JPH0374297A

JPH0374297A - 船外機

Info

Publication number: JPH0374297A
Application number: JP2103869A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Hirasawa; 平澤　武; Norikimi Mizusawa; 水澤　紀仁
Original assignee: Yamaha Motor Co Ltd; Sanshin Kogyo KK
Current assignee: Yamaha Marine Co Ltd; Yamaha Motor Co Ltd
Priority date: 1990-04-19
Filing date: 1990-04-19
Publication date: 1991-03-28
Also published as: JPH042478B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、前後方向に延びるエンジンと、このエンジン
の上下方向に延びるクランクシャフトの上部に連結され
て前記エンジンの上部に配設されるフライホィールマグ
ネトウ等を主要構成部材とするエンジンユニットをカウ
リング内に収容して、前記エンジンの後部を前記フライ
ホィールマグネトウより後方へ突出させてなる船外機に
関する。

（従来の技術）この種の船外機において、エンジンの上方に燃料タンク
を設ける場合には、通常は燃料タンクをカウリングと一
体的に形成している。

（発明が解決しようとする課題）これに対し、カウリング内に別体の燃料タンクを収容す
る場合には、如何に大容量の燃料タンクをカウリング内
の限られた空間部に配置するか、またこの燃料タンクを
如何に確実に弾性的に支持するかが大きな問題となる。

本発明は、このような問題に対処すべくなされたもので
、その主たる目的は、船外機のカウリング内の限られた
空間部を有効に利用して別体で大容量の燃料タンクをカ
ウリング内に収容してこれを確実に弾性支持することに
ある。

（課題を解決するための手段）このために本発明による船外機は、添付図面に例示する
ように、前後方向に延びるエンジンと、このエンジンの
上下方向に延びるクランクシャフトの上部に連結されて
前記エンジンの上部に配設されるフライホィールマグネ
トウ等を主要構成部材とするエンジンユニットをカウリ
ング内に収容して、前記エンジンの後部を前記フライホ
ィールマグネトウより後方へ突出させてなる船外機にお
いて、前記カウリング内の前記エンジンユニット後方に
形成される空間部に前記エンジンの後方突出部の側方あ
るいは後方のうち少なくとも一方と前記後方突出部の上
方とを覆う別体の燃料タンクを配置し、この燃料タンク
の下部はゴム製のダンパ部材により前記エンジンユニッ
トに弾性支持し、その上面に設けた先端にキヤツプを配
置した給油口部を前記カウリングの天井板に設けた開口
を通して外部に突出させると共に前記開口周辺の前記天
井板の下面と前記燃料タンクの上面との間にンルラバー
を密着して介在させたことを特徴とするものである。

（実施例）以下、本発明を図面に基づいて説明するに、第１図には
本発明に係る船外機の一例が示されている。この船外機
は、カウリング１０ａ内にエンジン２０ａと、手動スタ
ータ２０ｃと一体のフライホィールマグネトウ２０ｂを
主要構成部材とするエンジンユニット２０を収容してな
り、かつカウリング１０ａ内には別体の燃料タンク３ｏ
が収容されている。

エンジン２０ａは、クランクシャフト縦置型であり、カ
ウリング１０ａ内にて前後方向に配置されていて、上下
方向に延びるクランクシャフト２１の上部に連結された
フライホィールマグネトウ２０ｂのベース２２が、シリ
ンダボデー２３およびクランクケース２４の上部（エン
ジン２０ａの上部略中央）に固定されている。また、ク
ランクシャフト２１の下部には、カウリング１０ａの底
部に取付けられたケーシング１０ｂ内を挿通するドライ
ブシャフト２４ａが連結されている。かかるエンジンユ
ニット２０においては、エンジン２０ａのシリンダ部が
後方へ突出している。カウリング１０ａ内のエンジンユ
ニシト２０後方に形成された空間部に別体の燃料タンク
３０が配置されている。

しかして、燃料タンク３０は第１図〜第５図に示スよう
に、エンジンユニット２０におけるフライホィールマグ
ネトウ２０ｂ１　スタータ２０ｃおよびエンジン２０ａ
のシリンダボデー２３の後方上部とカウリング１０ａと
が形成する空間部を略占有する主タンク部３０ａと、主
タンク部３０ａの後方底部に下方へ穿設されてシリンダ
へラドカバー２５の後側に臨む後方副タンク部３０ｂと
、主タンク部３０ａの右側底部に突設されてシリンダボ
デ−２３後部の右側に臨む側方副タンク部３０Ｃとによ
って構成されている。

主タンク部３０ａは、その上面にトップカウリング１１
の天井板に設けた開口１１ａを通って外部に突出する給
油口部３１を備えていて、その底部の左側部には第３図
および第４図に示すようにブラケット３２が下方へ突設
されている。また、側方副タンク部３０ｃの底部にも、
第４図に示すようにブラケット３２が下方へ突設されて
いる。

これらブラケット３２．３２は、互に内方へ延びる筒状
ブラケット部３２ａ、３２ａを備えていて、両筒状ブラ
ケノト部３２ａ、３２ａには前側下部にて軸方向に延び
る開口部３２ｂ、３２ｂが形成されている。また、これ
ら両筒状ブラケット部３２ａ　　３２ａには、ゴム製の
ダンパ部材３３が嵌着されている。タンパ部材３３は、
筒状ブラケット部３２ａに嵌合される円柱状部３３ａと
、円柱状部３３ａの一部外周に設けた円弧状係止部３３
ｂとからなるもので、その内側に中央部から筒状ブラケ
ット部３２ａの開口部３２ｂを通って外周に達する切欠
部３３ｃが形成されている。一方、後方副タンク部３０
ｂの底部には第１図および第５図に示すように、左右両
側にて下方へ突出する取付部３４ａ　　３４ａを有する
ブラケット３４が設けられている。

かかる燃料タンク３０は、カウリング１０ａのトップカ
ウリング１１を取外した状態でエンジンユニット２０と
ボトムカウリング１２に取付けられ、トップカウリング
１１にて覆蓋されてカウリング１０ａ内に収容される。

すなわち、燃料タンク３０をシリンダボデー２３の後部
上方とフライホィールマグネトウ２０ｂおよびスタータ
２０ｃの後方に形成された空間部に斜上方から挿入する
と、燃料タンク３０の両筒状ブラケット部３２　ａ。

３２ａがダンパ部材３３を介してシリンダボデ２３の後
部両側に突設した両突起２３ａ、２３ａ上に嵌着され、
かつ主タンク部３０８の前側下端部がフライホィールマ
グネトウ２０ｂのベース２２に設けたダンパ部材２２ａ
に当接する。また、燃料タンク３０のブラケット３４の
両取付部３４ａ、３４ａがボトムカウリング１２の後方
底部に設けた上方突出部１３上に載置される。この上方
突出部１３は、第１図および第５図に示すように下方へ
開口する突出凹所に形成されており、またその後側壁に
は空気導入口１３ａが形成されている。これにより、上
方突出部１３は燃料タンク３０の取付部として機能する
とともに、手掛部およびエンジンユニット２ｏ用空気導
入部として機能する。燃料タンク３ｏのブラヶソト３４
は、両取付部３４ａ、３４ａにてゴム性のダンパ部材１
３ｂを介して上方突出部１３に締着固定される。なお、
燃料タンク３０の給油口部３１を上方に突出させるため
に設けた開口１１ａ周辺のトップカウリング１１の天井
板下面と燃料タンク３ｏの上面との間にはシールラバー
３６を密着して介在させ、給油口部３１に嵌着されるキ
ャップ３５はこのシルラバー３６に当接する環状フラン
ジ部３５ａを備えていて、環状フランジ部３５ａの下面
とシールラバー３６の上面との当接により、シール性の
向上および安定が図られる。

このように構成した船外機においては、燃料タンク３０
の容量を後方副タンク部３０ｂおよび側方副タンク部３
０ｃの容量分増大させることができ、またかかる燃料タ
ンク３０をエンジン２０ａのシリンダボデー２３の後部
両側とボトムカウリング１２の後部に取付けているので
、エンジンユニット２０等の配置を何等損うことなくカ
ウリング１０８内に配置することができる。また、燃料
タンク３０の下部をシリンダボデー２３へ取付けるのに
、ゴム製のダンパ部材１３ｂ、３３を使用していると共
に、給油口部３１を通すための開口１１ａ周辺のカウリ
ング１０ａの天井板の下面と燃料タンク３０の上面との
間に密着して介在させたシールラバー３６により上部を
押圧しているのでエンジン２０ａの振動に起因する燃料
タンク３０の上部の踊りを規制して確実に弾性支持する
ことができ、また給油口部３１から漏れた燃料がカウリ
ング１０ａ内に入るのを確実にソールすることができる
。

なお、上記実施例においては、燃料タンク３０の後部取
付部として、手掛部および空気導入部として機能するボ
トムカウリング１２に設けた上方突出部１３を利用した
例について示したが、本発明においては、後方副タンク
部３０ｂをさらに下方へ突出させて大容量とし、ボトム
カウリング１２の底部に直接取付けるようにしてもよく
、また側方副タンク部３０ｃを左右両側に設けて大容量
にしてもよい。

（発明の効果）以上説明したように、本発明は、前後方向に延びるエン
ジンと、このエンジンの上下方向に延びるクランクシャ
フトの上部に連結されて前記エンジンの上部に配設され
るフライホィールマグネトウ等を主要構成部材とするエ
ンジンユニットをカウリング内に収容して、前記エンジ
ンの後部を前記フライホィールマグネトウより後方へ突
出させてなる船外機において、前記カウリング内の前記
エンジンユニット後方に形成される空間部に前記エンジ
ンの後方突出部の少なくとも上方および後方を覆う別体
の燃料タンクを配置し、この燃料タンクの下部はゴム製
のダンパ部材により前記エンジンユニ、トに弾性支持し
、その上面に設けた給油口部を前記カウリングの天井板
に設けた開口を通して外部に突出させると共に前記開口
周辺の前記天井板の下面と前記燃料タンクの上面との間
にシールラバーを密着して介在させたことにその構成上
の特徴があり、これにより、カウリング内の限られた空
間部を有効に利用して大容量の燃料タンクをカウリング
内に収容することができると共にエンジン振動による踊
りを規制して燃料タンクを確実に弾性支持することがで
き、またカウリング内への燃料の流入を確実に防ぐこと
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る船外機の要部を示す一部縦断側面
図、第２図は第１図におけるトップカウリングを取外し
た状態の要部平面図、第３図は第１図の矢印■部を示す
拡大部分縦断側面図、第４符　　号　　の　　説　　明１０ａ・・・カウリング、１０ｂ・・・ケーシング、　
１１・・・トップカウリング、　ｌｌａ　・・開口、１
２・・・ボトムカウリング、１３ｂ・・・ダンパ部材、
２０・・・エンジンユニット、２０ａ・・・エンジン、
２０ｂ・・・フライホイルマグネドウ、２０ｃ・・・ス
タータ、２１・・・クランクシャフト、３０・・・燃料
タンク、３０ａ・・・主タンク部、３０ｂ・・・後方副
タンク部、３０ｃ・・・側方副タンク部、３１・・・給
油口部、３３・・・ダンパ部材、３５・・・キャップ、
３５ａ・・・環状フランジ部、３６・・・シールラバー

Claims

【特許請求の範囲】

（１）前後方向に延びるエンジンと、このエンジンの上
下方向に延びるクランクシャフトの上部に連結されて前
記エンジンの上部に配設されるフライホィールマグネト
ウ等を主要構成部材とするエンジンユニットをカウリン
グ内に収容して、前記エンジンの後部を前記フライホィ
ールマグネトウより後方へ突出させてなる船外機におい
て、前記カウリング内の前記エンジンユニット後方に形
成される空間部に前記エンジンの後方突出部の側方ある
いは後方のうち少なくとも一方と前記後方突出部の上方
とを覆う別体の燃料タンクを配置し、この燃料タンクの
下部はゴム製のダンパ部材により前記エンジンユニット
に弾性支持し、その上面に設けた先端にキャップを配置
した給油口部を前記カウリングの天井板に設けた開口を
通して外部に突出させると共に前記開口周辺の前記天井
板の下面と前記燃料タンクの上面との間にシールラバー
を密着して介在させたことを特徴とする船外機。
（２）前記キャップに環状フランジ部を形成するととも
に、該環状フランジ部を前記シールラバーの上面に当接
可能としたことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記
載の船外機。