JPH0379618B2 - - Google Patents

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JPH0379618B2
JPH0379618B2 JP791087A JP791087A JPH0379618B2 JP H0379618 B2 JPH0379618 B2 JP H0379618B2 JP 791087 A JP791087 A JP 791087A JP 791087 A JP791087 A JP 791087A JP H0379618 B2 JPH0379618 B2 JP H0379618B2
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perforated plate
air
plate
perforated
air outlet
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JP791087A
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JPS63176943A (ja
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Yoshio Mori
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KURIIN EAA SHISUTEMU KK
Original Assignee
KURIIN EAA SHISUTEMU KK
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Publication date
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Publication of JPS63176943A publication Critical patent/JPS63176943A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、吹出口から一様に空気を吹出す一様
空気流吹出装置に関するものである。
(従来技術とその問題点) 一様空気流吹出装置におては、吹出口の全範囲
から一様に一定速度の空気流が吹出すのが理想で
ある。このため従来は、例えば全体が均一な開孔
率の有孔板を複数枚用い、各有孔板の開孔率を異
ならせて、これらを適当に組合せて吹出口近傍に
上流側から下流側にかけて適当間隔おきに配置す
るなどして、吹出口から吹出す空気流の流速を吹
出口の全範囲にわたつて一様にしようとしてい
た。しかし各種の試みにも拘らず、吹出口から吹
出す空気流の流速を吹出口の全範囲にわたつて完
全に一様にすることはできなかつた。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するため、第1の発明の一様
空気流吹出装置は、一面が解放されて吹出口を形
成する箱体と、この箱体の前記吹出口の直交する
面に形成された空気流入口と、前記吹出口を覆う
第1及び第2の有孔板と、前記吹出口を覆うハニ
カム状の層流板とを設け、前記第1及び第2の有
孔板を第1の有孔板が上流側に位置するように適
当間隔をあけて配置し、前記層流板を前記第2の
有孔板よりも下流側に配置し、前記第1の有孔板
は、前記空気流入口から最も遠い側から空気流入
口近傍にかけて次第に開孔率を大きくし且つ空気
流入口近傍部分の開孔率を最も小さくし、前記第
2の有孔板は、中心部から周辺部にかけて開孔率
を次第に小さくしたものである。
また第2の発明の一様空気流吹出装置は、一面
が解放されて吹出口を形成する箱体と、この箱体
の前記吹出口の中心部と対向して形成された空気
流入口と、前記吹出口を覆う第1及び第2の有孔
板と、前記吹出口を覆うハニカム状の層流板とを
設け、前記空気流入口には直管状の給気ダクトを
接続し、前記第1及び第2の有孔板を第1の有効
板が上流側に位置するように適当間隔をあけて配
置し、前記層流板を前記第2の有効板よりも下流
側に配置し、前記第1の有孔板は、中心部と周辺
部との開孔率を中間部よりも小さくし、前記第2
の有孔板は、中心部から周辺部にかけて開孔率を
次第に小さくしたものである。
また第3の発明の一様空気流吹出装置は、一面
が解放されて吹出口を形成する箱体と、この箱体
の前記吹出口の中心部と対向して形成された空気
流入口と、前記吹出口を覆う第1及び第2の有孔
板と、前記吹出口を覆うハニカム状の層流板とを
設け、前記空気流入口にはほぼ90度屈曲した曲管
状の給気ダクトを接続し、前記第1及び第2の有
孔板を第1の有孔板が上流側に位置するように適
当間隔をあけて配置し、前記層流板を前記第2の
有孔板よりも下流側に配置し、前記第1の有孔板
は、前記曲管状の給気ダクトに接続される直管状
の給気ダクト内の空気流れ方向上流側から下流側
にかけて開孔率を次第に小さくし、前記第2の有
孔板は、中心部から周辺部にかけて開孔率を次第
に小さくしたものである。
(作用) 第1の発明の一様空気流吹出装置では、空気流
入口から箱体の内部に流入した空気流は、大部分
が直進して箱体の空気流入口との対向面に衝突
し、反射して第1の有孔板の孔を通過する。従つ
て空気流入口から遠い程空気流の流速は速いが、
第1の有孔板は空気流入口から最も遠い側から空
気流入口近傍にかけて次第に開孔率を大きくして
いるので、第1の有孔板を通過した空気流の流速
は平均化される。また第1の有孔板は空気流入口
近傍部分の開孔率を最も小さくしているので、一
旦第1の有孔板を通過した空気流が第1の有孔板
の空気流入口近傍部分を通つて逆流することがな
い。かくして第1の有孔板を通過した空気流は第
2の有孔板に向かうが、このとき空気流は第2の
有孔板の周辺部に集る傾向がある。ここで第2の
有孔板は、中心部から周辺部にかけて開孔率を次
第に小さくしているので、第2の有孔板を通過し
た空気流は完全に平均化される。そしてこの空気
流は層流板を通過することにより層流となつて、
吹出口の全範囲から一様な流速で吹出される。
第2の発明の一様空気流吹出装置では、空気流
入口から箱体の内部に流入した空気流は、大部分
が直進して第1の有孔板の中央部に衝突する。こ
のとき第1の有孔板は中心部の開孔率を中間部よ
りも小さくしているので、第1の有孔板を通過し
た空気流の流速は平均化される。また第1の有孔
板は周辺部の開孔率を中間部よりも小さくしてい
るので、一旦第1の有孔板を通過した空気流が第
1の有孔板の周辺部を通つて逆流することがな
い。そして第1の有孔板を通過した空気流は第2
の有孔板に向かうが、このとき空気流は第2の有
孔板の周辺部に集る傾向がある。ここで第2の有
孔板は、中心部から周辺部にかけて開孔率を次第
に小さくしているので、第2の有孔板を通過した
空気流は完全に平均化される。そしてこの空気流
は層流板を通過することにより層流となつて、吹
出口の全範囲から一様な流速で吹出される。
第3の発明の一様空気流吹出装置では、空気流
入口から箱体の内部に流入した空気流は、空気流
入口に曲管状の給気ダクトが接続されていること
から、曲管状の給気ダクトに接続された直管状の
給気ダクト内の空気流れ方向下流側に集中する。
このとき第1の有孔板は直管状の給気ダクト内の
空気流れ方向上流側から下流側にかけて開孔率を
次第に小さくしているので、第1の有孔板を通過
した空気流の流速は平均化される。そして第1の
有孔板を通過した空気流は第2の有孔板に向かう
が、このとき空気流は第2の有孔板の周辺部に集
る傾向がある。ここで第2の有孔板は、中心部か
ら周辺部にかけて開孔率を次第に小さくしている
ので、第2の有孔板を通過した空気流は完全に平
均化される。そしてこの空気流は層流板を通過す
ることによつて層流となつて、吹出口の全範囲か
ら一様な流速で吹出される。
(実施例) 以下、第1の発明の一実施例を第1図〜第5図
に基づいて説明する。
第1図は第1の発明の一実施例における一様空
気流吹出装置の平面図、第2図は同正面図、第3
図は同側面図で、1は例えばアルミ板或は鋼板等
からなる箱体であり、この箱体1は正面が開放さ
れて吹出口2形成されている。またこの箱体1の
天板には空気流入口3が形成されており、この空
気流入口3部分には給気ダクト4が接続される。
前記箱体1内部の前記吹出口2付近には、吹出口
2の全面の覆う第1の有孔板5と第2の有孔板6
と第3の有孔板7と層流板8とが空気流の上流側
から下流側にかけてこの順序で適当間隔おきに配
置されている。前記層流板8は、例えばアルミニ
ウム或は合成樹脂等からなり、ハニカム状に形成
されており、前記枠体9により固定されている。
前記第1の有孔板5は例えば鋼板等からなり、第
4図に示すように、前記空気流入口3から最も遠
い領域5aから空気流入口3近傍の領域5eまで
順次開孔率が大きくなつているが、空気流入口3
近傍部分の領域5fは開孔率が最も小さくなつて
いる。この領域5fは無孔板としてもよい。前記
第2の有孔板6は例えば鋼板等からなり、第5図
に示すように、中心部の領域6aから周辺部の領
域6dにかけて順次開口率小さくなつている。前
記第3の有孔板7は例えば鋼板等からなり、全面
にわたつて均一な開孔率である。
次に作用を説明する。給気ダクト4を通つて空
気流入口3から箱体1の内部に流入した空気流
は、大部分が直進して箱体1の底面に衝突し、反
射して第1の有孔板5の孔を通過する。従つて第
1の有孔板5に当る空気流の流速は下側程速い
が、第1の有孔板5は領域5aから領域5eにか
けて次第に開孔率を大きくしているので、下側程
空気流が通り難く、従つて第1の有孔板5を通過
した空気流の流速は平均化される。また第1の有
孔板5は、上流側から下流側への空気流の最も弱
い領域5fの開孔率を最も小さくしているので、
一旦第1の有孔板5を通過した空気流が領域5f
を通つて逆流することがない。かくして第1の有
孔板5を通過した空気流は第2の有孔板6に向か
うが、このとき空気流は第2の有孔板6の周辺部
に集る傾向がある。ここで第2の有孔板6は、中
心部の領域6aから周辺部の領域6dにかけて開
孔率を次第に小さくしているので、第2の有孔板
6を通過した空気流はほぼ完全に平均化される。
この空気流は更に第3の有孔板7を通つて完璧に
均一化された後、層流板8を通つて層流となつて
吹出口2の全範囲から一様な流速で吹出される。
第6図〜第8図は第1の発明の一実施例におけ
る一様空気流吹出装置を採用したエアシヤツター
装置を示しており、吹出口2から吹出された均一
な空気流は、空間10を通つてフアン11により
吹込装置12に吸引され、更に連通路13を通つ
て箱体1に戻る。なお連通路13を通る空気流の
一部は排気口14から外部に排気される。前記吸
込装置12の内部にはフイルタ15と有孔板16
及び有孔板17が設置されている。前記フアン1
1は電動機18により動力伝達装置19を介して
駆動される。この様に空間10に水平方向に一定
速度の空気流を生じさせる水平流のエアーシヤツ
ター装置は、例えば有毒ガスや浮遊粉塵の拡散を
防止或は抑制でき、一般建物出入口の防塵、防
虫、熱の遮断等に用いて最適である。本実施例で
は吹出口2から吹出される空気流が吹出口2の全
範囲にわたつて一様であるので、遮断効果が確実
である。
第9図〜第11図は別の実施例を示しており、
この様に下向きに一様空気流を吹出すようにして
もよい。この実施例ではルーバー20により風向
きを自由に変えられるようになされている。また
この実施例のように、第3の有孔板7を設置しな
くても、実用上差支え無い程度に吹出し空気流の
一様化を行える。
次に第2の発明の一実施例を第12図〜第15
図に基づいて説明する。
第12図は第2の発明の一実施例における一様
空気流吹出装置の平面図、第13図は同正面図、
第14図は同側面図で、21は例えばアルミ板或
は鋼板等からなるフード状の箱体であり、この箱
体21は下面が開放されて吹出口22が形成され
ている。またこの箱体21の上端には吹出口22
の中央部に対向する空気流入口23が形成されて
おり、この空気流入口23部分には直管状の給気
ダクト24が接続される。前記箱体21内部の前
記吹出口22付近には、吹出口22の全面の覆う
第1の有孔板25と第2の有孔板26と第3の有
孔板27と層流板28とルーバー29とが空気流
の上流側から下流側にかけてこの順序で適当間隔
おきに配置されている。前記ルーバー29は風向
きを自由に変えるためのものである。前記層流板
28は、例えばアルミニウム或は合成樹脂等から
なり、ハニカム状に形成されている。前記第1の
有孔板25は例えば鋼板等からなり、第15図に
示すように、中心部の領域25aと周辺部の領域
25cとの開孔率が中間部の領域25bよりも小
さい。前記第2の有孔板26及び第3の有孔板2
7は前記第2の有孔板6及び第3の有孔板7と
各々同様の構成である。
次に作用を説明する。給気ダクト24を通つて
空気流入口23から箱体21の内部に流入した空
気流は、大部分が直進して第1の有孔板25の中
央部に衝突する。このとき第1の有孔板25は中
心部の領域25aの開孔率を中間部の領域25b
よりも小さくしているので、第1の有孔板25を
通過した空気流の流速は平均化される。また第1
の有孔板25は、上流側から下流側への空気流の
最も弱い周辺部の領域25cの開孔率を中間部の
領域25bよりも小さくしているので、一旦第1
の有孔板25を通過した空気流が領域25cを通
つて逆流することがない。そして第1の有孔板2
5を通過した空気流は第2の有孔板26に向かう
が、このとき空気流は第2の有孔板26の周辺部
に集る傾向がある。ここで第2の有孔板26は、
中心部から周辺部にかけて開孔率を次第に小さく
しているので、第2の有孔板26を通過した空気
流はほぼ完全に平均化される。そしてこの空気流
は更に第3の有孔板27を通つて完璧に均一化さ
れた後、層流板28を通過することにより層流と
なつて、吹出口22の全範囲から一様な流速で吹
出される。
第16図は上記一様空気流吹出装置を採用した
塗装ブースの一例を示しており、吹出口22から
吹出された一様空気流を吹込装置30の吹込口3
1から吹込むことにより、コンベヤ33の周囲を
常に清浄に維持でき、コンベヤ33により運ばれ
て来た被塗装物34にガン35により塗装液或は
洗浄液等をスプレーする作業を良環境の下で行う
ことができる。本実施例では吹出口22から吹出
される空気流が吹出口22の全範囲にわたつて一
様であるので、作業者32に不快感を与えること
がない。
第17図は上記一様空気流吹出装置を採用した
粉塵作業用テーブル装置を一例を示しており、吹
出口22から一様に吹出された空気流は、テーブ
ル36付近まで下降し、吸込装置37の吹込口3
8から吹込まれる。これによりテーブル36上の
粉塵は空気流と共に吸込装置37に吸込まれるの
で、テーブル36の前方の作業者は良好な環境で
作業を行える。この実施例では、箱体21の内部
に電動機39により駆動されるフアン40が設置
されている。また前記吹込装置37の内部には有
孔板41及びフイルタ42が設置されており、粉
塵作業用テーブル装置の下面には移動用のキヤス
ター43が回転自在に取付けられている。本実施
例では吹出口22から吹出される空気流が吹出口
22の全範囲にわたつて一様であるので、粉塵を
飛散させるようなことがない。
第18図は上記一様空気流吹出装置を採用した
クリーンルームの一例を示しており、このように
水平方向に一様空気流を吹出すようにしてもよ
い。この実施例では、一様空気流吹出装置が2台
並設されており、吹出口22から吹出された一様
空気流は、間仕切カーテン44により区画さたク
リーンルーム45を通つて吸込装置46の吸込口
47に吸込まれ、クリーンルーム45は常に清浄
な環境に保たれる。この実施例では箱体21の内
部に電動機48により駆動されるフアン49が設
置されている。本実施例では吹出口22から吹出
される空気流が吹出口22の全範囲にわたつて一
様であるので、クリーンルーム45内の作業者に
不快感を与えることがなく、また塵等を巻上げる
こともない。
次に第3の発明の一実施例を第20図〜第23
図に基づいて説明する。
第20図は第3の発明の一実施例における一様
空気流吹出装置の正面図、第21図は同側面図、
第22図は同底面図で、50は例えばアルミ板或
は鋼板等からなるフード状の箱体であり、この箱
体50は下面が開放されて吹出口51が形成され
ている。この吹出口51は第21図のように15度
程度傾斜している。また前記箱体50の上端に吹
出口51の中央部に対向する空気流入口52が形
成されており、この空気流入口52部分には曲管
状の給気ダクト53が接続され、さらにこの給気
ダクト53には直管状の給気ダクト54が接続さ
れる。前記箱体50内部の前記吹出口51付近に
は、吹出口51の全面を覆う第1の有孔板52と
第2の有孔板56と層流板57と第3の有孔板5
8とが空気流の上流側から下流側にかけてこの順
序で適当間隔おきに配置されている。前記層流板
57は、例えばアルミニウム或は合成樹脂等から
なり、ハニカム状に形成されている。前記第1の
有孔板55は例えば鋼板等からなり、第23図に
示すように、前記給気ダクト54内の空気流れ方
向上流側の領域55aから下流側の領域55cに
かけて順次開孔率が小さくなつている。前記第2
の有孔板56及び第3の有孔板58は前記第2の
有孔板6及び第3の有孔板7と各々同様の構成で
ある。
次に作用を説明する。給気ダクト54と給気ダ
クト53とを通つて空気流入口52から箱体50
の内部に流入した空気流は、空気流入口52に曲
管状の給気ダクト53が接続されていることか
ら、慣性力の作用により曲管状の給気ダクト53
の曲率半径の大きい側の湾曲内面(第20図の左
側の面)に押し付けられるように流れ、即ち曲管
状の給気ダクト53に接続された直管状の給気ダ
クト54内の空気流れ方向下流側(箱体50内の
第20図の左側部分)に集中する。このとき第1
の有孔板55の直管状の給気ダクト54内の空気
流れ方向上流側の領域55aから下流側の領域5
5cにかけて開孔率を次第に小さくしているの
で、第1の有孔板55を通過した空気流の流速は
平均化される。そして第1の有孔板55を通過し
た空気流は第2の有孔板56に向かうが、このと
き空気流は第2の有孔板56の周辺部に集る傾向
がある。ここで第2の有孔板56は、中心部から
周辺部にかけて開孔率を次第に小さくしているの
で、第2の有孔板56を通過した空気流は完全に
平均化される。そしてこの空気流は、層流板57
を通過することにより層流となつた後、第3の有
孔板58を通過して完璧に一様化され、吹出口5
1の全範囲から均一な流速で吹出される。
第24図は上記一様空気流吹出装置を採用した
脱臭装置の一例を示しており、この実施例では下
方から上方に向けて空気流を吹出すようになつて
おり、また第3の有孔板58を層流板57の上流
側に設置している。また吹出口51は水平面を形
成している。吹出口51から一様に吹出された空
気流は、複数段に設けられた活性炭フイルター5
9を通過する間に脱臭され、排気口60から排気
される。本実施例では吹出口51から吹出される
空気流が吹出口51の全範囲にわたつて一様であ
るので、活性炭フイルター59を全ての空気流が
常に一定速度で通過することから、脱臭効果が確
実に得られる。
(発明の効果) 以上説明したように、第1の発明によれば、吹
出口と空気流入口とが直交する一様空気流吹出装
置において、空気流入口から箱体の内部に流入し
た空気流は、大部分が直進して箱体の空気流入口
との対向面に衝突し、反射して第1の有孔板の孔
を通過することから、空気流入口から遠い程空気
流の流速は速いが、第1の有孔板は空気流入口か
ら最も遠い側から空気流入口近傍にかけて次第に
開孔率を大きくしているので、第1の有孔板を通
過した空気流の流速は平均化される。また第1の
有孔板は空気流入口近傍部分の開孔率を最も小さ
くしているので、一旦第1の有孔板を通過した空
気流が第1の有孔板の空気流入口近傍部分を通つ
て逆流することがない。そして第1の有孔板を通
過した空気流は第2の有孔板に向い、このとき空
気流は第2の有孔板の周辺部に集る傾向がある
が、第2の有孔板は中心部から周辺部にかけて開
孔率を次第に小さくしているので、第2の有孔板
を通過した空気流は完全に平均化される。従つ
て、層流板を通つて層流化されて吹出口から吹出
された空気流は、吹出口の全範囲にわたつて一様
な流速になる。
また第2の発明によれば、吹出口の中心部と空
気流入口とが対向し、空気流入口に直管状の給気
ダクトが接続された一様空気流吹出装置におい
て、空気流入口から箱体の内部に流入した空気流
は、大部分が直進して第1の有孔板の中央部に衝
突するが、このとき第1の有孔板は中心部の開孔
率を中間部よりも小さくしているので、第1の有
孔板を通過した空気流の流速は平均化される。ま
た第1の有孔板は周辺部の開孔率を中間部よりも
小さくしているので、一旦第1の有孔板を通過し
た空気流が第1の有孔板の周辺部を通つて逆流す
ることがない。そして第1の有孔板を通過した空
気流は第2の有孔板に向かい、このとき空気流は
第2の有孔板の周辺部に集る傾向があるが、第2
の有孔板は、中心部から周辺部にかけて開孔率を
次第に小さくしているので、第2の有孔板を通過
した空気流は完全に平均化される。従つて、層流
板を通つて層流化されて吹出口から吹出された空
気流は、吹出口の全範囲にわたつて一様な流速に
なる。
また第3の発明によれば、吹出口の中心部と空
気流入口とが対向し、空気流入口に曲管状の給気
ダクトが接続されて一様空気流吹出装置におい
て、空気流入口から箱体の内部に流入した空気流
は、空気流入口に曲管状の給気ダクトが接続され
ていることから、曲管状の給気ダクトに接続され
た直管状の給気ダクト内の空気流れ方向下流側に
集中するが、第1の有孔板は直営状の給気ダクト
内の空気流れ方向上流側から下流側にかけて開孔
率を次第に小さくしているの、第1の有孔板を通
過した空気流の流速は平均化される。また第1の
有孔板を通過した空気流は第2の有孔板に向か
い、このとき空気流は第2の有孔板の周辺部に集
る傾向があるが、第2の有孔板は、中心部から周
辺部にかけて開孔率を次第に小さくしているの
で、第2の有孔板を通過した空気流は完全に平均
化される。従つて、層流板を通つて層流化されて
吹出口から吹出された空気流は、吹出口の全範囲
にわたつて一様な流速になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明の一実施例における一様空
気流吹出装置の平面図、第2図は同正面図、第3
図は同側面図、第4図は第1の有孔板の開孔率の
説明図、第5図は第2の有孔板の開孔率の説明
図、第6図は第1の発明の一様空気流吹出装置を
使用したエアーシヤツター装置の平面図、第7図
は同正面図、第8図は同側面図、第9図は第1の
発明の別の実施例における一様空気流吹出装置の
平面図、第10図は同正面図、第11図は同側面
図、第12図は第2の発明の一実施例における一
様空気流吹出装置の平面図、第13図は同正面
図、第14図は同側面図、第15図は第1の有孔
板の開孔率の説明図、第16図は第2の発明の一
様空気流吹出装置を使用した塗装ブースの説明
図、第17図は第2の発明の一様空気流吹出装置
を使用した粉塵作業用テーブル装置の一部切欠正
面図、第18図は第2の発明の一様空気流吹出装
置を使用したクリーンルームの平面図、第19図
は同正面図、第20図は第3の発明の一実施例に
おける一様空気流吹出装置の正面図、第21図は
同側面図、第22図は同底面図、第23図は第1
の有孔板の開孔率の説明図、第24図は第3の発
明の一様空気流吹出装置を使用した脱臭装置の一
部切欠正面図である。 1,21,50……箱体、2,22,51……
吹出口、3,23,52……空気流入口、5,2
5,55……第1の有孔板、6,26,56……
第2の有孔板、8,28,57……層流板、2
4,53,54……給気ダクト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一面が解放されて吹出口を形成する箱体と、
    この箱体の前記吹出口と直交する面に形成された
    空気流入口と、前記吹出口を覆う第1及び第2の
    有孔板と、前記吹出口を覆うハニカム状の層流板
    とを設け、前記第1及び第2の有孔板を第1の有
    孔板が上流側に位置するように適当間隔をあけて
    配置し、前記層流板を前記第2の有孔板よりも下
    流側に配置し、前記第1の有孔板は、前記空気流
    入口から最も遠い側から空気流入口近傍にかけて
    次第に開孔率を大きくし且つ空気流入口近傍部分
    の開孔率を最も小さくし、前記第2の有孔板は、
    中心部から周辺部にかけて開孔率を次第に小さく
    したことを特徴とする一様空気流吹出装置。 2 一面が解放されて吹出口を形成する箱体と、
    この箱体に前記吹出口の中心部と対向して形成さ
    れた空気流入口と、前記吹出口を覆う第1及び第
    2の有孔板と、前記吹出口を覆うハニカム状の層
    流板とを設け、前記空気流入口には直管状の給気
    ダクトを接続し、前記第1及び第2の有孔板を第
    1の有効板が上流側に位置するように適当間隔を
    あけて配置し、前記層流板を前記第2の有孔板よ
    りも下流側に配置し、前記第1の有孔板は、中心
    部と周辺部との開孔率を中間部よりも小さくし、
    前記第2の有孔板は、中心部から周辺部にかけて
    開孔率を次第に小さくしたことを特徴とする一様
    空気流吹出装置。 3 一面が解放されて吹出口を形成する箱体と、
    この箱体に前記吹出口の中心部と対向して形成さ
    れた空気流入口と、前記吹出口を覆う第1及び第
    2の有孔板と、前記吹出口を覆うハニカム状の層
    流板とを設け、前記空気流入口にはほぼ90度屈曲
    した曲管状の給気ダクトを接続し、前記第1及び
    第2の有孔板を第1の有孔板が上流側に位置する
    ように適当間隔をあけて配置し、前記層流板を前
    記第2の有孔板よりも下流側に配置し、前記第1
    の有孔板は、前記曲管状の給気ダクトに接続され
    る直管状の給気ダクト内の空気流れ方向上流側か
    ら下流側にかけて開孔率を次第に小さくし、前記
    第2の有孔板は、中心部から周辺部にかけて開孔
    率を次第に小さくしたことを特徴とする一様空気
    流吹出装置。
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