JPH0378985A - 導電板取り付け用ソケット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、プラグ型接触子と導電板接触子とを形成する
複数の薄板部材から成る接触子が収納される小室と、前
記導電板に形成された孔に着座する部材とを有する、い
わゆるじか付は法による、導電板取り付は用ソケットに
関する。

（従来の技術） 従来、導電板に電気部材を形成するための薄板から成る
接触子は、いわゆるハンダ付用脚を有し、これらの脚が
導電板に形成された孔を貫通することによって接触子が
導電板に対して把持される。即ち、ハンダ付用脚が、前
記導電板の表面の導電路が形成された自由端の領域にお
いてハンダ付されることにより、該導電板の電気部材を
備えた他の面に設けられた接触子に導電するように構成
されている。

（発明が解決しようとする課題） したがって、ハンダ付はコストが高くつき、又、ハンダ
付されたところの接触状態は必ずしも完全なものではな
い。例えば、いわゆるコールドハンダ付部分が形成され
る可能性があり、しかもこのような部分を発見すること
は困難である。コールドハンダ付部は、製造過程におい
て発生することもあるが、更に、例えば衝撃等の機械的
作用によって発生することもある。

従って、本発明の主たる課題は、前述したようなハンダ
付工程を省（ことが出来、かつ、製造段階においても信
頼性が高く、かつ、機械的衝撃によっても破損すること
のないような導電状態を現出することが可能なソケット
を提供することにある。

（課題を解決するための手段） 本発明は、導電板に複数の電気部材を形成するために、
圧断薄板部材から成る接触子を内部に固定するための少
なくとも一つの小室を備えたソケットであり、前記接触
子がカウンタ接触子のための導電構成と、前記導電板に
配置された別の接触子のための導電構成とを有するソケ
ットにおいて、該ソケットが次の構成を有することを特
徴とする。

ａ、前記接触子に取り付けられるとともに、前記ソケッ
トの底面から垂直に突出し、前記導電板に形成された対
応する孔に圧入されることによって前記ソケットを前記
導電板に固定するための固定用スタッドと、 ｂ、前記ソケットが前記導電板にじか付け固定された状
態において、該導電板のソケット側の上面において、例
えば導電路として構成される導電部と接触すべく前記接
触子に一体接続される弾性導電路接触用脚部とを有する
。

（作用および発明の効果） 上述したように、本発明のソケットによれば、接触子の
ハンダ付工程が不要となり、このソケットは導電板の側
面に取り付けて、複数の導電路又は類似の接触子を形成
することができる。

この特徴は、導電板の他面を他の目的に使用する際に特
に有用であるし、更には、この他面に別の導電路又は接
触子を形成することも可能である。

（実施例） 打ち抜は加工された薄板部材から成る一体型接触子１は
、上縁部３と、下縁部４と、前縁部５と後縁部６とを備
えた四辺形状の側壁２を有している。前記側壁２からは
、カバー壁部７が直角に折り曲げ延出形成されており、
このカバー壁部７は、前記上縁部３の全長に渡って延出
し、その幅は前記側壁２のおよそ半分である。

前記カバー壁部７の両側縁部８，９には、鋸歯状固定用
歯ｌＯが外方に突出する状態で形成されている。この構
成の目的については後はど詳述する。なお、これら固定
用歯１０は、前記カバー壁部７の前縁部１１からその長
さの半分に対応する領域にのみ形成されることが望まし
い。

前記カバー壁部７の後縁部１２と、前記カバー壁部７の
長手方向中間位置との間において、このカバー壁部７に
は、下向きで弓状の接触折り曲げ部１３が、この壁部７
の横方向に形成されている。

前記側壁２の長手方向中間部Ｉ４にほぼ対応する位置に
おいて、固定用スタッド１５が前記側壁２の下縁部４に
取り付けられており、このスタッド１５は前記側壁２と
同一平面において下方に垂直に延出している。更に、こ
の固定用スタッド１５の幅は、前記カバー壁部７の幅と
およそ等しく、その長さは前記側壁２、又は該側壁２の
前縁部５におよそ等しい。更に、この固定用スタッド１
５両側縁部には、鋸歯状の固定用歯１６が形成されてい
るが、この構成の目的については後述する。

前記固定用スタッド１５と前記側壁２の前縁部５との間
の領域において、接触子バネアーム１７が、前記下縁部
４に取り付けられ、その基部フランジ１８が前記カバー
壁部７に沿って平行に延出する状態で折り曲げ形成され
ている。

そして、この基部フランジ１８と前記接触子バネアーム
１７との幅は、前記カバー壁部７の幅に対応している。

より詳述すると、前記接触子バネアーム１７は、前記基
部フランジ１８と、これに続いて前記カバー壁部７に対
して約１８０度の角度を形成し、かつその直径が前記側
壁２よりも小なる上向弓部１９と、前記カバー壁部７の
折り曲げ部１３に対して斜めに延出する直線状のバネア
ーム条片２０と、更に、該条片２０から短く下向きに延
出する弓部２１との連続によって形成されている。尚、
前記弓部２１の始端部は前記折り曲げ部１３に接触する
ことが望ましい。前記接触子バネアーム１７と、前記カ
バー壁部７を上述のように空間配置することによって、
例えば、図示はしない四角形状のカウンタ接触子ピンの
ための挿入用ファンネルを形成することができ、前記カ
ウンタ接触子ピンは、前記接触子１の側面部２３から、
前記接触子バネアーム１７と前記カバー壁部７との間の
空間にスライド挿入されて、前記折り曲げ部工３と前記
弓部２１の始端との間の導電部と接触することが出来る
のである。尚、この構成において、前記弓部２１の取り
付けによって条件性られる前記バネアーム条片２０は、
下方に自由に湾曲可能であり、そのバネ力によって前記
カウンタ接触子ピンに圧接することが出来るのである。

前記固定用スタッド１５と前記側壁２の後縁部６との間
には、前記接触子１の第２導電部が形成されており、こ
れは、前記側壁２の下縁部４から内方に傾斜した接触子
脚基部フランジ２５と該フランジ２５から連続して前記
側壁２の後縁部６を越えて更に後方へと延出する接触子
脚基部２６とを有する導電路接触用脚部２４として構成
されている。前記基部フランジ２５の幅は前記バネアー
ム基部フランジ１８の幅におよそ等しい。更に、前記接
触子脚基部２６も又、同じ幅を有し、これは折れ曲がっ
て少し斜め下方に延出し、その自由端領域において上向
きの弓状端部２７を形成し、これにより、前記接触用脚
部２４の最下端部として、導電片２８が形成される。前
記接触子脚基部２６の長さは前記基部フランジ２５の長
さにおよそ等しい。

前記接触子１を収納するために、好ましくは第２ないし
第４図に示すようなソケット２９が使用される。このソ
ケット２９は、二つの面３０゜３１と、二つの側面３２
．３３と、カバー面３４と、底面３５の平板の組合せ体
として構成されている。そして、この組合せ体の中には
、前記接触子ｌを収納するために平板によって形成され
る複数の小室３６が形成されている。これら小室３６は
、前記側面３２及び前記底面３５に対して開放されると
ともに、前記側面３２からもう一つの側面３３の方向に
延出して該側面３３の直前にて終端している。従って、
前記小室３６は、前記組合せ体の長手方向を横切る状態
で延出形成さ°れているのである。そして、これら小室
３６の幅と高さは、前記接触子１の長さ、幅及び高さに
対応している。更に、接触子１を各小室３６内に組み込
むに当たっては、この接触子１の前記カバー壁部７が小
室３６のカバー壁部３７上に位置し、かつ、前記縁部５
が小室３６の壁部３８に当接するように配置する。そし
て、前述した固定用歯１０が小室３６の両側壁３９に噛
み込むことによって、接触子１がこの小室３６内におい
てしっかりと固定されるのである。

前記固定用スタッド１５は前記小室３６から前記底面３
６の方へ下方に延出し、前記接触子脚基部２６は前記側
面３２の方へと延出して外方に突出する。前記側面３３
からは、前記小室３６へと到る複数のプラグ孔４０が前
記組合せ体を貫通して、前記接触子１の導入ファンネル
２２の高さで小室３６へと延出し、これによって、カウ
ンタ接触子ピン（図示せず）を前記孔４０を通して、前
記接触子１の折り曲げ細工３と接触子弓部２１との間の
導電位置にまで押し込むことが出来るように構成されて
いる。

前記接触子１用のソケット２９を導電板に取り付けるた
めには、該ソケット２９の底面３５が前記導電板の表面
に押し付けられ、更に、前記固定用スタッド１５のため
にこの導電板にはこれらスタッド１５の形状に対応する
形状の複数のスリット又は孔が形成されている。即ち、
これらのスリットに前記固定用スタッド１５を押し込ん
で該スリットが形成されたプラスチックの壁材にスタッ
ド１５の固定用歯１６にを係合することにより、ソケッ
ト２９を導電板にしっかりと固定することが出来るので
ある。ここで、例えば、前記接触子脚基部２６がその弾
性によって前記導電板の導電路に接触する。導電板上に
おけるソケット２９の位置を安定させるために、前記底
面３５から下方に延出して導電板の対応する孔（図示せ
ず）に少なくともこれらの孔を塞ぐ状態で係合するベア
リングピン４１を設けることも可能である。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施の態様を示し、第１図は接触子の斜
視図、第２図はソケットの底面図、第３図は第２図のソ
ケットの背面図、そして第４図は前記ソケットの一部を
示す前面図である。 （１）・・・・・・接触子、（１５）・・・・・・固定
用スタッド、（１７）・・・・・・接触子バネアーム、
（２６）・・・・・・接触子脚基部、（２９）・・・・
・・ソケット。 ＦＩＧ、　３ ＦＩＧ、　１ ＦＩＧ、　４゜ ＦＩＧ、　２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、導電板に複数の電気部材を形成するために、薄板部
   材から成る接触子を内部に固定するための少なくとも一
   つの小室を備えたソケットであり、前記接触子がカウン
   タ接触子のための導電構成と、前記導電板に配置された
   別の接触子のための導電構成とを有するソケットにおい
   て、該ソケットが次の構成を有することを特徴とする。 ａ、前記接触子（１）に取り付けられるとともに、前記
   ソケット（２９）の底面（３５）から垂直に突出し、前
   記導電板に形成された対応する孔に圧入されることによ
   って前記ソケット（２９）を前記導電板に固定するため
   の固定用スタッド（１５）と、 ｂ、前記ソケット（２９）が前記導電板にじか付け固定
   された状態において、該導電板のソケット側の上面にお
   いて、例えば導電路として構成される導電部と接触すべ
   く前記接触子（１）に一体接続される弾性導電路接触用
   脚部（２４）とを有する。 ２、前記固定用スタッド（１５）の両側縁に、前記導電
   板に形成された孔と係合するための鋸歯状固定用歯（１
   ６）が形成されていることを特徴とする請求項１に記載
   のソケット。 ３、前記導電路接触用脚部（２４）が、前記接触子（１
   ）の輪郭を越えて延出する接触子アーム（２６）を有し
   ていることを特徴とする請求項１又は２に記載のソケッ
   ト。 ４、前記接触子（１）が、上縁部（３）と、下縁部（４
   ）と、前縁部（５）と後縁部（６）とを備えた四辺形状
   の側壁（２）を有し、前記固定用スタッド（１５）が、
   前記側壁（２）の長手方向中間部（１４）にほぼ対応す
   る位置において、前記側壁（２）の下縁部（４）に取り
   付けられるとともに、該固定用スタッド（１５）が前記
   側壁（２）と同一平面において下方に垂直に延出して前
   記接触子（１）の面の下方に懸垂していることを特徴と
   する請求項１から３のいずれかに記載のソケット。 ５、前記導電路接触用脚部（２４）が、前記固定用スタ
   ッド（１５）と前記後縁（６）との間において前記側壁
   （２）に取り付けられていることを特徴とする請求項１
   から４のいずれかに記載のソケット。 ６、前記導電路接触用脚部（２４）が、前記側壁（２）
   の前記下縁部（４）から内方に傾斜した接触用脚部基部
   フランジ（２５）と該フランジ（２５）から連続して前
   記側壁（２）の前記後縁部（６）を越えて更に後方へと
   延出する接触子アーム（２６）とを有していることを特
   徴とする請求項５に記載のソケット。 ７、前記基部フランジ（２５）に続く前記接触子アーム
   （２６）が、折れ曲がって少し斜め下方に延出している
   ことを特徴とする請求項６に記載のソケット。 ８、前記接触子アーム（２６）が、その自由端領域にお
   いて、上向きの弓状端部（２７）を有していることを特
   徴とする請求項７に記載のソケット。 ９、前記側壁（２）の前記上縁（３）から、カバー壁部
   （７）が直角に折り曲げ延出形成され、該カバー壁部（
   ７）が、前記上縁部（３）の全長に渡って延出するとと
   もに、前記側壁（２）のおよそ半分の幅を有しているこ
   とを特徴とする請求項１から８のいずれかに記載のソケ
   ット。 １０、前記カバー壁部（７）の両側縁部（８）、（９）
   に、鋸歯状固定用歯（１０）が外方に突出する状態で形
   成されていることを特徴とする請求項９に記載のソケッ
   ト。 １１、前記後縁部（１２）と、前記カバー壁部（７）の
   長手方向中間位置との間において、該カバー壁部（７）
   に、下向きで弓状の接触折り曲げ部（１３）が、この壁
   部（７）を横切る方向に形成されていることを特徴とす
   る請求項９又は１０に記載のソケット。 １２、前記固定用スタッド（１５）が、前記カバー壁部
   （７）にほぼ等しい幅と、前記側壁（２）の前記前縁部
   （５）にほぼ等しい長さとを有していることを特徴とす
   る請求項９から１１のいずれかに記載のソケット。 １３、前記固定用スタッド（１５）と前記側壁（２）の
   前縁部（５）との間の領域において、接触子バネアーム
   （１７）が、前記下縁部（４）に取り付けられ、その基
   部フランジ（１８）が前記カバー壁部（７）に沿って平
   行に延出する状態で折り曲げ形成され、更に該フランジ
   （１８）から、前記接触子バネアーム（１７）が延出し
   て、前記カバー壁部（７）に対して約１８０度の角度を
   形成するとともにその直径が前記側壁（２）よりも小な
   る上向弓部（１９）を形成していることを特徴とする請
   求項１から１２のいずれかに記載のソケット。 １４、前記弓部（１９）に続いて、前記カバー壁部（７
   ）の折り曲げ部（１３）に対して斜めに延出する直線状
   のバネアーム条片（２０）と、更に、該条片（２０）か
   ら短く下向きに延出する弓部（２１）とが連続形成され
   ていることを特徴とする請求項１３に記載のソケット。 １５、前記導電路接触用脚部（２４）の前記接触子脚基
   部フランジ（２５）が、前記バネアーム基部フランジ（
   １８）にほぼ等しい幅を有していることを特徴とする請
   求項９から１４のいずれかに記載のソケット。 １６、前記接触子アーム（２６）が、基部フランジ（２
   ５）とほぼ等しい幅を有し、かつ、その自由端に上向き
   の弓状端部（２７）を有していることを特徴とする請求
   項１５に記載のソケット。 １７、前記ソケット（２９）のプラスチック製本体に、
   前記接触子（１）を収納するための平板から成る少なく
   とも一つの小室（３６）が形成され、この小室（３６）
   が、平側面（３２）及び平底面（３５）に対して開放さ
   れるとともに、前記接触子（１）の前記カバー壁部（７
   ）が前記小室（３６）のカバー壁部（３７）上に位置し
   、かつ、前記接触子（１）の前記前縁部（５）が前記小
   室（３６）の壁部（３８）に当接するように配置され、
   更に、前記固定用歯（１０）が小室（３６）の前記側壁
   （３９）に噛み込み固定され、前記固定用スタッド（１
   ５）が前記小室（３６）から前記底面（３５）を越えて
   下方に延出し、前記接触子アーム（２６）が外方に突出
   して前記側面（３２）の下方に位置し更に後方へと延出
   していることを特徴とする請求項１から１６のいずれか
   に記載のソケット。 １８、前記ソケット（２９）が、二つの面（３０）（３
   １）と、二つの側面（３２）、（３３）と、カバー面（
   ３４）と、底面（３５）のプラスチック平板の組合せ体
   として構成されていることを特徴とする請求項１７に記
   載のソケット。 １９、前記側面（３３）から、前記小室（３６）へと到
   る少なくとも一つのプラグ孔（４０）が前記組合せプラ
   スチック体を貫通して、前記接触子（１）の導入ファン
   ネル（２２）の高さで前記小室（３６）へと延出し、か
   つ、前記ファンネル（２２）が、前記カバー壁部（７）
   と前記接触子バネアーム（１７）とから形成されている
   ことを特徴とする請求項１７又は１８に記載のソケット
   。 ２０、電子部品グループの一部品としての、請求項１か
   ら１９のいずれかに記載のソケットであって、該ソケッ
   トを導電板に接続するために、前記底面（３５）を前記
   導電板の表面に押し付け、更に、前記固定用スタッド（
   １５）のために該導電板にはこれらスタッド（１５）の
   形状に対応する形状の複数のスリット又は孔が形成され
   、これらスリットに前記固定用スタッド（１５）を押し
   込んで該スリットが形成されたプラスチックの壁材に前
   記スタッド（１５）の固定用歯（１６）が係合し、記接
   触子アーム（２６）が前記導電板の導電路に接触するこ
   とを特徴とするソケット。 ２１、前記導電板上における前記ソケット（２９）のプ
   ラスチック本体の位置を安定させるために、前記底面（
   ３５）から下方に延出して前記導電板に形成された対応
   する孔に少なくともこれらの孔を塞ぐ状態で係合するベ
   アリングピン（４１）が設けられていることを特徴とす
   る請求項２０に記載のソケット。