JPH04464Y2 - - Google Patents

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JPH04464Y2
JPH04464Y2 JP1987006535U JP653587U JPH04464Y2 JP H04464 Y2 JPH04464 Y2 JP H04464Y2 JP 1987006535 U JP1987006535 U JP 1987006535U JP 653587 U JP653587 U JP 653587U JP H04464 Y2 JPH04464 Y2 JP H04464Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、収納室の空間が大小変更可能な収納
空間可変式貸ロツカーに関する。
(従来の技術) 従来、収納空間可変式の貸ロツカーとしては、
特開昭57−206994号公報に示されるコインロツカ
ーがある。このコインロツカーは、箱状の本体の
内部をヒンジによつて回動可能に設けられた複数
の仕切部材で区画しその仕切部材を垂直状態に回
動することによつて収納室の空間を変更可能に構
成するとともに、仕切部材によつて区画される最
小の収納空間ごとに夫々単独に開閉及び施錠・解
錠できる扉体を設け、そして、仕切部材が収納空
間を区画した状態でその仕切部材の上下の扉体を
閉めると、各扉体に設けられたレバーがその仕切
部材に設けられた穴に夫々係合して上下の扉体の
うちのどちらか一方でも閉塞されている状態にお
いてはその仕切部材を回動して収納空間を変更す
ることができないようになつていた。
従つて、収納空間を広げて使用する時には、必
要数の扉体をそれぞれ開放し、その間の仕切部材
を回動して収納空間を広げ、荷物等を収納した後
に開放した扉体をそれぞれ閉塞し、かつ、それぞ
れを個別に施錠するようになつていた。
また、荷物の取り出しに際しても、各扉体を個
別に解錠して開放するようになつていた。
(考案が解決しようとする問題点) 前述した従来のコインロツカーでは、収納空間
を区画する仕切部材を扉体に設けられたレバーが
仕切部材に設けられた穴に係合することによつて
回動できないようにロツクするが、実際に仕切部
材が回動できないようにロツクされているかどう
かといつた確認は全くなされない構造であり、使
用者自身の確認によるのみであつた。
それ故、収納空間を広げて使用された後に、後
から来た使用者が仕切部材が確実に収納空間を区
画した状態にあるかどうかを確認せずにその収納
空間の一部を利用してそれに対応する扉体のみを
施錠した場合、扉体のレバーが仕切部材の穴に係
合しないまま扉体が施錠されてしまい、扉体は施
錠したものの、仕切部材は回動可能状態にあると
いうことがあり、このような場合、仕切部材を回
動して収納空間内の荷物等を自由に取り出されて
しまい盗難されてしまうという問題があつた。特
に、下側の収納空間を使用する場合、斜め上方か
ら収納空間を覗き込むことになり、すぐ上の扉体
が閉塞状態にあると、使用する収納空間のすぐ上
の仕切部材が垂直状態にあつても気付かずに荷物
を収納してその扉体だけを施錠し、確実に施錠さ
れたと思い込んでその場を離れてしまい、後から
来た人がその上の扉体を開けると下の収納空間の
荷物を自由に取り出せるという問題があつた。
本考案は、上記問題点に鑑みなされたもので、
利用者によつて扉体の施錠が行なわれる前段階に
おいて、今回使用する収納空間とそれに隣接する
収納空間との境界となる施錠すべき仕切部材が確
実に施錠されていないときには、仕切部材が施錠
されていないことを報知するとともにそれまでの
操作をリセツトして初期状態に戻し、施錠すべき
仕切部材が施錠されないまま貸ロツカーが使用さ
れるのを防止し、荷物の盗難等が発生するのを確
実に防止することができる収納空間可変式貸ロツ
カーを提供することを目的とするものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案は、ロツカー本体1に上下方向に複数段
形成される各収納室6と、この各収納室6に対応
して設けられる各扉体7と、上下に隣接する各収
納室6間に開閉可能に設けられ水平状態の閉塞位
置から垂直状態の開放位置へ開放せしめることに
より上下に隣接する各収納室6を連通させた収納
空間を形成してなる仕切部材11と、利用者の指
定操作に応じて未使用の収納室6の中から今回使
用する収納空間を選定する収納空間選定手段91
aとを備え、収納空間への荷物の収納の際に利用
者が少なくとも今回使用とする収納空間とそれに
隣接する収納空間との境界となる施錠すべき仕切
部材11が閉塞位置に位置するように上記各仕切
部材11を開閉操作して収納空間の変更を行なう
とともに対応する扉体の施錠、解錠を行なう収納
空間可変式貸ロツカーにおいて、上記ロツカー本
体1に設けられ別途入力される施錠指令によつて
閉塞位置に位置する上記仕切部材11内に進入し
て施錠する施錠片42dを有する仕切部材施錠機
構40と、上記仕切部材11側に内蔵され上記施
錠片42dが仕切部材11内に進入する際にその
施錠片42dの進入移動に連動されて上記ロツカ
ー本体1側へ突出する検知片71、この検知片7
1がロツカー本体1側へ突出されることを検知す
るロツカー本体1側に設けられた施錠検知手段7
2を有してなる仕切部材11の施錠検知機構70
と、別途入力される報知指令によつて上記仕切部
材11が施錠されていないことを利用者に報知す
る報知手段101と、上記扉体7の施錠を行なう
前段階において、上記施錠すべき仕切部材11に
対応する上記施錠検知手段72が検知片71を検
知していないときには対応する上記仕切部材施錠
機構40に施錠指令を出した後、上記施錠検知手
段72が検知片71を検知しなければ、上記報知
手段101に報知指令を出すとともにそれまでの
操作をリセツトして初期状態に戻すように制御す
る制御部90とを具備してなるものである。
(作用) 本考案における収納空間可変式ロツカーを使用
する場合、まず、利用者の指定操作に応じて収納
空間選定手段91aの作用により今回使用する収
納空間が選定される。例えば、利用者が未使用の
収納室6の中から直接選定するかあるいは利用者
が使用したい段数を指定することにより、未使用
の収納室6の中から予め定められた順序にしたが
つて自動的に選定される。
そして、選定された今回使用する収納空間へ荷
物を収納する際、利用者が少なくとも今回使用す
る収納空間とそれに隣接する収納空間との境界と
なる施錠すべき仕切部材11が水平状態の閉塞位
置に位置するように各仕切部材11を開閉操作し
て収納空間の変更を行なう。
そして 制御部90の制御により、扉体7の施
錠が行なわれる前段階において、施錠すべき仕切
部材11が施錠されているかどうかを、その仕切
部材11に対応する施錠検知手段72が検知片7
1を検知しているかどうかによつて判断する。検
知していないときに対応する仕切部材施錠機構4
0に施錠指令を出すと、正常な場合、施錠片42
dが仕切部材内11に進入し、仕切部材11側に
内蔵された検知片71がロツカー本体1側へ突出
し、その検知片71の突出を施錠検知手段72が
検知し、制御部90は仕切部材11が確実に施錠
されたと判断し、対応する扉体7の施錠が正常に
行なわれる。
ところが、施錠検知手段72が検知しなけれ
ば、制御部90の制御により、異常として報知手
段101に報知指令を出すと、報知手段101が
仕切部材11が施錠されていないことを利用者に
報知するとともに、それまでの操作をリセツトし
て初期状態に戻し、施錠されるべき仕切部材11
が施錠されないまま対応する扉体7が施錠される
のを防止する。
(実施例) 本考案は、ロツカー本体に上下方向に複数段形
成される各収納室と、この各収納室に対応して設
けられる各扉体と、上下に隣接する各収納室間に
開閉可能に設けられ水平状態の閉塞位置から垂直
状態の開放位置へ開放せしめることにより上下に
隣接する各収納室を連通させた収納空間を形成し
てなる仕切部材と、利用者の指定操作に応じて未
使用の収納室の中から今回使用する収納空間を選
定する収納空間選定手段とを備え、収納空間への
荷物の収納の際に利用者が少なくとも今回使用す
る収納空間とそれに隣接する収納空間との境界と
なる施錠すべき仕切部材が閉塞位置に位置するよ
うに上記各仕切部材を開閉操作して収納空間の変
更を行なうとともに対応する扉体の施錠、解錠を
行なう収納空間可変式貸ロツカーを対象としてい
る。
そして、第14図のクレーム対応図に本考案が
特徴とする構成を示し、上記ロツカー本体に設け
られ別途入力される施錠指令によつて閉塞位置に
位置する上記仕切部材内に進入して施錠する施錠
片を有する仕切部材施錠機構40と、上記仕切部
材側に内蔵され上記施錠片が仕切部材内に進入す
る際にその施錠片の進入移動に連動されて上記ロ
ツカー本体側へ突出する検知片、この検知片がロ
ツカー本体側へ突出されることを検知するロツカ
ー本体側に設けられた施錠検知手段72を有して
なる仕切部材の施錠検知機構70と、別途入力さ
れる報知指令によつて上記仕切部材が施錠されて
いないことを利用者に報知する報知手段101
と、上記扉体の施錠を行なう前段階において、上
記施錠すべき仕切部材に対応する上記施錠検知手
段72が検知片を検知していないときには対応す
る上記仕切部材施錠機構40に施錠指令を出した
後、上記施錠検知手段72が検知片を検知しなけ
れば、上記報知手段101に報知指令を出すとと
もにそれまでの操作をリセツトして初期状態に戻
すように制御する制御部90とを具備している。
さらに、第15図のクレーム対応フローチヤー
ト図に上記構成の作用を示し、まず、利用者の指
定操作に応じて収納空間選定手段91aにより今
回使用する収納空間が選定される(ステツプ9
3)。
そして、制御部90の制御により、扉体の施錠
が行なわれる前段階において、施錠すべき仕切部
材が施錠されているかどうかを、その仕切部材に
対応する施錠検知手段72が検知片を検知してい
るかどうかによつて判断する(ステツプ94)。
検知していないときには、対応する仕切部材施
錠機構40に施錠指令を出す(ステツプ95)。
正常な場合、施錠片が仕切部材内に進入し、仕
切部材側に内蔵された検知片がロツカー本体側へ
突出し、その検知片の突出を施錠検知手段72が
検知し、制御部90は仕切部材が確実に施錠され
たと判断し、対応する扉体の施錠が正常に行なわ
れる(ステツプ96)。
ところが、施錠検知手段72が検知しなけれ
ば、異常として報知手段101に報知指令を出
し、報知手段101が仕切部材が施錠されていな
いことを利用者に報知する(ステツプ97)。そ
れとともに、それまでの操作をリセツトして初期
状態に戻し、施錠されるべき仕切部材が施錠され
ないまま対応する扉体が施錠されるのを防止する
(ステツプ98)。
次に、本考案の具体的な実施例の構成を第1図
ないし第13図を参照して説明する。
第1図において、1はロツカー本体で、このロ
ツカー本体1には、中央部に集中制御ユニツト2
が配置され、この集中制御ユニツト2の左側およ
び右側に上下4段の各収納ボツクス3a〜3dお
よび3e〜3hが配置され、さらに、その集中制
御ユニツト2と各収納ボツクス3a〜3hとの間
には各施錠ユニツト5a〜5hが配置されてい
る。
上記各収納ボツクス3a〜3hは、荷物を収納
する収納室6を備え、この収納室6の前面に扉体
7が開閉可能に設けられ、この各扉体7は、図中
右側の各扉体7については右縁部に設けられる一
対の蝶番8(閉塞方向に付勢するばねを備えてい
る)によつて右方へ回動開放でき、図中左側の各
扉体7については左縁部を図示しない一対の蝶番
によつて左方へ回動開放できるようになつてお
り、その各扉体7の開放端側の表面には、一端部
が扉体7の開放端側の縁部から突出し上記各施錠
ユニツト5a〜5hの表面に接合可能とする押圧
板9およびこの押圧板9の表面に取手10が設け
られている。なお、この取手10の表面には、図
示しないがボツクス番号が表示されており、この
ボツクス番号は、収納ボツクス3a〜3hの順に
1〜8とされ、もし、ロツカー本体1が並んで配
置されている場合には、2台目のロツカー本体1
の収納ボツクス3a〜3hはボツクス番号9〜16
となる。
また、各収納ボツクス3a〜3hの収納室6の
底部には仕切部材11が配置され、その各仕切部
材11のうち上下の収納室6の中間に位置する各
仕切部材11は、一対の蝶番12により水平状態
の閉塞位置および垂直状態の開放位置に開閉可能
に設けられ、その閉塞位置では収納室6の内壁に
設けられた略コ字状の支持フレーム13上に載つ
てその姿勢に保持され、開放位置では収納室6の
内壁に固定された一対の磁石14によつて吸着固
定される。なお、図中右側の収納室6の各仕切部
材11は蝶番12が右側に設けられて右側面に立
設され、図中左側の収納室6の仕切部材11(図
示せず)は蝶番12(図示せず)が左側に設けら
れて左側面に立設される。また、最下部の収納室
6の仕切部材11は固定設置されている。
上記集中制御ユニツト2は、第2図にも示すよ
うに、ロツカー本体1に対して一対の蝶番15に
より第1図中右側へ開放される扉体16を前面に
有し、そして、この扉体16の前面には、上部側
から、ロツカーが使用可能であれば例えば「取扱
中」と点灯表示する使用可能状態表示部17、故
障時等に係員を呼出すための係員呼出釦18、ラ
ンプを内蔵して使用可能段数(1段から4段ま
で)を点灯表示しその中から段数指定させる段数
選択釦19、仕切部材11で収納室6を仕切るよ
うに指示する仕切部材復帰指示表示部20、投入
料金あるいは超過料金を表示する料金表示部2
1、使用可能ボツクスを点灯指示する使用可能ボ
ツクス表示部22、後述するカードが出入れされ
るカード出入口23、投入貨幣の返却およびリセ
ツト指示の返却リセツト釦24、硬貨投入口2
5、紙幣使用禁止表示部26、釣銭切れ表示部2
7、紙幣挿入口28、扉体16の施錠用錠体2
9、硬貨返却口30が設けられている。また、こ
の扉体16の背部の集中制御ユニツト2の内部に
は、後述する制御部90を内蔵した制御ボツクス
31、カードを発行および読取るカードリーダラ
イター32(第10図に示すように、カードを発
行するカード記録印字手段32aと、マスターカ
ード挿入検知手段32bを有したカード読取手段
32cとを備えている)、紙幣処理部33、硬貨
処理部34が内蔵されている。なお、この集中制
御ユニツト2の内部には、管理者が操作指示する
ための後述する内部操作部94(第10図に示
す)が設けられている。
上記各施錠ユニツト5a〜5hは、全て同一構
造(詳細は後述するが施錠ユニツト5a〜5dと
5e〜5hは左右対称構造)に設けられており、
ロツカー本体1の集中制御ユニツト2と各収納ボ
ツクス3a〜3hとの間の枠体35に各収納ボツ
クス3a〜3hに対応して配置されている。そし
て、その各施錠ユニツト5a〜5hは、第3図に
示すように、その枠体35の開口部35aに配置
される略コ字状の化粧板36、この化粧板36の
背面に固定され水平枠部37と垂直枠部38とか
らなる略L字状のユニツト枠体39を備え、この
ユニツト枠体39の水平枠部37に仕切部材施錠
機構40が配設され、垂直枠部38に扉体施錠機
構41が配設されている。なお、最下部の収納ボ
ツクス3d,3hに対応する施錠ユニツト5d,
5hには、仕切部材施錠機構40は設けられてお
らず、扉体施錠機構41のみが設けられている。
上記仕切部材施錠機構40は、第4図および第
5図にも示すように、施錠部材42を備え、この
施錠部材42は、前側(第4図下側、第5図左
側)外周の一部が円弧状に設けられた上板42a
および下板42bとこの上板42aおよび下板4
2bを連結する連結板42cとから略コ字状に設
けられ、その上板42aおよび下板42bの中央
部をユニツト枠体39の水平枠部37の基板37
a上に支軸43によつて回転自在に軸支され、そ
して、下板42bから延設された施錠片42dが
水平枠部37の側板37bに開口された開口部3
7cから出没して、仕切部材11の後述する施錠
口68に係脱するようになつている。なお、この
施錠片42dは、突出時における開口部37cの
縁部との干渉を避けるための切欠き部42eが設
けられているとともに、先端縁部が円弧状に設け
られている。
また、この施錠部材42の下板42bには、一
端が基板37aに支軸44aによつて回動自在に
軸支されたリンク44の他端との間を支軸45
a,45bによつて回動自在に連結するリンク4
5が連結され、そして、そのリンク44の揺動に
伴つて、リンク45を介し施錠部材42を回動で
きるようになつている。
また、リンク44の中間部上面に突設されたピ
ン44bにスライド板46が連結され、このスラ
イド板46は、後端近傍に設けられた前後方向に
長い長孔46aがリンク44のピン44bに嵌合
し、前端の垂直に折曲された折曲部46bにラツ
チングソレノイド47が連結され、このソレノイ
ド47の動作によつて前後方向にスライド駆動さ
れる。なお、このスライド板46には、両縁部か
らレバー揺動ピン48を水平に支持する一対の支
持片46cが垂直に折曲されているとともに、折
曲部46bの上縁部から操作片46dが突設され
ている。
また、スライド板46の上方にロツクレバー4
9が配置され、このロツクレバー49は、前端近
傍を支軸体50によつて回動自在に軸支され、下
面に凸部49aが突設され、後端は施錠部材42
の上板42aに施錠片42dの出没位置に対応し
て設けられた各ロツク溝42f,42gに係合す
るロツク部49bが設けられている。なお、この
ロツクレバー49は、前端に連結されたスプリン
グ51によつてロツク部49bがロツク溝42
f,42gに係合する方向に付勢されている。
また、スライド板46の前後のスライド位置を
検知するマイクロスイツチ52がそのスイツチ接
片を折曲部46bに臨ませて配置されている。
そして、ソレノイド47を動作させることによ
り、スライド板46を前後方向にスライドさせ
て、両リンク44,45を介して施錠部材42を
回動させ、その施錠部材42の施錠片42dを開
口部37cから出没させて仕切部材11を施解錠
することができる。また、その際、スライド板4
6のスライドに伴つてレバー揺動ピン48がロツ
クレバー49の凸部49aを押圧してロツクレバ
ー49を回動させ、例えば第4図および第5図の
状態のそのロツクレバー49のロツク部49bを
ロツク溝42fから上方に外して施錠部材42の
回動を許容し、さらに、レバー揺動ピン48が凸
部49aを乗越えるとロツクレバー49が回動し
てロツク部49bがもう一方のロツク溝42gに
係入するようになつている。なお、ロツクレバー
49のロツク部49bをロツク溝42f,42g
から外す間にスライド板46がスライドしている
が、このスライド板46とリンク44のピン44
bとは長孔46aを介して連結されているので、
ロツクレバー49のロツク部49bがロツク溝4
2f,42gから外れるまでの間は連動しないよ
うになつている。また、ソレノイド47の不動作
時等において、集中制御ユニツト2の扉体16を
開放して集中制御ユニツト2の内部側からスライ
ド板46の操作片46dを前方すなわち手前側に
手動操作することにより、施錠部材42を解錠方
向に回動させて仕切部材11のロツクを解除する
ことができる。
上記扉体施錠機構41は、第6図および第7図
にも示すように、上記仕切部材施錠機構40と同
じ構造であり、そして、施錠部材53を備え、こ
の施錠部材53は、下側外周の一部が円弧状に設
けられた前板53a(前側は第6図後方すなわち
紙面の裏側、第7図右側)および後板53bとこ
の前板53aおよび後板53bを連結する連結板
53とから略コ字状に設けられ、その前板53a
および後板53bがユニツト枠体39の垂直枠部
38の基板38a上に支軸54によつて回転自在
に軸支され、前板53aから延設された施錠片5
3dが垂直枠体38の側板38bに開口された開
口部38cから出没し扉体7の開放端側の端面に
設けられた施錠口7aに係脱するようになつてい
る。なお、この施錠片53dは、突出時における
開口部38cの縁部との干渉を避けるための切欠
き部53eが設けられているとともに、先端縁部
が円弧状に設けられている。
また、この施錠部材53の前板53aには、一
端が基板38aに支軸55aによつて回動自在に
軸支されたリンク55の他端との間を支軸56
a,56bによつて回動自在に連結するリンク5
6が連結され、そして、そのリンク55の揺動に
伴つて、リンク56を介し施錠部材53を回動で
きるようになつている。
また、リンク55の中間部後面に突設されたピ
ン55bにスライド板57が連結され、このスラ
イド板57は、上端近傍に設けられた上下方向に
長い長孔57aがリンク55のピン55bに嵌合
し、下端の後方に水平に折曲された折曲部57b
にラツチングソレノイド58が連結され、このソ
レノイド58の動作によつて上下方向にスライド
駆動される。なお、このスライド板57には、両
縁部からレバー揺動ピン59を水平に支持する一
対の支持片57cが後方に水平に折曲されている
とともに、折曲部57bの後縁部から操作片57
dが突設されている。
また、スライド板57の後方にロツクレバー6
0が配置され、このロツクレバー60は下端近傍
を支軸体61によつて回動自在に軸支され、前面
に凸部60aが突設され、上端は施錠部材53の
後板53bに施錠片53dの出没位置に対応して
設けられた各ロツク溝53f,53gに係合する
ロツク部60bが設けられている。なお、このロ
ツクレバー60は、下端に連結されたスプリング
62によつてロツク部60bがロツク溝53f,
53gに係合する方向に付勢されている。
また、スライド板57の上下のスライド位置を
検知するマイクロスイツチ63がそのスイツチ接
片を折曲部57bに臨ませて配置されている。
そして、ソレノイド58を動作させることによ
り、スライド板57を上下方向にスライドさせ
て、両リンク55,56を介して施錠部材53を
回動させ、その施錠部材53の施錠片53dを開
口部38cから出没させて扉体7を施解錠するこ
とができる。また、その際、スライド板57のス
ライドに伴つてレバー揺動ピン59がロツクレバ
ー60の凸部60aを押圧してロツクレバー60
を回動させ、例えば第6図および第7図の状態の
ロツクレバー60のロツク部60bをロツク溝5
3fから後方に外して施錠部材53の回動を許容
し、さらに、レバー揺動ピン59が凸部60aを
乗越えるとロツクレバー60が回動してロツク部
60bがもう一方のロツク溝53gに係入するよ
うになつている。なお、ロツクレバー60のロツ
ク部60bをロツク溝53f,53gから外す間
にスライド板57がスライドしているが、このス
ライド板57とリンク55のピン55bとは長孔
57aを介して連結されているので、ロツクレバ
ー60のロツク部60bがロツク溝53f,53
gから外れるまでの間は連動しないようになつて
いる。また、ソレノイド58の不動作時等におい
て、集中制御ユニツト2の扉体16を開放して集
中制御ユニツト2の内部側から枠体35の側面に
開口された開口部35bを通じてスライド板57
の操作片57dを前方に手動操作することによ
り、施錠部材53を解錠方向に回動させて扉体7
のロツクを解除することができる。
なお、上記化粧板36の表面には、表示プレー
ト64が貼着されているとともに、ランプを内蔵
して点灯表示し施錠時および解錠時に顧客によつ
て操作される施解錠確認釦65、扉体7の閉塞状
態を検知する扉体閉塞検知手段66であつて扉体
7の押圧板9に押圧されることにより閉塞状態を
検知する扉体閉塞検知スイツチ67が配置されて
いる。なお、施解錠確認釦65は押込んだときに
その押込みを検知するスイツチが取付られてお
り、後述の制御部90へ信号を送るようになつて
いる。この釦は手を離すと元へ戻すようになつて
いる。
上記仕切部材11の開放端側には、第4図に示
すように、施錠部材42の施錠片42dが係脱す
る施錠口68を備えた施錠受枠69が内部に固定
されているとともに、この施錠受枠69の内部に
施錠検知機構70が設けられている。この施錠検
知機構70は、施錠受枠69の施錠口68近傍に
支軸71aによつて回動自在に軸支された検知片
71を備え、この検知片71は、一端に施錠口6
8から進入する施錠片42dにより押圧される押
圧受部71bが設けられ、他端にその押圧に連動
して上記水平枠部37の側板37bに上記開口部
37cに並設して開口された開口部37dから内
部に進入する押圧部71cが設けられ、また、そ
の水平枠部37の開口部37dに臨む内部に、検
知片71の押圧部71cの水平枠部37側への突
出を検知する施錠検知手段72であつてその押圧
部71cで押圧されることにより突出を検知する
施錠検知スイツチ73が配置されている。なお、
この施錠検知スイツチ73により、上記ソレノイ
ド47が動作されてから数十m秒後に出力の変化
を検知すなわち施錠あるいは解錠を検知し、検知
されなかつた場合には、異常処理するようになつ
ている(後述する)。また、検知片71は、施錠
受枠69に固定された取付金具74との間に連結
されたスプリング75によつて押圧部71cが施
錠受枠69の内部に収納される方向に回動付勢さ
れるとともに、その回動付勢は施錠受枠69のス
トツパー76によつて規制される。そして、施錠
検知スイツチ73が検知片71の押圧部71cに
より押圧を受けることにより、施錠部材42の施
錠片42dが施錠口68から施錠受枠69内に進
入して検知片71を回動させたことを検知し、仕
切部材11を確実に施錠したことが確認できる。
また、ユニツト枠体39の水平枠部37に配置
された施錠検知スイツチ73に隣接し開口部37
dに臨んで仕切部材検知センサ77が配置され、
この仕切部材検知センサ77によつて、施錠片4
2dが出没する開口部37cの側部に仕切部材1
1が配置されているか、すなわち仕切部材11が
水平状態にあるかを検出する。
上記扉体7において、上部に他の収納ボツクス
3a〜3c,3e〜3gがある収納ボツクス3b
〜3d,3f〜3hの扉体7の内部には、その上
部の収納ボツクス3a〜3c,3e〜3gの扉体
7と連結するための扉体連結機構78が設けられ
ている。この扉体連結機構78は、第8図および
第9図に示すように、連結片79が扉体7の上面
に設けられた開口部7bから上部の扉体7の下面
に設けられた施錠口7cに進入することにより施
錠するようになつており、その連結片79は、略
L字状に設けられ、その中間部を支軸79aによ
つて回動自在に軸支され、一端の連結部79bが
開口部7bから出没可能とし、他端の長溝79c
が扉体7の内側面に固定されたラツチングソレノ
イド80の一端の動作レバー81に水平に突設さ
れた軸部81aに嵌合されている。そして、ソレ
ノイド80の動作によつて、動作レバー81が施
錠方向(図中右方向)に駆動されることにより、
連結片79が回動しその連結部79bが開口部7
bから上部の扉体7の施錠口7cに進入して、上
下の扉体7,7を一体に連結し、また、動作レバ
ー81が解錠方向(図中左方向)に駆動されるこ
とにより、連結片79が回動してその連結部79
bが上部の扉体7の施錠口7cから退避して、上
下の扉体7,7の連結が解除される。なお、連結
片79による上下の扉体7の連結時には、連結し
ようとするボツクスの扉体7が共に閉まつている
か否かを扉体閉塞検知スイツチ67の出力により
判断し、閉まつていることが確認されればソレノ
イド80が動作されて連結され、閉まつていなけ
れば扉体閉塞検知スイツチ67の出力が検知され
るまでソレノイド80が動作されないようになつ
ている。
また、連結片79の突出時にはその連結片79
に連動してシヤツター82が突出するよになつて
いる。これは、仕切部材11が開放位置に位置さ
れた状態で上下の扉体7が連結された時には上下
の扉体7間に収納室6に通じる隙間が生じ、この
隙間から収納室6内の荷物が盗まれる危険性があ
り、また、その隙間から連結片79が見えるので
この連結片79が破壊される危険性があり、これ
らの危険性防止の為に連結片79に対する扉体7
の前面側に位置してその隙間の目隠しを行なうも
のとして前記シヤツター82が設けられている。
そして、このシヤツター82は、薄板材料で形成
され、扉体7の上面の上記連結片79の開口部7
bの前側に扉体7の幅方向に沿つて開口された開
口溝部7dから出没し、上部の扉体7の下面の係
入溝7eに係脱可能になつており、その両端下部
に設けられた支持片82aの支持ピン82bが一
対のリンク片83の一端の長孔83aに嵌合して
支持されている。この各リンク片83は、中間部
を支軸83bによつて回動自在に軸支され、他端
側に連結されたスプリング84によつてシヤツタ
ー82を突出させる方向に付勢され、また、この
各リンク片83の他端の長孔83cはスライド板
85から突設された軸部85aに一緒に嵌合され
ている。このスライド板85は、一対のガイドピ
ン86a,86bに長溝孔85b,85cが嵌合
して上下方向にスライド自在になつており、この
スライド板85の下端の当板85dに揺動レバー
87が当接している。この揺動レバー87は、略
L字状に設けられ、中央部を支軸87aによつて
回動自在に軸支され、一端の当部87bがスライ
ド板85の当板85dに当接するとともにそのス
ライド板85との間にスプリング88が連結さ
れ、他端の長孔87cがソレノイド80の動作レ
バー81の他端に水平に設けられた軸部81bに
連結されている。なお、ソレノイド80の動作位
置を検知するマイクロスイツチ89がその接片を
動作レバー81の一端に臨ませて配置されてい
る。なお、仕切部材施錠機構40、扉体施錠機構
41、扉体連結機構78について第3図、第4
図、第6図、第8図および第9図は収納ボツクス
3e〜3hに関するものの図であり、収納ボツク
ス3a〜3dに関するものの構造は第3図、第4
図、第6図、第8図および第9図とは左右対称構
造となつている。また、第3図の施錠ユニツト5
e(5f,5g,5hも同構造)と左右対称に施
錠ユニツト5a〜5dも形成され、開口部35
b、操作片46d、操作片57dは施錠ユニツト
5a〜5dについては枠体35の第3図右側面に
位置される。
また、第10図にロツカー全体を制御する制御部
90の構成を示し、この制御部90は、上記集中
制御ユニツト2の制御ボツクス31内に配置され
ており、中央処理装置(以下CPUと呼ぶ)91、
プログラム等を記憶するリードオンリーメモリ
(以下ROMと呼ぶ)92、各種のメモリを有し
たランダムアクセスメモリ(以下RAMと呼ぶ)
93から構成されている。
そして、この制御部90のCPU91には、集
中制御ユニツト2の内部のカードリーダライター
32、紙幣処理部33、硬貨処理部34、内部操
作部94が接続され、また、各施錠ユニツト5a
〜5hの仕切部材施錠機構40のソレノイド47
およびマイクロスイツチ52(施錠ユニツト5
d,5hには設けられていない)、扉体施錠機構
41のソレノイド58およびマイクロスイツチ6
3、施解錠確認釦65、扉体閉塞検知手段66、
施錠検知手段72、仕切部材検知センサ77が接
続され、さらに、集中制御ユニツト2の扉体16
に配置された各種表示部95(使用可能状態表示
部17、仕切部材復帰指示表示部20、料金表示
部21、使用可能ボツクス表示部22、紙幣使用
禁止表示部26、釣銭切れ表示部27)、各種の
釦からなる操作部96(係員呼出釦18、段数選
択釦19、返却リセツト釦24)が接続され、ま
た、扉体連結機構78のソレノイド80およびマ
イクロスイツチ89が接続されている。
なお、この制御部90は、上記収納空間選定手
段91aの機能を有している。
また、上記報知手段101としては、この実施
例において、上記施解錠確認釦65を点灯するよ
うにしている。
また、上記カードリーダライター32によつて
発行されるカード97は、第11図に示すよう
に、磁気ストライプ98を表面に有する紙製のカ
ードであり、その表面には、ボツクス番号が印字
されるボツクス印字部99a、預入年月日が印字
される印字部99b、発行番号(1番からの通し
番号)が印字される印字部99cがあり、磁気ス
トライプ98には、上記データの他に機械番号
(ロツカー本体1の固有の番号)、IDマーク(他
のクレジツトカード等と区別するための識別マー
ク)、承認マーク(ロツカー管理者によつて使用
が承認されたことを現わすマーク)および入金金
額等が記憶されて発行される。なお、ロツカーの
設置場所を示す表示(例えば「ヤエスミナミ」
等)を行なうようにしてもよい。
次に、本実施例の作用を説明する。
駅等の設置場所へのロツカー本体1の輸送時
は、安全のために各収納ボツクス3a〜3hを仕
切る各仕切部材11を仕切部材施錠機構40によ
つてそれぞれ水平状態でロツクし、各収納ボツク
ス3a〜3hの各扉体7も扉体施錠機構41によ
つて閉塞状態で施錠し、さらに、各扉体7の上下
全てが扉体連結機構78によつて連結されてい
る。
設置作業が完了して後、集中制御ユニツト2の
扉体16を開けて、電源スイツチを入れると各箇
所のイニシヤルリセツトがかかるが、水平状態に
ある仕切部材11のロツクが全て解除されるとと
もに扉体7も全て解錠される。しかし、扉体7は
上下に連結されたままの状態にある。この扉体7
の連結については、使用する収納空間が決つた時
点で、使用する収納空間に対応する扉体7どうし
を連結するよりも、使用する収納空間に対応する
扉体7をそれ以外の扉体7から解除するほうが確
実であるので(連結時に扉体7が上下双方とも確
実にしまつていないと連結できない)、各ボツク
スが使用されていない状態では、その使用されて
いないボツクスの扉体7どうしを連結状態にして
おき、利用者によつてボツクスの段数が指定され
て使用する収納空間が選定されたときに、使用す
る収納空間に対応する扉体7をそれ以外の扉体7
から解除するようにする。しかし、場合によつて
は、使用されていない状態で非連結にしておくよ
うにし、扉体7が施錠された後に連結するように
してもよい。また、仕切部材11の水平状態での
ロツクについては、初期状態のとき、ロツクを掛
けたままにしておいてもよい。
その後、集中制御ユニツト2の内部にある内部
操作部94で日送り時刻(例えば23時59分)、現
在の年月日、時刻、機械番号(このロツカー本体
1の固有の番号)、1ボツクスの1日当りの使用
料金、事故日数(継続して使用できる最大日数+
1日、例えば4日と指定すると使用期間が4日以
上の収納ボツクス3a〜3hのみ施解錠確認釦6
5の内蔵ランプを点灯させて管理者にわかるよう
にするために設定する日)をそれぞれ入力置数す
る。
そして、内部操作部94の終了キーを押すと待
機状態となり、カードを収納したり、釣銭用の
100円硬貨を補給した後、集中制御ユニツト2の
扉体16を閉じて施錠すると、利用者の使用が可
能となる。
なお、待機状態では、絶えず各箇所の故障の有
無を検査し、故障を検知すれば、故障の内容に応
じて取扱い中止にしたりする。
また、待機状態で、管理者が集中制御ユニツト
2の扉体16を開けて内部操作部94を操作すれ
ば、待機モードから係員操作モードに移り、利用
者は操作できなくなる。
(A) 荷物を預けるとき 設置後、初めて使用する場合について説明する
と、各収納ボツクス3a〜3hは全て未使用であ
り、左右に各4個ある扉体7はそれぞれ上下方向
に全て連結され、どれか1個の取手10を持つて
開けると4個の扉体7が全て開くようになつてお
り、上下の各収納ボツクス3a〜3hを仕切るた
めの仕切部材11は水平状態になつているが、そ
のロツクは掛けられていないため、手で上方へ回
動可能となつている。その状態の時から、第12
図のフローチヤートに従つて操作および制御動作
について説明する。
まず、収納ボツクス3a〜3hの使用状態が判
断され、(ステツプ1)、全ての収納ボツクス3a
〜3hが使用されているならばフローは終了する
が(「全てのボツクス使用中」という表示を行な
つてもよい)、今は空いているので、次に、使用
可能な段数が判断されてそれに対応して段数選択
釦19を点灯する(ステツプ2)。そして、今は、
1段(1ボツクス)から4段(上下方向に連続し
て4ボツクス)まで全て使えるので、段数選択釦
19は4個共点灯している。もし、例えば3段以
上使用できないときは、1段と2段の段数選択釦
19のみを点灯することになる。
そして、利用者が2ボツクスを使用しようとし
て2段の段数選択釦19(左から2つ目の釦)を
押すと(ステツプ3)、制御部90は、収納空間
選定手段91aの機能により8個の収納ボツクス
3a〜3hの内の1組を定められたプログラム
(複数あるときには、左上から左下の収納ボツク
ス3a〜3d、そして、右上から右下のの収納ボ
ツクス3e〜3hの順序で選定する)により選定
し(ステツプ4)、今、収納ボツクス3a,3b
が選定されるとすると、収納ボツクス3bの扉体
7と収納ボツクス3cの扉体7との連結が外れて
いるか否かを、収納ボツクス3cの扉体7の扉体
連結機構78の連結片79が解錠されているか否
かにより判断し(ステツプ5)、今は解錠されて
いないので、その収納ボツクス3cの扉体7の扉
体連結機構78のラツチングソレノイド80を動
作させて収納ボツクス3bの扉体7と収納ボツク
ス3cの扉体7との連結を解除し(ステツプ6)、
使用可能ボツクス表示部22の対応するランプを
点灯し(ステツプ7)、利用者にボツクス3a,
3bを使用するように報知する。なお、この使用
可能ボツクス表示部22のランプは、カード97
を抜取るか、返却リセツト釦24を押すまで連続
して点灯される。また、収納ボツクス3a,3b
の扉体7,7、収納ボツクス3c,3dの扉体
7,7は各々連結されている。
なお、制御部90が収納ボツクス3a〜3hを
指定することにより、ロツカーを効率よく稼動さ
せることができ、これは、利用者が自由に選択す
ると、例えばある利用者が収納ボツクス3aを使
い、次の利用者が収納ボツクス3cを使うと、収
納ボツクス3b,3dは1段としてしか使えなく
なるからで、初めの利用者に収納ボツクス3a,
3bを使わせることにより、収納ボツクス3c,
3dを2段としても使うことができるからであ
る。しかし、重い荷物の場合には、一番上の収納
ボツクス3aに収納するのが困難になるため、利
用者が自由に選択指定できるようにしてもよい。
今、利用者は、2段を指定したので、この2段
の収納ボツクス3a,3bの間にある仕切部材1
1(収納ボツクス3a,3bの境界にある仕切部
材11)にロツクが掛かつているか否かを施錠検
知スイツチ73の出力により判断し(ステツプ8
9)、もし、ロツクが掛かつておれば、施錠ユニ
ツト5aの仕切部材施錠機構40のソレノイド4
7を動作させてロツクを解除するが(ステツプ1
0)、今はロツクが解除されているので、ソレノ
イド47は動作されない。そして、その仕切部材
11は水平状態にあるので(仕切部材検知センサ
77により検知される)、利用者は手で仕切部材
11を上方へ回動して磁石14により垂直状態で
保持させ(ステツプ12,13)、両収納ボツク
ス3a,3bの収納室6,6を連通させて荷物の
収納空間を拡大する。なお、この2段の収納ボツ
クス3a,3bを使用するに当たつて、仕切部材
11を垂直状態にしないで、水平状態のまま上下
の収納室6を分割してまとめて使用するようにし
てもよい。
なお、その仕切部材11のロツクが掛かつてい
るときには、解錠するようにソレノイド47を動
作させるが、その動作後の数十m秒後に、施錠検
知スイツチ73の出力を検知し、ロツクが外れた
ことが検知されなかつたときには、異常として、
自動返金し、報知制御手段91bの機能によりそ
の仕切部材11の上下の収納ボツクス3a,3b
の故障表示(施解錠確認釦65を点灯)をし、初
めからやり直してもらう(ステツプ11,14)。
次に、今回使用しようとする収納ボツクス3
a,3bの境界の仕切部材11すなわち収納ボツ
クス3b,3cとの間の仕切部材11が水平状態
にあるか否かが仕切部材検知センサ77の出力に
より判断され(ステツプ15)、もし、水平状態
になければ(垂直状態に保持されたままならば)、
仕切部材復帰指示表示部20を点灯させ(ステツ
プ16)、「仕切部材を元に戻して下さい」という
メツセージを利用者に伝え、そのときには、垂直
状態にある仕切部材11を手で回動して水平状態
に戻す(ステツプ17)。今は、収納ボツクス3
b,3cとの間にある仕切部材11は水平状態に
あるため、仕切部材復帰指示表示部20は点灯せ
ず、次に、この仕切部材11がロツクされている
か否かが施錠検知スイツチ73の出力により判断
され(ステツプ18,19,20)、ロツクが掛
かつていないので、施錠ユニツト5bの仕切部材
施錠機構40のソレノイド47を動作させて仕切
部材11をロツクし(ステツプ21)、該当収納
ボツクス3a,3bの施解錠確認釦65の内蔵ラ
ンプを点滅させる(ステツプ22,23)。
なお、その仕切部材11をロツクするためにソ
レノイド47を動作させてから数十m秒後に、施
錠検知スイツチ73の出力を検知し、ロツクが確
実になされたか否かを判断する。もし、対応する
出力が検知されなかつたときには、異常として、
制御部90から報知手段101に報知指令を出
し、すなわち、その仕切部材11の上下の収納ボ
ツクス3b,3cの故障を施解錠確認釦65を点
灯させる(ステツプ22,24)。その後は、後
述するステツプ23へ進み、それまでの操作をリ
セツトし、すなわち、使用可能ボツクス表示部2
2を消灯するとともに自動返金し、初期状態に戻
し、初めからやり直してもらう。
次に、料金表示部21に使用料金が表示される
(ステツプ25)。1日1ボツクス当りの使用料金
を200円に設定している場合には、2ボツクス分
として1日の料金400円が表示され、利用者は硬
貨または紙幣で使用料金を投入する(ステツプ2
6)。この際、100円を1枚ずつ投入したときに
は、料金表示が300円、200円と変わり、4枚入れ
終わると0円になる。また、500円硬貨または千
円紙幣を投入したときには、釣銭額を表示するこ
とになり、従つて、500円硬貨投入時は100円に、
千円紙幣投入時は600円にそれぞれなる。なお、
釣銭は後述するカード97の発行後に投出され
る。
使用料金と等しいかまたはそれ以上の金額を投
入した後に(ステツプ27)、荷物を収納ボツク
ス3a,3bへ収納したとき(ステツプ28)、
収納空間が大きく余つて1段でも収納できること
が分つた場合または2段で収納できると思つたが
実際に収納しようとしたときに2段では入らない
ことが分つた場合には、選択した段数が不適切だ
つたことになり(ステツプ29)、一旦荷物を収
納ボツクス3a,3bから取出し返却リセツト釦
24を押して(ステツプ30,31)、投入貨幣
を自動返却(硬貨は硬貨返却口30に、紙幣は紙
幣挿入口28から戻す)させた後、もう一度、段
数選択操作からやり直す(ステツプ32〜37)。
なお、返却リセツト釦24を押すと、点滅してい
る施解錠確認釦65と点灯している使用可能ボツ
クス表示部22を共に消灯し(ステツプ32,3
3)、さらに、このとき、各扉体7が閉まつてい
るか否かを扉体閉塞検知スイツチ67の出力によ
り判断し(ステツプ35)、閉まつているときに
は、上(収納ボツクス3aが最上段なので上には
ない)または下の収納ボツクス3cが使用可能で
あるかを使用状態の有無により判断し(ステツプ
36)、今は、収納ボツクス3cが空いているの
で、収納ボツクス3cの扉体7の扉体連結機構7
8のラツチングソレノイド80を動作させて収納
ボツクス3b,3cの扉体7,7を連結する(ス
テツプ37)。よつて、収納ボツクス3a,3b
の扉体7,7、収納ボツクス3c,3dの扉体
7,7はそれぞれ連結していたので、結局、全て
の扉体7が連結することになる。なお、収納ボツ
クス3a,3bとの間の仕切部材11は垂直状態
のままであつても構わない。もし、次回において
1段の選択がなされたときには、仕切部材復帰指
示表示部20が点灯し、仕切部材11を水平状態
に戻すように案内が出るからである。また、返却
リセツト釦24が押されたとき、収納ボツクス3
b,3cとの境界の仕切部材11のロツクを含
め、全ての仕切部材11のロツク状態、非ロツク
状態には変化を生じないようにしている(これ
は、ソレノイド47の動作は騒音を伴うからであ
る)。なお、返却リセツト釦24の押圧時に、水
平状態にある未使用の仕切部材11について、全
てロツクするようにしてもよいし、全てロツクを
解除するようにしてもよい。
段数選択操作をやり直して、例えば3段を指定
すると、制御部90が収納ボツクス3a〜3cを
指定し、収納ボツクス3c,3dの扉体7,7の
連結が解除され、収納ボツクス3b,3cの間の
仕切部材11のロツクが解除され、手で仕切部材
11を垂直状態にして3個の収納ボツクス3a〜
3cが使えるようにする(収納ボツクス3a,3
bとの間の仕切部材11は、前回の操作で垂直に
保持されている)。また、収納ボツクス3c,3
dとの間の境界となる仕切部材11にロツクが掛
かり、収納ボツクス3a〜3cの施解錠確認釦6
5の内蔵ランプが点滅し、使用料金600円が表示
される。
必要金額を投入後、荷物を収納して扉体7を閉
めた後(ステツプ38)、点滅している3個の各
施解錠確認釦65の内どれか1個を押すと(ステ
ツプ39)、各扉体閉塞検知スイツチ67の出力
により扉体7が閉まつていると判断された収納ボ
ツクス3a〜3cの扉体7のみ扉体施錠機構41
のソレノイド58を動作して施錠するとともに
(ステツプ40)、施錠できた収納ボツクス3a〜
3cの施解錠確認釦65の内蔵ランプが消灯する
(ステツプ41)。なお、荷物がきちんと収納でき
ているときには、通常、扉体7は図示しないばね
によつて閉塞状態にあるため、3個の施解錠確認
釦65の内の1個を押すだけで3個の収納ボツク
ス3a〜3cの扉体7は全て施錠される。
施錠できると扉体施錠機構41のマイクロスイ
ツチ63によつて施錠を確認できるが、もし、ソ
レノイド58に異常があつて施錠確認が得られな
かつたときには(ステツプ42)、施錠異常とみ
なし、点滅している施解錠確認釦65を継続点灯
に変えるとともに内部操作部94のボツクス異常
ランプを点灯させ(ステツプ43)、「継続点灯し
ているボツクスは使用不能ですので、返却リセツ
ト釦を押して初めからやり直して下さい」等の案
内表示を行なうとよい。この継続点灯のボツクス
は異常ボツクスとして使用可能ボツクスの対象か
ら外される。
施錠異常がなくとも、荷物の収納状態が適切で
なく、荷物によつて扉体7が完全に閉塞されずに
少し開いた状態のときには、扉体7の施錠動作は
行なわれず、該当ボツクス全ての施錠が完了して
いないので、施錠されていないボツクスに対応す
る施解錠確認釦65は以前として点滅しており、
利用者はこの表示を見て扉体7を押して閉塞状態
にして、点滅している施解錠確認釦65を押すこ
とになる。なお、その施解錠確認釦65の点滅表
示に付加してブザー、音声案内等を行なうように
すれば、なお一層親切となる。また、何度か試み
ても施錠できないときは、返却リセツト釦24を
押させてやり直してもらうようにする。
今回、使用時の収納ボツクス3a〜3cの全て
に施錠が行なわれると(ステツプ44)、これ以
降、返却リセツト釦24の操作が無効となる(ス
テツプ45)。
次に、カード97がカードリーダライター32
により発行され(ステツプ46)、カード出入口
23から半分出た状態で保持される。
最初に投入していた金額が使用料金よりも多か
つた場合には(ステツプ47)、釣銭が硬貨返却
口30に投出され(ステツプ48)、利用者はこ
れを抜取る(ステツプ49)。
また、カード97については、これが抜取られ
たか否かを監視しており(ステツプ50)、所定
時間以内に抜取られなかつたときには(ステツプ
51)、図示しない警報部を動作させて案内表示、
ブザー、音声案内等により利用者にカード97の
抜取りを促す(ステツプ52)。さらに、その警
報部を動作させてからカード97が所定時間以内
に抜取られたか否かを監視し(ステツプ53,5
4)、抜取られなかつた場合には、警報部の動作
を停止させ(ステツプ55)、カード97を取込
んで回収するとともに施解錠確認釦65を点灯さ
せる(ステツプ56,57)。この後の処理は、
係員を呼んで対処してもらう。また、カード97
が所定時間以内に抜取られた場合には、警報部の
動作を停止する(ステツプ58)。
また、紙幣の投入があつたときには、その紙幣
を紙幣処理部33の一時保留部から集積部へ収納
した後(ステツプ59)、使用可能ボツクス表示
部22の表示を消して一連の動作は終了する(ス
テツプ60)。
以上のように、本実施例では、荷物の預入れ時
において、段数選択釦19で今回使用する収納室
9の段数が指定されると(ステツプ3)、収納空
間選定手段91aにより今回使用する収納空間を
選定し(ステツプ4)、今回使用する収納空間と
それに隣接する収納空間との境界となる施錠すべ
き仕切部材11が施錠されているかどうか対応す
る施錠検知手段72の検知により判断し(ステツ
プ20)、施錠されていなければ、施錠を行なう
とともに(ステツプ21)、施錠検知手段72に
て施錠が確実に行なわれたか判断し(ステツプ2
2)、そして、施錠が検知されないときには、報
知手段101により仕切部材11の施錠不良を報
知するとともに(ステツプ24)、それまでの操
作をリセツトして初期状態に戻し(ステツプ32
〜37)、施錠不良による荷物の盗難の発生を確
実に防止することができる。
(B) 荷物を取出すとき 続いて、預けた荷物の取出しを第13図のフロ
ーチヤートに従つて説明する。
利用者が戻つて来て、カード97を正しい方向
でカード出入口23から挿入すると(ステツプ6
1)、カードリーダライター32がカード97の
磁気ストライプ98から情報を読取り、正しいか
否か判断し(ステツプ62)、もし、正しくない
カードと判断したときには、案内表示または音声
案内等により利用者にその旨知らせてカードを返
却する(ステツプ63,64)。
預入れたロツカー本体1のカード出入口23に
正しいカード97を挿入すると、該当ボツクスに
対応して使用可能ボツクス表示部22が点灯され
るとともに施解錠確認釦65の内蔵ランプが点滅
される(ステツプ65)。今の場合、3段使用だ
つたので、収納ボツクス3a〜3cに対応する3
個の使用可能ボツクス表示部22および施解錠確
認釦65が点灯および点滅し、次に、現在の年月
日および時刻と、カードに記憶されている預入年
月日および時刻とが比較され、追加料金の要否が
判断され(ステツプ66)、もし、1日延長して
使用していたならば、演算されて不足金額として
600円が料金表示部21に表示される(ステツプ
67)。なお、予め日送り時刻として23時59分を
設定していたときには、その時刻を越える毎に料
金が追加されることになる。勿論、日送りは時刻
ではなく実際の使用時間例えば6時間毎に200円
(1ボツクス)と設定しておくことも可能である。
利用者により追加料金が投入されると(ステツ
プ68)、その投入金額と追加料金とが比較され
(ステツプ69)、不足時には、追加料金の最初の
1枚を投入したときからの時間経過が監視され
(ステツプ70)、所定時間が経過すると、今、投
入した金額は途中入金として挿入されたカード9
7に記憶更新されてカード97は返却される(ス
テツプ71)。
また、所定時間内に必要金額を投入すると、も
し、投入金額が追加料金を越えているときには、
釣銭が演算されて硬貨返却口30に釣銭が投出さ
れ(ステツプ72)、利用者はこれを抜取る(ス
テツプ73)。
点滅している施解錠確認釦65を利用者が押し
て扉体7を解錠する前に、利用者が返却リセツト
釦24を押すと(ステツプ74)、今、投入した
金額は途中入金として挿入したカード97に記憶
更新されて返却される。
使用期間の延長を行なわないで、荷物を取出す
ときには、所定料金投入後、点滅している施解錠
確認釦65(現在は3段ボツクスを使用中)の内
のどれか1個を押すと(ステツプ75)、該当収
納ボツクス3a〜3cの扉体7の全てが扉体施錠
機構41のソレノイド58の動作により解錠され
(ステツプ76)、マイクロスイツチ63の検知出
力により解錠動作が正常に行なわれたことが判断
されると(ステツプ77)施解錠確認釦65の内
蔵ランプを消灯する(ステツプ78)。もし、マ
イクロスイツチ63の検知出力に変化がなかつた
ときには、中の荷物が移動して扉体7を開放方向
に押しているために開かなかつたとも考えられ、
一旦、施錠動作するようにソレノイド58を動作
させた後、利用者に扉体7を押しながら点滅を継
続している施解錠確認釦65を再度押してもらう
(ステツプ80〜75を繰り返す)。何回か押して
も解錠されないときには(ステツプ79)、ソレ
ノイド58の故障と判断し、施解錠確認釦65の
点滅状態を点灯状態に変える(ステツプ81)。
そして、利用者は、係員を呼んで、係員が集中制
御ユニツト2の扉体16を開けて、その集中制御
ユニツト2の内側から該当する扉体施錠機構41
の操作片57dを操作して解錠する(ステツプ8
2)。そのソレノイド58の故障のあつたボツク
スは以降使用不能とする。
解錠が正常に行なわれると、利用者は収納ボツ
クス3a〜3cの内の1個の扉体7の取手10を
〓んでその扉体7を開放し(扉体7は3段連結さ
れている)、荷物を取出す(ステツプ83)。解錠
後、所定時間経過すると(ステツプ84)、荷物
は既に取出されて次の利用者に待機できるものと
判断して、使用可能ボツクス表示部22の収納ボ
ツクス3a〜3cに対応するランプを消灯する
(ステツプ85)。
今、複数段ボツクスを使用していたので(ステ
ツプ86)、利用者は、仕切部材11(収納ボツ
クス3a,3bとの間および収納ボツクス3b,
3cとの間の仕切部材11,11)を水平に戻し
(ステツプ87)、また、解錠後所定時間経過した
時点において(ステツプ88)、該当ボツクスの
上または下のボツクスが未使用(故障を除く)で
あるか否かを判断し(ステツプ89)、今の場合、
下側の収納ボツクス3dが未使用であるならば、
連結しようとする収納ボツクス3c,3dの扉体
7が共に閉まつているか否かを扉体閉塞検知スイ
ツチ67の出力により判断し(ステツプ90今、
収納ボツクス3c,3dの扉体7が閉まつている
ならば、収納ボツクス3dの扉体7の扉体連結機
構78のラツチングソレノイド80を動作させ
て、収納ボツクス3c,3dの扉体7を連結させ
て次回の使用に備える(ステツプ91)。なお、
収納ボツクス3a〜3cは既に連結されているの
で、結局、収納ボツクス3a〜3dの扉体7は全
て連結される。勿論、収納ボツクス3dが故障ま
たは使用中ならば、収納ボツクス3cと3dの扉
体7の連結は行なわず、連結は収納ボツクス3a
〜3cの扉体7の3枚になる。
なお、利用者によつて水平状態に戻された仕切
部材11については、ロツクは行なわない。ま
た、収納ボツクス3a,3bとの間および3b,
3cとの間の仕切部材11が、もし、利用者によ
つて水平状態に戻されなくても構わない。なぜな
ら、次回の使用時に制御部90によつて仕切部材
11の状態の判断を行なうからである。次の利用
者が、もし、3段を指定すれば、そのままの状態
で使用できる。また、収納ボツクス3c,3dと
の間の仕切部材11は、ロツクが掛かつていた
が、これの解除も何等行なわない。従つて、仕切
部材11のロツクについては、前回使用時の状態
がそのまま継続されることになる。
なお、上記実施例では、ロツカー本体1に上下
4段に収納ボツクス3a〜3d,3e〜3hを設
けた場合について説明したが、上下2段でも、3
段以上の複数段の場合でもよい。
また、仕切部材11は、左右一対の2枚の仕切
板を収納室6の左右両側に蝶番によつて回動自在
に支持して上方へ観音開きするような構成でもよ
く、また、仕切部材11の開放位置すなわち垂直
状態への回動も上方でなく下方へ回動するように
してもよく、さらに、仕切部材11の回動を、例
えばモータとリンク機構で自動的に回動できるよ
うにし、制御部90からの指令により仕切部材1
1を開放位置また閉塞位置に位置せしめるように
してもよい。
また、仕切部材施錠機構40は、上記のように
仕切部材11をモータとリンク機構により開放位
置または閉塞位置に自動的に回動せしめる場合に
は、そのモータからリンク機構に至る系統中に施
錠機構を設けようにしてもよく、また、施錠部材
42を作動させる電気的駆動部としてラツチング
ソレノイド47を用いて施錠時と解錠時の両方と
も励磁動作するようになつていたが、通常のソレ
ノイドを用い、施錠時(解錠時)は励磁させ、解
錠時(施錠時)は非励磁とさせてもよく、その電
気的駆動部としては、モータ、ロータリーソレノ
イド等を用いてもよい。
また、扉体施錠機構41は、上記実施例では、
硬貨または紙幣投入後の釦操作で施錠し、その際
発行されるカード97で解錠するようになつてい
たが、キーにより施錠、解錠や、個人コードが記
憶されているカード(例えば料金投入を必要とし
ないもの)での施錠、解錠をできるようにしても
よい。
また、制御部90は各収納ボツクス3a〜3h
に共通のものであつたが、各収納ボツクス3a〜
3h毎に各制御部を設け、上下に隣接する複数の
収納室6を連通して使用する場合は、各制御部間
で信号のやりとりを行ない必要な動作を行なうよ
うにしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、上下に隣接する収納室の仕切
部材を開閉可能とし、利用客の預けたい荷物の大
きさに応じて収納室の容積を変更できる収納空間
可変式貸ロツカーにおいて、扉体の施錠を行なう
前段階で、今回使用する収納空間とそれに隣接す
る収納空間との境界となる施錠すべき仕切部材が
施錠されなければ、仕切部材が施錠されていない
ことを報知するとともに、それまでの操作をリセ
ツトして初期状態に戻すため、施錠すべき仕切部
材が施錠されないまま貸ロツカーが使用されるの
を防止し、荷物の盗難等が発生するのを確実に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の収納空間可変式貸ロツカーの
一実施例を示す斜視図、第2図は集中制御ユニツ
ト部分の断面図、第3図は施錠ユニツト部分の一
部斜視図、第4図は仕切部材施錠機構の平面図、
第5図は仕切部材施錠機構の側面図、第6図は扉
体施錠機構の背面図、第7図は扉体施錠機構の側
面図、第8図および第9図は扉体連結機構の前面
図、第10図は制御部の構成図、第11図はカー
ドの平面図、第12図は荷物預入時のフローチヤ
ート図、第13図は荷物取出し時のフローチヤー
ト図、第14図は本考案のクレーム対応図として
構成されるブロツク図、第15図はそのフローチ
ヤート図である。 1……ロツカー本体、6……収納室、7……扉
体、11……仕切部材、40……仕切部材施錠機
構、42d……施錠片、70……施錠検知機構、
71……検知片、72……施錠検知手段、90…
…制御部、91a……収納空間選定手段、101
……報知手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ロツカー本体に上下方向に複数段形成される各
    収納室と、この各収納室に対応して設けられる各
    扉体と、上下に隣接する各収納室間に開閉可能に
    設けられ水平状態の閉塞位置から垂直状態の開放
    位置へ開放せしめることにより上下に隣接する各
    収納室を連通させた収納空間を形成してなる仕切
    部材と、利用者の指定操作に応じて未使用の収納
    室の中から今回使用する収納空間を選定する収納
    空間選定手段とを備え、収納空間への荷物の収納
    の際に利用者が少なくとも今回使用とする収納空
    間とそれに隣接する収納空間との境界となる施錠
    すべき仕切部材が閉塞位置に位置するように上記
    各仕切部材を開閉操作して収納空間の変更を行な
    うとともに対応する扉体の施錠、解錠を行なう収
    納空間可変式貸ロツカーにおいて、 上記ロツカー本体に設けられ別途入力される施
    錠指令によつて閉塞位置に位置する上記仕切部材
    内に進入して施錠する施錠片を有する仕切部材施
    錠機構と、 上記仕切部材側に内蔵され上記施錠片が仕切部
    材内に進入する際にその施錠片の進入移動に連動
    されて上記ロツカー本体側へ突出する検知片、こ
    の検知片がロツカー本体側へ突出されることを検
    知するロツカー本体側に設けられた施錠検知手段
    を有してなる仕切部材の施錠検知機構と、 別途入力される報知指令によつて上記仕切部材
    が施錠されていないことを利用者に報知する報知
    手段と、 上記扉体の施錠を行なう前段階において、上記
    施錠すべき仕切部材に対応する上記施錠検知手段
    が検知片を検知していないときには対応する上記
    仕切部材施錠機構に施錠指令を出した後、上記施
    錠検知手段が検知片を検知しなければ、上記報知
    手段に報知指令を出すとともにそれまでの操作を
    リセツトして初期状態に戻すように制御する制御
    部と を具備してなることを特徴とする収納空間可変
    式貸ロツカー。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57206994A (en) * 1981-06-16 1982-12-18 Shibaura Eng Works Ltd Coin locker

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57206994A (en) * 1981-06-16 1982-12-18 Shibaura Eng Works Ltd Coin locker

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