JPH0372130A - 建物の溝造用金物 - Google Patents

建物の溝造用金物

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JPH0372130A
JPH0372130A JP20788989A JP20788989A JPH0372130A JP H0372130 A JPH0372130 A JP H0372130A JP 20788989 A JP20788989 A JP 20788989A JP 20788989 A JP20788989 A JP 20788989A JP H0372130 A JPH0372130 A JP H0372130A
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JP20788989A
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Inventor
Yoshihiro Shiotani
嘉宏 塩谷
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Shokusan Jutaku Sogo Co Ltd
Original Assignee
Shokusan Jutaku Sogo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は建物の構造材を接合する金物に関し、木製の横
架材と柱材とに芯体を垂直方向に埋設配置し、これを止
め具で係止接合し、筋逓等の横揺れ防止材を配設すると
きは芯体の柱挿入部より横架材に沿って板状の取付体を
配設するか、芯体に分解可能に組立てるようにした構造
用金物に関するものである。
(従来技術) 木造建物の骨格材乃至構造材を接合して軸組みするため
の接合手段として近時各種の金物が提案されている。こ
れ等の金物は横架材や柱材をその外面から覆うような断
面コ字形状のものであって、第1の横架材より直角方向
の第2の横架材を接合する全く別個の複雑形状の金物を
付加しなければならず、また壁下地材や開口部を形成す
る部材を取付けるには支障があった。
更に近時は接合する両構造材の木口より切割溝を形成し
、この両切削溝に金属製板材を嵌入してこれにピンを挿
通することにより画材を係止する接合金物が提案されて
いる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記の如き両構造材の切割溝に金属板を
嵌入してビンで係止するのみの構成のものでは土台か胴
差梁材の継手金物としてのみ適用できる程度のものであ
って、胴差の継手部に柱材、梁材、筋逓として横揺れ防
止材とを同時に接合するような複雑な軸組をする金物の
構成ではない。
本発明は土台、胴差等の横架材と柱材とじ縦方向に細長
い芯体を埋込むように配設し、画材と芯体とを止め具で
挿通係止することにより画材と芯体との相互作用社より
強度のある接合をなし、これに筋逓や芯体を埋設した前
記第1の横架材に直角方向の第2の横架材を軸組みする
ときは芯体の柱部分に埋設挿入した部分から、軸組みさ
れる接合部分に対応した形状の板状取付体を固設するか
分解可能に組立て得るようなし、止め具か緊締具で係止
するようにして軸組接合することを目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明は軟鋼製の条体乃至筒
体等からなる芯体をプレス切断乃至鋳造成形する。一方
横架材は軸組接合する所定位置で上下方向に予めチェー
ンソーやカフノミ穿孔機で挿通孔を穿設し、柱材は木口
より挿通孔を設けておく、そして、両肘に装着した芯体
の柱材挿入部と横架材挿入部とには夫々整合するように
穿設した通孔を介して止め具を貫通係止して接合する。
更に、横揺れ防止材を配設する取付体は芯体の柱挿入部
に固設した板状の取付体を柱材の切割溝を介して横架材
の軸方向に伸長して起立する。この取付体に横揺れ防止
材の傾斜角度に対応して緊締具で締結するように複数の
通孔を設ける。そしてまた芯体を配設した横架材に直角
方向の第2の横架材を接合する場合は前記取付板を更に
上下方向に伸長し、この伸長部を第2の横架材の切削溝
に嵌入し、伸長部に設けた通孔に止め具を貫通して接合
する。取付体は芯体の一側方か芯体を中心にして両側方
に対称的にか、または平面が丁字形状に配設するので、
予め斯かる形状の取付体を形成する一方、芯体の柱挿入
部には断面丁字形状または十字形の縦割り係合溝を予め
形成しておき、各種軸組接合部に対応した取付体を選択
して芯体の係合溝に嵌入するように組立てる構成とする
(作 用) 上記の如く構成した本発明において、芯体は横架材の挿
通孔に挿入し、横架材と芯体との通孔を整合させ、これ
に棒状の止め具を貫通係止させた状態で所定の位置に配
設する。横架材が土台であるときは該土台を布基礎に配
設したのちハンマで芯体を軽く打込んで止め具を打込む
ようにして係止する。
横架材や柱材に穿設する挿通孔は芯体が肉厚の条体の場
合はチェーンソーを用い、角筒体の場合はカクノ亙穿孔
機を用い木材加工場の自動的に作動する機械で多量に生
産される。
横架材や柱材の挿通孔(挿入される芯体は細長い軟鋼材
や鋳造鉄製のものであるが木製の挿通孔に嵌入している
ために外力に対して強い接合力を保持する。
芯体に装着する板状の取付体は建物壁体に沿って3個ま
で配設することができる。3個の取付体は通常直角方向
の壁体に沿って配設されるが、壁体が柱材を中心として
例えば120°の角度をなして形成される場合は取付体
の基部の柱材より突出する位置より壁体を構成する横架
材の長手方向に沿って120°の角度に折曲する。芯体
に穿設した通孔方向に取付体を装着する場合は止め具を
貫挿するため取付体の基部に止め異形状の切欠を設けて
おく。芯体の側面の長手方向に取付体の基部内側縁を固
設するには溶着するか、芯体と取付体とを一体的に鋳造
成形してもよい。更に、芯体の柱挿入部には軸心を通過
する縦方向の係合溝を形成し、この係合溝に取付体を嵌
入係止する構成とすれば、形状の異なる多種類の取付体
を分解可能に組立てることができる。
取付体を芯体と共に柱材に嵌合配設するには柱材の木口
より柱材の側面と平行に丸鋸や帯鋸で切割溝を形成する
。切割溝は通常断面が十字形状に形成する。
(実施例) 実施例について図面を参照しながら説明する。
第1図に示す第1実施例の金物Aは横架材である土台1
上に柱2のみを起立させる芯体3とビン形状の4個の止
め具4からなるものである。芯体3は軟鋼板をプレス切
断するか鋳造して細長い条体にしたもので、肉厚は小形
チェーンソーで挿通孔5,6を穿設できる11〜13m
m、好ましくは121程度である0幅は28〜32mm
好ましくは3C)aa+程度まで小さくすることが可能
である。芯体3の土台挿入部7は第2図に示す如く土台
の中心部から垂直に貫通した挿通孔5の略下面開口まで
達する長さであり、その両側面は土台1の軸線に沿って
配設され、適宜間隔を隔てて止め具4を貫挿する2個の
通孔9が設けられる。そして、通孔9と整合する土台1
の位置には水平方向の通孔10が貫通穿設される。柱2
の挿通孔6に挿通される芯体の挿入部8は本実施例の場
合は挿入部7と略同−寸法の長さであり、2個の通孔9
とこれ整合する柱2の位置に水平な通孔10が貫通して
穿設される。
土台1に芯体3を挿入してゆくとき土台1の通孔10と
芯体3の通孔9とを整合させて、挿入部8の下端部に設
けた突起12が土台の挿通関口端縁に係合して挿入操作
が終了する。
第2図に示す如く、芯体の柱挿入部8には筋逓用の取付
体13が固設される。この取付体13は土台の長手方向
に沿って上方へ起立し、芯体より薄い金属板からなり、
基部14の内側端が固設される。基部14は社外側方に
導入され、それから上方に向って接続部15がL字形状
に設けられる。接続部15には筋逓16の一端部をボル
ト、座金、ナツトからなる緊結具17で締結するため、
前記通孔9と同径の通孔18が通常3個穿設される。こ
の通孔18は傾斜角度を異にして配設する筋逓に対して
選択的に用いる。柱2に取付体の基部14を嵌入するた
め、柱2の軸心線を通過して側面と平行な切割溝19を
木口より十字形状に形成する。その際、柱が管柱と異な
って建物外壁の隅角部に設ける通し柱の場合は外側の二
面より管柱の場合と等距離位置に挿通孔を穿設すると共
に、挿通孔の中心線より外側面と平行に切割溝19を形
成する。
第3図の第2の実施例は胴差20と下階側柱21と上階
側柱22を接合したのち、二個の筋逓を締結する金物A
1を代表的に示すものである。
横架材としての胴差20の挿通孔に貫挿する芯体3aの
挿入部7にはその上下方向に柱挿入部8.23を第1実
施例より僅かに短かく形成し、上端は側面山形状のカム
面24とし、柱挿通孔への嵌入操作を容易にする。そし
て夫々の挿入部に止め具4を各1個宛貫拝するようにし
た。前記上側の挿入部8の両側面には第2図に示す取付
体13を対称的に設けたものである。
第4図は横架材としての第1の土台1に対して第2の間
仕切土台25と柱21とを接合し、3個の筋逓16を三
方向に設ける金物A2を代表的に示すものである。
金物A2は土台挿入部7より柱挿入部を上方に伸長した
芯体3bを形成する。この芯体の柱挿入部8には一枚の
金属板で2個の筋逓16を締結する取付体13aを固設
する。そして、柱挿入部8と取付体13aの中心線上に
は該取付体13aの直角方向に全体が丁字形状の取付体
13bの基部内端縁が固設される。取付体13bの上側
に伸長した接続部15aは筋逓を締結するが、下側へ伸
長した接続部15bは間仕切土台25に設けた切割溝2
0aに嵌入配設する。そして、接続部15bに設けた二
個の通孔18と間仕切土台25の通孔とに止め具4を貫
挿して係止する。取付体13bの基部14には取付体1
3aの通孔9より柱21を係止する止め具を貫挿させる
ために長く延びた切欠27が形成されている。
第5図の第4の実施例は柱2上の桁29と大梁30とを
接合すると共に二個の筋逓を締結するようにした金物A
3を代表的に示すものである。
芯体3は桁29への挿入部7より柱2への挿入部23を
下方へ伸長し、この挿入部23より桁29下面に沿って
対称的に一対の取付体13を倒立して固設する。更に取
付体13とは直角方向に第4図に示す丁字形状取付体1
3bを固設し、取付体13bに下側接続部15bに下端
には板状の水平な支持体31の中央部を固設する。この
取付体13bは大梁30の切割溝32に上下接続部15
a、15bの全体を嵌入し、上側接続部15aの二個の
通孔18には止め具4により大梁30を係止すると共に
支持体31で大梁30の下面を支承する。更に基部14
には芯体に貫挿した止め具を配設する切欠27が設けら
れている。
前記大梁30の部分には通常筋逓を設けることはない、
これに反して小梁を設けたときは基部14上@縁より延
長した接続部に支持体31aを配設して該小梁を支承す
ると共に下側接続部15bに筋逓16を緊結具で締結す
ることが可能である。
尚、中桁に対して一対の小梁を十字形状に接合するとき
は一方の梁は下階側柱に設けた取付体13bの上側接続
部15aで接合し、他方の梁は上階側柱より突出させた
取付体13bの下側接続部15bで接合すればよい。
第6図の第5実施例は土台、胴差等の横架材34に起立
した柱2より鋼棒乃至長ボルト状の引張り筋J16aを
配設するための金物A4を代表的に示すものである。
この金物A4は芯体3の柱枠入部8より横架材34の上
面に沿って基部14aを伸長起立し、この基部14aの
上側に傾斜部35を折曲したのち筋逓16通孔18を設
けた垂直部36を折曲起立し、この垂直部35の上端縁
から横方向で横架材方向に傾斜角度を有した取着部37
を折曲し、この取着部37に通孔18を設けて接続部1
5cを形成する。この基部14aと接続部15cとから
なる取付体13cは垂直部35の通孔で木製筋逓16を
緊結することができ、取着部37で引張筋逓leaを緊
結することが可能である。従って建物の軸組構成の種類
によっては前述した取付体13a、 13bに代えて取
付体13cを用いてもよい。
第7図(a)と第7図(b)の第6の実施例は第1図乃
至第6図に示す芯体3及び3bの柱枠入部8.23に係
合溝38a、38bを穿設した芯体3Cからなる金物具
5であって、この芯体3Cに別体として形成した第8図
乃至第10図に示す各種形状の取付体を分解可能に組立
てるようにしたものである。
第7図(a)は−個の通孔9を有する横架材挿入部7に
2個の通孔を有する柱挿入部8aを延設し、この挿入部
8aの軸心線を通過する幅方向と厚さ方向との断面十字
形状の係合溝38a、38bが穿設される。そして係合
溝の間隙は取付体が摺動自在に嵌合する程度であり、先
端は横架材挿入部の端部から僅かに間隔を有している。
第7図(b)は横架材挿入部の下端側にも前記柱挿入部
8aを設けたもので、例えば胴差の下階側柱と上階側柱
とに押通するようにした芯体3dである。
第8図は前記第7図(a) (b)の芯体3C13dに
装着する取付体13dを示すものである。この取付体1
3dは第2図に示す取付体13とは基部の構成に差異が
あるのみである。即ち、芯体3c、3dの軸心線40整
合嵌入させる基部14bの部分には止め具の通孔18を
穿設し、更に軸心線40が通過する基部の下@縁には芯
体3Cの幅と同一幅で芯体に装着したとき基部14bの
下端縁が横架材の面に接触するように配置される係合切
欠41が形成されている点である。この作用について説
明すれば、横架材としての土台に芯体3Cを挿通し、止
め具で係止したのち、柱挿入部8aの係合溝38aに取
付体13aを嵌入すれば、係合溝38aの下端に係合切
欠41が整合係止して取付体13dが配置固定される。
このように固定された取付体13dは柱材の嵌合操作に
全く支障がなく、両道孔に止め具を貫挿すれば、建物の
外力による振動に対しても損傷し難い強度性を有する。
第9図に示す取付体13eは第8図に示す取付体13d
の二個を一枚の金属板で一体的に成形したものであって
、軸心線40の両側に対称的に形成されている。この取
付体13eは第3図に示すように芯体3aの両側面に取
付体13を固着したものに代えて、単に係合溝38aに
嵌合するだけで係止固定される。
第8図、第9図の取付体13d、13gを第7図(b)
の柱挿入部23aの係合溝38aに固定させるため、上
側の通孔9にメネジを刻設する一方、このメネジに螺合
するため芯体厚さと同寸法のオネジ軸を設け、係合溝2
3aに取付体13 d h)13 eを嵌合したのちオ
ネジ軸を螺合して固定する。これにより柱材に金物を嵌
入するとき取付体が不容易に脱落するようなことはない
第10図に示す第7の実施例の取付体13fは第8図の
取付体13dを軸心線40で切断した部分と第4図の取
付体13bの部分に係合切欠41を設たものとを一枚の
金属板を軸心線40の位置より直角に折曲して一体的に
成形したものであり、この取付体13fを第7図(a)
に示す芯体に装着して金物A6を構成する。この金物A
6は建物外壁を構成する妻側土台43と子側土台44と
を接続部15bで接合した隅角部に柱45を起立し、更
に二個の筋逓を緊結する接合部15aと 13dとを配
設したものである。
前記取付体13d、13eからなる 13fで理解され
るように芯体と取付体との両者の種類を構造材の各種接
合部位に対応して取捨選択しなか、ら適切に組立てて使
用することが可能である。
第11図に示す第8の実施例は角管乃至角筒形状の芯体
3eの柱挿入部8bの側面に第2図に示す取付体13を
固設した金物Bを示すものである。芯体3eは側面の幅
が第1図に1示す芯体3の幅と同一寸法からなる方形の
筒形状のものである。芯体の挿入部7a、8bを挿着す
る横架材46と柱材47の挿通孔は機械的に所定位置で
作動するカフノミ穿孔機を用いて穿設する。そして、筒
形状の芯体3eの相対向する両側壁の横架材挿入部7a
と柱材挿入部8bの部分には通孔9aが夫々穿設されて
いる。芯体3eは横架材挿入部の下方向にも柱材挿入部
を設けることができ、また取付体13は第2図乃至第6
図に示す実施例のように変形して成形したものを芯体に
装着し得ることは勿論である。
第12図(a) (b)に示す第9の実施例は第11図
に示す角筒形状芯体3eの柱挿入部に取付体を装着する
係合溝を形成した芯体3fからなる金物B1である。
角筒形状芯体3e8cの四個の側壁には夫々軸方向の係
合溝49a、49b、49c、49dを形威し、49a
、49cの側壁には止め具4を押通する通孔9を穿設す
る。
第12図(b)の芯体3gは第12図、(a)の芯体3
f下端より柱枠入部8cと同一形状物を下方に向って延
長した柱挿入部23bである。
上記柱挿入部8c、23bの係合溝49に嵌入して係止
固定する取付体13gを第13図に代表的に示すもので
ある。この取付体13gの基部14cは芯体の中心線4
0の位置に通孔18を設ける。そして一対の芯体の係合
溝49b、 49dの端部に係止させるため基部の下端
縁には一対の係合切欠50a、50bを形成している点
が第8図の取付体13dと異なるのみである。
芯体3f、3gに装着する取付体は第13図の取付体1
3gを代表的に示しているが、第8図乃至第10図の取
付体13d、 13e、 13fの係合切欠41に代え
て、係合切欠50a、50bを設ければ芯体3f、3g
に自在に使用し得る。また、第4図乃至第6図に示する
取付体の形状に別体として形成したのち、係合切欠50
aを設けることにより容易に芯体3f、3gに適用する
ことができる。
第12図(b)に示す柱挿入部23bの上側の一対の取
付体9にはメネジを刻設し、芯体の側壁の幅と同寸法の
オネジ軸を形成しておき、取付体13gを係合溝49b
、49dに嵌入係合したのちオネジ軸を螺合して取付体
13gを予め固定しておけば、横架材と一体的な金物を
下階側柱材に容易に嵌入することができる。
第14図に示す第10の実施例は円筒形状の芯体3hで
あって該芯体3hには第1図乃至第6図に示すような取
付体を固設する金物B2である。
この芯体3hを装着する横架材や柱材には円筒芯体と同
径の直径ドリルで挿取付体を穿設するが、−辺の幅か前
記直径と同寸法の断面方形の挿取付体をカフノミ穿孔機
で形成してもよい。更に止め具4を貫挿する通孔9bや
突起12は第11図に示する芯体Bと同一構成とする。
第15図に示す第11の実施例は取付体を固着する芯体
31からなる金物B3である。この芯体31はH型鋼材
を切断して成形され、ウェブ51の横架材挿入部と柱材
挿入部とには夫々止め具用の通孔9を設け、両フランジ
52には横架材の挿通孔の開口に係止する突起12aを
切り起して形成する。この芯体31を挿入する横架材と
柱材に設ける挿通孔は一辺がフランジの幅と同寸法の断
面方形のものであって、カフノミ穿孔機で形成すること
が好ましい。
第16図(a)は土台等の横架材上に柱材を起立する場
合に用いる芯体3jからなる金物B4である。第16図
(b)は胴差等の横架材の上階と下階側の柱材を接合す
るに際して前記一対芯体3jを上下方向に接続して第1
2図(b)と同一作用を有する構成として使用する状態
を示すものである。
横架材挿入部7Cの止め具用通孔9両側の相対向する側
壁の中心線に沿って縦方向に切断した中央部端fi54
と該中央端縁54の上下端より同一傾斜角度で切断した
傾斜端縁55a、55bと通孔9を設けた相対向する壁
体を切断して形成した先端縁56と基端縁57とからな
る切口端縁が設けられている。そしてこの芯体3jを用
いて、横架材に上階側柱材と下階側柱材を接合するとき
は、横架材の挿通孔の上側開口と下側開口より一対の芯
体3jを挿入して第16図(b) に示すように切口端
縁を整合し、それから止め具4を貫挿すればよい。従っ
て、芯体3jの一種類の芯体を建物現場に持ち運んでお
けば構造材の接合の種類の如何に拘らず建物設計図を参
照しながら組立てて何れの部位にも使用することが極め
て容易である。尚、切口端縁の傾斜端縁55a、55b
は横架材挿入孔への挿通操作を容易にするためであり、
横方向に切断しても本発明の要旨を害するものではない
(効 果) 以上の如き構成と作用を有する本発明金物は横架材と柱
材とに埋込むように縦方向の細長い芯体を配設し、両肘
と芯体には通孔を介してピン形状の止め具を挿通して軸
組み接合するので、構造が極めて単純な形状からなり、
細長い形状であっても木材との相互作用で強度性に優れ
、また、非熟練作業員でも容易に軸組作業をなすことが
でき、横揺れ防止材を接合する取付体を極めて容易且つ
強固に固設または分解可能に組み立て得るものである。
更に芯材に設けた取付体を柱材から外方に突出させた接
続部は壁体の両下地材間の空間部分に配設されているの
で、壁体仕上げ材の配設に支障がないばかりか、壁体内
に設ける配電線その他の設備の取着作業を容易にし、横
揺れ防止材の締結操作が簡易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は土台に柱とを金属製条体からなる芯体と止め具
で接合した状態を示す斜視図、第2図は第1図の芯体に
筋道用取付体を固設した状態を示す正面図、第3図は胴
差に上下階側柱を接合する芯体を配設し、この芯体に二
個の取付体を設けた状態を示す斜視図、第4図は土台に
柱を接合した芯体に一対の取付体を固設し、該芯体には
間仕切土台接合用接続部と筋道用接続部とを有する取付
体を更に設けた状態を示す斜視図、第5図は柱上の桁を
接合する芯体に一対の取付体を設けると共に大梁を接合
する取付体を更じ設けた状態を示す斜視図、第6図は横
架材に柱を接合する芯体には引張筋通を締結する取付体
を設けた状態を示す斜視図、第7図(a)は第1図の条
体状の芯体に分解可能な取付体を組立る係合溝を設けた
状態を示す斜視図、第7図(b)は第7図(a)の芯体
の下方に伸びた柱枠入部にも係合溝を設けた状態を示す
斜視図、第8図は第7図(a)、第7図(b)に示す芯
体の係合溝に組立てる取付体の正面図、第9図は第7図
(a)、(b)の芯体に組立てる一対の接続部を有する
取付体の正面図、第10図は隅角部を形成する一対の土
台と柱を接合すると共に一対の筋逓を緊結するため芯体
に分解可能に組立てる取付体を示す斜視図、第11図は
横架材に柱を接合する角筒形状の芯体に取付体を設けた
状態を示す斜視図、第12図(a)は角筒形状の芯体に
取付体を組立てる係合溝を設けた状態を示す斜視図、第
12図(b)は角筒形状の芯体の横架材挿入部の上下方
向に柱材挿入部を設け、該両押入部に係合溝を設けた状
態を示す斜視図、第13図は第12図(a)。 (b)の芯体に分解可能に組立てる取付体の正面図、第
14図は円筒形状の芯体の斜視図、第15図は■型鋼材
からなる芯体の斜視図、第16図(a)は上側に柱枠入
部を有する横架材挿入部に下側柱挿入部を分解可能に組
立て得る切口端縁を形成した芯体の斜視図、第16図(
b)は第16図(a)に示す芯体と該芯体を倒立して縦
方向に組立連結した状態を示す斜視図である。 1.25.34.43.44.46・・・土台、2.2
1.22.45.47・・・柱、3.3a13b、3c
、3d、3e・・・芯体、4・・・ピン形状の止め具、
5.6・・・挿取付体、8.8a、8b18C123,
23a、  23b”−芯体の柱枠入部、13.13a
 、 13b 、 13c %13d 、 13e 、
 13f 、 13g・・・取付体、16.16a・・
・筋逓からなる横揺れ防止材、14・・・取付体の基部
、15.15a 、 15b・・・取付体の接続部、9
.18・・・取付体、27・・・切欠、31・・・支持

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、横架材と柱材とに設けた挿通孔を介して埋込むよう
    に縦方向に挿通する金属製芯体と、該芯体の横架材挿入
    部と柱材挿入部とに設け通孔と該通孔と整合する横架材
    と柱材の通孔を介して挿通係止する止め具とからなる建
    物の構造用金物。 2、前記芯体が条体である請求項1記載の建物の構造用
    金物。 3、前記芯体は角筒形状である請求項1記載の建物の構
    造用金物。 4、前記芯体の柱挿入部には横揺れ防止材と芯体を挿通
    した横架材に直角方向に接合する横架材とを締結接合す
    べく通孔を有する接続部と基部とからなる取付体を設け
    請求項1乃至3記載の建物の構造用金物。 5、前記芯体の柱挿入部には軸方向に係合溝を設ける一
    方、該係合溝には取付体の基部を分解可能に組立てるよ
    うにした請求項2乃至4記載の建物の構造用金物。 6、柱材と芯体で接合する横架材に直角方向の梁材等を
    接合には芯体の柱挿入部に装着した取付体の通孔と梁材
    とを止め具で係止すると共に取付体に設けた支持体で梁
    材の下面を支承する構成とした請求項4及び5記載の建
    物の構造用金物。 7、一端側に柱挿入部を有する横架材挿入部に切口端縁
    を設けた芯体を形成し、該一対の芯体の両切口端縁を整
    合して分解可能に一個の芯体として組立て得るようにし
    た請求項5記載の建物の構造用金物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008297849A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Daiwa House Ind Co Ltd 木造軸組構造における筋かい金物取付け構造

Citations (2)

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JPS6222561U (ja) * 1985-07-24 1987-02-10
JPS627504B2 (ja) * 1978-06-12 1987-02-17 Perkin Elmer Corp

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