JPH0376531A - コーティング剥皮果実食品及びその製造方法 - Google Patents

コーティング剥皮果実食品及びその製造方法

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JPH0376531A
JPH0376531A JP1210704A JP21070489A JPH0376531A JP H0376531 A JPH0376531 A JP H0376531A JP 1210704 A JP1210704 A JP 1210704A JP 21070489 A JP21070489 A JP 21070489A JP H0376531 A JPH0376531 A JP H0376531A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peeled
fruits
fruit
gelatin
sodium alginate
Prior art date
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Pending
Application number
JP1210704A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Irie
入江 慎二
Katsumi Murata
村田 克巳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kibun KK
Kikkoman Soyfoods Co
Original Assignee
Kibun Food Chemifa KK
Kibun KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Kibun Food Chemifa KK, Kibun KK filed Critical Kibun Food Chemifa KK
Priority to JP1210704A priority Critical patent/JPH0376531A/ja
Publication of JPH0376531A publication Critical patent/JPH0376531A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はグレープフルーツやオレンジ等のように食べづ
らいと思われがちな果実類の外皮を剥離して食べやすく
したものであって、しかも通常の流通期間中の果汁の漏
出が防止されたコーティング剥皮果実食品及びその製造
方法に関する。
〔従来の技術) グレープフルーツは半割りにしてナイフεスプーンで食
べるのが一般であるが、最近の簡便志向に膿れた人々の
中には、そういう食べ方が食べづらい、わずられしい食
べ方だと思う人がいる。そしてこのような感じはグレー
プフルーツと同じ様に皮が剥きにくく、食べ方にやや工
夫を要する他の果実類に於ても同様にあり、為にこれら
果物の生食消費が減り気味だεいわれている。
近年、そのような人々の嗜好にこたえて、グレープフル
ーツ等の外皮を剥く機械が開発され、これを用いた剥皮
果物が販売されている。
しかし、これらの剥皮果物は剥皮した日か又は遅くLも
翌日くらい食べてしまわないと果肉からの果汁漏出がお
こり、果肉表面が乾燥したような外観を呈するtともに
、みずみずしさが失われ新鮮な果実感が著しく損なわれ
るεいう問題点を抱えている。
そのため、販売地域や流通に制約が生じ、広く一般化し
にくいという問題点があった。
〔発明が解決しようとり゛る課題〕
本発明はグレープフルーツ等の果実類を食やすくすると
いうニーズに応えるとともに、従来問題であった果汁漏
出を防止し、通常の流通期間は充分臼持ちする剥皮果実
食品を提供することを課題とするものである。
(課題を解決するための手段) そこで本発明名らは果実の漏出防止に重点をおいて検討
を重ねた結果、特定の可食性の天然由来の高分子化合物
により剥皮果実類をコートすることによって、上記課題
を一挙に解決できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は剥皮された果実類の表面にアルギン
酸ナトリウム、ペクチン、及びぜラチンから選ばれた1
種又は2種以上からなるゲル化剤がコーティングされて
いることを特徴とするコーティング剥皮果実食品及び果
実類を機械的手段により剥皮した後、アルギン酸すl・
リウム、ペクチン、及びゼラチンから選ばれた1種又は
2種以上からなるゲル化剤中に浸漬し、次いで必要によ
り凝固液に浸漬した後、包装することを特徴とする二」
−ティング剥皮果実類の製造方法を提供するものである
本発明が対象とする果実類は外皮を剥(ここにより商品
価値の出る果実類であるが、なかでも外皮を剥ぐのに手
間がかかり、比較鉤素べづらい、例えばグレープフルー
ツのように半割りにしてスプーンを用いるといった食べ
方をしていた果実類に対し特に有効である。
本発明が対象とする果実類の具体的例を挙げると、先に
あげたグレープフルーツのようなカンキツ類、例えばラ
ンシュウミカン、レモン、グレープフルーツ、ワシン1
−ンネーブル、ナラダイダイ、ブンタン、ヒューウガナ
ツミカン、イヨカン、ナル1へミカン、サンボウカン、
ハラ9り、ダイダイ、ポンカン、キシュウミカン、]ベ
ニミカン、ユズ、タヂバナ、ブツシュカン、ナガミキン
カン、マメキンカン、カラタチ等であり、又その他の果
実こしてカキ(カキ科)、モモ、二ホンナシ、セイヨウ
ナシ、チュウゴクナシ、ビワ、スモモ、リンゴ(バラ科
)、イチジク(ウリ科)、ブドウ(ブドウ科)、トリア
ン(キワタ科〉、マンゴ−(ウルシ科)、パパイア(バ
バイア科)、スイカ、メロン(ウリ科)、パインアップ
ル(アナナス科)、キウィフルーツ(リルナシ科)等が
あげられる。
これらの果実類の外皮を剥くには、公知の果菜の皮剥き
機、例えば米国特許第3.001.562@明細国、米
国特許第4.503.761号明細出または特公昭63
−65306号公報等に記載された皮剥き機を用いて行
なうことができる。
それらの皮剥き機で外皮を剥かれた果実類はゲル化剤の
中に浸漬される。
ここで用いるゲル化剤は果汁の漏出、離水に対し効果が
なければならないが、同時に対象が食品であるから、人
体に対する安全性が確認されている可食性のものでなけ
ればならない。この様な条件に適合するものとしては天
然物由来の高分子化合物がよく、特にアルギン酸ナトリ
ウム、LMペクヂン、及びゼラチンから選ばれた1種又
は2種以」二からなるゲル化剤が好ましく、なかでもピ
ラチンが最も好ましい。具体的にはアルギン酸す1〜リ
ウムローテイングの場合には、アルイン酸ナトリウム濃
度は3〜7%、好ましくは3.5〜6%であり、これ以
上の濃度になると粘度が高くなり過ぎコーティング作業
が困難さなる。又、アルギン酸ナトリウムのゲル化には
カルシウム塩等の凝固剤が必要である。この場合、ゲル
化に用いるカルシウム塩は水溶性のものであればよく、
例えば塩化カルシウム、乳酸カルシウム、硝酸カルシウ
ム等であり、特に塩化カルシウム、乳酸カルシウム等が
好ましい。なお、これらの凝固剤の入った凝固液への浸
漬はゲル化剤浸漬後に行なうのが好ましい。
ゲル化の濃度は0.05〜10%、好ましくは0.5〜
1%であり、ゲル化浴中の浸漬時間は1秒〜30分、好
ましくは5〜30秒である。又液ぎり時間を調節するこ
εにより、コートの厚さを調節することができる。時間
が短すぎると1−ト厚が必要以上に厚くなり外観上好ま
しくない。30秒以上、好ましくは1分以上の液ぎりが
必要である。な8LMペクヂンの場合はアルギン酸ノ1
〜リウムに準じて行なうことができる。
次に、ゼラチンフーティングの場合には、ピラチン濃度
は10〜30%、好ましくは15〜20である。
この濃度以上ではコーティング作業可能な溶液粘度にす
る為の温度が高くなり過ぎ、ゼラチンの劣化及び果実の
新鮮味が失われる。コーティング温度は、上述の如(ば
ラチン濃度により決定され30〜80℃、好ましくは3
5〜65℃である。
さらにアルギン酸す1−リウム+ピラチン配合ゲル化剤
]−ティングの場合にはゲル化濃度は1へ・20%、好
ましくは2〜10%である。この濃度以上ではコーティ
ング作業が可能な溶液粘度にするための温度が高(なり
過ぎ、ゼラチンの劣化及び果実の新鮮味が失われる。コ
ーティング温度は、上述の如くピラチン濃度により決定
され30〜80℃、好ましくは35〜65℃である。
なお上記各浸漬工程の後にはそれぞれ液切りの工程を入
れるこεが好ましい。
以上によってゲル化剤をコーティングした剥皮果実類は
トレー等の容器に入れた後、包装し、ダンボール等に収
納して出荷される。途中の輸送は低温で行なうことが好
ましい。
〔実施例〕
以下実施例で本発明を説明する。
実施例1 剥皮機械を用いてグレープフルーツの皮を剥き、きらに
l:q筒状の刃によりグレープフルーツの中央部に対し
て垂直に芯を抜取ったもの(Jス下PGFε記す)を4
%アルギン酸ナトリウム水溶液に浸漬きせ、その後粗い
網状の板の上に約1分間放置し、液ぎりを行なう。
次に、そのPGFを1%塩化カルシウム水溶液中に1分
間浸漬させ、PGFの表面にアルギン酸カルシウムをゲ
ル化し、コートする。このようにして]−トきれたPG
Fを適当な容器に入れる。
このものをio’eで7日間保存し、該PGFからの果
汁の漏出@を測定したεころ、商品として問題にならな
い(らい微m(ロントロールの約1幻1)であり、月つ
食感も損なわれず、保存性も向上していた。
実施例2 PGFを60″Cに加温溶解した15%じラチン水溶液
中に10秒間浸漬させる。その後、粗い網状の板の上に
約1分間放置し、液ぎりを行なう。次にこれを冷却して
ゼラチンをゲル化せしめPGFの表面にゼラチンゲルを
コートする。このようにして]−トされたPGFを適当
な容器に入れる。該PGFの10℃、7日間の果汁漏出
は実質的に無く、食感、保存性とも良好であった。
実施例3 PGFを35℃に加温溶解した4%アルギン酸ノトリウ
ム及びゼラチン混合水溶液(成分は下記の表−1に示す
〉中に10秒間浸漬させ、その後、粗い網状の板の上に
約1分間放置し液ぎり及び冷却を行なった。冷却によっ
てゲル化がおこりPGFの表面に上記のゼラチン混合物
がゲルが]−トされる。このロートはアルギン酸ナトリ
ウムを含有するため、PGF果汁の低p1−1下(0口
3.5〉の雰囲気においてプラスに帯電したゼラチンε
アルギン酸ナトリウムが高分子複合体を形成するこεに
よって行われたものである。このようにしてコートした
PGFを適当な容器に入れる。
該容器に入れられたPGFは被膜にやや白濁がみられた
が上記のように果汁の漏出は実質的に無く、食感も損な
われていなかった。
〔発明の効果〕
本発明の]−ティング剥皮果実食品はホテルやレストラ
ン等での手作業を合理化できるとともに、最近の簡便化
を好む消費者のニーズにもこたえた、そのまま直ぐに食
べられる食品であり、極めて食べやすいという効果を有
するεともに、皮の廃棄、利用問題にも有効であり、且
つ従来問題だった流通等の期間の果汁の漏出が防止され
、商品性が高まったという効果を有する。しかも本@発
明のコーティング剥皮果実食品はグレープフルーツ等の
果実が持つ食感も損なわれないという効果を有している

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、剥皮された果実類の表面にアルギン酸ナトリウム、
    ペクチン、及びゼラチンから選ばれた1種又は2種以上
    からなるゲル化剤がコーティングされていることを特徴
    とするコーティング剥皮果実食品。 2、果実類を機械的手段により剥皮した後、アルギン酸
    ナトリウム、ペクチン、及びゼラチンから選ばれた1種
    又は2種以上からなるゲル化剤中に浸漬し、次いで必要
    により凝固液に浸漬した後、包装することを特徴とする
    コーティング剥皮果実類の製造方法。
JP1210704A 1989-08-17 1989-08-17 コーティング剥皮果実食品及びその製造方法 Pending JPH0376531A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2036425A1 (es) * 1990-11-26 1993-05-16 Ser Gonzalez Clemente Del Procedimiento de manufacturacion de fruta para su consumo directo y fruta asi elaborada.

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