JPH0741659Y2 - パワーステアリング用オイルタンクの設置構造 - Google Patents

パワーステアリング用オイルタンクの設置構造

Info

Publication number
JPH0741659Y2
JPH0741659Y2 JP106189U JP106189U JPH0741659Y2 JP H0741659 Y2 JPH0741659 Y2 JP H0741659Y2 JP 106189 U JP106189 U JP 106189U JP 106189 U JP106189 U JP 106189U JP H0741659 Y2 JPH0741659 Y2 JP H0741659Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil tank
oil
engine room
power steering
odor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP106189U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0292382U (ja
Inventor
倫夫 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Machine Industry Co Ltd
Original Assignee
Aichi Machine Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Machine Industry Co Ltd filed Critical Aichi Machine Industry Co Ltd
Priority to JP106189U priority Critical patent/JPH0741659Y2/ja
Publication of JPH0292382U publication Critical patent/JPH0292382U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0741659Y2 publication Critical patent/JPH0741659Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、キャブオーバー車等におけるパワーステア
リング用オイルタンクの設置構造に関するものである。
(従来技術及びその課題) 従来、車室のフロアの底部にエンジンルームを備えたキ
ャブオーバー車において、エンジンルーム内にパワース
テアリング用のオイルタンクが設置されるものがある
が、このような形式の車両においては、エンジンルーム
の高さ方向の制約から、エンジンに取り付けられている
パワーステアリング用ポンプの上方高さを十分確保する
ことができず、エンジンルーム内にパワーステアリング
用のオイルタンクを取り付けることが困難な場合があ
る。かと言って、高さ空間を十分に確保できる車室内に
パワーステアリング用のオイルタンクを設置すると、車
室内が油の臭気で臭くなり不快感を生ずるという問題点
があった。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記従来の問題点に鑑み案出したものであっ
て、油の臭気を良好に排除した状態で設置することので
きるオイルタンクの設置構造を提供せんことを目的と
し、その要旨は、エンジンルーム内に配設されたオイル
ポンプと接続されるエンジンルームの外側の車室内に配
設されたパワーステアリング用のオイルタンクにおい
て、該オイルタンクの上部には覆蓋状にキャップ部材を
覆設するとともに、該キャップ部材の内部と前記エンジ
ンルーム内を臭気抜き通路を介し連通させたことであ
る。
(作用) パワーステアリング用のオイルタンクは十分に高さ寸法
を確保できる車室内に配設されており、又、オイルタン
クの上部より発生する油の臭気を遮蔽することのできる
キャップ部材が覆蓋状に設けられており、このキャップ
部材とエンジンルーム内とが臭気抜き通路を介し連通さ
れているため、オイルタンクの上部から発生した油の臭
気はキャップ部材を介し臭気抜き通路を通りエンジンル
ーム内に流出されるため、車室内に油の臭気が漂うこと
がなく、車室内を快適な状態で、かつ車室内に十分な空
間を確保して良好にオイルタンクが設置される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は第1実施例の概略構成図であり、図において、
キャブオーバー車の車室の底面を形成するフロントフロ
ア1の下部には、エンジンルームKが形成されており、
このエンジンルームKの上面側にはエンジンカバー2が
覆設されてエンジンルームKは隠蔽された状態となって
いる。このエンジンルームK内には、エンジンEとラジ
エータ14とクーリングファン15が配設されており、エン
ジンEにはオイルポンプ3が取り付けられ、このオイル
ポンプ3のプーリー3aはエンジンによりベルトを介し駆
動されるものとなっており、オイルポンプ3から排出さ
れる油圧がパワーステアリングを構成するパワーシリン
ダに送出されて、パワーシリンダ内の図示しないピスト
ンを押圧し得るように構成されている。
このオイルポンプ3にはサクションホース4が接続され
ており、サクションホース4の先端部は前記フロントフ
ロア1から車室内に突出されて車室内に配設されたオイ
ルタンク5の下部に接続されている。このオイルタンク
5内には油圧用のオイルを貯溜しておくことができ、オ
イルタンク5の上面側には注入蓋5aが着脱可能に取り付
けられており、この注入蓋5aを取り外してオイルタンク
5内に油圧のオイルを注入可能となっている。
又、本例においては、このオイルタンク5の上面側に、
ゴム等の素材により形成されたキャップ部材6が覆蓋状
に覆設されており、注入蓋5aから上方に立ち上がる油の
臭気を、このキャップ部材6により遮蔽している。又、
このキャップ部材6には一体状にホース部6aが形成され
ており、ホース部6aの先端は前記フロントフロア1に嵌
合接続され、ホース部6a内に形成されている臭気抜き通
路Rが前記エンジンルームKに開口されている。従っ
て、この臭気抜き通路Rを介し、キャップ部材6の内部
とエンジンルームKの内部が連通されたものとなってお
り、オイルタンク5の上方側より立ち上がる臭気が、こ
の空気抜き通路Rを通りエンジンルームK内に流出され
るように構成されている。
従って、オイルタンク5を車室内に配設しても油の臭気
は良好にエンジンルームK側に排出されるため、車室内
に油の臭気が漂うことがなく、車室内の快適さが保障さ
れる。
尚、オイルタンク5は図示しない別の固定部材を介しフ
ロントフロア1に固定することもでき、又、前記キャッ
プ部材6及びホース部6aを強度のある素材にて形成し、
このキャップ部材6とホース部6aにてオイルタンク5を
支持しても良い。
次に、第2図には第2実施例を示す。
即ち、第2図において、フロントフロア1の前面側にブ
ラケット11を介しネジ等により濾斗部10が突出状に固定
されており、この濾斗部10にオイルタンク5が取り付け
られたものとなっている。即ち、濾斗部10はオイルタン
ク5の上部部位を覆蓋し得る上面側が開口された濾斗状
に形成されており、その上部にはゴムキャップ12が着脱
可能に取り付けられ、このゴムキャップ12によりオイル
タンク5の上面側から臭気が車室内に流出しないように
構成されている。又、濾斗部10にはブリーザーホース13
が接続されており、このブリーザーホース13は前記エン
ジンルームK内に連通状となっている。従って、このブ
リーザーホース13により形成される臭気抜き通路Rを通
り濾斗部10内に溜った臭気が良好にエンジンルームK内
に流出される。
尚、本例において、濾斗部10とオイルタンク5の上面側
との油密性を良好なものとしておけば、注入蓋5aを取り
外してオイルタンク5内に注油する時に、濾斗部10によ
り車室内への油垂れが良好に防止されるものである。
(考案の効果) 本考案のパワーステアリング用オイルタンクの設置構造
は、エンジンルーム内に配設されたオイルポンプと接続
されるエンジンルームの外側の車室内に配設されたパワ
ーステアリング用のオイルタンクにおいて、該オイルタ
ンクの上部には覆蓋状にキャップ部材を覆設するととも
に、該キャップ部材の内部と前記エンジンルーム内を臭
気抜き通路を介し連通させたことにより、パワーステア
リング用のオイルタンクを高さ方向等の制約を受けるこ
となく良好に車室内に配置させることができ、しかも、
オイルタンクの上部から発生する油の臭気はキャップ部
材を介し回収され臭気抜き通路を通りエンジンルーム内
に排出されるため、車室内が油の臭気で臭くなることが
なく、良好に車室内の快適さが保障される効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は第1実施例のパワ
ーステアリング用オイルタンクの概略設置構造図、第2
図は第2実施例の第1図に対応させた概略設置構造図で
ある。 1……フロントフロア、3……オイルポンプ 4……サクションホース、5……オイルタンク 6……キャップ部材、6a……ホース部 10……濾斗部、11……ブラケット 12……ゴムキャップ 13……ブリーザーホース K……エンジンルーム、R……臭気抜き通路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンルーム内に配設されたオイルポン
    プと接続されるエンジンルームの外側の車室内に配設さ
    れたパワーステアリング用のオイルタンクにおいて、該
    オイルタンクの上部には覆蓋状にキャップ部材を覆設す
    るとともに、該キャップ部材の内部と前記エンジンルー
    ム内を臭気抜き通路を介し連通させたことを特徴とする
    パワーステアリング用オイルタンクの設置構造。
JP106189U 1989-01-09 1989-01-09 パワーステアリング用オイルタンクの設置構造 Expired - Lifetime JPH0741659Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP106189U JPH0741659Y2 (ja) 1989-01-09 1989-01-09 パワーステアリング用オイルタンクの設置構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP106189U JPH0741659Y2 (ja) 1989-01-09 1989-01-09 パワーステアリング用オイルタンクの設置構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0292382U JPH0292382U (ja) 1990-07-23
JPH0741659Y2 true JPH0741659Y2 (ja) 1995-09-27

Family

ID=31200618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP106189U Expired - Lifetime JPH0741659Y2 (ja) 1989-01-09 1989-01-09 パワーステアリング用オイルタンクの設置構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0741659Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0292382U (ja) 1990-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6881237B2 (en) Air filter for an internal combustion engine
JP2000505171A (ja) ファンシュラウド及び受け器組立体
US4653457A (en) Air cleaner with crankcase breather assembly
JPH0741659Y2 (ja) パワーステアリング用オイルタンクの設置構造
GB2110174A (en) Water-proof structure for air cleaner of automotive internal combustion engine
US4470341A (en) Air intake device for a compartment of automotive vehicle
US7140462B2 (en) Supplemental air cleaner for an all-terrain vehicle, and all-terrain vehicle incorporating same
JPH04330311A (ja) 潤滑オイルのための遅延部材
JP2000168374A (ja) エアーインテークダクト構造
JPS6048385B2 (ja) 自動車のカウルベンチレ−シヨン装置のバツフル構造
US4417552A (en) Sound-insulated internal-combustion engine
JPH0135040Y2 (ja)
US6488002B1 (en) Motor vehicle engine unit oil tank
JPH0714049Y2 (ja) 移動車輌における燃料給油装置
JP2560332Y2 (ja) 建設機械のエアコン用外気導入フィルタ取り付け構造
JPH0454009Y2 (ja)
JP2534113Y2 (ja) 吸気系部品の水抜穴構造
JPH0622094Y2 (ja) エンジンの潤滑装置
JPH045375Y2 (ja)
JPH0561410U (ja) エンジンのオイルパン構造
JPS6139677Y2 (ja)
JPS6240818Y2 (ja)
JPS609057Y2 (ja) 走行作業車の液体容器搭載支持装置
JPH01278891A (ja) 自動二輪車の吸気装置
JPH0623735Y2 (ja) 車両用チャコールキャニスターの構造