JPS5811361A

JPS5811361A - 吸収式冷凍機

Info

Publication number: JPS5811361A
Application number: JP10699481A
Authority: JP
Inventors: 竹見　英男
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1981-07-10
Filing date: 1981-07-10
Publication date: 1983-01-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、吸収式冷凍機の改良に関する。

＠１図に従来技術である一重効用吸収式冷凍機を示す。

この図に示される吸収式冷凍機では、冷媒である水は蒸
発器１の管内を流れる冷水８によシ加熱され、蒸発する
。このとき、冷水８は冷媒により蒸発熱を奪われて冷却
され、その冷却された冷水８は冷房に使用される。

一方、蒸発した冷媒ガス１３は吸収器２に流入し、管内
を流れる冷却水１０によって適度に冷却された吸収溶液
１４に吸収され、溶液が稀釈される。

前記稀釈された溶液１５は、溶液ポンプ６により汲み出
され、熱交換器（図示省略）を経て再生器３に入）、こ
こで管内ｆｒ：流れる温水等の加熱源１１によって加熱
−輻され、ついで濃溶液１６と発生蒸気１７とに分離さ
れる。

前記濃溶液１６は、溶液ポンプ６から再生器３に送られ
る溶液と熱交換した後、吸収器２に戻され、管群上にス
プレーされ、冷媒蒸気の吸収が続けられる。

前記再生器３で生成された発生蒸気１７は、凝縮器４に
至り、管内を流れる冷却水１０によシ冷却されて液化し
、蒸発器１に戻される。そして、蒸発器ｌに流入した冷
媒液１８は冷媒タンク５′に溜められ、ついで冷媒ポン
プ７により汲み上げられ、蒸発器１の管群上にスプレー
され、蒸発が促進される。

以上が一般的な一重効用吸収式冷凍機のサイクルである
。

なお、第１図中符号９は温調計、１２は流量制御弁を示
す。

しかし、従来の吸収式冷凍機では、冷媒タンク５１は冷
媒ポンプ７が負荷変動等の状態値が変動する際に、冷媒
液面低下によりキャビテーションを起こさない程度の大
きさに形成されているのみで、特に蓄熱の機能金持って
お゛らず、加熱源１１が喪失すると、直ちに冷力が低下
するので、太陽熱集熱装置からの温水や廃熱等のごとき
間欠的な熱源を利用するには、別Ｉ／ｃ温水を蓄熱する
丸めの設備を要する欠点があった。

本発明の目的は、かかる欠点をなくシ、太陽熱集熱装置
からの湛水や廃熱等の間欠的な熱源を単一のユニットで
利用でき、しかも運転時の立ち上がり特性を大幅に改善
しうる吸収式冷凍機を提供するにある。

本発明の特徴は、冷凍機高圧側に冷凍機本体の一部を拡
張した高圧側冷媒タンクを形成し％該制圧側冷媒タンク
と冷凍機低圧側とを冷媒通路で連結し、該冷媒通路に冷
凍機低圧側の要求により開く弁を設け、吸収器への溶液
スプレー系統には冷水出口温度に応動して開閉する制御
弁を設けるとともに、冷媒ポンプには冷水出口温度に応
動して冷媒ポンプの運転を起動、停止させるスイッチを
設けたところに存し、この構成により前記目的を全て達
成できたものである。

以下、本発明を図面に基づいて説明する。

第２図は、本発明の一冥施例を示すもので、蒸発器１、
吸収器２、再生器３、凝縮器４、低圧側冷媒タンク５、
溶液ポンプ６および冷媒ポンプ７とを備え、これらの機
器は配管を介して一重効用サイクルを成立させうるよう
に接続されている。

前記再生器３の加熱源１９には、太陽熱集熱装置からの
温水、廃熱等を用いるようになっている。

また、蒸発器１の管内に導通された冷水８の出口側には
、幅ｆＡ計９が設けられている。

さらに、冷凍機高圧側である凝縮器４には冷凍機本体２
０の一部を拡張した高圧側冷媒タンク２１が形成されて
いる。この高圧側冷媒タンク２１と前記低圧側冷媒タン
ク５とは冷媒通路２２で連通され、該冷媒通路２２には
フロート弁２３が設けられており、該フロート弁２３は
冷凍機低圧側の要求、すなわち低圧側゛冷媒タンク５内
の液面が設定以下に低下すると開くようになっている。

前記再生器３と吸収器ｚ１高圧側冷媒タンク２１と吸収
器２は、１字形の１個のオーツ（フロー管２４により接
続されている。

前記溶液ポンプ６から再生器３に送られる溶液１５の一
部を吸収器２に分岐してスプレーする配管の途中には、
第１の制御弁２５が設けられ、再生器３から出た濃溶液
１６を吸収器２にスプレーする配管の途中には、第２の
制御弁２６が設けられている。ｉ記構１．第２の制御弁
２５．２６は、冷水８の出口温度の温調計９に接続され
、冷水出口温度が一定値以下になったとき、閉方向に開
度調整され、冷媒吸収能を低下させ、冷水出口温度が下
限値に達したときは全閉に操作されるようになっている
。

前記冷媒ボ／プ７には、スイッチ２７が設けられ、該ス
イッチ２７は前記温調計９に接続され、冷水出口温度が
下限値に達したときに開成され、冷媒ポンプ７を運転停
止させるようになっている。

前述実施例の吸収式冷凍機は、次のように作用するＯすなわち、冷水出口温度が一定値以下になり、負荷が小
さくなると、温調計９からの信号により＠ｉ、第２の制
御弁２５．２６が閉方向に開度調贅され、冷媒吸収能が
低下され、冷力が制御される。

ついで、冷水出口（Ｉｆが下限値に達すると、温調計９
からの信号により第１．第２の制御弁２５゜２６が全閉
され、かつ冷媒ポンプ７のスイッチ２７が開成され、冷
媒ポンプ７が運転停止される。

しかし、溶液ポンプ６は運転継続されており、該溶液ポ
ンプ６を通じて吸収器２から再生器３へ溶液１５が継続
的に供給される。

その間、加熱源１９が再生器３に継続して供給されると
、再生器３内で溶液１５が継続的に加熱濃縮され、冷媒
ガスが盛んに生成される。

その発生蒸気１７である冷媒ガスは、凝縮器４で冷却水
１９により凝縮され、冷媒液１８となり、尚圧側冷媒タ
ンク２１に貯えられる。

前記＃縮器４と高圧側冷媒夕／り２１内に、保有限度以
上の冷媒液が溜まると、オーバフロー管２４を通じて吸
収器２へ戻され、液のバランスが保たれる。この間、高
圧側冷媒タンク２１と低圧側冷媒タンクＳとを結ぶ冷媒
通路２２に設けられ友フロート弁２３は閉じておル、冷
媒通路２２は閉鎖されている。

つぎに、負荷がかかシ始めると、ｍ調計９からの信号に
より第１．第２の制御弁２５．２６が開方向に操作され
、かつ冷媒ポンプ７のスイッチ２７が閉成され、冷媒ポ
ンプ７が運転再開され、各機器は通常の一重効用サイク
ルを営む。

ついで、負荷がありかつ加熱源１９が喪失し１低圧側冷
媒タンク５内の液面が設定以下に低下したときは、フロ
ート弁２３が開き、高圧側冷媒タンク２１に貯えられて
いる冷媒液１８が冷媒液１８が冷媒通路２２を経て低圧
側冷媒タンク５に流れ１該低圧側冷媒タンク５から冷媒
ポンプ７により蒸発器１の管群上に供給され、冷水８と
冷媒ガス１３との熱交換が行われ、冷力が継続して維持
される。

また、加熱源１９が復帰すると、高圧側冷媒り／り２１
に冷媒液１８が貯えられる結果、太陽熱集熱装置による
温水や廃熱等の間欠的な熱源を効果的に利用することが
可能である。

その間、機器を常に暖機状態に保持しつつ容量制御を行
いうるので、運転時の立ち上がυ特性を大幅に改善する
ことができる。

なお、第２図に示される実施例の他の作用は、紡速の第
１図について説明したところと同様である。

また、本発明は一重効用吸収式冷凍機のみならず、二重
効用吸収式冷凍機にも適用できる。

本発明は、以上説明した構成９作用のもので、本発明に
よれば冷水出口温度に応動する制御弁である第１．第２
の制御弁と冷媒ポンプのスイッチとの協働により、負荷
がなくかつ加熱源が熱を発生させているときは再生器で
冷媒ガスを盛んに生成させ、凝縮器で凝縮し、その冷媒
液を高圧側冷媒タンクに貯え、ついで負荷がありかり加
熱源が熱を喪失したときは冷凍機低圧側である低圧冷媒
タンクの要求によシ開く弁であるフロート弁が開き、高
圧側冷媒タンクに貯えられた冷媒液を、冷媒通路を通っ
て低圧側冷媒タンクに流し、冷媒ボンダにより＃発器に
スプレーし、補給できるので、単一のユニットによシ太
陽熱果熱装置からの温水や廃熱等の間欠的熱源を有効に
利用しうる効果があり、ひいては省エネルギー化を向上
できかつ設備費を大幅に節減できる利益がある。

さらに、本発明によれば機器を常に暖機状態に保ちつつ
容量制御を行いうるので、運転時の立ち上がりを大幅に
改善しうる効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来技術である吸収式冷凍機の系統図、第２図
は本発明吸収式冷凍機の一例を示す系統図である。１・・・蒸発器、２・・・吸収器、３・・・再生器、４
・・・凝縮器、５・・・低圧側冷媒夕／り、６・・・溶
液ボンダ、７・・・冷媒ボンダ、８・・・冷水、９・・
・温調計、１５・・・溶液、１７・・・発生蒸気、１８
・・・冷媒液、１９・・・加熱源、２０・・・冷凍機本
体、２１・・・高圧側冷媒タンク、２２・・・冷媒通路
、２３・・・フロート弁、２４・・・オーバフロー管、
２５．２６・・・第１．第２の制御弁、２７・・・スイ
ッチ。￥Ｊ１図、第２図

Claims

【特許請求の範囲】

蒸発器、吸収器、再生器、＃！ｍ器、溶液ポンプおよび
冷媒ポンプ等を配備した吸収式冷凍機において、冷凍機
高圧側に冷凍機本体の一部を拡張した高圧側冷媒タンク
を形成し、該高圧側冷媒タンクと冷凍機低圧側とを冷媒
通路で連結し、該冷媒通路に冷凍機低圧側の要求により
開く弁を設け、吸収器への溶液スプレー系統には冷水出
口温度に応動して開閉する制御弁を設けるとともに、冷
媒ポンプには冷水出口温度に応ｍして冷媒ポンプの運転
を起動、停止させるスイッチを設けたことを特徴とする
吸収式冷凍機。