JPH0379752B2 - - Google Patents

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JPH0379752B2
JPH0379752B2 JP62010841A JP1084187A JPH0379752B2 JP H0379752 B2 JPH0379752 B2 JP H0379752B2 JP 62010841 A JP62010841 A JP 62010841A JP 1084187 A JP1084187 A JP 1084187A JP H0379752 B2 JPH0379752 B2 JP H0379752B2
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JP62010841A
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JPS63178389A (ja
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Yatsuo Maruyama
Hidehiko Nagase
Noboru Hirai
Masakazu Toichi
Toshuki Hara
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Glory Ltd
Railway Technical Research Institute
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Glory Ltd
Railway Technical Research Institute
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、上下方向に複数段形成される各収納
室の収納空間への荷物の収納もしくは取出しの際
に利用者によつて操作されて対応する収納室の扉
体の施錠、解錠を行なうようにした貸ロツカーに
関し、特に、収納室の収納空間が大小変更可能な
貸ロツカー(この収納室の収納空間が大小変更可
能な貸ロツカーを、収納空間可変式貸ロツカーと
称する)に関するものである。
(従来の技術) 従来、収納空間可変式貸ロツカーとしては、例
えば特開昭57−206994号公報に記載されたコイン
ロツカーがある。このコインロツカーは、箱状の
本体の内部の収納空間を上下方向に複数段の収納
室に区画する仕切部材を回動可能に設け、この仕
切部材を垂直状態に回動することによつて収納空
間を広く変更できるように構成しており、そし
て、各収納室ごとにそれぞれ単独に開閉および施
錠、解錠できる扉体を設け、仕切部材が収納空間
を区画した状態でその仕切部材の上下の扉体を閉
めると、各扉体から突設されているレバーが仕切
部材に設けられた穴にそれぞれ係合して上下の扉
体のうちのどちらか一方でも閉塞されている状態
においてはその仕切部材を回動して収納変更を変
更できないようにしている。
従つて、ロツカーの複数の収納室を連通して収
納空間を広げた状態で利用するときには、必要数
の扉体をそれぞれ開放し、その間の仕切部材を回
動した収納空間を広げ、荷物を収納した後に開放
した扉体をそれぞれ閉塞するようにしていた。
また、荷物を取出すときにも、各扉体を個別に
開放するようにしていた。
(発明が解決しようとする問題点) 前述のような従来の収納空間可変式貸ロツカー
では、ロツカーの複数の収納室を連通して収納空
間を広げた状態で使用する場合、荷物を収納した
り取出すためには使用する収納室に対応した必要
数の扉体を別々に開閉しなければならず、荷物の
預入れが非常に面倒となる問題がある。
本発明は、上述のような問題点に鑑みてなされ
たもので、ロツカーの複数の収納室を連通して収
納空間を広げた状態で使用する場合、連通状態で
使用する各収納室に対応した扉体を一体的に開閉
できるようにして、荷物の出入れを容易に行なう
ことができる収納空間可変式貸ロツカーを提供す
ることを目的とするものである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明の収納空間可変式貸ロツカーは、上下方
向に複数段形成される各収納室6と、上下に隣接
する各収納室6間に開閉可能に設けられ閉塞位置
からの開放位置へ開放せしめることにより隣接す
る各収納室6を連通状態とする仕切部材11と、
隣接する上下の各収納室6を隔離状態にすべく仕
切部材11を閉塞位置で施錠する仕切部材施錠機
構40と、各収納室6に対応して設けられる各扉
体7と、収納室6への荷物の収納もしくは取出し
の際に利用者によつて操作されて対応する扉体7
の施錠、解錠を行なう扉体施錠機構41とを有す
る収納空間可変式貸ロツカーにおいて、各扉体7
を連結もしくは非連結状態にせしめる扉体連結機
構78と、利用者による操作に応じて使用すべき
収納空間の指定に関与する操作信号を出力する操
作部96と、この操作部96からの収納室6の使
用の操作信号の出力時に、使用する収納室6とそ
の隣接する上下の収納室6との間の上記仕切部材
施錠機構40を施錠状態とするとともに、出力さ
れた操作信号が上下の連続する収納室6の連通状
態での使用であればその連通状態で使用する収納
室6の間の上記仕切部材施錠機構40を解錠させ
る仕切部材施錠機構制御手段90aと、通常、使
用されていない上下に隣接する収納室6間につい
てはそれらの収納室6に対応する扉体7間の上記
扉体連結機構78を連結状態にせしめた状態と
し、上記操作部96からの収納室6の使用の操作
信号の出力時に、使用する収納室6に対応する扉
体7とその隣接する使用しない上下の収納室6の
扉体7との間の上記扉体連結機構78を非連結状
態にせしめるとともに、出力された操作信号が上
下の連続する収納室6の連通状態での使用であれ
ばその連通状態で使用する各収納室6の各扉体7
間の上記扉体連結機構78を連結状態のまま保持
させる扉体連結機構手段90bとを具備したもの
である。
(作用) 本発明の収納空間可変式貸ロツカーでは、通
常、使用されていない上下に隣接する収納室6間
についてはそれらの収納室6に対応する扉体7間
の扉体連結機構78を連結状態にせしめた状態と
しておく。
そして、操作部96にて収納室6の単独使用が
指定された場合には、使用する収納室6とその隣
接する上下の収納室6との間の各仕切部材施錠機
構40を施錠状態とし、使用する収納室6をその
隣接する上下の収納室6から隔離し、かつ、使用
する収納室6の扉体7とその隣接する上下の収納
室6の扉体7との間の扉体連結機構78を非連結
状態とし、使用する収納室6の扉体7を単独に開
閉できるうようにする。
また、操作部96にて上下の連続する収納室6
の連通状態での使用が指定された場合には、使用
する収納室6とその隣接する上下の収納室6との
間の仕切部材施錠機構40を施錠状態とするとと
もに連通状態で使用する各収納室6の間の仕切部
材施錠機構40を解錠状態とし、収納室6を連通
状態として収納空間を広げて使用可能とし、か
つ、使用する収納室6に対応する扉体7とその隣
接する使用しない上下の収納室6の扉体7との間
の扉体連結機構78を非連結状態にせしめるとと
もに、連通状態で使用する各収納室6の各扉体7
を扉体連結機構78で連結状態のまま保持させ、
使用する収納室6の扉体7を連結状態で一体的に
開閉できるようにする。
(実施例) 第14図のクレーム対応図に本発明の要旨構成
を示している。
まずは、本発明の具体的な一実施例の構成を説
明する。
第1図において、1はロツカー本体で、このロ
ツカー本体1には、中央部に集中制御ユニツト2
が配置され、この集中制御ユニツト2の左側およ
び右側に上下4段の各収納ボツクス3a〜3bお
よび3e〜3hが配置され、さらに、その集中制
御ユニツト2と各収納ボツクス3a〜3hとの間
には各施錠ユニツト5a〜5hが配置されてい
る。
上記各収納ボツクス3a〜3hは、荷物を収納
する収納室6を備え、この収納室6の前面に扉体
7が開閉可能に設けられ、この各扉体7は、図中
右側の各扉体7については右縁部に設けられる一
対の蝶番8(閉塞方向に付勢するばねを備えてい
る)によつて右方へ回動開放でき、図中左側の各
扉体7については左縁部を図示しない一対の蝶番
によつて左方へ回動開放できるようになつてお
り、その各扉体7の開放端側の表面には、一端部
が扉体7の開放端側の縁部から突出し上記各施錠
ユツツト5a〜5hの表面に接合可能とする押圧
板9およびこの押圧板9の表面に取手10が設け
られている。なお、この取手10の表面には、図
示しないボツクス番号が表示されており、このボ
ツクウ番号は、収納ボツクス3a〜3hの順に1
〜8とされ、もし、ロツカー本体1が並んで配置
されている場合には、2台目のロツカー本体1の
収納ボツクス3a〜3hはボツクス番号9〜16と
なる。
また、各収納ボツクス3a〜3hの収納室6の
底部には仕切部材11が配置され、その各仕切部
材11のうち上下の収納室6の中間に位置する各
仕切部材11は、一対の蝶番12により水平状態
の開閉位置および垂直状態の開放位置に開閉可能
に設けられ、その開閉位置では収納室6の内壁に
設けられた略コ字状の支持フレーム13上に載つ
てその姿勢に保持され、開放位置では収納室6の
内壁に固定された一対の磁石14によつて吸着固
定される。なお、図中右側の収納室6の各仕切部
材11は蝶番12が右側に設けられて右側面に立
設され、図中左側の収納室6の仕切部材11(図
示せず)は蝶番12(図示せず)が左側に設けら
れた左側面に立設される。また、最下部の収納室
6の仕切部材11は固定設置されている。
上記集中制御ユニツト2は、第2図にも示すよ
うに、ロツカー本体1に対して一対の蝶番15に
より第1図中右側へ開放される扉体16を前面に
有し、そして、この扉体16の前面には、上部側
から、ロツカーが使用可能であれば例えば「取扱
中」と点灯表示する使用可能状態表示部17、故
障時等に係員を呼出すための係員呼出釦18、ラ
ンプの内蔵して使用可能段数(1段から4段ま
で)を点灯表示しその中から段数選択させる段数
選択釦19、仕切部材11で収納室6を仕切るよ
うに指示する仕切部材復帰指示表示部20、投入
料金あるいは超過料金を表示する料金表示部2
1、使用可能ボツクスを点灯指示する使用可能ボ
ツクス表示部22、後述するカードが出入れされ
るカード出入口23、投入貨幣の返却およびリセ
ツト指示の返却リセツト釦24、硬貨投入口2
5、紙幣使用禁止表示部26、釣銭切れ表示部2
7、紙幣挿入口28、扉体16の施錠用錠体2
9、硬貨返却口30が設けられている。また、こ
の扉体16の背部の集中制御ユニツト2の内部に
は、後述する制御部90を内蔵した制御ボツクス
31、カードを発行および読取るカードリーダラ
イター32(第10図に示すように、カードを発
行するカード記録印字手段32aと、カードを読
取るカード読取手段32bとを備えている)紙幣
処理部33、硬貨処理部34が内蔵されている。
なお、この集中制御ユニツト2の内部には、管理
者が操作指示するための後述する内部操作部94
(第10図に示す)が設けられている。
上記各施錠ユニツト5a〜5hは、全て同一構
造(詳細は後述するが施錠ユニツト5a〜5dと
5e〜5hは左右対称構造)に設けられており、
ロツカー本体1の集中制御ユニツト2と各収納ボ
ツクス3a〜3hとの間の枠体35に各収納ボツ
クス3a〜3hに対応して配置されている。そし
て、その各施錠ユニツト5a〜5hは、第3図に
示すように、その枠体35の開口部35aに配置
される略コ字状の化粧板36、この化粧板36の
背面に固定され水平枠部37と垂直枠部38とか
らなる略L字状のユニツト枠体39を備え、この
ユニツト枠体39の水平枠部37に仕切部材施錠
機構40が配設され、垂直枠部38に扉体施錠機
構41が配設されている。なお、最下部の収納ボ
ツクス3d,3hに対応する施錠ユニツト5d,
5hには、仕切部材施錠機構40は設けられてお
らず、扉体施錠機構41のみが設けられている。
上記仕切部材施錠機構40は、第4図および第
5図にも示すように、ロツク部材42を備え、こ
のロツク部材42は、前側(第4図下側、第5図
左側)外周の一部が円弧状に設けられた上板42
aおよび下板42bとこの上板42aおよび下板
42bを連結する連結板42cとから略コ字状に
設けられ、この上板42aおよび下板42bの中
央部をユニツト枠体39の水平枠部37の基板3
7a上に支軸43によつて回転自在に軸支され、
そして、下板42bから延設されたロツク片42
dが水平枠部37の側板37bに開口された開口
部37cから出没して、仕切部材11の後述する
施錠口68に係脱するようになつている。なお、
このロツク片42dは、突出時における開口部3
7cの縁部との干渉を避けるための切欠き部42
eが設けられているとともに、先端縁部が円弧状
に設けられている。
また、このロツク部材42の下板42bには、
一端が基板37aに支軸44aによつて回動自在
に軸支されたリンク44の他端との間を支軸45
a,45bによつて回動自在に連結するリンク4
5が連結され、そして、そのリンク44の揺動に
伴つて、リンク45を介しロツク部材42を回動
できるようになつている。
また、リンク44の中間部上面に突設されたピ
ン44bにスライド板46が連結され、このスラ
イド板46は、後端近傍に設けられた前後方向に
長い長孔46aがリンク44のピン44bに嵌合
し、前端の垂直に折曲された折曲部46bにラツ
チングソレノイド47が連結され、このソレノイ
ド47に動作によつて前後方向にスライド駆動さ
れる。なお、このスライド板46には、両縁部か
らレバー揺動ピン48を水平に支持する一対の支
持片46cが垂直に折曲されているとともに、折
曲部46bの上縁部から操作片46dが突設され
ている。
また、スライド板46の上方にロツクレバー4
9が配置され、このロツクレバー49は前端近傍
を支軸体50によつて回動自在に軸支され、下面
に凸部49a突設され、後端はロツク部材42の
上板42aにロツク片42dの出没位置に対応し
て設けられた各ロツク溝42f,42gに係合す
るロツク部49bが設けられている。なお、この
ロツクレバー49は、前端に連結されたスプリン
グ51によつてロツク部49bがロツク溝42
f,42gに係合する方向に付勢されている。
また、スライド板46の前後のスライド位置を
検知するマイクロスイツチ52がそのスイツチ接
片を折曲部46bに臨ませて配置されている。
そして、ソレノイド47を動作させることによ
り、スライド板46を前後方向にスライドさせ
て、両リンク44,45を介してロツク部材42
を回動させ、そのロツク部材42のロツク片42
dを開口部37cから出没させて仕切部材11を
施解錠することができる。また、その際、スライ
ド板46のスライドに伴つてレバー揺動ピン48
がロツクレバー49の凸部49aを押圧してロツ
クレバー49を回動させ、例えば第4図および第
5図の状態のそのロツクレバー49のロツク部4
9bをロツク溝42fから上方に外してロツク部
材42の回動を許容し、さらに、レバー揺動ピン
48が凸部49aを乗越えるとロツクレバー49
が回動してロツク部49bがもう一方のロツク溝
42gに係入するようになつている。なお、ロツ
クレバー49のロツク部49bをロツク溝42
f,42gから外す間にスライド板46がスライ
ドしているが、このスライド板46とリンク44
のピン44bとは長孔46aを介して連結されて
いるので、ロツクレバー49のロツク部49bが
ロツク溝42f,42gから外れるまでの間は連
動しないようになつている。また、ソレノイド4
7の不動作時等において、集中制御ユニツト2の
扉体16を開放して集中制御ユニツト2の内部側
からスライド板46の操作片46dを前方すなわ
ち手前側に手動操作することにより、ロツク部材
42を解錠方向に回動させて仕切部材11のロツ
クを解除することができる。
上記扉体施錠機構41は、第6図および第7図
にも示すように、上記仕切部材施錠機構40と同
じ構造であり、そして、ロツク部材53を備え、
このロツク部材53は、下側外周の一部が円弧状
に設けられた前板53a(前側は第6図後方すな
わち紙面の裏側、第7図右側)および後板53b
とこの前板53aおよび後板53bを連結する連
結板53cとから略コ字状に設けられ、その前板
53aおよび後板53bがユニツト枠体39の垂
直枠部38の基板38a上に支軸54によつて回
転自在に軸支され、前板53aから延設されたロ
ツク片53dが垂直枠部38の側板38bに開口
された開口部38cから出没し扉体7の開放端側
の端面に設けられた施錠口7aに係脱するように
なつている。なお、このロツク片53dは、突出
時における開口部38cの縁部との干渉を避ける
ための切欠き部53eが設けられているとととも
に、先端縁部が円弧状に設けられている。
また、このロツク部材53の前板53aには、
一端が基板38aに支軸55aによつて回動自在
に軸支されたリンク55の他端との間を支軸56
a,56bによつて回動自在に連結するリンク5
6が連結され、そして、そのリンク55の揺動に
伴つて、リンク56を介しロツク部材53を回動
できるようになつている。
また、リンク55の中間部後面に突設されたピ
ン55bにスライド板57が連結され、このスラ
イド板57は、上端近傍に設けられた上下方向に
長い長孔57aがリンク55のピン55bに嵌合
し、下端の後方に水平に折曲された折曲部57b
にラツチングソレノイド58が連結され、このソ
レノイド58の動作によつて上下方向にスライド
駆動される。なお、このスライド板57には、両
縁部からレバー揺動ピン59を水平に支持する一
対の支持片57cが後方に水平に折曲されている
とともに、折曲部57bの後縁部から操作片57
dが突設されている。
また、スライド板57の後方にロツクレバー6
0が配置され、このロツクレバー60は下端近傍
を支軸体61によつて回動自在に軸支され、前面
に凸部60aが突設され、上端はロツク部材53
の後板53bにロツク片53dの出没位置に対応
して設けられた各ロツク溝53f,53gに係合
するロツク部60bが設けられている。なお、こ
のロツクレバー60は、下端に連結されたスプリ
ング62によつてロツク部60bがロツク溝53
f,53gに係合する方向に付勢されている。
また、スライド板57の上下のスライド位置を
検知するマクロスイツチ63がそのスライド接片
を折曲部57bに臨ませて配置されている。
そして、ソレノイド58を動作させることによ
り、スライド板57を上下方向にスライドさせ
て、両リンク55,56を介してロツク部材53
を回動させ、そのロツク部材53のロツク片53
dを開口部38cから出没させて扉体7を施解錠
することができる。また、その際、スライド板5
7のスライドに伴つてレバー揺動ピン59がロツ
クレバー60の凸部60aを押圧してロツクレバ
ー60を回動させ、例えば第6図および第7図の
状態のロツクレバー60のロツク部60bをロツ
ク溝53fから後方に外してロツク部材53の回
動を許容し、さらに、レバー揺動ピン59が凸部
60aを乗越えるとロツクレバー60が回動して
ロツク部60bがもう一方のロツク溝53gに係
入するようになつている。なお、ロツクレバー6
0のロツク部60bをロツク溝53f,53gか
ら外す間にスライド板57がスライドしている
が、このスライド板57とリンク55のピン55
bとは長孔57aを介して連結されているので、
ロツクレバー60のロツク部60bがロツク溝5
3f,53gから外れるまでの間は連動しないよ
うになつている。また、ソレノイド58の不動作
時等において、集中制御ユニツト2の扉体16を
開放して集中制御ユニツト2の内部側から枠体3
5の側面に開口された開口部35bを通じてスラ
イド板57の操作片57dを前方に手動操作する
ことにより、ロツク部材53を解錠方向に回動さ
せて扉体7のロツクを解除することができる。
なお、上記化粧板36の表面には、表示プレー
ト64が貼着されているとともに、ランプを内蔵
して点灯表示し施錠時および解錠時に顧客によつ
て操作される施解錠確認釦65,扉体7の閉塞状
態を検知する扉体閉塞検知手段66であつて扉体
7の押圧板9に押圧されることにより閉塞状態を
検知する扉体閉塞検知スイツチ67が配置されて
いる。なお、施解錠確認釦65は押込んだときに
その押込みを検知するスイツチが取付けられてお
り、後述の制御部90へ信号を送るようになつて
いる。この釦は手を離すと元へ戻すようになつて
いる。
上記仕切部材11の開放端側には、第4図に示
すように、ロツク部材42のロツク片42dが係
脱する施錠口68を備えた施錠受枠69が内部に
固定されているとともに、その施錠受枠69の内
部に施錠検知機構70が設けられている。この施
錠検知機構70は、施錠受枠69の施錠口68近
傍に支軸71aによつて回動自在に軸支された検
知片71を備え、この検知片71は、一端に施錠
口68から進入するロツク片42dにより押圧さ
れる押圧受部71bが設けられ、他端にその押圧
に連動して上記水平枠部37の側板37bに上記
開口部37cに並設して開口された開口部37d
から内部に進入する押圧部71cが設けられ、ま
た、その水平枠部37の開口部37dに臨む内部
に、検知片71の押圧部71cの水平枠部37側
への突出を検知する施錠検知手段72であつてそ
の押圧部71cで押圧されることにより突出を検
知する施錠検知スイツチ73が配置されている。
なお、この施錠検知スイツチ73により、上記ソ
レノイド47が動作されてから数十m秒後に出力
の変化を検知すなわち施錠あるいは解錠を検知
し、検知されなかつた場合には、異常処理するよ
うになつている(後述する)。また、検知片71
は、施錠受枠69に固定された取付金具74との
間に連結されたスプリング75によつて押圧部7
1cが施錠受枠69の内部に収納される方向に回
動付勢されるとともに、その回動付勢は施錠受枠
69のストツパー76によつて規制される。そし
て、施錠検知スイツチ73が検知片71の押圧部
71cにより押圧を受けることにより、ロツク部
材42のロツク片42dが施錠口68か施錠受枠
69内に進入して検知片71を会同させたことを
検知し、仕切部材11を確実に施錠したことが確
認できる。
また、ユニツト枠体39の水平枠部37に配置
された施錠検知スイツチ73に隣接し開口部37
dに臨んで仕切部材検知センサ77が配置され、
この仕切部材検知センサ77によつて、ロツク片
42dが出没する開口部37cの側部に仕切部材
11が配置されているか、すなわち仕切部材11
が水平状態にあるかを検出する。
上記扉体7において、上部に他の収納ボツクス
3a〜3c,3e〜3gがある収納ボツクス3b
〜3d,3f〜3hの扉体7の内部には、その上
部の収納ボツクス3a〜3c,3e〜3gの扉体
7と連結するための扉体連結機構78が設けられ
ている。この扉体連結機構78は、第8図および
第9図に示すように、連結片79が扉体7の上面
に設けられた開口部7bから上部の扉体7の下面
に設けられた施錠口7cに進入することにより施
錠するようになつており、その連結片79は、略
L字状に設けられ、その中間部を支軸79aによ
つて回動自在に軸支され、一端の連結部79bが
開口部7bから出没可能とし、他端の長溝79c
が扉体7の内側面に固定されたラツチングソレノ
イド80の一端の動作レバー81に水平に突設さ
れた軸部81aに嵌合されている。そして、ソレ
ノイド80の動作によつて、動作レバー81が施
錠方向(図中右方向)に駆動されることにより、
連結片79が回動しその連結部79bが開口部7
bから上部の扉体7の施錠口7cに進入して、上
下の扉体7,7を一体に連結し、また、動作レバ
ー81が解錠方向(図中左方向)に駆動されるこ
とにより、連結片79が回動してその連結部79
が上部の扉体7の施錠口7cから退避して、上下
の扉体7,7の連結が解除される。なお、連結片
79による上下の扉体7の連結時には、連結しよ
うとするボツクスの扉体7が共に閉まつているか
否かを扉体閉塞検知スイツチ67の出力により判
断し、閉まつていることが確認されればソレノイ
ド80が動作されて連結され、閉まつていなけれ
ば扉体閉塞検知スイツチ67の出力が検知される
までソレノイド80が動作されないようになつて
いる。
また、連結片79の突出時にはその連結片79
に連動してシヤツター82が突出するようになつ
ている。これは、仕切部材11が開放位置に位置
された状態で上下の扉体7が連結された時には上
下の扉体7間に収納室6に通じる〓間が生じ、こ
の〓間から収納室6内の荷物が盗まれる危険性が
あり、また、その〓間から連結片79が見えるの
でこの連結片79が破壊される危険性があり、そ
れらの危険性防止の為に連結片79に対する扉体
7の前面側に位置してその〓間の目隠しを行なう
ものとして前記シヤツター82が設けられてい
る。そして、このシヤツター82は、薄板材料で
形成され、扉体7の上面の上記連結片79の開口
部7bの前側に扉体7の幅方向に沿つて開口され
た開口溝部7dから出没し、上部の扉体7の下面
の係入溝7eに係脱可能になつており、その両端下
部に設けられた支持片82aの支持ピン82bが
一対のリンク片83が一端の長孔83aに嵌合し
て支持されている。この各リンク片83は、中間
部を支軸83bによつて回動自在に軸支され、他
端側に連結されたスプリング84によつてシヤツ
ター82を突出させる方向に付勢され、また、こ
の各リンク片83の他端の長孔83cはスライド
板85から突設された軸部85aに一緒に嵌合さ
れている。このスライド板85は、一対のガイド
ピン86a,86bに長溝孔85b,85cが嵌
合して上下方向にスライド自在になつており、こ
のスライド板85の下端の当板85dに揺動レバ
ー87が当接している。この揺動レバー87は、
略L字状に設けられ、中央部を支軸87aよつて
回動自在に軸支され、一端の当部87bがスライ
ド板85の当板85dに当接するとともにそのス
ライド板85との間にスプリング88が連結さ
れ、他端の長孔87cがソレノイド80の動作レ
バー81の他端に水平に設けられた軸部81bに
連結されている。なお、ソレノイド80の動作位
置を検知するマイクロスイツチ89がその接片を
動作レバー81の一端に臨ませて配置されてい
る。なお、仕切部材施錠機構40、扉体施錠機構
41、扉体連結機構78について第3図、第4
図、第6図、第8図および第9図は収納ボツクス
3e〜3hに関するものの図であり、収納ボツク
ス3a〜3dに関するものの構造は第3図、第4
図、第6図、第8図および第9図とは左右対称構
造となつている。また、第3図の施錠ユニツト5
e(5f,5g,5hも同構造)と左右対称に施
錠ユニツト5a〜5dも形成され、開口部35
b、操作片46d、操作片57dは施錠ユニツト
5a〜5dについては枠体35の第3図右側面に
位置される。
また、第10図にロツカー全体を制御する制御
部90の構成を示し、この制御部90は、上記集
中制御ユニツト2の制御ボツクス31内に配置さ
れており、中央処理装置(以下CPUと呼ぶ)9
1、プログラム等を記憶するリードオンリーメモ
リ(以下ROMと呼ぶ)92、各種のメモリを有
したランダムアクセスメモリ(以下RAMと呼
ぶ)93から構成されている。そして、この制御
部90には、集中制御ユニツト2の内部のカード
リーダライター32、紙幣処理部33、硬貨処理
部34、内部操作部94が接続され、また、各施
錠ユニツト5a〜5hの仕切部材施錠機構40の
ソレノイド47およびマイクロスイツチ52(施
錠ユニツト5d,5hには設けられていない)扉
体施錠機構41のソレノイド58およびマイクロ
スイツチ63、施解錠確認釦65、扉体閉塞検知
手段66、施錠検知手段72、仕切部材検知セン
サ71が接続され、さらに、集中制御ユニツト2
の扉体16に配置された各種表示部95(使用可
能状態表示部17、仕切部材復帰指示表示部2
0、料金表示部21、使用可能ボツクス表示部2
2、紙幣使用禁止表示部26、釣銭切れ表示部2
7)、各種の釦からなる操作部96(係員呼出釦
18、段数選択釦19、返却リセツト釦24)が
接続され、また、扉体連結機構78のソレノイド
80およびマイクロスイツチ89が接続されてい
る。
また、上記カードリーダライター32によつて
発行されるカード97は、第11図に示すよう
に、磁気ストライプ98を表面に有する紙製のカ
ードであり、その表面には、ボツクス番号が印字
されるボツクス印字部99a、預入年月日が印字
される印字部99b、発行番号(1番から通し番
号)が印字される印字部99cがあり、磁気スト
ライプ98には、上記データの他に機械番号(ロ
ツカー本体1の固有の番号)、IDマーク(他のク
レジツトカード等と区別するための識別マーク)、
承認マーク(ロツカー管理者によつて使用が承認
されたことを現わすマーク)および入金金額等が
記憶されて発行される。なお、ロツカーの設置場
所を示す表示(例えば「ヤエスミナミ」等)を行
なうようにしてもよい。
そして、第14図に示すように、このように構
成された収納空間可変式貸ロツカーを制御する制
御部90は、操作部96からの操作信号に基づい
て仕切部材施錠機構40を制御する仕切部材施錠
機構制御手段90aを有しているとともに、操作
部96からの操作信号および扉体閉塞検知手段6
6からの出力信号に基づいて扉体連結機構78を
制御する扉体連結機構制御手段90bを有してい
る。
次に、このように構成された収納空間可変式貸
ロツカーの作用を説明する。
まず、第14図に示した各制御手段90a,9
0bの機能を第15図に示すフローチヤートとと
もに説明する。
操作部96から収納室6の使用段数の指定に対
応した操作信号が出力され、この操作信号が上下
に連続する収納室6の連通状態での使用を指定す
る信号でない場合、すなわち1段のみ使用する信
号である場合には、使用する収納室6とその隣接
する上下の収納室6との間の各仕切部材施錠機構
40を施錠状態として(ステツプ〓〓〓〓)、使用す
る収納室6をその隣接する上下の収納室6から隔
離し、かつ、使用する収納室6の扉体7とその隣
接する上下の収納室6の扉体7との間の扉体連結
機構78を非連結状態として(ステツプ〓〓)、使
用する収納室6の扉体7を単独に開閉できるよう
にする。
また、操作部96からの操作信号が上下の連続
する収納室6の連通状態での使用を指定する信号
の場合には、使用する収納室6とその隣接する上
下の収納室6との間の各仕切部材施錠機構40を
施錠状態とするとともに、その連通状態で使用す
る各収納室6の間の仕切部材施錠機構40を解錠
して(ステツプ〓〓〓〓〓〓)、使用する収納室6をそ
の隣接する上下の収納室6から隔離するととも
に、収納室6を連通状態にして収納空間を広げて
使用可能とし、かつ、使用する収納室6の扉体7
とその隣接する使用しない上下の収納室6の扉体
7との間の扉体連結機構78を非連結状態とする
とともに、連通状態で使用する各収納室6の各扉
体7を扉体連結機構78で連結状態のまま保持さ
せ(ステツプ〓〓)、使用する収納室6の扉体7を
連結状態で一体的に開閉できるようにする。
次に、具体的な実施例の作用を説明する。
駅等の設置場所へのロツカー本体1の輸送時
は、安全のために各収納ボツクス3a〜3hを仕
切る各仕切部材11を仕切部材施錠機構40によ
つてそれぞれ水平状態でロツクし、各収納ボツク
ス3a〜3hの各扉体7も扉体施錠機構41によ
つて閉塞状態で施錠し、さらに、各扉体7の上下
全てが扉体連結機構78によつて連結されてい
る。
設置作業が完了した後、集中制御ユニツト2の
扉体16を開けて、電源スイツチを入れると各箇
所のイニシヤルリセツトがかかるが、水平状態に
ある仕切部材11のロツクが全て解除されるとと
もに扉体7も全て解錠される。しかし、扉体7は
上下に連結されたまの状態にある。この扉体7の
連結については、連結するよりも解除するほうが
確実であるので(連結時に扉体7が上下双方とも
確実にしまつていないと連結できない)、通常は
連結状態にしておき、利用者によつてボツクスの
段数が指定されたときに解除するようにする。ま
た、仕切部材11の水平状態でのロツクについて
は、初期状態のとき、ロツクを掛けたままにして
おいてもよい。
その後、集中制御ユニツト2の内部にある内部
操作部94で日送り時刻(例えば23時59分)、現
在の年月日、時刻、機械番号(このロツカー本体
1の固有の番号)、1ボツクスの1日当りの使用
料金、事故日数(継続して使用できる最大日数+
1日、例えば4日と指定すると使用期間が4日以
上の収納ボツクス3a〜3hのみ施解錠確認釦6
5の内蔵ランプを点灯させて管理者にわかるよう
にするために設定する日)をそれぞれ入力置数す
る。
そして、内部操作部94の終了キーを押すと待
機状態となり、カードを収納したり、釣銭用の
100円硬貨を補給した後、集中制御ユニツト2の
扉体16を閉じて施錠すると、利用者の使用が可
能となる。
なお、待機状態では、絶えず各箇所の故障の有
無を検査し、故障を検知すれば、故障の内容に応
じて取扱い中止にしたりする。
また、待機状態で、管理者が集中制御ユニツト
2の扉体16を開けて内部操作部94を操作すれ
ば、待機モードから係員操作モードに移り、利用
者は操作できなくなる。
(A) 荷物を預けるとき 設置後、初めて使用する場合について説明する
と、各収納ボツクス3a〜3hは全て未使用であ
り、左右に各4個ある扉体7はそれぞれ上下方向
に全て連結され、どれか各1個の取手10を持つ
て開けると4個の扉体7が全て開くようになつて
おり、上下の収納ボツクス3a〜3hを仕切るた
めの仕切部材11は水平状態になつているが、そ
のロツクは掛けられていないため、手で上方へ回
動可能となつている。その状態の時から、第12
図のフローチヤートに従つて操作および制御動作
について説明する。
まず、収納ボツクス3a〜3hの使用状態が判
断され(ステツプ)、全ての収納ボツクス3a
〜3hが使用されているならばフローは終了する
が(「全てのボツクス使用中)という表示を行な
つてもよい)、今は空いているので、次に、使用
可能な段数が判断されてそれに対応して段数選択
釦19を点灯する(ステツプ)。そして、今は、
1段(1ボツクス)から4段(上下方向に連続し
て4ボツクス)まで全て使えるので、段数選択釦
19は4個共点灯している。もし、例えば3段以
上使用でないときは、1段と2段の段数選択釦1
9のみを点灯することになる。
そして、利用者が2ボツクスを使用しようとし
て操作部96の2段の段数選択釦19(左から2
つ目の釦)を押すと(ステツプ)、その操作信
号が入力されることに基づいて制御部90は、8
個の収納ボツクス3a〜3hの内の1組を定めら
れたプログラム(複数あるときには、左上から左
下の収納ボツクス3a〜3d、そして、右上から
右下の収納ボツクス3a〜3hの順序で選定す
る)により決定し(ステツプ)今、収納ボツク
ス3a〜3bが選定されるとすると、収納ボツク
ス3bの扉体7と収納ボツクス3cの扉体7との
連結が外れているか否かを、収納ボツクス3cの
扉体7の扉体連結機構78の連結片79が解錠さ
れているか否かにより判断し(ステツプ)、今
は解錠されていないので、制御手段90bによ
り、その収納ボツクス3cの扉体7の扉体連結機
構78のラツチングソレノイド80を動作させて
収納ボツクス3bの扉体7と収納ボツクス3cの
扉体7との連結を解除し(ステツプ)、使用可
能ボツクス表示部22の対応するランプを点灯し
(ステツプ)、利用者にボツクス3a,3bを使
用するように報知する。なお、この使用可能ボツ
クス表示部22のランプは、カード97を抜取る
か、返却リセツト釦24を押すまで連続して点灯
される。また、制御手段90bにより、収納ボツ
クス3a,3bの扉体7,7、収納ボツクス3
c,3dの扉体7,7は各々連結されている。
なお、制御部90が収納ボツクス3a〜3hを
指定することにより、ロツカーを効率よく稼働さ
せることができ、これは、利用者が自由に選択す
ると、例えばある利用者が収納ボツクス3aを使
い、次の利用者が収納ボツクス3cを使うと、収
納ボツクス3b,3dは1段としてしか使えなく
なるからで、初めの利用者に収納ボツクス3a,
3bを使わせることにより、収納ボツクス3c,
3dを2段としても使うことができるからであ
る。しかし、重い荷物の場合には、一番上の収納
ボツクス3a収納するのが困難になるため、利用
者が自由に選択指定できるようにしてもよい。
今、利用者は、2段を指定したので、この2段
の収納ボツクス3a,3bの間にある仕切部材1
1(収納ボツクス3a,3bの境界にある仕切部
材11)にロツクが掛かつているか否かを施錠検
知スイツチ73の出力により判断し(ステツプ
)、もし、ロツクが掛かつておれば、制御手段
90aにより、施錠ユニツト5aの仕切部材施錠
機構40のソレノイド47を動作させてロツクを
解除するが(ステツプ)、今はロツクが解除さ
れているので、ソレノイド47は動作されない。
そして、その仕切部材11は水平状態にあるので
(仕切部材検知センサ77により検知される)、利
用者は手で仕切部材11を上方へ回動して磁石1
4により垂直状態で保持させ(ステツプ)、
両収納ボツクス3a,3bの収納室6,6を連通
させて荷物の収納空間を拡大する。なお、この2
段の収納ボツクス3a,3bを使用するに当つ
て、仕切部材11を垂直状態にしないで、水平状
態のまま上下の収納室6を分割してまとめて使用
するようにしてもよい。
なお、その仕切部材11のロツクが掛かつてい
るときには、解錠するようにソレノイド47を動
作させるが、その動作後の数十m秒後に、マイク
ロスイツチ73の出力を検知し、ロツクが外れた
ことが検知されなかつたときには、異常として、
自動返金してその仕切部材11の上下の収納ボツ
クス3a,3bの故障表示(施解錠確認釦65を
点灯)をし、初めからやり直してもらう(ステツ
プ〓〓〓〓)。
次に、今回使用しようとする収納ボツクス3
a,3bの境界の仕切部材11すなわち収納ボツ
クス3b,3cとの間の仕切部材11が水平状態
にあるか否かが仕切部材検知センサ77の出力に
より判断され(ステツプ〓〓)、もし、水平状態に
なければ(垂直状態に保持されたままならば)、
仕切部材復帰指示表示部20を点灯させ(ステツ
プ〓〓)、「仕切部材を元に戻して下さい」というメ
ツセージを利用者に伝え、そのときには、垂直状
態にある仕切部材11を手で回動して水平状態に
戻す(ステツプ〓〓)。今は、収納ボツクス3b,
3cとの間にある仕切部材11は水平状態にある
ため、仕切部材復帰指示表示部20を点灯せず、
次に、この仕切部材11がロツクされているか否
かが施錠検知スイツチ73の出力により判断され
(ステツプ〓〓〓〓〓〓)、ロツクが掛かつていないの
で、制御手段90aにより、施錠ユニツト5bの
仕切部材施錠機構40のソレノイド47を動作さ
せて仕切部材11ロツクし(ステツプ〓〓)、該当
収納ボツクス3a,3bの施解錠確認釦65の内
蔵ランプを点滅させる(ステツプ〓〓〓〓)。
なお、その仕切部材11をロツクするためにソ
レノイド47を動作させてから数十m秒後に、マ
イクロスイツチ73の出力を検知し、ロツクが確
実になされたか否かを判断する。もし、対応する
出力が検知されなかつたときには、異常として、
自動返金してその仕切部材11を上下の収納ボツ
クス3b,3cの故障表示(施解錠確認釦65を
点灯)をし、初めからやり直してもらう(ステツ
プ〓〓〓〓)。
次に、料金表示部21に使用料金が表示される
(ステツプ〓〓)。1日1ボツクス当りの使用料金を
200円に設定している場合には、2ボツクス分と
して1日の料金400が表示され、利用者は硬貨ま
たは紙幣で使用料金を投入する(ステツプ〓〓)。
この際、100円を1枚ずつ投入したときには、料
金表示が300円、200円と変わり、4枚入れ終ると
0円になる。また、500円硬貨または千円紙幣を
投入したときには、釣銭額を表示することにな
り、従つて、500円硬貨投入時は100円に、千円紙
幣投入時は600円にそれぞれなる。なお、釣銭は
後述するカード97の発行後に投入される。
使用料金と等しいかまたはそれ以上の金額を投
入した後に(ステツプ〓〓)、荷物を収納ボツクス
3a,3bへ収納したとき(ステツプ〓〓)、収納
空間が大きく余つて1段でも収納できることが分
つた場合または2段で収納できると思つたが実際
に収納しようとしたときに2段では入らないこと
が分つた場合には、選択した段数が不適切だつた
ことになり(ステツプ〓〓)、一旦荷物を収納ボツ
クス3a,3bか取出し返却リセツト釦24を押
して(ステツプ〓〓〓〓)、投入貨幣を自動返却(硬
貨は硬貨返却口30に、紙幣は紙幣挿入口28か
ら戻す)させた後、もう一度、段数選択操作から
やり直す(ステツプ〓〓〜〓〓)。なお、返却リセツ
ト釦24を押すと、点滅している施解錠確認釦6
5と点灯している使用可能ボツクス表示部22を
共に消灯し(ステツプ〓〓〓〓)、さらに、このとき、
各扉体7が閉まつているか否かを扉体閉塞検知ス
イツチ67の出力により判断し(ステツプ〓〓)、
閉まつているときには、上(収納ボツクス3aが
最上段なので上にはない)または下の収納ボツク
ス3cが使用可能であるかを使用状態の有無によ
り判断し(ステツプ〓〓)、今は、収納ボツクス3
cが空いているので、制御手段90bにより、収
納ボツクス3cの扉体7の扉体連結機構78のラ
ツチングソノイド80を動作させて収納ボツクス
3b,3cの扉体7,7を連結する(ステツプ
〓〓)。よつて、収納ボツクス3a,3bの扉体7,
7、収納ボツクス3c,3dの扉体7,7はそれ
ぞれ連結していたので、結局、全ての扉体7が連
結することになる。なお、収納ボツクス3a,3
bとの間の仕切部材11は垂直状態のままであつ
ても構わない。もし、次回において1段の選択が
なされたときには、仕切部材復帰指示表示部20
が点灯し、仕切部材11を水平状態に戻すように
案内が出るからである。また、返却リセツト釦2
4が押されたとき、収納ボツクス3b,3cとの
境界の仕切部材11のロツクを含め、全ての仕切
部材11のロツク状態、非ロツク状態には変化を
生じないようにしている(これは、ソレノイド4
7の動作は騒音を伴うからである)。なお、返却
リセツト釦24の押圧時に、水平状態にある未使
用の仕切部材11について、全てロツクするよう
にしてもよいし、全てロツクを解除するようにし
てもよい。
段数選択操作をやり直して、例えば3段を指定
すると、制御部90が収納ボツクス3a〜3cを
指定し、制御手段90bにより、収納ボツクス3
c,3dの扉体7,7の連結が解除され、制御手
段90aにより、収納ボツクス3b,3cの間の
仕切部材11のロツクが解除され、手で仕切部材
11を垂直状態にして3個の収納ボツクス3a〜
3cが使えるようにする(収納ボツクス3a,3
bとの間の仕切部材11は、前回の操作で垂直に
保持されている)。また、収納ボツクス3c,3
dとの間の境界となる仕切部材11には制御手段
90aによりロツクが掛かり、収納ボツクス3a
〜3cの施解錠確認釦65の内蔵ランプが点滅
し、使用料金600円が表示される。
必要金額を投入後、荷物を収納して扉体7を閉
めた後(ステツプ〓〓)、点滅している3個の各施
解錠確認釦65の内どれか1個を押すと(ステツ
プ〓〓)、各扉体閉塞検知スイツチ67の出力によ
り扉体7が閉まつていると判断された収納ボツク
ス3a〜3cの扉体7のみ扉体施錠機構41のソ
レノイド58を動作して施錠するとともに(ステ
ツプ〓〓)、施錠できた収納ボツクス3a〜3cの
施解錠確認釦65の内蔵ランプが消灯する(ステ
ツプ〓〓)。なお、荷物がきちんと収納できている
ときには、通常、扉体7は図示しないばねによつ
て閉塞状態にあるため、3個の施解錠確認釦65
の内の1個を押すだけで3個の収納ボツクス3a
〜3cの扉体7は全て施錠される。
施錠できると扉体施錠機構41のマイクロスイ
ツチ63によつて施錠を確認できるが、もし、ソ
レノイド58に異常があつても施錠確認が得られ
なかつたときには(ステツプ〓〓)、施錠異常とみ
なし、点滅している施解錠確認釦65を継続点灯
に変えるとともに内部操作部94のボツクス異常
ランプを点灯させ(ステツプ〓〓)、「継続点灯して
いるボツクスは使用不能ですので、返却リセツト
釦を押して初めからやり直して下さい」等の案内
表示を行なうとよい。この継続点灯のボツクスは
異常ボツクスとして使用可能ボツクスの対象から
外される。
施錠異常がなくとも、荷物の収納状態が適切で
なく、荷物によつて扉体7が完全に閉塞されずに
少し開いた状態のときには、扉体7の施錠動作は
行なわれず、該当ボツクス全ての施錠が完了して
いにので、施錠されていないボツクスに対応する
施解錠確認釦65は以前として点滅しており、利
用者はこの表示を見て扉体7を押して閉塞状態に
して、点滅をしている施解錠確認釦65を押すこ
とになる。なお、その施解錠確認釦65の点滅表
示に付加してブザー、音声案内等を行なうように
すれば、なお一層親切となる。また、何度か試み
ても施錠できないときは、返却リセツト釦24を
押させてやり直してもらうようにする。
今回、使用時の収納ボツクス3a〜3cの全て
に施錠が行なわれると(ステツプ〓〓)、これ以降、
返却リセツト釦24の操作が無効となる(ステツ
プ〓〓)。
次に、カード97カードリーダライター32に
より発行され(ステツプ〓〓)、カード出入口23
から半分出た状態で保持される。このカード97
には、ボツクス番号(複数段使用のときは初めの
番号、今の場合は1)、預入年月日、発行番号
(1番からの通り番号)等が印字され、磁気スト
ライプ98に、上記データの他に機械番号(ロツ
カー本体1の固有の番号)、IDマーク(他のクレ
ジツトカード等と区別するための識別マーク)、
承認マーク(ロツカー管理者によつて使用が承認
されたことを現わすマーク)および入金金額等が
記憶されて発行される。なお、1個のロツカー本
体1では、ボツクス番号は1〜8となるが、この
ロツカー本体1を並べて設置した場合には、2個
目のロツカー本体1のボツクス番号は9〜16とな
り、この場合収納ボツクス3aはボツクス番号
9、収納ボツクス3hはボツクス番号16になる。
最初に投入していた金額が使用料金よりも多か
つた場合には(ステツプ〓〓)、釣銭が硬貨返却口
30に投出され(ステツプ〓〓)、利用者はこれを
抜取る(ステツプ〓〓)。
また、カード97については、これが抜取られ
たか否かを監視しており(ステツプ〓〓)、所定時
間以内に抜取られなかつたときには(ステツプ
〓〓)、図示しない警報部を動作させて案内表示、
ブザー、音声案内等により利用者にカード97の
抜取りを促す(ステツプ〓〓)。さらに、その警報
部を動作させてからカード97が所定時間以内に
抜取られたか否かを監視し(ステツプ〓〓〓〓)、抜
取られなかつた場合には、警報部の動作を停止さ
せ(ステツプ〓〓)、カード97を取込んで回収す
るとともに施解錠確認釦65を点灯させる(ステ
ツプ〓〓〓〓)。この後の処理は、後述する「事故荷
物取扱い」のときと同じようにする(係員を呼ん
で対処してもらう)。また、カード97が所定時
間以内に抜取られた場合には、警報部の動作を停
止する(ステツプ〓〓)。
また、紙幣の投入があつたときには、その紙幣
を紙幣処理部33の一時保留部かから集積部へ収
納した後(ステツプ〓〓)、使用可能ボツクス表示
部22の表示を消して一連の動作は終了する(ス
テツプ〓〓)。
(B) 荷物を取出すとき 続いて、預けた荷物の取出しを第13図のフロ
ーチヤートに従つて説明する。
利用者が戻つて来て、カード97を正しい方向
でカード出入口23から挿入すると(ステツプ
〓〓)、カードリーダライター32がカード97の
磁気ストライプ98から情報を読取り、正しいか
否か判断し(ステツプ〓〓)、もし、正しくないカ
ード(後述する事故荷物カードが発行されたとき
も含む)と判断したときには、案内表示または音
声案内等により利用者によの旨知らせてカードを
返却する(ステツプ〓〓〓〓)。
預入れたロツカー本体1のカード出入口23に
正しいカード97を挿入すると、後述する「事故
荷物取扱い」の操作が管理者によつてなされてい
ない限り有効と判断され、該当ボツクスに対応し
て使用可能ボツクス表示部22が点灯されるとと
もに施解錠確認釦65の内蔵ランプが点滅される
(ステツプ〓〓)。今の場合、3段使用だつたので、
収納ボツクス3a〜3cに対応する3個の使用可
能ボツクス表示部22および施解錠確認釦65が
点灯および点滅し、次に、現在の年月日および時
刻と、カードに記憶されている預入年月日および
時刻とが比較され、追加料金の要否が判断され
(ステツプ〓〓)、もし、1日延長として使用してい
たならば、演算されて不足金額として600円が料
金表示部21に表示される(ステツプ〓〓)。なお、
予め日送り時刻として23時59分を設定していたと
きには、その時刻を越える毎に料金が追加される
ことになる。勿論、日送り時刻ではなく実際の使
用時間例えば6時間毎に200円(1ボツクス)と
設定しておくことも可能ある。
利用者により追加料金が投入されると(ステツ
プ〓〓)、その投入金額と追加料金とが比較され
(ステツプ〓〓)、不足時には、追加料金の最初の1
枚を投入したときからの時間経過が監視され(ス
テツプ〓〓)、所定時間が経過すると、今、投入し
た金額は途中入金として挿入されたカード97に
記憶更新されてカード97は返却される(ステツ
プ〓〓)。
また、所定時間以内に必要金額を投入すると、
もし、投入金額が追加料金を越えているときに
は、釣銭が演算されて硬貨返却口30に釣銭が投
出され(ステツプ〓〓)、利用者はこれを抜取る
(ステツプ〓〓)。
点滅している施解錠確認釦65を利用者が押し
て扉体7を解錠する前に、利用者が返却リセツト
釦24を押すと(ステツプ〓〓)、今、投入した金
額は途中入金として挿入したカード97に記憶更
新されて返却される。
継続使用しないで、荷物を取出したいときに
は、所定料金投入後、点滅している施解錠確認釦
65(現在は3段ボツクスを使用中)の内のどれ
か1個を押すと(ステツプ〓〓)、該当収納ボツク
ス3a〜3c扉体7の全でが扉体施錠機構41の
ソレノイド58の動作により解錠され(ステツプ
〓〓)、マイクロスイツチ63の検知出力により解
錠動作が正常に行なわれたことが判断されると
(ステツプ〓〓)、施解錠確認釦65の内蔵ランプを
消灯する(ステツプ〓〓)。もし、マイクロスイツ
チ63の検知出力に変化がなかつたときには、中
の荷物が移動して扉体7を開放方向に押してるた
めに開かなかつたとも考えられ、一旦、施錠動作
するようにソレノイド58を動作させた後、利用
者に扉体7を押しながら点滅を継続している施解
錠確認釦65を再度押してもらう(ステツプ〓〓〜
〓〓を繰返す)。何回か押しても解錠されないとき
には(ステツプ〓〓)、ソレノイド58の故障と判
断し、施解錠確認釦65の点滅状態を点灯状態に
変える(ステツプ〓〓)。そして、利用者は、係員
を呼んで、係員が集中制御ユニツト2の扉体16
を開けて、その集中制御ユニツト2の内側から該
当する扉体施錠機構41の操作片57dを操作し
て解錠する(ステツプ〓〓)。そのソレノイド58
の故障があつたボツクスは以降使用不能とする。
解錠が正常に行なわれると、利用者は収納ボツ
クス3a〜3cの内の1個の扉体7の取手10を
掴んでその扉体7を開放し(扉体7は3段連結さ
れている)、荷物を取出す(ステツプ〓〓)。解錠
後、所定時間経過すると(ステツプ〓〓)、荷物は
既に取出されて次の利用者に待機できるものと判
断して、使用可能ボツクス表示部22の収納ボツ
クス3a〜3cに対応するランプを消灯する(ス
テツプ〓〓)。
今、複数段ボツクスを使用していたので(ステ
ツプ〓〓)、利用者は、仕切部材11(収納ボツク
ス3a,3bとの間および収納ボツクス3b,3
cとの間の仕切部材11,11)を水平に戻し
(ステツプ〓〓)、また、解錠後所定時間経過した時
点において(スツテプ〓〓)、該当ボツクスの上ま
たは下のボツクスが未使用(故障を除く)である
か否かを判断し(ステツプ〓〓)、今の場合、下側
の収納ボツクス3dが未使用であるならば、連結
しようとする収納ボツクス3c,3dの扉体7が
共に閉まつているか否かを扉体閉塞検知スイツチ
67の出力により判断し(ステツプ〓〓)、今、収
納ボツクス3c,3dの扉体7が閉まつているな
らば、制御手段90bにより、収納ボツクス3d
の扉体7の扉体連結機構78のラツチングソレノ
イド80を動作させて、収納ボツクス3c,3d
の扉体7を連結させて次回の使用に備える(ステ
ツプ〓〓)。なお、収納ボツクス3a〜3cは既に
連結されているので、結局、収納ボツクス3a〜
3dの扉体7は全て連結される。勿論、収納ボツ
クス3dが故障または使用中ならば、収納ボツク
ス3cと3dの扉体7の連結は行なわず、連結は
収納ボツクス3a〜3cの扉体7の3枚になる。
なお、利用者によつて水平状態に戻された仕切
部材11については、ロツクは行なわない。ま
た、収納ボツクス3a,3bとの間および3b,
3cとの間の仕切部材11が、もし、利用者によ
つて水平状態に戻されなくても構わない。なぜな
ら、次回の使用時に制御部90によつて仕切部材
11の状態の判断を行なうからである。次の利用
者が、もし、3段を指定すれば、そのままの状態
で使用できる。また、収納ボツクス3c,3dと
の間の仕切部材11は、ロツクが掛かつていた
が、これの解除も何等行なわない。従つて、仕切
部材11のロツクについては、前回使用時の状態
がそのまま継続されることになる。
なお、上記実施例では、ロツカー本体1に上下
4段に収納ボツクス3a〜3d,3e〜3hを設
けた場合について説明したが、上下2段でも、3
段以上の複数段の場合でもよい。
また、仕切部材11は、左右一対の2枚の仕切
板を収納室6の左右両側に蝶番によつ回動自在に
支持して上方へ観音開きをするような構成でもよ
く、また、仕切部材11の開放位置すなわち垂直
状態への回動も上方でなく下方へ回動するように
してもよく、さらに、仕切部材11の回動を、例
えばモータとリンク機構で自動的に回動できるよ
うにし、制御部90からの指令により仕切部材1
1を開放位置または閉塞位置に位置せしめるよう
にしてもよい。
また、仕切部材施錠機構40は、上記のように
仕切部材11をモータとリンク機構により開放位
置または閉塞位置に自動的に回動せしめる場合に
は、そのモータからリンク機構に至る系統中に施
錠機構を設けるようにしてもよく、また、ロツク
部材42を作動させる電気的駆動部としてラツチ
ングソレノイド47を用いて施錠時と解錠時の両
方とも励磁動作するようになつていたが、通常の
ソレノイドを用い、施錠時(解錠時)は励磁さ
せ、解錠時(施錠時)は非励磁とさせてもよく、
その電気的駆動部としては、モータ、ロータリー
ソレノイド等を用いてもよい。
また、扉体施錠機構41は、上記実施例では、
硬貨または紙幣投入後の釦操作で施錠し、その際
発行されるカード97で解錠するようになつてい
たが、キーにより施錠、解錠や、個人コードが記
憶されているカード(例えば料金投入を必要とし
ないもの)での施錠、解錠をできようにしてもよ
い。
また、各扉体7毎に、扉体7を自動開閉する扉
体自動開閉機構(モータとリンク機構)を設け、
この扉体自動開閉機構で確実に閉塞位置に各扉体
7を位置せしめるようにしてもよい。さらに、扉
体連結機講78の電気的駆動部としてラツチング
ソレノイド80を用いて施錠時と解錠時の両方と
も励磁動作するようになつていたが、通常のソレ
ノイドを用い、施錠時(解錠時)は励磁させ、解
錠時(施錠時)は非励磁とさせてもよく、その電
気的駆動部としては、モータ、ロータリーソレノ
イド等を用いてもよい。また、シヤツター82
は、上下の扉体7の連結時に上下の扉体7の〓間
から連結片79が見えるのを防止するための目隠
しとして設けられているが、そのシヤツター82
に連結機能を持たせてもよい(上記実施例でも、
多少連結機能はあるが、目隠しに主眼がおかれ、
薄板材料で形成されている)。
また、制御部90は各収納ボツクス3a〜3h
に共通のものがあつたが、各収納ボツクス3a〜
3h毎に各制御部を設け、上下に隣接する複数の
収納室6を連通して使用する場合は、各制御部間
で信号のやりとりを行ない必要な動作を行なうよ
うにしてもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、通常、使用されていない上下
に隣接する収納室間についてはそれらの収納室に
対応する扉体の扉体連結機講を連結状態としてお
き、上下の連続する収納室を連通して収納空間を
広げた状態で使用する場合に、連通状態で使用す
る各収納室の各扉体間の扉体連結機構は連結状態
に保持されたままの状態で、連通状態で使用する
収納室の扉体とその上下に隣接する使用しない収
納室と扉体との間の扉体連結機講を非連結状態に
せしめるようにしたので、連通状態で使用する収
納室の扉体を一体的に開閉操作することができ、
荷物の出入れを容易に行なうことができる。しか
も、連通状態で使用する収納室の連結すべき扉体
を確実に連結した状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の収納空間可変式貸ロツカーの
一実施例を示す斜視図、第2図はその集中制御ユ
ニツト部分の断面図、第3図はその施錠ユニツト
部分の一部斜視図、第4図はその仕切部材施錠機
構の平面図、第5図はその仕切部材施錠機構の側
面図、第6図はその扉体施錠機構の背面図、第7
図はその扉体施錠機構の側面図、第8図および第
9図はその扉体連結機構の前面図、第10図はそ
の制御部の構成図、第11図はそのカードの平面
図、第12図はその荷物預入時のフローチヤート
図、第13図はその荷物取出し時のフローチヤー
ト図、第14図は本発明の要旨構成を示す構成
図、第15図はそのフローチヤート図である。 6……収納室、7……扉体、11……仕切部
材、40……仕切部材施錠機構、41……扉体施
錠機構、66……扉体閉塞検知手段、78……扉
体連結機講、90a……仕切部材施錠機構制御手
段、90b……扉体連結機構制御手段、96……
操作部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上下方向に複数段形成される各収納室と、上
    下に隣接する各収納室間に開閉可能に設けられ閉
    塞位置から開放位置へ開放せしめることにより隣
    接する各収納室を連通状態とする仕切部材と、隣
    接する上下の各収納室を隔離状態にすべく仕切部
    材を閉塞位置で施錠する仕切部材施錠機構と、各
    収納室に対応して設けられる各扉体と、収納室へ
    の荷物の収納もしくは取出しの際に利用者によつ
    て操作されて対応する扉体の施錠、解錠を行なう
    扉体施錠機構とを有する収納空間可変式貸ロツカ
    ーにおいて、 各扉体を連結もしくは非連結状態にせしめる扉
    体連結機構と、 利用者による操作に応じて使用すべき収納室間
    の指定に関与する操作信号を出力する操作部と、 この操作部からの収納室の使用の操作信号の出
    力時に、使用する収納室とその隣接する上下の収
    納室との間の上記仕切部材施錠機構を施錠状態と
    するとともに、出力された操作信号が上下の連続
    する収納室の連通状態での使用であればその連通
    状態で使用する収納室の間の上記仕切部材施錠機
    構を解錠させる仕切部材施錠機構制御手段と、 通常、使用されていない上下に隣接する収納室
    間についてはそれらの収納室に対応する扉体間の
    上記扉体連結機構を連結状態にせしめた状態と
    し、上記操作部からの収納室の使用の操作信号の
    出力時に、使用する収納室に対応する扉体とその
    隣接する使用しない上下の収納室の扉体との間の
    上記扉体連結機構を非連結状態にせしめるととも
    に、出力された操作信号が上下の連続する収納室
    の連通状態での使用であればその連通状態で使用
    する各収納室の各扉体間の上記扉体連結機構を連
    結状態のまま保持させる扉体連結機構制御手段と を具備してなることを特徴とする収納空間可変式
    貸ロツカー。
JP1084187A 1987-01-20 1987-01-20 収納空間可変式貨ロッカー Granted JPS63178389A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57206994A (en) * 1981-06-16 1982-12-18 Shibaura Eng Works Ltd Coin locker

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57206994A (en) * 1981-06-16 1982-12-18 Shibaura Eng Works Ltd Coin locker

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