JP3412740B2 - 端子金具 - Google Patents

端子金具

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JP3412740B2
JP3412740B2 JP00411497A JP411497A JP3412740B2 JP 3412740 B2 JP3412740 B2 JP 3412740B2 JP 00411497 A JP00411497 A JP 00411497A JP 411497 A JP411497 A JP 411497A JP 3412740 B2 JP3412740 B2 JP 3412740B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棒状端子を差し込
み可能な端子金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の端子金具として、図6及
び図7に示すものが知られている。端子金具1は、平板
部2を介して背合わせ状に圧接部3と接続部4とを備え
ている。この接続部4は、平板部2から折り曲げられた
一対の脚片5,5に弾性片6,6を延設して備え、その
弾性片6の先端側から棒状端子7を差し込み可能な構成
となっている。この端子金具1と棒状端子7とは、互い
に嵌合可能な雌雄のコネクタハウジング8M,8F(図
7参照)にそれぞれ収容され、両コネクタハウジング8
M,8Fを嵌合させることにより弾性片6,6間に棒状
端子7が差し込まれて両者が接続される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、振動等が発生
する場所でこの端子金具1が使用されると、図7に示す
ように、端子金具1に対して棒状端子7が傾き、安定し
た接続状態が確保できないという問題があった。本発明
は、上記問題に鑑みてなされたもので、棒状端子の傾き
を規制して安定した接触状態を維持できる端子金具の提
供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
導電性の金属板を折り曲げて形成され、電線を圧接する
ための圧接部と棒状端子を差し込み可能な接続部とから
なる端子金具であって、前記圧接部は平板状の基部にお
ける一組の対向縁に折り曲げ形成される一方、前記基部
における他の組の対向縁には前記圧接部とは反対側への
折り曲げによって一対の脚片が相互に対向して設けられ
るとともに、この両脚片における折り曲げ縁とはほぼ直
交する位置にある縁部からは、前記接続部が前記棒状端
子の長手方向に沿って延設され、かつこの接続部はそれ
ぞれ先端側を自由端とした片持ち梁状をなす一対の弾性
片によって構成され、かつこの弾性片の先端寄りには
いに接近する方向に張り出して前記棒状端子を挟みつけ
る接触部が形成され、さらに前記弾性片と前記脚片との
境界部に対し前記棒状端子の進入方向奥側には、互いに
接近する方向に張り出して前記棒状端子の傾きを規制す
るための規制部が形成されているところに特徴を有す
る。
【0005】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
の端子金具において、前記規制部同士の間隔が、前記棒
状端子の幅寸法よりも広く設定されているところに特徴
を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】請求項1の構成によれば、端子
金具に棒状端子が差し込まれると、その棒状端子の両側
に一対の弾性片のそれぞれが対面し、この弾性片の先端
寄りで張り出す接触部が、弾性片の弾性力により棒状端
子に押しつけられて端子金具と棒状端子とが接続状態と
なる。ここで、棒状端子が端子金具に対して傾きそうに
なると、棒状端子が弾性片の基端側で張り出す規制部に
押しつけられ、上記した接触部の押しつけと相俟って棒
状端子が2箇所で支持されて傾かないように規制され
る。かくして、棒状端子が端子金具に真っ直ぐ差し込ま
れた状態が保たれ、安定した接続状態が維持される。
【0007】請求項2の構成によれば、規制部の間隔が
棒状端子の幅寸法よりも広い寸法に設定されているの
で、棒状端子を摩擦抵抗なく端子金具に差し込める。
【0008】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>図1ないし図4は、本発明の第1実施
形態を示す。図において符号10は、本発明を適用した
圧接型の端子金具であって、雌コネクタハウジング11
(以下、「雌ハウジング11」という)内に複数横並び
に収容され(図2参照)、雄コネクタハウジング12
(以下「雄ハウジング12」という)にインサート成形
された棒状端子13と接続可能となっている。
【0009】端子金具10は、導電性の金属板を順次に
切断および曲げ加工することによって、図3に示すよう
に形成されており、図示しない電線を圧接するための圧
接部20と、棒状端子13を差し込み可能な接続部21
とを、平板状の基部22を介して一体に備えている。な
お以下の説明では端子金具10と棒状端子13とが相互
に向かい合う側を前面とする。
【0010】圧接部20は、基部22の前後に連続して
図3上方へと折り曲げ形成された一対の圧接刃23,2
3を備えている。圧接刃23には、同図上方に開放する
圧接溝24が形成され、この圧接溝24の幅は、図示し
ない電線における芯線の直径よりも少し短い寸法に設定
されている。また、圧接刃23の両側面の基端側には、
端子金具10を雌ハウジング11内に係止させるため
の、引っかけ突部25が張り出している。
【0011】一方、接続部21は、基部22の両側に連
続して図3下方へと折り曲げ形成された一対の脚片2
6,26の前方に弾性片27,27を延設した構成とな
っている。この弾性片27,27は先端寄りに互いに接
近する山形状の屈曲部28,28を備え、その屈曲部2
8,28の間が、棒状端子13の幅寸法よりも狭くなっ
ている。この屈曲部28は、本発明にかかる「接触部」
に相当し、この屈曲部28,28同士の間で棒状端子1
3がその幅方向から弾性的に挟みつけられる。
【0012】さて、脚片26,26には、たたき出しに
より本発明にかかる規制部29,29が互いに接近する
側へと、張り出し成形されている。この規制部29,2
9同士の間隔は、棒状端子13の幅寸法よりも僅かに広
い寸法に設定され、棒状端子13を摩擦抵抗なく差し込
めるようにしてある。
【0013】雌ハウジング11には、図2に示すよう
に、端子金具10を収容可能がキャビティ30が横一列
に複数形成されいる。キャビティ30は、雌ハウジング
11の上面に開放された凹状空間をなし、その上方開放
部から端子金具10を差し込み可能となっている。ま
た、キャビティ30の両側面には、それぞれ一対の支持
溝31,31が上方開放部から奥側途中部まで延ばさ
れ、端子金具10はこの支持溝31に圧接刃23の両側
縁部を支持させるようにしてキャビティ30内に収容さ
れる。キャビティ30の後方側には、雌ハウジング11
の上面に開放しかつその後端面にも開放する電線引きだ
し部32が形成され、その電線引きだし部32を介して
端子金具10の圧接刃23に圧接された電線が雌ハウジ
ング11の後方に引き出される。さらに、図1に示すよ
うに、キャビティ30の前壁33には、端子金具10の
接続部21との対向位置に棒状端子13をキャビティ3
0内へと進入させるための連通孔34が形成されてい
る。
【0014】一方、雄ハウジング12は、雌ハウジング
11を嵌入可能なフード部35を備えている。そのフー
ド部35の奥壁35Aには、断面矩形の棒状部材を全体
としてクランク状に屈曲させて形成した棒状端子13が
備えられ、その棒状端子13の先端部が、上記した雌ハ
ウジング11の連通孔34に向けて突出している。ま
た、棒状端子13の後端部は、フード部35の奥壁35
Aを介して雄ハウジング12の後部に露出され、例え
ば、基板Kに備えたプリント配線部に半田付けされる。
【0015】次に、上記構成からなる第1実施形態の端
子金具10の作用について説明する。端子金具10を雌
ハウジング11に組み付ける手順は以下のようである。
端子金具10の接続部21を雌ハウジング11のキャビ
ティ30の上面開放部に向け、圧接刃23の縁部と支持
溝31とを対応させて端子金具10をキャビティ30内
へと押し込む。すると、圧接刃23の引っかけ突部25
が、支持溝31内に引っかかって抜け止めされ、圧接溝
24がキャビティ30の上方開放部から上方へと臨んだ
状態で端子金具10が収容される。この圧接溝24に、
電線をその軸方向と直交する方向に押し込むと、電線被
覆が破られて芯線が圧接刃23と接触し、電線と端子金
具10とが接続状態となる。
【0016】端子金具10と棒状端子13との接続は、
以下によう行われる。雄ハウジング12のフード部35
の内に雌ハウジング11を押し込むと、雌ハウジング1
1の連通孔34を介して棒状端子13がキャビティ30
内へと進入し、弾性片27,27の間に入り込む。する
と、弾性片27,27の先端側の屈曲部28,28同士
の間が、棒状端子13によって左右均等に押し広げら
れ、その弾性反力によって屈曲部28,28が棒状端子
13に押しつけられ、端子金具10と棒状端子13とが
接触状態となる。この差し込み操作の際、棒状端子13
と規制部29,29との間では、規制部29,29同士
の間隔が棒状端子13の幅寸法より広いので、抵抗なく
差し込まれる。
【0017】さて、このコネクタが振動等を受けると雄
ハウジング12のフード部35内で雌ハウジング11が
動こうとし、それに伴い端子金具10内で棒状端子13
が傾こうとする。すると、棒状端子13が弾性片27の
基端側で張り出す規制部29に押しつけられ、上記した
屈曲部28の押しつけと相俟って2箇所で支持されて傾
かないように規制される。かくして、棒状端子13が端
子金具10に真っ直ぐ差し込まれた状態が保たれ、安定
した接続状態が維持される。
【0018】<第2実施形態>この第2実施形態は、図
5に示すように、端子金具10の脚片26,26には、
前方と後方とで対称となるように2組の弾性片27,2
7を備え、この2組の弾性片27,27によって棒状端
子13の傾きを規制できる構成となっている。また、脚
片26には、第1実施形態における規制部29は設けら
れていない。その他の構成については上記第1実施形態
と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付
し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
【0019】この実施形態では、棒状端子13が端子金
具10に挿入されると、2組の弾性片27,27の屈曲
部28,28同士の間が、棒状端子13によって押し広
げられ、その弾性反力によって屈曲部28,28が棒状
端子13を挟み着け、接続状態となる。そして、棒状端
子13が傾きそうになると、この2箇所の屈曲部28に
よってその傾きが規制される。このように本実施形態で
は、第1実施形態の効果に加え、棒状端子13と端子金
具10との接触部分を2箇所とすることで接触面積を広
くできる。
【0020】<他の実施形態>本発明は、前記実施形態
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。
【0021】(1)上記した実施形態において棒状端子
13は断面矩形となっているが、断面丸形のものであっ
てもよい。この場合、本発明の請求項に規制された「棒
状端子の幅寸法」とは棒状端子の外径を意味し、この棒
状端子の外径寸法よりも規制部29,29同士の間隔を
広くすれば、第1実施形態と同様に規制部29,29間
に棒状端子を抵抗なく差し込むことができる。
【0022】(2)上記した実施形態では、端子金具1
0は圧接により電線と接続されているが、例えば、端子
金具10にバレル部を設けて電線の芯線をそのバレルで
圧着する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態にかかる端子金具を収容したコネ
クタの側断面図
【図2】その平断面図
【図3】端子金具の斜視図
【図4】端子金具に棒状端子が差し込まれた状態の平断
面図
【図5】第2実施形態にかかる端子金具の斜視図
【図6】従来の端子金具の斜視図
【図7】その端子金具に棒状端子が差し込まれた状態の
平断面図
【符号の説明】
10…端子金具 13…棒状端子 20…圧接部 21…接続部 22…基部 27…弾性片 28…屈曲部(接触部) 29…規制部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性の金属板を折り曲げて形成され、
    電線を圧接するための圧接部と棒状端子を差し込み可能
    な接続部とからなる端子金具であって、 前記圧接部は平板状の基部における一組の対向縁に折り
    曲げ形成される一方、前記基部における他の組の対向縁
    には前記圧接部とは反対側への折り曲げによって一対の
    脚片が相互に対向して設けられるとともに、この両脚片
    における折り曲げ縁とはほぼ直交する位置にある縁部か
    らは、前記接続部が前記棒状端子の長手方向に沿って延
    設され、かつこの接続部はそれぞれ先端側を自由端とし
    た片持ち梁状をなす一対の弾性片によって構成され、か
    この弾性片の先端寄りには互いに接近する方向に張り
    出して前記棒状端子を挟みつける接触部が形成され、
    らに前記弾性片と前記脚片との境界部に対し前記棒状端
    子の進入方向奥側には、互いに接近する方向に張り出し
    て前記棒状端子の傾きを規制するための規制部が形成さ
    れていることを特徴とする端子金具。
  2. 【請求項2】 前記規制部同士の間隔が、前記棒状端子
    の幅寸法よりも広く設定されていることを特徴とする請
    求項1記載の端子金具。
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