JPH036861Y2 - - Google Patents

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JPH036861Y2
JPH036861Y2 JP1983035019U JP3501983U JPH036861Y2 JP H036861 Y2 JPH036861 Y2 JP H036861Y2 JP 1983035019 U JP1983035019 U JP 1983035019U JP 3501983 U JP3501983 U JP 3501983U JP H036861 Y2 JPH036861 Y2 JP H036861Y2
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JP
Japan
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crankshaft
starter
output shaft
gear
starter motor
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JP1983035019U
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English (en)
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JPS59141168U (ja
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  • Gear Transmission (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は背負式動力散布機等に適したリコイル
スタータとスタータモーターを択一的に取付可能
な始動装置付エンジンに関する。
一般に背負式動力散布機はフアンケースに沿つ
て背負枠が設けてあり、作業員に背負われた状態
ではフアンケースの後側にエンジン本体が位置す
るようになつている。ところが従来の動力散布機
では、エンジン本体のフアンケースと反対側の部
分にリコイルスタータが設けてあり、作業員が動
力散布機を背負つた状態では、エンジン本体の更
に後方にリコイルスタータが張り出すので、動力
散布機全体の重心は作業員から大きく後方へ離
れ、作業時の疲労が大きい。又従来の動力散布機
用等のエンジンでは、リコイルスタータに代えて
スタータモーターを使用する場合の互換性に乏し
く、リコイルスタータ仕様のエンジンをスタータ
モーター仕様に変える場合やその逆の場合に、大
幅な改造が要求される。なお先行技術の一例が実
開昭54−91504号に示されている。
本考案は上記問題を解決するために、スタータ
モーターの取付位置やクランク軸との連結構造に
改良を施すとともに、該モーター取付座等を使用
し、大幅な改造を行なうことなくスタータモータ
ーに代えてリコイルスタータも取付可能となる構
造を提供するもので、スタータモーター付の場合
について図面により説明すると次の通りである。
正面部分図である第1図において1はシリン
ダ、2はマフラー、3はフアンケース、O−Oは
クランク軸中心線である。第1図の−断面部
分図である第2図の如く、クランク軸5は水平に
延びており、軸受6やシール7を介してクランク
ケース8の筒状部9に支持されている。クランク
軸5は片持型で、一端にクランクアーム10を備
え、アーム10からクランクピン11が片持梁状
に突出している。クランク軸5の他端部はテーパ
ー状に成形されており、該テーパ部に送風フアン
12のボス13が図示されていないボルトとキー
により固定されている。15,16は背負枠と背
負帯で、背負枠15はフアンケース3(第1図)
又はクランクケース8等に取り付けられ、送風フ
アン12を挟んでエンジン本体(シリンダ1等)
と反対側に位置している。
クランクケース8はボス13の外周近傍にフラ
ンジ17を備え、フランジ17と一体のフアンケ
ース内の送風フアン12と反対側の面にスタータ
モーター20と一体的に設けられたブラケツト2
1がボルト22により固定されている。スタータ
モーター20は筒状部9の半径方向外方に位置
し、モーター20の出力軸23はスタータモータ
ー20本体からクランク軸5に向かつてクランク
軸中心線O−Oと直角かつ例えば水平に突出して
いる。25は出力軸23と同心のピン又は支軸
で、基端部が筒状部9の穴に嵌合固定されてお
り、出力軸23には支軸25がブツシユを介して
嵌合する穴が設けてある。出力軸23の外周には
ギヤー26が嵌合するヘリカルスプラインが設け
てある。該ヘリカルスプラインは、出力軸23の
回転時にギヤー26が矢印Fの如く筒状部9側へ
前進するように構成されており、該前進時の噛合
位置においてギヤー26と噛み合うリングギヤー
27がボス13の端面外周部に設けてある。23
はギヤー26を後退させるためのばねで、一端が
ギヤー26の内周部に圧接し、他端が環状のばね
受29に圧接している。ばね受29は支軸255
に嵌合しており、出力軸23の先端と筒状部9の
間に設けてある。
作動を説明する。スタータモーター20により
出力軸23を回すと、ギヤー26が回転しながら
前進してギヤー27と噛み合い、クランク軸5が
回転してエンジンが始動する。始動時にスタータ
モーター20を停止させると、ギヤー26がばね
28により押し戻されて付示の位置で停止する。
以上説明したように本考案によると、スタータ
モーター20をその出力軸23がクランク軸5と
ほぼ直角になる姿勢でクランクケース8に取付座
(フランジ17の一部)を設けるとともに、上記
スタータモーター20をクランク軸5の半径方向
外側に配置し、出力軸23の回転時にクランク軸
5寄りの噛合位置へ移動するギヤ−26を出力軸
23に取り付け、噛合位置において上記ギヤー2
6と噛み合うリングギヤー27をクランク軸5と
一体的に、設けている。次にリコイルスタータを
取り付けた場合について図面により説明する。第
3図においてリコイルスタータ36は筒状部9の
半径方向外方に位置しリコイルスタータ36の出
力軸37はリコイルスタータ36本体からクラン
ク軸中心線O−Oと直角かつ例えば水平に突出し
筒状部9の穴に嵌合固定されるとともに、リコイ
ルスタータ36と一体的に設けたブラケツト36
Aがボルト22により固定されている。
前記リコイルスタータ36の操作時にクランク
軸寄りの噛合位置へ移動するギヤー39をリコイ
ルスタータ出力軸37上に取り付けスタータモー
ター用リングギヤー27へ噛み合うように設けて
いる。従つてこの構成によるとスタータモーター
20とリコイルスタータの互換性を高めることが
できる。すなわちスタータモーター付エンジンを
改造しリコイルスタータ付とする場合、出力軸2
3に相当する軸にリコイルスタータのプーリーを
設け、該プーリーをロープにより回すように構成
すればよく、しかもスタータモーターの出力軸先
端支軸25及びフランジ21とリコイルスタータ
の出力軸37先端形状及びフランジ36Aはいず
れもクランクケース8の筒状部9の穴及びクラン
クケースのフランジ17に組付可能な構造として
いるので、リコイルスタータ仕様の場合でも相手
側のリングギヤーは図示のギヤー27をそのまま
使用すればよく、又図示のフランジ17及び始動
装置をフランジ17に取り付けるボルト22をリ
コイルスタータの取付部材としてそのまま使用す
ることが可能である。このようにリコイルスター
タ仕様及びスタータモーター仕様のいずれの場合
でも、リングギヤー27等のエンジン本体側部品
を共用できるので、製造コストを低減でき、又仕
様変更時も交換部品数を少なくして改造コストを
低減できる。又、取付座(フランジ17の一部)
はクランクケース8の一部であるので、取付座の
ための専用部品が不揚であり、構造の簡素化を図
ることができる。
更に図示の構造によると、スタータモーター2
0が送風フアン12の近傍に位置しているので、
背負式動力散布機に図示の構造を採用した場合、
散布機全体の重心が作業者に近い位置にくる。従
つて作業者の疲労を軽減することができる。
以上の説明においては、リコイルスタータとス
タータモーターはそのいずれかを取り付けられる
としたが、クランク軸の半径方向外側の他の場所
を利用して、リコイルスタータ及びスタータモー
ターの両方を装着し、2種類の起動装置を持つた
構造にすることも可能である。第4図にその装着
例を示す。このようにリコイルスタータ36及び
スタータモーター20(第4図)の両方を装着す
ると、その一方が故障した場合でも他方によるエ
ンジンの起動操作が可能であり、又婦女子等、力
の弱い作業者が操作する場合において、その両方
を同時に作動させれば相乗作用により、大排気量
のエンジンでも容易に起動できる。又クランク軸
5に設けたリングギヤー27を共有するため、部
品コストが安くなり、組立てに要する時間も少な
くてすむ。
なお本考案をクランク軸の両端部がクランクケ
ースで支持された型式のエンジンに適用すること
もできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の正面部分図、第2図は
第1図の−断面部分図、第3図は別の実施例
の断面部分図、第4図は第3図の−矢視図で
ある。 5……クランク軸、20……スタータモータ
ー、23……出力軸、26……ギヤー、27……
リングギヤー、36……リコイルスタータ、37
……出力軸、38……ギヤー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 始動装置であるスタータモーター又はリコイル
    スタータをその出力軸がエンジンのクランク軸と
    ほぼ直角になる姿勢でクランク軸の半径方向外側
    に配置し該始動装置出力軸の回転時にクランク軸
    寄りの噛合位置へ移動するギヤーを出力軸に取り
    付けるとともに、クランク軸に固定されるボスに
    クランク軸と同心に延びる被駆動リングギヤーを
    設け出力軸ギヤーが上記被駆動リングギヤーと噛
    み合うようにした構造において、該始動装置を取
    り付けるための取付座をクランクケースに設けス
    タータモーター又はリコイルスタータのいずれで
    も択一的に取り付けられることを特徴とした始動
    装置付エンジン。
JP3501983U 1983-03-10 1983-03-10 始動装置付エンジン Granted JPS59141168U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3501983U JPS59141168U (ja) 1983-03-10 1983-03-10 始動装置付エンジン

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JP3501983U JPS59141168U (ja) 1983-03-10 1983-03-10 始動装置付エンジン

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Publication Number Publication Date
JPS59141168U JPS59141168U (ja) 1984-09-20
JPH036861Y2 true JPH036861Y2 (ja) 1991-02-20

Family

ID=30165733

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JP3501983U Granted JPS59141168U (ja) 1983-03-10 1983-03-10 始動装置付エンジン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0649904Y2 (ja) * 1987-06-29 1994-12-14 川崎重工業株式会社 汎用エンジン用スタ−タ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57120760U (ja) * 1981-01-20 1982-07-27

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