JPH038106A - 薄膜磁気ヘッド - Google Patents

薄膜磁気ヘッド

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Publication number
JPH038106A
JPH038106A JP14104789A JP14104789A JPH038106A JP H038106 A JPH038106 A JP H038106A JP 14104789 A JP14104789 A JP 14104789A JP 14104789 A JP14104789 A JP 14104789A JP H038106 A JPH038106 A JP H038106A
Authority
JP
Japan
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recording
medium
thin film
magnetic head
groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP14104789A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujihiro Itou
伊藤 富士弘
Shinichi Inoue
真一 井上
Yutaka Kusano
草野 豊
Norifumi Makino
憲史 牧野
Toru Matsuda
徹 松田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH038106A publication Critical patent/JPH038106A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は薄膜磁気ヘッド、特に薄膜プロセスにより形成
された複数トラック分の記録再生部が複数組、媒体摺動
方向に交差する方向に沿って所定の間隔で媒体摺動面に
配置される411M磁気ヘッドに関するものである。
[従来の技術] 磁気記録再生方式は、テープレコーダなどでは音声情報
、磁気ディスク装置などでは文字や数値情報あるいは画
像情報など、種々の情報の記録再生に広く用いられてい
る。
一般に、6i1気記録再生は情報を6ii気信号として
記録する磁気テープ、磁気ディスクなどのbn磁気記録
媒体5情報を電気信号から6fi気信号に、または磁気
信号から電気信号に変換することによって磁気記録媒体
に情報を記録、あるいは逆に磁気記録媒体から情報を再
生する電磁/1if1電変換を行なう磁気ヘッドを用い
て行なわれる。
ところで、磁気ヘッドと磁気記録媒体との間で情報の入
出力を行なうためには、記録または再生を行なう磁気ヘ
ッドの磁気ギャップと磁気記録媒体が充分に接近してい
る必要がある。磁気ギャップと磁気記録媒体との距離を
スベーシン’j’?czい、スペーシングが犬ぎいと記
録および再生とも大幅に効率が低下する。たとえば再生
時の場合、スベーシングによる再生出力の低下、いわゆ
るスペーシングロスLsは次式で表される。
Ls=−5,4,6・d/λ [dB ]  ・(1)
ここでdはスペーシング、λは再生信号の波長である。
したがって、再生波長λが0.5μmの場合には、・ス
ペーシングdが0.1μm増加するだけで出力は約10
dB減少する。この減少量は、磁気ヘッドや磁気記録媒
体の性能とは独立してスペーシングのみによって決まる
ものである。
このことから、磁気記録系全体の性能を決定する上でス
ペーシングが磁気ヘッドや磁気記録媒体にも増して重要
であることがわかる。しかも、最近では高密度化の要求
に伴ってより短波長の信号を使用するようになってきて
いるため、(1)式からもわかるようにスペーシングの
小ささがより重要視されるようになフている。
一般に相対速度を有するヘッドと媒体が接近すると、媒
体摺動面と媒体間の微小な隙間に生じる空気潤滑層によ
って正圧力が発生し、フロッピーディスクのようなフレ
キシブルな6ii気記録媒体ではこの正圧力とバランス
するように媒体が変形してスペーシング分布が決まる。
この時の正圧力は媒体摺動面形状に依存するため、スペ
ーシングを設定する上で摺動面形状が重要な要因となる
第7図は、従来の薄膜磁気ヘッドの形状を示している。
図示のように、薄膜磁気ヘッドは基板1上に素子が形成
され、接合層3によって補強板4が接合された構成とな
っている。薄膜素子により形成された記録再生部2は基
板1および補強板4の間に配置され、切断、研磨、テー
プラッピングなどによって摺動面Sが所定の形状に成形
される。
第8図〜第10図に、第7図の摺動面Sの形状の異なる
従来例を示す。
第8図の構造は、符号8のように、摺動面Sの角部を面
取りすることによって摺動面積を減少させ、媒体と磁気
ヘッド間の空気潤滑層に発生する正圧力を減少させてス
ペーシングの減少を図るものである。
第9図では、摺動面Sの外周の面取り部に溝状の切り込
みを設けて同様に媒体と磁気ヘッド間の空気潤滑層に発
生する正圧力を減少させようとするものである。
第10図摺動面Sに4つの記録再生部2が設けられる構
造を示しているが、この構造では、各記録再生部2の間
に矢印で示す媒体摺動方向にほぼ平行に溝5を形成し、
各トラック間°を分割している。このような構造によっ
ても、媒体、ヘッド間の正圧力の減少を期待できる。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記従来例では複数のチャンネル(トラック)
を有するマルチチャンネル薄膜6n気ヘツドにおいては
第7図や第8図のように面取り、または第9図のような
切り込みを設けても、摺動面積または正圧力を所望のス
ペーシング条件、たとえば10db以下のスペーシング
ロスを実現する0、1μm程度まで減少させるのは困難
であった。
特に、マルチチャンネル薄11!!!!気ヘッドは摺動
面積が大きくなり、また素子パターンの配置、特に記録
再生部に含まれるコイル部の配置からすると、あまり深
い溝を摺動面に形成することはコイル部の断線につなが
るため不可能で、また深さ数μmと、磁気ディスク厚み
と同等の溝を安定的に加工することは、技術的難易度と
量産性などを考慮すると現実的に困難であり、上記従来
例のような方法では有効なスペーシング調整は不可能で
あった。
また、第10図のように、各チャンネル間を分割する溝
を設けることは、上記の理由の他に各チャンネル間の分
割面積を同等にすることが現実的に困難であり、さらに
分割面積が異なることによって記録媒体との摺動におい
てトラック幅内においても偏摩耗が発生し、各チャンネ
ル間でのいわゆるヘッドタッチ不良などによる出力のア
ンバランスなと、不安定な記録再生特性を屈発する原因
となり得る。
本発明の課題は、以上の問題を解決し、記録再生特性を
劣化させることなくスペーシングロスを低減できる薄膜
磁気ヘットを提供することにあるゆ [課題を解決するための手段] 以上の課題を解決するために、本発明においては、薄膜
プロセスにより形成された複数トラック分の記録再生部
が複数組、媒体摺動方向に交差する方向に沿って所定の
間隔で媒体摺動面に配置される薄膜磁気ヘッドにおいて
、前記記録再生部の各組の間の媒体摺動面に媒体摺動方
向にほぼ平行な溝状部分を形成した構成を採用した。
[作 用] 以上の構成によれば、記録再生部の各組の間に各記録再
生部に影響を与えることなく容易に溝状部分を形成でき
、また、この溝状部分により媒体、ディスク間の空気潤
滑層で生じる正圧を減少させ、スペーシングおよびスペ
ーシングロスを低減できる。
[実施例] 以下、図面に示す実施例に基づき、本発明の詳細な説明
する。
第1実施例 第1図、第2図は本発明の第1の実施例による薄n!!
 6ii気ヘツドの基本的な構造を示している。
各図において符号1は磁気回路や素子の形成される磁性
基板または非磁性基板で、基板1および補強板4の間の
接合層3には従来例同様に複数トラック(ここでは4ト
ラツク)分の記録再生部2が配置されている。
記録再生部2は基板1および補強板4の中間部において
第2図に示すように構成されている。すなわち、上部磁
性層11と不図示の下部61i性層(基板1が非磁性の
場合)を磁気コンタクトホール6で6n気的に結合し、
この磁気回路に鎮交するように金属膜により構成したコ
イル7を設けた構造である。
本実施例の薄膜lif!気ヘッ上ヘツドとえばスチルビ
デオ用などのもので、その4トラツク分の記録再生部2
は図の左右のそれぞれ2つを1組として使用するもので
、第2図に示すように各組の記録再生部2のギャップ部
分は各組ごとにその中央方向にオフセットして配置され
ている。
また、各組の記録再生部2の間は、図示のように各組内
のトラック幅よりも広い間隔をあけて配置されている。
このような構造では、記録再生部2の各組の間に第1図
、第2図に示すように媒体摺動方向(第1図の矢印方向
)に平行に溝5を容易に形成することができる。
すなわち、磁気回路や素子が形成された基板1と補強板
4を接合層3を介して接合し、切断、研削などの機械加
工によって摺動面Sの周辺部を第1図に示すように30
°〜60°の面取り角度で面取りした後、各2トラツク
の組と組との間を分割するように公知の各種の切断、研
削手段を用いて溝5を形成する。
本実施例では、4トラツクのうち2づつを1つの組とし
、各組の比較的広いスペースの間に幅約20μm、深さ
10〜15μmの溝を形成した結果、空気潤滑層の正圧
を減少し、スペーシング量を約1/4まで減少できた。
このため、摺動面積の大きいマルチチャンネル薄膜磁気
ヘッドにおいても、第7図〜第9図の従来例よりも簡易
な構造により、従来例と同等、あるいはそれ以上の0.
1μm程度のスペーシング量を実現できる。
本実施例においては、記録再生部2の各組の間に溝を形
成したが、このような構造の場合、第2図に示すように
比較的深い溝を形成してもコイル7その他の素子に悪影
響を及ぼさずに、容易に満5を形成できることがわかる
。このような溝の形成は第10図に示したように各トラ
ックの間に形成する場合よりも著しく容易であることは
いうまでもない。また、本実施例では記録再生部の各組
を分割するように溝を形成するため、偏摩耗などの問題
が各組内の記録再生部に関して生じることがない。
溝5の形状(深さ、幅)とスペーシングの減少効果につ
いての計算結果を第3図および第4図に示す。第3図に
示すように溝深さは1μm程度でもスペーシングを溝な
しの場合の約1/2に減少することができるが、溝深さ
の加工技術、安定性、再現性などを考慮すると現実には
10μm以上が望ましい、また、幅については、第4図
のように、約10μm以上で充分なスペーシング減少効
果を得られることがわかる。
11叉1」 第5図は本発明の第2の実施例を示しており、同図にお
いて前記実施例と同一ないし相当する部分には同一符号
を付しである。
第5図の場合、薄膜磁気ヘッドの内部構造は前記と同様
で、また摺動面Sに設けられる溝5の位置、方向も同じ
であるが、溝5の幅は、媒体の摺動出口側(図の手前側
)よりも摺動入口側(向こう側)の方を大きく形成しで
ある。
一般に、媒体、ヘッド間の空気潤滑層では、媒体侵入側
で相対的に正圧、退出側で負圧を生じる。このため、媒
体侵入側の溝を大きく形成すると全域にわたりて大きな
溝を形成したのと同様の効果を得られることがわかる。
第3実施例 第6図にさらに異なる実施例を示す。
本実施例でも、4トラック分の記録再生部2が同様に2
つ1組に分割されているが、各組の間の間隔は比較的広
く、たとえば、第7図に示したような2チヤンネルヘツ
ドを2つ一体形成したような形状に薄Il!磁気ヘッド
を構成している。
このような構造では、記録再生部2の各組の中央部を、
あたかも2つのヘッドの摺動面Sの面取り部のように加
工することで、第1、第2実施例との溝5と同様の作用
効果を有する面取り部5′を形成することができる。
すなわち、別体の基板1と同基板1′を不図示のウェハ
ーより切断し、4トラック分の記録再生部2を形成後、
基板1.1′を共通の補強板4に各記録再生部2の磁気
ギャップ層(不図示)がほぼ−直線になるよう接合層3
を介して接合した後、切断、研削などの各種機械加工に
よって周辺部と同様に30°〜60°の面取り角度を有
する面取り部5′を記録再生部2の各組の中央部に形成
する。面取り部5′の方向は、前記実施例同様に媒体摺
動方向(矢印)にほぼ平行である。
このように、記録再生部2の各組の間隔が広ければ、摺
動面に微細かつ困難な溝加工を行なうことなく、旧来の
構造と同様な面取り加工により前記の清として作用する
面取り部5′を形成でき、第1および第2の実施例と同
様の効果を得ることができる。
なお、上記の各構成はヘッド上に配置される記録再生部
の数、あるいはそれらが形成する組に含まれる記録再生
部の数にかかわらず実施できるのは言うまでもない。
[発明の効果] 以上から明らかなように、本発明によれば、薄膜プロセ
スにより形成された複数トラック分の記録再生部が複数
組、媒体摺動方向に交差する方向に沿って所定の間隔で
媒体摺動面に配置される薄膜磁気ヘッドにおいて、前記
記録再生部の各組の間の媒体摺動面に媒体摺動方向にほ
ぼ平行な溝状部分を形成した構成を採用しているので、
記録再生部の各組の間に各記録再生部に影響を与えるこ
となく容易に溝状部分を形成でき、また、この溝状部分
により媒体、ディスク間の空気潤滑層で生じる正圧を減
少させ、スペーシングおよびスペーシングロスを低減で
きるため、薄膜磁気ヘッドの記録再生特性に悪影響を与
えることなくスペーシングロスを低減できるという優れ
た効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による薄膜磁気ヘッドの第1の実施例を
示す斜視図、第2図は第1図の薄lli 磁気ヘッドの
内部構造を示した断面図、第3図および第4図はそれぞ
れ溝の深さと幅に依存した記録再生時のスペーシング特
性を示した線図、第5図は本発明による薄膜磁気ヘッド
の第2の実施例を示す斜視図、第6図は本発明による薄
膜磁気ヘッドの第3の実施例を示す斜視図、第7図は薄
膜磁気ヘッドの従来構造を示す斜視図、第8図は異なる
従来構造を示す斜視図、第9図は異なる従来構造を示す
斜視図、′!Jio図はさらに異なる従来例を示す薄膜
磁気ヘッドの摺動面の正面図である。 1 ・・・基板 2・・・記録再生部 3・・・接合層 4・・・補強板 5、 ・・・溝 6・・・6i1気コンタクトホール 7・・・コイル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)薄膜プロセスにより形成された複数トラック分の記
    録再生部が複数組、媒体摺動方向に交差する方向に沿っ
    て所定の間隔で媒体摺動面に配置される薄膜磁気ヘッド
    において、前記記録再生部の各組の間の媒体摺動面に媒
    体摺動方向にほぼ平行な溝状部分を形成したことを特徴
    とする薄膜磁気ヘッド。 2)前記溝状部分の断面積が媒体摺動面に摺動される媒
    体の進入側を大きく形成したことを特徴とする請求項第
    1項に記載の薄膜磁気ヘッド。
JP14104789A 1989-06-05 1989-06-05 薄膜磁気ヘッド Pending JPH038106A (ja)

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