JPS6115983B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6115983B2
JPS6115983B2 JP16240279A JP16240279A JPS6115983B2 JP S6115983 B2 JPS6115983 B2 JP S6115983B2 JP 16240279 A JP16240279 A JP 16240279A JP 16240279 A JP16240279 A JP 16240279A JP S6115983 B2 JPS6115983 B2 JP S6115983B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure refrigerant
absorber
cooled
refrigerant
condenser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16240279A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5685668A (en
Inventor
Shuichi Takada
Yasuo Ogawa
Shozo Saito
Osayuki Inoe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP16240279A priority Critical patent/JPS5685668A/ja
Publication of JPS5685668A publication Critical patent/JPS5685668A/ja
Publication of JPS6115983B2 publication Critical patent/JPS6115983B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、リチウムブロマイド水溶液などの吸
収溶液を用いる空冷式吸収冷凍機に関するもので
ある。
現在、吸収冷凍機の冷却はクーリングタワーに
より冷却される冷却水により行なわれている。し
かしながらクーリングタワーの使用は大量の補給
水を必要とし、最近の“水不足”の観点より好ま
しくない。
また冷却水系統の水の汚染に対処するための、
“水管理”に手間がかゝるという欠点がある。そ
れ故最近、この“省市水”と“省力”という二つ
の観点より、空冷吸収冷凍機の研究が盛んであ
る。この空冷吸収冷凍機には大別して次の2つの
方法がある。
一つは凝縮器および吸収器を直接空気により冷
却する“直接空冷式”であり、他の一つは凝縮器
および吸収器を従来通り、冷却水により冷却し、
この冷却水を完全空冷式の冷却水対空気熱交換器
により冷却する“関接空冷式”である。しかしな
がらこの両方式とも次に示す如き大きな欠点があ
り、実用化は不可能と思われる。即ち、 (1) 直接空冷式吸収冷凍機の場合は凝縮器および
吸収器が非常に大きくなる。なぜなら、たとえ
ば45℃飽和条件における水の蒸発潜熱当りの比
体積はフロン−22の80倍もあるからである。
(2) また間接空冷式吸収冷凍機は日本の如く外気
温度の高い条件では現実的には不可能である。
その理由を以下簡単に説明する。外気温度がた
とえば32℃の場合、経済的に採用される空気出
入口温度差は10℃程度なので、外気の出口温度
は42℃となる。吸収冷凍機冷却水入口温度はこ
の出口温度に対して約5℃程度は高くなるの
で、大略47℃となる。然るに吸収器の溶液温度
は更に5℃程度高くせざるを得ないので52℃と
なる。このことは蒸発温度を5℃程度とすると
希溶液そのものが既にリチウムブロマイド水溶
液の結晶ラインに近くなり、濃縮不可能である
ことを意味する。そのため、冷却水の代りにフ
ロン−22等の高圧冷媒を封入し、このフロン−
22等の蒸発潜熱により、吸収器、凝縮器を冷却
し、そして蒸発したフロン−22等の蒸気を外気
により冷却する方法が考えられるが、この方法
は制御上に問題がある。
即ち、夕立ちの場合等の高圧冷媒凝縮器能力
の急変があると吸収器溶液が結晶することがあ
る。なぜなら、冷却水の場合と異なり、高圧冷
媒の冷却伝達速度は非常に速く、しかも、空冷
なので、定常運転条件の吸収器溶液濃度が既に
結晶濃度に近くなつているからである。
本発明は、吸収器の溶液温度を検知して、それ
に応じて高圧冷媒循環量を制御することにより、
従来のものの上記の欠点を除き、外気温度などの
急変があつても結晶の発生を防止することができ
る信頼性の高い吸収冷凍機を提供することを目的
とするものである。
本発明は、吸収器、熱交換器、発生器、凝縮
器、蒸発器及びこれらの機器を接続する溶液経路
及び冷媒経路を有する吸収冷凍機において、 高圧冷媒を封じ、かつ高圧冷媒蒸発部と、高圧
冷媒凝縮部とを有する密閉ループを備え、 前記吸収器及び前記凝縮器のうち少なくとも吸
収器が、前記高圧冷媒蒸発部により冷却され、前
記高圧冷媒凝縮部が空気流により冷却され、 前記高圧冷媒凝縮部から前記吸収器の前記高圧
冷媒蒸発部に高圧冷媒を導く液ライン、又は、前
記吸収器の高圧冷媒蒸発部より前記高圧冷媒凝縮
部に高圧冷媒を導くガスラインの何れか一方に絞
り装置を設け、前記吸収器の溶液温度を直接又は
間接的に検出して前記絞り装置を調節する制御機
構を備えていることを特徴とする吸収冷凍機であ
る。
本発明を実施例につき図面を用いて説明する。
図面は本発明の実施例のフローシートである。
発生器1内の溶液は蒸気、熱媒、高温水、燃焼ガ
ス等により加熱されて冷媒が蒸発し濃溶液とな
り、熱交換器2に送られ冷却されて、更に吸収器
3に送られる。そしてここで、蒸発器4からの冷
媒蒸気を吸収して、再び希溶液となる。この吸収
時に発生する吸収熱はチユーブ5内の高圧冷媒の
蒸発潜熱により冷却される。高圧冷媒としてはフ
ロン−22、フロン−12等のフロン系冷媒が使用さ
れる。冷却された希溶液はポンプ6により熱交換
器2に送られ、濃溶液により加熱され、再び発生
器1に送られる。発生器1内にて蒸発した冷媒蒸
気は凝縮器7内のチユーブ8内の高圧冷媒の蒸発
潜熱により冷却される。高圧冷媒の種類は一般に
は吸収器チユーブ5内の高圧冷媒と同じである。
冷却された冷媒蒸気は凝縮し、減圧装置9により
減圧されて蒸発器4に送られる。そしてここでチ
ユーブ10内の冷水により加熱されて、蒸発し、
吸収器3に吸入される。逆に冷水は冷却されて冷
房に供せられる。吸収器チユーブ5および凝縮器
チユーブ8内で蒸発した高圧冷媒は空気対高圧冷
媒熱交換器、即ち、凝縮器用高圧冷媒凝縮器11
および吸収器用高圧冷媒凝縮器11′に送られ、
外気により冷却され凝縮する。凝縮高圧冷媒の戻
り管12,12′にはポンプ17,17′があり、
このポンプ17,17′によつて吸収器3および
凝縮器7のチユーブ5,8内に高圧冷媒を送り込
む。チユーブ5,8内の熱媒は前述の如く、機内
の吸収熱および冷媒凝縮熱を吸収して蒸発する。
夕立ち等の場合の如く高圧冷媒凝縮器11,1
1′の能力が急に増加すると高圧冷媒の凝縮温度
が急降下する。すると吸収器3の高圧冷媒蒸発部
の温度が下り、吸収器3の溶液温が下り、溶液温
度調節器18が調節弁19に対して、閉信号を発
する。その結果、蒸発する高圧冷媒量が減少する
ので吸収器3の冷却能力が下り、吸収器3の溶液
温度が上昇し、結晶を防止する。検出は吸収器3
の液温に関連して変化するものであればよい。例
えば高圧冷媒液の供給温度、高圧冷媒の蒸発部温
度又は圧力、凝縮器冷媒液温などである。
なお、上記の方式は、サイクル濃度の過剰稀釈
を防ぐことに対しても有効である。中間期など空
気温が低下し、サイクル濃度が低下してくると、
蒸発器4内の冷媒が不足してきて、冷媒ポンプが
キヤビテーシヨンをおこしやすくなる。この場
合、吸収器3の冷却部、(高圧冷媒の蒸発部)へ
の高圧冷媒供給量を少なくし、吸収器3の冷却能
力を低下させることにより、サイクル濃度が稀く
なりすぎるのを防ぐことができる。
本発明は、吸収器、熱交換器、発生器、凝縮
器、蒸発器及びこれらの機器を接続する溶液経路
及び冷媒経路を有する吸収冷凍機において、 高圧冷媒を封じ、かつ高圧冷媒蒸発部と、高圧
冷媒凝縮部とを有する密閉ループを備え、 前記吸収器及び前記凝縮器のうち少なくとも吸
収器が、前記高圧冷媒蒸発部により冷却され、前
記高圧冷媒凝縮部が空気流により冷却され、 前記高圧冷媒凝縮部から前記吸収器の前記高圧
冷媒蒸発部に高圧冷媒を導く液ライン、又は、前
記吸収器の高圧冷媒蒸発部より前記高圧冷媒凝縮
部に高圧冷媒を導くガスラインの何れか一方に絞
り装置を設け、前記吸収器の溶液温度を直接又は
間接的に検出して前記絞り装置を調節する制御機
構を備えていることにより、外気温度の急激な低
下、などがあつても吸収器内の溶液が結晶するお
それがなく、安全な運転を安定して続行できる吸
収冷凍機を提供することができ、実用上極めて大
なる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例のフロー図である。 1……発生器、2……熱交換器、3……吸収
器、4……蒸発器、5……チユーブ、6……ポン
プ、7……凝縮器、8……チユーブ、9……減圧
装置、10……チユーブ、11,11′……高圧
冷媒凝縮器、12,12′……戻り管、17,1
7′……ポンプ、18……溶液温度調節器、19
……調節弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 吸収器、熱交換器、発生器、凝縮器、蒸発
    器、及びこれらの機器を接続する溶液経路及び冷
    媒経路を有する吸収冷凍機において、 内部に水より沸点の低い冷媒(以下高圧冷媒と
    称す)を封じ、かつ高圧冷媒蒸発部と、高圧冷媒
    凝縮部とを有する密閉ループを備え、 前記吸収器及び前記凝縮器のうち少なくとも吸
    収器が、前記高圧冷媒蒸発部により冷却され、前
    記高圧冷媒凝縮部が空気流により冷却され、 前記高圧冷媒凝縮部から前記吸収器の前記高圧
    冷媒蒸発部に高圧冷媒を導く液ライン、又は、前
    記吸収器の高圧冷媒蒸発部より前記高圧冷媒凝縮
    部に高圧冷媒を導くガスラインの何れか一方に絞
    り装置を設け、前記吸収器の溶液温度を直接又は
    間接的に検出して前記絞り装置を調節する制御機
    構を備えていることを特徴とする吸収冷凍機。
JP16240279A 1979-12-14 1979-12-14 Absorbing refrigerator Granted JPS5685668A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16240279A JPS5685668A (en) 1979-12-14 1979-12-14 Absorbing refrigerator

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16240279A JPS5685668A (en) 1979-12-14 1979-12-14 Absorbing refrigerator

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5685668A JPS5685668A (en) 1981-07-11
JPS6115983B2 true JPS6115983B2 (ja) 1986-04-26

Family

ID=15753919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16240279A Granted JPS5685668A (en) 1979-12-14 1979-12-14 Absorbing refrigerator

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5685668A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0749270Y2 (ja) * 1990-07-09 1995-11-13 矢崎総業株式会社 クーリングタワーの冷却水制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5685668A (en) 1981-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6148062B2 (ja)
JP2985513B2 (ja) 吸収冷暖房システムとその制御方法
JPS6115983B2 (ja)
JP3280169B2 (ja) 二重効用吸収冷凍機及び冷温水機
JP2639969B2 (ja) 吸収冷凍機
JP3429906B2 (ja) 吸収式冷凍機
JPH0478903B2 (ja)
JP2785143B2 (ja) 吸収冷凍機の運転方法
KR200308240Y1 (ko) 용액 결정방지수단을 구비한 흡수식 냉동기
JPS6115982B2 (ja)
JP2918665B2 (ja) 吸収冷凍機・冷温水機の運転停止法および停止制御装置
JP3143227B2 (ja) 吸収冷凍機の冷媒凍結防止装置
JPH0379631B2 (ja)
JPS6024380B2 (ja) 吸収冷凍機の制御装置
JPS63176965A (ja) 二重効用空冷吸収式冷温水機
JPH04295558A (ja) 吸収式冷凍機
JP2977999B2 (ja) 吸収式冷凍機
JPH0236868B2 (ja) Kyushureitokiseigyosochi
JP2858921B2 (ja) 吸収冷凍機の制御装置
JPH05312430A (ja) 吸収式冷凍機
JPH04151468A (ja) 低温度冷却媒体対応型吸収式冷凍装置とその制御方法
JPS63204080A (ja) 吸収冷凍機
JPH11230631A (ja) 吸収式冷凍機
JPS5989962A (ja) 吸収ヒ−トポンプ装置
JPS5811361A (ja) 吸収式冷凍機