JPS6113888Y2 - - Google Patents

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JPS6113888Y2
JPS6113888Y2 JP6259281U JP6259281U JPS6113888Y2 JP S6113888 Y2 JPS6113888 Y2 JP S6113888Y2 JP 6259281 U JP6259281 U JP 6259281U JP 6259281 U JP6259281 U JP 6259281U JP S6113888 Y2 JPS6113888 Y2 JP S6113888Y2
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JP
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temperature regenerator
solution
refrigerant
low
concentrated solution
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JP6259281U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はリチウム塩を吸収剤とし、水を冷媒と
する二重効用吸収冷凍機に係り、特に溶液循環量
を制御するための機構に関する。
二重効用吸収冷凍機において、稀溶液を加熱し
て再生する高温再生器からの冷媒蒸気が溶液回路
に侵入すると、循環系を形成する配管や高温熱交
換器などの腐食条件を悪化させたり、高温再生器
からの蒸気量と低温再生器の加熱源となる蒸気量
とが等しくなくなり、低温再生器への入熱量が低
下して冷凍機の運転効率を低下させることが知ら
れている。
このような問題に対処するため従来は、高温再
生器から低温再生器へ至る溶液供給管路に、オリ
フイス、キヤピラリ、モジユトロール弁等を設け
て溶液の流量を制御していた。
しかし、オリフイスを設けたものは、負荷が一
定の場合には良く作用して蒸気の侵入を防ぐが、
負荷の変動がある場合には、蒸気の侵入を許して
しまうが、溶液を高温再生器の必要以上溜めてし
まう不都合があつた。
また、キヤピラリを設けたものは、ある幅をも
つた負荷変動には対応できるものの、冷凍能力が
100%〜25%変動するような大きな負荷変動には
対応できなかつた。
更に、モジユトロール弁を設けたものは、ある
程度大きな負荷変動に対応できるものの、急激な
負荷に追従することができず、また制御が複雑に
なつたり、電気エネルギを消費するのでランニン
グコストが高くなる等の難点があつた。
本考案は、上記のような従来の種々難点を除去
することを目的としてなされたものである。
以下本考案の一実施例を第1図および第2図を
参照して詳細に説明する。
第1図は本考案に係る二重効用吸収冷凍機の一
実施例を示す系統図であり、1は冷媒を吸収した
稀溶液が導入され、これをバーナ等で加熱する高
温再生器、2は分離器であり高温再生器1で加熱
された溶液が蒸気とともに導入され、冷媒蒸気と
中間濃溶液に分離される。3は低温再生器で、分
離器2から中間濃溶液が管路4、高温熱交換器
5、管路6、詳細は後述する流量調整器7、管路
8を順次経由して導入される。高温熱交換器5で
高温の中間濃溶液は、低温の稀溶液と熱交換され
るため、降温される。低温再生器3のコイル3a
に分離器2からの高温の冷媒蒸気が導入され、一
たん降温された中間濃溶液が高温の冷媒蒸気で再
度加熱される。従つて中間濃溶液から冷媒が蒸発
して溶液は濃縮され、ここで生じた蒸気は凝縮器
9へ導入される。また、コイル3a内の冷媒蒸気
は中間濃溶液との熱交換によつて凝縮し、これも
凝縮器9へ導入される。
凝縮器9には冷却水が流れているコイル9aが
あり、この冷却水によつて冷媒が凝縮されて液冷
媒となる。10は蒸発器であり、凝縮器9からの
液冷媒が蒸発器コイル10a上に散布される。コ
イル10a内には冷水が流れており、液冷媒は冷
水から蒸発熱を奪つて蒸発する。
低温再生器3で濃縮された濃溶液は、管路1
1、低温熱交換器12、管路13を経て吸収器1
4へ導かれて吸収器コイル14a上に散布され
る。濃溶液は低温熱交換器12で稀溶液との熱交
換により降温されており、蒸発器10で蒸発した
冷媒蒸気を十分吸収して稀溶液となる。冷媒を吸
収する際に生じる吸収熱はコイル14a内を流れ
ている冷却水に吸収される。
15は稀溶液を圧送するためのポンプであり、
吸収器14からの稀溶液は、ポンプ15によつて
管路16、流量制御弁17、低温熱交換器12、
高温熱交換器5を順次経て高温再生器1へ供給さ
れる。18は管路16と流量調整器7とを連通さ
せている管、19は高温再生器1のバーナへの燃
料供給を制御する制御弁である。
さて、流量調整器7の詳細は第2図に示されて
いるように、中間部にダイヤフラム20を設けて
2つの室7a,7bに仕切り、一方の室7a内で
ダイヤフラム20をばね21に連結し、他方の室
7b内でダイヤフラム20に弁体22が連結され
ている。室7b内の弁体22は管路6に連なるノ
ズル23の開口面積を制御するためのものであ
る。そして室7bには管路8が連結されている。
また、室7aには管18が連結されている。
次に、このように構成された本考案の動作を説
明する。
本考案の二重効用吸収冷凍機では、蒸発器コイ
ル10a内を流れている冷水の温度を検出し、そ
の温度に応じて流量制御弁17、制御弁19を操
作することにより、溶液循環量や高温再生器1の
入熱量を制御している。そこで、流量制御弁17
を操作すると、稀溶液の流量が変わり、管路16
内の圧力が変化する。すなわち、ポンプ15の吐
出圧が変化する。この圧力変化は、管18を通じ
て流量調整器7の室7aに伝達される。よつて、
室7aに伝達された圧力とばね21の力とによつ
てダイヤフラム20が作動し、ダイヤフラム20
に連結されている弁体22が移動する。
ここで具体的数値について説明する。例えば冷
凍能力30RTの二重効用吸収冷凍機を25%〜100%
の範囲で冷凍能力を制御するものとする。このよ
うな二重効用吸収冷凍機において、高温再生器1
から出る溶液量は、100%時で2285Kg/h、25%
時で576Kg/hとなり、大きく変化する。流量制
御弁17を絞つて溶液循環量を冷凍能力25%に適
したものに調整すると、管路16内の圧力は100
%時に比べて0.5Kg/cm2高くなる。このため、流
量調整器7内のダイヤフラム20は室7b側へ押
されるともに、ばね21を引張りながら弁体22
をノズル23側へ接近させる。
従つて、弁体22とノズル23との間の開口面
積が狭くなり、25%時に必要な溶液流量を低温再
生器3へ送り、高温熱交換器5内に余つた中間濃
溶液が満される。冷凍能力が100%のときは、流
量制御弁17を開くので、管路16内の圧力は下
がり、ばね21の力によつてダイヤフラム20が
引戻されて弁体22とノズル23の間の開口面積
が広がり、100%時に必要な溶液流量を低温再生
器3へ送る。なお高温熱交換器5内には中間濃溶
液が満されている。
このような本考案では、冷凍能力の設定に応じ
て変化するポンプ15の吐出圧により、流量調整
器7の開口面積を調整し、冷凍能力に適した流量
の溶液を高温再生器1側から低温再生器3側へ供
給するとともに、高温熱交換器5内に溶液を常に
充満させておくようにしたもので、冷媒蒸気が溶
液中に侵入することがなくなる。従つて、蒸気の
侵入にともなう腐食の問題は起らず、また高温再
生器1で生じた蒸気はすべて低温再生器3へ送ら
れるので熱エネルギの損失もなく、運転効率の低
下が防止される。更に構造が簡単で安価に製造で
きる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る二重効用吸収冷凍機の一
実施例を示す系統図、第2図は本考案に使用され
る流量調整器の一実施例を説明するために示した
構成説明図である。 1……高温再生器、3……低温再生器、7……
流量調整器、9……凝縮器、10……蒸発器、1
4……吸収器、15……ポンプ、17……流量制
御弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷媒を吸収した稀溶液を加熱して冷媒蒸気と中
    間濃溶液とを得る高温再生器と、この高温再生器
    からの中間濃溶液が降温された後導入され、前記
    冷媒蒸気で加熱する低温再生器と、この低温再生
    器からの冷媒を凝縮する凝縮器と、この凝縮器で
    凝縮された液冷媒を蒸発させる蒸発器と、この蒸
    発器で蒸発した冷媒を前記低温再生器からの濃溶
    液に吸収させる吸収器と、この吸収器からの稀溶
    液を前記高温再生器へ圧送するポンプとを有しこ
    れらが循環系を形成している二重効用吸収冷凍機
    において、前記低温再生器へ中間濃溶液を供給す
    る管路に前記ポンプの吐出圧の変動により開口面
    積が変化する流量調整器を設けたことを特徴とす
    る二重効用吸収冷凍機。
JP6259281U 1981-05-01 1981-05-01 Expired JPS6113888Y2 (ja)

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JP6259281U JPS6113888Y2 (ja) 1981-05-01 1981-05-01

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JP6259281U JPS6113888Y2 (ja) 1981-05-01 1981-05-01

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JPS57175966U JPS57175966U (ja) 1982-11-06
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