JPH0381061B2 - - Google Patents

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JPH0381061B2
JPH0381061B2 JP61216234A JP21623486A JPH0381061B2 JP H0381061 B2 JPH0381061 B2 JP H0381061B2 JP 61216234 A JP61216234 A JP 61216234A JP 21623486 A JP21623486 A JP 21623486A JP H0381061 B2 JPH0381061 B2 JP H0381061B2
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Japan
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compressor
oil
compressors
capacity
refrigerant
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JP61216234A
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JPS6373054A (ja
Inventor
Takashi Matsuzaki
Yukio Shigenaga
Akio Higuchi
Norifumi Maruyama
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6373054A publication Critical patent/JPS6373054A/ja
Publication of JPH0381061B2 publication Critical patent/JPH0381061B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/07Details of compressors or related parts
    • F25B2400/075Details of compressors or related parts with parallel compressors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/02Compressor control
    • F25B2600/021Inverters therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、運転容量を可変に調整される複数基
の圧縮機を備えた冷凍装置に係わり、特に圧縮機
間の潤滑油量の均一化を行うものの改良に関す
る。
(従来の技術) 従来より、並列に接続され、潤滑油の供給機構
を共通にする複数基の圧縮機を備えた冷凍装置に
おいて、各圧縮機の油量の偏りによつていずれか
の圧縮機で油不足となり焼付等の事故を発生する
のを防止する目的で、各圧縮機内の油量の均一化
を図るようにしたものとして、例えば、特願昭60
−227519号に提案されている如く、ドーム同士を
均油管で連通された複数の圧縮機の運転容量を交
互に強制的に変化させることにより各ドームの内
圧を変化させて、それに応じて潤滑油が圧縮機間
で移動して均油化を図るような均油運転を所定時
間毎に行うようにしたものがある。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、運転容量の異なる圧縮機を並列に接
続した場合、複数の圧縮機の運転中においては、
運転容量の大きい側の圧縮機への油の偏りに起因
して、運転容量の小さい圧縮機での油切れを生ず
る危険性があるが、このことについては上記従来
例によつて有効に防止されている。
一方、何れかの圧縮機が運転中の状態では、停
止している圧縮機内の油は、そのドーム内圧が運
転中の圧縮機のドーム内圧よりも高いために、運
転中の圧縮機の方に移動して少なくなり連通する
均油管のレベルまで液面が下がつた状態にある。
このようなときに、停止中の圧縮機内の油にフオ
ーミング(泡立ち現象)が生ずると、その見かけ
の体積よりも実質の油量は少なくなるので、例え
ば起動後の次の均油運転までに長時間を要する場
合には、起動する圧縮機の運転容量が小さいとき
は、油切れによる焼付きを生ずる可能性がある。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、何れかの圧縮機が運転中に他の
圧縮機が起動するときには、起動する圧縮機を他
の圧縮機よりも高い容量で運転することにより、
この起動する圧縮機に潤滑油を回収して、油不足
を解消し、焼付け等の事故を防止することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明の解決手段
は、第1図に示すように、吸入管11o,11p
によりドーム3a,3b内に吸入された冷媒ガス
を圧縮して吐出管11l,11mにより吐出させ
る複数基の可変容量型圧縮機1a,1bを1系統
の冷媒回路に並列に接続してなる冷凍装置を対象
とする。そして、該各圧縮機1a,1bのドーム
3a,3b内を潤滑油の運転油面レベル位置にて
連通する均油管11tを備えるとともに、各圧縮
機1a,1bの起動時を検出する起動検出手段5
1と、該起動検出手段51の出力を受けて、何れ
かの圧縮機1aの運転中に他の起動する圧縮機1
bを上記運転中の圧縮機1aよりも高い容量で所
定時間運転させる制御手段52とを備えたことに
ある。
(作用) 以上の構成により、本発明では、並列に接続さ
れている何れかの圧縮機1aが運転中に他の圧縮
機1bが起動すると、起動検出手段51によりそ
の起動が検出される。そして、起動検出手段51
の出力を受けた制御手段52により、起動した圧
縮機1bの運転容量が所定時間他の圧縮機1aの
運転容量よりも大きくなるように制御される。そ
の結果、起動した圧縮機1bのドーム3bの内圧
が他の圧縮機1aのドーム3aの内圧よりも小さ
くなつて、他の圧縮機1aから潤滑油が均油管1
1tを通じて移動し、この起動した圧縮機1bに
油が戻されて、油不足が解消されて、その焼付き
等の事故が有効に防止される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
第2図は本発明を適用したマルチ型空気調和装
置の冷媒配管系統を示し、Aは室外ユニツト、B
〜Fは該室外ユニツトAに並列に接続された室内
ユニツトである。上記室外ユニツトAの内部に
は、出力周波数を30〜70Hzの範囲で10Hz毎に可変
に切換えられるインバータ2aにより容量が調整
される第1圧縮機1aと、パイロツト圧の高低で
差動するアンローダ2bにより容量がフルロード
(100%)およびアンロード(50%)状態の2段階
に調整される第2圧縮機1bとを逆止弁1eを介
して並列に接続して構成される圧縮機1と、該圧
縮機1から吐出されるガス中の油を分離する油分
離器4と、暖房運転時には図中実線の如く切換わ
り冷房運転時には図中破線の如く切換わる四路切
換弁5と、冷房運転時に凝縮器、暖房運転時に蒸
発器となる室外熱交換器6およびそのフアン6a
と、過冷却コイル7と、冷房運転時には冷媒流量
を調節し、暖房運転時には冷媒の絞り作用を行う
室外電動膨張弁8と、液化した冷媒を貯蔵するレ
シーバ9と、アキユムレータ10とが主要機器と
して内蔵されていて、該各機器1〜10は各々冷
媒の連絡配管11で冷媒の流通可能に接続されて
いる。また上記室内ユニツトB〜Fは同一構成で
あり、各々、冷房運転時には蒸発器、暖房運転時
には凝縮器となる室内熱交換器12…およびその
フアン12a…を備え、かつ該室内熱交換器12
…の液冷媒分岐管11a…には、暖房運転時、冷
媒流量を調節し、冷房運転時に冷媒の絞り作用を
行う室内電動膨張弁13…がそれぞれ介設され、
合流後手動閉鎖弁17を介し連絡配管11bによ
つて室外ユニツトAとの間を接続されている。ま
た、TH1…は各室内温度を検出する室温サーモ
スタツト、TH2…およびTH3…は各々室内熱
交換器12…の液側およびガス側配管における冷
媒の温度を検出する温度センサ、TH4は圧縮機
1の吐出管における冷媒の温度を検出する温度セ
ンサ、TH5は暖房運転時に室外熱交換機6(蒸
発器)における蒸発温度を検出する温度センサ、
TH6は圧縮機1にに吸入される吸入ガスの温度
を検出する温度センサ、P1は暖房運転時には吐
出ガスの圧力、冷房運転時には吸入ガスの圧力を
検知する圧力センサである。
なお、第2図において上記各主要機器以外に補
助用の諸機器が設けられている。21は吐出管と
吸入管とを接続する均圧ホツトガスバイパス回路
11dに介設されて、冷房運転時室内熱交換器1
2(蒸発器)が低負荷状態のときおよびデフロス
ト時等に開作動するホツトガス用電磁弁である。
また、11eは暖房過負荷制御用バイパス回路で
あつて、該バイパス回路11eには、補助コンデ
ンサ22、第1逆止弁23、暖房運転時室内熱交
換器12(凝縮器)が低負荷時のとき開作動する
高圧制御弁24および第2逆止弁25が順次直列
に接続されており、その一部には運転停止時に液
封を防止するための液封防止バイパス回路11f
が第3逆止弁27およびキヤピラリーチユーブ
CP3を介して設けられている。さらに、11g
は上記暖房過負荷バイパス回路11eの液冷媒側
配管と主配管の吸入ガス管との間を接続し、冷暖
房運転時に吸入ガスの過熱度を調節するためのリ
キツドインジエクシヨンバイパス回路であつて、
該リキツドインジエクシヨンバイパス回路11g
には圧縮機1のオン・オフと連動して開閉するイ
ンジエクシヨン用電磁弁29と、感温筒TP1に
より検出される吸入ガスの過熱度に応じて開度を
調節される自動膨張弁30とが介設されている。
また、第2図中、F1〜F6は冷媒回路あるい
は油戻し管中に介設された液浄化用フイルタ、
HPSは圧縮機保護用の高圧圧力開閉器、SPはサ
ービスポートである。
そして、上記各電磁弁およびセンサ類は各主要
機器と共に後述の室外制御ユニツト15に信号線
で接続され、該室外制御ユニツト15は各室内制
御ユニツト16…に連絡配線によつて信号の授受
可能に接続されている。
第3図は上記室外ユニツトA側に配置される室
外制御ユニツト15の内部および接続される各機
器の配線関係を示す電気回路図である。図中、
MC1はインバータ2aの周波数変換回路INVに
接続された第1圧縮機1aのモータ、MC2は第
2圧縮機1bのモータ、MFは室外フアン6aの
モータ、52F,52C1および52C2は各々フ
アンモータMF、周波数変換回路INVおよびモー
タMC2を作動させる電磁接触器で、上記各機器
はヒユーズボツクスFS、漏電ブレーカBR1を介
して三相交流電源に接続されるとともに、室外制
御ユニツト15とは単相交流電源で接続されてい
る。次に、室外制御ユニツト15の内部にあつて
は、電磁リレーの常開接点RY1〜RY7が単相交流
電源に対して並列に接続され、これらは順に、四
路切換弁5の電磁リレー20S、周波数変換回路
INVの電磁接触器52C1、第2圧縮機1bの電
磁接触器52C2、室外フアン用電磁接触器52
F、アンローダ2bがアンロード状態時及び停止
時に閉作動するアンローダ用電磁弁1fの電磁リ
レーSVL、ホツトガス用電磁弁21の電磁リレー
SVPおよびインジエクシヨン用電磁弁29の電磁
リレーSVTのコイルに直列に接続され、室外制御
ユニツト15に入力される室温サーモスタツト
TH1および温度センサTH2〜TH6の信号に
応じて開閉されて、上記各電磁接触器あるいは電
磁リレーの接点を開閉させるものである。また、
端子CNには、室外電動膨張弁8の開度を調節す
るパルスモータEVのコイルが接続されている。
なお、第3図右側の回路において、CH1,CH2
それぞれ第1圧縮機1a、第2圧縮機1cのオイ
ルフオーミング防止用ヒータで、それぞれ電磁接
触器52C1,52C2と直列に接続され上記各圧
縮機1a,1bが停止時に電流が流れるようにな
されている。さらに、51C2はモータMC2の過
電流リレー、49C1,49C2はそれぞれ第1圧
縮機1a、第2圧縮機1bの温度上昇保護用スイ
ツチ、63H1,63H2はそれぞれ第1圧縮機1
a、第2圧縮機1bの圧力上昇保護用スイツチ、
51FはフアンモータMFの過電リレーであつ
て、これらは直列に接続されて起動時には電磁リ
レー30FXをオン状態にし、故障にはオフ状態
にさせる保護回路を構成している。そして、室外
制御ユニツト15には破線で示される室外制御装
置15aが内蔵され、該室外制御装置15aによ
つて各室内制御ユニツト16…あるいは各センサ
類から入力される信号に応じて各機器の動作が制
御される。
次に、第4図は室内制御ユニツト16の内部お
よび接続される各機器の主な配線を示す電気回路
図である。第4図でMFは室内フアン12aのモ
ータで、単相交流電源を受けて各リレー端子RY1
〜RY3によつて風量の大きい順に強風と弱風とに
切換え、暖房運転時、室温サーモスタツトTH1
の信号による停止時のみ微風にするようになされ
ている。そして、室内制御ユニツト15のプリン
ト基板の端子CNには室内電動膨張弁13の開度
を調節するパルスモータEVが接続される一方、
室温サーモスタツトTH1および温度センサー
TH2,TH3の信号が入力されている。また、
各室内制御ユニツト16は室内制御ユニツト15
に信号線を介して信号の授受可能に接続されると
ともに、リモートコントロールスイツチRCSか
らは入力可能に接続されている。そして、室内制
御ユニツト16には破線で示される室内制御装置
16aが内蔵され、該室内制御装置16aによつ
て、各センサ類あるいは室外制御ユニツト15か
らの信号に応じて室内電動膨張弁13あるいは室
内フアン12aの動作が制御される。
第2図において、空気調和装置の冷房運転時、
圧縮機1により圧縮されたガス状態の冷媒は室外
熱交換器(凝縮器)により熱交換を受けて液化さ
れ、室外電動膨張弁8により液量調節を受けてレ
シーバ9に液貯蔵される。そして、室内ユニツト
B〜Fに分岐して送られ、室内電動膨張弁13…
により絞り作用を受けて室内熱交換器12…(蒸
発器)で蒸発し、ガス状態となつて合流後圧縮機
1に戻る。そして、このとき、室内ユニツトB〜
Fではその室内の空調負荷に応じて室内電動膨張
弁13の開度が制御され、その開度とフアン12
aの設定風量とによつて、室内熱交換器12の冷
房能力制御が行われる。一方、室外ユニツト側A
では、圧力センサP1により検知される吸入ガス
圧力値から各室内熱交換器12の蒸発温度の平均
値Teが補正演算後算出され、Teが適正範囲に保
持されるように圧縮機1の容量制御が行われてい
る。
また、暖房運転時においては、冷媒の流れは第
2図破線矢印に示すように冷房運転時とは逆の流
れとなる。このとき、各室内ユニツトB〜Fでは
各室内の負荷に基づいて各室内電動膨張弁13…
の開度が調整されて各室内熱交換器12…への冷
媒流量の分配比が決定される。そして、その流量
とフアン12aの風量とによつて各室内熱交換器
12…の暖房能力制御が行われる一方、室外ユニ
ツトA側では室外熱交換器6における過熱度を一
定にするように室外電動膨張弁8の開度制御が行
われると同時に、圧力センサP1により検知され
る吐出ガス圧力から算出される各室内熱交換器1
2…の凝縮温度の平均値TCが適正範囲に保持さ
れるように圧縮機1の容量制御が行われる。
そして、圧縮機1の容量制御は、並列に接続さ
れた第1圧縮機1aと第2圧縮機1bの容量変化
を組み合わせることにより行われる。前述のよう
に、第1圧縮機1aはインバータ2aの出力周波
数30〜70Hzの範囲で10Hzきざみに運転容量を調整
されるが、第2圧縮機1bの運転容量はフルロー
ド時で60Hz相当、アンロード時で30Hz相当となつ
ている。したがつて、2台の圧縮機を並列に接続
することにより、合計容量30〜130Hzの間で10Hz
きざみに運転容量を調整することができる。その
運転方法と合計周波数の関係を第5図に示す。第
5図において、左側の数字は合計容量(Hz)、枠
内左側の数字は第1圧縮機1aの運転周波数、右
側の文字は第2圧縮機1bの運転モードを示し、
「S」は停止状態、「U」はアンロード状態、「F」
はフルロード状態をそれぞれ示している。また矢
印は運転容量切換時の変化方向を示している。第
5図に示されるように、第1圧縮機1aが運転中
で第2圧縮機1bが停止している状態は存在する
が、その逆は存在しない。つまり、2台の圧縮機
が運転状態にある時にいずれか1台だけ停止する
ときには、必ず第2圧縮機1bが停止するように
なされている。
次に、上記圧縮機1の運転中、第1圧縮機1a
と第2圧縮機1bとの潤滑油量は均一となるよう
になされており、以下にその詳細を説明する。第
1図は圧縮機1付近の概略配管を示し、各圧縮機
1a,1bは吐出管11l,11mおよび吸入管
11o,11pをそれぞれ合流させた吐出側合流
管11nおよび吸入側合流管11qによつて接続
される一系統の冷媒回路に並列に接続されてい
る。そして、密閉ドーム3a,3b内に電動モー
タMC1およびMC2の駆動軸DV1,Dv2に連結され
た圧縮機本体CP1,CP2を備えてなり、各ドーム
3a,3b内底部には圧縮機本体CP1,CP2の潤
滑部に供給される潤滑油Aが貯留されている。
また、上記第1、第2圧縮機1a,1bのドー
ム3a,3b間はそれぞれの内部を潤滑油Aの運
転油面レベル位置にて連通するよう均油管11t
で連結されており、潤滑油Aが均油管11tを介
して各圧縮機1a,1b間を移動可能なようにな
されている。
さらに、冷媒ガスを吸入するための吸入管11
l,11mの下流端はそれぞれ圧縮機1a,1b
のドーム3a,3b内上部に開口されている。ま
た、圧縮機本体CP1,CP2で圧縮された冷媒ガス
を各ドーム3a,3b外に吐出するための吐出管
11l,11mが、各圧縮機1a,1bの圧縮機
本体CP1,CP2に接続されている。よつて、各圧
縮機1a,1bでは吸入管11o,11pにより
ドーム3a,3b内に吸入された冷媒ガスを圧縮
機本体CP1,CP2で圧縮した後、吐出側合流配管
11nを介してドーム3a,3b外に吐出するよ
うに構成されている。
また、上記吐出側合流管11nには、吐出され
た冷媒ガスから潤滑油Aを分離する油分離器4が
介設されている。該油分離器4は油戻し管11u
とその分岐管11v,11wを介して対応する各
吸入管11o,11pに接続されており、各油分
離器11で分離された潤滑油Aを油戻し分岐管1
1v,11wおよび吸入管11o,11pを介し
て上記対応する各圧縮機1a,1bへそれぞれ戻
すようになされている。また、上記各油戻し分岐
管11v,11wにはキヤピラリ1h,1iがそ
れぞれ介設されており、このキヤピラリ1h,1
iでもつて上記各圧縮機1a,1bのドーム3
a,3b内への返油量がコントロールされるよう
になされている。
さらに、上記各圧縮機1a,1bは室外制御ユ
ニツト15により、予め設定された運転モードに
基づいて、運転容量が変化するように制御されて
おり、第6図のフローチヤートに基づき、第1圧
縮機1aと第2圧縮機1bの潤滑油量を調整する
ための均油運転の手順を説明する。
第6図において、ステツプS1で各圧縮機1a,
1bの運転容量を冷媒回路の状態に応じて制御す
るための演算を行つて通常運転制御しつつ、ステ
ツプS2で第2圧縮機1bが停止から起動したか否
かを判別し、YESのときにはステツプS3に進む。
ステツプS3では、ステツプS1での演算結果を無視
して強制的に第1圧縮機1aの容量を30Hz(約50
%)に、第2圧縮機2aの容量をフルロード(60
Hz相当)に制御し、ステツプS4で30秒間そのまま
運転を続行させて、その間に第1圧縮機1aのド
ーム3a側の圧力を高くして、第2圧縮機1bの
ドーム3bの方に油を移動させる。そして、30秒
経過してステツプS4での判定がYESとなればス
テツプS1に移行し、通常運転に戻る。
次に、ステツプS2における判定がNOのときに
は、第2圧縮機1bが運転中あるいはずつと停止
中であるので、ステツプS5で第2圧縮機1bが停
止しているか否かを判定し、運転中のNOであれ
ばステツプS6に進む。ステツプS6では、第2圧縮
機1bの運転が2時間続行しているか否かを判定
し、また経過していないNOのときにはステツプ
S1に戻つて通常運転を続行し、2時間経過してス
テツプS6での判定がYESになるとステツプS7
移行する。ステツプS7では、強制的に第1圧縮機
1aの容量を30Hzに、第2圧縮機1bの容量をフ
ルロードに制御し、ステツプS8で30秒間その運転
を維持してその間に、第1圧縮機1aのドーム3
a側の内圧を高くして、第2圧縮機1bのドーム
3bの方に油を移動させる。そして、30秒経過し
てステツプS8での判定がYESになればステツプ
S9に進む。ステツプS9では第1圧縮機1aの容量
を70Hz(100%)に、第2圧縮機1bの容量をア
ンロード(30Hz相当)に制御してステツプS10
30秒間この運転を維持し、第2圧縮機1bのドー
ム3b側の内圧を高めて第1圧縮機1aのドーム
3aの方に油を移動させる。そして、30秒経過し
てステツプS10における判定がYESになると、ス
テツプS1に移行して通常運転に戻る。
なお、ステツプS5での判定が、YESのときに
は、第2圧縮機1bが停止中か起動から停止した
かのいずれかであり、ステツプS11でタイマをリ
セツトして、ステツプS1に戻る。
以上のフローにおいて、ステツプS2により圧縮
機1bの起動時を検出する起動検出手段51が構
成され、ステツプS3およびS4により停止中から起
動した圧縮機1bを他の圧縮機1aよりも高い容
量で所定時間運転する制御手段52が構成されて
いる。また、ステツプS6〜S10によつて、運転中
の所定時間毎に各圧縮機の油量を均一化する定常
時の均油運転が行われている。
したがつて、本実施例では、第2圧縮機1bが
起動したときには、ステツプS2で起動が検出され
て、ステツプS3およびS4で30秒間第2圧縮機1b
の方に油を移動させるよう第1圧縮機1aよりも
高い容量で均油運転が行われるので、第2圧縮機
1bが起動時に油不足となることはない。例えば
第1圧縮機1aが運転中で第2圧縮機1bが停止
している時には、第2圧縮機1bのドーム3b側
の内圧が高くなるので、第1圧縮機1aのドーム
3aに油が移動する。均油管11tは液面レベル
に設けられているので、全部の油が移動するので
はないが、運転中に冷媒と共に吐出されたり、フ
オーミング(泡立ち)によつて見かけ上体積が増
加した時には、実際の油が非常に少なくなつてい
る危険性がある(特にフオーミングについては、
冬期などに圧縮機が停止して温度が下がり油の粘
度が高いときには消えにくいので、第3図のよう
に停止中の圧縮機に油を加熱するヒータCH1
CH2を設けている)。このような原因によつて停
止中の第2圧縮機1bは油不足となつている可能
性があるが以上の均油運転によつて第1圧縮機1
aから第2圧縮機1bに油が移動し、第2圧縮機
1bの油不足が解消され焼付き等の事故が有効に
防止される。なお、本実施例では、第5図に示す
ように第1圧縮機1aのみが停止することはな
く、第1圧縮機1aの起動時には第2圧縮機1b
は必ず停止しており、第1圧縮機1aが起動時に
油不足になることはない。そして、運転継続中に
は、例えば2時間位運転を続行していると容量差
によつて片側の圧縮機の油量が少なくなる場合が
生じても、ステツプS6〜S10によつて第1圧縮機
1aと第2圧縮機1bの容量比を交互に変えて両
者の油量を均一化する均油運転を行うので、その
油不足を解消することができる。
上記実施例においては、第1圧縮機1aが停止
する場合はないが、両側のいずれかの圧縮機を停
止する場合が存在するような系においても、制御
手段51にステツプS3の逆の制御をも行うように
させれば同様の効果を得ることができる。また、
並列に接続される圧縮機の台数は2台に限定され
るものではない。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明では、複数の容量
可変型圧縮機を並列に接続した冷媒回路を備えた
冷凍装置において、他の圧縮機の運転中に起動す
る圧縮機を他の圧縮機よりも高い容量で所定時間
運転して起動する圧縮機の方に潤滑油が移動する
ようにしたので、起動時の油不足を解消して、油
不足による圧縮機の焼付き等の事故の発生を有効
に防止することができ、信頼性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の実施例を示し、第1
図は圧縮機付近の詳細な配管図、第2図は実施例
全体の冷媒系統図、第3図は室外制御ユニツトの
電気回路図、第4図は室内制御ユニツトの電気回
路図、第5図は2台の圧縮機の作動順序を示す
図、第6図は均油運転のフローチヤート図であ
る。 1a……第1圧縮機、1b……第2圧縮機、3
a,3b……ドーム、11l,11m……吐出
管、11o,11p……吸入管、11t……均油
管、、51……起動検出手段、52……制御手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 吸入管11o,11pによりドーム3a,3
    b内に吸入された冷媒ガスを圧縮して吐出管11
    l,11mにより吐出させる複数基の可変容量型
    圧縮機1a,1bを1系統の冷媒回路に並列に接
    続してなる冷凍装置において、該各圧縮機1a,
    1bのドーム3a,3b内を潤滑油の運転油面レ
    ベル位置にて連通する均油管11tを備えるとと
    もに、各圧縮機1a,1bの起動時を検出する起
    動検出手段51と、該起動検出手段51の出力を
    受けて、何れかの圧縮機1aの運転中に起動する
    他の圧縮機1bを上記運転中の圧縮機1aよりも
    高い容量で所定時間運転させる制御手段52とを
    備えたことを特徴とする冷凍装置。
JP61216234A 1986-09-13 1986-09-13 冷凍装置 Granted JPS6373054A (ja)

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