高めることができ
る。(その他本実施例の効果は?)(通し柱と接合用治
具の固定手段を要しませんか?) (実施例2)図7は本発明の第2実施例における接合用
治具の一部破断斜視図である。3は中空部、4は接着剤
流出孔、5は凹凸部、8は凸壁部、9は固定部材挿着用
孔部、10は接着剤案内溝、12は支管、12aは係止
溝、13は支管中空部、14は係合部であり、これらは
実施例1と同様なもので同一の符号を付し説明を省略す
る。1aは棒状部材の長手方向の所定部に形成された支
管係合部に支管が係合され両端部に接着剤流出孔4を備
えた金属製の第2実施例の接合用治具、2aは金属製の
中空丸棒状の棒状部材、7aは棒状部材2aの長さ方向
の略中央部に外周面から中空部3まで連通して形成され
支管12を固定または脱着自在に係合する支管係合部、
8aは略円錐台状に形成された凸壁部、尚、凸壁部8a
は膨出状の凸壁部8と同一に形成してもよい。 (施工例2)図8は本発明の第2実施例の接合用治具を
用いた梁又は桁の継手接合に使用される突付け施工時の
斜視図であり、図9は施工時の状態を示す接合部中央の
要部断面図である。17aは突付け接合面に形成された
接合用孔部、24a,24bは突付け継ぎを行う梁材、
25は梁材22a又は22bの接合用孔部17aの当接
面に支管12の装着用に切削形成された支管装着用溝
部、26は支管装着用溝部25の開口部、19aは突付
け継ぎ後に支管装着用溝部25の開口部26の蓋をし梁
材面と面一にする木製や合成樹脂製等からなる込栓、2
2は接着剤注入用ガン、23aは支管12から注入され
棒状部材2aの中空部3aを経て接合用孔部17aを充
満しながら支管装着用溝部25の開口部26に返流が視
認されるまで充填される接着剤である。本実施例の施工
は、まず、突付けを行う梁材24a,24bの当接面に
連通して接合用治具1aの径より少し太めの径で接合用
治具1aの長手方向の中央部が各梁材24a,24bの
接合面16にくるような深さの接合用孔部17aをドリ
ル等で穿設する。連通する一方の接合用孔部17aの当
接面16に支管12装着用の支管装着用溝部25を形成
する。次に、接合用治具1aの固定部材挿着用孔部9の
位置に梁材24a,24bの外側から固定部材11の挿
着部20をドリルで形成する。尚、接合用孔部17aや
支管装着用溝部25,固定部材11の挿着部20はプレ
カット等で予め工場や資材置場で形成しておいてもよ
い。次いで、当接面16に連通した接合用孔部17aに
支管12が係合された棒状部材2aを挿入し梁材24
a,24bを当接させる。次いで、挿着部20に固定部
材11を挿入し接合用治具1bの固定部材挿着用孔部4
に挿着し底部が塞がった挿着部20bに固定部材11を
固定する。次いで、挿着部用込栓21を挿着部20に面
一に埋設する。次に、支管12の開口部に接着剤注入用
ガン22を装着し、接着剤23aを接合用治具1bの中
空部3aを経て、接合用孔部17aを充たしながら支管
装着用溝部25の開口部26に接着剤23が視認される
まで接合用孔部17aに充填する。図9に示すように接
着剤23の充填は矢印のように支管中空部13から注入
され、中空部3aを通り、固定部材11や固定部材挿着
用孔部4や棒状部材2aの表面の凹凸部5と接合用孔部
17aの周壁との間の隙間を実施例1と同様に充填して
いく。
【0009】(実施例3)図10(a)は本発明の第3
実施例の接合用治具の側面図であり、図10(b)は本
発明の第3実施例の接合用治具の接着剤の流出端部側の
要部斜視図である。1bは第3実施例の接合用治具、2
bは棒状部材、3は棒状部材2bの一端部から他端部に
連通して形成された中空部、8bは棒状部材2bの接着
剤流出側の膨出部、9は膨出部8bに形成された固定部
材挿着用孔部、12は棒状部材2bの一端部に固定又は
脱着自在に係合された支管、27は中空部3と連通しか
つ中空部3と直交状又は膨出部8bの頂部へ向けて斜交
状に形成された接着剤流出孔、27aは接着剤流出孔2
7の開口部から端部へ向けて形成された接着剤流出溝部
である。以上のように構成されているので、第3実施例
の接合用治具は固定部材挿着用孔部や固定部材の周囲に
も接着剤を充填することができ、より機械的強度に優れ
地震等の揺れにも接着剤の破壊のない強固な接合構造を
得ることができる。また、接着剤流出溝部が形成されて
いるので、接合用孔部に木屑等があっても接着剤流出孔
部が詰まることなく円滑に接着剤を注入できる。 (実施例4)図11は本発明の第4実施例の接合用治具
の斜視図である。図10の第3実施例の接合用治具と異
なる点は、第4実施例の接合用治具1cが両端部に接着
剤流出孔27を有し、かつ、接着剤流入用の支管係合部
7aが棒状部材2cの中央部に形成されている点であ
る。以上のように構成されているので、第4実施例の接
合用治具によれば、極めて強力な継手構造を可能にする
ことができる。 (実施例5)図12は本発明の第5実施例の接合用治具
の斜視図である。図11の第4実施例の接合用治具と異
なるのは、棒状部材2dに中空部3と直交状に形成され
た接着剤流出孔部27を有しない点と、固定部材28の
表面に接着剤流出用の凹凸部29が形成されている点で
ある。これにより、支管12より注入された接着剤は支
管係合部7aより左右に分かれ、固定部材28の凹凸部
29の溝部より流出し返流されることになる。以上のよ
うに構成されているので、第4実施例の接合用治具によ
れば、中空部3と直交状に連通する接着剤流出孔を有し
ないので、接合用治具の製造が容易で、かつ製品歩留り
が高く高い生産性で生産することができる。また、固定
部材の凹凸部を流れる接着剤により固定部材と接合用治
具を強固に接合でき接合構造の強度を高めることができ
る。更に、固定部材の径を固定部材挿着用孔部と略同径
に形成しても凹凸部の溝部により接着剤を効率よく充填
することができる。 (実施例6)図13は第6実施例の接合用治具の要部斜
視図である。図2の第1実施例の接合用治具と異なるの
は、棒状部材2eの接着剤流入側の開口部6に合成樹脂
製や金属製の鍔部29が固定されている点と、鍔部29
の外周面に固定部材挿着用孔部9の穿孔方向を示すとと
もに、接着剤の返流通路を形成する切り込み部30が形
成されている点である。以上のように構成されているの
で、本実施例の接合用治具によれば、棒状部材の固定部
材挿着用孔部の位置が鍔部の切り込み部で表示されてい
るので、構造部材に棒状部材を装着した後、固定部材を
挿着する際に極めて容易に挿着することができ、固定部
材の挿着作業の作業性を高めることができる。尚、本実
施例の場合、鍔部が挿着される構造部材の接合用孔部は
鍔部の径だけ広く形成する必要がある。また、鍔部は支
管に挿通して固定し、支管と抜き取るとき同時に抜くよ
うにしてもよい。 (施工例3)図14は本発明の第6実施例の接合用治具
を用いた仕口接合の状態を示す要部側面断面図である。
4は固定部材装着用孔部、11は固定部材、15aは通
し柱、15bは道差し、17は接合用孔部であり、これ
らは施工例1と同様なものなので同一の番号を付し説明
を省略する。2eは第6実施例の接合用治具、29は棒
状部材2eの端部に一体に形成された鍔部、31は鍔部
29を収容する接合用孔部17よりも拡開して形成され
た2段堀り部、32は込栓である。以上のように本施工
例によれば、鍔部29が形成されているので、図中f方
向に外力が加わっても鍔部29が2段堀り部31に当接
して接合用治具が通し柱15aから抜けないので、極め
て安全な接合構造を得ることができる。また、固定部材
11と鍔部29で接合用治具が固定されているので耐力
に優れた接合構造とすることができる。
【発明の効果】以上のように本発明は構成されているの
で、以下のような優れた効果を有する接合用治具及びそ
れを用いた建築構造物の接合方法を実現できるものであ
る。 棒状部材が固定部材で構造部材に固定されているの
で、地震等により建造物が上下左右に揺れても固定部材
により棒状部材が保持されているので、接着剤と構造部
材の接合を維持できる。 地震等により大きく建造物が揺さぶれたり、大きな衝
撃が建造物に加えられ、接合用治具と構造部材の接着が
破壊されても接着部に挿着された固定部材が棒状部材を
保持しているので、建造物の倒壊を防止できる。 棒状部材の端部に鍔部を有しているので、固定部材と
相まって強固な接合構造を得ることができる。とともに
接合用治具が木材等の内部で挿着されかつ接着剤でコー
トされているので、塩害や結露が防止でき、腐食等を生
じることがなく接合構造の耐久性を著しく向上させるこ
とができる。 接合用治具が外部から見えないので美感に優れた仕口
継手構造とすることができ構造物の付加価値を上げるこ
とができる。 火災時には木材の炭化皮膜により内部の接合用治具が
保護され熱変形等を生じないので倒壊等を防ぎ避難時間
等を確保できる。また、接合用治具を複数使用すること
により破損箇所の進行を最小限に押さえることができ安
全性を著しく向上させることができる。 従来建造物、特に木造では接合部が種々加工され肉薄
になっているので引張り圧縮応力や曲げ応力、剪断応力
に弱く、それを補うため木材等の構造部材を必要以上に
厚め又は太めにするか補助金物を必要としていたが、本
願の場合は棒状部材や固定部材の肉厚や形状,中空部の
口径,長さ,本数を変えることにより人為的に強度をコ
ントロールできるので、接合箇所の必要強度に応じた施
工ができる。また、市販の角柱を用いて接合することに
より構造強度に優れた大断面の角柱や長大スパンの梁等
を現場施工で容易に製造できる。 接着剤と接合用治具等の併用により接合部の剛性がほ
ぼ木材等の一本物と同じ剛性と耐力を得ることができる
ので三階建等の高層化も十分行うことができ、かつ施工
時に少ない接合用治具でこのような効果が得られるので
施工時の作業性、省力化及び合理化を著しく改善するこ
とができる。 建築構造物の接合方法は接合用孔部に接合用治具を挿
入し、固定部材で挿着部に軸着するので、接着剤注入用
ガンを抜くときに接合用治具が抜けることがないので作
業性を極めて高めることができる。また、簡単な施工な
ので施工期間を大幅に短縮化することができる。 家具や建具、遊技具、玩具等も強力な接合構造により
接合部が破壊されることがないので耐久性を著しく高め
ることができる。建造物や家具、建具等を修復する際ド
リルで接合用孔部を開け接合用治具を装着するだけで簡
単に接合し、強固な修復を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の接合用治具の一部破断斜
視図
【図2】(a)本発明の第1実施例の接合用治具の側面
図 (b)本発明の第1実施例の接合用治具の接着剤の流出
端部側の要部斜視図
【図3】本発明の第1実施例の接合用治具の棒状部材の
応用例を示す端部側の要部正面図
【図4】本発明の第1実施例の接合用治具の固定部材挿
着用孔部の応用例を示す要部側面図
【図5】本発明の第1実施例の接合用治具を用いた通し
柱と胴差し等の仕口接合施工時の斜視図
【図6】(a)本発明の第1実施例の接合用治具を用い
た仕口接合施工時の状態を示す要部側面断面図 (b)本発明の第1実施例の接合用治具を用いた仕口接
合施工後の状態を示す要部側面断面図
【図7】本発明の第2実施例における接合用治具の一部
破断斜視図
【図8】本発明の第2実施例の接合用治具を用いた継手
接合施工時の状態を示す斜視図
【図9】本発明の第2実施例の接合用治具を用いた継手
接合状態及び接合施工時
【図10】(a)本発明の第3実施例の接合用治具の斜
視図 (b)本発明の第3実施例の接合用治具の接着剤の流出
端部側の要部斜視図
【図11】本発明の第4実施例の接合用治具の斜視図
【図12】本発明の第5実施例の接合用治具の斜視図
【図13】本発明の第6実施例の接合用治具の要部斜視
【図14】本発明の第6実施例の接合用治具を用いた仕
口接合の状態を示す要部側面断面図
【符号の説明】
1,1a,1b,1c 接合用治具 2,2a,2b,2c,2d,2e 棒状部材 3 中空部 4 固定部材挿着用孔部 5 凹凸部 6 開口部 7,7a 支管係合部 8,8a 凸壁部 9 固定部材挿着用孔部 10 接着剤案内溝 11 固定部材 12 支管 12a 係止溝 13 支管中空部 14 係合部 15a 通し柱 15b 胴差し 16 接合面孔部 17,17a 接合用孔部 18 孔開口部 19,19a 込栓 20 挿着部 21 挿着部用込栓 22 接着剤注入用ガン 23,23a 接着剤 24a,24b 梁材 25 支管装着用溝部 26 開口部 27 接着剤流出孔 27a 接着剤流出溝部 28 固定部材 29 鍔部 30 切り込み部 31 二段堀り部 32 込栓

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状部材と、前記棒状部材の長手方向の
    一端部に連設された1乃至2の劣弧状の凸壁部と、前記
    棒状部材の一端部から他端部まで形成された中空部と、
    前記凸壁部に形成された固定部材挿着用孔部と、前記棒
    状部材の他端部の前記中空部の開口部に固定又は脱着自
    在に係合された中空状の支管と、を備えたことを特徴と
    する接合用治具。
  2. 【請求項2】 棒状部材と、前記棒状部材の長手方向の
    両端部に連設された1乃至2の劣弧状の凸壁部と、前記
    棒状部材の両端部間に連通し両端部で開口する中空部
    と、前記凸壁部に形成された固定部材挿着用孔部と、前
    記中空部の中間部から前記棒状部材の外周壁に連通して
    形成された接着剤流入孔部と、前記接着剤流入孔部に固
    定又は脱着自在に係合される中空状の支管と、を備えた
    ことを特徴とする接合用治具。
  3. 【請求項3】 棒状部材と、前記棒状部材の一端部から
    長手方向の所定部まで形成された中空部と、前記中空部
    の一端部側から前記棒状部材の外表面間まで貫設された
    1乃至複数の接着剤流出孔部と、前記接着剤流出孔部と
    前記棒状部材の他端部の間に前記棒状部材の長さ方向と
    略直交状に形成された固定部材挿着用孔部と、前記棒状
    部材の前記一端部の前記中空部の開口部に固定又は脱着
    自在に係合された中空状の支管と、を備えたことを特徴
    とする接合用治具。
  4. 【請求項4】 棒状部材と、前記棒状部材の両端近傍部
    に前記棒状部材の長手方向と略直交状に形成された固定
    部材挿着用孔部と、前記棒状部材の両端部間に連通し両
    端部で開口する中空部と、前記固定部材挿着用孔部と前
    記中空部の各交差部よりも内側に前記中空部から前記棒
    状部材の外周壁に連通する1乃至複数の接着剤流出孔部
    と、前記中空部の長さ方向の中央部から前記棒状部材の
    外周壁まで貫設された1個の接着剤流入孔部と、前記接
    着剤流入孔部に固定又は脱着自在に係合される中空状の
    支管と、を備えたことを特徴とする接合用治具。
  5. 【請求項5】 棒状部材と、前記棒状部材の一端部から
    他端部まで形成された中空部と、前記棒状部材の一端部
    に形成された固定部材挿着用孔部と、前記棒状部材の他
    端部の前記中空部の開口部に固定又は脱着自在に係合さ
    れた中空状の支管と、を備えたことを特徴とする接合用
    治具。
  6. 【請求項6】 棒状部材と、前記棒状部材の両端部間に
    連通し両端部で開口する中空部と、前記棒状部材の両端
    部に形成された固定部材挿着用孔部と、前記中空部の中
    間部から前記棒状部材の外周壁に連通して形成された接
    着剤流入孔部と、前記接着剤流入孔部に固定又は脱着自
    在に係合される中空状の支管と、を備えたことを特徴と
    する接合用治具。
  7. 【請求項7】 請求項1又は3若しくは請求項5に記載
    の接合用治具であって、前記棒状部材の中空状の支管の
    固定部又は係合部側の端部に突起部又は前記固定部材挿
    着用孔部と開口方向と直交状又は平行状に形成された挿
    着用孔部表示切込み部を有する鍔部を備えていることを
    特徴とする接合用治具。
  8. 【請求項8】 前記棒状部材の表面に突条部や凹凸部が
    形成されていることを特徴とする請求項1乃至5に記載
    の接合用治具。
  9. 【請求項9】 接合用治具の棒状部材を挿着する接合用
    孔部を備えた2以上の構造部材間に棒状部材を挿着する
    工程と、前記棒状部材の接着剤流出側の端部又は端部に
    連接された凸壁部に構造部材の外壁部から前記接合用孔
    部の先端部を貫通して形成された固定部材の挿着部に前
    記固定部材を挿入し、前記固定部材挿着用孔部に挿着
    し、前記固定部材で前記棒状部材を挿着部に軸止する工
    程と、前記挿着部に挿着部用込栓を埋設する工程と、前
    記棒状部材の中空部の接着剤流入側から接着剤を注入
    し、前記接着剤を前記棒状部材の接着剤流出側から流出
    させ前記棒状部材と前記各構造部材間の接合用孔部との
    隙間を前記接着剤で充填させながら接着剤を流入側に返
    流させる工程と、前記接着剤流入側に込栓を埋設する工
    程と、を備えたことを特徴とする建築構造物の接合方
    法。
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