JPH0379631B2 - - Google Patents

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JPH0379631B2
JPH0379631B2 JP15446582A JP15446582A JPH0379631B2 JP H0379631 B2 JPH0379631 B2 JP H0379631B2 JP 15446582 A JP15446582 A JP 15446582A JP 15446582 A JP15446582 A JP 15446582A JP H0379631 B2 JPH0379631 B2 JP H0379631B2
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JP
Japan
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refrigerant
liquid
cooling water
solution
absorption
Prior art date
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Expired
Application number
JP15446582A
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English (en)
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JPS5944558A (ja
Inventor
Shigeru Sakata
Kazuhiro Yoshii
Masahiro Furukawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5944558A publication Critical patent/JPS5944558A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 発明の技術分野 本発明は、吸収冷凍機の冷却水と吸収液並びに
冷水と冷媒液との熱交換量を調整する制御装置に
関する。
(ロ) 従来技術とその問題点 吸収冷凍機においては、外気温度が低下すると
冷却水温もその影響を受けて低下するために、吸
収器の冷却水管に散布される吸収液の温度が低く
なる。その結果、吸収液の飽和蒸気圧が降下して
吸収液の吸収作用が促進され、冷凍能力換言すれ
ば吸収冷凍機の出力が向上する。しかし、外気温
度が低下すると冷房負荷も減少するので、吸収冷
凍機の出力が過剰となつて所謂冷え過ぎという問
題を生じる。逆に外気温が高くなつて冷却水温が
上昇すると吸収作用が抑制され出力不足という問
題を生じることになる。
また、冷却水温の低下が長時間にわたつて続
き、しかも冷却水温の低下の程度が著しく大きい
場合には、凝縮器での冷媒液生成量よりも吸収器
で吸収される冷媒量換言すれば蒸発器での冷媒気
化量の方が多くなるために、蒸発器の冷媒液溜め
の冷媒が著しく減少し、冷媒ポンプのキヤビテー
シヨンという弊害も生じる。
それ故、冷媒に吸収液を混入して蒸発器におけ
る冷媒の気化作用を抑制する手段により、吸収冷
凍機の冷凍能力即ち出力を低下させることが、従
来、行われているが、斯る従来の手段においては
冷却水温が再び上昇した際に冷媒を元の状態に戻
すことが困難なために、冷却水温の変化に対して
吸収冷凍機の出力を適確に制御し得ない欠点があ
る。
(ハ) 問題点を解決するための手段 本発明は、上記問題点に鑑み、冷却水温の上昇
又は低下に対応して変化する物理量を検出し、こ
の物理量の変化に応じて吸収器の冷却水管への吸
収液散布面積並びに冷水管への冷媒液散布面積を
拡大又は、縮少する制御手段により、吸収液と冷
却水並びに冷媒と冷水の熱交換量を調節して吸収
器における吸収液の吸収作用と蒸発器における気
化作用とを調整し、吸収冷凍機の出力を適確に制
御するようにしたものである。
(ニ) 実施例 図面は、本発明の一実施例である吸収冷凍機を
示したもので、1は発生器、2は凝縮器、3は蒸
発器、4は吸収器及び5は溶液熱交換器で、これ
らは溶液ポンプ6を有する稀液管7、濃液管8、
冷媒蒸気管9、冷媒液流下管10、冷媒ポンプ1
1を有する冷媒還流管12で接続されている。
13は蒸発器3に収納した冷水管、14は凝縮
器2及び吸収器4に収納した冷却水管、15は蒸
発器3の下部に配設した冷媒液溜めである。
Aは冷却水管14における冷却水の凝縮器2出
口側若しくは入口側に配設した冷却水温度検出
器、Bは冷媒液溜め15の冷媒液位検出器、Cは
発生器1に配設した冷媒蒸気温度検出器、Dは濃
液管8に配設した濃液温度検出器、E及びFは稀
液及び濃液の濃度検出器である。
そして、16,17は、夫々、冷媒分散器、1
8,19は、夫々、溶液分散器であり、該溶液分
散器の各々と濃液管8とは溶液分配管20,21
を介して接続されており、また、冷媒分散器1
6,17と冷媒還流管12とは、各々、冷媒分配
管22,23を介して接続されている。更に溶液
分配管21及び冷媒分配管23には、夫々、制御
弁V及びWが備えてある。
24は冷媒還流管12の冷媒ポンプ11吐出側
と冷媒液溜め15とを接続した冷媒制御弁X付き
の冷媒バイパス管、25は稀液管7の溶液ポンプ
6吐出側と吸収器4の溶液溜め26とを接続した
溶液制御弁Y付きの溶液バイパス管である。
而して、外気温度が下がつて吸収冷凍機へ供給
される冷却水温が低下し始めると前記冷却水温度
検出器Aの信号により、前記制御弁V及びWの開
度を絞り、更に冷却水温が低下し続ければ全閉に
する。このようにすることにより、冷媒分配管2
3から冷媒分散器17へ導かれる冷媒量と溶液分
配管21から溶液分散器19へ導かれる濃液量が
減少し、更に散布される冷媒液と冷水管13内を
流れる冷水との熱交換面積及び散布される濃液と
冷却水管14内を流れる冷却水との熱交換面積が
縮少する結果、吸収器4の吸収機能が低下すると
同時に蒸発器3の冷媒気化作用も抑制されて外気
温低下に伴なう冷房負荷の減少に対応して冷凍能
力が低下し、負荷に応じた出力制御が可能とな
る。又、制御弁V開度の減増に応じて前記溶液制
御弁Yの開度も増減されて発生器1から吸収器4
への濃液流量と吸収器4から発生器1への稀液流
量との均衡が保たれると共に制御弁W開度の減増
に応じて前記冷媒制御弁Xの開度も増減されて冷
媒液溜め15から冷媒分散器16,17へ送られ
る冷媒液量とこれら分散器16,17から冷媒液
溜め15へ流下する冷媒液量との均衡が保たれ
る。この均衡を保つために、溶液ポンプ6、冷媒
ポンプ11の回転数を制御する等、吐出量制御可
能のポンプを使用するようにしても良い。
尚、図においては、溶液分散器と溶液分配管並
びに冷媒分散器と冷媒分配管とを夫々2個ずつ配
設した実施例を示しているが、これらを多数設
け、かつ多数の溶液分配管と冷媒分配管の夫々に
制御弁を備え、冷却水温の低下の度合いにより各
制御弁を段階的に閉じるようにしても良い。この
ようにすれば、濃液と冷却水並びに冷媒液と冷水
との熱交換面積をより高い精度で調整でき、出力
制御の正確性が向上する。
尚亦、冷却水温が低下すると、凝縮器2内圧力
が低くなつて発生器1内圧が低下することと併せ
て吸収器4の吸収作用が促進されて稀液濃度が降
下するので、発生器1での吸収液の沸騰温度即ち
冷媒蒸気温度が低くなると共に濃液温度も低下
し、また濃液濃度も降下する。或いは又、冷却水
温が低下すると吸収作用が促進され冷媒液溜め1
5の冷媒液位も低下する。このように、冷却水温
の低下に伴なつて変化する物理量を検出しつつ前
記制御弁V,Wの開度を制御しても良い。すなわ
ち前記冷却水温度検出器Aの代りに冷媒液位検出
器B、冷媒蒸気温度検出器C、濃液温度検出器
D、稀液濃度検出器E、濃液濃度検出器Fのいず
れを用いても良い。
外気温低下に伴なう冷房負荷の減少に対して吸
収冷凍機の出力を低下せしめるには、冷却水温を
直接検出する方が制御の追従性の点で他の物理量
を検出するよりも秀れているが、他面において、
冷媒液位を直接検出することによつて冷媒ポンプ
11のキヤビテーシヨンを確実に防止できるとい
う利点がある。
次に、外気温が再び上昇し始め冷却水温が高く
なつてくると、逆に制御弁V及びWの開度を増加
し、散布される濃液量及び冷却水管14への濃液
散布面積を拡大すると共に散布される冷媒液量及
び冷水管13への冷媒液散布面積を拡大して負荷
の増加に見合う冷凍能力即ち出力に調整する。
尚、本発明は一重効用吸収冷凍機に限らず、二
重効用吸収冷凍機にも適用できることは勿論のこ
とであり、かつまた、二重効用吸収冷凍機に供給
する冷却水温の変化に対応して変化する物理量と
して高温発生器から低温発生器へ流通する吸収液
の温度や濃度を検出して出力調整することも可能
である。
(ホ) 発明の効果 以上のように、本発明制御装置は、冷却水温度
変化に伴ない変化する蒸発器の冷媒液位などの物
理量の変化を検出しつつ、溶液分配管を流れる吸
収液の量を制御する制御弁と冷媒分配管を流れる
冷媒液の量を制御する制御弁とを備え、冷水管へ
の冷媒液散布面積を調整すると同時に冷却水管へ
の吸収液散布面積を調整するようにしたものであ
るから、吸収器における吸収液の冷媒吸収作用と
蒸発器における冷媒気化作用とをバランス良く調
節でき、負荷に見合う出力を安定的に得られ、か
つ冷媒ポンプのキヤビテーシヨンを防止できる等
実用上有益な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の一実施例を示した構成概略図
である。 1……発生器、2……凝縮器、3……蒸発器、
4……吸収器、5……溶液熱交換器、13……冷
水管、14……冷却水管、15……冷媒液溜め、
16,17……冷媒分散器、18,19……溶液
分散器、20,21……溶液分配管、22,23
……冷媒分配管、24……冷媒バイパス管、25
……溶液バイパス管、A……冷却水温度検出器、
B……冷媒液位検出器、C……冷媒蒸気温度検出
器、D……濃液温度検出器、E……稀液濃度検出
器、F……濃液濃度検出器、V,W……制御弁、
X……冷媒制御弁、Y……溶液制御弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 発生器、凝縮器、蒸発器、吸収器及び溶液熱
    交換器を配管接続して成る吸収冷凍機において、
    吸収器に収納した冷却水管へ吸収液を散布する溶
    液分散器と蒸発器に収納した冷水管へ冷媒液を散
    布する冷媒分散器とを複数個設けると共に溶液分
    散器の夫々に吸収液を導く溶液分配管と冷媒分散
    器の夫々に冷媒液を導く冷媒分配管とを設け、冷
    却水温度あるいは冷却水温度の変化に対応して変
    化する蒸発器の冷媒液位などの物理量を感知する
    検出器の信号により、溶液分配管を流れる吸収液
    の量を制御する制御弁と冷媒分配管を流れる冷媒
    液の量を制御する制御弁とを備え、冷却水管への
    吸収液散布面積と冷水管への冷媒液散布面積とを
    調整するようにしたことを特徴とする吸収冷凍機
    の制御装置。
JP15446582A 1982-09-03 1982-09-03 吸収冷凍機の制御装置 Granted JPS5944558A (ja)

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JP15446582A JPS5944558A (ja) 1982-09-03 1982-09-03 吸収冷凍機の制御装置

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JPS5944558A JPS5944558A (ja) 1984-03-13
JPH0379631B2 true JPH0379631B2 (ja) 1991-12-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01273965A (ja) * 1988-04-25 1989-11-01 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 吸収冷凍機
JP2744036B2 (ja) * 1988-12-20 1998-04-28 三洋電機株式会社 吸収冷凍機
JP2677876B2 (ja) * 1989-09-08 1997-11-17 株式会社日立製作所 吸収式冷凍機の容量制御装置

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